JP6727099B2 - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

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Description

本発明は、カバー本体部の被取付部に取り付けられた装飾部材を備えたエアバッグ装置のカバー体に関する。
従来、自動車などの車両のハンドルのハブコアなどの固定部に備えられるエアバッグ装置が用いられている。このエアバッグ装置は、袋状のエアバッグと、このエアバッグにガスを供給するインフレータと、エアバッグを非展開時に覆って収納するカバー体とを備えている。そして、車両が例えば衝突などにより衝撃を受けた際に、インフレータからエアバッグへとガスが供給されることでエアバッグが膨張し、このエアバッグの膨張によりカバー体が予め設けられた破断線すなわちテアラインに沿って破断して複数の扉部が形成され、これら扉部がそれぞれヒンジ部を中心として展開することにより、エアバッグが乗員側に展開して、乗員を拘束して保護するように構成されている。
このようなエアバッグ装置のカバー体について、カバー本体部の略中央部に装飾部材としての多層構造のエンブレム(オーナメント)を取り付ける構成が知られている。この構成では、例えば、一及び他のエンブレム体のそれぞれの裏側に突設したピンをカバー本体部に設けた開口部に挿通するとともに、カバー本体部の背面側であるエアバッグ側に配置したバックプレートの受け孔にこれらピンを係合することで、複数のエンブレム体を一体的に固定する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−124384号公報 (第5−10頁、図1−3)
上述のエアバッグ装置のカバー体の場合、一及び他のエンブレム体のエアバッグに対向する側からそれぞれピンを突出させてバックプレートと係合させるので、エンブレムの固定がすべて同方向となることから、一方向に加わる力に対して強固に固定されているものの、他方向に加わる力に対しては別途の補強構造が必要になる場合がある。
また、エアバッグ側に位置するバックプレートに、一及び他のエンブレム体の裏側のピンをそれぞれ受けるための受け孔が多数必要となるため、特に小型のエンブレムの場合などにはバックプレートに受け孔を近接して配置することとなるから、強度を確保するために厚みを増加させるなどの対策が必要になる。
しかも、これら受け孔の周縁には、成形時にこれら受け孔によって分岐された溶融樹脂の流れの合流によってウェルドラインが生じやすい。一及び他のエンブレム体のピン数を増やすと、バックプレートの受け孔数も増加するため、ウェルドラインがより発生しやすくなることから、これを避けてピンを受け孔に係合するときに撓み力やエアバッグ作動時の衝撃力に対する充分な強度を得るために、バックプレートの成形時のゲートの数を増加しなければならず、コスト増が懸念される。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、複数の装飾体を備える装飾部材を簡単な構造でカバー本体部に確実かつ強固に固定しつつ、製造コストを抑制できるエアバッグ装置のカバー体を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体は、被取付部、及びこの被取付部を貫通して設けられたカバー開口部を備え、収納されたエアバッグを覆うカバー本体部と、一の装飾体、この一の装飾体の少なくとも一部を覆ってこの一の装飾体に位置決めされこの一の装飾体とともに前記カバー本体部の被取付部の反エアバッグ側に固定される他の装飾体、及び前記カバー本体部の被取付部のエアバッグ側に配置され前記一及び他の装飾体との間で被取付部を挟み込む台座部を備えた装飾部材とを具備し、前記一の装飾体は、前記カバー開口部の少なくともいずれかと連通する連通開口部と、前記カバー開口部の残りの他の少なくともいずれかに対応する位置に開口された一の保持受け部とを有し、前記他の装飾体は、前記連通開口部及びこの連通開口部と連通する前記カバー開口部に挿通される一の保持部を有し、前記台座部は、一の方向から挿入された前記一の保持部を保持する他の保持受け部と、前記カバー開口部に挿通され前記一の方向に対向する方向で前記一の保持受け部に挿入保持される他の保持部とを有したものである。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、台座部は、複数の他の保持受け部と複数の他の保持部とが周囲方向に交互に配置されたものである。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、カバー取付部を貫通して設けたカバー開口部の少なくともいずれかと一の装飾体の連通開口部とを連通させるとともに、これら連通開口部及びカバー開口部に他の装飾体の一の保持部を一の方向から挿通して台座部の他の保持受け部により保持し、この台座部の他の保持部をカバー開口部の残りの他の少なくともいずれかに挿通して一の装飾体の一の保持受け部により一の方向に対向する方向で持することで、一及び他の装飾体と台座部との間でカバー取付部を挟み込む。この結果、複数の装飾体を備える装飾部材を簡単な構造でカバー取付部に確実かつ強固に固定できる。一及び他の保持部を他及び一の保持受け部により保持することで一及び他の装飾体と台座部とを互いに挟み込んで固定するので、装飾体をカバー取付部に対してより強固に固定できる。また、台座部と一の装飾体とに保持受け部を分散させているので、台座部のみに保持受け部を集中させる場合と比較して台座部の強度を容易に確保でき、製造コストを抑制できる。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体によれば、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体の効果に加えて、複数の他の保持受け部と複数の他の保持部とを台座部の周囲方向に交互に配置することで、台座部の他の保持受け部により受ける他の装飾体の一の保持部と、一の装飾体の一の保持受け部で受ける台座部の他の保持部とを周囲方向にバランスよく配置でき、装飾部材をカバー本体部に効果的に保持できる。
本発明の第1の実施の形態のエアバッグ装置のカバー体の一部を意匠面側から示す分解斜視図である。 同上エアバッグ装置のカバー体の一部を背面側から示す分解斜視図である。 同上エアバッグ装置のカバー体の断面図である。 同上エアバッグ装置のカバー本体部を背面側から示す斜視図である。 同上エアバッグ装置を備えたハンドルを示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態のエアバッグ装置のカバー体の断面図である。
以下、本発明のエアバッグ装置のカバー体の第1の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図5において、10は車両である自動車のハンドルとしてのステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、ハンドル本体としてのステアリングホイール本体11と、このステアリングホイール本体11の乗員側に装着されるエアバッグ装置12とを備えている。なお、ステアリングホイール10は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、車両の直進状態を基準とし、ステアリングシャフト側を背面側、乗員側を正面側とし、フロントガラスに向かう方向(矢印A方向)を上側として説明する。
そして、ステアリングホイール本体11は、円環状をなす把持部であるグリップ部であるリム部14と、このリム部14の内側に位置するボス部15と、これらリム部14とボス部15とを連結する複数のスポーク部16とから構成されている。
また、図示しないが、ボス部15の背面部には、ステアリングシャフトに嵌着される略円筒状のボスが設けられているとともに、このボスに芯体を構成するボスプレートがマグネシウム合金などをダイカストで鋳ぐるむなどして一体的に固着されている。そして、このボスプレートから、スポーク部16の芯金が一体に延設され、あるいは溶接などして固着されている。さらに、このスポーク部16の芯金に、リム部14の芯金が溶接などして固着されている。また、これらリム部14の芯金の外周部と、スポーク部16の芯金のリム部14側の部分の外周部とには、軟質の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部が形成され、さらに、この表皮部の外周の全部あるいは一部が、天然あるいは人工の皮革により覆われている。
一方、エアバッグ装置12は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、ステアリングホイール本体11のボス部15の正面側を覆うように配置されるもので、金属板などからなる被取付部材としてのベースプレート、袋状のエアバッグ、ガスを噴射するインフレータなどを備えるとともに、樹脂製のカバー体18を備えている。そして、ベースプレートは、ホーンプレートあるいはブラケット部などを介してステアリングホイール本体11に取り付けられ、このベースプレートに、エアバッグ、インフレータ、及びカバー体18が取り付けられ、小さく折り畳まれたエアバッグがカバー体18により覆われている。
カバー体18は、ケース体、パッド、あるいはモジュールカバーなどとも呼ばれるもので、例えばTPOなどの軟質の合成樹脂などにて一体成形されたカバー本体部19と、このカバー本体部19に取り付けられた装飾部材としてのエンブレム20とを備えている。
カバー本体部19は、ボス部15及びスポーク部16の一部を覆う被覆部としての表板部21と、この表板部21の背面(裏面)から正面視略角筒状などの筒状に突設された周壁である周板部22とを備えている。そして、表板部21と周板部22とに囲まれた部分が、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグ収納部となり、このエアバッグ収納部の正面側に臨む部分が被取付部としての正面板部23となるとともに、この正面板部23の意匠面である正面側の中央部に、エンブレム20が収納される収納部としての取付凹部24が凹設されている。また、表板部21には、エアバッグ収納部に臨み、正面板部23の取付凹部24を避けた位置にテアライン25が形成され、このテアライン25の開裂によりエアバッグの展開時に複数の扉部が形成される。このテアライン25は、予定線部あるいは破断予定部となどとも呼び得るもので、正面板部23の背面(裏面)側を溝状に凹設し、正面板部23の他の部分より脆弱な弱部として形成されている。このテアライン25は、設定したい扉部の形状及び枚数に応じて任意に設定できるが、本実施の形態では、例えば取付凹部24の一側部から上部を経由して他側部に連続するように形成されている。したがって、扉部は、正面板部23の取付凹部24の下部が下側の扉部と一体をなし、取付凹部24の上縁部に沿って開裂して下方に展開し、上側の扉部が上方に展開するようになっている。
周板部22には、ベースプレートとカバー体18とを係合するための係合爪部22a及び係合開口部22bなどが複数設けられている。
取付凹部24は、エンブレム20の形状に対応して設けられており、本実施の形態では、例えば正面から見て略楕円形状(小判型)となっている。この取付凹部24(正面板部23)には、エンブレム20を取り付けるためのカバー開口部28が複数開口されている。
カバー開口部28は、円形状に形成されており、正面板部23(取付凹部24)を厚さ方向である前後方向に貫通して設けられている。本実施の形態では、このカバー開口部28には、図1及び図2に示すように、第1のカバー開口部28aと、第2のカバー開口部28bとが設定されている。第1のカバー開口部28aの配置、及び、第2のカバー開口部28bの配置は、それぞれエンブレム20を上下左右にバランスよく固定できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えば第1のカバー開口部28a及び第2のカバー開口部28bがそれぞれ3つずつ、仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置され、第1のカバー開口部28aと第2のカバー開口部28bとの配置が、例えば上下対称な配置のヘキサグラム(六芒星)となっている。したがって、第1のカバー開口部28aと第2のカバー開口部28bとが周囲方向に交互に配置されている。
そして、図1ないし図4に示すエンブレム20は、オーナメントなどとも呼ばれるもので、他の装飾体としての第1のエンブレム体31と、一の装飾体としての第2のエンブレム体32と、台座部としてのバックプレート33とを備える多層構造であり、これら第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33とでカバー体18の正面板部23(取付凹部24)を挟み込んで固定されている。
第1のエンブレム体31は、デザインオーナメント、アッパプレート、あるいはアッパエンブレムなどとも呼ばれるものである。この第1のエンブレム体31は、例えば硬質または軟質の合成樹脂により成形され、適宜塗装やメッキなどの表面処理が施されている。この第1のエンブレム体31は、第2のエンブレム体32の少なくとも一部、本実施の形態では一部を覆って正面板部23(取付凹部24)の反エアバッグ側である正面側に取り付けられる。この第1のエンブレム体31は、種々の形状とすることが可能であるが、本実施の形態では、例えば左右方向に長手方向を有する略長円(楕円)枠状に形成され、左右方向に線対称な形状となっている。したがって、この第1のエンブレム体31には、中央部に開口36が形成されている。また、第1のエンブレム体31の背面(裏面)側、すなわち正面板部23(取付凹部24)に対向する側には、単数、または複数、本実施の形態では3つの一の脚部である一の保持部(一の係合部)としてのピン37が正面背面方向(前後方向)に沿って突設されている。そして、本実施の形態では、この第1のエンブレム体31は、エンブレム20の意匠の周辺となる周辺意匠部である。
ピン37は、カバー開口部28の少なくともいずれかに挿通されバックプレート33に保持されることで第1のエンブレム体31をカバー体18側であるバックプレート33に固定するものである。このピン37は、略円柱状に形成され、本実施の形態では、先端部に、基端側に対して段差状に径大となる係止本体部41を有していてもよい。また、このピン37の配置は、第1のエンブレム体31を上下左右にバランスよく支持できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、3つ、仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置されている。そして、これらピン37は、本実施の形態では第1のカバー開口部28aに挿通されるようになっている。
また、第2のエンブレム体32は、ミッドエンブレムなどとも呼ばれるものである。この第2のエンブレム体32は、合成樹脂により成形され、適宜表面処理が施されている。この第2のエンブレム体32は、正面板部23(取付凹部24)の反エアバッグ側である正面側に取り付けられ、第1のエンブレム体31と組み合わされることで1つの意匠を構成している。この第2のエンブレム体32は、意匠面である正面側に、第1のエンブレム体31の開口36に嵌合する嵌合凸部43が設けられている。また、この第2のエンブレム体32には、この嵌合凸部43の周縁部に、例えば第1のエンブレム体31が嵌合する嵌合凹部44が設けられている。さらに、この第2のエンブレム体32には、嵌合凹部44の周縁部に、第1のエンブレム体31の外縁を囲む周縁嵌合凸部45が設けられていてもよい。そして、この第2のエンブレム体32には、単数、または複数、本実施の形態では3つの連通開口部47が開口されている。また、この第2のエンブレム体32には、単数、または複数、本実施の形態では3つの一の保持受け部としての第1の係止孔48が開口されている。
嵌合凸部43は、例えば長円(楕円、小判型)形状に形成され、島状となっている。また、嵌合凹部44は、長円(楕円)環状に形成されている。さらに、周縁嵌合凸部45は、例えば長円(楕円)環状に形成されている。なお、嵌合凸部43の背面側、すなわち正面板部23側には、凹部49が設けられていてもよい。
連通開口部47は、第2のエンブレム体32が正面板部23に取り付けられた(取付凹部24に嵌合された)状態でカバー開口部28の少なくともいずれかと連通し、このカバー開口部28とともに第1のエンブレム体31のピン37が挿通されるものである。この連通開口部47は、本実施の形態では、例えば円形状に形成され、第2のエンブレム体32を厚さ方向に貫通している。また、この連通開口部47は、本実施の形態では、第1のカバー開口部28aと連通して配置される。この連通開口部47は、エンブレム20を上下左右にバランスよく固定できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えば仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置されている。また、この連通開口部47は、嵌合凹部44に配置されている。すなわち、この連通開口部47は、第1のエンブレム体31によって覆われる位置に設けられている。
第1の係止孔48は、第2のエンブレム体32が正面板部23に取り付けられた(取付凹部24に嵌合された)状態でカバー開口部28の残りの他の少なくともいずれか、本実施の形態では残りのカバー開口部28すべて(第2のカバー開口部28b)に挿通された後述するバックプレート33の他の保持部(一の係合部)としての係合ピン54を挿入保持することでバックプレート33を第2のエンブレム体32に対して固定するものである。そして、この第1の係止孔48は、エンブレム20を上下左右にバランスよく固定できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えば連通開口部47に対して上下対称な配置となる仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置されている。したがって、複数の第1の係止孔48は、複数の連通開口部47と上下対称に配置されている。このため、第1の係止孔48と連通開口部47とが、ヘキサグラム状に配置されている。また、この第1の係止孔48は、嵌合凹部44に配置されている。すなわち、この第1の係止孔48は、第1のエンブレム体31によって覆われる位置に設けられている。そして、この第1の係止孔48は、爪部51が内縁に突設されていてもよい。この爪部51は、第1の係止孔48の内縁から中心側に向けて複数、例えば3つ設けられていてもよい。また、第1の係止孔48と連通開口部47とは、周囲方向に交互に配置されている。
バックプレート33は、ロワエンブレムなどとも呼ばれるものである。このバックプレート33は、例えば硬質の合成樹脂により板状に成形されている。このバックプレート33は、第1及び第2のエンブレム体31,32を正面板部23(取付凹部24)に固定できれば種々の形状とすることができるが、例えば左右対称な長円(楕円)形状の板状に形成されている。また、このバックプレート33には、他の保持受け部としての第2の係止孔53が設けられている。さらに、このバックプレート33の背面(裏面)側、すなわち正面板部23(取付凹部24)に対向する側には、単数、または複数、本実施の形態では3つの他の脚部である他の保持部(一の係合部)としての係合ピン54が正面背面方向(前後方向)に沿って突設されている。
第2の係止孔53は、カバー開口部28の少なくともいずれか(第1のカバー開口部28a)及び連通開口部47に挿通された第1のエンブレム体31の各ピン37を挿入保持することで第1のエンブレム体31とバックプレート33とを、第2のエンブレム体32を挟み込んだ状態で固定するものである。そして、この第2の係止孔53は、エンブレム20を上下左右にバランスよく固定できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えば仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置されている。また、この第2の係止孔53は、ピン37の係止本体部41を係合する爪部55が内縁に突設されていてもよい。この爪部55は、第2の係止孔53の内縁から中心側に向けて複数、例えば3つ設けられていてもよい。この爪部55は、第2の係止孔53に嵌挿されたピン37の係止本体部41によって弾性変形された後に復帰変形して係止本体部41を係合保持するようになっている。
係合ピン54は、カバー開口部28の残りの他、すなわちピン37が挿通されていないカバー開口部28に挿通されて第2のエンブレム体32に保持されることでバックプレート33を第2のエンブレム体32に対して固定するものである。すなわち、この係合ピン54は、第2のカバー開口部28bに挿通されるものである。この係合ピン54は、略円柱状に形成され、本実施の形態では、先端部に、基端側に対して段差状に径大となる係止本体部58を有していてもよい。また、この係合ピン54の配置は、第2のエンブレム体32を上下左右にバランスよく支持できれば、その形状などに応じて適宜設定できるが、本実施の形態では、例えば第2の係止孔53に対して上下対称な配置となる仮想的な二等辺三角形の頂点の位置に配置されている。したがって、これら係合ピン54と第2の係止孔53とは、周囲方向に交互に配置されている。
そして、カバー体18の製造の際には、正面板部23を含む表板部21及び周板部22を予め合成樹脂により射出成形した後、別途成形した第2のエンブレム体32を取付凹部24に嵌合させる。この状態で、第2のエンブレム体32の連通開口部47が正面板部23のカバー開口部28の第1のカバー開口部28aと位置合わせされて互いに連通するとともに、第1の係止孔48がカバー開口部28の第2のカバー開口部28bと位置合わせされる。
次いで、別途成形したバックプレート33を正面板部23の取付凹部24の背面側に配置し、係合ピン54を正面板部23のカバー開口部28の第2のカバー開口部28bに挿通し、第2のエンブレム体32の第1の係止孔48に係止本体部58を含む先端側を嵌挿(圧入)することで、係止本体部58が第1の係止孔48を貫通し、弾性変形した爪部51が復帰変形することで第2のエンブレム体32に係止され、第2のエンブレム体32とバックプレート33とが互いに固定される。この状態で、バックプレート33の第2の係止孔53がカバー開口部28の第1のカバー開口部28aと位置合わせされる。
そして、別途成形した第1のエンブレム体31を、第2のエンブレム体32に被せながら、ピン37を連通開口部47及びカバー開口部28の第1のカバー開口部28aに挿通しつつ第2のエンブレム体32の嵌合凹部44に嵌合させ、バックプレート33の第2の係止孔53にピン37の係止本体部41を含む先端側を嵌挿(圧入)することで、係止本体部41が第2の係止孔53を貫通し、弾性変形した爪部55が復帰変形することでバックプレート33に係止され、第1のエンブレム体31とバックプレート33とが互いに固定される。
この結果、第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33とにより、正面板部23(取付凹部24)が正面背面方向に挟み込まれた状態でエンブレム20が強固に固定される。また、この状態で、エンブレム20は、第1及び第2のエンブレム体31,32が取付凹部24に収納され、この取付凹部24の周囲の正面板部23の表面から大きく突出することがない。
このカバー体18を備えたエアバッグ装置12をステアリングホイール10に備えた自動車が衝突などすると、制御装置がインフレータを作動させ、エアバッグにガスを供給する。すると、エアバッグが急速に膨張展開し、この膨張展開する圧力でカバー体18をテアライン25に沿って破断し、扉部を形成し、この扉部がヒンジ部を軸として回動してエアバッグを膨出させる開口である突出口を形成し、この突出口からエアバッグが乗員の前方に展開し、乗員を保護する。
上述したように、上記の第1の実施の形態によれば、正面板部23を貫通して設けたカバー開口部28の少なくともいずれか(第1のカバー開口部28a)と第2のエンブレム体32の連通開口部47とを連通させるとともに、これら連通開口部47及びカバー開口部28に第1のエンブレム体31のピン37を挿通してバックプレート33の第2の係止孔53により保持し、このバックプレート33の係合ピン54をカバー開口部28の残りの他の少なくともいずれか(第2のカバー開口部28b)に挿通して第2のエンブレム体32に設けた第1の係止孔48により保持してすることで、第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33との間で正面板部23を挟み込む。この結果、複数のエンブレム体31,32を備えるエンブレム20を簡単な構造で正面板部23に確実かつ強固に固定できる。
また、ピン54,37を係止孔48,53により保持することで第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33とを互いに挟み込んで固定する構成としたので、エアバッグの展開方向とその反対方向との双方向に加わる力に対してエンブレム20の保持力を発揮でき、エンブレム20をより強固に固定できる。
また、バックプレート33と第2のエンブレム体32とに係止孔53,48を分散させているので、バックプレート33のみに係止孔を集中させる場合と比較して、特に小型のエンブレム20の場合などでも、バックプレート33の厚みを増加させたり、係止孔53の周囲にウェルドラインなどの成形不良が生じないようにバックプレート33の成形時のゲート数を増加させたりするなどの必要がなくバックプレート33の強度を容易に確保できる。そのため、エアバッグ収納スペースを確保でき、エンブレム20の重量を増加させることがないとともに、シンプルな金型構造で、かつ、より少ない原料でバックプレート33を成形でき、製造コストを抑制できる。
そして、複数の第2の係止孔53と複数の係合ピン54とをバックプレート33の周囲方向に交互に配置することで、バックプレート33の第2の係止孔53により受ける第1のエンブレム体31のピン37と、第2のエンブレム体32の第1の係止孔48で受けるバックプレート33の係合ピン54とを周囲方向にバランスよく配置でき、エンブレム20をカバー本体部19に効果的に保持できる。
次に、第2の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記の第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記の第1の実施の形態において、第1のエンブレム体31が第2のエンブレム体32の全体を覆っているものである。
第1のエンブレム体31は、例えば透光性を有する部材、すなわち透明な部材により形成されている。本実施の形態において、第1のエンブレム体31は、例えば透明な樹脂により成形されている。したがって、この第1のエンブレム体31は、第2のエンブレム体32の造形が正面側から透過して目視できるようになっている。なお、この第1のエンブレム体31には、表面加工部61が設けられていてもよい。この表面加工部61は、例えば印刷、塗装、箔押し(シート(フィルム)貼り付け)などにより形成されていてもよい。この表面加工部61は、例えばピン37の位置が正面側から目視されないように、このピン37の位置を含む位置に対応して設けられていてもよいし、第2のエンブレム体32の造形の装飾性を向上するために、第2のエンブレム体32に対向する位置などに設けられていてもよい。
第2のエンブレム体32は、例えば図形文字などの造形を少なくとも第1のエンブレム体31と対向する位置に有していてもよい。本実施の形態では、この第2のエンブレム体32は、第1のエンブレム体31の表面加工部61を除く位置に造形部62を有している。さらに、第2のエンブレム体32の造形を第1のエンブレム体31の正面側へとより効果的に透過させるように、発光部材63を設けてもよい。この場合、第2のエンブレム体32は、発光部材63の発光を透過させるように、例えば透光性を有する部材、すなわち透明な部材により形成されていてもよい。
発光部材63は、第2のエンブレム体32の背面側、すなわち、第2のエンブレム体32とカバー本体部19の正面板部23(取付凹部24)との間に配置されている。本実施の形態では、この発光部材63は、第2のエンブレム体32の造形部62の全体に対向して配置されているが、造形部62の一部にのみ対向配置されていてもよいし、造形部62の外縁部など、造形部62を除く位置に対向配置されていてもよい。この発光部材63は、例えば自発光する発光体として構成とすることもできるし、別途の発光体からの発光を導く導光体として構成することもできる。本実施の形態において、発光部材63は、例えば図示しない発光制御部と接続部材としてのリード線64を介して電気的に接続され、この発光制御部により発光が制御されている。
リード線64は、例えばカバー開口部28の一部(第3のカバー開口部28c)を介してカバー本体部19の正面板部23(取付凹部24)の背面側、すなわちエアバッグ側へと導出され、発光制御部と電気的に接続されている。したがって、本実施の形態においては、カバー開口部28の一部(第1及び第2のカバー開口部28a,28b)に対応して第2のエンブレム体32の連通開口部47と第1の係止孔48とが形成されており、カバー開口部28の残りの他(第3のカバー開口部28c)を用いてリード線64が導出されている。また、このリード線64を発光制御部へと接続するために、バックプレート33にリード線64を挿通する挿通開口部65を設けてもよい。すなわち、バックプレート33に挿通開口部65を第3のカバー開口部28cに対応して設けてもよい。なお、発光部材63を導光体として構成する場合には、例えば発光体から発光部材63へと光を導くための光ファイバなどの導光部材(接続部材)を、第3のカバー開口部28c及び挿通開口部65を介して導出するように構成することもできる。
そして、カバー体18の製造の際には、正面板部23を含む表板部21及び周板部22を予め合成樹脂により射出成形した後、発光部材63及び第2のエンブレム体32を取付凹部24に順次重ねて取り付ける。このとき、リード線64をカバー開口部28の第3のカバー開口部28cに挿通する。このリード線64は、発光制御部に電気的に接続する。
この後、上記の第1の実施の形態と同様の工程により、第2のエンブレム体32とバックプレート33とを互いに固定し、さらに第1のエンブレム体31とバックプレート33とを互いに固定する。この結果、第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33とにより、正面板部23(取付凹部24)が正面背面方向に挟み込まれた状態でエンブレム20が強固に固定され、発光部材63が第2のエンブレム体32と正面板部23(取付凹部24)との間に配置される。
そして、リード線64を介して発光制御部により発光部材63の発光が制御されることで、第2のエンブレム体32を覆う第1のエンブレム体31の正面側から、第2のエンブレム体32の造形部62などの造形が第1のエンブレム体31を透過して目視される。
このように、第1のエンブレム体31により第2のエンブレム体32の全体を覆う構成としても、上記の第1の実施の形態と同様の第1及び第2のエンブレム体31,32とバックプレート33との取付構造を用いることにより、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、発光部材63を用いることで、第1及び第2のエンブレム体31,32に加えて、光を利用した、より効果的な装飾を行うことができる。
なお、上記の第2の実施の形態の発光部材63は、第1の実施の形態のように第1のエンブレム体31が第2のエンブレム体32の一部を覆う構成であっても適用できる。
さらに、上記の各実施の形態において、係止孔48,53の少なくともいずれかは、単にピン54,37を挿通可能な孔として形成してもよい。この場合には、ピン54,37は、単なる柱状に形成し、熱かしめなどによって固定してもよいし、スピードナットなどの別途の係止部材を先端側に嵌合させて固定してもよい。すなわち、第1のエンブレム体31とバックプレート33と、及び、バックプレート33と第2のエンブレム体32とは、それぞれ互いに係合により固定するスナップイン構造以外に、係止孔48,53に挿通したピン54,37を任意の固定方法により固定する構造としてもよい。
また、エアバッグ装置12は、例えばホーンスイッチの操作部を兼ねるものでもよい。
そして、カバー体18の形状は、それぞれステアリングホイール10の形状などに対応して任意に設定できる。
本発明は、例えば、自動車のハンドル(ステアリングホイール)に用いられるエアバッグ装置のカバー体の他、種々の移動体のハンドルその他の部位に備えられるエアバッグ装置のカバー体に適用できる。
12 エアバッグ装置
18 カバー体
19 カバー本体部
20 装飾部材としてのエンブレム
23 被取付部としての正面板部
28 カバー開口部
31 他の装飾体としての第1のエンブレム体
32 一の装飾体としての第2のエンブレム体
33 台座部としてのバックプレート
37 一の保持部としてのピン
47 連通開口部
48 一の保持受け部としての第1の係止孔
53 他の保持受け部としての第2の係止孔
54 他の保持部としての係合ピン

Claims (2)

  1. 被取付部、及びこの被取付部を貫通して設けられたカバー開口部を備え、収納されたエアバッグを覆うカバー本体部と、
    一の装飾体、この一の装飾体の少なくとも一部を覆ってこの一の装飾体に位置決めされこの一の装飾体とともに前記カバー本体部の被取付部の反エアバッグ側に固定される他の装飾体、及び前記カバー本体部の被取付部のエアバッグ側に配置され前記一及び他の装飾体との間で被取付部を挟み込む台座部を備えた装飾部材とを具備し、
    前記一の装飾体は、
    前記カバー開口部の少なくともいずれかと連通する連通開口部と、
    前記カバー開口部の残りの他の少なくともいずれかに対応する位置に開口された一の保持受け部とを有し、
    前記他の装飾体は、前記連通開口部及びこの連通開口部と連通する前記カバー開口部に挿通される一の保持部を有し、
    前記台座部は、
    一の方向から挿入された前記一の保持部を保持する他の保持受け部と、
    前記カバー開口部に挿通され前記一の方向に対向する方向で前記一の保持受け部に挿入保持される他の保持部とを有した
    ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  2. 台座部は、複数の他の保持受け部と複数の他の保持部とが周囲方向に交互に配置された
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
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