JP6727929B2 - 光学走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に備えられる光学走査装置に関するものである。
画像形成装置に用いられる光学走査装置は、画像信号に応じて光源から出射したレーザ光束を光変調し、光変調されたレーザ光束を、回転多面鏡を備えた光偏向器で偏向走査している。偏向走査されたレーザ光束は、結像光学系等の走査レンズによって、感光ドラムの表面上にスポット状に結像された状態で光走査して画像記録を行っている。
画像形成装置は、設置の自由度の向上やコスト削減等の観点から小型化が求められている。それに伴い、光学走査装置の小型化、および感光ドラムの表面と光学走査装置との相対距離の短縮が求められている。それらを実現するためには、走査レンズと回転多面鏡を近接させる必要がある。
ここで、走査レンズは、筐体に設けた保持部により保持しており、光偏向器は保持部との干渉を避けて設ける必要がある。よって、光偏向器の基板部の面積が大きいと、走査レンズと回転多面鏡を近接させることを妨げてしまう。
光偏向器の基板部は、剛性を確保し、筐体に固定するための固定部を有するベース板と、回転多面鏡の回転を制御するための電気回路とからなる。電気回路は、ベース板とは別部材である回路基板上に設けている場合と、ベース板上に直に設けている場合がある。光偏向器の基板部の面積は、電気回路の面積と、筐体に固定するための固定部の面積とが大きく寄与している。一般的に光偏向器は、例えば、特許文献1に記載されたように、ベース板の固定部において、筐体に対し螺子(ネジ)を用いて締結される。
特開2011−133817号公報
しかしながら、電気回路パターンは、螺子の締結による応力印加を避けるため、螺子の最外径から離間させて設ける必要があった。即ち、ベース板の螺子固定部の周辺には電気回路パターンを配置することができず、その結果、基板部の小型化を妨げていた。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、小型化した光学走査装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る光学走査装置の代表的な構成は、光源と、前記光源からの光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を支持する回転部材と、前記回転部材を回転可能に保持する軸もしくは軸受と、ベース板と前記ベース板上に設けられており前記回転部材を回転駆動させるための電気回路部を実装する回路基板を有し、前記軸もしくは軸受を保持する基板部と、を有する光偏向器と、前記光偏向器が固定される光学箱と、前記回転多面鏡により偏向走査される光束を被走査面上に結像させる走査レンズと、を有する光学走査装置であって、前記光偏向器は、螺子を用いて前記基板部に設けられた固定部を介して前記光学箱に固定され、前記固定部のうちの少なくとも一つは、前記螺子の軸部が内部に挿通されると共に前記螺子の頭部の下面が軸方向端部に当接する円筒部であって前記回路基板の天面よりも前記回路基板の側に突出する前記円筒部を前記ベース板に設けた構成となっており、前記螺子の軸部の軸線方向に対して垂直な方向に見た時、前記基板部の前記回路基板は、前記螺子の頭部の最外径の位置よりも前記円筒部の側面に近接した領域まで設けられており、前記回路基板の天面と前記螺子の頭部の下面とが離間していることを特徴とする。
本発明によれば、光学走査装置を小型化できる。
本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る光学走査装置の第1実施形態の構成を示す斜視説明図である。 第1実施形態の光偏向器の構成を示す斜視説明図である。 第1実施形態の光偏向器の内部構成を示す断面説明図である。 第1実施形態の光偏向器を光学箱に組み付ける様子を示す分解斜視図である。 第1実施形態の光偏向器を光学箱に組み付けた状態での固定部周辺の構成を示す断面説明図である。 (a)は、第1実施形態の光偏向器の固定部の構成を示す平面説明図である。(b)は、比較例のスキャナモータの固定部の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る光学走査装置の第2実施形態の光偏向器の構成を示す斜視説明図である。 (a)は、第2実施形態の作用効果を説明する平面説明図である。(b)は、第1実施形態との作用効果を比較する平面説明図である。 本発明に係る光学走査装置の第3実施形態の光偏向器の構成を示す斜視説明図である。
図により本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図7を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。図1は、本実施形態の光学走査装置を備えた画像形成装置101の構成を示す断面説明図である。図1において、102は光学走査装置であって画像形成装置101本体の図示しない装置フレームに支持された光学台103に設置されている。
光学台103は、画像形成装置101の筐体の一部である。画像形成装置101には、紙等の記録材Pを載置する給送部104、給送部104上に載置された記録材Pを給送する給送ローラ105、給送ローラ105により給送される記録材Pを一枚ずつに分離する分離ローラ1が設けられている。給送ローラ105と分離ローラ1との協働により一枚ずつ分離給送された記録材Pは、一旦停止しているレジストローラ2のニップ部に先端部が突き当たり、該記録材Pの腰の強さにより斜行が補正される。
画像形成装置101には、像担持体となる感光ドラム109が設けられたプロセスカートリッジ108により構成される画像形成手段が配置されている。更に、感光ドラム109に対向して転写手段となる転写ローラ106が設けられている。
プロセスカートリッジ108には、図1の時計回り方向に回転する感光ドラム109の表面を一様に帯電する帯電手段となる帯電ローラ3が設けられている。帯電ローラ3により一様に帯電された感光ドラム109の表面上(被走査面上)には、光学走査装置102により画像情報に応じた光束Lが照射されて静電潜像が形成される。
プロセスカートリッジ108には、更に、現像容器内に収容された現像剤(トナー)を感光ドラム109の表面に供給する現像剤担持体となる現像ローラ4が設けられている。現像ローラ4により感光ドラム109の表面に形成された静電潜像に現像剤(トナー)が供給されてトナー像として現像される。
感光ドラム109の表面に形成されたトナー像が該感光ドラム109と転写ローラ106との転写ニップ部に到達するタイミングに合わせてレジストローラ2により記録材Pが挟持搬送されて該転写ニップ部に搬送される。そして、転写ローラ106に図示しない転写バイアス電源から転写バイアスが印加されて感光ドラム109の表面に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。転写後に感光ドラム109の表面に残留した残留トナーは、図示しないクリーニング手段となるクリーニングブレードにより掻き取られて除去される。
トナー像が転写された記録材Pは、定着手段となる定着装置107に搬送され、該定着装置107に設けられた定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される過程において加熱及び加圧されてトナー像が熱溶融して記録材Pに熱定着される。トナー像が熱定着された記録材Pは、排出ローラ110により挟持搬送されて画像形成装置101の外に設けられた排出トレイ5上に排出される。
<光学走査装置>
次に、図2を用いて本実施形態の光学走査装置102の構成について説明する。図2は、本実施形態の光学走査装置102の構成を示す斜視説明図である。図2に示すように、光源装置111(光源)から出射された一点鎖線で示す光束Lは、シリンドリカルレンズ112によって副走査方向(感光ドラム109の周方向、記録材Pの搬送方向)にのみ集光される。
その後、黒色樹脂等から成る光学箱113に形成された貫通穴からなる光学絞り114によって所定のビーム径に制限される。そして、光源装置111(光源)からの光束Lを偏向走査する回転多面鏡115の反射面116に主走査方向(感光ドラム109の軸方向)に長い線状に集光される。
回転多面鏡115は、光偏向器117により回転駆動され、反射面116に入射された光束Lを偏向する。偏向された光束Lは、回転多面鏡115により偏向走査される光束Lを感光ドラム109の表面上(被走査面上)に結像させる走査レンズ118を通過後、感光ドラム109の表面上に集光して走査される。これにより帯電ローラ3により一様に帯電された感光ドラム109の表面上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。光偏向器117は光学箱113に固定される。光学箱113の上部開口は、樹脂や板金製の図示しない光学蓋によって閉塞される。
<光偏向器>
次に、図3及び図4を用いて本実施形態の光偏向器117の構成について説明する。図3は、本実施形態の光学走査装置102に設けられた光偏向器117の構成を示す斜視説明図である。図4は、本実施形態の光学走査装置102に設けられた光偏向器117の構成を示す断面説明図である。
図4に示すように、回転多面鏡115は回転部材となるロータボス123の上面に載置されて支持される。ロータボス123は、中央部に設けられた貫通穴123aに回転軸121(軸)が嵌入されて固定されている。回転多面鏡115は、中央部に設けられた貫通穴115a内にロータボス123の軸方向に突出して設けられた円筒部123bが嵌入されている。ロータボス123の上面に載置された回転多面鏡115は、ロータボス123(回転部材)を回転可能に保持する回転軸121(軸)に嵌装された板バネ等の弾性部材124によって図4の上方から押圧されて弾性的に固定されている。
<回転駆動源>
回転多面鏡115を回転させる駆動源となるモータは、回転軸121と、該回転軸121を回転自在に支承する軸受122とを有する。軸受122は、ベース板126に固定されている。ロータボス123には、回転子となるロータ125が、かしめ等により一体的に形成されている。
また、金属製で導電性を有するベース板126上には、紙フェノール製またはガラスエポキシ樹脂製の回路基板127が固定されて基板部128を構成している。回路基板127上には、ロータボス123(回転部材)を回転駆動させるための電気回路部が実装されている。
基板部128には、ステータコア129及びステータコイル130を有する固定子となるステータ131が設けられている。基板部128は、軸受122を介して回転軸121を回転可能に保持する。回転軸121の上端部には、ロータボス123が一体的に形成されている。これによりステータコイル130に電流が流れることによりロータ125と、ロータボス123と、回転軸121と、回転多面鏡115と、弾性部材124とが一体的に回転する。
<基板部>
次に、図3を用いて本実施形態の特徴的な構成である光偏向器117の基板部128の構成について説明する。図3に示すように、本実施形態の基板部128には、固定部133,134と、段差部135と、かしめ部136とが設けられている。
<固定部>
図5は、光偏向器117を光学箱113に組み付ける様子を示す分解斜視図である。図6は、光偏向器117を光学箱113に組み付けた状態での固定部133の周辺の構成を示す断面説明図である。図5及び図6に示すように、光偏向器117は、螺子(ネジ)137,138を用いて基板部128に設けられた固定部133,134を介して光学箱113の底面113aに設けられた締結部139,140に締結して固定される。
一方の固定部133は、図6に示すように、金属製で導電性を有するベース板126から絞り加工等により回路基板127側に突出して形成した円筒部133aを有して構成される。円筒部133a内には、ベース板126を貫通する貫通穴133a1が設けられている。図3に示すように、回路基板127の円筒部133aに対応する位置には、該円筒部133aに嵌合し得るU字形状の切り欠き部127aが設けられている。他方の固定部134は、ベース板126を貫通する貫通穴を有して構成されている。
尚、固定部133と、固定部134とは、回転多面鏡115を挟んで対向した位置に設けられている。段差部135は、基板部128の図3の矢印X方向の端部の一部を幅狭とするために設けられている。かしめ部136は、回路基板127上に設けられた電気回路部のグラウンド(接地)と導電性を有するベース板126とを電気的に接続して接地するために設けられている。
<組み付け>
図5に示すように、光学箱113の底面113aには、締結部139,140が設けられている。光偏向器117を光学箱113に組み付ける。その際に、図6に示すように、螺子(ネジ)137の軸部137bを固定部133の円筒部133aの内部に形成される貫通穴133a1の内部に挿通する。そして、該軸部137bの外周面に形成された雄ネジ部137b1を締結部139に設けられた雌ネジ部139aに螺合締結する。
そのとき、螺子(ネジ)137の頭部137aの下面137a1が円筒部133aの軸方向端部133a2に当接する。これにより図6に示すように、回路基板127上に設けられた電気回路部の天面127bと螺子(ネジ)137の頭部137aの下面137a1とが隙間Cだけ離間した状態で光偏向器117が光学箱113に固定される。
一方、図5に示すように、螺子(ネジ)138の軸部138bをベース板126を貫通して設けた貫通穴からなる固定部134に挿通する。そして、該軸部138bの外周面に形成された雄ネジ部138b1を締結部140に設けられた雌ネジ部140aに螺合締結する。このとき、螺子(ネジ)138の頭部138aの下面138a1が貫通穴からなる固定部134の周縁部を圧接することで光偏向器117が光学箱113に固定される。
図6に示すように、螺子137の軸部137bは、固定部133の円筒部133aの内部に形成される貫通穴133a1内に挿通される。そして、該軸部137bの外周面に設けられた雄ネジ部137b1が光学箱113の底面113aに設けられた締結部139の雌ネジ部139aに螺合締結される。
図6に示すように、光学箱113の底面113aに設けられた締結部139の上面からなる当接面139bは、光偏向器117に設けられた固定部133の円筒部133aの真下に設けられている。固定部133の円筒部133aは、螺子137の頭部137aの下面137a1が該円筒部133aの軸方向端部133a2に当接して図6の矢印Z1方向に押圧される。また、固定部133の円筒部133aは、光学箱113の底面113aに設けられた締結部139の当接面139bから受ける抗力によって図6の矢印Z2方向に押圧される。図6の矢印Z1方向と矢印Z2方向とは、同一作用線6上で互いに反対方向に向かう。
図6に示すように、回路基板127上の電気回路部は、螺子137の頭部137aの最外径D1よりも円筒部133aの側面133a3に近接した位置に設けられている。図6に示す固定部133において、回路基板127上の電気回路部は以下の位置に配置される。ベース板126の平面部126aと、該平面部126aに対して起立して設けられた円筒部133aとの接続部である角隅部133bの位置まで該円筒部133aの側面133a3に近接して配置されている。
図6に示すように、螺子137の頭部137aの最外径D1に比べて固定部133の円筒部133aに嵌合される回路基板127の切り欠き部127aの幅D2は小さい。切り欠き部127aの幅D2は、固定部133の角隅部133bのベース板126の平面部126aとの境界部133b1の円周直径に対応している。これにより螺子137の頭部137aの最外径D1よりも内側(円筒部133aの側面133a3寄り)の領域まで回路基板127上の電気回路部を設けることができる。
<作用効果>
次に、図7を用いて本実施形態の作用効果について説明する。図7(a)は、光偏向器117の固定部133の周辺の構成を示す平面説明図である。図7(b)は、比較例として特許文献1に記載された光偏向器となるスキャナモータ7の固定部の周辺の構成を示す平面説明図である。
一般に、光偏向器117を螺子137により固定する際には、回路基板127上に形成された電気回路パターンからなる電気回路部の上面は直接押圧しない。その理由は、電気回路パターンに応力が印加されることによる電気的特性の劣化を防止するためである。更には、紙フェノール製またはガラスエポキシ樹脂製の回路基板127を直に螺子137により締結すると吸湿の影響等により螺子137が緩む可能性があるためである。そのため図7(b)に示す特許文献1に記載のスキャナモータ7のように駆動回路基板21は、螺子11の頭部11aの最外径D1よりも大きな幅D3を有する切り欠き部21aにより螺子11の頭部11aから離間した状態で鉄基板8に取り付けられていた。
本実施形態の光偏向器117では、図6に示すように、固定部133をベース板126から絞り加工等により回路基板127側に突出して形成した円筒部133aにより構成した。これにより螺子137の頭部137aの最外径D1よりも内側(円筒部133aの側面133a3寄り)まで回路基板127を設けることができる。
これにより図7(a)に示すように、固定部133の円筒部133aに嵌合される回路基板127の切り欠き部127aの幅D2を螺子137の頭部137aの最外径D1よりも小さく設定することができる。これにより光偏向器117は、固定部133の周辺において回路基板127の面積が確保できる。
このため図7(b)で示す比較例の光偏向器となるスキャナモータ7の駆動回路基板21に比べて基板部128の面積を小さくすることができる。その結果、光偏向器117のコスト削減や、光学走査装置102の小型化が可能となる。これにより基板部128の図5の矢印X方向の長さを短くすることで、回転多面鏡115と、走査レンズ118とを近接して配置することが可能となる。その結果、感光ドラム109の表面と、光学走査装置102との相対距離を短縮することができ、画像形成装置101を小型化することができる。
本実施形態の光偏向器117では、基板部128の螺子137の固定部133をベース板126から絞り加工等により回路基板127側に突出して形成した円筒部133aにより構成した。そして、螺子137の頭部137aの下面137a1と回路基板127上の電気回路部の天面127bとを螺子137の進行方向である図6の矢印Z方向に隙間Cだけ離間する。そして、回路基板127上の電気回路部を螺子137の頭部137aの最外径D1よりも円筒部133aの側面133a3に近接した位置に配置した。
これにより光偏向器117の回路基板127の固定部133の周辺を電気回路部として有効活用し、基板部128の面積を小型化できる。これにより走査レンズ118と、回転多面鏡115とを近接させて光学走査装置102の小型化ができる。また、小型化により光偏向器117および光学走査装置102のコストを削減することができる。
次に、図8及び図9を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図8は、本実施形態の光学走査装置102の光偏向器200の構成を示す斜視説明図である。図8に示す本実施形態の光偏向器200は、導電性を有するベース板201と、回路基板202とにより基板部203が構成されている。
本実施形態の基板部203には、該基板部203の図8の矢印X方向で示す幅方向の長さX1よりも短い幅X2を有して面方向(図8の矢印Y方向)に突出した把持部204が設けられている。導電性を有する金属製のベース板201から絞り加工等により回路基板202側に突出する円筒部133aが形成されている。回路基板202の円筒部133aに対応する位置には、該円筒部133aに嵌合し得るU字形状の切り欠き部202aが設けられている。
図9(a)は、本実施形態の作用効果を説明する平面説明図である。図9(b)は、前記第1実施形態との作用効果を比較する平面説明図である。図9(a),(b)に示す光偏向器117,200を光学箱113に組み付ける際には、該光偏向器117,200を図示しない工具等により把持する場合もある。その場合には、回転多面鏡115と、走査レンズ118との間に光偏向器117,200を把持する図示しない工具を挿入し得るスペースを確保する必要がある。
図9(b)に示す前記第1実施形態の光偏向器117を用いた場合は、基板部128の外周縁128aと、走査レンズ118の入射面118aとの間に工具の挿入領域Rを設ける必要がある。
これに対して、図9(a)に示す本実施形態の光偏向器200を用いた場合は以下の通りである。基板部203の面方向(図8の矢印Y方向)に突出して設けた基板部203の図8の矢印X方向で示す幅方向の長さX1よりも短い幅X2を有する把持部204が設けられる。該把持部204の両側に工具の挿入領域Rを設けることができる。これにより基板部203の外周縁203aと、走査レンズ118の入射面118aとを近接して配置することができ、その結果、回転多面鏡115と、走査レンズ118の入射面118aとの間の距離を短縮することができる。
ここで、図9(a)に示す本実施形態の光偏向器200を用いた場合の回転多面鏡115の回転軸121の回転中心と、走査レンズ118の光束Lの入射面118aとの相対距離A1を考慮する。また、図9(b)に示す前記第1実施形態の光偏向器117を用いた場合の回転多面鏡115の回転軸121の回転中心と、走査レンズ118の光束Lの入射面118aとの相対距離A2を考慮する。前記相対距離A1を前記相対距離A2よりも小さくすることができる。
光偏向器200を光学箱113に組み付ける際に工具を用いる場合がある。その場合でも基板部203の面方向(図8の矢印Y方向)に突出して設けた把持部204の両側に工具の挿入領域Rを設ける。これにより回転多面鏡115と走査レンズ118とを近接させることができる。
図9(a)に示す本実施形態の光偏向器200の図9(a)の矢印Y方向の長さY1は、把持部204を設けた分だけ図9(b)に示す前記第1実施形態の光偏向器117の図9(b)の矢印Y方向の長さY2に比べて僅かに大きくなっている。尚、各光偏向器117,200の図9(a),(b)の矢印X方向の長さX1は等しい。
従って、光学走査装置102が光偏向器117の図9(b)の矢印Y方向の長さY2を小さくした方がコスト削減や小型化の効果が見込める場合には、図9(b)に示す前記第1実施形態の光偏向器117を用いれば良い。即ち、光学走査装置102の構成によって図9(a),(b)に示す各光偏向器117,200の基板部128,203は、最適な形状を採用すれば良い。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図10を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図10は、本実施形態の光学走査装置102の第3実施形態の光偏向器300の構成を示す斜視説明図である。
前記第1実施形態の光偏向器117では、図3に示すように、かしめ部136により回路基板127上に設けられた電気回路部のグラウンド(接地)と導電性を有するベース板126とを電気的に接続して接地した。本実施形態の光偏向器300では、図10に示すように、かしめ部136の代わりに導通部材304を設けている。導通部材304は、例えば半田等が好適である。導通部材304は、固定部133の導電性を有する円筒部133aの側面133a3と、回路基板302上に設けられた電気回路部のグラウンド(接地)との間を電気的に接続する。
本実施形態の基板部303は、導電性を有するベース板301と、回路基板302とにより構成される。回路基板302の円筒部133aに対応する位置には、該円筒部133aに嵌合し得るU字形状の切り欠き部302aが設けられている。本実施形態の回路基板302の面積は、図3に示す第1実施形態の光偏向器117の回路基板127の面積に比べて、かしめ部136に必要な面積分だけ小さくできる。そのため本実施形態の光偏向器300は、第1実施形態の光偏向器117に比べて、更なるコスト削減や小型化が可能である。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、前記各実施形態では、各光偏向器117,200,300に設けられた一箇所の固定部133において螺子137の頭部137aの最外径D1よりも内側に各回路基板127,202,302を配置する構成について説明した。他に、各光偏向器117,200,300に設けられた複数の固定部133においても同様に構成出来る。
また、前記各実施形態では、螺子137を用いて各ベース板126,201,301の二箇所に設けられた固定部133,134を光学箱113に設けられた締結部139,140にそれぞれ締結する光偏向器117,200,300の一例について説明した。他に、螺子137を用いて各ベース板126,201,301を光学箱113に設けられた締結部に締結する締結箇所は、二箇所以外であっても良い。
また、前記各実施形態では、各ベース板126,201,301とは別部材からなる各回路基板127,202,302上に電気回路部を設けた一例について説明した。他に、各ベース板126,201,301上に電気回路部を設けて構成することもできる。
また、前記各実施形態では、図4に示すように、回転軸121が軸受122に回転可能に支承される構成の一例について説明した。他に、ロータボス123(回転部材)を回転可能に保持する軸受を設ける。更に、該ロータボス123(回転部材)を回転駆動させるための電気回路部を実装し、該軸受を保持する基板部を設ける。そして、該軸受が固定軸を中心に回転可能に設けられ、該軸受により回転多面鏡115等の回転体を支承する構成でも良い。
D1…螺子137の頭部137aの最外径
113…光学箱
117…光偏向器
127b…電気回路部の天面
128…基板部
133,134…固定部
133a…円筒部
133a2…軸方向端部
133a3…側面
137,138…螺子(ネジ)
137a,138a…頭部
137a1、138a1…下面
137b、138b…軸部

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源からの光束を偏向走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を支持する回転部材と、前記回転部材を回転可能に保持する軸もしくは軸受と、ベース板と前記ベース板上に設けられており前記回転部材を回転駆動させるための電気回路部を実装する回路基板を有し、前記軸もしくは軸受を保持する基板部と、を有する光偏向器と、
    前記光偏向器が固定される光学箱と、
    前記回転多面鏡により偏向走査される光束を被走査面上に結像させる走査レンズと、
    を有する光学走査装置であって、
    前記光偏向器は、螺子を用いて前記基板部に設けられた固定部を介して前記光学箱に固定され、
    前記固定部のうちの少なくとも一つは、前記螺子の軸部が内部に挿通されると共に前記螺子の頭部の下面が軸方向端部に当接する円筒部であって前記回路基板の天面よりも前記回路基板の側に突出する前記円筒部を前記ベース板に設けた構成となっており、前記螺子の軸部の軸線方向に対して垂直な方向に見た時、前記基板部の前記回路基板は、前記螺子の頭部の最外径の位置よりも前記円筒部の側面に近接した領域まで設けられており、前記回路基板の天面と前記螺子の頭部の下面とが離間していることを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記円筒部は導電性を有し、
    前記光偏向器は、前記円筒部の側面と前記電気回路部との間で電気的に接続された導通部材を有することを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記光偏向器は、前記基板部の幅方向の長さよりも短い幅を有する把持部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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