JP6722009B2 - アルミニウム箔 - Google Patents
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Description
しかしこの方法ではアルミニウム箔に食材がこびりついてしまい、食べにくく、また食材の見た目が悪くなってしまうという課題があった。
剥離強度を下げる方法としては、例えば調理時に使用するアルミニウム箔にシリコーン樹脂を被覆し、剥離強度を下げる技術(例えば、特許文献1)が知られている。また、アルミニウム箔表面に微細加工の凹凸で形成された格子柄の模様を施すことにより、意匠性を向上させつつ剥離強度を下げる技術(例えば、特許文献2)が知られている。
少なくとも一方の面が被覆材により被覆されたアルミニウム箔であって、
前記被覆材により被覆された被覆面には、
複数の第1の線状模様部と、
前記第1の線状模様部のそれぞれと交差する複数の第2の線状模様部と、
前記第1の線状模様部と前記第2の線状模様部とによって囲まれた領域に位置し、微細加工が施された加工領域と
が形成され、
前記第1の線状模様部および前記第2の線状模様部は、微細加工が施された加工部分と、微細加工が施されていない非加工部分とを含み、
前記第1の線状模様部同士の間隔および前記第2の線状模様部同士の間隔はそれぞれ20mm以上であり、
前記第1の線状模様部の太さおよび前記第2の線状模様部の太さは、それぞれ0.5mm以上5.0mm以下であることを特徴とする。
これにより、需要者の購買意欲を喚起する模様を維持しつつ、こびりつきの原因となる非加工部分の面積を減少させることができる。また、線状模様部同士の間隔が20mm以上になるように非加工部分の面積を狭めることにより、アルミニウム箔の表面にこびりつきが発生し難くなる。また、線状模様部の太さを0.5mm以上とすることにより模様を視認し易くすることができる。また、太さを5.0mm以下とすることにより、アルミニウム箔の表面を占める非加工部分の面積を減少させて剥離性を向上させることができる。
複数の前記第1の線状模様部が互いに平行に配置され、かつ複数の前記第2の線状模様部が互いに平行に配置されていることを特徴とする。
これにより、需要者の購買意欲を喚起する格子柄の模様がアルミニウム箔の表面に形成される。
前記第1の線状模様部および前記第2の線状模様部の少なくとも一方が、前記加工部分と前記非加工部分とを交互に配置することにより破線状に形成されていることを特徴とする。
このように線状模様部を破線状にすることにより、加工部分の面積を増やすことができるため、こびりつきをさらに改善することができる。
前記加工部分が、前記第1の線状模様部と前記第2の線状模様部との交差する交差部に設けられていることを特徴とする。
これにより、線状模様部を構成する非加工部分の長さを適度な間隔で分断でき、こびりつきの改善につなげることができる。
前記第1の線状模様部は、前記第2の線状模様部よりも前記加工部分の占める面積が大きいことを特徴とする。
このように加工部分の占める面積を大きくすれば、微細加工によって形成されるデザインのバリエーションを増すことができ、需要者の購買意欲を喚起することができる。
前記被覆材が、シリコーン樹脂であることを特徴とする。
特にシリコーン樹脂で有れば、アルミニウム箔本体の表面への被覆を好適に行うことができる。
アルミニウム箔本体4の原料は、特に限定されるものではないが、JISに規定されたIN30、1100、8021、8079等を用いることができる。
また、アルミニウム箔本体4の厚みは10μm以上20μm以下であることが好ましい。アルミニウム箔の厚みを10μm以上とすることにより調理中の破れを生じ難くすることができ、アルミニウム箔本体4の厚みを20μm以下とすることにより、アルミニウム箔2をカットし易くすることができる。
アルミニウム箔本体4の表面の被覆は、シリコーン樹脂を塗布し、処理を行うことで形成される。シリコーン樹脂としては、コーティング可能なシリコ−ン樹脂であれば特に制限がなく使用できる。例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリアルキルアルケニルシロキサン、ポリアルキル水素シロキサン等が好ましく例示できる。これらは単独で用いてもよく、二種以上混合して用いてもよい。
微細加工は、特に限定されるものではないが、エンボス加工によって行われることが好ましい。エンボス加工を行うことにより、シリコーン樹脂で被覆されたアルミニウム箔2の表面に凹凸が形成される。ここで、エンボス加工の方法は、エンボスロールを用いてアルミニウム箔2にエンボス加工を施すなどの既知の方法で足りる。なお、積層樹脂の厚みを均一に形成する等の観点を考慮すると、一旦アルミニウム箔本体4にシリコーン樹脂を塗布した後にエンボス加工を施すのがより好ましい。
微細加工が施された箇所は、本明細書の図面においては、アルミニウム箔2の中で、白色で表される。
上述した微細加工を施すことにより、シリコーン樹脂で被覆されたアルミニウム箔2の表面に様々なデザインを形成させることができる。たとえば、図1に示すように、格子柄のデザインを形成させることができる。なお、デザインは、アルミニウム箔2の全体に亘って表示されることが好ましい。これにより、剥離性に優れる面がいずれの面なのかを認識し易くすることができる。
直線状模様部6(第1の直線状模様部6aと第2の直線状模様部6bをまとめて指す場合の総称。)の形状は加工パターンと太さにより決定される。
ここで、第1の直線状模様部6aおよび第2の直線状模様部6bは、それぞれ微細加工が施された加工部分と、微細加工が施されていない非加工部分とを含むのが好ましい。
第1の直線状模様部6aと第2の直線状模様部6bの交差部12は、アルミニウム箔2の剥離性に大きな影響を与える。また、交差部12の形状は、直線状模様部6の形状に応じて変化させることができる。具体的には、図2に示すように、交差部12をエンボス加工せずに非加工部分とすることもできるし、図1や図3、4に示すように、交差部12にエンボス加工を施して加工部分とすることもできる。ただし、アルミニウム箔2の剥離性という観点を考慮すると、交差部12を加工部分とするのが好ましい。
実際に目玉焼きを作成し、アルミニウム箔2の表面にこびりつきがあるか否かを確認することにより、こびりつき判定を行った。具体的な判定方法を以下に示す。まず、フライパンに図1〜4に示す各アルミニウム箔2を敷き、強火で1分加熱した。次に、卵を1個割り入れて3分間加熱し、その時のこびりつきの有無を確認した(こびりつきテスト:1度目表)。その後、目玉焼きを裏返してさらに1分間加熱し、その時のこびりつきの有無を確認した(こびりつきテスト:1度目裏)。
引き続き同一デザインのアルミニウム箔2を新たにカットし、そのアルミニウム箔2を用いて、再度こびりつき判定を行った(こびりつきテスト:2度目)。
厚さ11μmのアルミニウム箔本体4の片面に、シリコーン樹脂を0.4g/m2塗布し、シリコーン樹脂で被覆されたアルミニウム箔2を得た。次にアルミニウム箔2のシリコーン樹脂で被覆された面にエンボスロールを圧接させ、アルミニウム箔2の表面にエンボス加工が施された加工部分とエンボス加工が施されていない非加工部分とから成る格子柄の模様を形成した。なお、エンボス加工の凹凸の深さは約13μmである。
(実施例1)
実施例1に係るアルミニウム箔2の格子柄は、図1に示すように、第1の直線状模様部6a、第2の直線状模様部6b、および加工領域10によって構成される。また、図1、表2に示すように、第1の直線状模様部6aおよび第2の直線状模様部6bの太さAは、それぞれ4mmであり、第1の直線状模様部6aと第2の直線状模様部6bとの間の間隔Bは、25mmである。また、交差部12は、4mm四方の正方形状を有し、エンボス加工を施して加工部分とした。
実施例2に係るアルミニウム箔2の格子柄については、図2に示すように、直線状模様部6を破線状にした点、および交差部12にはエンボス加工を施さず交差部12を非加工部分とした点が実施例1と異なる。その他については、実施例1と同様であるため説明を省略する。なお、破線状の直線状模様部6は、加工部分と非加工部分を交互に配置して構成され、加工部分の長さが3mm、非加工部分の長さが4mmである。
実施例3に係るアルミニウム箔2の格子柄については、図3に示すように、直線状模様部6を細くし、第1の直線状模様部6aおよび第2の直線状模様部6bの太さAをそれぞれ1mmにし、交差部12を2.5mm四方の加工部分とした点が実施例1と異なる。その他については、実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例4に係るアルミニウム箔2の格子柄については、図4に示すように、第1の直線状模様部6aおよび第2の直線状模様部6bの太さAをそれぞれ1mmにし、交差部12を2.5mm四方の加工部分とした点が実施例2と異なる。その他については、実施例2と同様であるため説明を省略する。
比較例に係るアルミニウム箔200の格子柄については、図5に示すように、交差部120をエンボス加工を施さない非加工部分とした点が実施例1と異なる。このため、格子柄を構成する直線状模様部60、交差部120がすべて非加工部分となり、実施例1〜4のアルミニウム箔2よりも非加工部分の面積が大きくなる。
また、被覆材は、必ずしもシリコーン樹脂でなくともよく、アルミニウム箔本体4の両面に塗布されていてもよい。
また、上述の実施の形態においては、交差部12が正方形状であることを説明しているが、交差部12は必ずしも正方形状に限定される必要はなく、たとえばひし形などでもよい。
4 アルミニウム箔本体
6 直線状模様部
6a 第1の直線状模様部
6b 第2の直線状模様部
10 加工領域
12 交差部
Claims (6)
- 少なくとも一方の面が被覆材により被覆されたアルミニウム箔であって、
前記被覆材により被覆された被覆面には、
複数の第1の線状模様部と、
前記第1の線状模様部のそれぞれと交差する複数の第2の線状模様部と、
前記第1の線状模様部と前記第2の線状模様部とによって囲まれた領域に位置し、微細加工が施された加工領域と
が形成され、
前記第1の線状模様部および前記第2の線状模様部は、微細加工が施された加工部分と、微細加工が施されていない非加工部分とを含み、
前記第1の線状模様部同士の間隔および前記第2の線状模様部同士の間隔はそれぞれ20mm以上であり、
前記第1の線状模様部の太さおよび前記第2の線状模様部の太さは、それぞれ0.5mm以上5.0mm以下であることを特徴とするアルミニウム箔。 - 複数の前記第1の線状模様部が互いに平行に配置され、かつ複数の前記第2の線状模様部が互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム箔。
- 前記第1の線状模様部および前記第2の線状模様部の少なくとも一方が、前記加工部分と前記非加工部分とを交互に配置することにより破線状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアルミニウム箔。
- 前記加工部分が、前記第1の線状模様部と前記第2の線状模様部との交差する交差部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアルミニウム箔。
- 前記第1の線状模様部は、前記第2の線状模様部よりも前記加工部分の占める面積が大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のアルミニウム箔。
- 前記被覆材は、シリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のアルミニウム箔。
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