JP6724679B2 - 情報処理制御装置、情報処理制御プログラム、および情報処理制御方法 - Google Patents

情報処理制御装置、情報処理制御プログラム、および情報処理制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理制御装置、情報処理制御プログラム、および情報処理制御方法に関する。
情報処理機能の組み合わせと、組み合わせに含まれる各機能の動作条件と、を予め設定し、この組み合わせられた処理群を用いて、文書情報や画像情報などの対象情報に対する情報処理を自動的に実行するワークフローシステムが知られている。ワークフローシステムにおける処理は、対象情報に対する加工処理や、対象情報の出力配信処理などの組み合わせによって構成される。
ワークフローシステムは、対象情報を生成して出力する情報生成装置と、予め設定されている条件(配信条件や処理条件)に則って当該対象情報への処理の実行を制御する実行制御装置と、実行制御装置における処理の結果を出力する出力装置と、を含んで構成される。
ワークフローシステムは、処理の対象情報と当該対象情報に対する処理内容を規定する定義情報等を関連付けた「ジョブ」(ワークフロージョブ)と呼ばれる処理の実行単位を生成する。なお、ワークフロージョブに基づく一連の情報処理群を、単に「ワークフロー」という。
従来のワークフローシステムにおいて、対象情報の配信を安定化する目的でエラーが生じたときにワークフローを再生成する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に開示された技術は、ワークフローにおける配信対象の情報に対する電子化処理の途中でエラーが生じた場合、再度、電子化処理を実行してワークフロージョブを再生成する。しかし、特許文献1に開示された技術は、ワークフロー処理に対する設定(例えば、配信経路など)に誤りがあった場合に発生するエラーへの対応は考慮されていない。
即ち、従来のワークフローシステムでは、エラーが発生したときには、一旦、ワークフロージョブをキャンセルして設定を修正し、その後再度、ワークフロージョブの生成からやり直す必要がある。例えば、原稿から読み取った画像データに対するワークフロー処理においてエラーが発生したとき、画像データの読み取りからやり直す必要がある。即ち、従来のワークフローシステムでは、設定ミスによるエラー状態からの回復を容易に行うことについて課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、エラーが生じたワークフローの回復を容易に行うことができる情報処理制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、ユーザが選択したワークフローに含まれる処理の実行条件として前記ユーザが設定した設定情報に基づいて処理対象情報に対する前記処理の実行を制御し、また、前記処理の実行がエラーになったときに通知されるエラー通知を解析して当該エラーの原因を特定する解析処理の実行も制御する実行制御部と、前記処理対象情報と、当該処理対象情報に対する前記処理の内容を規定する定義情報と、前記処理に用いられる動作パラメータである設定情報と、を関連付けて生成された実行単位を区別された記憶領域に保存する保存部と、前記実行制御部による前記ワークフローの実行においてエラーが検知された場合に、当該エラーが検知された前記処理に対応する前記設定情報に基づいて、当該エラーに対応する前記設定情報が前記ユーザにより修正可能であるか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記ユーザにより修正可能であると判断された場合に、当該エラーが生じた処理に設定された設定情報との対応を定義する対応情報を特定する特定情報と当該対応情報に含まれる前記設定情報のうち前記エラーが検知された前記処理に設定された前記設定情報とを含むテキストベースからなるエラー通知を送信する通知部と、前記エラー通知に含まれる前記設定情報において前記エラーの原因であるエラー内容正当な内容へと前記ユーザが修正した修正設定情報を用いて、当該エラー通知に含まれる前記設定情報のエラー内容を前記正当な内容に置き換えて更新し当該更新された設定情報に対応する前記ワークフローを前記保存部によって処理待ち領域に移動させて、前記実行制御部において当該ワークフローが実行される状態にする管理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ワークフローの設定の回復を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る情報処理制御システムの運用形態を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報処理制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報入力装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報処理制御装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るワークフローの概略例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るワークフローの正常系の例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るワークフローの異常系の例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るワークフローの修正可能なエラーが生じた場合の例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る修正可能定義ファイルの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る修正内容通知情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るワークフローのエラー修正後の例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るワークフロー設定ファイルの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るジョブ保存関連構成の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る情報入力装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る修正依頼情報の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る修正可能通知定義の例を示す図である。
<本発明の要旨>
まず、本発明の要旨について説明する。本発明に係る情報処理制御システムは、情報処理制御装置を中心として構成される。本発明は、この情報処理制御装置を用いることで、ワークフローの処理の動作条件などを規定する設定項目に起因するエラーが生じたときに、当該項目を容易に修正してワークフローの再開を容易に実行できることを要旨とする。より詳しくは、ワークフローの実行中にエラーが生じた際、エラーの原因となった設定項目が修正可能な項目である否かの判定をし、この判定結果に基づいて当該設定項目の修正内容をテキストベースの情報により生成し、ワークフローのユーザに通知する。この通知を受けたユーザからテキストベースによる当該設定項目の修正内容を受け取り、エラーになっていたワークフローの設定項目を正常なものに更新して、当該ワークフローを再開させることができる。
<情報処理制御システムの全体構成>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態において、情報処理制御システムは、ユーザが選択した処理と、当該処理の実行条件をユーザが設定する設定情報の組み合わせから構成されるワークフローを実行する情報処理制御装置を中心とする。情報処理制御システムは、情報入力装置から情報処理制御装置に入力された画像情報や文書情報からなる対象情報に対して予め設定されたワークフローに基づく処理を行い、ワークフローにおいて設定された方法を用いて情報出力装置に出力する処理を制御する。図1は、本実施形態に係る情報処理制御システムの実施形態であるワークフローシステム100の運用形態を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るワークフローシステム100は、情報処理制御装置の実施形態であるワークフローサーバ10、情報入力装置の実施形態である画像処理装置20、ファイルサーバ30、PC(Personal Computer)40が接続されたネットワークAと、情報出力装置の実施形態であるクラウドサーバ50が接続されたネットワークBが、インターネットなどの公衆回線を介して接続されて構成される。
ネットワークAは、例えば、オフィスLAN(Local Area Network)等のネットワークであり、本実施形態に係るワークフローシステム100を利用するユーザのオフィス等で用いられるネットワークである。画像処理装置20は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)である。
ワークフローサーバ10は、ワークフローを実行させるための情報処理制御機能を提供する。ワークフローを構成する情報処理機能は、“プラグイン”と呼ばれるソフトウェアモジュールによって提供される。ワークフローは、プラグインの組み合わせと、当該プラグインの動作に用いる動作パラメータ(設定項目)と、を関連付けて構成される。このワークフローによる関連付けの設定は、管理者又はユーザが予め行う。ワークフローは、プラグインの組み合わせ情報(定義情報)と、当該プラグインにおける処理動作パラメータを示す設定項目とを含む情報(書誌情報)を含む情報処理を制御するために用いられる情報群である。ワークフローは、情報入力装置である画像処理装置20から対象情報が入力されるときに一緒に指定されることもあるし、使用するワークフローを先に指定した状態で対象情報が入力されることで動作を開始することもある。
ここで、プラグインの組み合わせ情報である「定義情報」と、各プラグインの処理に用いられるパラメータを含む情報である「書誌情報」について説明する。定義情報は、例えば、画像補正処理を実行するための画像補正プラグインと、PDF変換処理を実行するためのPDF変換プラグインと、OCR処理を実行するためのOCRプラグインと、フォルダ配信処理を実行するためのフォルダ配信プラグインと、この順番で実行するように記述された情報である。このワークフローを選択した場合、以下のように処理が実行されることになる。まず、画像処理装置20が生成した画像データに対する画像補正処理を画像補正プラグインが行う。続いて、画像補正処理が行われた画像データをPDF変換プラグインがPDF形式に変換してPDFデータを生成する。続いて、PDFデータに対してOCRプラグインがOCR処理を行い、テキスト付きのPDFデータを生成する。最後に、フォルダ配信データプラグインが、生成されたテキスト付きのPDFデータを指定されたフォルダに送信する。
書誌情報は、例えば、「画像補正の種類(天地識別、傾き補正など)」、「PDF変換のバージョン」、「OCRの精度」、「フォルダ配信の配信先」である。以上の定義情報と書誌情報を含み、ワークフローが構成される。
ワークフローの設定は、ワークフローサーバ10が備える表示機能に基づくGUI(Graphical User Interface)を介して行われる。ワークフローサーバ10は、ワークフローの設定に必要なGUIを表示するための表示情報を生成して、この表示情報を後述するLCD106等に表示させる。ワークフローシステム100の管理者は、このGUIベースのインターフェースを用いて、ワークフローを設定する。なお、設定されたワークフローは、動作パラメータと共に、後述するHDD(Hard Disk Drive)105等に記憶される。
クラウドサーバ50は、ワークフローにおいて設定される情報出力処理の出力宛先の一例である。ファイルサーバ30は、ネットワークAにおいてネットワークを介して記憶領域を提供するサーバであって、ワークフローにおいて設定される情報出力処理の出力宛先の別の例である。ワークフローサーバ10において処理された画像データや文書データが格納される格納先(出力先)としては、クラウドサーバ50のように別のネットワーク上に配置されるストレージサービスを情報出力装置として機能させてもよい。また、ファイルサーバ30を情報出力装置として機能させてもよい。
PC40は、ワークフローシステム100を利用するユーザが操作する情報処理端末である。また、PC40は、ワークフローによって文書情報や画像情報が配信される配信先の他、ワークフローにおいてエラーが生じた際の配信される修正情報の通知先としても機能する。
クラウドサーバ50は、ワークフローシステム100が利用可能な外部サービスの一種であって、例えば、ワークフローの処理結果としての文書情報や画像情報を蓄積するストレージサービスを提供するサーバである。クラウドサーバ50は、ワークフローによって文書情報や画像情報が配信される配信先の他、対象情報が保存される保存先としても機能する
<ワークフローサーバ10のハードウェア構成>
次に、ワークフローシステム100を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。まず、ワークフローサーバ10のハードウェア構成について図2を参照して説明する。図2に示すようにワークフローサーバ10は、一般的なサーバ等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態におけるワークフローサーバ10は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103及びI/F104がバス108を介して接続されている。また、I/F104には、HDD105、LCD(Liquid Crystal Display)106及び操作部107が接続されている。
CPU101は演算手段であり、情報処理装置全体の動作を制御する。RAM102は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU101が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM103は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
I/F104は、バス108と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。HDD105は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。LCD106は、ユーザが情報処理装置の状態を確認するための視覚的ユーザインターフェースである。操作部107は、キーボードやマウス等、ユーザが情報処理装置に情報を入力するためのユーザインターフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM103に格納されたプログラムや、HDD105等の記憶媒体からRAM102に読み出されたプログラムに基づく演算処理をCPU101が実行することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るワークフローサーバ10の機能を実現する機能ブロックが構成される。
<画像処理装置20のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る画像処理装置20のハードウェア構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、画像処理装置20は、コントローラ200、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)201、スキャナユニット202、排出トレイ203、ディスプレイパネル204、給送テーブル205、画像形成ユニット206、排出トレイ207及びネットワークI/F208を有する。
コントローラ200は、CPU211、RAM212、ROM213及びI/F214がバス218を介して接続されている。また、I/F214には、HDD215、LCD216及び操作部217が接続されている。
CPU211は演算手段であり、画像処理装置全体の動作を制御する。RAM212は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU211が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM213は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
I/F214は、バス218と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。HDD215は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。LCD216は、ユーザが画像処理装置20の状態を確認するための視覚的ユーザインターフェースである。操作部217は、キーボードやマウス等、ユーザが画像処理装置20に情報を入力するためのユーザインターフェースである。
また、I/F214には、ADF201、ディスプレイパネル204、給送テーブル205、画像形成ユニット206,排出トレイ207、が接続されている。これらI/F214に接続されている各構成は、CPU211の制御に基づいて動作をする。
このようなハードウェア構成において、ROM103に格納されたプログラムや、HDD105等の記憶媒体からRAM102に読み出されたプログラムに基づく演算処理をCPU101が実行することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像処理装置20の機能を実現する機能ブロックが構成される。
なお、図3においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、情報が記録されるシート状の記録媒体(例えば、用紙)の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル204は、画像処理装置20の状態を視覚的に表示する出力インターフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置20を直接操作し、若しくは画像処理装置20に対して情報を入力する際の入力インターフェースでもある。即ち、ディスプレイパネル204は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。
ネットワークI/F208は、画像処理装置20がネットワークを介してワークフローサーバ10等の他の機器と通信するためのインターフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インターフェースが用いられる。ネットワークI/F208は、TCP/IPプロトコルによる通信が可能である。また、ネットワークI/F208は、画像処理装置20がファクシミリとして機能する際に、ファクシミリ送信を実行するためのインターフェースとしても機能する。そのため、ネットワークI/F208は、電話回線にも接続されている。
CPU211は、コントローラ221に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ221の各部に命令を与える。CPU211は、画像形成ユニット206やスキャナユニット202等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割も担う。CPU211は、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部である画像形成ユニット206が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
また、CPU211は、スキャナユニット202から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物としてHDD215に格納され若しくはネットワークI/F208を介して他の情報処理端末や記憶装置に送信される情報である。
また、CPU211は、ディスプレイパネル204に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル204を介して入力された情報を取得し、取得した情報に基づく処理を実行する。
<ワークフローサーバ10の機能構成>
次に、本実施形態に係るワークフローサーバ10の機能構成について図4を参照して説明する。図4に示すように、本実施形態に係るワークフローサーバ10は、ワークフロー実行制御部11、入力制御部12、ジョブ管理部13、UI部14、ワークフロー実行部15、ジョブ保存部16、を含んで構成される。
ワークフロー実行制御部11は、UI部14を介して管理者によって予め設定されたワークフローに基づいて、ワークフロー全体の実行を制御する実行制御部として機能する。ワークフロー実行制御部11は定期的に、ジョブ保存部16に保存されているワークフロージョブの有無を監視し、ジョブ保存部16において処理待ちとなっているワークフロージョブがあれば、これを取り出してワークフロー実行部15に渡す処理機能を有する。
ワークフロー実行制御部11は、ワークフロージョブに基づいて、適宜、ワークフロー実行部15が備える各モジュールにおいてワークフロージョブに含まれる実体情報(対象情報)に対する処理が実行されるように制御する。ワークフロー実行制御部11によって、予め規定されている内容と順番に基づいて情報処理が実行される。
入力制御部12は、情報入力装置である画像処理装置20など、ワークフローサーバ10の外部から対象情報と、当該対象情報に対するワークフローと、を含むワークフロー実行要求を受け付ける受付部として機能する。入力制御部12は、ワークフローサーバ10が備える操作部107を介して対象情報とワークフローを含むワークフロー実行要求を受け付けることもできる。入力制御部12は、受け付けた対象情報とワークフローに基づいて、処理の実行単位であるワークフロージョブを生成し、ジョブ管理部13に渡す。入力制御部12は、ワークフローサーバ10へ画像処理装置20から入力される処理対象の情報である画像データと、ユーザが画像処理装置20を介して選択するワークフロー及び設定情報を受け付ける。これらワークフロー、設定情報、画像データを含むワークフロー実行要求を入力制御部12は受け付ける。なお、対象情報とは、文書情報や画像情報など、例えば、業務処理において使用される各種の情報であって、複数の情報が一群に構成された情報群でもよい。
ワークフロージョブは、実体情報である対象情報(例えば、ユーザの指示に応じて原稿から読み取られたスキャン画像など)と、ワークフローを構成するプラグインを示す定義情報と、各プラグインの処理に必要な設定情報(例:情報の出力先を示す宛先情報など)を含む書誌情報と、から構成される。ワークフロージョブは、上記の3つの情報を文字列に変換して1つのファイルにまとめたものである。ワークフロージョブは、処理モジュールを複数組み合わせて構成される。
なお、ワークフロージョブに含まれるプラグインの数は、複数でも単数でもよい。即ち、一つのプラグイン(処理モジュール)を用いてワークフロージョブを構成することもできるし、複数のプラグインを組み合わせてワークフロージョブを構成することできる。
ジョブ管理部13は、修正待ちジョブフォルダ162に格納されている「修正待ちジョブ」に対する設定項目の修正を実行する。ジョブ管理部13は、修正された「修正待ちジョブ」を、修正待ちジョブフォルダ162から処理待ちジョブフォルダ161に移動させる処理を実行する。即ち、ジョブ管理部13は、ワークフロージョブに含まれる処理においてエラーが発生したときに、修正された設定項目に基づいてエラーが発生した処理に係る設定項目を更新し、ワークフロー実行制御部11において実行される状態にする管理部として機能する。
UI部14は、ワークフローサーバ10のユーザインターフェースであって、ワークフローサーバ10の管理者がワークフローの作成や、エラー発生時に通知方法などの各種設定を入力する。UI部14からの入力に基づいて、ワークフロー実行制御部11において実行するワークフローが定義される。
ワークフロー実行部15は、複数の処理モジュールを備える。ワークフロー実行部15は、ワークフロー実行制御部11から渡されたワークフロージョブに含まれている定義情報と書誌情報に基づいて、適切な処理モジュールを組み合わせて実体情報に対する処理を適宜実行する。ワークフロー実行部15に含まれる構成は、通知モジュール151、加工モジュール152、出力モジュール153などであって、これら各モジュールを複数備えることもある。ワークフロー実行部15は、入力制御部12を介して受け付けたワークフロージョブにおいて指定されている処理内容(実行要求)に応じた各処理機能をプラグインとして提供する。ワークフロー実行部15は、ワークフローサーバ10におけるモジュール実行部として機能する。
通知モジュール151は、ワークフロージョブの状態を、ワークフローシステム100のユーザや管理者、およびワークフローシステム100が連携する他のシステムに通知する処理を実行する機能モジュールである。例えばワークフローシステムでエラーが起きた場合、通知モジュール151はメールを通知手段として用いることで、ユーザにエラーを通知する。なお、エラーの通知方法はメールに限るものではなく、いわゆるメッセンジャーサービスを用いるようにしてもよい。
加工モジュール152は、ワークフロージョブを変更する処理を実行する機能モジュールである。例えば「入力された文書の中に白紙のページがあれば除去する」というワークフローにおいて、加工モジュール152は、ワークフロージョブ中の実体情報である文書情報に含まれる白紙ページ部分を除去する処理を実行する機能モジュールである。なお、加工モジュール152に相当する外部のサービスを、ワークフロージョブにおける処理に用いてもよい。加工モジュール152は、ワークフローを構成するプラグインに相当し、複数存在する。各加工モジュール152は、それぞれ、動作条件を規定する設定項目を有する。
出力モジュール153は、ワークフロージョブを出力する処理を実行する機能モジュールである。例えば「入力された文書情報をクラウドドライブに出力する」というワークフローにおいて、出力モジュール153は、ワークフロージョブ中の文書情報をクラウドドライブにアップロードする処理を実行する機能モジュールである。なお、出力モジュール153に相当する外部のサービスを代わりに用いて連携してもよい。出力モジュール153は、ワークフローを構成するプラグインに相当し、複数存在する。各出力モジュール153は、それぞれ、動作条件を規定する設定項目を有する。
ジョブ保存部16は、ワークフロージョブを、処理状態に応じて区別して記憶する。ジョブ保存部16は、ワークフロー実行制御部11とワークフロー実行部15において処理されるワークフロージョブのそれぞれにおける状態(ワークフローがどこまで適用されたか)や、適用結果などを記憶する。処理が実行されるまでの間、ワークフロージョブはジョブ保存部16に含まれる処理待ちジョブフォルダ161に格納される。また、実行中のワークフロージョブも処理待ちジョブフォルダ161に格納される。
ジョブ保存部16は、処理待ちジョブフォルダ161の他に、修正待ちジョブフォルダ162と、異常終了ジョブフォルダ163と、を備えている。なお、ジョブ保存部16は、上記のようなファイルフォルダを用いた構成に限られるものではなく、データベースを用いて構成されてもよい。この場合、ジョブを種類に基づいて分類して保存できる構成であればよい。
異常終了ジョブフォルダ163も、ワークフロージョブを格納する。異常終了ジョブフォルダ163には、ワークフローの処理の途中においてエラーとなったものであって、エラーの原因が修正不能であるものが格納される。例えば、「入力された文書情報をクラウドドライブに出力する」ワークフローにおいて、保存先として書誌情報に設定されているクラウドドライブのURLが誤った情報になっている場合について説明する。この場合、当該URLが修正可能項目として予め設定されていない場合におけるワークフロージョブは、異常終了ジョブフォルダ163に保存される。
また、例えば、「画像データの形式を変換して、フォルダ配信する」というワークフローにおいて、変換対象の画像データのフォーマットが、変換を行う加工モジュール152では対応しないときは、ワークフロージョブの実行を保留した状態では修正することはできない。このようなエラーが生じたワークフロージョブは、ワークフロー実行制御部11によって、異常終了ジョブフォルダ163に保存される。
修正待ちジョブフォルダ162も、ワークフロージョブを保存する。修正待ちジョブフォルダ162には、ワークフローの処理の途中においてエラーとなったものであって、エラーの原因が修正可能であるものが保存される。なお、修正可能なエラーであるか否かを判断する元となる情報は、ワークフロー実行部15における各モジュール(プラグイン)ごとに予め決められている。
「修正可能な設定」が誤って設定されている状態で、ワークフロージョブの処理においてエラーが生じたときは、エラーとなったワークフロージョブをワークフロー実行制御部11が修正待ちジョブフォルダ162に格納する。ワークフロージョブが、修正待ちジョブフォルダ162に格納されるケースは、例えば、「入力された文書情報をクラウドドライブに出力する」ワークフローにおいて、設定済のクラウドドライブのURLに誤りがある、などである。
この場合、エラーの原因がクラウドドライブのURLであって、かつ、クラウドドライブのURLが「修正可能な設定」として予め設定されていれば、当該エラーとなったワークフロージョブは、修正待ちジョブフォルダ162に格納される。修正待ちジョブフォルダ162に格納されたワークフロージョブは、その処理が一旦保留された状態になる。
クラウドドライブの出力先URLなどは、ワークフローサーバ10に対して管理者がワークフローを設定したときには存在していたとしても、ワークフローサーバ10の運用中において、何らかの原因によりURLが変更されることがある。このような場合、通常のワークフロージョブはエラーになる。しかし、別のURLのクラウドドライブを出力先としてもよい場合もある。この場合、ワークフロージョブに含まれるクラウドドライブのURLを「修正可能な設定項目」として予め設定しておく。これよって、ワークフローサーバ10における当該ワークフロージョブは、異常終了ジョブフォルダ163ではなく処理待ちジョブフォルダ161に保存される。処理待ちジョブフォルダ161に保存されたワークフロージョブにおける、エラーが生じた設定項目の修正は、テキストベースの情報を用いて容易に行うことができ、ワークフロージョブを再生成することなく、ワークフロージョブを再開させることができる。
ここで、修正可能通知を定義する例について、図16を参照しながら説明する。図16に示す修正通知定義ファイル160は、エラーの発生と共に、エラーを回復させるための設定変更を通知するときに用いる内容を構成する情報を、当該通知を受け取るユーザにおいて理解しやすい形式で記述されている。例えば、図16に示すように、テキストベースのXML形式を用いて記述される。この修正通知定義ファイル160は、修正設定情報に相当する。
図16に示すように、修正通知定義ファイル160は、エラーが生じたときの修正可能設定項目とする「設定項目名」と、「当該設定項目名にマッピングされていた設定値がエラーの原因であることを明示するメッセージ」とを関連付けるように記述される。一例を挙げる。修正通知定義ファイル160は、設定項目名「destinatonURL」が誤っていてエラーの原因になったときに、等が設定項目を修正可能項目として設定し、その旨をユーザに明示するための日本語のメッセージとを組み合わせて記述される。修正通知定義ファイル160は、プラグインIDことに関連付けられて予め定義される情報である。
続いて、修正可能設定定義について図9を参照しながら説明する。図9は、修正可能定義が示されている修正可能定義ファイル91の例である。修正可能定義ファイル91は、他の設定ファイルや定義ファイルと同様に、XML形式で記述されたテキストファイルによって構成されている。図9に示す「pluginid」タグは、ワークフロー実行部15が備える各プラグイン(加工モジュール152や出力モジュール153など)のそれぞれに対応するID(プラグインID)に相当する。「pluginid」タグによって、当該修正可能な定義が関連付けられているモジュールを明示する。ここでは「cloudoutput」というタグが記述されている。このタグは、出力モジュール153の一種に対応するタグである。なお、修正可能定義ファイル91は、ワークフロージョブに含まれる複数の処理のうち、設定情報に基づく処理を実行してエラーが生じた場合、当該エラーが生じた処理に設定された設定情報との対応を定義する対応情報に相当する。
また、図9に示す「pluginid」タグに続いて記述されている「ModifiableSettings」タグは、修正可能な設定の内容(修正可能定義項目)を示すタグである。当該タグに括られた内容である「destinatonURL」という設定項目名がエラーの原因であれば、図9に示す修正設定定義に合致する。
なお、修正可能定義ファイル91は、プラグインごとに予め生成される。また、修正可能定義ファイル91の内容に含まれる修正可能定義項目は、1つの修正可能定義ファイル91において複数記述されることもある。
<画像処理装置20の機能構成>
次に、本実施形態に係る画像処理装置20の機能構成について、図14を参照して説明する。図14は、本実施形態に係る画像処理装置20の機能構成を示すブロック図である。図14に示すように、本実施形態に係る画像処理装置20は、コントローラ221、情報読取部222、表示部223、記録媒体出力部224、及び外部接続制御部225を有する。
また、コントローラ221は、主制御部231、エンジン制御部232、画像処理部233、操作表示制御部234及び入出力制御部235を含む。図14に示すように、本実施形態に係る画像処理装置20は、情報読取部222と記録媒体出力部224を有する複合機として構成されている。
表示部223は、画像処理装置20の状態を視覚的に表示する出力インターフェースであるディスプレイパネル204によって実現される機能であって、タッチパネルとしてユーザが直接操作した内容を情報として入力する入力インターフェースでもある。即ち、表示部223は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。
外部接続制御部225は、画像処理装置20がネットワークを介してワークフローサーバ10等の他の機器と通信するためのインターフェースである。外部接続制御部225は、図3に示すネットワークI/F208によって実現される。
コントローラ221は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM213に格納されたプログラムからRAM212に読み出されたプログラムに従ってCPU211が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアによってコントローラ221が構成される。コントローラ221は、画像処理装置20全体を制御する制御部として機能する。
主制御部231は、コントローラ221に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ221の各部に命令を与える。エンジン制御部232は、記録媒体出力部224や情報読取部222等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。画像処理部233は、主制御部231の制御に従い、出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、記録媒体出力部が備える画像形成部が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
また、画像処理部233は、情報読取部222から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像処理装置20の記憶領域に格納され若しくは外部接続制御部225を介して他の情報処理端末や記憶装置に送信される情報である。
操作表示制御部234は、表示部223に情報表示を行い若しくは表示部223を介して入力された情報を主制御部231に通知する。入出力制御部235は、外部接続制御部225を介して入力される情報を主制御部231に入力する。また、主制御部231は、入出力制御部235を制御し、外部接続制御部225及びネットワークを介して他のネットワークに接続された機器にアクセスする。
画像処理装置20がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部235が外部接続制御部225を介して印刷ジョブを受信する。即ち、入出力制御部235が画像形成出力命令取得部として機能する。入出力制御部235は、受信した印刷ジョブを主制御部231に転送する。主制御部231は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部233を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報若しくは画像情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部233によって描画情報が生成されると、エンジン制御部232は、記録媒体出力部224を制御し、上記生成された描画情報に基づき、搬送されるシート状の媒体に対して画像形成を実行させる。即ち、画像処理部233、エンジン制御部232及び記録媒体得出力部が画像形成出力部として機能する。
画像処理装置20がスキャナとして動作する場合は、ユーザによる表示部223の操作若しくは外部接続制御部225を介してPC40等の他の端末からスキャン実行指示が入力されたときである。このスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部234若しくは入出力制御部235が主制御部231にスキャン実行信号を転送する処理を実行する。主制御部231は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部232を制御する。
エンジン制御部232は、情報読取部222を動作させて撮像対象原稿からの情報読取り処理を実行する。即ち、エンジン制御部232が、読取制御部として機能する。
撮像動作においては、情報読取部222が備える撮像機能により原稿の光学像が取得され、光学像に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部232は、撮像情報を画像処理部233に転送する。画像処理部233は、主制御部231の制御に従い、エンジン制御部232から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。このような機能により、画像処理装置20は、本実施形態に係るシステムに画像データを入力するための画像入力装置としても機能する。
画像処理部233が生成した画像情報は主制御部231が取得し、主制御部231が画像処理装置20に装着された記憶媒体に保存する。即ち、スキャナユニット202、エンジン制御部232及び画像処理部233が連動して、画像入力部として機能する。画像処理部233によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのまま記録部等に格納され若しくは入出力制御部235及び外部接続制御部225を介してPC40等の外部の装置に送信される。
<ワークフローシステム100の処理シーケンス>
次に、ワークフローサーバ10を中心として構成されるワークフローシステム100におけるワークフロー処理の流れについて、図面を参照しながら説明する。図5は、ワークフローシステム100におけるワークフロー処理の概略を説明するシーケンス図である。まず、情報入力装置である画像処理装置20において、当該システムのユーザが利用権限に関する認証処理(ログイン)を実行する(S501)。認証処理が正常に行われた段階で、当該ユーザは、ワークフローの実行を要求する操作を画像処理装置20に対して行う(S502)。具体的には、ユーザが原稿をADF201などにセットし、操作部217を操作して、ワークフローサーバ10に予め設定されているワークフローを選択する。この操作により、設定した書誌情報及び原稿から読み取られたスキャン画像(ワークフロー要求)と共に、当該ユーザを一意に識別するユーザIDもワークフローサーバ10に通知される。
続いて、ワークフローサーバ10は、ワークフロー要求を受け付けてワークフローを実行する(S503)。ワークフローの詳細は後述する。S503における処理の結果、情報出力装置の一例であるクラウドサーバ50に対して、処理後の対象情報が出力される。この場合、クラウドサーバ50は、対象情報に対する保存処理を実行する(S504)。以上のように、情報入力装置である画像処理装置20からユーザを識別するユーザIDと共にワークフローが通知され、ワークフローサーバ10において所定の処理が実行される。なお、ワークフローの実行の結果、クラウドサーバ50のような外部のサーバおよびサービスに対象情報を配信するだけではなく、画像処理装置20に対する情報の出力を実行してもよい。
<ワークフローの詳細:正常系>
次に、S503において実行されるワークフローの例について詳細に説明する。まず、ワークフローの処理が正常に行われる場合について図6を参照しながら説明する。画像処理装置20からユーザIDと共にワークフローが指定され、ワークフローの対象情報が入力されると入力制御部12が、ワークフロージョブの生成を実行する(S601)。S601において生成されたワークフロージョブは、一意に識別可能なジョブIDと共にジョブ保存部16に渡される。
ジョブ保存部16は、渡されたワークフロージョブが新規のワークフロージョブであることからジョブ保存部16の処理待ちジョブフォルダ161に当該ワークフロージョブを保存する(S602)。処理待ちジョブフォルダ161に保存されたワークフロージョブは、以下において説明するとおり、ワークフローサーバ10における所定のタイミングにおいて順次処理される。
ワークフロー実行制御部11は、所定のタイミングで定期的に処理待ちジョブフォルダ161を監視し、ワークフロージョブが存在すれば、これを取り出す(S603)。S603においてワークフロージョブを取り出したとき、ワークフロー実行制御部11は、ワークフロージョブにおいて指定されている処理内容に基づいて、必要な加工モジュール152や出力モジュール153などのプラグインを決定する。ワークフロー実行制御部11は、決定したプラグインに対して、ワークフロージョブにおいて明示されている設定項目や動作条件に基づく処理の実行を依頼する(S604)。
例えば、対象情報を文書情報とし、この文書情報を所定のデータ形式に変換する処理と、変換した文書情報(変換後文書情報)を特定の宛先に送信する処理と、を設定されているワークフローにおける処理について、以下説明する。
まず、ワークフロー実行制御部11が、データ変換を担う加工モジュール152(プラグイン)に対してデータ変換処理の内容(パラメータや条件)と共に処理を依頼する(S604)。データ変換を担う加工モジュール152は、対象情報に対して指定された条件に基づく加工処理(S605)を実行し、その実行の正否を示すステータスコードをワークフロー実行制御部11に通知する。
ワークフロー実行制御部11は、S605において通知されるステータスコードを判定する(S606)。ここでは、S606における処理結果を示すステータスコードが「正常」を示すものであると仮定する。
その後、加工処理が正常に実行されたことを示すステータスコードと共に、ワークフロー実行制御部11は、ジョブ保存部16に対してワークフロージョブを保存する処理を実行するようにジョブ保存依頼を通知する(S607)。ジョブ保存部16は、通知に応じて当該ワークフロージョブをステースコードと共に処理待ちジョブフォルダ161へ保存する(S608)。この段階では、当該ワークフロージョブは、加工処理が正常に終了していることを示す情報と共に処理待ちジョブフォルダ161に保存されている。すなわち、ワークフローの途中まで処理が完了した状態を保持して保存されている。
続いて、ワークフロー実行制御部11は、変換後文書情報を特定の宛先に送信する処理を出力モジュール153に依頼する(S609)。S609は、S607の直後に実行されてもよいし、S608が終了するタイミングを待って実行されてもよい。
データ送信を担う出力モジュール153は、変換後文書情報に対する出力処理(S610)を実行する。S612において、変換具後文書情報の送信処理は正常に実行されたものとする。したがって、その実行結果を示すステータスコートが出力モジュール153からがワークフロー実行制御部11に対して通知される。
ワークフロー実行制御部11は、S612において通知されるステータスコードを判定する(S611)。ここでは、S612における処理結果を示すステータスコードが「正常」をしめすものであると仮定する。
その後、送信処理が正常に実行されたことを示すステータスコードと共に、ワークフロー実行制御部11が、ジョブ保存部16に対して当該ワークフロージョブの保存依頼を通知する(S612)。ジョブ保存部16は、通知に応じて当該ワークフロージョブをステースコードと共に処理待ちジョブフォルダ161へ保存する(S613)。
続いて、ワークフロー実行制御部11が、ジョブ保存部16に対して当該ワークフロージョブの削除依頼を通知する(S614)。ここで通知されるのは、ジョブIDである。
ジョブ保存部16は、通知されたジョブIDに基づいて、当該ワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から削除する処理を実行する(S615)。
以上、ワークフロージョブがすべて正常に処理されるときは、処理待ちジョブフォルダ161から取り出されたワークフロージョブにおいて指定されているプラグインを用いて所定の処理が実行される。各処理が正常に終了したことを示すステータスコードと共に、各処理の正常終了の時点で、処理待ちジョブフォルダ161において当該ワークフロージョブを保存する。ワークフロー実行制御部11は、ワークフロージョブにおいて指定されている順番で各プラグイン(ワークフロー実行部15)における処理を順次実行するように、処理の流れを制御する。
<ワークフローの詳細:異常系>
次に、S503において実行されるワークフローの別の例について詳細に説明する。以下、図7を参照しながら説明する例は、ワークフローが異常終了する例である。すでに説明をした正常系のワークフロー(図6参照)における処理と同様の処理については、詳細な説明を省略する。図7において、画像処理装置20からユーザIDと共にワークフローが指定され、ワークフロー実行制御部11がワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から取り出される(S701)。その後、出力モジュール153への処理依頼が実行される(S702)。
ここで、データ配信を担う出力モジュール153を指定する当該ワークフロージョブにおいて、出力先として設定されている情報が正しい場合であっても、出力先として指定されているクラウドサーバ50の動作が停止している場合が想定される。この場合、出力処理は正常に実行できないので、出力モジュール153は、ワークフロー実行制御部11に対して、出力処理が、出力先の動作不要によってエラーになったことを知らせるステータスコードを通知する(S703)。
ワークフロー実行制御部11は、出力モジュール153から通知されたステータスコードの内容を判定する(S704)。このステータスコードは、出力モジュール153における処理エラーの原因を示す内容が含まれている。そこで、ワークフロー実行制御部11は、ステータスコードを解析してエラーの原因を特定する解析処理を実行する(S705)。
S705における解析処理の結果、エラーの原因を特定できると、当該エラーがプラグイン毎に予め設定されている設定情報において「修正可能定義」に該当する設定情報であるか否かを判定することができる。ここで、ステータスコードは出力モジュール153から通知されたため、出力モジュール153のプラグインID「cloudoutput」が「puluginid」タグに記述されている修正可能な定義に基づいて判定する。
S703において通知されたステータスコードをS705において解析した結果、エラーの原因は修正可能定義ファイル91で修正可能定義項目に設定されている「ModifiableSettings」に起因するものではないと仮定する(図9参照)。したがって、ワークフロー実行制御部11は、そこで、ワークフロー実行制御部11は、ジョブ保存部16に対して当該ワークフロージョブの保存依頼を通知する(S706)。
異常終了ジョブフォルダ163は、当該ワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から異常終了ジョブフォルダ163に移動させて保存する(S707)。
続いて、ワークフロー実行制御部11は、ジョブ保存部16に対して、当該ワークフローを処理待ちジョブフォルダ161から削除するように削除依頼を通知する(S708)。処理待ちジョブフォルダ161は、当該ワークフロージョブを削除する(S709)。
以上のとおり、本実施形態に係るワークフローシステム100は、ワークフロージョブの実行中に生じたエラーを解析し、そのエラーの原因が修正可能定義に含まれている設定項目に当たらない場合であれれば、異常終了のワークフロージョブとして区別する。異常終了が生じた場合、その旨を、ワークフローシステム100の管理者に通知すればよい。
<ワークフローの詳細:修復可能エラー>
次に、S503において実行されるワークフローにおけるさらに別の例について詳細に説明する。以下、図8を参照しながら説明する例は、ワークフロージョブの途中でエラーが「修正可能なエラー」であって、当該ワークフロージョブを一旦保留して、修正を促した後に修正を反映させてワークフローを自動的に再開する処理を実行する例である。すでに説明をした正常系のワークフロー(図6参照)、および異常系のワークフロー(図7参照)における処理と同様の処理については、詳細な説明を省略する。図8において、画像処理装置20からユーザIDと共にワークフローが指定され、ワークフロー実行制御部11がワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から取り出される(S801)。その後、出力モジュール153への処理依頼が実行される(S802)。
ここで、データ配信を担う出力モジュール153を指定する当該ワークフロージョブにおいて、出力先として設定されている情報が誤っている場合を想定する。この場合、出力処理は正常に実行できないので、出力モジュール153は、ワークフロー実行制御部11に対して、出力処理が宛先間違えによってエラーになったことを知らせるステータスコードを通知する(S803)。
ワークフロー実行制御部11は、出力モジュール153から通知されたステータスコードの内容を判定する(S804)。このステータスコードは、出力モジュール153における処理エラーの原因を示す内容が含まれている。そこで、ワークフロー実行制御部11は、ステータスコードを解析してエラーの原因を特定する解析処理を実行する(S805)。
S805における解析処理の結果、エラーの原因は、図9に例示する修正可能定義ファイル91において、修正可能項目として設定されている「ModifiableSettings」に起因するものであると仮定する。
そこで、ワークフロー実行制御部11は、通知モジュール151に対して、修正を依頼する内容を明示したメールの作成を依頼する(S806)。通知モジュール151は、S806のおける依頼内容に基づいて、予め設定されている修正可能設定通知定義を参照して、修正依頼メール150を生成する(S807)。
通知モジュール151が、修正通知定義ファイル160において記述されている内容に基づいて生成する修正依頼メール150の例を図15に示す。修正依頼メール150は、当該メールを一意に識別するための通知IDを明示する「id」タグと、エラー内容を示す「message」タグと、エラーの原因となった設定値を示す「modifiablesetting」タグを含んで構成される。通知モジュール151は、ユーザのユーザIDとユーザのメールアドレスとを対応付けて記憶し、S502において画像処理装置20から通知されたユーザIDに対応するメールアドレスを特定して、特定したメールアドレスを修正依頼メールの宛先に指定する。
修正依頼メール150における表記例は、通知モジュール151の設定に依存する。図15において例示した修正依頼メール150の表記は、必要な情報をXML形式に変換して、電子メール本文としたものである。なお、通知IDは、ジョブIDと、プラグインIDと、プラグインのインデックスと、修正対象設定項目名と、を含むように通知モジュール151において生成される。この通知IDにおいて関連付けられているジョブID、プラグインID、プラグインのインデックス、修正対象設定項目名のマッピングは、修正待ちジョブフォルダ162において保持される。
なお、修正依頼メール150は、通知IDを「id」タグで括った本文中に明示しているが、表記例をこれに限るものではない。通知IDは、修正依頼メール150と、修正対象の情報を一意に識別するためのものであるから、必ずしも本文に通知IDを記述する必要はない。例えば、修正依頼メール150を生成するごとに返信先が一意に定まるような個別の返信用アドレスを生成し、これを返信先アドレスとして設定した形式でメールを生成してもよい。なお、「id」タグがワークフローと設定情報が対応付けられたワークフロージョブを特定する特定情報に相当する。
修正依頼メール150は、電子メール形式限るものではなく、通知モジュール151がインスタントメッセージを送信するプラグインであれば、その形式に合わせて生成される。
また、修正依頼メール150に含める修正通知定義ファイル160における記述は、修正可能設定通知言語ファイルを用いて、多言語対応ができるように構成してもよい。この場合、修正可能設定IDを、その内容を表記するためのメッセージが言語セットごとに対応付けられる。
図8に戻る。通知モジュール151は、生成された修正依頼メール150を所定の宛先に送信する(S808)。通知モジュール151は、送信処理が終了した段階で、送信終了を示すステータスコードをワークフロー実行制御部11に通知する。
ワークフロー実行制御部11は、S808の処理によるステータスコードを受け取った後に、ジョブ保存部16に対して当該ワークフロージョブを修正待ちジョブフォルダ162に保存するように通知する(S809)。
ジョブ保存部16は、当該ワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から修正待ちジョブフォルダ162に移動させて、ジョブIDと対応付けて保存する(S810)。
続いて、ワークフロー実行制御部11は、ジョブ保存部16に対して、処理待ちジョブフォルダ161に保存されている当該ワークフロージョブの削除依頼を通知する(S811)。ジョブ保存部16は、通知されたジョブIDが格納されている処理待ちジョブフォルダ161から該当するワークフロージョブを削除する(S812)。
修正待ちジョブフォルダ162に保存されたワークフロージョブは、その処理を一旦保留して待機した状態になる。本実施形態に係るワークフローシステム100は、待機状態にあるワークフロージョブに対する修正が行われるまで、当該ワークフローを保持する。例えば、「受信したファックスのうち、2枚目のページをPDFデータに変換して、フォルダ配信する」というワークフローが定義されたワークフロージョブが実行される場合に、ついて説明する。この場合、S802において、ワークフロー実行制御部11が、ワークフロージョブを処理待ちジョブフォルダ161から取り出したワークフロージョブのワークフロー定義情報に基づいて、加工モジュール152への処理依頼を実行する。この場合の修正依頼は、「受信した2枚目のページをPDFデータに変換する」という内容である。そして、S803において、加工モジュール152は、受信したファックスに2枚目のページが存在しないことを検知し、ワークフロー実行制御部11に対して、指定されたページが存在せず、エラーになったことを知らせるステータスコードを通知する。これ以降は、S804以降の処理と同じである。
<ワークフローの詳細:エラー修正>
図8において説明したワークフローのように、修正可能項目における設定ミスが原因となってワークフローにエラーが生じたとき、修正依頼メール150が、ユーザが操作する端末(例えば、PC40)に送信される。そこでユーザは、修正依頼メール150に記述されているエラー原因となった設定項目を正規の情報に修正して返信メール400を生成し、ワークフローサーバ10に対して送信する。図10に示すように返信メール400は、「modifiablesetting」タグで括られている設定項目の誤り箇所を訂正した内容になっている。ユーザにより、modifiablesettingidの値がhttp:s//example.com/validに変更されている。
返信メール400を受け付けることで、エラーになったワークフロージョブを再開させるための処理の流れについて、図11のシーケンス図を参照しながら説明する。入力制御部12が返信メール400を受け付けると、エラー修正入力である返信メール400の内容を解析する解析処理を実行する(S1101)。
なお、ユーザにおいて通知IDと修正内容を指定することが可能であるときは、入力制御部12において、返信メール400を受け付けるAPIを、指定内容ごとに区別して設けてもよい。なお、入力制御部12において、返信メール400の記述形式は予め認識されているものとする。
S1101において解析して得た通知ID「xxxx−xxxx−xxxx−xxxx」と、修正内容「http:s//example.com/valid」が、ジョブ管理部13に通知される。ここで通知される情報が修正情報に相当する。ジョブ管理部13は、図13に示すnotification.xmlを通知IDに基づいて検索し、修正対象となる修正待ちジョブを特定して、修正待ちジョブフォルダ162から該当するワークフロージョブを取り出す(S1102)。
ジョブ管理部13は、通知IDから取得したジョブIDに基づいて、修正対象となるワークフロー設定ファイル120(Distributionsetting.xml)が格納されているフォルダを指定する(図13参照)。ジョブ管理部13は、入力制御部12において抽出され通知された修正内容、notification.xmlから取得したジョブID以外の情報(プラグインID、プラグインインデックス、修正対象設定項目名)から、該当するDistributionsetting.xmlを修正する(S1103)。
ここで、notification.xmlには、通知ID「xxxx−xxxx−xxxx−xxxx」と、修正待ちジョブのジョブID「aaaa」と、修正対象のプラグインのプラグインID「cloudoutput」と、修正対象設定項目名「destinationURL」とが関連付けて記述されている。通知IDから取得したジョブID「aaaa」に基づいて、修正待ちジョブが格納されているフォルダを特定する。そして、特定したフォルダに格納されているDistributionsetting.xmlにおいて、「plugin」の「id」属性の値が「cloudoutput」であり、かつ、「property」の「id」属性の値が「destinationURL」のタグを特定し、「value」タグの値を修正内容で置き換える。
続いて、ジョブ管理部13は、修正したDistributionsetting.xmlを処理待ちジョブフォルダ161に移動するようにジョブ保存部16に通知する(S1104)。ジョブ保存部16は、通知されたDistributionsetting.xmlを処理待ちジョブフォルダ161に保存する(S1105)。
続いて、ジョブ管理部13は、修正待ちジョブフォルダ162に残っている修正したDistributionsetting.xmlを削除するようにジョブ保存部16に通知する(S1106)。ジョブ保存部16は、修正待ちジョブフォルダ162にある削除対象のDistributionsetting.xmlを消去する(S1107)。
ワークフロー実行制御部11は、処理待ちジョブフォルダ161を定期的に監視して、ワークフロージョブが存在すれば、これを取り出す(S1108)。そして、S604、又はS702、又はS802以降の処理が実行される。
以上、本実施形態に係るワークフローシステム100およびワークフローサーバ10によれば、ワークフローの途中においてエラーが発生したときに、修正可能項目であればユーザに対してエラーの原因となった項目を明記した通知を送信する。当該通知を受け付けたユーザは、通知内容において明記された情報によって、エラーの原因と、修正すべき内容を容易に判断でき、修正した情報をワークフローサーバ10に返信する。
この間、エラーになったワークフロージョブは、一旦処理を停止して、保留された状態になっているが、ワークフローサーバ10が修正した情報を受け付けた後に、エラー箇所を自動的に修正して、ワークフロージョブを再開できる状態に移行する。
これによって、ワークフロージョブにおけるエラー内容をユーザが容易に把握して、適切な修正とその修正内容の反映を簡単な操作で実現できる。また、修正を反映した後は、ワークフロージョブを自動的に再開させることができる。
図12は、ワークフロー設定ファイル120の例を示す図である。ワークフロー設定ファイル120は、UI部14の機能を利用して管理者が事前に設定するものである。図12に示すように、ワークフロー設定ファイル120は、ワークフロー設定とジョブIDの関連付けを保持している。ワークフロー設定ファイル120は、ワークフロー設定のうち、modifiablesettingidと一致する設定値の値を、返信メール400の内容を用いて上書き保存される。
図13は、ジョブ保存関連構成について説明する図である。図13に示すように処理待ちジョブフォルダ161、修正待ちジョブフォルダ162、異常終了ジョブフォルダ163、に対応した記憶領域が、HDD105の構成されたフォルダに対応している。
各フォルダには、ジョブIDが名前のフォルダが存在する。図13において、修正待ちのジョブが2つある。それぞれのジョブIDは「aaaa」と「bbbb」である。各ジョブフォルダは、その中に配信に必要な情報等を保持している。配信に必要な情報は、すでに説明したとおり、Distributionsetting.xmlに格納されている。ユーザに通知されるエラーはIDによってDistributionsetting.xmlは管理されている。
エラー通知用のIDとジョブID及び修正対象のプラグインのプラグインID、プラグインインデックス、修正対象の設定項目名との関連付けに関する情報は、notification.xmlに格納されている。ジョブ管理部13は、入力制御部12において抽出されて通知された通知IDを用いてnotification.xmlを検索し、関連付けられているジョブID及び修正対象のプラグインのプラグインID、プラグインインデックス、修正対象の設定項目名を取得することで、エラーとなった情報の修正を可能にする。
以上説明をした本発明に係る情報処理制御装置、情報処理制御プログラム、情報処理制御システムおよび情報処理制御方法は、上記の実施形態に限られるものではなく、以下の実施形態を含むものである。例えば、ワークフローサーバ10の機能を画像処理装置20に含め、画像処理装置20においてワークフローサーバ10が備える機能を実行する構成、いわゆるサーバレス構成であってもよい。この場合、画像処理装置20のみで上記の実施形態を実行することができる。
10 ワークフローサーバ
11 ワークフロー実行制御部
12 入力制御部
13 ジョブ管理部
14 UI部
15 ワークフロー実行部
16 ジョブ保存部
20 画像処理装置
30 ファイルサーバ
50 クラウドサーバ
91 修正可能定義ファイル
100 ワークフローシステム
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 I/F
105 HDD
106 LCD
107 操作部
108 バス
120 配信情報設定ファイル
150 修正依頼メール
151 通知モジュール
152 加工モジュール
153 出力モジュール
160 修正通知定義ファイル
161 処理待ちジョブフォルダ
162 修正待ちジョブフォルダ
163 異常終了ジョブフォルダ
200 コントローラ
202 スキャナユニット
203 排出トレイ
204 ディスプレイパネル
205 給送テーブル
206 画像形成ユニット
207 排出トレイ
208 ネットワークI/F
211 CPU
212 RAM
213 ROM
214 I/F
215 HDD
216 LCD
217 操作部
218 バス
221 コントローラ
222 情報読取部
223 表示部
224 記録媒体出力部
225 外部接続制御部
231 主制御部
232 エンジン制御部
233 画像処理部
234 操作表示制御部
235 入出力制御部
特開2009−147817号公報

Claims (4)

  1. ユーザが選択したワークフローに含まれる処理の実行条件として前記ユーザが設定した設定情報に基づいて処理対象情報に対する前記処理の実行を制御し、また、前記処理の実行がエラーになったときに通知されるエラー通知を解析して当該エラーの原因を特定する解析処理の実行も制御する実行制御部と、
    前記処理対象情報と、当該処理対象情報に対する前記処理の内容を規定する定義情報と、前記処理に用いられる動作パラメータである設定情報と、を関連付けて生成された実行単位を区別された記憶領域に保存する保存部と、
    前記実行制御部による前記ワークフローの実行においてエラーが検知された場合に、当該エラーが検知された前記処理に対応する前記設定情報に基づいて、当該エラーに対応する前記設定情報が前記ユーザにより修正可能であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記ユーザにより修正可能であると判断された場合に、当該エラーが生じた処理に設定された設定情報との対応を定義する対応情報を特定する特定情報と当該対応情報に含まれる前記設定情報のうち前記エラーが検知された前記処理に設定された前記設定情報とを含むテキストベースからなるエラー通知を送信する通知部と、
    前記エラー通知に含まれる前記設定情報において前記エラーの原因であるエラー内容正当な内容へと前記ユーザが修正した修正設定情報を用いて、当該エラー通知に含まれる前記設定情報のエラー内容を前記正当な内容に置き換えて更新し当該更新された設定情報に対応する前記ワークフローを前記保存部によって処理待ち領域に移動させて、前記実行制御部において当該ワークフローが実行される状態にする管理部と、
    を備えることを特徴とする情報処理制御装置。
  2. 前記通知部は、
    前記ワークフローの実行を指示した前記ユーザに対応する電子メールの宛先に対して、前記エラー通知を含む電子メールを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理制御装置。
  3. コンピュータを、
    ユーザが選択したワークフローに含まれる処理の実行条件として前記ユーザが設定した設定情報に基づいて処理対象情報に対する前記処理の実行を制御し、また、前記処理の実行がエラーになったときに通知されるエラー通知を解析して当該エラーの原因を特定する解析処理の実行も制御する実行制御ステップと、
    前記処理対象情報と、当該処理対象情報に対する前記処理の内容を規定する定義情報と、前記処理に用いられる動作パラメータである設定情報と、を関連付けて生成された実行単位を区別された記憶領域に保存する保存ステップと、
    前記実行制御ステップによる前記ワークフローの実行においてエラーが検知された場合に、当該エラーが検知された前記処理に対応する前記設定情報に基づいて、当該エラーに対応する前記設定情報が前記ユーザにより修正可能であるか否かを判断する判断ステップ、
    前記判断ステップにより前記ユーザにより修正可能であると判断された場合に、当該エラーが生じた処理に設定された設定情報との対応を定義する対応情報を特定する特定情報と当該対応情報に含まれる前記設定情報のうち前記エラーが検知された前記処理に設定された前記設定情報とを含むテキストベースからなるエラー通知を送信する通知ステップと、
    前記エラー通知に含まれる前記設定情報において前記エラーの原因であるエラー内容正当な内容へと前記ユーザが修正した修正設定情報を用いて、当該エラー通知に含まれる前記設定情報のエラー内容を前記正当な内容に置き換えて更新し当該更新された設定情報に対応する前記ワークフローを前記保存ステップにより処理待ち領域に移動させて、前記実行制御ステップにおいて当該ワークフローが実行される状態にする管理ステップと、
    を実行する情報処理制御装置として動作させる情報処理制御プログラム。
  4. ユーザが選択したワークフローに含まれる処理の実行条件として前記ユーザが設定した設定情報に基づいて処理対象情報に対する前記処理の実行を制御し、また、前記処理の実行がエラーになったときに通知されるエラー通知を解析して当該エラーの原因を特定する解析処理の実行も制御し、
    前記処理対象情報と、当該処理対象情報に対する前記処理の内容を規定する定義情報と、前記処理に用いられる動作パラメータである設定情報と、を関連付けて生成された実行単位を区別された記憶領域に保存し、
    前記ワークフローの実行においてエラーが検知された場合に、当該エラーが検知された前記処理に対応する前記設定情報に基づいて、当該エラーに対応する前記設定情報が前記ユーザにより修正可能であるか否かを判断し、
    前記ユーザにより修正可能であると判断された場合に、当該エラーが生じた処理に設定された設定情報との対応を定義する対応情報を特定する特定情報と当該対応情報に含まれる前記設定情報のうち前記エラーが検知された前記処理に設定された前記設定情報とを含むテキストベースからなるエラー通知を送信し、
    前記エラー通知に含まれる前記設定情報において前記エラーの原因であるエラー内容正当な内容へと前記ユーザが修正した修正設定情報を用いて、当該エラー通知に含まれる前記設定情報のエラー内容を前記正当な内容に置き換えて更新し当該更新された設定情報に対応する前記ワークフローを処理待ち領域に移動させて、前記ワークフローが実行される状態にする
    ことを特徴とする情報処理制御方法。
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