JP6721395B2 - 液体容器の液体残量検出回路、プリンタ、およびプリントシステム - Google Patents

液体容器の液体残量検出回路、プリンタ、およびプリントシステム Download PDF

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Description

本実施形態は、液体容器の液体残量検出回路、プリンタ、およびプリントシステムに関する。
インクジェット式プリンタなどに用いられるインクを収容したインクカートリッジのインクの残量を検出して管理するための仕組みは、種々提案されている。
インクの残量を検出する方式として、ドットカウント方式や、光学式などがある。
ドットカウント方式は、印刷やノズルクリーニングなどのために消費されたインク量をカウントすることにより、おおよそのインク残量を推測する方式である。インクの残量が少なくなると、プリンタ本体のディスプレイ表示やブザー等で、警告するといった機能を有する。
光学式は、インクカートリッジの底部を部分的にプリズム状に加工し、プリズム部を通して視認性のあるインクに光を当て、その反射によってインクの有無を検出する方式である。
また、このようなインク残量検出機能を備えたICチップ等を搭載したインクカートリッジも提案されている。
特開2005−183463号公報 特開平07−007100号公報 特開平08−064759号公報 特開2012−209470号公報 特開2013−004766号公報 特開2015−156466号公報
このようなインクカートリッジのインク残量を検出するためには、インクカートリッジ内のインクの水位が安定している必要がある。例えば、インクカートリッジを搭載したプリンタ等が傾いた状態で設置されている場合、インクカートリッジ内のインク残量を正確に検出できない。特に、クルマなどに用いられる燃料タンク内の燃料残量を検出する場合、クルマが走行中であったり、平らでない路面に停車中であったりすると、燃料タンク内の燃料残量を精度よく検出することは難しい。
また、インクや燃料など液体の残量検出を行う場合、液体の容器やその内容物が定められている場合には、容器や内容物に応じた検出基準容量値を予め設定し、液体の水位と検出基準容量値とを比較することによって、液体の残量を検出することができる。この場合、検出基準容量値を記憶し、必要なときに読み出せるようにするための専用のICやメモリが必要となるが、製品毎(例えばインクカートリッジ毎)にIC等を用意すると、費用負担が増え、設計に要する時間も必要となる。
また、カラー印刷用のインクカートリッジをプリンタ本体のインク搭載ユニットなどに搭載する場合、色毎に用意されているインクカートリッジをインク搭載ユニットのそれぞれの所定位置に搭載する必要がある。
本実施の形態は、簡単で且つ安価な仕組みでインク等の液体の残量を高精度に検出することができるとともに、インクカートリッジなどの液体容器の識別を容易に且つ安価な仕組みで行うことができる液体容器の液体残量検出回路、プリンタ、およびプリントシステムを提供する。
本実施形態の他の態様によれば、液体容器に敷設された複数の検出電極に接続された検出回路であって、基準容量と、前記複数の検出電極が検知した静電容量と、前記基準容量とを比較して、前記液体容器内の前記液体の水位を電圧値として検出する容量・電圧変換回路と、前記容量・電圧変換回路の出力に接続され、前記電圧値をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、前記アナログ/デジタル変換器の出力に接続され、前記デジタル信号を前記液体の水位値として入力するマイクロコントローラユニットとを備え、前記複数の検出電極が検知した前記静電容量に基づいて、前記液体容器の傾きの度合いを検出し、検出した前記傾きの度合いに応じて、前記液体容器内の前記液体の残量を検出するとともに、前記検出回路は、前記複数の検出電極の配置パターンに基づいて、前記液体容器を識別し、前記配置パターンは、異なるサイズの前記複数の検出電極の組み合わせによる配置パターンである検出回路が提供される。
本実施形態の他の態様によれば、液体を収容する液体容器であって、前記液体容器に敷設されるとともに、前記液体容器の外部に設置された検出回路にそれぞれ接続された複数の検出電極を備え、前記複数の検出電極は、前記液体容器の傾きを検出する傾き検出用の検出電極である液体容器をインクカートリッジとして搭載するインク搭載ユニットと、前記インクカートリッジのそれぞれに敷設された前記複数の検出電極に接続する上述の検出回路と、前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、出力部に出力するプリンタ本体制御部とを備え、前記検出回路は、前記インクカートリッジに1対1に対応するように配置されるプリンタが提供される。また、液体を収容する液体容器であって、前記液体容器に敷設されるとともに、前記液体容器の外部に設置された検出回路にそれぞれ接続された複数の検出電極を備え、前記複数の検出電極は、前記液体容器の傾きを検出する傾き検出用の検出電極である液体容器をインクカートリッジとして搭載するインク搭載ユニットと、前記インクカートリッジのそれぞれに敷設された前記複数の検出電極に接続する請求項1〜6のいずれか1項に記載の検出回路と、前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、出力部に出力するプリンタ本体制御部とを備え、前記検出回路は、複数の前記インクカートリッジに対して1つ配置されることを特徴とするプリンタが提供される。
本実施形態の他の態様によれば、上述のプリンタと、ネットワークを介して、あるいは相互に直接的に、前記プリンタに接続された外部制御装置とを備え、前記プリンタは、前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、前記外部制御装置に通知するプリントシステムが提供される。
本実施の形態によれば、簡単で且つ安価な仕組みでインク等の液体の残量を高精度に検出することができるとともに、インクカートリッジなどの液体容器の識別を容易に且つ安価な仕組みで行うことができる液体容器の液体残量検出回路、プリンタ、およびプリントシステムを提供することができる。
(a)静電容量方式の検出電極を備えた液体容器の典型例を模式的に示す概略斜視図、(b)図1(a)に示した液体容器が矢印A2方向に傾いた様子を模式的に示す概略斜視図、(c)図1(a)に示した液体容器が矢印A1方向に傾いた様子を模式的に示す概略斜視図。 第1の実施形態に係る液体容器を模式的に例示する概略斜視図であって、(a)1つの側面に複数の検出電極を備えた液体容器の例、(b)対向する2つの側面にそれぞれ検出電極を備えた液体容器の例、(c)対向する別の2つの側面にそれぞれ複数の検出電極を備えた液体容器の例。 第1の実施形態に係る液体容器を模式的に例示する概略図であって、(a)底面に複数の検出電極を備えた液体容器を例示する概略斜視図、(b)図3(a)に示した液体容器を底面側から例示する概略斜視図、(c)図3(a)に示した液体容器が角度θ1だけ傾いた例を示す概略側面図、(d)図3(a)に示した液体容器が角度θ2だけ傾いた例を示す概略側面図。 第1の実施形態に係る液体容器を模式的に例示する概略図であって、(a)1つの側面に複数の検出電極を備えた液体容器を例示する概略斜視図、(b)図4(b)に示した液体容器を、検出電極を備えた側面側から例示する概略側面図。 液体容器が角度θ3だけ傾いた例を示す概略側面図。 図5に示した液体容器において、所定の面積(水量)における検出電極数と斜辺と角度との関係(計算値)の例を示す説明図。 液体容器の識別パターンを備えた液体容器の典型例を模式的に示す概略斜視図であって、(a)識別パターン501を備えた液体容器の例、(b)識別パターン502を備えた液体容器の例。 液体容器を識別するための突起部を備えた液体容器の典型例を模式的に示す概略図であって、(a)搭載部側の突起部形状に係合する突起部を備えた液体容器の例を示す概略側面図、(b)搭載部側の突起部形状に係合しない突起部を備えた液体容器例を示す概略側面図、(c)図8(a)に示した液体容器を搭載部に搭載した例を示す概略斜視図、(d)図8(b)に示した液体容器を搭載部に搭載しようとした例を示す概略斜視図。 第2の実施形態に係る液体容器を模式的に例示する概略斜視図であって、(a)1つの側面に最大3つの検出電極を備える液体容器の例、(b)1つの側面に最大2つの検出電極を備える液体容器の例。 (a)液体容器に備えられる最大3つの検出電極の例、(b)液体容器に備えられる最大3つの検出電極の別の例、(c)液体容器に備えられる最大3つの検出電極の配置パターンを例示する説明図、(d)液体容器に備えられる最大2つの検出電極の配置パターンを例示する説明図。 (a)最大4つの検出電極の配置パターンを例示する説明図、(b)大小4つの検出電極の配置パターンを例示する説明図。 検出基準容量値をICの内蔵メモリ(ROM)に保存するように構成された液体容器の例を示す概略側面図。 検出基準容量値を外部メモリに保存し、必要に応じてICの内蔵メモリ(RAM)に読み出して保存するように構成された液体容器の例を示す概略側面図。 検出基準容量値をICの内蔵メモリ(Flashメモリ)に保存するように構成された液体容器の例を示す概略側面図。 第3の実施形態に係る液体容器において、検出基準容量値の設定例を示す説明図。 第3の実施形態に係る液体容器において、検出基準容量値を用いた液体残量の検出例を示す説明図。 第1および第3の実施形態に係る液体容器をクルマの燃料タンクに適用した例を示す概略側面図。 第1および第3の実施形態に係る液体容器において、液体容器内の液面が波立った状態での液体残量の検出例であって、(a)水位L51の例、(b)水位L52の例。 第1〜第3の実施形態に適用可能な検出回路のブロック構成を模式的に例示する概略ブロック図。 第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第1の態様を模式的に例示する概略ブロック図。 第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第2の態様を模式的に例示する概略ブロック図。 第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第3の態様を模式的に例示する概略ブロック図。 第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第4の態様を模式的に例示する概略ブロック図。 第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第5の態様を模式的に例示する概略ブロック図。 第1の実施形態における液体容器の液体残量検出方法の処理手順を概略的に例示するフローチャート図。 第2の実施形態における液体容器の識別処理手順を概略的に例示するフローチャート図。 第3の実施形態における液体容器の液体残量検出方法の処理手順を概略的に例示するフローチャート図。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
(検出電極を備えた液体容器の典型例)
第1の実施の形態において、静電容量方式の検出電極40を備えた液体容器20の典型例は、図1に模式的に例示されるように表される。図1(a)に例示されるように、例えばインクカートリッジなどの液体容器20は、液体容器20の一面(例えば一側面)に敷設された静電容量方式の1つの検出電極40を備える。検出電極40は、液体容器20の外部に設置された検出回路30(ICチップ)(図19〜24参照)に接続される。検出電極40は、液体容器20の底部付近(インクなどの液体29(液体29は水溶液、混合水等を含む)の最小水位の高さ付近)から液体容器20の頂部付近(液体29の最大水位の高さ付近)まで縦方向に細長く敷設される。なお、検出電極40は、液体容器20の外側若しくは内側の側面に敷設されるか、または液体容器20の外壁の側面に内蔵される。検出電極40を液体容器20の内側に敷設または外壁に内蔵する場合、好ましくは、検出電極40が液体29に直接触れないように、液体29から所定の距離(すなわち、検出電極40によって液体29の存在を検出するのに最低限必要な距離(例えば約1〜約2mm程度))を置いて敷設または内蔵しても良い。
検出電極40は、検出電極40への液体29の接触の有無(すなわち、液体29の存在の有無)を静電容量の変化として検出するための電極である。検出回路30は、キャリブレーション用に基準となる基準値(基準容量値)を備え、検出電極40が検知した静電容量と、基準容量とを比較して、液体容器20内の液体29の水位(すなわち、液体残量)を検出する。なお、検出電極40には、静電容量方式の検出電極の代わりに、感圧抵抗膜方式の検出電極を採用することもできる。
ここで、図1(a)に例示したように、液体容器20が安定的に設置されている場合には、液体容器20内の液体29の水位(水面の高さ)も安定しているので、水位の変動として、サンプリング(検知)周期以上の変動の検知結果を認識することができる。
それに対して、図1(b)に示すように、液体容器20が矢印A2方向に傾いた場合や、図1(c)に示すように、液体容器20が矢印A1方向に傾いた場合などのように、液体容器20が揺れたり傾いたりする状態では、液体29の水位が不安定になり、水位に偏りなどが生じるので、検出電極40は、液体29の量(残量)を正確に検出することができなくなる場合が生じる。
(傾き検出用の検出電極を備えた液体容器の構成例)
第1の実施形態に係る液体容器20は、図2に模式的に例示されるように表される。
図2(a)は、液体容器20の1つの側面(液体容器20の外側若しくは内側の側面または液体容器20の外壁の側面)に複数(図示した例では2つ)の検出電極401、402を備えた液体容器20を例示する。このように、複数の検出電極401、402を備えるため、液体容器20が傾いた場合でも、検出電極401、402それぞれの非検知部分の幅W1、W2の差を検出することで、液体容器20の傾きの度合い(傾き角度等)を検出することができ、液体容器20の傾きの度合いを考慮して液体29の水位(=残量)を精度よく検出することができる。このように、液体容器20の1つの側面に複数(2つ以上)の検出電極401、402を備えた液体容器20は、複数(2つ以上)の検出電極401、402の間に変化か生じる場合に有効である。
図2(b)は、液体容器20の対向する2つの側面にそれぞれ検出電極401、402を(図2(b)の例では1つずつ)備えた液体容器20を例示する。図2(b)に例示するように、液体29の水位の容量変化が壁面に対して(図2(b)の例では矢印A3方向に)一定である場合、このように液体容器20の対向する2つの側面に検出電極401、402を配置すると効果的である。
図2(c)は、液体容器20の対向する2つの側面にそれぞれ複数(図2(c)の例では2つずつ)の検出電極401・402および403・404を備えた液体容器20を例示する。このように、液体容器20の対向する2つの側面にそれぞれ複数の検出電極401・402および403・404を備えることで、図2(b)の矢印A3方向に傾いた場合や図2(c)の矢印A4方向に傾いた場合など、液体容器20の傾きの方向と度合いに応じて、液体29の水位(残量)を精度よく検出することができる。なお、図2(a)〜(c)に例示したような複数の検出電極40を液体容器20に敷設することで、液体容器20の識別にも共用することにできる(液体容器20の識別の詳細については、第2の実施形態において後述する)。
図3は、第1の実施形態に係る液体容器20の底面に複数(n個)の検出電極401、402、…、40nを所定の間隔(例えば均等な間隔)で備えた液体容器20を例示する(ここで、nは1以上の整数である)。図3に例示するように、液体容器20の底面に複数(n個)の検出電極401、402、…、40nを備えることで、液体容器20の揺れや傾きが比較的大きい場合(極端な揺れや傾きが生じた場合)でも、液体容器20の傾きの度合い(傾き角度)をさらに高精度に検出することができる。図3(c)や図3(d)に例示するように、底面に敷設された複数の検出電極401、402、…、40nのうち、どの検出電極401、402、…、40nまでが液体29の有無を検出したかに基づいて、液体容器20の傾きの度合い(傾き角度)を高精度に検出することができる。図3(c)では、液体容器20が角度θ1だけ傾いた例を示しており、図3(d)では、液体容器20が角度θ2だけ傾いた例を示している。なお、図4に例示するように、複数(図4の例では3つ)の検出電極401、402、403を液体容器20の1つの側面に所定の間隔(例えば均等な間隔)で敷設することでも、液体容器20の傾きの度合い(傾き角度)を高精度に検出することができる。
図5は、第1の実施形態に係る液体容器20が角度θ3だけ傾いた例を示している。図5に例示するように、面積α(液体29の量)を固定すると、面積α、辺x、y、cの直角三角形が形成される。この形状を利用して、面積α、辺x、y、c、液体容器20の傾き高さz、液体容器20の傾き角度θは、次式(1)〜(8)から求めることができる。
α=(x・y)/2 (1)
y=2α/x (2)
c=√(x2+y2) (3)
c=√(x2+(2α/x)2) (4)
z=2α/c (5)
z=2α/√(x2+(2α/x)2) (6)
θ=sin-1(2α/(x・√(x2+(2α/x)2))) (7)
z=xsinθ (8)
なお、液体容器20に敷設する検出電極401、402、…、40nの数に比例して、液体容器20の傾き角度θの算出精度が向上する。
なお、ICチップ内に検出回路30を搭載する場合は、図6に例示するような基準値(計算値)を予め用意して、検出回路30内に記憶させ、必要なときに読み出せるようにしても良い。これにより、ICチップの回路規模を効果的に削減することができる。図6は、図5に例示したような液体容器20において、所定の面積α(例えば5cm2)における液体29を検知した検出電極401、402、…、40nの数と、斜辺cと、傾き角度θとの関係(計算値)の一例である。例えば、液体29を検知した検出電極40の数が6であると、斜辺cは12cmであり、液体容器20の傾き角度θは3.97であり、液体29を検知した検出電極40の数が1であると、斜辺cは2cmであり、液体容器20の傾き角度θは68.20である。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、液体容器20に傾き検出用の検出電極40(401、402、…、40n)を敷設するだけの簡単で且つ安価な仕組みで、液体容器20の傾きを高精度に検出することができ、検出回路30(ICチップ)は、検出された液体容器20の傾きに応じて、液体容器20内の液体29の水位(すなわち液体29の残量)を高精度に検出することができる。
[第2の実施の形態]
(液体容器の識別)
例えば、カラー印刷用のインクカートリッジ(液体容器)20をプリンタ本体の搭載ユニットなどに搭載する場合、インク色毎に用意されているインクカートリッジ20を搭載ユニットのそれぞれの所定位置に正しく搭載する必要がある。特に、カラー印刷用のインクカートリッジ20などの場合、同じような形状で且つ同じようなサイズのインクカートリッジ20を色別(例えば4色、6色)に複数個隣接して並べて搭載する場合が多い。インクカートリッジ20のように、その役割や基本構造が共通であっても、内容物(インクの色や種類)によって、その種別を識別し、それぞれのインクカートリッジ20を正しい搭載部に搭載する必要がある。
そのために、液体容器20の識別パターン(絵記号)501、502を備えた液体容器20の典型例は、図7に模式的に例示されるように表される。検出回路30(ICチップ)は、例えば、不図示の読み取りセンサ等を用いて、識別パターン501、502を読み取り、例えば、液体容器20に識別パターン501が備えられて(印刷されて)いれば、その容器は黄色のインクカートリッジ20であり、例えば、液体容器20に識別パターン502が備えられて(印刷されて)いれば、その容器は青色のインクカートリッジ20である、といったように識別する。それにより、誤った箇所にインクカートリッジ20が装着されていないか否かを判別することができる。
また、液体容器20を識別するための突起部21a、21bを備えた液体容器20の典型例は、図8に模式的に例示されるように表される。図8(a)は、搭載部側の突起部200a形状に係合する突起部21aを備えた液体容器20の例を概略的に示し、図8(b)は、搭載部側の突起部200bの形状に係合しない突起部20bを備えた液体容器20の例を示す。図8(c)に示すように、突起部21aを備えた液体容器20は、搭載部側の突起部200a形状に係合するため装着可能であるが、図8(d)に示すように、突起部20bを備えた液体容器20は、搭載部側の突起部200bの形状に係合しないため装着できない。これにより、インクカートリッジ20を正しい箇所に装着することができる。
(容器識別用の検出電極を備えた液体容器の構成例)
第1の実施の形態において用いた傾き検出用の検出電極40(401、402、…、40n)を、容器識別用の検出電極40(401、402、…、40n)にも共用した液体容器20の例は、図9に模式的に例示されるように表される。図9(a)は、液体容器20の1つの側面に最大3つの検出電極401、402、403を備える液体容器20の例を示しており、図9(b)は、液体容器20の1つの側面に最大2つの検出電極401、402を備えた液体容器20の例を示している。また、図10は、容器識別用の検出電極40(401、402、…、40n)の様々な例を示している。
例えば、最大3つまでの検出電極401、402、403を敷設することができる液体容器20に対して、図10(a)に例示するように、2つの検出電極401、403を敷設するが検出電極402は敷設しないという配置パターンや、図10(b)に例示するように、2つの検出電極402、403を敷設するが検出電極401は敷設しないという配置パターンなどの組み合わせによって、図10(c)に例示するように、2の指数倍である8種類の液体容器20を識別することができる。
また、図10(d)に例示するように、最大2つまでの検出電極401、402を敷設することができる液体容器20においては、2の指数倍である4種類の液体容器20を識別することができる。なお、図10(c)に例示した配置パターン8「000」や、図10(d)に例示した配置パターン4「00」は、検出電極40を、水位や傾きの検出用(第1の実施の形態)と、液体容器20の識別用(第2の実施の形態)の双方で共用しない場合などに適用され得る。
図11(a)は、最大4つまでの検出電極40の有無による配置パターンを例示し、図(b)は、大小4つの検出電極40の配置パターンを例示しており、各配置パターンに「赤」、「黄」、「青」、「黒」の4色のインク色を割り当てている例が示されている。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施の形態において用いた傾き検出用の検出電極40(401、402、…、40n)を、容器識別用の検出電極40(401、402、…、40n)にも共用することができる。したがって、配置パターン(絵記号)50などを液体容器20に印刷したり、液体容器20に個別の突起部20a、20bなどを形成したりしなくても、液体容器20の識別化が可能となり、コストの削減等に寄与することができる。
[第3の実施の形態]
(キャリブレーション用基準容量の内蔵)
第1の実施の形態でも説明したように、インクや燃料など液体29の残量検出を行う場合、液体29の内容物や液体29を収容する液体容器20の形状やサイズなどが定められている場合には、容器や内容物に応じた残量検出の基準容量値(計算値)を予め用意しておき、液体の水位と基準容量値とを比較することによって、液体の残量を検出することができる。この場合、基準容量値を記憶し、必要なときに読み出せるようにするための専用のICやメモリが必要となるが、製品毎(例えば液体容器20毎)に専用のIC等を用意すると、費用負担が増え、設計に要する時間も必要となる。
これを回避するには、設定値が予め決められない要因を後から設定する方式が有効である。この場合、試作時等で搭載ユニットなどのセットに設置した際の状態から基準となる設定値を抽出し、その設定値をICのメモリに記憶させることによって対応することができる。具体例としては、内蔵メモリ(Flashメモリ等)、外付けメモリ(EEPROM等)を用いることができるが、外付けメモリやFlashメモリを内蔵したICを用いると、その分のコストが上乗せで発生してしまう。
図12は、基準容量値をIC90の内蔵メモリ(ROM91)に保存するように構成された液体容器20の例を示し、図13は、基準容量値を外部メモリ(EEPROM95)に保存し、必要に応じてIC90の内蔵メモリ(RAM92)に読み出して保存するように構成された液体容器20の例を示し、図14は、基準容量値をIC90の内蔵メモリ(Flashメモリ93)に保存するように構成された液体容器20の例を示す。ROM91・RAM92・Flashメモリ93の一般的な大きさの比較としては、ROM91<RAM92<Flashメモリ93という関係が成り立つ。
メモリ等の記憶素子を省き、さらなるコストダウンを追求するには、システムの起動時などにおけるキャリブレーションにより、状態を抽出し、抽出した基準容量設定値を、必要なときに読み出し可能なように格納しておく。
図15は、第3の実施形態に係る液体容器20において設定される基準容量値の例を模式的に示す。
キャリブレーションを必要とする構成での通常の場合、図15の図面に向かって左側のように、液体29が満タン(最大量)の状態から検知が開始される場合や、現状の液体29の残量を満タン(最大量)として検知が開始される場合には、現物の状態でキャリプレーションを実施することができる。通常は、検出電極401により検出される状態(水位L2)の基準容量値C31若しくはそれに近い容量値を基準値として外付けメモリ等に格納する。この場合、液体29の水位は、満タンの状態から下がる方向で変化する。
しかしながら、図15の図面に向かって右側のように、仕掛り(途中)状態で、液体29の残量の検出を再開する場合など、以前の状態(再開前の状態(例えば水位L1))を認識して検出を再開する必要がある場合は、以前の状態を記憶するため、メモリ回路等の構造が必要となる。液体容器20に対して液体29の水位が下がっている状態(検出電極403などにより前回検出した水位L1に対応する前回検出容量値C32)を記憶しておき、再開時(次回電源投入時)には、その情報を継承する。
第3の実施の形態においては、上記のような基準容量値C31を固定値化して内蔵のIC90のROM91、RAM92、Flashメモリ93などなどに予め(工場出荷時など)格納するとともに、前回検出した水位L1に対応する前回検出容量値C32を残量検出処理の度に(例えば検出後の電源オフ時などに)内蔵のIC90のRAM92、Flashメモリ93などに格納する。これにより、液体29の水位が基準容量値を下回ったか否かを判定することによる残量検出が、外付けの容量や記憶回路不要で実現する。共通化したいすべての環境において、設定すべき基準容量値を予め確認しておき、最低限必要な容量値を基準値として内蔵のIC90内に格納する。内蔵のIC90内への基準容量値の格納は、LSIに組み込む、1つのICパッケージにLSIや容量(基準容量値C31、前回検出容量値C32)の格納手段を集積化するSiP(System in Package)、デジタル化した基準容量値のROM化などのいずれの方式でも可能である。
図16は、第3の実施形態に係る液体容器20において、基準容量値を用いた液体29の残量の検出例を模式的に例示する。
設定された基準となる検出電極401、402付近の水位に対応する基準容量値をIC90に内蔵し、検出時には、検出容量値と基準容量とを比較して、液体29の水位の状況を判断する。検出容量値が、基準容量値と同値またはそれ未満の場合に、検出電極401、402の位置よりも液体29の水位が下回っていることが判断できる。
図16において、水位範囲L3−1でキャリブレーションが実施される場合は、水位の変化にかかわらず、水位が検出電極402まで達するまでは、同一の容量値を検出することになる。その後、水位範囲L3−2でキャリブレーションが実施されると、検出電極402の幅での容量値変化を検出する。さらに、水位範囲L3−3でキャリブレーションが実施されると、検出電極401と検出電極402との検出容量値に差が生じるため、水位が検出電極402を下回ったことが検出できる。ここで、液体容器20の構造としては、最下部の検出電極401の幅に水位が存在するようにしておく。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、仕掛り(途中)状態で一旦検出を中断し、その後再開するような場合でも、基準容量値C31を記憶し必要なときに読み出せるようにするための専用のICやメモリを必要とせずに、液体の水位と基準容量値C31とを比較することによって、液体の残量を高精度に検出することができる。
(燃料タンクへの応用例)
図17は、実施形態に係る液体容器20をクルマなどの燃料タンクに適用した例を概略的に示す。クルマなどの燃料タンクは、車体の形状に応じて、燃料タンクの形状も様々に形成される。そのため、図17に例示するような燃料タンク(液体容器20)の場合、満タンの状態から水位L4までの範囲の燃料(液体)29の残量を検出するための検出電極401-1、401-2、401-3、401-4と、水位L4から空(エンプティ)までの範囲の残量を検出するための検出電極402-1、402-2、402-3、402-4とを備えることで、いびつな構造の液体容器20であっても、燃料29の残量検出を高精度に検出することができる。
図18は、実施形態に係る液体容器20内の液面29aが波立った状態での液体残量の検出例を例示している。特にクルマなどの燃料タンクの場合、クルマが走行中であればその振動により燃料29の液面29aが波立ったり、クルマが停車中であっても、停車場所はフラットな路面であるとは限らないため、液面29aもフラットな状態でかったりする場合が生じる。実施形態に係る液体容器20は、図18に例示するように、複数の検出電極401、402、…、406、407を備えるため、例えば、検出電極402と403との検出容量値を比較することで、図18(a)のように水位L51を検出することができ、検出電極404と405との検出容量値を比較することで、図18(b)のように水位L52を検出することができる。
(検出回路)
第1〜第3の実施形態に適用可能な検出回路30の概略ブロック構成は、図19に模式的に例示するように表される。ここでは、説明を簡単にするために、検出電極401と検出電極402の2つの電極を用いる例を示す。
検出回路30は、検出電極401と検出電極402のいずれか一方と基準容量C1とを選択的に切り替えて容量・電圧変換回路32に接続する複数のスイッチSW−1・SW−2・SW−3を備えるスイッチ群と、スイッチ群の出力側に接続された容量・電圧変換回路32と、容量・電圧変換回路32の出力に接続されたアナログ/デジタル(A/D)変換器33と、検出電極401と検出電極402に接続されたアナログフロントエンド(AFE:Analog Front End)34と、A/D変換器33の出力およびAFE34の出力に接続されたマイクロコントローラユニット(MCU:Micro-Controller Unit)35とを備える。容量・電圧変換回路32は、容量C1を基準容量C1として、スイッチ群によって選択的に接続された検出電極401と検出電極402のいずれか一方若しくは両方を測定電極として入力し、演算増幅器OPの反転入力に接続された容量C2と、演算増幅器OPの反転入力と出力との間に接続された容量C3との比により変位を検出する。容量・電圧変換回路32の出力は、A/D変換器33によってデジタル信号に変換されて、MCU35に供給され、液体容器20内のインク29の水位(すなわち、インク残量)の値として検知される。
このような構成を備えることで、例えば、第1の実施形態および第3の実施形態において説明したような残量検出のための検出回路30として機能することができる。
その一方で、検出電極401と検出電極402に接続されたAFE34は、検出電極401と検出電極402の有無(導通等の有無)を検出して、検出結果をMCU35に供給する。検出回路30は、検出電極401と検出電極402の有無を検知することにより、例えば、第2の実施形態で説明したような液体容器20の識別のための検出回路30として機能することができる。
(プリントシステムへの応用例)
(プリントシステム(第1の態様))
図20は、第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第1の態様の概略ブロック構成を模式的に例示する。
第1の態様のプリントシステムは、図20に例示するように、プリンタ本体100と、外部制御装置200とを備え、プリンタ本体100と外部制御装置200とは、例えばクラウドネットワークなどの有線/無線のネットワーク300を介して、あるいは相互に直接的に接続される。
プリンタ本体100は、インク搭載ユニット10と、プリンタ本体制御部101と、入力部102と、出力部103と、記憶部104と、I/F部109とを備える。
プリンタ本体制御部101は、入力部102から入力された設定値や閾値などをインク搭載ユニット10に送信したり、記憶部104に格納したりする。また、インク搭載ユニット10から送信されるインク切れなどの情報を受信すると、それに呼応して、警告メッセージや警告音等を、出力部103に出力したり、I/F部109を通じて、外部制御装置200に通知したりすることができる。
インク搭載ユニット10は、例えば、最大N個(ここで、Nは1以上の整数)のインクカートリッジ(液体容器)20を搭載可能に構成され、N個のインクカートリッジ20(20−1・20−2・…・20−N)毎に検出電極401・…・40Nに接続するN個の検出回路30(30−1・30−2・…・30−N)と、各検出回路30(30−1・30−2・…・30−N)と、プリンタ本体制御部101との間の通信制御を行うI/F部39とを備える。インク搭載ユニット10には、第1〜第3の実施形態に係るインクカートリッジ(液体容器)20を適宜搭載することができる。また、各検出回路30(30−1・30−2・…・30−N)は、それぞれ検出用の基準容量値や前回の検出容量値などを格納する記憶部14を内部に備える。記憶部14は、例えば、1つのICパッケージにLSIや容量の格納手段を集積化するSiP(System in Package)として構成しても良い。
第1の態様のプリントシステムでは、インク色毎に複数配置したN個のインクカートリッジ20毎に、検出回路30を接続しているため、単一の検出回路30で複数のインクカートリッジ20の検出動作を行うよりも処理時間的に有利である。
外部制御装置200は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどを用いて構成することができ、制御部201と、入力部202と、出力部203と、記憶部204と、I/F部209とを備える。制御部201は、入力部202から入力された設定値や閾値などをプリンタ本体100に送信したり、記憶部204に格納したりする。また、プリンタ本体100から送信されるインク切れやインクカートリッジ20の識別などの情報を受信すると、それに呼応して、警告メッセージや警告音等を、出力部203に出力することができる。
(プリントシステム(第2の態様))
図21は、第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第2の態様の概略ブロック構成を模式的に例示する。
図21に例示するように、第2の態様のプリントシステムでは、インク搭載ユニット10は、N個のインクカートリッジ20−1・20−2・…・20−Nにそれぞれ対応するN個の検出回路30−1・30−2・…・30−Nの代わりに、N個のインクカートリッジ20−1・20−2・…・20−Nに対応する単一の検出回路30を備える。それ以外の各部の構成は、第1の態様のプリントシステムの構成と同様である。
第2の態様のプリントシステムでは、単一の検出回路30で複数のインクカートリッジ20の検出動作を行うため、検出回路30のコストを抑えることができる。
(プリントシステム(第3の態様))
図22は、第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第3の態様の概略ブロック構成を模式的に例示する。
図22に例示するように、第3の態様のプリントシステムでは、N個のインクカートリッジ20−1・20−2・…・20−Nに対応する単一の検出回路30を、インク搭載ユニット10が備える代わりに、プリンタ本体100が備える。それ以外の各部の構成は、第2の態様のプリントシステムの構成と同様である。なお、プリンタ本体100が備える記憶部104とは別に、図示を省略しているが、検出回路30が記憶部14を内蔵しても良い。
第3の態様のプリントシステムでは、複数のインクカートリッジ20の検出動作を行う単一の検出回路30をプリンタ本体100が備えるため、インク搭載ユニット10のコストを抑えることができる。
(プリントシステム(第4の態様))
図23は、第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第4の態様の概略ブロック構成を模式的に例示する。
図23に例示するように、第4の態様のプリントシステムでは、N個のインクカートリッジ20−1・20−2・…・20−Nにそれぞれ対応するN個の検出回路30−1・30−2・…・30−Nを、インク搭載ユニット10が備える代わりに、プリンタ本体100が備える。それ以外の各部の構成は、第1の態様のプリントシステムの構成と同様である。なお、プリンタ本体100が備える記憶部104とは別に、図示を省略しているが、各検出回路30−1・30−2・…・30−Nがそれぞれ記憶部14を内蔵しても良い。
第4の態様のプリントシステムでは、複数のインクカートリッジ20の検出動作をそれぞれ行うにそれぞれ対応するN個の検出回路30−1・30−2・…・30−Nをプリンタ本体100が備えるため、インク搭載ユニット10のコストを抑えることができる。また、単一の検出回路30で複数のインクカートリッジ20の検出動作を行うよりも処理時間的に有利である。
(プリントシステム(第5の態様))
図24は、第1〜第3の実施形態に適用可能なプリントシステムの第5の態様の概略ブロック構成を模式的に例示する。
図24に例示するように、第5の態様のプリントシステムでは、N個のインクカートリッジ20−1・20−2・…・20−Nに対応する単一の検出回路30を、インク搭載ユニット10やプリンタ本体100が備える代わりに、外部制御装置200が備える。それ以外の各部の構成は、第1〜4の態様のプリントシステムの構成と同様である。なお、外部制御装置200が備える記憶部204とは別に、図示を省略しているが、外部制御装置200内の検出回路30が記憶部14を内蔵しても良い。
第4の態様のプリントシステムでは、複数のインクカートリッジ20の検出動作を行う単一の検出回路30を外部制御装置200が備えるため、インク搭載ユニット10やプリンタ本体100のコストを抑えることができる。
(第1の実施形態における液体容器の液体残量検出方法)
図25は、第1の実施形態における液体容器20の液体残量検出方法の処理手順を概略的に例示する。
例えば、プリンタ本体100などの電源を入れる(若しくはクルマのエンジンを始動する)と、処理を開始する(ステップS100)。
まず、ステップS101において、キャリブレーションが行われ、次に、ステップS102において、検出回路30は、検出電極40(401、402、…、40n)を用いて液体容器20内の液体29を検出する。
ステップS103において、検出回路30は、ステップS102において検出した検出電極40(401、402、…、40n)の容量値に差があるか否かを判定する。
ステップS103における判定の結果、検出電極40(401、402、…、40n)の容量値に差がない場合、検出回路30は、液体容器20に傾きが生じていないと判断し、通常の状態(傾きが生じていない状態)で液体29の残量を検出する(ステップS104)。
ステップS103における判定の結果、検出電極40(401、402、…、40n)のいずれかの容量値に差がある場合、検出回路30は、液体容器20に傾きが生じていると判断し、検出された容量値に基づいて、液体容器20の傾きの度合い(角度や方向)を検出し(ステップS105)、液体容器20の傾きの角度や方向に応じて、液体29の水位(=残量)を検出する(ステップS106)。
なお、検出回路30は、ステップS104、ステップS106における検出処理の結果、水位が低いと判断した場合、警告メッセージや警告音などのワーニング表示を行うことができる。
(第2の実施形態における液体容器の識別方法)
図26は、第2の実施形態における液体容器20の識別処理手順を概略的に例示する。
例えば、プリンタ本体100などの電源を入れたり、インクカートリッジを交換したりすると、処理を開始する(ステップS200)。以下、インク搭載ユニット10などの搭載部に搭載されるすべての液体容器20に対して、識別を実行する。
まず、ステップS201において、検出回路30は、液体容器20の数カウンタnに0を設定して、数カウンタnを初期化する。
次に、ステップS202において、検出回路30は、液体容器20の数カウンタnに1を加算して、n番目の液体容器20に対する処理を始める。
検出回路30は、ステップS203において、n番目の液体容器20の検出電極40(401、402、…、40n)の配置パターンに基づいて、n番目の液体容器20が所定位置に装着されているか否かを判定する。
ステップS203における判定の結果、n番目の液体容器20の配置パターンが所定の配置パターンと一致しない場合、検出回路30は、n番目の液体容器20が所定位置に装着されていないと判断して(ステップS204)、警告メッセージや警告音などのワーニング表示を行う(ステップS205)。
ステップS203における判定の結果、n番目の液体容器20の配置パターンが所定の配置パターンと一致する場合、検出回路30は、n番目の液体容器20が所定位置に正しく装着されていると判断し、続いて、液体容器20の数カウンタnが液体容器20の数に達したか否かを判定する(ステップS206)。
ステップS206における判定の結果、液体容器20の数カウンタnが液体容器20の数に達していなければ、検出回路30は、ステップS202に戻って、次の液体容器20の識別処理を実行する。
ステップS206における判定の結果、液体容器20の数カウンタnが液体容器20の数に達していれば、検出回路30は、すべての液体容器20が所定位置に正しく装着されていると判断して、処理を終了する(ステップS207)。
(第3の実施形態における液体容器の液体残量検出方法)
図27は、第3の実施形態における液体容器20の液体残量検出方法の処理手順を概略的に例示する。
例えば、プリンタ本体100などの電源を入れる(若しくはクルマのエンジンを始動する)と、処理を開始する(ステップS300)。
まず、ステップS301において、検出回路30は、検出電極402によりキャリブレーションを行い、液体容器20の状態に応じて基準容量値を設定し記憶させる。
次に、ステップS302において、検出回路30は、必要に応じて基準容量値や前回検出容量値を参照しながら、液体29の残量検出を行う。検出回路30は、検出電極401、402の容量値に差があるか否かを判定することによって液体29の残量検出を行う。
ステップS302における判定の結果、検出電極401、402の容量値に差がない場合、検出回路30は、水位はまだ低くない(検出電極401の位置を下回っていない)と判断し、待機状態に入る(ステップS303)。ステップS303の待機状態に入ると、例えば、タイマー(所定の期間が経過したか否か)やイベント(印刷処理など)の割り込み等をトリガーとして、定期的または不定期に液体29の残量検出を行うことになる。
ステップS302における判定の結果、検出電極401、402の容量値に差がある場合、検出回路30は、水位が低い(検出電極401の位置を下回った)と判断し(ステップS304)、警告メッセージや警告音などのワーニング表示を行う(ステップS305)。
以上説明したように、第1〜第3の実施形態によれば、簡単で且つ安価な仕組みでインク等の液体の残量を高精度に検出することができるとともに、インクカートリッジなどの液体容器の識別を容易に且つ安価な仕組みで行うことができる液体容器、液体容器の液体残量検出回路、液体残量検出方法、液体容器の識別方法、インク搭載ユニット、プリンタ、およびプリントシステムを提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、第1〜第3の実施の形態について記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1〜第3の実施の形態では、プリンタ用のインクやクルマの燃料の場合について説明したが、静電容量方式や感圧抵抗膜方式で検出可能な流体の残量検知などにも同様に適用することができる。
このように、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
第1〜第3の実施の形態は、印刷機、複写機、複合機、クルマなどの車両、燃料電池、小売店のレジ、飲食店の食券機、駅や空港の券売機など様々な応用分野に適用可能である。
10…インク搭載ユニット
14、104、204…記憶部
20、20−1、20−2、20−N、20A−1、20A−2、20A−N…液体容器(インクカートリッジ、燃料タンク)
20a、20b、200a、200b…突起部
29…液体、インク、燃料
30、30−1、30−2、30−(N−2)、30−(N−1)、30−N、30A…検出回路(ICチップ)
32…容量・電圧変換回路
33…アナログ/デジタル(A/D)変換器
34…アナログフロントエンド(AFE)
35…マイクロコントローラユニット(MCU)
39、109、209…インタフェース(I/F)部
40、401、402、403、404、405、406、407、40n、401-1、401-2、401-3、401-4、402-1、402-2、402-3、402-4…検出電極
501、502…識別パターン(絵記号)
90…IC
91…ROM
92…RAM
93…Flashメモリ
95…EEPROM
100…プリンタ本体
101…プリンタ本体制御部
102、202…入力部
103、203…出力部
201…制御部
A1、A2、A3、A4…矢印
C1、C31…基準容量
C2、C3…容量
C32…検出容量
L1、L2、L3−1、L3−2、L3−3…水位
n…数カウンタ
OP…演算増幅器
SW−1・SW−2・SW−3…スイッチ
α…面積
x、y、c…辺
z…傾き高さ
1、W2…幅
θ、θ1、θ2、θ3…角度

Claims (15)

  1. 液体容器に敷設された複数の検出電極に接続された検出回路であって、
    基準容量と、
    前記複数の検出電極が検知した静電容量と、前記基準容量とを比較して、前記液体容器内の前記液体の水位を電圧値として検出する容量・電圧変換回路と、
    前記容量・電圧変換回路の出力に接続され、前記電圧値をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記アナログ/デジタル変換器の出力に接続され、前記デジタル信号を前記液体の水位値として入力するマイクロコントローラユニットと
    を備え、
    前記複数の検出電極が検知した前記静電容量に基づいて、前記液体容器の傾きの度合いを検出し、検出した前記傾きの度合いに応じて、前記液体容器内の前記液体の残量を検出するとともに、
    前記検出回路は、前記複数の検出電極の配置パターンに基づいて、前記液体容器を識別し、
    前記配置パターンは、異なるサイズの前記複数の検出電極の組み合わせによる配置パターンであることを特徴とする検出回路。
  2. 前記液体容器の前記傾きの度合いは、傾きの角度と方向とを含むことを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
  3. 前記複数の検出電極が前回検出した検出容量値を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記検出回路は、前回検出した前記検出容量値を参照しながら、前記液体の水位を検出することを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
  4. 前記記憶部には、予め設定された検出基準容量が記憶されることを特徴とする請求項3に記載の検出回路。
  5. 前記検出回路は、1つのICパッケージに集積されることを特徴とする請求項3に記載の検出回路。
  6. 前記複数の検出電極に接続されるとともに、前記複数の検出電極の有無を検出して、検出結果を前記マイクロコントローラユニットに供給するアナログフロントエンドをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検出回路。
  7. 液体を収容する液体容器であって、前記液体容器に敷設されるとともに、前記液体容器の外部に設置された検出回路にそれぞれ接続された複数の検出電極を備え、前記複数の検出電極は、前記液体容器の傾きを検出する傾き検出用の検出電極である液体容器をインクカートリッジとして搭載するインク搭載ユニットと、
    前記インクカートリッジのそれぞれに敷設された前記複数の検出電極に接続する請求項1〜6のいずれか1項に記載の検出回路と、
    前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、出力部に出力するプリンタ本体制御部と
    を備え、
    前記検出回路は、前記インクカートリッジに1対1に対応するように配置されることを特徴とするプリンタ。
  8. 液体を収容する液体容器であって、前記液体容器に敷設されるとともに、前記液体容器の外部に設置された検出回路にそれぞれ接続された複数の検出電極を備え、前記複数の検出電極は、前記液体容器の傾きを検出する傾き検出用の検出電極である液体容器をインクカートリッジとして搭載するインク搭載ユニットと、
    前記インクカートリッジのそれぞれに敷設された前記複数の検出電極に接続する請求項1〜6のいずれか1項に記載の検出回路と、
    前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、出力部に出力するプリンタ本体制御部と
    を備え、
    前記検出回路は、複数の前記インクカートリッジに対して1つ配置されることを特徴とするプリンタ。
  9. 前記複数の検出電極は、前記液体容器の1つの側面に敷設されることを特徴とする請求項7または8に記載のプリンタ。
  10. 前記複数の検出電極は、前記液体容器の対向する2つの側面に敷設されることを特徴とする請求項9に記載のプリンタ。
  11. 前記複数の検出電極は、前記液体容器の対向する2つの側面にそれぞれ複数個ずつ敷設されることを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
  12. 前記複数の検出電極は、前記液体容器の底面に敷設されることを特徴とする請求項9に記載のプリンタ。
  13. 前記複数の検出電極は、前記液体容器の前記底面に均等な間隔で敷設されることを特徴とする請求項12に記載のプリンタ。
  14. 前記複数の検出電極は、前記液体容器を識別するための識別用の検出電極であることを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載のプリンタ。
  15. 請求項7〜14のいずれか1項に記載のプリンタと、
    前記プリンタと、ネットワークを介して、あるいは相互に直接的に接続された外部制御装置と
    を備え、
    前記プリンタは、前記インク搭載ユニットから送信される前記液体容器の残量情報や前記液体容器の識別情報を受信すると、警告メッセージや警告音を、前記外部制御装置に通知することを特徴とするプリントシステム。
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