JP6724524B2 - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6724524B2
JP6724524B2 JP2016088099A JP2016088099A JP6724524B2 JP 6724524 B2 JP6724524 B2 JP 6724524B2 JP 2016088099 A JP2016088099 A JP 2016088099A JP 2016088099 A JP2016088099 A JP 2016088099A JP 6724524 B2 JP6724524 B2 JP 6724524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
unit
raster
screen processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016088099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017196765A (ja
Inventor
匠哉 太田
匠哉 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016088099A priority Critical patent/JP6724524B2/ja
Publication of JP2017196765A publication Critical patent/JP2017196765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6724524B2 publication Critical patent/JP6724524B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置及び画像形成装置に関する。
インクを吐出して画像形成を行う装置はインクの吐出不良を防ぐ機能を備えており、この機能に係る発明としては、例えば特許文献1−3に開示された発明がある。特許文献1に開示された装置は、形成する画像に対して予め定められたパターンに従ってドットを付加し、当該パターンのドットを異なるパスに分散させて印字する。特許文献2に開示された発明は、予備吐出を行うインク色のデータが存在しない画素に対してドットを付加し、付加したドットで予備吐出を行う。特許文献3に開示された発明は、予備吐出を行う画素を埋め込んだ非周期のスクリーンマスクと、この非周期のスクリーンマスクと隣り合うスクリーンマスクであって非周期のスクリーンマスクとは予備吐出を行う画素の位置が異なるスクリーンマスクを生成し、受け付けた画像を生成したスクリーンマスクにより処理する。
特開2004−25627号公報 特開2007−83576号公報 特開2014−37071号公報
本発明は、インクの吐出不良を抑えるための画素を画像に対して簡易に付加することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、複数の色版毎のラスタ画像を取得し、前記ラスタ画像にある無色の画素を予め定められた階調の有色の画素に補正する補正部と、前記ラスタ画像の無色の画素に対し、無色であることを表すタグデータを生成する生成部と、前記補正部により階調が補正された後のラスタ画像にスクリーン処理を施すスクリーン処理部と、前記スクリーン処理部によりスクリーン処理が施された後のラスタ画像を出力する出力部とを備え、前記補正部は、前記ラスタ画像の無色の画素を前記タグデータにより特定する
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項に係る画像処理装置において、前記スクリーン処理部は、前記タグデータが生成されていない画素に対しては第1スクリーン処理を施し、前記タグデータが生成されている画素に対しては前記第1スクリーン処理より網点が少なくなる第2スクリーン処理を施す。
本発明の請求項に係る画像処理装置は、請求項に係る画像処理装置において、前記補正部は、複数の色版のラスタ画像において、同じ座標の画素の各々が無色である場合、当該画素の階調を予め定められた階調の有色の画素に補正する。
本発明の請求項に係る画像形成装置は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記出力部が出力したラスタ画像を、インクの吐出により記録媒体に形成する画像形成部とを備える。
請求項1に係る画像処理装置によれば、インクの吐出不良を抑えるための画素を画像に対して簡易に付加することができる。
請求項2に係る画像処理装置によれば、タグデータを生成しない構成と比較して、無色の画素を有色の画素に補正する処理を早く行うことができる。
請求項3に係る画像処理装置によれば、全ての画素に同じスクリーン処理を施す場合と比較して、吐出不良を抑えるための画素の数を少なくすることができる。
請求項4に係る画像処理装置によれば、階調補正前に無色であった画素を吐出不良を抑えるための画素にすることができる。
請求項5に係る画像形成装置によれば、インクの吐出不良を抑えるための画素を画像に対して簡易に付加し、当該画素が付加された画像を用紙に形成することができる。
画像処理装置10のハードウェア構成を示したブロック図。 ラスタ生成部104が行う処理の流れを示したフローチャート。 実施形態の動作例を説明するための図。 画質調整部105が行う処理の流れを示したフローチャート。 画像処理装置10Aのハードウェア構成を示したブロック図。 スクリーン処理部106Aが行う処理の流れを示したフローチャート。
[第1実施形態]
[第1実施形態の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置10のハードウェア構成を示したブロック図である。画像処理装置10は、インクを吐出して用紙に画像形成を行う画像形成装置に対し、用紙に形成する画像を表すデータを供給する装置である。画像処理装置10の各部は、バス100に接続されており、バス100を介して他のブロックとデータのやり取りを行う。
インターフェース部103は、通信インターフェースの機能を備えており、外部装置から通信回線を介して供給される画像データを取得する。また、インターフェース部103は、画像を表すデータを画像形成装置へ出力する。インターフェース部103は、本発明に係る出力部の一例である。

本実施形態においては、画像データは、PDL(Page Description Language)で記述されている。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を備えている。制御部101のCPUが、ROMに記憶されているプログラムを実行すると、実行したプログラムに従って制御部101が各部を制御する。記憶部102は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリーを有しており、インターフェース部103が取得した画像データを記憶する。
ラスタ生成部104は、記憶部102に記憶された画像データからラスタ画像(ビットマップ画像)を生成する。本実施形態においては、画像形成装置がシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクで画像形成を行うため、ラスタ生成部104は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの版毎にラスタ画像を生成する。なお、本実施形態においては、ラスタ画像の画素の階調を、0〜255の範囲をとる画素値で表しており、無色の場合には画素値を0とし、階調が濃くなるにつれて画素値を大きくしている。
また、ラスタ生成部104は、生成したラスタ画像の画素値を参照し、タグデータを生成する。ラスタ生成部104は、本発明に係る生成部の一例である。具体的には、ラスタ生成部104は、シアンの版のラスタ画像、マゼンタの版のラスタ画像、イエローの版のラスタ画像及びブラックの版のラスタ画像を重ねたときに、同じ座標の画素の画素値が全て0(即ち無色)である場合、当該座標の画素群に対して値を1としたタグデータを生成して対応付け、いずれかの版の画素の画素値が1以上であった場合、当該座標の画素群に対して値を0としたタグデータを生成して対応付ける。
画質調整部105は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像に対して画像処理を施す機能を備えており、ラスタ画像に階調補正の画像処理を施す。画質調整部105は、本発明に係る補正部の一例である。画質調整部105は、階調補正を行うにあたり、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像において、着目する画素の座標を決定する。画質調整部105は、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が0である場合には、予め定められたルックアップテーブルを参照して画素値を補正する。また、画質調整部105は、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が1である場合には、画素値を1に補正する。
例えば、画質調整部105は、決定した座標の画素について、シアンの版での画素値が0、マゼンタの版での画素値が20、イエローの版での画素値が115、ブラックの版での画素値が0である場合、マゼンタとイエローの版においては、画素値が0以外であり、対応付けられたタグデータの値が0であるため、この座標の画素については、予め定められたルックアップテーブルを参照して画素値を補正する。また、画質調整部105は、決定した座標の画素について、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの版で画素値がいずれも0である場合、対応付けられたタグデータの値が1であるため、各版の画素については0である画素値を1に補正する。
スクリーン処理部106は、画質調整部105において画素値が補正された後の各版のラスタ画像を取得する。スクリーン処理部106は、ラスタ画像にスクリーン処理を施すものであり、本発明に係るスクリーン処理部の一例である。スクリーン処理部106は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの版毎に予め定められたディザマトリクスを有しており、取得したラスタ画像に対し、版に対応したディザマトリクスを適用してディザ法により網点の画像を生成する。なお、本実施形態においては、1〜255の範囲から選択した値が閾値としてディザマトリクスに格納されている。
[第1実施形態の動作例]
次に第1実施形態の動作例について説明する。ユーザは、画像処理装置10に接続された画像形成装置に画像形成を行わせる場合、コンピュータ装置を操作し、PDLで記述された画像データを画像処理装置10へ供給する。インターフェース部103は、コンピュータ装置から供給される画像データを取得する。インターフェース部103が取得した画像データは、記憶部102に記憶される。
制御部101は、記憶部102に記憶された画像データをラスタ生成部104へ供給する。ラスタ生成部104は、画像データが供給されると、図2に示した処理を実行する。まずラスタ生成部104は、供給される画像データからシアンの版のラスタ画像、マゼンタの版のラスタ画像、イエローの版のラスタ画像及びブラックの版のラスタ画像を生成する(ステップS1)。次にラスタ生成部104は、各版のラスタ画像の画素値を参照し、タグデータを生成する(ステップS2)。
ここで、図3の左側の列に示したようにシアンの版のラスタ画像、マゼンタの版のラスタ画像、イエローの版のラスタ画像及びブラックの版のラスタ画像が生成された場合を想定する。この場合、シアン、マゼンタ及びイエローの版のラスタ画像においては全画素の画素値が0であり、画素値が1以上である画素がない。また、ブラックの版のラスタ画像においては、三角形の領域及び四角形の領域以外の領域の画素の画素値が0である。つまり、図3の中央の列で左下がりのハッチングにより示した領域は画素の画素値が0となる。ラスタ生成部104は、4つの版のラスタ画像について、同じ座標の画素に着目し、4つの版の全てで画素値が0である画素に対して値が1であるタグデータを生成して対応付ける。また、図3の中央の列において白で示した三角形の領域と四角形の領域については、4つの版のラスタ画像で同じ座標に着目した場合、ブラックの版で画素値が0とならないため、この領域の各画素に値が0であるタグデータを生成して対応付ける。
ラスタ生成部104が図2の処理を終えると、制御部101は、タグデータが対応付けられたラスタ画像を画質調整部105へ供給する。画質調整部105は、タグデータが生成されたラスタ画像が供給されると、図4に示した処理を実行する。
具体的には、画質調整部105は、階調補正を行う画素として着目する画素の座標を決定する(ステップS11)。次に画質調整部105は、決定した座標の画素の画素値を補正する(ステップS12)。ここで画質調整部105は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像において、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータを参照する。画質調整部105は、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が1である場合、ステップS11で決定した座標の画素の画素値を1に変換する。また、画質調整部105は、ステップS11で決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が0である場合、ステップS11で決定した座標の画素の画素値を、ルックアップテーブルを参照して補正する。
例えば、画質調整部105は、ラスタ画像の左上を原点として右方向をX軸の正方向、下方向をY軸の正方向とする。画質調整部105は、着目する画素の座標を原点の(0,0)に決定した場合、図3に示したシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像の例では、原点の(0,0)の画素に対応付けられたタグデータの値は1であるため、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各ラスタ画像において(0,0)の座標の画素の画素値を1に補正する。
また、画質調整部105は、着目する画素の座標を図3に示したラスタ画像の三角形の領域内の(x1,y1)に決定した場合、この座標の画素に対応付けられたタグデータの値は、0となっているため、各版のラスタ画像において(x1,y1)の座標の画素の画素値を、ルックアップテーブルを参照して補正する。なお、シアン、マゼンタ及びイエローの各ラスタ画像においては、(x1,y1)の座標の画素の画素値は、補正後には0のままとなる。
画質調整部105は、ステップS12の処理を終えると、ラスタ画像の全ての画素について階調補正処理を行ったか判断する(ステップS13)。画質調整部105は、全ての画素について階調補正処理を終えていない場合(ステップS13でNO)、処理の流れをステップS11へ戻し、着目する画素の座標を変更する。また、画質調整部105は、全ての画素について階調補正処理を終えた場合(ステップS13でYES)、階調補正処理を終了する。
例えば、図3の中央の列に示したように左下がりのハッチングの領域に値が1のタグデータが付加されていた場合、図4の処理を終えると、図3の右側の列に示した右下がりのハッチングの部分の画素値が1となる。
画質調整部105において階調補正処理が終了すると、制御部101は、階調補正後のラスタ画像をスクリーン処理部106へ供給する。スクリーン処理部106は、供給されたシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像にスクリーン処理を施して二値化する。画質調整部105がラスタ画像に対してスクリーン処理を施すと、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像においては、図3の右側に示した右下がりのハッチングの部分の画素のうち、画素値がディザマトリクスの閾値以上の画素は画素値が1となり、画素値がディザマトリクスの閾値未満である画素は画素値が0となる。ディザマトリクスには値が1の閾値があるため、スクリーン処理後のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像においては、階調補正後に画素値が閾値の1以上となった部分(階調補正前に無色であった部分)、即ち、図3においてハッチングで示した部分においては、ディザマトリクスに応じて網点が形成される。
制御部101は、スクリーン処理を終えると、スクリーン処理が施された後のラスタ画像を表すデータをインターフェース部103から部画像形成装置へ供給する。画像形成装置は、画像処理装置10から供給されるデータを取得する。画像形成装置は、供給されたデータに基づいて用紙にインクを吐出し、用紙に網点の画像を形成する。
本実施形態の構成を備えていない場合、ラスタ画像を生成したときにシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各版で画素値が0となった画素、即ち無色の画素については、無色の画素に対する階調補正処理が行われないため、スクリーン処理を行うときには各版のラスタ画像で画素値が0のままとなる。そして、シアン、マゼンタ及びイエローのラスタ画像は、スクリーン処理が施されても全画素の画素値が0のままとなるため、画像形成時にインクが吐出されず、インクを吐出するノズルに目詰まりが発生する虞がある。
一方、本実施形態においては、ラスタ生成部104でラスタ画像を生成したときに同じ座標の画素の画素値が全て0、即ち無色であった画素は、階調補正処理が行われて画素値が1である有色の画素となる。そして、無色から有色となった画素の中には、スクリーン処理によって網点となる画素がある。このため、画像形成時においては、階調補正前に無色であった部分に網点が形成され、画像形成時にはインクが吐出され、インクを吐出するノズルに目詰まりが発生しにくくなる。
なお、上述した実施形態においては、画質調整部105は、タグデータを参照し、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの全てのラスタ画像において、着目している座標の画素に対応付けられたタグデータの値が1である場合、着目している座標の画素の画素値を4つの版でそれぞれ0から1に補正しているが、画素値を補正する構成は実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、タグデータを生成する際に、着目している画素の画素値が4つの版のいずれかにおいて0である場合、当該座標の画素について値が1のタグデータを生成する。そして、階調補正の処理の際に、着目している座標の画素において1のタグデータが付加されている場合、着目している座標の画素の画素値を0から1に補正してもよい。この構成の場合、シアン、マゼンタ及びイエローの版のラスタ画像は、図3の右側の列で示したハッチングがされていない領域(白の三角形の領域内と白の四角形の領域内)も画素値が0から1に変換され、シアン、マゼンタ及びイエローの版のラスタ画像において、上述した実施形態で網点が形成されなかった領域にも網点が形成される。
また、上述した実施形態においては、タグデータを参照して階調補正を行っているが、階調補正を行う構成は実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、ラスタ生成部104においてタグデータを付加しない構成としてもよい。この構成の場合、画質調整部105は、着目している座標の画素の画素値を参照し、全ての版のラスタ画像で画素値が0である場合には、着目している座標の画素について各版の画素値を1に補正してもよい。また、画質調整部105は、着目している座標の画素について、いずれかの版で画素値が0であり、他の版で画素値が1以上である画素については、画素値が0である版においては画素値を1に補正し、画素値が1以上である版においては、予め定められたルックアップテーブルを参照して画素値を補正するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、画素値が0の画素の階調を補正する際に画素値を1に補正しているが、補正後の画素値は1に限定されるものではなく、2以上の値に補正してもよい。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置10Aのハードウェア構成を示したブロック図である。画像処理装置10Aは、画像処理装置10と同じ制御部101、記憶部102、インターフェース部103及びラスタ生成部104を備え、第1実施形態の画質調整部105とスクリーン処理部106に替えて画質調整部105Aとスクリーン処理部106Aを備える。第1実施形態と同じ構成である制御部101、記憶部102、インターフェース部103及びラスタ生成部104については説明を省略し、以下、第1実施形態と相違する画質調整部105Aとスクリーン処理部106Aについて説明する。
画質調整部105Aは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像に対して階調補正の画像処理を施す。画質調整部105Aは、本発明に係る補正部の一例である。画質調整部105Aは、階調補正を行うにあたり、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像において、着目する画素の座標を決定する。画質調整部105Aは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのいずれかのラスタ画像において、決定した座標の画素に値が0のタグデータが対応付けられている場合には、予め定められたルックアップテーブルを参照して画素値を補正する。また、画質調整部105は、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの全てのラスタ画像において、決定した座標の画素に値が1のタグデータが対応付けられている場合には、画素値を2に補正する。
例えば、画質調整部105Aは、決定した座標の画素について、シアンの版での画素値が0、マゼンタの版での画素値が20、イエローの版での画素値が115、ブラックの版での画素値が0である場合、値が0のタグデータが対応付けられているため、この座標の画素については、予め定められたルックアップテーブルを参照して画素値を補正する。また、画質調整部105Aは、決定した座標の画素について、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの版で画素値がいずれも0である場合、着目している座標の画素に値が1のタグデータが対応付けられているため、この画素については0である画素値を2に補正する。なお、補正後の画素値については2に限定されるものではなく、3以上の値であってもよい。
スクリーン処理部106Aは、画質調整部105Aにおいて画素値が補正された後の各版のラスタ画像を取得する。スクリーン処理部106Aは、ラスタ画像にスクリーン処理を施すものであって、予め定められたディザマトリクスを有しており、取得したラスタ画像にディザマトリクスを適用してディザ法により網点の画像を生成する。スクリーン処理部106Aは、本発明に係るスクリーン処理部の一例である。
スクリーン処理部106Aは、スクリーン処理を行うにあたり、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像において、着目する画素の座標を決定する。スクリーン処理部106Aは、決定した座標の画素に値が0のタグデータが対応付けられている場合には、予め定められた第1ディザマトリクスを適用して網点を生成する第1スクリーン処理を行う。
また、スクリーン処理部106Aは、決定した座標の画素に値が1のタグデータが対応付けられている場合には、予め定められた第2ディザマトリクスを適用して網点を生成する第2スクリーン処理を行う。第2ディザマトリクスは、本実施形態においては第1ディザマトリクスの各閾値に1を加算したディザマトリクスであり、例えば、第1ディザマトリクスにおいて1が格納されている部分については閾値が2となっている。なお、第2ディザマトリクスは、上記のものに限定されず、他のディザマトリクスであってもよい。例えば、無色の画素の画素値を3以上に補正した場合には、この補正後の値を含むディザマトリクスを第2ディザマトリクスとしてもよい。
[第2実施形態の動作例]
次に第2実施形態の動作例について説明する。なお、画像処理装置10Aが画像データを取得してからラスタ生成部104にてラスタ画像にタグデータが付加されるまでの動作は第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
ラスタ生成部104が図2の処理を終えると、制御部101は、タグデータが対応付けられたラスタ画像を画質調整部105Aへ供給する。画質調整部105Aは、タグデータが対応付けられたラスタ画像が供給されると、図4に示した処理を実行する。
画質調整部105Aは、階調補正を行う画素として着目する画素の座標を決定する(ステップS11)。次に画質調整部105Aは、決定した座標の画素の画素値を補正する(ステップS12)。ここで画質調整部105Aは、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像において、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータを参照する。画質調整部105Aは、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が1である場合、ステップS11で決定した座標の画素の画素値を2に変換する。また、画質調整部105Aは、ステップS11で決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が0である場合、ステップS11で決定した座標の画素の画素値を、ルックアップテーブルを参照して補正する。
例えば、画質調整部105Aは、着目する画素の座標を原点の(0,0)に決定した場合、図3に示したシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各ラスタ画像の例では、原点の(0,0)の画素に対応付けられたタグデータの値は1であるため、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各ラスタ画像において(0,0)の座標の画素の画素値を2に補正する。
また、画質調整部105Aは、着目する画素の座標を図3に示したラスタ画像の三角形の領域内の(x1,y1)とした場合、この座標の画素に対応付けられたタグデータの値は、0となっているため、各版のラスタ画像において(x1,y1)の座標の画素の画素値を、ルックアップテーブルを参照して補正する。なお、シアン、マゼンタ及びイエローの各ラスタ画像においては、(x1,y1)の座標の画素の画素値は、補正後には0のままとなる。
画質調整部105Aは、ステップS12の処理を終えると、ラスタ画像の全ての画素について階調補正処理を行ったか判断する(ステップS13)。画質調整部105Aは、全ての画素について階調補正処理を終えていない場合(ステップS13でNO)、処理の流れをステップS11へ戻し、着目する画素の座標を変更する。また、画質調整部105Aは、全ての画素について階調補正処理を終えた場合(ステップS13でYES)、階調補正処理を終了する。
画質調整部105Aにおいて階調補正処理が終了すると、制御部101は、階調補正後のラスタ画像をスクリーン処理部106Aへ供給する。スクリーン処理部106Aは、供給されたシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像にスクリーン処理を施して二値化する。
図6は、スクリーン処理部106Aが行うスクリーン処理の流れを示したフローチャートである。まずスクリーン処理部106Aは、スクリーン処理を行う画素として着目する画素の座標を決定する(ステップS21)。次にスクリーン処理部106Aは、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が1であるか判断する(ステップS22)。具体的には、スクリーン処理部106Aは、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータを参照する。スクリーン処理部106Aは、参照したタグデータの値が1である場合(ステップS22でYES)、ステップS21で決定した座標の画素に対して第2ディザマトリクスを用いてスクリーン処理を施す(ステップS23)。一方、スクリーン処理部106Aは、決定した座標の画素に対応付けられたタグデータの値が0である場合(ステップS22でNO)、ステップS21で決定した座標の画素に対して第1ディザマトリクスを用いてスクリーン処理を施す(ステップS24)。
スクリーン処理部106Aは、ステップS23又はステップS24の処理を終えると、ラスタ画像の全ての画素についてスクリーン処理を行ったか判断する(ステップS25)。スクリーン処理部106Aは、全ての画素についてスクリーン処理を終えていない場合(ステップS25でNO)、処理の流れをステップS21へ戻し、着目する画素の座標を変更する。また、スクリーン処理部106Aは、全ての画素についてスクリーン処理を終えた場合(ステップS25でYES)、スクリーン処理を終了する。
スクリーン処理部106Aがラスタ画像に対してスクリーン処理を施すと、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのラスタ画像においては、図3の右側の列に示した右下がりのハッチングの部分の画素、即ち、階調補正前に無色であった部分の画素は、第2ディザマトリクスによってスクリーン処理が行われる。また、三角形の領域内と四角形の領域内の画素、即ち、階調補正前に有色であった部分の画素は、第1ディザマトリクスによってスクリーン処理が行われる。
制御部101は、スクリーン処理部106Aがスクリーン処理を終えると、スクリーン処理が施された後のラスタ画像をインターフェース部103から部画像形成装置へ供給する。画像形成装置は、画像処理装置10Aから供給されるラスタ画像を取得する。画像形成装置は、供給されたラスタ画像に基づいて用紙にインクを吐出し、用紙に画像を形成する。
第2実施形態によれば、階調補正前に無色であった部分に対して閾値が高いディザマトリクスでスクリーン処理が行われるため、無色であった部分に対して吐出するインクの量が第1実施形態より少なくなる。
なお、上記の説明においては、画素値が0の画素の階調を補正する際に画素値を2に補正しているが、補正後の画素値は2に限定されるものではなく、3以上の値に補正してもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、画像処理装置10、10Aと画像形成装置とが分かれた構成となっているが、画像形成装置が画像処理装置10、10Aを備え、画像処理装置10、10Aと画像形成装置と一体である構成であってもよい。
上述したラスタ生成部104、画質調整部105、105A、スクリーン処理部106、106Aが行う処理は、ハードウェアが行うのではなく、ROMに記憶されたプログラムに従って制御部101が行う構成であってもよい。
上述した実施形態においては、スクリーン処理において画素値がディザマトリクスの閾値以上である場合には画素値を1とし、画素値が閾値未満である場合には画素値を0にしているが、閾値の範囲を0〜254とした場合、画素値がディザマトリクスの閾値より大きい場合には画素値を1とし、画素値が閾値以下である場合には画素値を0にしてもよい。
10、10A…画像処理装置、100…バス、101…制御部、102…記憶部、103…インターフェース部、104…ラスタ生成部、105、105A…画質調整部、106、106A…スクリーン処理部。

Claims (4)

  1. 複数の色版毎のラスタ画像を取得し、前記ラスタ画像にある無色の画素を予め定められた階調の有色の画素に補正する補正部と、
    前記ラスタ画像の無色の画素に対し、無色であることを表すタグデータを生成する生成部と、
    前記補正部により階調が補正された後のラスタ画像にスクリーン処理を施すスクリーン処理部と、
    前記スクリーン処理部によりスクリーン処理が施された後のラスタ画像を出力する出力部と
    を備え
    前記補正部は、前記ラスタ画像の無色の画素を前記タグデータにより特定する
    画像処理装置。
  2. 前記スクリーン処理部は、前記タグデータが生成されていない画素に対しては第1スクリーン処理を施し、前記タグデータが生成されている画素に対しては前記第1スクリーン処理より網点が少なくなる第2スクリーン処理を施す
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正部は、複数の色版のラスタ画像において、同じ座標の画素の各々が無色である場合、当該画素の階調を予め定められた階調の有色の画素に補正する
    請求項に記載の画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記出力部が出力したラスタ画像を、インクの吐出により記録媒体に形成する画像形成部と
    を備える画像形成装置。
JP2016088099A 2016-04-26 2016-04-26 画像処理装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6724524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088099A JP6724524B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 画像処理装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088099A JP6724524B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 画像処理装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017196765A JP2017196765A (ja) 2017-11-02
JP6724524B2 true JP6724524B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=60237158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016088099A Expired - Fee Related JP6724524B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 画像処理装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6724524B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112785665B (zh) * 2021-02-07 2024-01-19 武汉华工图像技术开发有限公司 光刻图像的生成方法、装置和电子设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001047644A (ja) * 1999-08-12 2001-02-20 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法
JP4101568B2 (ja) * 2002-06-26 2008-06-18 キヤノン株式会社 インクジェット記録方法および装置
JP2007144681A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Canon Finetech Inc 画像形成装置及び画像形成方法
US8287066B2 (en) * 2007-03-14 2012-10-16 E I Du Pont De Nemours And Company Ink jet printing method
JP5152222B2 (ja) * 2010-02-26 2013-02-27 ブラザー工業株式会社 画像データ処理装置、液体吐出装置及びプログラム
JP5910328B2 (ja) * 2012-06-05 2016-04-27 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法、及び、印刷用データ生成装置
JP6015230B2 (ja) * 2012-08-14 2016-10-26 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017196765A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10880453B2 (en) Image processing device and method, program, recording medium, and inkjet printing system
JP4586712B2 (ja) 印刷装置
US7357473B2 (en) Printer, printer control program, printer control method, print data generating device, print data generating program, and print data generating method
JP2006231903A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2006315411A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
US9596384B2 (en) Signal conversion method and apparatus, program, and print system
JP6417191B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5268875B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2008093852A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体及び印刷装置制御方法、並びに画像処理装置、画像処理プログラム、当該プログラムを記憶した記憶媒体及び画像処理方法
JP4501826B2 (ja) 印刷装置
JP6724524B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2006264305A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム、印刷装置制御方法、印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム、印刷用データ生成方法、補正情報生成方法及び補正情報生成装置
JP6004732B2 (ja) データ処理装置およびデータ処理方法
JP2011143623A (ja) 印刷装置、印刷方法およびコンピュータープログラム
US9036212B2 (en) Halftone screen generation mechanism
US20100225942A1 (en) Color conversion apparatus, recording medium storing computer program product, and color conversion method
JP2013059938A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2006212907A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2007008176A (ja) 印刷装置、印刷装置制御プログラム及び印刷装置制御方法、並びに印刷用データ生成装置、印刷用データ生成プログラム及び印刷用データ生成方法
JP2005053147A (ja) インクジェット印刷のためのエッジ処理
JP2006247918A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体
JP2015099535A (ja) プリンタドライバ装置、プリンタ及びプリンタシステム
JP4053915B2 (ja) 網点化装置、網点化プログラム、および網点マトリクス
JP2011244054A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
JP2007125877A (ja) 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法、および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、並びに前記プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6724524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees