JP6727055B2 - 厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼 - Google Patents
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(1)フェライト及びオーステナイトの二相よりなり、
フェライト相が30〜70%、オーステナイト相が70〜30%で構成され、
質量%で、C:0.050%以下、Si:1.0%以下、Mn:6.0%以下、P:0.040%以下、S:0.030%以下、Ni:0.50〜8.0%、Cr:19.0〜27.0%、Mo:4.0%以下、Cu:3.0以下、N:0.050〜0.35%含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、
板厚が5mm以上であって、90°超曲げ加工した時に、曲げ加工部分に割れを生じないことを特徴とする厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
(2)質量%で、Ni:1.0〜6.0%、Cr:20.5〜24.5%、Mo:1.9%以下、Cu:2.0%以下、N:0.050〜0.25%に制限されることを特徴とする(1)に記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
(3)質量%で、Mn:2.0%超〜6.0%、Ni:1.0〜4.0%未満に制限されることを特徴とする(1)又は(2)に記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
(4)下記のPRE値が21〜34であることを特徴とする(1)〜(3)のうちいずれかに記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
PRE = Cr + 3.3×Mo + 16×N;但し、式中のCr、Mo及びNは、鋼中の元素Cr、Mo及びNのそれぞれの含有量(単位:mass%)を示す。
以下の説明において、各元素の含有量を表す「%」は特に断りがない限り質量%を意味する。
Cは、フェライト相に固溶あるいはCr炭化物を形成して耐酸化性を阻害する。一方、 Cは、炭化物を形成し、鋼の強化及びフェライト粒の微細化に有効な元素であり、オーステナイト組織の安定性を高めるために有効である。しかし、Cは、多量に添加されると加工性の劣化を招く。このような観点から、0.050%を上限としてCを含有しても良い。尚、Cを過度に低減することは製鋼段階でのコスト増加を招くため、その下限値は0.0005%としても良い。なお、安定的な製造性の観点からは0.0015%以上とすることが好ましい。
Siは、溶製時の脱酸元素として活用する場合や、耐酸化性の向上のために積極的に添加する場合がある。また、フェライト安定化元素でもある。なお、脱酸の観点から、0.03%以上とすることが好ましい。また多量の添加は材質硬質化による加工性の低下を招くことがあるため、上限は1.0%とする。なお、加工性、安定製造性の観点からは0.30%以下とすることが好ましく、さらに0.20%以下とすることが好ましい。さらに加工性、安定製造性を確実にするために0.15%以下にすることが望ましい。但し、極低Si化はコスト増加を招くためその下限を0.01%とすることが好ましい。
Mnは、溶製時の脱酸剤として添加される元素であるとともに、オーステナイト単相域を拡大し組織の安定化に寄与する。ただし、過度に添加すると、粗大介在物が生成して、加工性が劣化するので、上限を6.0%とする。下限は特に定めないが、オーステナイト相の確実な安定化と加工性の観点から、2.0%超が好ましい。
Pは原料である溶銑やフェロクロム等の主原料中に不純物として含まれる元素である。熱間加工性に対しては有害な元素であるため、0.040%以下とする。なお、好ましくは0.030%以下である。過度な低減は高純度原料の使用を必須にするなど、コストの増加に繋がるため0.010%以上とする。経済的に好ましくは、0.020%以上にすることが望ましい。
Sは、硫化物系介在物を形成し、鋼材の一般的な耐食性(全面腐食や孔食)を劣化させるため、その含有量の上限は少ないほうが好ましく、0.030%とする。また、Sの含有量は少ないほど耐食性は良好となるが、低S化には脱硫負荷が増大し、製造コストが増大するので、その下限を0.0001%とするのが好ましい。なお、好ましくは0.0001〜0.0010である。
Niは、Mnと同様にオーステナイト相を安定化させる元素であって、耐酸化性の面では、Mnよりも優れた効力を有する。これらの効果は0.50%以上で得られるため、下限を0.50%以上とする。Niの含有量は、好ましくは、1.0%以上である。一方、過度なNiの添加は熱間加工性を低下させるために、8.0%以下とする。加工性を高める観点から、Niは6.0%以下とすることが好ましく、4.0%未満とすることがより好ましい。
Crは、ステンレス鋼の基本元素であり、耐酸化性や耐食性確保のために必須な元素である。19.0%未満では、これらの効果は発現しないので、下限を19.0%以上とする。耐酸化性の観点からは20.5%以上にすることが望ましい。一方で、27.0%超ではオーステナイト単相域が縮小し、C、Nと化合物を形成して製造時の熱間加工性を損ねるため、上限を27.0%とする。好ましくは、24.5%以下である。
Moは耐食性を向上させる元素であり、必要に応じて添加してもよい。Moは0.01%以上の添加で効果が発揮されるため、これを下限とすることが好ましい。一方、Moは原子半径が大きいために固溶強化能が強く、結果として鋼を硬くして加工性を悪くするので、過度な添加は好ましくない。そのため、Moの添加量の上限は、4.0%以下とする。Moの添加量の上限は、1.9%以下とすることが好ましい。
Cuは、必要に応じて添加してもよい元素であるが、オーステナイト安定化元素としてNiを代替する相対的に安価な元素である。更に隙間腐食や孔食の進展抑制に効果があり、そのためには0.01%以上添加することが望ましい。但し、3.0%を超えると熱間加工性を低下させるため3.0%以下とする。好ましくは、2.0%以下である。
Nは、最も強力なオーステナイト相安定化元素であり、かつ、侵入型の有効な固溶強化元素である。添加効果を得るため、0.050%以上とする。ただし、過度の添加は、窒化物の析出を招き、必要な強度、オーステナイト相の安定性がともに得られない。また、加工性の観点から、上限を0.35%とする。好ましくは、0.25%以下である。
前述したように、Moの過度な添加によって鋼を硬くして加工性を悪くするので、Moの添加量の上限は1.9%以下とすることが好ましい。一方、ステンレス鋼の耐孔食性は下記式で定義されるPRE値(孔食指数: Pitting Resistance Equivalent)が大きいほど良いとされている。
PRE = Cr + 3.3×Mo + 16×N;但し、式中のCr、Mo及びNは、鋼中の元素Cr、Mo及びNのそれぞれの含有量(単位:mass%)を示す。
そのため、前記PRE値が21〜34になるように、Mo量を調整することが好ましい。より好ましい下限は23であり、より好ましい上限は30である。
なお、本発明の二相ステンレス鋼において良好な特性を得るためには、オーステナイト相面積率を30〜70%にすることが必要である。オーステナイト相面積率が30%未満では靱性不良が、70%超では熱間加工性、応力腐食割れが生じる。また、いずれの場合も、曲げ加工性が不良となり、90°曲げ加工した時に、曲げ加工部分に割れが生じる。
本発明における厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼の製造方法において、仕上げ圧延に供される鋼板を製造する工程は、特に限定されない。公知の手段(例えば電気炉)により溶製された鋼を連続鋳造機で150〜250mm厚のスラブに鋳造し、必要に応じて表面を研削した後、1200℃以上に加熱して、熱間圧延機で熱間圧延を行って熱延鋼帯とする。熱延鋼帯を1100℃程度の温度で焼鈍し、酸洗する。引き続き冷間圧延と焼鈍を繰り返して、所望厚みの鋼板とする。仕上げ焼鈍は焼鈍酸洗仕上げ(2B仕上げ)でも、無酸化雰囲気で焼鈍するBA(Bright Annealing)仕上げでも構わない。尚、仕上げ圧延後の工程も特に限定されない、形状強制や脱脂洗浄工程を付与する場合もある。
発明例1〜5及び比較鋼1〜4の熱間圧延焼鈍鋼板のそれぞれの加工性を次の要領にて評価した。まず、発明例1〜5及び比較鋼1〜4の熱間圧延焼鈍鋼板のそれぞれから、長手方向180mm×幅約280mmの板2枚を採取し、平坦矯正した後、表面を280mm方向に♯120番研磨仕上げし、厚手材(板厚6mm)の試験片を作製した。次いで、0℃にて、図1(a)に示すように、前記試験片を、曲げ稜線が熱間圧延方向と平行になるように熱間圧延方向と直角の方向に135°まで曲げて、そのときの割れ発生状況を目視観察した。尚、曲げ半径(R)は、板厚(t=6.0mm)とした。この結果を表4の項目「加工性の評価」に示す。
前記加工性評価試験に供した部分を除いて、発明例1〜5及び比較鋼1〜4の熱間圧延焼鈍鋼板のそれぞれの表面を部分的に♯60番グラインダーで手入れして酸化スケールや欠陥を除去することにより、発明例1〜5及び比較鋼1〜4の冷間圧延用素材を作製した。これらの冷間圧延用素材に対して、それぞれ、一旦、2.4mmまで冷間圧延し、次いで、表3に示す条件にて1回目の焼鈍を施した後、酸洗を行った。酸洗された発明例1〜5及び比較鋼1〜4の冷間圧延用素材のそれぞれの表面を♯240エメリーペーパーで研削除去し、圧延方向に長さ400mmの板を採取し、これらをそれぞれ1.0mmまで更に冷間圧延した。
Claims (4)
- フェライト及びオーステナイトの二相よりなり、
フェライト相が30〜70%、オーステナイト相が70〜30%で構成され、
質量%で、C:0.050%以下、Si:1.0%以下、Mn:6.0%以下、P:0.040%以下、S:0.030%以下、Ni:0.50〜8.0%、Cr:19.0〜27.0%、Mo:4.0%以下、Cu:3.0以下、N:0.050〜0.35%含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、
板厚が5mm以上であって、90°超曲げ加工した時に、曲げ加工部分に割れを生じないことを特徴とする厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
- 質量%で、Ni:1.0〜6.0%、Cr:20.5〜24.5%、Mo:1.9%以下、Cu:2.0%以下、N:0.050〜0.25%に制限されることを特徴とする請求項1に記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
- 質量%で、Mn:2.0%超〜6.0%、Ni:1.0〜4.0%未満に制限されることを特徴とする請求項1又は2に記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
- 下記のPRE値が21〜34であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼。
PRE = Cr + 3.3×Mo + 16×N;但し、式中のCr、Mo及びNは、鋼中の元素Cr、Mo及びNのそれぞれの含有量(単位:mass%)を示す。
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JP2016145595A JP6727055B2 (ja) | 2016-07-25 | 2016-07-25 | 厚手電磁調理器用二相ステンレス鋼 |
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