JP6728290B2 - 患者インタフェースおよび該患者インタフェースを形成する方法 - Google Patents
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Description
この出願は、2013年4月12日に出願された米国仮出願第61/811,385号、2013年4月30日に出願された米国仮出願第61/817,674号、2013年5月14日に出願された米国仮出願第61/823,192号、2013年10月8日に出願された米国仮出願第61/888,357号、2013年12月12日に出願された米国仮出願第61/915,320号、2013年4月12日に出願された欧州仮出願第13163546.8号、2013年1月18日に出願されたオーストラリア仮出願第2013900168号、2013年6月24日に出願されたオーストラリア仮出願第2013902305号、2013年8月6日に出願されたオーストラリア仮出願第2013902945号、および、2013年9月12日に出願されたオーストラリア仮出願第2013903509号の利益を主張する。先に参照された出願のそれぞれは、参照によりその全体が本願に組み入れられる。
3.1(1)技術の分野
本技術は、呼吸器疾患の、診断、処置、および、改善のうちの1つ以上に関するとともに、呼吸器疾患を防止するための手順に関する。特に、本技術は、呼吸器疾患を処置するとともに呼吸器疾患を防止するための医療機器および該医療機器の使用に関する。
身体の呼吸器系は、ガス交換を容易にする。鼻および口は、患者の気道への入口を形成する。
SDBを処置するために使用される1つの既知の製品は、レスメドリミテッドにより製造されるS9睡眠治療システムである。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)を処置するために鼻持続的気道陽圧(CPAP)治療が使用されてきた。前提は、持続的気道陽圧が、空気圧スプリントとして作用するとともに、軟口蓋および舌を後口腔咽頭壁から離れるように前方へ押し進めることによって上気道閉塞を防止し得ることである。
患者の気道の入口に対する所定供給量の陽圧空気の印加は、鼻マスク、フルフェースマスク、または、鼻枕などの患者インタフェースの使用によって容易にされる。フルフェースマスクは、少なくとも鼻孔および口を覆う1つのシール形成部または少なくとも鼻孔および口を個別に覆う複数のシール形成部を有するマスクを含む。一連の患者インタフェース装置が知られているが、それらの多くは、非常に目立ち、審美的に望ましくなく、取り付け具合いが悪く、使用するのが難しく、特に長期間にわたって着用されるときまたは患者がシステムに不慣れなときに不快である、といったことの1つ以上に見舞われる。飛行士のために、個人的保護器具の一部として、または、麻酔薬の投与のためにのみ設計されたマスクは、それらの当初の用途においては許容できる場合があるが、それにもかかわらず、長期間にわたって、例えば睡眠中に着用するには不快であり、望ましくない。
患者インタフェースは一般にシール形成構造体を含む。
陽圧空気治療のために使用される患者インタフェースのシール形成構造体は、シールに支障を来す空気圧の対応する力に晒される。したがって、シール形成構造体を位置決めしてそれを顔の適切な部分とのシール関係に維持するために様々な技術が使用されてきた。
患者インタフェースシステムの幾つかの形態は、吐き出された二酸化炭素の流出を可能にするための通気孔を含んでもよい。多くのそのような通気孔は雑音がある。他の通気孔は、使用時に塞がって不十分な流出をもたらす場合がある。一部の通気孔は、例えば雑音または集束気流によって、患者のベッドパートナーの睡眠を乱す場合がある。一部の通気孔は、適切に洗浄することができず、それらが塞がった後に廃棄しなければならない。一部の通気孔は、短い継続期間、すなわち、3か月未満の期間にわたって使用されるようになっており、したがって、洗浄または頻繁な洗浄を防止して通気孔のより頻繁な交換を促すべく脆弱な材料から製造される。
1つの形態の鼻枕がPuritan Bennettにより製造されるAdam Circuitにおいて見出される。他の鼻枕または鼻パフは、Puritan Bennettコーポレーションに譲渡された米国特許第4,782,832号(Trimbleおよびその他)の主題である。
陽圧空気は、一般に、モータ駆動ブロワなどのPAP装置によって患者の気道へ供給される。ブロワの出口は、可撓性の送出導管を介して、前述した患者インタフェースに接続される。
下顎再配置装置(MRD)は、睡眠時無呼吸のための処置オプションのうちの1つである。この装置は、睡眠中に下顎を前方位置に保持する歯科医から入手できる特注の調整可能な口腔器具である。この機械的な突出は、舌の背後の空間を広げて、張力を咽頭壁に作用させ、気道のつぶれを減少させるとともに、口蓋振動を減少させる。
本技術は、快適さ、コスト、有効性、容易な使用、および、製造可能性の向上のうちの1つ以上を有する、呼吸器疾患の診断、改善、処置、または予防において使用される医療装置を提供することを対象とする。
本技術は、以下の添付図面の図に一例として示されており、限定的に示されるものではない。図中、同様の参照数字は同様の要素を示す。
本技術を更に詳しく説明する前に、本技術が本明細書中に記載される変更可能な特定の実施例に限定されないことを理解するべきである。また、この開示の中で使用される用語は、本明細書中で論じられる特定の実施例を説明するという目的のためにすぎず、限定しようとするものでないことも理解されるべきである。
1つの形態において、本技術は、呼吸器疾患を処置するための機器を備える。機器は、図1aに示されるように、患者インタフェース3000に通じる空気回路4170を介して空気などの加圧呼吸ガスを患者1000へ供給するためのフロージェネレータまたはブロワを備えてもよい。
1つの形態において、本技術は、患者1000の気道の入口に陽圧を印加するためのステップを備える呼吸器疾患を処置する方法を備える。
1つの形態において、本技術は、鼻連続陽性気道圧を患者に印加することによって患者の閉塞性睡眠時無呼吸を処置する方法を備える。
図82を参照すると、本技術の1つの態様に係る非侵襲的な患者インタフェース3000は、以下の機能的態様、すなわち、フレームアセンブリ3001と、シール形成構造体3100(図73〜76、図80、図81参照)およびプレナムチャンバ3200を備えるクッションアセンブリ3002(図71参照)と、位置決め安定化構造体3300(図72参照)とを備える。幾つかの形態では、機能的態様が1つ以上の物理的構成要素によって与えられてもよい。幾つかの形態では、1つの物理的構成要素が1つ以上の機能的態様を与えてもよい。使用時、シール形成構造体3100は、陽圧の空気の気道への供給を容易にするために患者1000の気道への入口を取り囲むように配置される。シール形成構造体3100は一般にクッションと称されてもよい。
本技術の1つの形態において、シール形成構造体3100は、シール形成表面を与えるとともに、クッション機能を更に与えてもよい。
上シール部3102は、鼻の軟骨骨格の一部にシールを形成するように構成されて配置される。一例において、上シール部3102は、比較的薄い材料、例えば材料のフラップ、フランジ、または、膜、例えば熱可塑性エラストマーまたはシリコーンゴムから構成され、更には、非使用時に軽い指圧に応じて容易に屈曲するあるいは折れ曲がる材料から構成される。上シール部3102の相対的に狭い幅は、それが使用されている鼻の形状に応じて、シールを形成するべく鼻稜部と係合してもよい。上シール部3102の相対的に幅広い部分は、シールを形成するべく側鼻軟骨に隣接する皮膚と係合してもよい。
下シール部3104は、患者1000の上唇の一部でシールを形成するとともに、シール力の少なくとも一部を患者1000の上顎骨へ方向付けるように構成されて配置される。使用時、下シール部3104の一部は、鼻翼最下点および鼻翼頂点の近傍に位置付けられる。
図75は、本技術の他の例に係るクッションアセンブリ3002を示す。この例において、クッションアセンブリ3002は、上唇領域255に略「W」形状を有する、すなわち、上唇領域255内の膜260-2の外(下)縁260(o)に沿って略「W」形状を有する。
本技術の他の形態に係る図73を参照すると、シール形成構造体3100はシール領域251を備える。シール領域251は、患者1000と適合して患者の気道にシールを形成するようになっている。シール領域251は、鼻稜部領域252と、鼻側部領域253と、鼻角部領域254と、上唇領域255とを含んでもよい。シール領域251は、膜またはフラップ型のシール260を備えてもよい。一例において、膜260-1の内縁は、例えば引き裂けを防止するため、縁に沿うシール性を向上させるために、ビード260-1を含んでもよい。シール領域251は、シール領域251の外周の一部または全周にわたって延在するアンダークッション構造体またはバックアップバンド265を更に備えてもよい。本技術の更なる態様は、その上側範囲が鼻の頂部よりも概ね上側にある鼻の領域でシールするとともに患者の鼻の鼻翼またはフレア部を横切って延在するマスク3000のためのシール形成構造体3100である。
本技術の1つの態様は、鼻稜部領域252でのシール領域251のシールに関する。一例において、鼻稜部領域252内のシール領域251は、鼻尖と鼻根との間で患者の鼻稜部に沿って係合するとともに、鼻稜部の鼻軟骨領域に沿って鼻骨よりも下側または下方で係合するようになっている。すなわち、患者インタフェース3000は、患者の鼻の軟骨骨格の少なくとも一部上にあって鼻骨上にないシール形成構造体3100、つまり、鼻梁/鼻骨上の皮膚と接触することなく鼻稜部に沿ってシールするシール形成構造体3100を有するように構成される。
図74を参照すると、鼻稜部領域252は、患者1000の鼻稜部と係合するようになっていてもよい。一例において、鼻稜部領域252は、患者の鼻稜部を受け入れるように形成されあるいは予め成形されてもよく、鼻稜部領域252は、鼻側部領域253よりも下側にあってもよい(鼻側部領域253よりも取り付け領域158に近くてもよい)。鼻稜部領域252は、アンダークッションまたはバックアップバンドを伴わないシール用の膜260-1を備えてもよい。一例において、そのような構成は、敏感な鼻稜部領域252で過度の圧力を防止する。一例において、鼻稜部領域252の膜260-1は、シール領域251の他の領域内、例えば上唇領域255内の膜260-1よりも相対的に長くてもよい。鼻稜部領域252内の膜260-1は例えば長さが約2mm〜5mmであってもよい。一例では、鼻稜部領域252内の膜260-1の長さが約2mm〜4mmであってもよい。一例では、鼻稜部領域252内の膜260-1の長さが約3mmであってもよい。
図74を参照すると、鼻側部領域253は、患者の鼻の側部と係合するようになっていてもよい。一例において、鼻側部領域253は、患者の鼻の側部を受け入れるように、また、場合により患者の頬を受け入れるように予め成形されてもよい。鼻側部領域253は、鼻稜部領域252にあるシール形成構造体3100の頂点から鼻角部領域254へと延在する。鼻側部領域253は、鼻稜部領域252から鼻角部領域254へ向かって上方へ傾斜する。鼻側部領域253は、アンダークッションまたはバックアップバンドを伴わないシール用の膜260-1を備えてもよい。一例において、そのような構成は、患者やの鼻の側部または鼻の鼻翼あるいはフレア部で過度の圧力を防止する。これらの領域に作用する過度の圧力は、鼻の軟骨を鼻中隔へ向けて内側に潰し、それにより、患者の気道を塞ぐあるいは部分的に塞ぐ場合がある。
図74を参照すると、鼻角部領域254は、患者の鼻の角部と共にシールを形成するようになっていてもよい。鼻角部領域254は、シール領域251の最大高さである頂点または先端を有する。この高さは、鼻角部が顔面の骨領域であり、したがって、圧力にあまり敏感でないため、大部分の力が鼻角部領域254でシール領域251に加えられるようにするためである。また、患者の顔のこの領域はシールすることが特に難しい。これは、この領域における顔の幾何学的形態がかなり複雑であり、そのため、この領域でシールするために加えられる力が大きければ大きいほど、シールが生じる見込みが大きくなるからである。また、鼻稜部領域252および鼻側部領域253では(快適さのために、また、閉塞を回避するために)より低いシール力が求められるため、シール領域251は鼻角部領域254で固定されなければならない。鼻角部領域254は、膜または膜シール260と、アンダークッション構造体またはバックアップバンド265とを備えてもよい。膜260-1およびアンダークッション構造体265の両方の使用は、鼻角部領域254においてより高いシール力を確保することができる。一例において、膜260-1は、約0.1〜0.5mm、例えば約0.3mmの厚さを有してもよい。一例では、アンダークッション構造体265が約0.3mm〜2mmの厚さを有してもよい。
図74を参照すると、上唇領域255は、患者の上唇と鼻の付け根との間の表面と係合するようになっていてもよい。一例において、上唇領域255は、鼻稜部領域252よりも相対的に短い膜長さ、例えば約0.5mm〜2.5mm、例えば約1.5mm〜2.5mmの長さを有してもよい。一例では、より短いこの膜長さが有利である。これは、一部の患者が自分達の上唇と自分達の鼻の付け根との間に小さい空間しか有さないからである。上唇領域255は、膜シール260と、アンダークッション構造体またはバックアップバンド265とを有してもよい。膜260-1およびアンダークッション構造体265の両方の使用は、上唇領域255においてより高いシール力を確保することができる。一例において、膜260-1は、約0.1〜0.5mm、例えば約0.3mmの厚さを有してもよい。一例では、アンダークッション構造体265が約0.3mm〜2mm、例えば約1.5mmの厚さを有してもよい。一例では、アンダークッション構造体265の厚さが上唇領域255の長さに沿って変化してもよい。例えば、鼻角部領域254における約0.3mmから上唇領域255の中心における約1.2mmまで変化してもよい。
アンダークッション構造体265またはバックアップバンドの使用は、単一の支持されないフラップが使用されなかった場合よりも膜260-1または顔面フラップをかなり薄くすることができるようにする。これは、フラップが薄ければ薄いほど、可撓性が高く、より柔軟で快適に感じるとともに、顔の輪郭の凹凸に容易に適合するという点において非常に有益である。また、それにより、フラップは、それを患者の顔との緊密なシール係合状態へと付勢するべくプレナムチャンバ3200内でその下面に作用するシステム圧に対してより容易に応答することができる。
図73および図74に示される一例において、シール領域251の鼻側部領域253のそれぞれは、膜260-1の縁部からその内周に沿って突出する部分270、例えば翼またはシールフラップを含む。各シールフラップ270は、患者の鼻の大鼻翼軟骨と側鼻軟骨との間の接合部の近傍の領域(鼻翼皺とも称される)にシールを形成するようになっている。使用時における顔面上のシールフラップ270の正確な位置は、それが使用されている鼻のサイズおよび形状に応じて変化してもよい。
シール形成構造体3100の曲率は、例えば患者の顔の異なる領域でシールを容易にするために、シール形成構造体3100の異なる領域で膜260-1の患者接触面に沿って変化してもよい。
女性集団の約85%に適合するために単一のマスクが使用されるべき一例において、アンダークッション開口幅は(例えば、図76にuwで示される)、約36mm〜約42mm、または、約38mm〜約40mmである。男性集団の約85%に適合するために単一のマスクが使用されるべき一例において、アンダークッション開口幅は、約40mm〜約46mm、または、約42mm〜約44mmである。1つの形態では、様々な民族性の鼻幅変化を考慮して、平均的な母集団の最大で95%に適合するべく、アンダークッション開口幅が約50mm〜約56mm、または、約52mm〜約54mmである。
図71を参照すると、側壁領域457は、クッションアセンブリ3002のシール領域251と取り付け領域158との間で延在してもよい。側壁領域457は略円錐形である。すなわち、側壁領域は、取り付け領域158付近で第1の直径を有するとともに、シール領域251付近で第2の直径を有してもよく、この場合、第1の直径は第2の直径よりも小さい。側壁領域457は、約1.5〜5mm、例えば約1.5〜3mm、例えば約2mmの厚さを有してもよい。そのような厚さは、シール形成構造体3100が使用時にヘッドギア張力によって潰れないようにするべくシール領域251に対して何らかの支持を与えてもよい。
図71を参照すると、シール領域251と取り付け領域158との間の側壁領域457は、シール領域251の鼻稜部領域、鼻側部領域、および、鼻角部領域の近傍の対応する厚さよりも薄い厚さを含む部位をシール領域251の上唇領域255の近傍に含む。すなわち、この部位は、シール領域251の上唇領域255の近傍に薄肉壁状の断面を含む。薄肉断面のそのような部位は、上唇領域255のこの断面に沿ってシール領域251により与えられる力を軽減する。例えば、そのような部位は、患者の鼻のより敏感な領域である患者の鼻の鼻柱または鼻中隔で過度の圧力を回避するために、鼻角部領域254よりも低い圧力を上唇領域255に沿って与える(すなわち、鼻角部領域254に沿って上唇領域255よりも硬く、それにより、鼻角部領域254に沿って(鼻翼付近の唇の角部に沿って)相対的に大きい圧力を生じるあるいはもたらす)。
本技術の1つの形態の一態様に係るプレナムチャンバ3200は、患者の鼻孔間での空気の流れとPAP装置4000から短チューブ4180を介した空気の供給とを可能にするように機能する。このようにすると、プレナムチャンバ3200は、呼吸サイクルの吸気部分の最中には入口マニホールドとして、および/または、呼吸サイクルの呼気部分の最中には排気マニホールドとして、選択的に機能し得る。
フレーム3310は、Eastman Chemical Companyによって製造されるTritan(商標)、EMS-Chemie AGによって製造されるGrilamid(商標)、または、Arkema, Inc.によって製造されるRilsan(商標)G170を含む熱可塑性材料から形成されてもよい。好ましくは、フレーム3310に関しては、半透明材料または不透明材料ではなく、無色透明の熱可塑性物質が使用される。これは、患者1000の視野を妨げない目立たない透明な眼下フレーム3310を与えるとともに、患者インタフェース3000に安定性を与える。他の例において、フレーム3310は、一方側または両側が艶消しされてもよい。
図56〜図61を参照すると、上側アーム10320は、最初にトップフレーム接続ポイント10305から、接続ポート3600の曲率をほぼ辿って弓形に湾曲して下向きに延在する。フレーム3310から延在する細長い空隙10306が上側アーム10320を下側アーム10330から分離する。これは上側アーム10320を下側アーム10330から切り離し、したがって、フレーム3310の4本のアーム10320,10330のそれぞれは、他のアーム10320,10330に対して最小限にしか影響を及ぼさないはずである。一方、Y形状のあるいは枝分かれしたアーム部材は、一般に、上側ヘッドギアポイントと下側ヘッドギアポイントとの間で動きを容易に伝える。
上側アーム10320は、アーム10320および/またはフレーム3310に対する上側アーム10320に沿う特定の位置で特定の方向において、より大きな可撓性を有する。より大きな可撓性を有することにより、上側アーム10320は、特定の方向に移動されるときに、患者1000に対してより大きな快適さを与えるとともに、チューブトルクにより引き起こされるシール破壊の可能性を低くし、したがって、使用の頻度および治療持続時間に関して患者の治療遵守の向上をもたらす。一例では、上側アーム10320が下側アーム10330よりも可撓性がある。いずれのアーム10320,10330も、ヘッドギアストラップ10230,10220が締め付けられるときに伸長するようになっていない。
本技術の1つの形態において、プレナムチャンバ3200は、例えば洗浄を容易にするため、または、異なって寸法付けられたシール形成構造体3100の交換のために、フレーム3310に対して取り外し可能に取り付けることができる。これにより、プレナムチャンバ3200をフレーム3310および短チューブ4180よりも頻繁に洗って洗浄できるようにしてもよい。また、それにより、プレナムチャンバ3200をヘッドギアストラップ3301とは別個に洗って洗浄できるようにしてもよい。別の形態では、プレナムチャンバ3200をフレーム3310から容易に取り外すことができない。
プレナムチャンバ3200は、フレーム3310に対して取り付け固定されてもよいが、フレーム3310に対して取り外し可能に取り付けられてもよい。図90は、フレーム3310に対する接続位置にあるプレナムチャンバ3200の接続部3202を示す。プレナム接続領域3240は、この例では、接続領域3240に位置付けられる保持機能部3244のみを含む。図90は、鉤状部3246を貫通する断面を示し、一方、図92は、例えばチャネルまたは溝3211.1を形成する、鉤状部3246が存在しない他の断面を示す。弾性鉤状部3246は、(偶発的な外れを防止するための)高い保持力を与えるとともに比較的容易い意図的な取り外しも可能にするある種のスナップ式圧縮嵌合部材である。図92において、プレナム接続領域3240およびフレーム3310は、舌−溝状態様で互いに簡単に嵌合する。フレーム3310および保持構造体3242は、保持機能部3244,3245がフレーム3310と係合する前に舌部3211とチャネル部3211.1とが係合するように形成されてもよい。これは、接続のために保持機能部3244,3245を位置合わせするのに役立ち得る。
図93〜図97は、プレナムチャンバ3200の接続部3202およびフレーム3310のフレーム接続領域3312の一連の断面図を示す。これらの順次的な図は、フレーム3310に対するプレナムチャンバ3200の取り付けのプロセスを示す。これらの図は1つのフレーム接続領域3312に対する1つの保持機能部3244の取り付けのみを示すが、図53〜55、図69および図81において分かるようにおよび前述したように、複数の保持機能部3244および複数のフレーム接続領域3312が存在してもよいことが理解されるべきである。したがって、プレナムチャンバ3200およびフレーム3310の取り付けシーケンス中に、プレナムチャンバ3200とフレーム3310との完全な取り付けを達成するために、図示の取り付けシーケンスの複数の事例が行われてもよい。
プレナム接続領域3240およびフレーム3310は、図93〜図97に示されるように組み付けられて取り付けられてもよい。前述したように、プレナム接続領域3240および/または保持構造体3242は、半硬質材料、例えば高デュロメータシリコーン(プレナムチャンバ3200よりも高いデュロメータ)/TPE、プラスチック、ナイロン、ポリプロピレン、ポリアミド、および/または、ポリカーボネートから構成されてもよい。プレナム接続領域3240は、連続したリングまたは楕円形の2つのC形状クリップ、1つのC形状クリップ、または、単一の連続する断片の形態を成すがプレナムチャンバ3200の一部のみを取り囲んで構成され得る。クリップは、スプリングクリップとして機能してもよく、また、C断面または二重C断面の形態を成してもよい。スプリングクリップのバネ力は、プレナム接続領域3240がフレーム3310のフレーム接続領域3312,3313または干渉部3314に抗して伸長される弾力性によって与えられてもよい。他の例では、クリップ形態が必要でなくてもよく、保持機能部3244,3245のみが接続領域3312,3313と係合するためにプレナム接続領域3240および/または保持構造体3242を伴わずにプレナムチャンバ3200に取り外し不能に直接に接続される。また、本技術の1つの例がプレナム接続領域3240と同じまたは同様の半硬質材料から構成されるフレーム3310を含んでもよいことも想起される。フレーム3310およびプレナム接続領域3240を半硬質材料から製造することにより、「硬質−硬質間」接続インタフェースまたは結合インタフェース、例えば解放可能な硬質−硬質間接続が形成されてもよい。この「硬質−硬質間」接続は、プレナム接続領域3240およびフレーム接続領域3312の構造的特徴と併せて、患者インタフェース3000を組み付けるときにプレナムチャンバ3200とフレーム3310との間の接続の確信的感触を(例えば、聞き取れるスナップ嵌合または安心感を与えるクリック音をもたらすことによって)患者1000に与えることができる。プレナムチャンバ3200とフレーム3310との間の確実な嵌合は、患者1000が患者インタフェース3000を介して最適な治療を受けるようにするのに役立つため、容易な使用と確実な嵌合が達成されたという確信を患者1000に与える構造は有益である。本明細書中に記載される硬質−硬質間接続は、それがシール形成構造体3100により形成されるシールに対して安定性を加えることができるという点においても有益となり得る。これは、プレナムチャンバおよびフレームのいずれか一方または両方が軟質材料から形成され、それにより、特に暗い部屋でプレナムチャンバとフレームとを容易に適切に係合させることを関節炎の手にとって難しくする、硬質−軟質間接続または軟質−軟質間接続とは対照的である。また、「硬質−硬質間」接続は、フレーム3310に対するシール形成構造体3100の簡単な取り付けおよび再取り付けをもたらす。
プレナムチャンバ3200を製造する方法は、第1の金型内でプレナム接続領域3240を成形して、成形されたプレナム接続領域3240を第1の金型から除去するとともに、プレナム接続領域3240を第2の金型内へ挿入して、第2の金型内で接続部3202を備えるプレナムチャンバ3200の一部を成形するステップを備えてもよい。プレナム接続領域3240は、接続部3202に対して化学的に結合されおよび/または機械的に連結されてもよい。
本技術の1つの形態では、多くの構造的特徴が位置決め安定化構造体3300の一部、例えばヘッドギアアセンブリ(単にヘッドギアと称される場合がある)を形成することに留意されたい。本技術の別の形態では、これらの特徴のうちの1つ以上がフレーム3310に位置付けられる。
位置決め安定化構造体3300とフレーム3310との間の係合の1つの形態が磁気的係合によるものであってもよい。これは、患者1000がヘッドギアストラップ3301の長さを調整しなければならないとともに患者が患者インタフェース3000を着脱する度にフックアンドループタブ950を使用することを回避する「設定および忘れ」メモリとして磁気的係合が機能するため、患者1000に利便性を与える。また、磁気的係合は、使用の容易さを与えるとともに、関節炎の手を有する患者1000を微光状態において助ける。これは、磁気的吸引力が直観的にヘッドギアクリップ10210を下側アーム10330上の下側ヘッドギア接続ポイント10331の方へとそれらが互いに接近しているときに至らせるあるいは案内するからである。これは自動位置合わせをもたらし、また、良好な係合時の可聴クリックは、患者が治療をより迅速に開始または再開できるようにする素早い嵌め付けを患者1000にとって可能にする。
1つの形態において、患者インタフェース3000は、呼気(吐き出される二酸化炭素を含む)の流出を可能にするように構成されて配置された通気孔3400を含んでもよい。通気孔3400は大きくない。通気孔3400は、排気をフレーム3310から離れるように方向付ける。
接続ポート3600は、図83に示されるように、空気回路4170の短チューブ4180に対する患者インタフェース3000の接続を可能にする。本技術の1つの例において、短チューブ4180は、接続ポート3600によって患者インタフェース3000に直接に接続されてもよい。短チューブ4180は、短チューブ4180に対して、特に短チューブカフ10610に対してフレーム3310をインサート成形することにより、接続ポート3600でフレーム3310に接続されてもよい。接続ポート3600は、患者インタフェース3000に位置付けられてもよく、また、ガス送出チューブ4180に対する固定接続部または可動接続部のいずれかを備えてもよい。
本技術の1つの形態において、患者インタフェース3000は前頭支持体を含まない。1つの形態において、患者インタフェース3000は、前頭支持体が必要とされない十分な安定性を与え、それにより、あまり目立たないとともに、眼および鼻骨が開放される。
本技術の1つの形態では、患者インタフェース3000が窒息防止弁(AAV)を含んでもよい。本技術の更なる例では、フルフェースマスクが使用されるときに、AAVが分離構造体4190(図1b参照)、空気回路4170(図1a〜図1c参照)、または、患者インタフェース3000と共に含まれてもよい。
本技術の1つの形態において、患者インタフェース3000は、プレナムチャンバ3200内の空間にアクセスできるようにする1つ以上の酸素補給ポート4185を含んでもよい。1つの形態において、これは、臨床医が補給酸素を供給できるようにする。1つの形態において、これは、圧力などのプレナムチャンバ3200内のガス特性の直接的な測定を可能にする。
1つの形態において、患者インタフェース3000は、少なくとも1つの分離構造体、例えば、図1bおよび図1cに示されるような回転可能なカフまたはアダプタ4190、または、ボールおよびソケットを含む。図1bおよび図1cを参照すると、チューブ抵抗力の分離は、少なくとも部分的に短チューブ4180によって行われる。このようにすると、短チューブ4180は、少なくとも部分的に分離構造体4190として機能する。
本技術の1つの形態において、短チューブ4180は、図82に示されるように、PAP装置4000に接続される更に長いチューブ(更なるガス送出チューブ)4178を介して、接続ポート3600でフレーム3310に接続される。短チューブ4180は空気回路4170の一部を形成する。
図30〜図36を参照すると、本技術の一例における患者インタフェース3000は、フレームアセンブリ3001、クッションアセンブリ3003、および、位置決め安定化構造体3300を備える。クッションアセンブリ3003はフレームアセンブリ3001と取り外し可能に係合できる。位置決め安定化構造体3300はフレームアセンブリ3001と取り外し可能に係合できる。クッションアセンブリ3003はシール形成構造体3100とプレナムチャンバ3200とを有する。フレーム3310は、空気回路4170に対する接続のための接続ポート3600を有する。フレーム3310は、位置決め安定化構造体3300に対する4点接続をもたらす。
図37〜図41を参照すると、本技術の他の例において、2つのヘッドギアコネクタ156がシール形成構造体3100に作用可能に接続される。2つのヘッドギアコネクタ156はY形状ヘッドギアコネクタ800に接続し、Y形状ヘッドギアコネクタ800はヘッドギアストラップ10220,10230に接続される。Y形状ヘッドギアコネクタ800は、ヘッドギア張力によって与えられる力ベクトルをフランクフォート水平方向と平行な方向にほぼ方向付ける。ほぼフランクフォート水平方向の力ベクトルは、フランクフォート水平方向と直交する垂直方向で力の均一な分配をもたらす。力の均一な分配は、ヘッドギア張力により与えられる力の上方または下方の任意の偏り防止し、ずり上がりあるいはずり下がりに抵抗する。安定性が高まることにより、患者インタフェース3000をチューブ上向き形態(短チューブ4180が頭部よりも上側にある形態)およびチューブ下向き形態で安定的に使用することができる。
図50〜図52を参照すると、本技術の一例に係る乗り越え防止機能部の1つの形態は、Velcro(商標)状の接続機構950に近接して下側ヘッドギアストラップ10220上に位置付けられる重合部または乗り越え防止機能部791である。下側ヘッドギアストラップ10220は、乗り越え防止機能部791によって接続が維持されるようにフレーム3310の下側アーム10330に接続される。乗り越え防止機能部791は、Velcro(商標)状の接続機構950に近接する下側ヘッドギアストラップ10220の部分を備え、この場合、下側ヘッドギアストラップ10220は、乗り越え防止機能部791を与えるループが形成されるように該ストラップ自体の上に重ね合わせられて接続される。乗り越え防止機能部791を形成するループは、下側ヘッドギアストラップ接続ポイント820を一方向で嵌合挿通するように圧縮させることができ、それにより、下側ヘッドギアストラップ10220は、該下側ヘッドギアストラップ10220がフレーム3310から外れるように反対方向で下側ヘッドギアストラップ接続ポイント820を乗り越えるのを防止することによって、フレーム3310に対するその接続を保持することができる。
図42〜図49を参照すると、フレーム3310が略硬質の材料から形成されてもよい。フレーム3310は、プレナムチャンバ3200を備えるクッションアセンブリ3002と解放可能に係合してもよい。フレーム3310とクッションアセンブリ3002との間の係合は、クッションアセンブリ3002の保持機能部3244,3245がフレーム3310のフレーム接続領域3312,3313と係合することによる。フレーム接続領域3312,3313は、保持機能部3244,3245が通過できるようにする。
図30〜図41を参照すると、本技術の1つの例に係る患者インタフェース3000は、位置決め安定化構造体3300、エルボーアセンブリ120、空気回路4170、および、クッションアセンブリ3003,3005を備える。エルボーアセンブリ120は、二酸化炭素を含む呼気の流出のための通気孔を有する。位置決め安定化構造体3300は、クッションアセンブリ3003,3005を患者の顔面上に支持する、安定させる、および/または、位置決めするようになっていてもよい。
図68を参照すると、織布材料から形成される上側アームスリーブ10312が設けられる。上側アームスリーブ10312は、使用時に患者の頬付近にあってもよい上側アーム10320の部分を巻回する。上側アームスリーブ10312は、上側アーム10320と解放可能に係合することができ、したがって、フレーム3310とは別個に洗浄されてもよい。上側アームスリーブ10312は、上側アーム10320のプラスチック材料を覆って、使用時に上側アーム10320の内側面および上下縁が患者の顔面と直接に触れることを防止する。アームスリーブ10312の織布材料は、柔軟で快適に感じ、あまり「医療的に」見えないものとして患者により認識される。これは、より良い治療遵守をもたらし得る。上側アームスリーブ10312は、特に患者1000が仰向けではなく横向きで寝る場合に、典型的な治療期間から上側アーム10320によって引き起こされる顔マーキングを防止するあるいは最小限に抑えることができる。また、織布材料は、汗からの表面熱および凝縮物を保持せず、そのため、患者の顔面とプラスチック上側アーム10320との間の直接的な接触と比べて都合が良い。下側アーム10330が同様のアームスリーブ10312を有してもよいことが想起される。
マスク構成要素のうちの1つ以上は、シール破壊の可能性を最小限に抑えるためにチューブトルクを切り離すように共に構成されて配置されてもよい。短チューブ4180は、その高い軟質さと伸長できる能力とに起因して、チューブトルクを切り離すことができる。短チューブ4180が分離できることよりもチューブトルクが大きい場合には、位置決め安定化構造体3300もチューブトルクを切り離す。フレーム3310の上側アーム10320は、チューブトルクを切り離すために矢状面内で屈曲してもよい。また、プレナムチャンバ3200および/またはシール形成構造体3100のクッション機能はチューブトルクの一部を切り離す。これらの特徴のうちの2つ以上の任意の組み合わせは、チューブトルクを切り離すことができる能力を高める。これらの特徴の全ての組み合わせは、より大きなチューブトルクを切り離すことができる能力を更に高める。
本技術の1つの態様に係るPAP装置4000は、機械的な空気圧式の構成要素4100と電気的構成要素4200とを備えるとともに、1つ以上のアルゴリズム4300を実行するようにプログラミングされる。PAP装置は外部ハウジング4010を有してもよく、外部ハウジング4010は、2つの部分を成して、すなわち、外部ハウジング4010の上部4012と、外部ハウジング4010の下部4014とを成して形成される。別の形態では、外部ハウジング4010が1つ以上のパネル4015を含んでもよい。PAP装置4000は、PAP装置4000の1つ以上の内部構成要素を支持する筐体4016を備えてもよい。1つの形態では、空気圧ブロック4020が筐体4016によって支持されまたは筐体4016の一部として形成される。PAP装置4000はハンドル4018を含んでもよい。
6.8.1.1 空気フィルタ4110
本技術の1つの形態に係るPAP装置4000は、1つの空気フィルタ4110または複数の空気フィルタ4110を含んでもよい。
本技術の一形態では、陽圧の空気の流れを生み出すための圧力装置が制御可能なブロワ4142である。例えば、ブロワ4142は、1つ以上のインペラが渦巻きを成して収容されるブラシレスDCモータを含んでもよい。ブロワ4142は、約4cmH2O〜約20cmH2Oの範囲内、または、他の形態では最大で約30cmH2Oの陽圧の例えば約120リットル/分の供給空気を送出することができてもよい。
6.9.1 加湿器概要
本技術の1つの形態では、図3bに示されるように、水リザーバと加熱プレートとを備えてもよい加湿器5000が設けられる。
本技術の開示目的のため、本技術の特定の形態では、以下の定義のうちの1つ以上が適用される場合がある。本技術の他の形態では、別の定義が適用される場合がある。
空気:本技術の特定の形態では、患者へ供給される空気が大気であってもよく、また、本技術の他の形態では、大気に酸素が補給されてもよい。
空気回路:使用時に供給空気または呼吸可能供給ガスをPAP装置と患者インタフェースとの間で送出するように構成されて配置された導管またはチューブ。特に、空気回路は、空気圧ブロックの出口および患者インタフェースと流体接続してもよい。空気回路が空気送出チューブと称されてもよい。ある場合には、吸気および呼気のための回路の別個の肢が存在してもよい。他の場合には、単一の肢が使用される。
無呼吸:好ましくは、無呼吸は、所定の持続時間、例えば10秒にわたって流量が所定の閾値を下回って降下するときに起こると言われる。閉塞性無呼吸は、患者努力にもかかわらず気道の何らかの閉塞が空気の流れを許容しないときに起こると言われる。中枢性無呼吸は、呼吸努力の減少または呼吸努力の欠如に起因する無呼吸が検出されるときに起こると言われる。
(i)少なくとも10秒にわたって呼吸する患者における30%減少+関連する4%脱飽和、または、
(ii)少なくとも3%の関連する脱飽和または覚醒を伴う、少なくとも10秒にわたって呼吸する患者における減少(しかし、50%未満)。
流量:単位時間当たりに送出される空気の瞬時の量(または質量)。流量および換気量は単位時間当たり同じ大きさの量または質量を有するが、流量は、かなり短い時間にわたって測定される。流量は、患者の呼吸サイクルの吸気部分においては名目上プラスであってもよく、そのため、患者の呼吸サイクルの呼気部分においてはマイナスであってもよい。ある場合には、流量への言及は、スカラー量、すなわち、大きさのみを有する量への言及となる。他の場合には、流量への言及は、ベクトル量、すなわち、大きさおよび方向の両方を有する量への言及となる。流量には記号Qが与えられる。総流量Qtは、PAP装置から出る空気の流量である。通気孔流量Qvは、吐き出されたガスの流出を可能にするための通気孔から出る空気の流量である。漏れ流量Qlは、患者インタフェースシステムからの意図しない漏れの流量である。呼吸流量Qrは、患者の呼吸器系内へ受けられる空気の流量である。
鼻翼(ala):各鼻孔の外側の外壁または「翼」(複数形:alar)。
前頭骨:前頭骨は、額として知られる領域に対応する、大垂直部、すなわち、前頭鱗を含む。
横隔膜:胸郭の底部を横切って延在する筋層。横隔膜は、心臓、肺、肋骨を収容する胸腔を腹腔から分離する。横隔膜が収縮すると、胸腔の容積が増大して、空気が肺内へ引き込まれる。
シリコーンまたはシリコーンエラストマー:合成ゴム。この明細書において、シリコーンへの言及は、液状シリコーンゴム(LSR)または圧縮成形シリコーンゴム(CMSR)への言及である。市販のLSRの1つの形態は、Dow Corningにより製造されるSILASTIC(この商標の下で販売される一連の製品に含まれる)である。LSRの他の製造業者はWackerである。正反対のことが別段に明示されなければ、LSRの好ましい形態は、ASTM D2240を使用して測定される約35〜約45の範囲内のショアA(またはタイプA)圧入硬度を有する。
窒息防止弁(AAV):フェイルセーフ方式で大気へ開放することによって患者による過剰なCO2再呼吸の危険を減らすマスクシステムの構成要素またはサブアセンブリ。
(表面の)曲率:1つの方向で上方に曲がるとともに異なる方向で下方に曲がるサドル形状を有する表面の領域は、マイナスの曲率を有すると言われる。2つの主方向で同じように曲がるドーム形状を有する表面の領域は、プラスの曲率を有すると言われる。平坦な表面は、ゼロ曲率を有するように解釈される。
指圧に容易に順応する。
それ自体の重量を支持させられるときにその形状を保つことができない。
硬質ではない。
僅か労力で弾性的に伸長され得るまたは曲げられ得る。
この特許文献の開示の一部は、著作権保護を受ける題材を含む。著作権所有者は、特許文献または特許開示のうちのいずれかによる複製に何ら異存はない。これは、複製が、特許商標局の特許ファイルまたは記録に現れるが、そのほかの点では全ての著作権を何であれ留保するからである。
[付記項1]
患者の鼻気道の入口のみへ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのフレームアセンブリであって、
リング部材と、
前記リング部材上に径方向に位置付けられた下側アーム接続ポイントから延在する下側アームと、
前記リング部材上の上側位置で前記リング部材から後方へ延在する連結部材と、
前記連結部材の遠位端部にある上側アーム接続ポイントから、前記下側アーム接続ポイントが前記上側アーム接続ポイントよりも前方の位置にあるように延在する上側アームと、
を備え、
前記上側アーム接続ポイントおよび前記下側アーム接続ポイントは、患者の顔面に対する前記フレームアセンブリに最大傾斜範囲を与えるように所定の距離を隔てて離間されている、フレームアセンブリ。
[付記項2]
前記上側アームが上側ヘッドギアストラップと解放可能に係合でき、前記上側アームは、前記上側ヘッドギアストラップの張力ベクトルをフランクフォート水平方向と略平行な方向に向けるとともに、患者の耳を横切って延在することを回避する付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項3]
前記上側アーム接続ポイントが前記リング部材上の最上位置にあり、前記下側アーム接続ポイントが前記上側アーム接続ポイントから約80°〜約160°に位置付けられている付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項4]
前記下側アーム接続ポイントが前記上側アーム接続ポイントから約90°に位置付けられている付記項3に記載のフレームアセンブリ。
[付記項5]
前記上側アームは、前記フレームアセンブリに対して解放可能に取り付けることができる、複数のサイズのクッションアセンブリを受け入れることができるように、互いに離間されている付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項6]
前記上側アームは、様々な患者の顔幅を受け入れることができるように矢状面内において他の面よりも可撓性が高い付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項7]
前記上側アームが前記下側アームよりも可撓性が高い付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項8]
前記下側アームが遠位自由端部を有し、前記遠位自由端部がそれぞれ磁石を有する付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項9]
前記磁石が前記下側アーム内に完全に封入されている付記項8に記載のフレームアセンブリ。
[付記項10]
前記磁石の封入により、前方に延在する隆起面が形成されており、前記隆起面は、ヘッドギアクリップの外周縁部に対する機械的な係合を可能にする付記項9に記載のフレームアセンブリ。
[付記項11]
前記磁石および前記隆起面は、略円形または楕円の断面を有し、前記断面を有することにより、ヘッドギア張力が加えられるときに前記下側ヘッドギアストラップがねじれることを最小限に抑えるように、前記ヘッドギアクリップが磁気的に係合されるときに、前記ヘッドギアクリップが前記下側アームに対して回転できる付記項10に記載のフレームアセンブリ。
[付記項12]
前記上側アームが遠位自由端部を有し、前記遠位自由端部がそれぞれ磁石を有する付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項13]
前記リング部材は、空気回路に接続するための接続ポートの周囲に径方向に配置された多穴通気孔を有する付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項14]
前記空気回路は、前記リング部材に接続されているカフを有するガス送出チューブを備え、前記リング部材は、周期的な雑音を減らすために、加圧空気の流路を前記通気孔を介した排ガスの流路から分離する、後方に突出した径方向壁を有する付記項13に記載のフレームアセンブリ。
[付記項15]
前記カフが前記リング部材に対して回転不能に接続されている付記項14に記載のフレームアセンブリ。
[付記項16]
前記カフが機械的な連結を介して前記リング部材に取り外し不能に接続されている付記項14または付記項15に記載のフレームアセンブリ。
[付記項17]
前記フレームアセンブリがクッションアセンブリと解放可能に係合でき、
前記クッションアセンブリは、
フレーム部材との繰り返し可能な係合および前記フレーム部材からの繰り返し可能な離脱のための保持構造体と、
前記保持構造体に取り外し不能に接続されるシール形成構造体であって、該シール形成構造体が単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱う、シール形成構造体と、
を備え、
前記シール形成構造体が第1の材料から形成され、前記保持構造体は、前記第1の材料とは異なる、前記第1の材料よりも硬質の第2の材料から形成され、
前記クッションアセンブリ内の空気圧の増大は、前記シール形成構造体と前記フレーム部材との間のシール力を増大させる付記項1に記載のフレームアセンブリ。
[付記項18]
前記シール形成構造体は、患者の上唇に加わる圧力を軽減するために略平坦な下壁を有する付記項17に記載のフレームアセンブリ。
[付記項19]
前記フレーム部材および前記保持構造体は、解放可能な硬質−硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている付記項17または付記項18に記載のフレームアセンブリ。
[付記項20]
前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレーム部材が互いに取り付けられるときに前記フレーム部材に対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する付記項17から19のいずれか一項に記載のフレームアセンブリ。
[付記項21]
供給加圧空気または呼吸用供給ガスの送出のためのチューブを更に備え、前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームアセンブリに接続されている付記項1から20のいずれか一項に記載のフレームアセンブリ。
[付記項22]
前記チューブが前記フレームアセンブリに取り外し不能に接続されている付記項21に記載のフレームアセンブリ。
[付記項23]
周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、
前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するための位置決め安定化構造体と、
患者により吐き出されるCO2の再呼吸を最小限に抑えるために、患者が吐き出すCO2が前記患者インタフェースの外部へ流出するのを可能にするように構成されるガス流出通気孔と、
付記項1から22のいずれか一項に記載のフレームアセンブリと、
を備える患者インタフェース。
[付記項24]
呼吸器疾患を処置するための機器であって、
付記項23に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。
[付記項25]
患者インタフェースの位置決め安定化構造体のためのヘッドギアクリップであって、
前記ヘッドギアクリップをフレームアセンブリのヘッドギア接続ポイントに機械的に係合させるとともに、前記ヘッドギアクリップが前記ヘッドギア接続ポイントに対して回転できるようにするための機械的構造体と、
前記ヘッドギアクリップを前記ヘッドギア接続ポイントと磁気的に係合させるための磁石と、
ヘッドギアストラップが挿通されるスロットであって、前記ヘッドギアストラップを受けるためのスロットと、
を備え、
前記機械的構造体は、ヘッドギア張力が加えられるときにフランクフォート水平方向と略平行な方向での前記ヘッドギアクリップの直線移動を防止し、
前記機械的構造体は、前記ヘッドギア接続ポイントを受けるようにされた空間を画定する隆起壁を含む、ヘッドギアクリップ。
[付記項26]
前記隆起壁が半円の形状を成し、前記ヘッドギア接続ポイントは、前記隆起壁と係合するように構造化された隆起面を与える円筒部を含む付記項25に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項27]
前記磁石は、プラスチック材料の上端層とプラスチック材料の下端層とによって前記ヘッドギアクリップ内に保持されている付記項25または付記項26に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項28]
前記隆起壁は、プラスチック材料の前記下端層から離れるように突出する付記項27に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項29]
前記隆起壁は、前記磁石の周囲の外周部から突出する付記項28に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項30]
前記隆起壁が半円断面を有する付記項29に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項31]
前記磁石がプラスチック材料中に完全に封入されている付記項27に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項32]
前記スロットは細長く、前記スロットの長手方向軸線が使用時に名目上の垂直軸線と平行に方向付けられる付記項25から31のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項33]
前記ヘッドギアクリップが前記ヘッドギア接続ポイントと係合されてヘッドギア張力が加えられるときに、前記スロットが前記フレームアセンブリによって遮られない付記項25から32のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項34]
前記ヘッドギア接続ポイントが磁石を備える付記項25から33のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項35]
前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石がプラスチック材料中に完全に封入されている付記項34に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項36]
前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石は、前記フレームアセンブリの下側アーム内に完全に封入されている付記項35に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項37]
前記ヘッドギア接続ポイントは、ヘッドギア張力が加えられるときに前記隆起壁に当接するように前記フレームアセンブリの下側アームから隆起される面である付記項28に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項38]
前記ヘッドギアストラップの長さを調整することによってヘッドギア張力が加えられるときに、前記ヘッドギアクリップは、前記下側アームとの機械的且つ磁気的な係合を維持し、且つ前記下側アームに対して回転する付記項25から37のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項39]
前記ヘッドギアクリップおよび/または前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石は、強磁性材料、永久磁石、または、電磁石である付記項34に記載のヘッドギアクリップ。
[付記項40]
周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するための位置決め安定化構造体と、
患者により吐き出されるCO2の再呼吸を最小限に抑えるために、患者が吐き出すCO2が前記患者インタフェースの外部へ流出するのを可能にするように構成されるガス流出通気孔と、
前記クッションアセンブリと解放可能に係合し、且つ前記位置決め安定化構造体との接続を形成するフレームアセンブリと、
付記項25から39のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップと、
を備える患者インタフェース。
[付記項41]
前記クッションアセンブリは、フレームアセンブリとの繰り返し可能な係合および前記フレームアセンブリからの繰り返し可能な離脱のための保持構造体を含み、前記フレームアセンブリおよび前記保持構造体は、解放可能な硬質−硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている付記項40に記載の患者インタフェース。
[付記項42]
前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレームアセンブリが互いに取り付けられるときに前記フレームアセンブリに対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する付記項40または付記項41に記載の患者インタフェース。
[付記項43]
供給加圧空気または呼吸用供給ガスの送出のためのチューブを更に備え、前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームアセンブリに接続されている付記項40から42のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
[付記項44]
前記チューブが前記フレームアセンブリに取り外し不能に接続されている付記項43に記載の患者インタフェース。
[付記項45]
呼吸器疾患を処置するための機器であって、
付記項40から44のいずれか一項に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。
[付記項46]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのフレームであって、
本体と、
前記本体から延在する少なくとも1つのアームであって、該アームの遠位端部にヘッドギア接続ポイントを備える少なくとも1つのアームと、
を備え、
前記ヘッドギア接続ポイントは、前記患者インタフェースの位置決め安定化構造体と磁気的に接続するように構造化された磁石を含む、フレーム。
[付記項47]
前記少なくとも1つのアームは、前記本体の上部から延在する上側アームを含む付記項46に記載のフレーム。
[付記項48]
前記上側アームは、対向する上側ヘッドギア接続ポイントの対を備える一対の上側アームを含む付記項47に記載のフレーム。
[付記項49]
前記少なくとも1つのアームは、前記本体の下部から延在する下側アームを含む付記項46から48のいずれか一項に記載のフレーム。
[付記項50]
前記下側アームは、対向する下側ヘッドギア接続ポイントの対を備える一対の下側アームを含む付記項49に記載のフレーム。
[付記項51]
前記下側アームに設けられる磁石は、前記患者インタフェースのクッションアセンブリの最大幅よりも更に離間されている付記項50に記載のフレーム。
[付記項52]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのヘッドギアシステムであって、
前記患者インタフェースの位置決め安定化構造体のヘッドギアストラップに設けられるヘッドギアクリップであって、磁石を含むヘッドギアクリップと、
付記項46から51のいずれか一項に記載のフレームであって、前記ヘッドギアクリップの前記磁石が、前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石と磁気的に接続するように構造化されている、フレームと、
を備えるヘッドギアシステム。
[付記項53]
前記ヘッドギアクリップは、前記ヘッドギア接続ポイントと機械的且つ磁気的に係合するとともに、前記ヘッドギアクリップが前記ヘッドギア接続ポイントに対して回転できるように構造化されている付記項52に記載のヘッドギアシステム。
[付記項54]
周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するための位置決め安定化構造体と、
患者により吐き出されるCO2の再呼吸を最小限に抑えるために、患者が吐き出すCO2が前記患者インタフェースの外部へ流出するのを可能にするように構成されるガス流出通気孔と、
付記項46から53のいずれか一項に記載のフレームと、
を備える患者インタフェース。
[付記項55]
前記クッションアセンブリは、前記フレームとの繰り返し可能な係合および前記フレームからの繰り返し可能な離脱のための保持構造体を含み、前記フレームおよび前記保持構造体は、解放可能な硬質-硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている付記項54に記載の患者インタフェース。
[付記項56]
前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレームが互いに取り付けられるときに前記フレームに対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する付記項54または付記項55に記載の患者インタフェース。
[付記項57]
供給加圧空気または呼吸用供給ガスの送出のためのチューブを更に備え、前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームに接続されている付記項54から56のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
[付記項58]
前記チューブが前記フレームに取り外し不能に接続されている付記項57に記載の患者インタフェース。
[付記項59]
呼吸器疾患を処置するための機器であって、
付記項54から58のいずれか一項に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。
[付記項60]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのフレームであって、
供給加圧空気または呼吸用供給ガスの送出のためのチューブと連通するようになっている接続ポートと、
前記患者インタフェースから呼気またはガスが流出するのを可能にするように構造化された通気孔と、
前記通気孔を介した呼気またはガスを、前記接続ポートを介した供給加圧空気または呼吸用供給ガスから分離するように構造化されたバッフルと、
を備えるフレーム。
[付記項61]
前記通気孔は、前記接続ポートの周囲に径方向に配置された複数の通気孔穴を含む付記項60に記載のフレーム。
[付記項62]
前記通気孔が少なくとも30個の通気孔穴を含む付記項60または付記項61に記載のフレーム。
[付記項63]
前記バッフルは、前記接続ポートに沿って後方に突出する径方向壁を含む付記項60から62のいずれか一項に記載のフレーム。
[付記項64]
前記径方向壁が内側径方向壁であり、前記接続ポートに沿って後方に突出する外側径方向壁を更に備え、前記内側径方向壁および前記外側径方向壁は、前記通気孔に通じる径方向チャネルを画定する付記項63に記載のフレーム。
[付記項65]
呼気またはガスを前記通気孔へ方向付けるために前記外側径方向壁から径方向内側に延在する離間トラックを更に備える付記項64に記載のフレーム。
[付記項66]
前記チューブは、前記接続ポートに取り外し不能に接続される短チューブである付記項60から65のいずれか一項に記載のフレーム。
[付記項67]
前記バッフルは、前記接続ポートに沿って後方に突出する径方向壁を含み、前記短チューブは、前記径方向壁と機械的に連結されるカフを含む付記項66に記載のフレーム。
[付記項68]
前記カフは、前記径方向壁に設けられる環状リブを受けるように構造化された環状溝または凹部を含む付記項67に記載のフレーム。
[付記項69]
前記径方向壁は、径方向内側に延在するストッパ面を含み、前記ストッパ面は、前記カフが前記フレームへと更に挿入されることを防止するためのストッパとなる付記項67または付記項68に記載のフレーム。
[付記項70]
周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するための位置決め安定化構造体と、
付記項60から69のいずれか一項に記載のフレームと、
を備える患者インタフェース。
[付記項71]
前記クッションアセンブリは、前記フレームとの繰り返し可能な係合および前記フレームからの繰り返し可能な離脱のための保持構造体を含み、前記フレームおよび前記保持構造体は、解放可能な硬質−硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている付記項70に記載の患者インタフェース。
[付記項72]
前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレームが互いに取り付けられるときに前記フレームに対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する付記項70または付記項71に記載の患者インタフェース。
[付記項73]
前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームに接続されている付記項70から72のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
[付記項74]
前記チューブが前記フレームに取り外し不能に接続されている付記項73に記載の患者インタフェース。
[付記項75]
呼吸器疾患を処置するための機器であって、
付記項70から74のいずれか一項に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。
[付記項76]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースを分解する方法であって、
シール形成構造体がフレームから離脱できるようにするために、前記シール形成構造体の側面を圧搾するまたはつまむステップを備える方法。
[付記項77]
圧搾するまたはつまむ前記ステップは、前記シール形成構造体に設けられた保持構造体が前記フレームから離脱ができるようにするために、前記シール形成構造体の側面を圧搾するまたはつまむ工程を含む付記項76に記載の方法。
[付記項78]
圧搾するまたはつまむ前記ステップにより、前記シール形成構造体の上端部および下端部に設けられる保持特徴体が前記フレームから離脱する付記項77に記載の方法。
[付記項79]
前記シール形成構造体が鼻クッションを含む付記項76から78のいずれか一項に記載の方法。
[付記項80]
前記シール形成構造体は、単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱うように構造化されている付記項76から79のいずれか一項に記載の方法。
[付記項81]
前記シール形成構造体が約55mm〜約75mmの最大幅を有する付記項76から80のいずれか一項に記載の方法。
[付記項82]
前記シール形成構造体は、前記フレームと繰り返し係合でき、且つ前記フレームから繰り返し離脱できる付記項76から81のいずれか一項に記載の方法。
[付記項83]
前記シール形成構造体が第1の材料から形成され、前記保持構造体は、前記第1の材料とは異なる、前記第1の材料よりも硬質の第2の材料から形成されている付記項77から82のいずれか一項に記載の方法。
[付記項84]
前記保持構造体は、円形形状、放物柱形状、または、双曲柱形状を有する付記項76から83のいずれか一項に記載の方法。
[付記項85]
前記シール形成構造体は、患者の気道と共にシールを形成するようになっている膜を含み、前記膜は、上唇領域内において、前記膜の外縁または下縁に沿って略平坦形状または略平面形状を有し、前記膜は、上唇領域内において、前記膜の内縁または上縁に沿って略「W」形状を有する付記項76から84のいずれか一項に記載の方法。
[付記項86]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースであって、
単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱うシール形成構造体を含むクッション部材と、
フレーム部材と、
前記フレーム部材に取り外し不能に接続されて呼吸機器から呼吸用ガスを供給するためのガス送出チューブと、
を備え、
前記ガス送出チューブは、
複数の隣り合うコイルから構成される螺旋コイルであって、前記隣り合うコイルのそれぞれが、一定幅だけ離間され、且つコイル直径を画定する外面を有する、螺旋コイルと、
前記螺旋コイルと同軸で、前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル間で前記螺旋コイルに取り付けられる材料のウェブであって、前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル間で径方向外側に延在する少なくとも1つの折り曲げ部を有し、前記少なくとも1つの折り曲げ部が所定の折り曲げ線によって画定される、材料のウェブと、
を備え、
前記少なくとも1つの折り曲げ部の頂点が折り曲げ部直径を画定し、
前記ガス送出チューブがニュートラル状態にあるときに、前記コイル直径が前記折り曲げ部直径にほぼ等しく、ニュートラル状態では隣り合うコイルが互いに離間され、前記螺旋コイルおよび前記材料のウェブは熱可塑性材料から形成され、
前記ガス送出チューブは、3つの異なる状態、すなわち、前記ガス送出チューブがニュートラル長さを備えるニュートラル状態、前記ガス送出チューブがその長手方向軸線に沿って前記ニュートラル長さよりも長い伸張長さまで伸ばされる伸長状態、および、前記ガス送出チューブがその長手方向軸線に沿って前記ニュートラル長さよりも短い圧縮長さまで圧縮される圧縮状態のうちの1つを備える、
患者インタフェース。
[付記項87]
前記材料のウェブは、前記ガス送出チューブの少なくとも1つの長さ方向部分に沿って径方向外側に延在する少なくとも1つの折り曲げ部を備える付記項86に記載の患者インタフェース。
[付記項88]
前記チューブの端部に対してオーバーモールドされたまたは熱形成されたカフを更に備える付記項86または付記項87に記載の患者インタフェース。
[付記項89]
前記フレーム部材のポートが第1のカフ上にオーバーモールドされ、第2のカフが、他のガス送出チューブに対して解放可能に接続するためのカフコネクタと取り外し不能に係合するように構成されている付記項86から88のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
[付記項90]
前記第1のカフは、機械的な連結を形成するために前記フレーム部材がオーバーモールドされるための周方向溝を有する付記項89に記載の患者インタフェース。
[付記項91]
前記周方向溝が略U形状を成す付記項90に記載の患者インタフェース。
[付記項92]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースであって、
単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱うシール形成構造体を含むクッション部材と、
フレーム部材と、
前記フレーム部材に取り外し不能に接続されて呼吸機器から呼吸用ガスを供給するためのガス送出チューブと、
を備え、
前記ガス送出チューブは、
複数の隣り合うコイルから構成される螺旋コイルであって、前記隣り合うコイルのそれぞれが一定幅だけ離間され、螺旋コイルと、
前記螺旋コイルと同軸で、前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル間で前記螺旋コイルに取り付けられる材料のウェブであって、前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル間で径方向外側に延在する少なくとも1つの折り曲げ部を有し、前記少なくとも1つの折り曲げ部が所定の折り曲げ線によって画定される、材料のウェブと、
前記チューブを前記フレーム部材に対して取り外し不能且つ回転不能に接続するための第1の端部カフと、
チューブアダプタと解放可能且つ回転可能に接続するための第2の端部カフと、
を備え、
前記ガス送出チューブは、3つの異なる状態、すなわち、前記ガス送出チューブがニュートラル長さを備えるニュートラル状態、前記ガス送出チューブがその長手方向軸線に沿って前記ニュートラル長さよりも長い伸張長さまで伸ばされる伸長状態、および、前記ガス送出チューブがその長手方向軸線に沿って前記ニュートラル長さよりも短い圧縮長さまで圧縮される圧縮状態のうちの1つを備える、
患者インタフェース。
[付記項93]
前記フレーム部材は、前記チューブを機械的な連結により前記フレーム部材に取り外し不能に接続するために前記第1のカフにオーバーモールドされている付記項92に記載の患者インタフェース。
[付記項94]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースであって、
単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱うシール形成構造体を含むクッション部材と、
フレーム部材と、
前記フレーム部材に取り外し不能に接続されて呼吸機器から呼吸用ガスを供給するためのガス送出チューブと、
を備え、
前記ガス送出チューブは、
それぞれが一定幅だけ離間される複数のコイルと、
前記コイルと同軸で、前記複数のコイルのうちの隣り合うコイル間で前記コイルに取り付けられる材料のウェブであって、前記複数のコイルのうちの隣り合うコイル間で径方向外側に延在する少なくとも1つの折り曲げ部を有し、前記少なくとも1つの折り曲げ部が山によって画定される、材料のウェブと、
を備え、
前記材料のウェブは、前記コイルの第1の側と隣り合う瘤部と、前記コイルの第2の側と隣り合う傾斜部とを備え、前記第2の側が前記第1の側の反対側にあり、
前記ガス送出チューブがニュートラル状態にあるときに、前記傾斜部から隣り合う山までの前記材料のウェブの傾きは、前記瘤部から隣り合う山までの前記材料のウェブの傾きよりも急である、
患者インタフェース。
[付記項95]
前記フレーム部材は、前記チューブを機械的な連結により前記フレーム部材に取り外し不能に接続するために前記第1のカフにオーバーモールドされている付記項94に記載の患者インタフェース。
[付記項96]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースであって、
単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱うシール形成構造体を含むクッション部材と、
フレーム部材と、
前記フレーム部材に取り外し不能に接続されて呼吸機器から呼吸用ガスを供給するためのガス送出チューブと、
を備え、
前記ガス送出チューブは、
複数の隣り合うコイルから構成される螺旋コイルであって、前記隣り合うコイルのそれぞれが一定幅だけ離間される、螺旋コイルと、
前記螺旋コイルと同軸で、前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル間で前記螺旋コイルに取り付けられる、材料のウェブと、
を備え、
前記複数の隣り合うコイルのうちの隣り合うコイル同士を離間させる幅は、前記ガス送出チューブがニュートラル状態にあるときの前記螺旋コイルの幅にほぼ等しい、
患者インタフェース。
[付記項97]
前記フレーム部材は、前記チューブを機械的な連結により前記フレーム部材に取り外し不能に接続するために前記第1のカフにオーバーモールドされている付記項96に記載の患者インタフェース。
[付記項98]
患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのクッション部材であって、
フレーム部材との繰り返し可能な係合および前記フレーム部材からの繰り返し可能な離脱のための保持構造体と、
前記保持構造体に接続されるシール形成構造体であって、該シール形成構造体が単一のオリフィスによって患者の両方の鼻孔を扱う、シール形成構造体と、
を備え、
前記シール形成構造体が第1の材料から形成され、前記保持構造体は、前記第1の材料とは異なる、前記第1の材料よりも硬質の第2の材料から形成され、
前記シール形成構造体は、患者の上唇に加わる圧力を軽減するために略平坦な下壁を有する、
クッション部材。
[付記項99]
前記シール形成構造体が鼻クッションを含む付記項98に記載のクッション部材。
[付記項100]
前記シール形成構造体は、患者の気道と共にシールを形成するようになっている膜を含む付記項98または付記項99に記載のクッション部材。
[付記項101]
前記膜は、上唇領域内において、前記膜の外縁または下縁に沿って略平坦形状または略平面形状を有する付記項100に記載のクッション部材。
[付記項102]
前記膜は、上唇領域内において、前記膜の内縁または上縁に沿って略「W」形状を有する付記項100または付記項101に記載のクッション部材。
[付記項103]
前記シール形成構造体は、前記膜を支持するためのアンダークッションを更に含む付記項100から102のいずれか一項に記載のクッション部材。
156 ヘッドギアコネクタ
158 取り付け領域
251 シール領域
252 鼻稜部領域
253 鼻側部領域
254 鼻角部領域
255 上唇領域
260(i) 内(上)縁
260(o) 外(下)縁
260-1 膜
260-2 膜
260-3 膜
265 アンダークッション構造体
270 シールフラップ
275 オリフィス
275(1) 上側オリフィス部
275(2) 下側オリフィス部
280(i) 内縁
280(o) 外縁
457 側壁領域
720 三角形の外周部
791 乗り越え防止機能部
800 Y形状のヘッドギアコネクタ
810 上側ヘッドギアストラップ接続ポイント
820 下側ヘッドギアストラップ接続ポイント
950 フックアンドループ接続機構
1000 患者
1100 ベッドパートナー
3000 患者インタフェース
3001 フレームアセンブリ
3002 クッションアセンブリ
3003 クッションアセンブリ
3005 クッションアセンブリ
3100 シール形成構造体
3101 鼻クレードル
3102 上シール部
3104 下シール部
3110 シールフランジ
3120 支持フランジ
3200 プレナムチャンバ
3202 接続部
3210 外周
3211 舌部
3211.1 チャネル部
3213 フレーム接続領域
3220 境界縁部
3240 プレナム接続領域
3242 保持構造体
3244 幅広保持機能部
3245 幅狭保持機能部
3246 鉤状部
3246.1 前面
3246.2 後面
3246.4 公称垂直軸線
3250 シールリップ
3294 リブ
3295 切り欠き
3300 位置決め安定化構造体
3301 ヘッドギアストラップ
3310 フレーム
3312 幅広フレーム接続領域
3312.1 引き込み面
3312.2 保持面
3313 幅狭フレーム接続領域
3314 干渉部
3400 通気孔
3405 通気孔穴
3600 接続ポート
4000 PAP装置
4010 外側ハウジング
4012 外側ハウジングの上部
4014 外側ハウジングの下部
4015 パネル
4016 筐体
4018 ハンドル
4020 空気圧ブロック
4100 空気圧構成要素
4110 空気フィルタ
4112 入口空気フィルタ
4114 出口空気フィルタ
4140 圧力装置
4142 制御可能ブロワ
4170 空気回路
4172 材料のウェブ
4174 螺旋コイル
4176 屈曲部の内部
4178 長チューブ
4179 屈曲部の外部
4180 短チューブ
4181 瘤部
4182 折り曲げ部の山
4183 傾斜部
4184 螺旋コイルの外面
4185 酸素補給ポート
4186 折り曲げ線
4190 スイベルカフ
4200 電気構成要素
4202 印刷回路アセンブリ(PCBA)
4210 電源
4220 入力装置
4300 アルゴリズム
5000 加湿器
10210 ヘッドギアクリップ
10215 機械的な保持部材
10216 磁石
10217 空隙
10218 クロスバー
10220 下側ヘッドギアストラップ
10221 下側接続部
10222 上側接続部
10223 薄肉接続部
10225 上端クラウンストラップ
10226 側部クラウンストラップ
10227 首ストラップ
10228 大側縁部
10229 大側縁部
10230 上側ヘッドギアストラップ
10231 小側縁部
10232 小側縁部
10305 上端フレーム接続ポイント
10306 細長い空隙
10307 第1の湾曲部分
10308 第1の屈曲部
10309 直線状の部分
10310 第2の屈曲部
10311 第2の湾曲部分
10312 上側アームスリーブ
10313 狭い中心領域
10315 リング部材
10316 連結部材
10317 下側アーム接続ポイント
10320 上側アーム
10323 遠位端部
10325 上側ヘッドギア接続ポイント
10330 下側アーム
10331 下側ヘッドギア接続ポイント
10334 円筒部
10335 隆起面
10340 磁石
10350 外側径方向壁
10351 内側径方向壁
10352 径方向チャネル
10353 ストッパ面
10355 トラック
10360 環状リブ
10610 短チューブカフ
10611 凹部
Claims (30)
- 患者インタフェースの位置決め安定化構造体のためのヘッドギアクリップであって、
ヘッドギア張力が加えられるときに、前記ヘッドギアクリップをフレームアセンブリのヘッドギア接続ポイントに機械的に係合させるとともに、前記ヘッドギアクリップが前記ヘッドギア接続ポイントに対して回転できるようにするための機械的構造体と、
前記ヘッドギアクリップを前記ヘッドギア接続ポイントと磁気的に係合させるための磁石と、
ヘッドギアストラップが挿通されるスロットであって、前記ヘッドギアストラップを受けるためのスロットと、
を備え、
前記機械的構造体は、ヘッドギア張力が加えられるときにフランクフォート水平方向と略平行な方向での前記ヘッドギアクリップの直線移動を防止し、
前記機械的構造体は、前記ヘッドギア接続ポイントを受けるようにされた空間を画定する隆起壁を含み、
前記機械的構造体は、任意の相対的な摩擦および物理的障害を最小限に抑え、それにより、容易な相対回転を可能にするように、実質的に滑らかな外側係合面を含む、ヘッドギアクリップ。 - 前記隆起壁は、前記ヘッドギア接続ポイントの円筒部により与えられる隆起面と係合するようにされた半円の形状を成す請求項1に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記磁石は、プラスチック材料の上端層とプラスチック材料の下端層とによって前記ヘッドギアクリップ内に保持されている請求項1または請求項2に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記隆起壁は、プラスチック材料の前記下端層から離れるように突出する請求項3に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記隆起壁は、前記磁石の周囲の外周部から突出する請求項4に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記隆起壁が半円断面を有する請求項5に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記磁石がプラスチック材料中に完全に封入されている請求項3に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記スロットは細長く、前記スロットの長手方向軸線が使用時に名目上の垂直軸線と平行に方向付けられる請求項1から7のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記ヘッドギアクリップが前記ヘッドギア接続ポイントと係合されてヘッドギア張力が加えられるときに、前記スロットが前記フレームアセンブリによって遮られない請求項1から8のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記磁石は、前記ヘッドギア接続ポイントにより与えられる磁石と磁気的に係合するようにされている請求項1から9のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石がプラスチック材料中に完全に封入されている請求項10に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石は、前記フレームアセンブリの下側アーム内に完全に封入されている請求項11に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記隆起壁は、ヘッドギア張力が加えられるときに前記ヘッドギア接続ポイントにより与えられる隆起面に当接するようにされている請求項4に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記ヘッドギアストラップの長さを調整することによってヘッドギア張力が加えられるときに、前記ヘッドギアクリップは、前記フレームアセンブリの下側アームとの機械的且つ磁気的な係合を維持するようにされ、且つ前記フレームアセンブリの前記下側アームに対して回転するようにされている請求項1から13のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップ。
- 前記ヘッドギアクリップおよび/または前記ヘッドギア接続ポイントの前記磁石は、強磁性材料、永久磁石、または、電磁石である請求項10に記載のヘッドギアクリップ。
- 周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するためのヘッドギアストラップを含む位置決め安定化構造体と、
患者により吐き出されるCO2の再呼吸を最小限に抑えるために、患者が吐き出すCO2が前記患者インタフェースの外部へ流出するのを可能にするように構成されるガス流出通気孔と、
前記クッションアセンブリと解放可能に係合し、且つ前記位置決め安定化構造体の前記ヘッドギアストラップとの接続を形成するフレームアセンブリと、
請求項1から15のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップと、
を備える患者インタフェース。 - 前記クッションアセンブリは、フレームアセンブリとの繰り返し可能な係合および前記フレームアセンブリからの繰り返し可能な離脱のための保持構造体を含み、前記フレームアセンブリおよび前記保持構造体は、解放可能な硬質−硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている請求項16に記載の患者インタフェース。
- 前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレームアセンブリが互いに取り付けられるときに前記フレームアセンブリに対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する請求項17に記載の患者インタフェース。
- 呼吸用ガス流の送出のためのチューブを更に備え、前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームアセンブリに接続されている請求項16から18のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
- 前記チューブが前記フレームアセンブリに取り外し不能に接続されている請求項19に記載の患者インタフェース。
- 呼吸器疾患を処置するための機器であって、
請求項16から20のいずれか一項に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。 - 患者の気道の入口へ供給加圧空気または呼吸用供給ガスを送出するための患者インタフェースのためのフレームであって、前記フレームは、請求項1から15のいずれか一項に記載のヘッドギアクリップと係合するように構造化されており、
前記フレームは、
本体と、
前記本体の上部から延在する一対の上側アームと、
前記本体の下部から延在する一対の下側アームであって、前記一対の下側アームの各々が該アームの遠位端部に下側ヘッドギア接続ポイントを含む一対の下側アームと、
を備え、
前記下側ヘッドギア接続ポイントはそれぞれ、前記ヘッドギアクリップの前記磁石と磁気的に接続するように構造化された磁石を含み、
前記下側ヘッドギア接続ポイントはそれぞれ、ヘッドギア張力が加えられるときに、前記ヘッドギアクリップを前記下側ヘッドギア接続ポイントに機械的に係合させるとともに、前記ヘッドギアクリップが前記下側ヘッドギア接続ポイントに対して回転できるようにするための機械的構造体を含む、フレーム。 - 前記一対の上側アームは、対向する上側ヘッドギア接続ポイントの対を備える請求項22に記載のフレーム。
- 前記下側アームに設けられる磁石は、前記患者インタフェースのクッションアセンブリの最大幅よりも更に離間されている請求項22に記載のフレーム。
- 周囲気圧に対して持続的に陽圧の呼吸用ガス流を少なくとも患者の鼻孔の入口を含む患者の気道への入口にシール状態で送出するための患者インタフェースであって、前記患者インタフェースは、睡眠呼吸障害を改善するために、患者が眠っている間、患者の呼吸サイクルの全体にわたって、使用時の周囲気圧よりも約4cmH2O〜約30cmH2O上回る範囲内に治療圧を維持するように構成され、
前記患者インタフェースは、
患者の気道に対してシールを形成するようになっているシール形成構造体と、使用時の周囲圧力を上回る圧力で加圧されるプレナムチャンバとを含むクッションアセンブリと、
患者の気道への入口で治療圧を維持しつつ、前記クッションアセンブリを患者の気道への前記入口を取り囲む部位とシール接触している状態に維持するためのヘッドギアストラップを含む位置決め安定化構造体と、
患者により吐き出されるCO2の再呼吸を最小限に抑えるために、患者が吐き出すCO2が前記患者インタフェースの外部へ流出するのを可能にするように構成されるガス流出通気孔と、
請求項22から24のいずれか一項に記載のフレームと、
を備える患者インタフェース。 - 前記クッションアセンブリは、前記フレームとの繰り返し可能な係合および前記フレームからの繰り返し可能な離脱のための保持構造体を含み、前記フレームおよび前記保持構造体は、解放可能な硬質-硬質間接続を形成するために半硬質材料から構成されている請求項25に記載の患者インタフェース。
- 前記クッションアセンブリは、前記保持構造体および前記フレームが互いに取り付けられるときに前記フレームに対してシールを形成するシールリップを備え、前記クッションアセンブリ内の空気圧が増大すると、シール力が増大する請求項26に記載の患者インタフェース。
- 供給加圧空気または呼吸用供給ガスの送出のためのチューブを更に備え、前記チューブが旋回エルボーなしで前記フレームに接続されている請求項25から27のいずれか一項に記載の患者インタフェース。
- 前記チューブが前記フレームに取り外し不能に接続されている請求項28に記載の患者インタフェース。
- 呼吸器疾患を処置するための機器であって、
請求項25から29のいずれか一項に記載の患者インタフェースと、
空気回路と、
陽圧の空気源と、
を備える機器。
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