JP6722412B2 - 端末覆い体及びコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、端末覆い体及びコネクタに係り、特に多芯ケーブルの端末部に装着される端末覆い体に関する。
従来から、電気自動車やハイブリッドカー等の車両に搭載されたバッテリを充電するために、充電コネクタが用いられている。この充電コネクタは、一対の半割体を重ね合せて組み付けることによってハウジングが形成される。ハウジング内には、複数の電線を一括して束ねて外被覆で覆った多芯ケーブルの端末部が収容され、この端末部から露出された複数の電線が接続される充電端子が所定位置に保持されている。
ところで、この種の充電コネクタに雨水などの水が浸入した場合、浸入した水が各電線を伝って多芯ケーブルの外被覆内に浸入することが考えられる。このような多芯ケーブルへの水の浸入を防ぐため、例えば、有底の円筒状に形成されたゴム栓の底部に複数の電線挿通孔を形成し、各電線挿通孔にそれぞれ多芯ケーブルの端末部から露出された複数の電線を挿通させ、端末部の外被覆にゴム栓を被せることにより、電線挿通孔に通された電線の外周面と電線挿通孔の内周面との隙間をシールするとともに、ゴム栓の内周面と外被覆との隙間をシールする端末部の防水構造が開示されている(特許文献1参照。)。
また、特許文献1には、ゴム栓を、合成樹脂で形成されたカップ状の規制部材、つまり、ゴム栓よりも硬い部材で覆うことにより、ゴム栓の変形や膨張に伴うシール性の低下を防ぐことが記載されている。
特開2013−97898号公報
しかしながら、特許文献1のように、防水構造を2部品で構成する場合、これらの部品を組み付ける工程が必要になり、例えば、各部品の寸法にばらつきが生じると、組付作業性が悪くなる虞がある。また、部品点数の増加による製造コストの増加が懸念される。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、部品点数を増加させることなく、膨張や変形による端末部の防水性の低下を抑制できる端末覆い体とこの端末覆い体を保持するコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の端末覆い体は、円板状に形成された基部と、基部の周縁から円筒状に起立して多芯ケーブルの端末部に被着される被着部とを備え、基部と被着部は、弾性を有する材料で形成され、基部は、端末部から露出された複数の電線がそれぞれ挿通される複数の電線挿通孔を有し、被着部が起立された外周部が電線挿通孔の周囲よりも硬く形成され、基部の外周部と被着部は、同じ材料、同じ硬さで形成されていることを特徴とする。
これによれば、基部の電線挿通孔の周囲は、比較的柔らかい材料で形成されているため、電線挿通孔に挿通された電線の外周面に電線挿通孔の内周面を密着させることができ、多芯ケーブルの端末部を防水することができる。また、基部の外周部が、電線挿通孔の周囲よりも硬く形成されているので、基部の膨張や外力による変形を抑制することができ、その結果、電線挿通孔に挿通された電線の外周面と電線挿通孔の内周面との密着状態を保持することができる。このように、本発明の端末覆い体は、基部の電線周りの柔らかく形成された部分の外周部を硬く形成し、この外周部と同じ材料、同じ硬さで被着部が形成されているから、部品点数を増やすことなく、変形や膨張等による電線周りの防水性の低下を防ぐことができる。
この場合において、被着部は、基部に向かって外周面が拡径する傾斜部を有して形成されることが好ましい。これによれば、端末覆い体は、基部の硬く形成された部位が径方向に張り出して形成されるから、その張り出して形成された基部を端末覆い体が収容されるハウジングの所定部位に保持することで、端末覆い体の保持が容易になる。
ところで、多芯ケーブルから露出された電線を端末覆い体の電線挿通孔に通すには、被着部の基部と反対側の開口から電線挿通孔の位置が視認される必要があるが、被着部の全長が長くなると、開口側から電線挿通孔が見え難くなり、電線を電線挿通孔に通す作業が困難になる。そこで、被着部には、基部と反対側の端面から軸方向に延びる切欠き部が形成されているものとする。これによれば、切り欠き部を介して被着部を外側へ折り返すことにより、被着部の全長を容易に短くすることができるから、電線を通す作業が容易になる。
また、本発明のコネクタは、上記の端末覆い体を保持するハウジングを備え、このハウジングは、一対の半割体を組み合せて形成され、各半割体は、各半割体の内面から突出して端末覆い体の基部の外周面を押圧する突部を有してなることを特徴とする。
これによれば、端末覆い体の基部の硬く形成された外周面を突部によって押圧することにより、端末覆い体をハウジングに保持することができる。この場合、端末覆い体は、基部の外周面を押圧しても、変形することがないため、電線周りのシール性の低下を抑制することができる。したがって、本発明のコネクタによれば、突部を端末覆い体の基部に直接押し付けることにより、端末覆い体をハウジングに保持することができるから、端末覆い体を簡単に保持することができ、しかも、端末覆い体をハウジングに保持するための部品を必要としないから、コネクタの小型化や設計自由度の向上を図ることができる。
また、各半割体は、上記の突部に代えて、各半割体の内面から突出して端末覆い体の基部側の端面が当接する第1の突部と、各半割体の内面から突出して被着部の外周面を押圧する第2の突部とを有してなるものとすることができる。
これによれば、第1と第2の突部との間に、端末覆い体の基部の比較的硬く形成された部位を位置(圧入等)させて、端末覆い体をハウジングに保持することができるから、端末覆い体の保持力を高めることができる。
本発明によれば、部品点数を増加させることなく、膨張や変形による端末部の防水性の低下を抑制できる端末覆い体とこの端末覆い体を保持するコネクタを提供することができる。
本発明が適用される充電コネクタの内部の構成を示す図である。 多芯ケーブルの端末部に端末覆い体を装着した状態を示す斜視図である。 端末覆い体を前方からみた斜視図である。 端末覆い体の断面図である。
以下、本発明が適用される端末覆い体と、この端末覆い体を保持するコネクタの一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されるコネクタである充電コネクタ11の断面図である。この充電コネクタ11は、電気自動車等の車両に搭載される相手側コネクタ(図示せず)と嵌合され、車両に搭載されたバッテリを充電するためのものである。なお、本発明が適用されるコネクタは、充電コネクタに限られず、例えば、車両側に搭載されて車外の機器に電力を供給するための給電コネクタ等、種々のコネクタに適用することができる。
充電コネクタ11は、図1に示すように、コネクタハウジング(図示せず)を形成する一対の樹脂製の半割体13,13(一方を省略)と、複数の電線W1が接続された充電端子(図示せず)をケース内に収容したコネクタ本体15と、多芯ケーブルW2の端末部に装着されたゴム製の端末覆い体17と、相手側コネクタとコネクタ本体15とが嵌合したときの互い離脱を阻止するロック機構19とを備える。
一対の半割体13,13は、分割面に対して対称に形成され、分割面同士を重ねて組み合わせることによってコネクタハウジングを形成する。以下では、充電コネクタ11の相手側コネクタと接続される方(図1の左側)を前方とし、多芯ケーブルW2が引き出される方(図1の右側)を後方として説明する。
半割体13は、コネクタ本体15を収容する本体収容部21と、多芯ケーブルW2が収容されるケーブル収容部23と、多芯ケーブルW2の端末部から露出された複数の電線W1をコネクタ本体15に導く電線収容部25と、本体収容部21と電線収容部25との上方でロック機構19を収容するロック収容部27とを有している。
コネクタ本体15は、円筒状に形成され、外周面から周方向に突出する二条の係止リブ29a,29bの間に形成された位置決め溝29cが、本体収容部21の内周面の前端部に形成された環状の突条部31に係合されて位置決めされる。コネクタ本体15は、突条部31よりも前方が本体収容部21の前方に突出して設けられ、充電コネクタ11が相手側コネクタと嵌合されたとき、充電端子が相手側端子と接続されるようになっている。
半割体13の電線収容部25は、作業者が把持するハンドルをなしている。ケーブル収容部23には、多芯ケーブルW2の外周面に対応する2つのリブ33a,33b(第1と第2の突部)が内周面から所定の間隔で突出して設けられる。ケーブル収容部23の多芯ケーブルW2を外部に抜き出す開口部35の近傍には、多芯ケーブルW2の外周面に装着された環状の保持部材37を収容する溝部35aが形成される。
ロック収容部27に収容されたロック機構19は、ロックアーム39と、ロックアーム39の前端に設けられて相手側コネクタに係合するロック爪41と、ロックアーム39の後端に設けられてロックアーム39を操作するロック操作部43と、ロックアーム39を付勢して設定位置に戻すためのコイルバネ45とを有している。
ところで、この種の充電コネクタ11は、例えば、半割体13,13の分割面同士の隙間や、コネクタ本体15と本体収容部21との隙間、或いは、ケーブル収容部23の開口部35と保持部材37との隙間等から内部に水が浸入することがある。この場合、例えば、電線収容部25に浸入した水は、電線W1を伝って多芯ケーブルW2の外被覆の内側に浸入する虞がある。
また、充電コネクタ11の使用時において、多芯ケーブルW2に引っ張り方向の外力や回転方向の外力が作用すると、コネクタハウジングに収容された多芯ケーブルW2の端末部がコネクタハウジングの内部で動く虞がある。この場合、上述した充電コネクタ11は、多芯ケーブルW2に保持部材37が装着されているが、保持部材37は、開口部35から抜き出される多芯ケーブルW2を開口部35に保持しているに過ぎず、多芯ケーブルW2の軸方向の動きや回転を規制するものではない。そのため、コネクタハウジングの内部で多芯ケーブルW2が動いた場合、多芯ケーブルW2の端末部から露出された電線W1が断線したり、捩じれる虞がある。
以下、このような問題を解決する本実施形態の特徴部の構成について説明する。
図2は、多芯ケーブルW2の端末部に端末覆い体17を装着した状態を示す斜視図、図3は、端末覆い体17を前方からみた斜視図、図4は、端末覆い体17の断面図である。
端末覆い体17は、図2〜図4に示すように、弾性を有する材料(例えば、合成ゴム)で形成され、円板状に形成された基部47と、基部47の周縁から円筒状に起立して多芯ケーブルW2の端末部に被着される被着部49とを有している。
基部47は、多芯ケーブルW2の端末部から露出された複数の電線W1がそれぞれ挿通される複数の電線挿通孔51を有している。各電線挿通孔51には、図4に示すように、電線挿通孔51に挿通された電線W1の外周面を押し付ける複数の環状のリップ53が、軸方向に所定の間隔で設けられる。各電線挿通孔51は、これらのすべてが同じ内径に設定されるものではないが、それぞれ、挿通される電線W1の外径に応じて内径寸法が設定される。
被着部49は、図4に示すように、基部47の厚みよりも薄い肉厚で円筒状に形成され、基部47の外周側(外周部55)が最大外径に設定され、外周部55に向かって外周面が拡径する傾斜部57を有している。被着部49は、傾斜部57よりも後方の内周面に、多芯ケーブルW2の外被覆を押し付ける複数の環状のリップ59が、軸方向に所定の間隔で設けられる。また、被着部49は、基部47と反対側の後端部の外周面から周方向に亘って膨出する環状の膨出部60と、その後端から軸方向の前方に延びる一対の切欠き部61,61(一方のみ図示)とを有している。
本実施形態の端末覆い体17は、図4に示すように、基部47に形成された電線挿通孔51の周囲が比較的柔らかい材料(比較的弾力性の大きい材料)で形成され、基部47の外周側に位置する外周部55(図4の点線Lの外周側)が比較的硬い材料(比較的弾力性の小さい材料)で形成されている。すなわち、基部47は、内側よりも外側の方が高い硬度を有している。また、基部47から円筒状に起立する被着部49は、基部47の外周部55と同じ材料で形成され、外周部55と同じ硬度を有している。このように、端末覆い体17は、基部47の内側を形成する比較的柔らかい部分と、その周囲を環状に取り巻く比較的硬い部分とを有して形成される。
このような端末覆い体17は、硬さの異なる2種類の材料を用いた2色成形により形成することができるが、予め異なる材料でそれぞれ成形された2部品を接着して形成することもできる。なお、端末覆い体17を形成する材料は、合成ゴムに限られず、所定の弾性を有していれば、その他の材料で形成することもできる。例えば、硬度の低い方をエラストマーなどで形成してもよい。
次に、上述した端末覆い体17を各半割体13(コネクタハウジング)に保持する構造について説明する。
半割体13aのケーブル収容部23には、図1に示すように、その内面から突出する一対のリブ33a,33bが設けられる。各リブ33a,33bの間には、端末覆い体17の基部47を収容する隙間Gが形成され、隙間Gの軸方向の幅寸法は、基部47の軸方向の厚みと同一か、それよりも小さく設定されている。
リブ33a,33bには、それぞれ半円形の溝が形成されている。これらの溝は、いずれも基部47の外径寸法よりも小さい直径を有して形成され、リブ33bの溝の直径は、端末覆い体17の傾斜部57に対応する大きさ(傾斜部57の所定位置を周方向に押圧可能な大きさ)に設定される。リブ33a,33bは、半割体13a,13aが組み合わされると、一対のリブ33a,33aの間に、多芯ケーブルW2から露出されるすべての電線W1が通る大きさの円形の開口が形成され、一対のリブ33b,33bの間に、端末覆い体17の傾斜部57を挟持する円形の開口が形成される。
次に、多芯ケーブルW2を半割体13に保持する手順と、端末覆い体の作用について説明する。
まず、保持部材37が挿通された多芯ケーブルW2の端末部に端末覆い体17を装着する。端末覆い体17は、多芯ケーブルW2の端末部から露出された複数の電線W1をそれぞれ被着部49の後端部から被着部49の内側に挿入して電線挿通孔51に通した後、被着部49を端末部に被せることにより装着される。
このとき、端末覆い体17は、膨出部60を掴んで、一対の切欠き部61,61により周方向に2分割された被着部49をそれぞれ外側へ折り返し、被着部49の軸方向の長さを短くすることで、電線挿通孔51が見易くなり、電線挿通孔51に電線W1を通す作業が容易になる。
各電線W1が電線挿通孔51に通された端末覆い体17は、各電線W1を電線挿通孔51から引き出すことにより、各電線W1に沿って多芯ケーブルW2の外被覆側に移動し、外被覆に被着部49が被せられる。これにより、被着部49は、複数のリップ59が全周に亘って外被覆を押し付けるため、被着部49と外被覆との隙間が水密にシールされる。本実施形態では、被着部49が比較的硬く形成されているため、多芯ケーブルW2を介して被着部49に外力が作用したとしても、リップ59と外被覆との密着状態を保持することができ、シール性を確保することができる。
一方、基部47の電線挿通孔51の周囲は、比較的柔らかく形成されているため、電線挿通孔51に通された各電線W1は、複数のリップ53に外周面(電線の被覆面)が全周に亘って押し付けられる。これにより、電線W1の外周面とリップ53との隙間が水密にシールされる。
このように、多芯ケーブルW2は、端末覆い体17が端末部に装着されることにより、端末部が防水され、多芯ケーブルW2の外被覆の内側に水が浸入するのを防ぐことができる。
次に、多芯ケーブルW2に装着された端末覆い体17を半割体13に組み付ける。多芯ケーブルW2は、外被覆に装着された保持部材37を半割体13の溝部35aに組み付けた後、端末覆い体17の基部47をリブ33a,33b間の隙間Gに圧入して組み付ける。隙間Gに基部47が圧入された端末覆い体17は、リブ33aの溝の周縁に前端面(端末覆い体17の基部47側の端面)が当接され、リブ33bの溝内に傾斜部57が組み付けられる。これにより、端末覆い体17は、比較的硬く形成された外周部55の軸方向の両端面が、それぞれリブ33a,33bに圧接する格好で挟持される。
続いて、端末覆い体17が保持された半割体13に、他方の半割体13を組み合わせる。これにより、基部47の外周部55は、一対のリブ33a,33aが当接して形成された壁と、一対のリブ33b,33bが当接して形成された壁との間に挟まれて保持される。ここで、外周部55は、比較的硬く形成され、押圧されたときの弾性復元力が大きいため、各半割体13のリブ33a,33b間に圧入された状態で、リブ33a,33b間に保持される。これにより、コネクタハウジングに保持された端末覆い体17は、回転方向と軸方向の動きが規制されるから、結果として、多芯ケーブルW2の端末部の回転方向と軸方向の動きも規制される。
また、本実施形態の端末覆い体17は、リブ33a,33b間に基部55が圧入されているが、この基部55が硬く形成されているため、基部55の変形を抑制することができ、その結果、基部55を中心とする端末覆い体17の変形に起因する電線W1周りのシール性の低下を抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、例えば、別の部材(例えば合成樹脂製の部材)を用いて、端末覆い体17を包囲しなくても、端末覆い体17の変形や膨張を防ぐことができるから、部品点数を少なくすることができ、製造コストを低減することができる。
本実施形態によれば、多芯ケーブルW2の端末部に端末覆い体17を被着することにより、多芯ケーブルW2の端末部を防水することができ、しかも、端末覆い体17を各半割体13の所定位置に保持することができるから、多芯ケーブルW2の端末部の動きを抑制することができる。これにより、コネクタハウジングの内部における、電線W1の捩じれや引き抜き方向の動きを抑制し、電線W1の断線等を防ぐことができるから、充電コネクタ11の耐久性を高めることができる。また、本実施形態によれば、コネクタハウジングに形成されたリブ33a,33bを端末覆い体17に直接押し付けて保持することができるから、端末覆い体17をコネクタハウジングに保持する構造が簡単になり、コネクタの小型化と設計自由度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、端末覆い体17が傾斜部57を有しているため、基部47の硬く形成された外周部55を径方向に張り出して形成することができる。そのため、傾斜部57の外周面にリブ33bを押し付けることで、例えば、硬く形成された外周部55をリブ33bに引っ掛けて係止させることができる。なお、傾斜部57は必須ではないが、端末覆い体17は、基部47の外径寸法が、被着部49の外径寸法よりも大きくなるように、被着部49の外周面にテーパ面や段付部を形成することが好ましい。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、本実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態では、端末覆い体17の基部47から円筒状に起立する被着部49を、基部47の外周部55と同様に、電線挿通孔51の周囲よりも硬く形成する例を説明したが、少なくとも、外周部55が電線挿通孔51の周囲よりも硬く形成されていれば、被着部49の硬度を小さくすることもできる。ただ、被着部49は、多芯ケーブルW2を介して外力の影響を受けやすいため、多芯ケーブルW2の外被覆と被着部49の隙間のシール性を高く保持するには、外周部55と同様の硬さで形成されていることが好ましい。
また、本実施形態では、半割体13の内周面から突出するリブ33a,33bが、円形溝を有する形状に形成されているが、リブ33aは、少なくとも、端末覆い体17の基部47の端面が当接する側面を有していれば、円形溝を有していなくてもよく、さらに、リブ33bは、少なくとも、被着部49(傾斜部57)を押圧する突部を有していれば、円形溝を有していなくてもよい。
11 充電コネクタ
13 半割体
17 端末覆い体
33a,33b リブ
47 基部
49 被着部
51 電線挿通孔
57 傾斜部
61 切欠き部
W1 電線
W2 多芯ケーブル

Claims (6)

  1. 円板状に形成された基部と、前記基部の周縁から円筒状に起立して多芯ケーブルの端末部に被着される被着部とを備え、
    前記基部と前記被着部は、弾性を有する材料で形成され、
    前記基部は、前記端末部から露出された複数の電線がそれぞれ挿通される複数の電線挿通孔を有し、前記被着部が起立された外周部が前記電線挿通孔の周囲よりも硬く形成され、
    前記基部の外周部と前記被着部は、同じ材料、同じ硬さで形成されている端末覆い体。
  2. 前記被着部は、前記基部に向かって外周面が拡径する傾斜部を有して形成される請求項1に記載の端末覆い体。
  3. 前記被着部には、前記基部と反対側の端面から軸方向に延びる切欠き部が形成される請求項1又は2に記載の端末覆い体。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末覆い体を保持するハウジングを備えたコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、一対の半割体を組み合せて形成された筒状部を有し、前記筒状部の各半割体は、各半割体の内面から突出して前記端末覆い体の前記基部の外周面を押圧する突部を有してなるコネクタ。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末覆い体を保持するハウジングを備えたコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、一対の半割体を組み合せて形成された筒状部を有し、前記筒状部の各半割体は、各半割体の内面から突出して前記端末覆い体の前記基部側の端面が当接する第1の突部と、各半割体の内面から突出して前記被着部の外周面を押圧する第2の突部とを有してなるコネクタ。
  6. 請求項5に記載のコネクタにおいて、
    前記第2突部は、前記被着部の傾斜部を押圧してなるコネクタ。
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