JP6726608B2 - 車両ドア開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドア開閉装置に関するものである。
従来、車両ドア開閉装置として、障害物が予め定められた複数条件を満たす検出パターンで検出された場合、後席ドア開閉駆動部に後席ドアの開動作を行わせるようにしたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−221982号公報
しかしながら、前記従来の車両ドア開閉装置では、検出パターンが複雑であり、使用者にとって使い勝手が悪かった。また、車両の後方を検出するバックソナーは検出範囲が広く、複雑な検出パターンでは使用者の動きを正確に検出するのが難しいという問題もある。
そこで、本発明は、簡単な構成であるにも拘わらず、使用者の動きを正確に把握してドアを自動開閉する車両ドア開閉装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
車両のドアを開閉駆動する駆動手段と、
前記ドアに設けられ、車外の検出範囲に位置する被検出物を検出する、少なくとも3つの検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段を駆動制御して前記ドアを開閉する制御手段と、
を備え、
前記各検出手段による検出範囲が部分的に重複することにより、重複数の違いによって複数の検出区域に分割され、
前記制御手段は、前記被検出物が前記各検出手段によって検出されるいずれの検出区域に位置しているのかに基づいて前記被検出物の動きを判定し、その判定結果に基づいて前記駆動手段を駆動制御することを特徴とする車両ドア開閉装置を提供する。
この構成により、使用者の動きを、検出手段による検出範囲の重複数の変化に基づいて判断することができるので、処理内容を簡素化することが可能となる。また、既存のバックソナーセンサを利用することができる。
本発明によれば、各検出手段による検出範囲の重複数の変化に基づいて使用者の動きを判断することができるので、処理内容を簡素化しつつ、使用者の動きを確実に把握することができる。
車両の側面図。 ドア開閉装置の構成を示すブロック図。 ドア開閉装置の検出範囲と表示位置の関係を示す平面図。 制御手段によるドア開閉制御を示すメインフローチャート。 図4Aの続きを示すフローチャート。 図4Aのアプローチ処理のフローチャート。 図4Aの第1接近処理のフローチャート。 図4Bの第2接近処理のフローチャート。 図4Bの開放処理のフローチャート。 図8Aの続きを示すフローチャート。 図4Bの第1閉鎖処理のフローチャート。 図9Aの続きを示すフローチャート。 図4Bの第2閉鎖処理のフローチャート。 図10Aの続きを示すフローチャート。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本実施形態に係るドア開閉装置2を採用した車両1の側面図である。ドア開閉装置2は、車両1の後部に設けたハッチバックドア(以下、単にドア3と記載する。)を自動開閉するためのものである。すなわち、ドア開閉装置2によれば、ドア3の後方側で使用者がある決められた動作を行えば、手を使わずにドア3を自動開閉することができる。ドア3を自動開閉する処理内容については後に詳述する。
図2に示すように、ドア開閉装置2は、検出手段4、照合手段6、ドア駆動手段7、及び制御手段8を備える。但し、図3中、2点鎖線で囲まれた部分が今回追加した構成であり、検出手段4及び照合手段6については既存のものを利用する。
図3を併せて参照すると、検出手段4は、リアバンパー30に取り付けられる合計4つの検出センサ9〜12で構成されている。ここでは、各検出センサ9〜12には、バックソナーセンサとして使用される超音波センサが兼用されている。各検出センサ9〜12は送波器13及び受波器14を備える。送波器13から発せられる超音波によって、車両後方に向かって円錐状に広がった検出範囲がそれぞれ形成される。地面においては、扇型の(中心角度が約45度に広がった)検出範囲となる。検出範囲に送波された超音波の反射波は受波器14で受波される。各検出センサ9〜12での検出範囲からの反射波に基づく検出結果は、検出範囲内での被検出物の有無の判定に利用される。
各検出センサ9〜12によって検出される第1検出距離(例えば、120cm)までの範囲の全体がアプローチ領域16とされている(図3では、第1検出センサ9のアプローチ領域16のみ図示)。また、アプローチ領域16内には、検出センサ9〜12毎に、第2検出距離(例えば、15cm)までの範囲がトリガ区域17、トリガ区域17の第2検出距離から第3検出距離(例えば、50cm)までの範囲が第1接近区域18、第1接近区域1の第3検出距離から第4検出距離(例えば、60cm)までの範囲が第2接近区域19に設定されている(図3では、いずれも第1検出センサ9の検出範囲のみ図示)。さらに、各検出センサ9〜12によって検出される検出範囲は部分的に重複しており、その重複数によって複数の検出区画に分割されている。ここでは、4つの検出センサ9〜12の全てによって検出される4重複区画、3つの検出センサ9、10及び11又は9、10及び12によって検出される3重複区画、2つの検出センサ9,10、9,11、又は、10,11によって検出される2重複区画、1つの検出センサ9、10、11又は12によって検出される単一区画に分割されている。図3では、利用可能性の高い4箇所のみ重複数を図示している。
照合手段6は、キー(携帯機)からの信号を受ける車外LF(Low Frequency)アンテナを含む送受信機を備える。送受信機は、キーとLF信号による通信を行い、車内側の上位ECU(Electronic Control Unit)からの命令に応じて起動する。これにより、上位ECUでキー認証処理が行われる。
ドア駆動手段7は、図示しないが、ドア3を開方向及び閉方向に回転可能なモータ、ギア機構、ダンパー等で構成されている。ドア駆動手段7は、通信ケーブルによって制御手段8と通信可能に接続されている。なお、ドア駆動手段7と制御手段8とは無線接続してもよい。
制御手段8は、記憶部21、測定部22、及び判定部23を備えたコントローラで構成されている。本実施形態では、制御手段8として1個のマイクロコンピュータを用いているが、測定部22、判定部23、及び設定部を個別のマイクロコンピュータで構成してもよい。
記憶部21には、制御プログラム、制御プログラムで使用する閾値や判定値等の設定データ、及び検出センサの検出結果から距離を演算する際に利用するデータテーブル等が記憶されている。
測定部22は、各検出センサ9〜12の送波器13から超音波を送波し、受波器14で反射波を受波できる領域を、図3に示すように、幾つの検出センサ9〜12によって重複して検出されるのかに応じて複数の区画として判別する。また、各検出センサ9〜12の検出距離の違いに応じて複数の区域として判別する。なお、被検出物がいずれの区画、区域に位置しているのかは、位置情報として記憶部21に記憶される。
判定部23は、測定部22の判別結果に基づいて、被検出物である使用者がアプローチ領域16内のどの区画、区域に位置しているのかを判断する。そして、重複数の変化に基づいて、使用者が移動したか停止しているかを判断する。重複数が減少すれば、使用者がドアに接近しており、逆に増大すればドアから離れていると判断する。
次に、前記構成からなる車両ドア開閉装置2の動作(異常検出処理及びドア開閉処理)について図4Aから図10に示すフローチャートに従って説明する。
(メインフロー)
図4A及び図4Bに示すように、ドア開閉制御は、アプローチ処理(ステップS6)、第1接近処理(ステップS8)、第2接近処理(ステップS10)、開放処理(ステップS12)、第1閉鎖処理(ステップS14)、及び、第2閉鎖処理(ステップS16)によって行われる。
すなわち、ドア開閉処理で使用する各データを初期化した後(ステップS1)、検出時間が経過するまで待機する(ステップS2)。ここでは、検出時間を0.025秒に設定している。検出時間が経過すれば、各検出センサ9〜12の送波器13から超音波を送波し(ステップS3)、受波器14でその反射波を受波する(ステップS4)。そして、設定されている処理がいずれの処理であるのかを判断し(ステップS5、S7、S9、S11、S13、S15)、該当するモードに対応する処理を実行する(ステップS6、S8、S10、S12、S14、S16)。またこの間、いずれかの検出センサ9〜12によって検出される使用者までの検出距離Dが設定値(ここでは、120cmに設定)未満となり、アプローチ領域内であると判断すれば(ステップS17)、処理モードをアプローチモードに設定する(ステップS18)。いずれのモードでもなく、使用者がアプローチ領域16に進入している訳でもなければ、モードを全てクリアする(ステップS19)。
(アプローチ処理:ステップS6)
ステップS18で、アプローチモードに設定されていれば、図5に示すアプローチ処理を実行する。アプローチ処理では、順次、各検出センサ9〜12での検出信号Di(i=1〜4)を読み込む(ステップS6−1)。そして、各検出センサ9〜12のアプローチ領域16内に被検出物である使用者が位置しているか否かを判断する(ステップS6−2)。検出センサ9〜12のいずれか1つによる検出信号があれば、アプローチ領域16内に使用者が位置していると判断している。
アプローチ領域16内に使用者が位置していれば(ステップS6−2:YES)、カウンタNaに1を加算し(ステップS6−3)、カウンタNaが2を超えるまで待機する。そして、アプローチ領域16内に被検出物が所定時間待機していると判断されれば(ステップS6−5:YES)、キー認証を要求する(ステップS6−6)。キー認証では、照合手段6により、キーに対して認証コードの送信要求を行い、キーから受信した認証コードを登録された正規コードと比較する。そして、認証コードが正規コードと合致すれば、使用者であると判断してアプローチモードをクリアして第1接近モードを設定する(ステップS6−7)。すなわち、処理モードをアプローチモードから第1接近モードに変更する。
アプローチ領域16内に使用者が位置していない、あるいは、位置していたとしても所定時間内にアプローチ領域16外に移動すれば(ステップS6−2:NO)、アプローチモードをクリアする(ステップS6−3)。
このように、アプローチ処理では、予め設定した広い範囲のアプローチ領域16内に使用者が位置することによりキー認証を行うようにしている。これにより、使用者がドア3を自動開閉させる際、後述する特定の動作を実行する前に、予めキー認証処理を完了しておくことができる。また、使用者がアプローチ領域16内に所定時間継続して位置する場合にのみ認証を行い、通行人等、一時的にアプローチ領域16内に位置する者には認証を行わないようにすることで、消費電力を抑制できる。
(第1接近処理:ステップS8)
アプローチ処理で第1接近モードに設定されていれば、図6に示す第1接近処理を開始する。第1接近処理では、使用者がアプローチ領域16に位置しているか否かを判断する(ステップS8−1)。なお、アプローチ領域16内は、各検出センサ9〜12によって検出されている重複数の違いにより複数の区画に分かれている。
使用者がアプローチ領域16に位置していなければ、第1接近モードをクリアし、カウンタNbを0とする(ステップS8−2)。
使用者がアプローチ領域16に位置していれば、今回データL1を読み込み(ステップS8−3)、記憶部21に前回データL2が記憶されているか否かを判断する(ステップS8−4)。ここに、今回データL1とは、現時点で使用者が位置している区画での重複数を意味する。前回データL2とは、メインフローのステップS2で計時した検出時間が経過する以前に記憶部21に記憶した重複数を意味する。
前回データL2が記憶されていれば、それを読み込み(ステップS8−5)、前回データL2と今回データL1との差分(L2−L1)が0よりも大きいか否かを判断する(ステップS8−6)。前回データL2が記憶されていなければ、今回データL1を前回データL2とし(ステップS8−7)、メインフローに戻って前記処理を繰り返す。
前回データL2と今回データL1の差分(L2−L1)が0よりも大きければ、使用者が重複数の多い外側の区画から重複数の少ないドア側の区画へと移動したことになる。そこで、この差分が0を超えることで、使用者がドア3に接近していると判断し、第2接近モードに設定すると共に、記憶したデータL1及びL2(重複数)をクリアする(ステップS8−11)。
差分が0を超えていなければ、使用者が少なくともドア3側には移動していないことになるので、読み込んだ今回データL1を前回データとし、カウンタNbに1を加算する(ステップS8−8)。そして、カウンタNbが29を超えるまで待機した後(ステップS8−9)、第1接近モードをクリアすると共に、カウンタNbを0とする(ステップS8−10)。
このように、使用者がドア3側に接近しているか否かを既存の4つの検出センサ9〜12(ソナーセンサ)での検出範囲の重複数の違いによって判断している。このため、検出センサ9〜12が使用者を検出した数が減少しているか否かを判断するだけの簡単な処理で対応することができる。
(第2接近処理)
第1接近処理で第2接近モードに設定されれば、図7に示す第2接近処理を開始する。第2接近処理では、使用者が第1接近区域18に位置するか否かを判断する(ステップS10−1)。ここでは、各検出センサ9〜12から使用者までの距離が、第3検出距離(例えば、50cm)の範囲内である場合を第1接近区域18としている。
第1接近区域18内に使用者が位置しなければ、カウンタNcに1を加算する(ステップS10−2)。そして、カウンタNcが29を超えるまで待機した後(ステップS10−3)、第2接近モードをクリアし、カウンタNcを初期化する(Nc=0)。
第1接近区域18内に使用者が位置すれば、相互発信での読み取りを開始する(ステップS10−5)。ここに、「相互発信での読み取り」とは、例えば、第1検出センサ9の送波器13から発した超音波が使用者に衝突し、その反射波を他の検出センサ10〜12のいずれかの受波器14で受波することを意味する。これは、使用者が検出センサ9〜12のいずれかに接近し過ぎた場合、その検出センサ自身で反射波を受波することが困難となるため、距離の離れた他の検出センサで代行するためである。この場合、例えば、第1検出センサ9から送波された超音波が使用者で反射波となって第2検出センサ10で検出された場合、その送波から受波までの経過時間に基づいて使用者の位置を特定できるように、予めデータテーブルを記憶させておけばよい。
続いて、検出センサ9〜12から使用者までの距離が第2検出距離(例えば、15cm)の範囲内であるか否か、すなわち、使用者がトリガ区域17内に位置するか否かを判断する(ステップS10−6)。使用者がトリガ区域17内に位置していれば、ドア3が開放されているか否かを判断する(ステップS10−7)。ドア3が開放されていれば、処理モードを第1閉鎖モードに設定し(ステップS10−8)、ドアが閉鎖されていれば、開放モードに設定する(ステップS10−9)。
一方、使用者がトリガ区域17内に位置していなければ、カウンタNcに1を加算する(ステップS10−2)。そして、カウンタNcが29を超えるまで待機した後(ステップS10−3)、第2接近モードをクリアし、カウンタNcを0とする(ステップS10−4)。
このように、第2接近処理では、使用者が第1接近区域18からトリガ区域17までの移動をいずれかの検出センサ9〜12で行っており、特定の領域には限定されない。しかも、トリガ区域17での使用者の検出を、超音波を発した検出センサではなく、他の検出センサで行うことで、使用者がドア3に非常に接近した場合であっても、誤検出することなく適切に対応できるようになっている。したがって、既存のバックソナーセンサを使用したものであっても、使用者の移動状態を確実に検出でき、コストアップを招来することがない。
(開放処理:ステップS12)
第1接近処理で開放モードに設定されていれば、図8Aに示す開放処理を開始する。開放処理では、検出センサ9〜12から使用者までの距離が第3検出距離以内にあるか否かすなわち、使用者が第1接近区域18を超えた位置に移動しているか否かを判断する(ステップS12−1)。使用者が第1接近区域18を超えた位置に移動していれば、交互発信での読み取りを開始する(ステップS12−6)。ここに、「交互送信での読み取り」とは、順次、検出センサ9〜12毎に送波器13から超音波を送波して受波器14で受波することを繰り返すことを意味する。
続いて、検出センサ9〜12から使用者までの距離が第4検出距離(例えば、60cm)を超えているか否か、すなわち、使用者が第2接近区域19を超えた位置に移動しているか否かを判断する(ステップS12−7)。使用者が第2接近区域19を超えた位置に移動していれば、さらに使用者が位置する区画から重複数すなわち今回データL1を読み込む(ステップS12−8)。そして、前回データL2が記憶されているか否かを判断する(ステップS12−9)。前回データL2とは、前述の通り、メインフローのステップS2で計時した検出時間が経過する以前に記憶部21に記憶した重複数を意味する。
前回データL2が記憶されていれば、前回データL2を読み込み(ステップS12−10)、今回データL1と前回データL2との差分(L1−L2)が0を超えているか否かを判断する(ステップS12−11)。差分(L1−L2)が0を超えていれば、使用者がドアから遠ざかっていることになるので、ドア開出力に設定し、開放モードをクリアする(ステップS12−12)。前回データL2が記憶されていなければ、今回データL1を前回データL2とし(ステップS12−13)、ステップS12−14に移行する。
差分が0を超えていなければ、使用者が少なくともドアから離れる方向には移動していないことになるので、読み込んだ今回データL1を前回データL2とし、カウンタNdに1を加算する(ステップS12−14)。そして、カウンタNdが29を超えるまで待機した後(ステップS12−15)、第1閉鎖モードをクリアすると共に、カウンタNdを0とする(ステップS12−16)。
このように、開放処理では、検出センサ9〜12による検出範囲の重複数が増加すれば使用者がドアから離れたと判断し、ドア開出力するようにしたので、既存のバックソナーセンサによって簡単にドア3の開放制御を行うことができる。
(第1閉鎖処理:ステップS14)
ドア3が開状態にあり、第2接近処理で処理モードが第1閉鎖モードに設定されていれば、図9A及び図9Bに示す第1閉鎖処理を開始する。第1閉鎖処理では、前記第2接近処理と同様に、使用者が第1接近区域18を超えた位置に移動しているか否かを判断する(ステップS14−1)。
第1接近区域18内を超えた位置に使用者が位置すれば、相互発信での読み取りを開始する(ステップS14−2)。そして、検出センサ9〜12から使用者までの距離が第4検出距離(例えば、60cm)を超えて第2接近区域19を超えた位置に移動しているか否かを判断する(ステップS14−3)。
使用者が第2接近区域19を超えた位置に移動していれば、さらに使用者が位置する区画から重複数すなわち今回データL1を読み込む(ステップS14−4)。そして、前回データL2が記憶されているか否かを判断する(ステップS14−5)。前回データL2が記憶されていれば、前回データL2を読み込み(ステップS14−6)、今回データL1と前回データL2との差分(L1−L2)が0を超えているか否かを判断する(ステップS14−7)。
差分(L1−L2)が0を超えていれば、使用者がドア3から遠ざかっていることになるので、処理モードを第2閉鎖モードに設定し、データをクリアする(ステップS14−8)。
使用者が第1接近区域18に位置していない場合(ステップS14−1:NO)、使用者が第2接近区域19に位置していない場合(ステップS14−3:NO)、あるいは、差分(L1−L2)がない場合(ステップS14−7:NO)、カウンタNeに1を加算し(ステップS14−9)。そして、カウンタNeが29を超えるまで待機した後(ステップS14−10)、第1閉鎖モードをクリアすると共に、カウンタNeを0とする(ステップS14−11)。
(第2閉鎖処理:ステップS16)
第1閉鎖処理で第1閉鎖モードに設定されていれば、図10A及び図10Bに示す第2閉鎖処理を開始する。第2閉鎖処理では、使用者が第4検出距離の範囲すなわち第2接近区域19を超えた位置に位置することにより(ステップS16−2)、タイマTを開始させる(ステップS16−3)。タイマTが継続中であれば(ステップS16−1:YES)、所定時間(ここでは、10秒)を超えたか否かを判断する(ステップS16−4)。超えていなければ、第1閉鎖モードをクリアし、タイマT及びカウンタNfを0とする(ステップS16−5)。タイマTが所定時間を超えれば、使用者が停止しているか否かを判断する(ステップS16−6)。
使用者が停止しているか否かは、いずれかの検出センサ9〜12で検出される今回の検出距離L1と前回の検出距離L2との差分(L1−L2)の絶対値が設定値(例えば、20cm)未満であるか否かにより判断している。
使用者が停止していると判断すれば、カウンタNfに1を加算する(ステップS16−7)。そして、カウンタNfが29を超えるまで待機し(ステップS16−8)、ドア閉出力を行うと共に第2閉鎖モードをクリアする(ステップS16−9)。
使用者が停止していないと判断すれば、ドア閉出力を行うことなく、第2閉鎖モードをクリアする(ステップS16−10)。
このように、第1閉鎖処理及び第2閉鎖処理では、使用者がドア3から遠ざかったことを、使用者が位置する区画での重複数の変化から判断するようにしているので、既存のバックソナーセンサを利用しつつ、処理内容も簡単なものとすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、ドア3としてハッチバックドアについて説明したが、これに限らず、乗降用のヒンジ式ドアやスライド式ドアであってもよい。
前記実施形態では、既存の4つのソナーセンサでの検出信号に基づいてドアを開閉制御するようにしたが、3つあるいは5つ以上のソナーセンサにより行うようにしてもよい。
前記実施形態では特に触れなかったが、リアバンパー30に照明手段としてLEDを設けるようにしてもよい。この場合、詳細については図示しないが、LEDはリアバンパー30の中央部に取り付けたケーシング内の基板に実装すればよい。そして、ケーシングに開口を形成し、そこにはレンズを設ければよい。LEDからの光をレンズで集光し、車両1の周囲が暗いときは勿論、明るいときにも使用者が視認可能な照度で地面を照射できるようにするのが好ましい。照射位置はトリガ区域17であり、使用者を誘導するための光学的な表示(操作マーク)となる。また、光に代えて、あるいは、光と共に音により報知することも可能である。
1…車両
2…ドア開閉装置
3…ドア
4…第1検出手段
6…照合手段
7…ドア駆動手段
8…制御手段
9…第1検出センサ
10…第2検出センサ
11…第3検出センサ
12…第4検出センサ
13…送波器
14…受波器
16…アプローチ領域
17…トリガ区域
18…第1接近区域
19…第2接近区域
21…記憶部
22…測定部
23…判定部
30…リアバンパー

Claims (4)

  1. 車両のドアを開閉駆動する駆動手段と、
    前記ドアに設けられ、車外の検出範囲に位置する被検出物を検出する、少なくとも3つの検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段を駆動制御して前記ドアを開閉する制御手段と、
    を備え、
    前記各検出手段による検出範囲が部分的に重複することにより、重複数の違いによって複数の検出区域に分割され、
    前記制御手段は、前記被検出物が前記各検出手段によって検出されるいずれの検出区域に位置しているのかに基づいて前記被検出物の動きを判定し、その判定結果に基づいて前記駆動手段を駆動制御することを特徴とする車両ドア開閉装置。
  2. 前記検出手段は、車両の後部で、幅方向に所定間隔で配置されるバックソナーからなり、
    前記各バックソナーによる検出範囲は、車両の後方に向かって円錐状に広がり、互いに部分的に重複する複数の検出区域に分割されていることを特徴とする請求項1に記載の車両ドア開閉装置。
  3. 前記制御手段は、前記被検出物を検出する検出手段の数が減少することにより前記被検出物がドアに接近し、増加することにより離れていると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両ドア開閉装置。
  4. 前記検出手段は超音波センサであり、
    前記制御手段は、前記検出手段のいずれか1つに被検出物が接近することにより、前記検出手段から送波される超音波の前記被検出物での反射波を他の検出手段で受波するようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両ドア開閉装置。
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