JP6724319B2 - モータ - Google Patents
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Description
上記モータにおいて、前記第1及び第2のケースの少なくとも一方の前記フランジ部には、前記ねじが挿通される孔であって周方向に延びる長孔であるねじ挿通孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、第1のケースに設けられた軸方向に突出する凸部が、第2のケースに設けられた凹部に嵌合されて周方向に係止されるため、第1及び第2のケースを周方向に位置決めすることができる。
この構成によれば、第1及び第2のケースにはそれぞれ、収容されるステータ部を軸方向に位置決めする位置決め部が設けられるため、各ステータ部の軸方向間の空隙部を確実に確保することができる。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータであって、ハウジング11と、ハウジング11に収容されたステータ12及びロータ13とを備えている。
ロータ13は、回転軸19と、回転軸19と一体回転可能に構成されたA相ロータ部20a及びB相ロータ部20bとを備えている。A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは軸方向に並設されている。また、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bは共にランデル型構造であって、互いに同一構成、同一形状を有している。また、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bはそれぞれ、回転軸19の軸線Lを中心とする円環状をなしている。
ここで、A相ロータ部20aに対するB相ロータ部20bの配置角度は、軸方向のA相側から見て時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。つまり、A相ロータ部20aの爪状磁極25に対し、B相ロータ部20bの爪状磁極25が、時計回り方向に所定角度だけずれるように構成されている。なお、このB相ロータ部20bの時計回り方向へのずれ角度は、例えば電気角で45度(機械角で11.25度)に設定されている。
図1に示すように、ステータ12は、ハウジング11内において軸方向に並設されるA相ステータ部30a及びB相ステータ部30bを備えている。A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは共にランデル型構造であって、互いに同一構成、同一形状を有している。また、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bはそれぞれ、回転軸19の軸線Lを中心とする円環状をなしている。そして、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bは、A相ロータ部20a及びB相ロータ部20bの外周側にそれぞれ配置されている。
図1及び図3に示すように、A相ステータ部30aは、ハウジング11を構成する一方のケース14aに固定され、該ステータ部30aとケース14aとで第1ステータユニット40aを構成している。また、同様に、B相ステータ部30bは、ハウジング11を構成するもう一方のケース14bに固定され、該ステータ部30bとケース14bとで第2ステータユニット40bを構成している。なお、以下では、A相ステータ部30aが固定されたケース14aをA相側ケース14aとし、B相ステータ部30bが固定されたケース14bをB相側ケース14bとして説明する。
A相ステータ部30aの巻線33にA相駆動電流が、B相ステータ部30bの巻線33にB相駆動電流がそれぞれ供給されると、ステータ12に回転磁界が発生し、回転軸19を含むロータ13が回転駆動される。なお、A相駆動電流及びB相駆動電流は交流電流であり、互いの位相差が例えば90度に設定される。
(1)モータ10のハウジング11は、A相ステータ部30aが固定されたA相側ケース14aと、B相ステータ部30bが固定されたB相側ケース14bとが互いに組み付けられて構成される。そして、各ケース14a,14bが互いに組み付けられた状態で、A相ステータ部30a及びB相ステータ部30bの軸方向の間には空隙部Kが設けられる。
・ケース14a,14b同士を周方向に係止させて該ケース14a,14bの周方向における位置決めしてもよい。
・各ケース14a,14bの形状等の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
Claims (5)
- 軸方向に並ぶ2つのステータ部からなるステータがハウジングに収容され、
前記各ステータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のステータコアと、該一対のステータコアの軸方向間に位置する巻線とを備え、
回転軸と一体回転可能に構成され軸方向に並ぶ2つのロータ部からなるロータが前記ハウジングに収容され、
前記各ロータ部が、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有する一対のロータコアと、該一対のロータコアの軸方向間に位置する界磁磁石とを備えてなるモータであって、
前記ハウジングは、一方の前記ステータ部が固定された第1のケースと、他方の前記ステータ部が固定された第2のケースとが各ケースの周方向の位置が調整可能に構成され、各ケースのステータ部の配置が周方向に所定角度ずれた状態で前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられて構成され、
前記第1及び第2のケースが互いに組み付けられた状態で、前記2つのステータ部の軸方向の間には空隙部が設けられているとともに、
前記回転軸と一体回転可能に構成された前記2つのロータ部の軸方向の間には空隙部が設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2のケースは、前記ステータ部が収容されるケース本体部と、該ケース本体部の開口から径方向に延びるフランジ部とをそれぞれ備え、該フランジ部同士がねじにて固定されていることを特徴とするモータ。 - 請求項2に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2のケースの少なくとも一方の前記フランジ部には、前記ねじが挿通される孔であって周方向に延びる長孔であるねじ挿通孔が形成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
前記第1のケースに設けられた軸方向に突出する凸部が、前記第2のケースに設けられた凹部に嵌合されて周方向に係止されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2のケースにはそれぞれ、収容される前記ステータ部を軸方向に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とするモータ。
Priority Applications (5)
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CN201680003330.3A CN107078620B (zh) | 2015-08-21 | 2016-08-18 | 电动机、电动机的控制方法以及电动机的控制装置 |
US15/541,139 US10826339B2 (en) | 2015-08-21 | 2016-08-18 | Motor, motor control method and motor control device |
PCT/JP2016/074094 WO2017033827A1 (ja) | 2015-08-21 | 2016-08-18 | モータ、モータの制御方法、及びモータの制御装置 |
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Publications (2)
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JP2017055595A JP2017055595A (ja) | 2017-03-16 |
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JP (1) | JP6724319B2 (ja) |
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2015
- 2015-09-10 JP JP2015178647A patent/JP6724319B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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