JP6724319B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
従来、例えば特許文献1のモータは、ランデル型構造を有するステータ部がモータハウジング内で軸方向に複数並設されて構成されている。ランデル型構造の各ステータ部は、周方向に複数の爪状磁極を有する環状のステータコアを対で用い、対のステータコアの各爪状磁極が周方向に交互となるように組み合わされるとともに、その対のステータコアの軸方向間に巻線を配置し、該巻線への通電によって各爪状磁極を互いに異なる磁極として機能させるようになっている。
特開2013−226026号公報
上記のようなモータにおいて、各段のステータ部同士の磁気干渉を抑制するために、ステータ部同士を直接積層せずに、その間にスペーサ等の絶縁部材を介在させてギャップを設けることが好ましいが、絶縁部材を設けることで部品点数が増加してしまうといった問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数の増加を抑えながらも、ステータ部同士の磁気干渉を抑制することができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、軸方向に並ぶ2つのステータ部からなるステータがハウジングに収容され、前記各ステータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のステータコアと、該一対のステータコアの軸方向間に位置する巻線とを備え、回転軸と一体回転可能に構成され軸方向に並ぶ2つのロータ部からなるロータが前記ハウジングに収容され、前記各ロータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のロータコアと、該一対のロータコアの軸方向間に位置する界磁磁石とを備えてなるモータであって、前記ハウジングは、一方の前記ステータ部が固定された第1のケースと、他方の前記ステータ部が固定された第2のケースとが各ケースの周方向の位置が調整可能に構成され、各ケースのステータ部の配置が周方向に所定角度ずれた状態で前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられて構成され、前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられた状態で、前記2つのステータ部の軸方向の間には空隙部が設けられているとともに、前記回転軸と一体回転可能に構成された前記2つのロータ部の軸方向の間には空隙部が設けられている。
この構成によれば、第1のケースとステータ部とで構成されたユニットと、第2のケースとステータ部とで構成されたユニットを用意し、各ユニット同士を組み付ける(つまり、第1及び第2のケースを互いに組み付ける)だけで、2つのステータ部の軸方向の間に空隙部(ギャップ)設けることができる。これにより、ステータ部間にギャップを設けるためのスペーサ等の特段の部品が不要となるため、部品点数の増加を抑えながらも、ステータ部間の空隙部によってステータ部同士の磁気干渉を抑制することができる。
上記モータにおいて、前記第1及び第2のケースは、前記ステータ部が収容されるケース本体部と、該ケース本体部の開口から径方向に延びるフランジ部とをそれぞれ備え、該フランジ部同士がねじにて固定されていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2のケースの互いのフランジ部同士がねじにて固定されるため、第1及び第2のケースを容易に固定することができる。
上記モータにおいて、前記第1及び第2のケースの少なくとも一方の前記フランジ部には、前記ねじが挿通される孔であって周方向に延びる長孔であるねじ挿通孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2のケースの少なくとも一方のねじ挿通孔が周方向に延びる長孔であるため、第1及び第2のケースのフランジ部同士を当接させてねじ挿通孔にねじを挿通した状態で、第1及び第2のケースの周方向の位置(即ち、各ステータ部の周方向の位置)を調整することができる。
上記モータにおいて、前記第1のケースに設けられた軸方向に突出する凸部が、前記第2のケースに設けられた凹部に嵌合されて周方向に係止されていることが好ましい。
この構成によれば、第1のケースに設けられた軸方向に突出する凸部が、第2のケースに設けられた凹部に嵌合されて周方向に係止されるため、第1及び第2のケースを周方向に位置決めすることができる。
上記モータにおいて、前記第1及び第2のケースにはそれぞれ、収容される前記ステータ部を軸方向に位置決めする位置決め部が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第1及び第2のケースにはそれぞれ、収容されるステータ部を軸方向に位置決めする位置決め部が設けられるため、各ステータ部の軸方向間の空隙部を確実に確保することができる。
本発明のモータによれば、部品点数の増加を抑えながらも、ステータ部同士の磁気干渉を抑制することができる。
実施形態のモータの断面図である。 同形態のロータ及び一部を切断して示すステータの斜視図である。 同形態における第1及び第2ステータユニットの斜視図である。 同形態における第1及び第2ステータユニットの組付態様を説明するための平面図である。 別例における第1及び第2ステータユニットの斜視図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータであって、ハウジング11と、ハウジング11に収容されたステータ12及びロータ13とを備えている。
ハウジング11は、有底筒状をなす一対のケース14a,14bからなる。各ケース14a,14bは、互いに略同一形状をなすものであり、円盤状の底部15と、底部15の外周縁から延びる円筒状の側壁部16と、側壁部16における底部15とは反対側の端部(開口側端部)から径方向外側に延びるフランジ部17とを有している。なお、フランジ部17は、モータ10の軸方向と直交する平板状をなしている。また、底部15及び側壁部は、各ケース14a,14bのケース本体部を構成している。各ケース14a,14bは、それらのフランジ部17同士が軸方向に当接する状態でねじ18によって固定されることで、ハウジング11を構成している。なお、各ケース14a,14bの底部15の中心部には、ロータ13の回転軸19を軸支する軸受19aが設けられている。
[ロータの構成]
ロータ13は、回転軸19と、回転軸19と一体回転可能に構成されたA相ロータ部20a及びB相ロータ部20bとを備えている。A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは軸方向に並設されている。また、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは共にランデル型構造であって、互いに同一構成、同一形状を有している。また、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bはそれぞれ、回転軸19の軸線Lを中心とする円環状をなしている。
図2に示すように、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは、互いに同一形状をなす一対のロータコア(第1ロータコア21及び第2ロータコア22)と、該一対のロータコア21,22の間に配置された界磁磁石23とをそれぞれ備えている。
各ロータコア21,22は、円環板状をなすコアベース24と、該コアベース24の外周縁から径方向外側に延出された複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極25とを有している。各爪状磁極25は、互いに同一形状をなし、コアベース24の外周縁から径方向外側に延びる径方向延出部25aと、該径方向延出部25aの先端部(径方向外側端部)から軸方向に延びる磁極部25bとからなる。各爪状磁極25は、周方向において等間隔(90度間隔)に設けられている。
上記構成の第1及び第2ロータコア21,22は、それらの爪状磁極25(磁極部25b)が軸方向において互いに反対方向を向くように組み付けられる。また、この組付状態において、第1ロータコア21側の磁極部25bと第2ロータコア22側の磁極部25bとが周方向等間隔に交互に配置される。
また、この組付状態において、第1及び第2ロータコア21,22の軸方向の間には界磁磁石23が介在されている。界磁磁石23は、例えばフェライト焼結磁石よりなる円環板状の永久磁石である。界磁磁石23は、軸方向において第1及び第2ロータコア21,22の各コアベース24の間に配置されている。この界磁磁石23は、第1ロータコア21側がN極、第2ロータコア22側がS極となるように軸方向に磁化されている。従って、この界磁磁石23によって、図2に示すように、第1ロータコア21の爪状磁極25がN極として機能し、第2ロータコア22の爪状磁極25がS極として機能するようになっている。
このように、第1及び第2ロータコア21,22、並びに、界磁磁石23にて構成されたA相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは、界磁磁石23を用いた所謂ランデル型構造として構成される。そして、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは、N極となる第1ロータコア21の爪状磁極25と、S極となる第2ロータコア22の爪状磁極25とが周方向に交互に配置され、磁極数が8極(極対数が4)として構成される。
上記のように構成されたA相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは、軸方向に並設されて2相のランデル型のロータ13を構成している。
ここで、A相ロータ部20aに対するB相ロータ部20bの配置角度は、軸方向のA相側から見て時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。つまり、A相ロータ部20aの爪状磁極25に対し、B相ロータ部20bの爪状磁極25が、時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。なお、このB相ロータ部20bの時計回り方向へのずれ角度は、例えば電気角で45度(機械角で11.25度)に設定されている。
[ステータの構成]
図1に示すように、ステータ12は、ハウジング11内において軸方向に並設されるA相ステータ部30a及びB相ステータ部30bを備えている。A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは共にランデル型構造であって、互いに同一構成、同一形状を有している。また、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bはそれぞれ、回転軸19の軸線Lを中心とする円環状をなしている。そして、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bの外周側にそれぞれ配置されている。
図2に示すように、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、互いに同一形状をなす一対のステータコア(第1ステータコア31及び第2ステータコア32)と、該一対のステータコア31,32の間に配置された巻線33とをそれぞれ備えている。
各ステータコア31,32は、軸線Lを中心とする円筒状をなす外周壁部34を有している。外周壁部34の軸方向一端部には、略直角に屈曲形成されて径方向内側に延出する内側延出部34aが、該外周壁部34の全周に亘って形成されている。
また、各ステータコア31,32は、内側延出部34aから径方向内側に延出された複数(本実施形態では4つ)の爪状磁極35を有している。各爪状磁極35は、互いに同一形状をなし、内側延出部34aの内周縁から径方向内側に延びる径方向延出部35aと、該径方向延出部35aの先端部(径方向外側端部)から軸方向に延びる磁極部35bとからなる。各爪状磁極35は、周方向において等間隔(90度間隔)に設けられている。
上記構成の第1及び第2ステータコア31,32は、それらの爪状磁極35(磁極部35b)が軸方向において互いに反対方向を向くように組み付けられる。また、この組付状態において、第1ステータコア31側の磁極部35bと第2ロータコア22側の磁極部35bとが周方向等間隔に交互に配置される。
また、この組付状態において、第1及び第2ステータコア31,32の軸方向の間には巻線33が介在されている。巻線33は、ステータ12の周方向に沿った円環状をなしている。また、巻線33は、軸方向において、第1及び第2ステータコア31,32の各径方向延出部35aの間に配置され、径方向において、各外周壁部34と第1及び第2ステータコア31,32の各磁極部35bとの間に配置されている。この巻線33は、通電によって、第1ステータコア31の爪状磁極35と第2ステータコア32の爪状磁極35とを互いに異なる磁極に励磁する。
なお、説明の便宜上、巻線33の引出し端子を図面上省略した。また、これに合わせて、第1及び第2ステータコア31,32の外周壁部34やハウジング11に形成する引出し端子を外部に導き出すための切り欠きや溝を図面上省略している。
このように、第1及び第2ステータコア31,32、並びに、巻線33にて構成されたA相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、所謂ランデル型構造として構成される。より詳しくは、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、巻線33の励磁によって、第1ステータコア31の爪状磁極35と、第2ステータコア32の爪状磁極35をその時々で互いに異なる磁極に励磁する8極のランデル型構造として構成されている。
上記のように構成されたA相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、A相ステータ部30aの第2ステータコア32と、B相ステータ部30bの第1ステータコア31とが軸方向に隙間を介して対向するように並設されて、2相のランデル型のステータ12を構成している。
ここで、A相ステータ部30aに対するB相ステータ部30bの配置角度は、軸方向のA相側から見て反時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。つまり、A相ステータ部30aの爪状磁極35に対し、B相ステータ部30bの爪状磁極35が、反時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。なお、このB相ステータ部30bの反時計回り方向へのずれ角度は、例えば電気角で45度(機械角で11.25度)に設定されている。
次に、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bからなるステータ12と、ハウジング11との関係について説明する。
図1及び図3に示すように、A相ステータ部30aは、ハウジング11を構成する一方のケース14aに固定され、該ステータ部30aとケース14aとで第1ステータユニット40aを構成している。また、同様に、B相ステータ部30bは、ハウジング11を構成するもう一方のケース14bに固定され、該ステータ部30bとケース14bとで第2ステータユニット40bを構成している。なお、以下では、A相ステータ部30aが固定されたケース14aをA相側ケース14aとし、B相ステータ部30bが固定されたケース14bをB相側ケース14bとして説明する。
図1に示すように、第1ステータユニット40aにおいて、A相側ケース14aには、該ケース14aの側壁部16から内周側にせり出した当接部41aが形成されている。当接部41aは、A相ステータ部30aにおける第1ステータコア31の内側延出部34aと径方向延出部35a(爪状磁極35)とに対して軸方向に当接している。これにより、A相ステータ部30aがA相側ケース14aに対して軸方向に位置決めされている。
また、このように軸方向に位置決めされたA相ステータ部30aは、A相側ケース14aにおけるB相側ケース14bとの当接面であるフランジ部17の軸方向端面17aよりもケース内部側(A相側ケース14aの底部15側)に位置している。より詳しくは、A相ステータ部30aにおけるB相ステータ部30b側の軸方向端面、つまり、第2ステータコア32の内側延出部34aと径方向延出部35a(爪状磁極35)が、A相側ケース14aのフランジ部17の軸方向端面17aよりもケース内部側に位置している(図3参照)。
第2ステータユニット40bにおいても同様に、B相側ケース14bには、該ケース14bの側壁部16から内周側にせり出した当接部41bが形成されている。当接部41bは、B相ステータ部30bにおける第2ステータコア32の内側延出部34aと径方向延出部35a(爪状磁極35)とに対して軸方向に当接している。これにより、B相ステータ部30bがB相側ケース14bに対して軸方向に位置決めされている。
また、このように軸方向に位置決めされたB相ステータ部30bは、B相側ケース14bにおけるA相側ケース14aとの当接面であるフランジ部17の軸方向端面17bよりもケース内部側(B相側ケース14bの底部15側)に位置している。より詳しくは、B相ステータ部30bにおけるA相ステータ部30a側の軸方向端面、つまり、第1ステータコア31の内側延出部34aと径方向延出部35a(爪状磁極35)が、B相側ケース14bのフランジ部17の軸方向端面17bよりもケース内部側に位置している(図3参照)。
以上のような第1及び第2ステータユニット40a,40bにおける各ステータ部30a,30bの配置によって、第1及び第2ステータユニット40a,40b(ケース14a,14b)を互いに組み付けた状態において、A相ステータ部30aとB相ステータ部30bとの軸方向の間に空隙部Kが形成されるようになっている(図1参照)。
A相ステータ部30aが固定されたA相側ケース14aと、B相ステータ部30bが固定されたB相側ケース14bとは、互いのフランジ部17が軸方向に当接する状態でねじ18によって固定されている。ねじ18は、各ケース14a,14bのフランジ部17に軸方向に貫通形成されたねじ挿通孔17c,17dに挿通される。
ここで、図3及び図4に示すように、B相側ケース14bのねじ挿通孔17dは円形の孔である。一方、A相側ケース14aのねじ挿通孔17cは、モータ周方向に沿って延びる長孔である。これにより、各ねじ挿通孔17c,17dにねじ18を挿通した状態において、A相側ケース14aをB相側ケース14bに対して相対的に回転させることが可能となる。このため、各ケース14a,14bの周方向の位置を調整することが可能となり、ひいては、ステータ部30a,30b同士の周方向の相対的な位置の調整が可能となっている。そして、その位置調整後、ねじ18にてフランジ部17同士が締結固定されるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
A相ステータ部30aの巻線33にA相駆動電流が、B相ステータ部30bの巻線33にB相駆動電流がそれぞれ供給されると、ステータ12に回転磁界が発生し、回転軸19を含むロータ13が回転駆動される。なお、A相駆動電流及びB相駆動電流は交流電流であり、互いの位相差が例えば90度に設定される。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)モータ10のハウジング11は、A相ステータ部30aが固定されたA相側ケース14aと、B相ステータ部30bが固定されたB相側ケース14bとが互いに組み付けられて構成される。そして、各ケース14a,14bが互いに組み付けられた状態で、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bの軸方向の間には空隙部Kが設けられる。
この構成によれば、A相側ケース14aにA相ステータ部30aを固定した第1ステータユニット40aと、B相側ケース14bにB相ステータ部30bを固定した第2ステータユニット40bを用意し、それら第1及び第2ステータユニット40a,40b同士(各ケース14a,14b同士)を組み付けるだけで、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bの軸方向の間に空隙部K(ギャップ)設けることができる。これにより、ステータ部30a,30bの軸方向間にギャップを設けるためのスペーサ等の特段の部品が不要となるため、部品点数の増加を抑えながらも、ステータ部30a,30b間の空隙部Kによってステータ部30a,30b同士の磁気干渉を抑制することができ、その結果、モータ特性の向上の寄与できる。
(2)ケース14a,14bはそれぞれ、ステータ部30a,30bが収容されるケース本体部(底部15及び側壁部16)と、該ケース本体部の開口から径方向に延びるフランジ部17とを備え、該フランジ部17同士がねじ18にて固定される。このため、各ケース14a,14bを容易に固定することができる。
(3)A相側ケース14aのフランジ部17には、ねじ18が挿通される孔であって周方向に延びる長孔であるねじ挿通孔17cが形成される。このため、各ケース14a,14bのフランジ部17同士を当接させてねじ挿通孔17c,17dにねじ18を挿通した状態で、各ケース14a,14bの周方向の位置(即ち、各ステータ部30a,30bの周方向の位置)を調整することができ、これにより、所望のモータ特性を得るのに有利な構成となる。
(4)ケース14a,14bにはそれぞれ、収容されるステータ部30a,30bを軸方向に位置決めする位置決め部としての当接部41a,41bが設けられるため、各ステータ部30a,30bの軸方向間の空隙部Kを確実に確保することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ケース14a,14b同士を周方向に係止させて該ケース14a,14bの周方向における位置決めしてもよい。
例えば、図5に示すように、各ケース14a,14bの側壁部16の開口側端部に軸方向への凹凸を形成し、A相側ケース14aの凸部51aをB相側ケース14bの凹部52bに嵌合させ、B相側ケース14bの凸部51bをA相側ケース14aの凹部52aに嵌合させる構成としてもよい。この構成によれば、各凸部51a,51bと各凹部52a,52bとの嵌合によって、各ケース14a,14b同士が周方向に係止され、これにより、各ケース14a,14bを周方向に位置決めすることができる。この場合、各ステータ部30a,30bがそれぞれ対応する各ケース14a,14bに対して周方向に位置決めされていることが望ましく、それにより、ステータ部30a,30b同士の周方向の相対的な位置決めが可能となる。
なお、図5に示す構成では、上記実施形態における各ケース14a,14bのフランジ部17を省略しているが、フランジ部の有無は問わない。また、各ケース14a,14bにフランジ部を設けた場合には、各凸部51a,51b及び各凹部52a,52bをフランジ部に設けてもよい。また、図5に示す構成では、各ケース14a,14bに凸部51a,51b及び凹部52a,52bを設けたが、これに限らず、凸部をケース14a,14bの一方のみに設け、凹部を他方のみに設けてもよい。
・上記実施形態では、A相側ケース14aのねじ挿通孔17cを周方向に延びる長孔としたが、B相側ケース14bのねじ挿通孔17dを長孔としてもよく、また、ねじ挿通孔17c,17dの両方を長孔としてもよい。
・上記実施形態では、ねじ18の締結によって各ケース14a,14b同士が固定されたが、これに特に限定されるものではなく、ねじ以外の固定手段によって各ケース14a,14bを固定してもよい。
・ロータ13の極数(爪状磁極の個数)及びステータ12の極数(爪状磁極の個数)は、上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・各ケース14a,14bの形状等の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ロータ13がランデル型構造をなすロータ部20a,20bからなるが、これ以外に例えば、SPM型やIPM型のロータを用いてもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…モータ、11…ハウジング、12…ステータ、13…ロータ、14a…A相側ケース(第1のケース)、14b…B相側ケース(第2のケース)、15…ケース本体部を構成する底部、16…ケース本体部を構成する側壁部、17…フランジ部、17c…ねじ挿通孔、18…ねじ、30a…A相ステータ部、30b…B相ステータ部、31…第1ステータコア、32…第2ステータコア、33…巻線、35…爪状磁極、40a…第1ステータユニット、40b…第2ステータユニット、41a,41b…当接部(位置決め部)、51a,51b…凸部、52a,52b…凹部、K…空隙部。

Claims (5)

  1. 軸方向に並ぶ2つのステータ部からなるステータがハウジングに収容され、
    前記各ステータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のステータコアと、該一対のステータコアの軸方向間に位置する巻線とを備え、
    回転軸と一体回転可能に構成され軸方向に並ぶ2つのロータ部からなるロータが前記ハウジングに収容され、
    前記各ロータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のロータコアと、該一対のロータコアの軸方向間に位置する界磁磁石とを備えてなるモータであって、
    前記ハウジングは、一方の前記ステータ部が固定された第1のケースと、他方の前記ステータ部が固定された第2のケースとが各ケースの周方向の位置が調整可能に構成され、各ケースのステータ部の配置が周方向に所定角度ずれた状態で前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられて構成され、
    前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられた状態で、前記2つのステータ部の軸方向の間には空隙部が設けられているとともに、
    前記回転軸と一体回転可能に構成された前記2つのロータ部の軸方向の間には空隙部が設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2のケースは、前記ステータ部が収容されるケース本体部と、該ケース本体部の開口から径方向に延びるフランジ部とをそれぞれ備え、該フランジ部同士がねじにて固定されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2のケースの少なくとも一方の前記フランジ部には、前記ねじが挿通される孔であって周方向に延びる長孔であるねじ挿通孔が形成されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記第1のケースに設けられた軸方向に突出する凸部が、前記第2のケースに設けられた凹部に嵌合されて周方向に係止されていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記第1及び第2のケースにはそれぞれ、収容される前記ステータ部を軸方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とするモータ。
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