JP6720622B2 - 通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラム - Google Patents

通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報表示装置の作業データを正誤判定するための通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラムに関する。
従来、教育現場において、IT技術を活用し、生徒の端末からサーバに送信した回答を、当該サーバにより正誤判定するシステムがある。
また、テスト結果を基に、自分の間違った問題に関する辞書の説明情報を効率良く学習することができる情報表示制御装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−189705号公報
従来のシステムは、教室内の全生徒が出した回答について効率よく正誤判定することができるものの、例えば、授業の小テスト等において、教師が生徒の回答作業を個別に確認しながら適切な指導を行なう際に利用しやすいシステムではなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、生徒等の回答者の回答作業の進捗に応じて、適切な情報を出力することが可能になる通信機器、情報表示装置、通信方法、情報表示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信機器は、計算結果を含む第1の作業データを記憶している第1作業データ記憶手段と、情報表示装置から第2の作業データを受信する作業データ受信手段と、前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する比較結果出力手段と、前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する作業中報知手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明に係る情報表示装置は、第の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、第の作業データを記憶している通信機器から前記第の作業データの送信依頼を受信する送信依頼受信手段と、前記送信依頼受信手段による送信依頼の受信に応じて、前記作業データ記憶手段に記憶された第の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第の作業データが計算結果を含み且つ前記第の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記作業データ記憶手段により記憶した第の作業データを前記第の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する変更データ受信手段と、を備え、前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第2の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記通信機器から受信した前記変更データにより前記第1の基本設定データに対応して変更された前記第2の基本設定データに基づいて再計算を行って、計算結果データの第3の作業データを前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信することを特徴としている。
本発明によれば、生徒等の回答者の回答作業の進捗に応じて、適切な情報を出力することが可能になる。
本発明の実施形態に係る情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の利用形態を示す模式図。 前記情報表示装置(10F/10D)と通信機器20との間で使用する無線通信手段の実施例を示す図。 前記情報表示装置としての関数電卓10Fの電子回路の構成を示すブロック図。 前記通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図。 前記関数電卓10Fの情報表示制御処理を示すフローチャートであり、同図(B)は当該情報表示制御処理に対する通信割込み処理を示すフローチャート。 前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その1)を示すフローチャート。 前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その2)を示すフローチャート。 前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った基本計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。 前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った各生徒(1,2)の操作(実施例1)に応じた動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。 前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った表計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。 前記教師用の関数電卓10FAにより表計算モードで作成する問題に応じた正解データSDを示す図。 前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った各生徒(1,2)の操作(実施例2)に応じた動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の利用形態を示す模式図である。
前記関数電卓10Fは、図1(A)に示すように、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この関数電卓10Fの本体正面にはキー入力部11および表示出力部12が設けられる。
前記キー入力部11には、数値や数式を入力したり計算の実行を指示したりするための数値・演算記号キー群111、各種の関数を入力したりメモリ機能を立ち上げたりするための関数機能キー群112、各種動作モードのメニュー画面を表示させたり動作モードの設定を指示したりするためのモード設定キー群113、前記表示出力部12に表示されたカーソルの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー114が備えられる。
前記数値・演算記号キー群111としては、[0]〜[9](数値)キー、[+][−][×][÷](四則記号)キー、[Ans][=](実行)キー、[AC](クリア)キーなどが配列される。
前記関数機能キー群112としては、[x-1](−1乗;逆数)キーをはじめ、[√□](ルート)キー、[□/□](分数)キー、[sin](サイン)キー、[M+](メモリプラス)キー、[OPTN](オプション)キー、[RCL](メモリ呼び出し)キーなどが配列される。
前記モード設定キー群113としては、[MODE](モード)キー、[SHIFT](シフト)キー、[ALPHA](アルファベット)キー、[ON](電源オン)キーなどが配列される。
なお、前記数値・演算記号キー群111や関数機能キー群112のキーは、[SHIFT]キーが操作された後に続けて操作されることで、そのキートップに記載されたキー機能ではなく、そのキーの上方に記載されたキーとして機能できるようになっている。例えば、[SHIFT]キー操作後に[AC]キーが操作(以下、[SHIFT]+[AC]キー等と記す。)されると[OFF](電源オフ)キーとなる。[SHIFT]+[OPTN]キーは[QR/通信]キー11Qとなり、[SHIFT]+[RCL]キーは[STO](メモリ登録)キーとなる。
前記表示出力部12は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなる。
前記タブレット端末20は、図1(B)に示すように、カメラ付きのタブレット端末20であり、タッチ入力部としても機能する表示出力部21を備えている。
前記関数電卓10Fは、無線通信手段を有し、前記タブレット端末20からの指示に応じて、当該関数電卓10Fにおける作業データを前記タブレット端末20に送信する機能、前記タブレット端末20から送信された前記作業データの変更の指示に応じて当該作業データを変更して表示する機能を備えている。
前記作業データは、前記関数電卓10Fの計算機能に基づき設定された計算モード,角度モード,丸めモードを含む設定データと、ユーザ操作に応じて入力された計算式,数値(表)を含む入力データと、計算結果データとを含んでいる。なお、前記設定データのうち、前記計算モードを除く角度モード,丸めモード等の設定データは、基本設定データと呼称する。
また、前記関数電卓10Fは、前記[QR/通信]キー11Qの操作に応じて、前記作業データを2次元コード(QRコード(登録商標))Q(図3参照)に変換して表示させる機能を備えている。
前記タブレット端末20は、無線通信手段を有し、前記関数電卓10Fから受信した作業データを正解データとして保存する機能、当該保存された正解データに対応して前記関数電卓10Fから受信した作業データを前記正解データと比較して正誤判定し、正誤判定の結果を表示させる機能、前記正解データに対応して前記関数電卓10Fから受信した作業データに含まれる設定データ、入力データ、計算結果データが異なる場合に当該異なる作業データの変更を前記関数電卓10Fに指示する機能を備えている。
また、前記タブレット端末20は、前記関数電卓10Fに表示された2次元コード(QRコード)Q(図4参照)を撮影し、当該2次元コードに対応した作業データを保存する機能も備えている。
さらに、前記タブレット端末20は、前記保存された作業データを通信ネットワーク(Web)N上の計算サーバ30(図3,図4参照)に送信し、当該計算サーバ30により前記作業データに応じて作成された計算参考情報としての画像データを受信して表示する機能を備えている。
なお、前記情報表示装置は、前記関数電卓10Fに限定されるものではなく、電子辞書装置10D(図2(B)参照)等として構成され得る。
前記電子辞書装置10Dの作業データは、当該電子辞書装置10Dの検索モード(英和検索/和英検索/英英検索/ジャンプ検索等)を含む設定データと、ユーザ操作に応じて入力された辞書,検索語を含む入力データ、前記入力データに応じて辞書検索された検索結果データとを含んでいる。
また、前記通信機器は、前記タブレット端末20に限定されるものではなく、PDA(personal digital assistants)、スマートフォン、ノートPC(personal computer)、ゲーム機等として構成され得る。
次に、前記情報表示装置としての関数電卓10Fや電子辞書装置10Dと、前記通信機器20との間で通信接続を行なうための無線通信手段について説明する。
図2は、前記情報表示装置(10F/10D)と通信機器20との間で使用する無線通信手段の実施例を示す図である。
前記無線通信手段としては、図2(A)に示すようなBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、図2(B)に示すようなNFC等の近距離無線通信、図2(C)に示すようなWifi(登録商標)等の無線LANによる近距離無線通信、その他の近距離無線通信の何れを使用してもよい。
前記図2(A)で示すBluetooth等の近距離無線通信を使用した場合、前記情報表示装置(10F)の所定のキー(ボタン)を押下して周辺にある通信機器20への無線による呼掛けを行なう。すると、前記通信機器20において、通信可能な前記情報表示装置(10F)を含む相手機器が一覧表示され、前記一覧表示された相手機器の中から前記情報表示装置(10F)を選択して指定“Tap”することで、前記情報表示装置(10F)と通信機器20とのペアリングが実行され互いに通信接続Pされる。
また、前記図2(B)で示すNFC等の近距離無線通信は、通信機器20からの磁界に応じた誘導電流により無線通信を行なう無線通信手段である。
例えば、前記情報表示装置(電子辞書装置10D)に内蔵したNFCタグには、前記通信機器20の近距離無線通信部(無線リーダ・ライタ)28から発生される磁界Wmに応じて誘導電流が流れるコイルアンテナATと、前記コイルアンテナATに流れる誘導電流を起電力として動作するICチップITとが備えられる。前記情報表示装置(電子辞書装置10D)のCPU13は、前記NFCタグのICチップITと有線接続され、前記ICチップITのデータを直接読み書きできる有線リーダ・ライタ機能を備える。これにより、前記情報表示装置(電子辞書装置10D)のNFCタグと前記通信機器20の近距離無線通信部(無線リーダ・ライタ)28との間で無線通信Siが行われる。
また、前記図2(C)で示すWifi等の無線LANによる近距離無線通信を使用した場合、WifiルータRwにより無線LANに接続された各通信機器(情報表示装置10F/通信機器20/パーソナルコンピュータPC/ゲーム機HG等)のうち、例えば予め設定された相手の通信機器とのみペアリングが実行され互いに通信接続Pされるか、相手の通信機器と軽くぶつける等の衝撃を検知して相手の通信機器とのペアリングが実行され互いに通信接続Pされる。
図3は、前記情報表示装置としての関数電卓10Fの電子回路の構成を示すブロック図である。
なお、前記情報表示装置としての電子辞書装置10Dの電子回路の説明は、本実施形態に関わる部分について、前記関数電卓10Fの電子回路と略同様であるため省略する。
前記関数電卓10Fの電子回路は、前記キー入力部11及び前記表示出力部12に加えて、コンピュータである前記CPU13と、メモリ14と、記録媒体読取部15と、無線通信部16とを備えている。
前記CPU13は、前記メモリ14に記憶されている表示制御プログラム14aに従い回路各部の動作を制御し、前記キー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。前記表示制御プログラム14aは、前記メモリ14に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから前記記録媒体読取部15を介して前記メモリ14に読み込まれて記憶されたものであっても良い。前記表示制御プログラム14aは、ユーザがキー入力部11の操作によって書き換えできないようになっている。
前記メモリ14には、さらに、ユーザ書き換え不可能な情報として、固有ID14bも記憶される。前記固有ID14bは、各関数電卓10F…に独特なID(識別情報)である。
前記メモリ14には、このようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するために、設定データエリア14c、入力データエリア14d、計算結果データエリア14eが確保されている。
前記設定データエリア14cには、初期設定又はユーザ操作に応じて設定された計算モード(基本計算/数表計算/行列計算/統計計算等)、角度モード(度数法(D)/弧度法(R)/グラード(G))、丸めモード(小数点以下桁数四捨五入(Fix)、有効桁数(Sci)等)、表示モード(数式自然表示/ライン表示)を含む設定データが記憶される。
前記入力データエリア14dには、前記キー入力部11によりキー入力されたキーコードのデータが順次入力され、これにより構成される計算式、数値(表)、変数等の入力データが記憶される。例えば数値キーは数字を示すコードで、「sin」などの関数キーはその関数を示すコードで、「+」「−」「×」「÷」などの算術記号キーはその算術記号を示すコードで記憶される。また、前記入力データエリア14dには、A,B,C,D,E,F,M,X,Yの9つの文字に対して個別に登録される異なる数値などの変数も記憶される。例えば、前記キー入力部11の[3]キー,[SHIFT]+[RCL]キー(=[STO]キー),[(−)]キー(=[A]キー)というキー操作を行うことで変数Aに数値「3」が登録される。
前記計算結果データエリア14eには、前記設定データと入力データに応じて計算実行された計算結果データが記憶される。
前記無線通信部16は、前記図2を参照して説明したように、Bluetooth、NFC、Wifi等の前記通信機器20と無線通信する機能を備えている。
このように構成された前記情報表示装置としての関数電卓10Fは、前記CPU13が前記表示制御プログラム14aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような各種の機能を実現する。
前記通信機器20は、前記関数電卓10Fの無線通信部16と近距離無線通信により通信接続して前記関数電卓10Fから送信された作業データを受信して保存する。また、前記関数電卓10Fの表示出力部12に表示出力された2次元コードQを撮影することで、前記関数電卓10Fの作業データを取得して保存する。
図4は、前記通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図である。
前記通信機器20の電子回路は、前記表示出力部21、前記近距離無線通信部28に加えて、コンピュータであるCPU22と、メモリ23と、記録媒体読取部24と、前記表示出力部21に重ねて一体化したタッチ入力部25と、カメラ部26と、無線通信部27とを備えている。なお、前記タッチ入力部25は電源キー等のキー入力部を含んでも良い。
前記CPU22は、前記メモリ23に記憶されている通信機器制御プログラム23a、QRコードリーダプログラム23b、EDUCATIONプログラム23cに従い、前記タッチ入力部25からのタッチ(又はキー)入力信号、あるいは前記無線通信部27や前記近距離無線通信部28による受信信号に応じて回路各部の動作を制御する。前記各プログラム23a,23b,23cは、前記メモリ23に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから前記記録媒体読取部24を介して前記メモリ23に読み込まれて記憶されたものであっても良い。
前記QRコードリーダプログラム23bは、前記2次元コードQ(本実施形態ではQRコード)を撮影し、撮影した2次元コードQのデータ(QRデータ:本実施形態では作業データ)を取得するための汎用のアプリケーションプログラムである。
前記EDUCATIONプログラム23cは、前記関数電卓10Fと前記近距離無線通信部28により通信接続して当該関数電卓10Fから受信された作業データ(又は前記2次元コード(QRコード)の撮影に基づき取得された作業データ)を正解データとして保存したり、当該保存された正解データに対応して前記関数電卓10Fから受信された作業データを前記正解データと比較して正誤判定し、正誤判定の結果を表示したり、前記正解データに対応して前記関数電卓10Fから受信した作業データに含まれる設定データ、入力データ、計算結果データが異なる場合に当該異なる作業データの変更を前記関数電卓10Fに指示したり、前記関数電卓10Fから取得された作業データを前記計算サーバ30に送信し、当該計算サーバ30により前記送信した作業データに応じて作成された計算参考情報としての画像データを受信して表示出力したりするための専用のアプリケーションプログラムである。
前記メモリ23には、前記EDUCATIONプログラム23cに従い前記関数電卓10Fから取得された作業データを正解データとして、当該関数電卓10Fのユーザ名と固有IDに対応付けて記憶して保存するバックアップデータエリア23d、その他の作業データを必要に応じて一時的に記憶するワークデータエリア23eが確保される。
このように構成された前記通信機器20は、前記CPU22が前記通信機器制御プログラム23a、前記QRコードリーダプログラム23b、前記EDUCATIONプログラム23cに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような各種の機能を実現する。
次に、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20の動作について説明する。
図5は、前記関数電卓10Fの情報表示制御処理を示すフローチャートであり、同図(B)は当該情報表示制御処理に対する通信割込み処理を示すフローチャートである。
図6、図7は、前記タブレット端末20の専用アプリケーションプログラムに従った通信処理(その1、その2)を示すフローチャートである。
(実施例1)
先ず、教師用の関数電卓(情報表示装置)10FAにより基本計算モードで作成した作業データをタブレット端末(通信機器)20により正解データとして保存する動作について説明する。
図8は、前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った基本計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。
前記教師用の関数電卓10FAにおいて、図8(A1)に示すように、計算モード設定画面G1の[1]を指定して計算モードを基本計算モードに設定し、図8(A2)に示すように、角度モード設定画面G2の[2]を指定して角度モードを弧度法(R:Radian)に設定する。
また、図8(A3)に示すように、変数「A」として数値「2」を入力し、図8(A4)に示すように、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」を入力して表示させる。前記計算モード[基本計算モード]、角度モード[R]の設定データは、前記設定データエリア14cに記憶され、前記入力された変数の数値「A(=2)」、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」は、入力データエリア14dに記憶される(ステップS1〜S4)。
ここで、[=]キーの操作により前記設定データエリア14cに記憶された設定データと前記入力データエリア14dに記憶された入力データとに応じた計算が実行されると、前記変数の数値「A(=2)」を前記積分の計算式に代入して計算された計算結果データ「1/2」が表示出力部12に表示される(ステップS5,S6)。
ここで、前記計算式や数値の内容を変えて計算処理を行なう場合(ステップS7(No))は、前記ステップS4〜S6の処理が繰り返される。
こうして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データを含む作業データを正解データとして前記タブレット端末20に保存するため、図8(B1)に示すように、前記タブレット端末20において、専用アプリ選択画面Geに表示されたEDUCATIONアイコンCeをタッチ操作して前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動させる。
すると、前記タブレット端末20において、図6,図7で示す通信処理が開始され、「正解データ受信処理」と「ベリファイ(照合)処理」の選択項目を並べた動作選択メニュー(図示せず)が表示される(ステップT1/T9)。
前記タブレット端末20で表示された動作選択メニューにおいて、前記「正解データ受信処理」が選択され、図8(B2)に示すように、当該タブレット端末20を前記教師用の関数電卓10FAに接近させて通信接続させると(ステップT1(Yes))、当該タブレット端末20から前記教師用の関数電卓10FAに対して、正解(模範)データとなる作業データの送信依頼が送信される(ステップT2)。
前記教師用の関数電卓10FAにおいて、前記タブレット端末20から送信された正解(模範)データとなる作業データの送信依頼が受信されると(ステップD1(Yes))、当該関数電卓10FAの固有IDを対応付けて、前記設定データエリア14cに記憶されている計算モード[基本計算],角度モード[RAD]等の設定データと、前記入力データエリア14dに記憶されている積分の計算式,変数の数値等の入力データと、前記計算結果データエリア14eに記憶されている計算結果データとを含む作業データが前記タブレット端末20に送信される(ステップD2)。
前記タブレット端末20において、前記教師用の関数電卓10FAから送信された固有IDと作業データが受信されると(ステップT3)、受信完了メッセージmが表示され、当該受信された前記関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名が前記メモリ23内に既に登録されているか否か判断される(ステップT4)。
前記教師用の関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名が前記メモリ23内に登録されていないと判断されると(ステップT4(No))、ユーザ操作に応じて入力された前記教師用の関数電卓10FAのユーザ名(例えば「まりこ先生」)が前記受信された当該関数電卓10FAの固有IDと対応付けて前記メモリ23内に登録される(ステップT5,T6)。
すると、前記教師用の関数電卓10FAから受信された固有IDと前記ユーザ名と受信日時とに対応付けて、前記受信された作業データが、前記バックアップデータエリア23dに正解データX1として記憶され保存される(ステップT7)。
なお、前記バックアップデータエリア23dは、前記通信ネットワーク(Web)N上にある計算サーバ30のメモリエリアに確保してもよい。その場合、必要に応じて計算サーバ30のメモリエリアから前記受信された作業データをダウンロードしてタブレット端末20のワークエリアに一時保存して利用する。また予め正解データX1を含む複数のバックアップデータ(正解データである作業データ)が計算サーバ30に登録されており、その中から任意に選択して利用するようにしてもよい。
このように、前記教師用の関数電卓10FAから受信された作業データが前記バックアップデータエリア23dに正解データとして保存されると、図8(B3)に示すように、当該バックアップデータエリア23dに保存された正解データX1を含むバックアップデータ一覧LBが、ユーザ名と受信日時とに対応付けられて表示される(ステップT8)。
ここで、前記教師は生徒に対して、前記図8(A1)〜(A4)で行った積分の計算を生徒の関数電卓10FBでも行なうように問題を出す。
次に、生徒用の関数電卓(情報表示装置)10FB(生徒1の関数電卓10FB1/生徒2の関数電卓10FB2とする)により回答した作業データを、前記タブレット端末20に保存した正解(模範)データに基づいて、正誤判定する動作について説明する。
図9は、前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った各生徒(1,2)の操作(実施例1)に応じた動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。
前記生徒1用の関数電卓10FB1において、図9(A1)に示すように、基本計算モードで角度モードが度数法(D:Degree)に初期設定されているまま、変数「A」として数値「2」を入力し、図9(A2)に示すように、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」を入力して表示させる。前記計算モード[基本計算モード]、角度モード[D]の設定データは、前記設定データエリア14cに記憶され、前記入力された変数の数値「A(=2)」、積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」は、入力データエリア14dに記憶される(ステップS1〜S4)。
ここで、図9(A3)に示すように、[=]キーの操作により前記設定データエリア14cに記憶された設定データと前記入力データエリア14dに記憶された入力データとに応じた計算が実行されると、前記変数の数値「A(=2)」を前記積分の計算式に代入して前記角度モード[D]で計算された計算結果データ「0.7852…」が表示出力部12に表示される(ステップS5,S6)。
このように、前記生徒1用の関数電卓10FB1により前記教師の出した問題に対する回答としての計算処理が行われる過程において、前記タブレット端末20により前記回答の正誤判定を行なうため、図9(B1)に示すように、前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動させ、表示出力部21に表示された動作選択メニュー(図示せず)から「ベリファイ(照合)処理」が選択される(ステップT9(Yes))。
すると、前記バックアップデータエリア23dに保存されている正解データの一覧が、バックアップデータ一覧LBとして表示出力部21に表示され、正解データの選択を促すメッセージ「電卓の計算データを正誤判定します。正解データを選択してください。」m1が表示される(ステップT10)。
前記バックアップデータ一覧LBとして表示された正解データの中から、前記生徒1用の関数電卓10FB1の回答を正誤判定したい問題の正解データ(ここでは、まりこ先生の[正解]20160215:1015)X1を選択して指定し、図9(B2)に示すように、当該タブレット端末20を前記生徒1用の関数電卓10FB1に接近させて通信接続させる(ステップT11)。
すると、前記タブレット端末20から前記生徒1用の関数電卓10FB1に対して、ベリファイ(照合)通知(ベリファイ(照合)のための作業データの送信依頼)が行われる(ステップT12)。
前記生徒1用の関数電卓10FB1において、前記タブレット端末20からのベリファイ(照合)通知が受信されると(ステップD3(Yes))、当該関数電卓10FB1の固有IDを対応付けて、前記設定データエリア14cに記憶されている計算モード[基本計算],角度モード[DEG]等の設定データと、前記入力データエリア14dに記憶されている積分の計算式,変数の数値等の入力データと、前記計算結果データエリア14eに記憶されている計算結果データとを含む作業データが前記タブレット端末20に送信される(ステップD4)。
前記タブレット端末20において、前記生徒1用の関数電卓10FB1から送信された固有IDと作業データが受信されると(ステップT13)、当該受信した作業データ(受信データ)に計算結果データが含まれるか否か判断される(ステップT14)。
ここで、前記生徒1用の関数電卓10FB1において、例えば前記図9(A2)に示した計算処理の回答途中で、前記タブレット端末20によるベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なおうとした場合には、前記受信データに計算結果データが含まれない、つまり、前記生徒1用の関数電卓10FB1による回答のための計算処理は完了していないと判断される(ステップT14(No))。
この場合、図9(B3)に示すように、前記タブレット端末20の表示出力部21には、前記生徒1用の関数電卓10FB1について前記受信データに計算結果データが含まれないことに対応する情報として、計算途中であることの報知メッセージ「電卓はデータの入力中です。計算結果の算出後に、正誤判定します。」m2が表示される(ステップT15)。なおこの情報は、「入力中」以外に例えば「作業中、回答中、未回答状態、等の種々の情報を表示や音声で報知しても良い。
これにより、前記生徒1用の関数電卓10FB1に対して、前記タブレット端末20によるベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なおうとした教師は、当該生徒1が未だ回答操作の途中であることを容易に確認できるようになる。
一方、前記図9(A3)で示したように、前記生徒1用の関数電卓10FB1による回答のための計算処理が完了した状態で、図9(B2)で示したように、前記生徒1用の関数電卓10FB1に前記タブレット端末20を通信接続させて、当該タブレット端末20によるベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なおうとした場合には(ステップT9〜T12(ステップD3,D4))、前記関数電卓10FB1からの受信データに計算結果データが含まれると判断される(ステップT14(Yes))。
すると、前記タブレット端末20において、前記受信データに含まれる設定データの計算モードと、前記バックアップデータ一覧LBにて指定した正解データに含まれる設定データの計算モードとが比較されて同じか否か判断され(ステップT16)、何れも同じ基本計算モードであると判断される(ステップT16(Yes))。
すると、前記受信データに含まれる基本設定データ(角度モード、丸めモード他)と、前記正解データに含まれる基本設定データとが比較されて同じか否か判断され(ステップT20)、前記受信データに含まれる角度モードは度数法[DEG]であり、前記正解データに含まれる角度モードの弧度法[RAD]と異なると判断される(ステップT20(No))。
すると、図9(B4)に示すように、前記受信データの固有IDに対応付けられて登録されている前記生徒1用の関数電卓10FB1のユーザ名「あきら」と、前記正解データの角度モード[RAD]と異なると判断された前記受信データの角度モード[DEG]とに基づいて、前記受信データと正解データとの不一致を示すマーク[×]を表記して基本設定の修正を促す基本設定誤りメッセージ「あきらの回答を受信しました。角度設定が、DEGです。RADに修正しますか?「はい」「いいえ」」m3が表示される(ステップT21)。
前記基本設定誤りメッセージm3の表示において、「はい」がタッチ操作されることで、前記生徒1用の関数電卓10FB1の基本設定データを前記正解データの基本設定データに変更する指示が為されたと判断されると(ステップT22(Yes))、当該正解データの基本設定データ(角度モード[RAD]含む)が前記生徒1用の関数電卓10FB1に設定変更データとして送信される(ステップT23)。
前記生徒1用の関数電卓10FB1において、前記タブレット端末20から送信された設定変更データが受信されると(ステップD5(Yes))、当該設定変更データとして受信された前記正解データの基本設定データ(角度モード[RAD]含む)が、前記設定データエリア14cに設定されている基本設定データ(角度モード[DEG]含む)に上書きされて設定(修正)される(ステップD6)。
すると、前記生徒1用の関数電卓10FB1において、前記設定データエリア14cに変更されて設定された前記正解データの基本設定データに応じた設定データ(角度モード[RAD]を含む)と前記入力データエリア14dに記憶されている入力データ(積分の計算式、変数の数値「A=2」、他)に基づいて再計算が実行される(ステップS5)。
そして、図9(A4)に示すように、角度モード[RAD]に変更して再計算された前記積分の計算式「∫(0-π/2A)cos(Ax)dx」と計算結果「1/2」が表示される(ステップS6)。
ここで、前記タブレット端末20において、前記同様に、前記生徒1用の関数電卓10FB1と通信接続してベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なうと(ステップT12,T13)、前記生徒1用の関数電卓10FB1からの受信データと前記正解データの計算結果データとが比較され何れも同じ「1/2」と判断される(ステップT14→T16→T20→T24(Yes))。
すると、図9(B5)に示すように、前記受信データの固有IDに対応付けられて登録されている前記生徒1用の関数電卓10FB1のユーザ名「あきら」と、前記受信データと正解データとの一致を示すマーク[○]を表記した正解メッセージm4が表示される(ステップT26)。
これにより、前記生徒1用の関数電卓10FB1で行った回答のための計算操作が、前記角度モードの設定について誤っていた場合でも、当該関数電卓10FB1に前記タブレット端末20を近付けて通信接続し、前記ベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なうだけで、何が誤りであるかを容易に確認して当該生徒1「あきら」を適切に指導できるばかりでなく、正しい設定データを送って正しい計算の内容で再計算を行わせることでき、当該再計算の結果についても容易に正誤判定して確認することができる。
また、前記生徒2用の関数電卓10FB2により前記教師の出した問題(基本計算モードでの積分計算)に対する回答としての計算操作が行われたものの、図9(A5)に示すように、前記基本計算モードとは異なる数表計算モードでの関数式f(x),g(x)の計算が行われた状態で、前記同様に、前記タブレット端末20において、前記生徒2用の関数電卓10FB2と通信接続してベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なう(ステップT12,T13)。
すると、前記生徒2用の関数電卓10FB2からの受信データに含まれる設定データの計算モード(表計算モード)は、前記正解データに含まれる設定データの計算モード(基本計算モード)と異なると判断される(ステップT16(No))。
すると、図9(B6)に示すように、前記受信データの固有IDに対応付けられて登録されている前記生徒2用の関数電卓10FB2のユーザ名「ひとみ」と、前記正解データの計算モード(基本計算モード)と異なると判断された前記受信データの計算モード(数表計算モード)とに基づいて、前記受信データと正解データとの不一致を示すマーク[×]を表記して計算モードの修正を促す計算モード誤りメッセージ「ひとみの回答を受信しました。計算モードが、数表計算モードです。基本計算モードに修正して正しい計算式を送信しますか?「はい」「いいえ」」m5が表示される(ステップT17)。
前記計算モード誤りメッセージm5の表示において、「はい」がタッチ操作されることで、前記生徒2用の関数電卓10FB2に対して前記正解データの計算モードと入力データを送信する指示が為されたと判断されると(ステップT18(Yes))、当該正解データの計算モード(基本計算モード)と入力データ(積分の計算式、変数の数値「A=2」)が前記生徒2用の関数電卓10FB2に設定変更データとして送信される(ステップT19)。
前記生徒2用の関数電卓10FB2において、前記タブレット端末20から送信された設定変更データが受信されると(ステップD5(Yes))、当該設定変更データとして受信された前記正解データの計算モード(基本計算モード)と入力データ(積分の計算式、変数の数値「A=2」)が、前記設定データエリア14cに記憶されている設定データ(数表計算モードを含む)と前記入力データエリア14dに記憶されている入力データ(f(x),g(x)の関数式を含む)に上書きされて設定(修正)される(ステップD6)。
すると、前記生徒2用の関数電卓10FB2において、図9(A6)に示すように、前記設定データエリア14cに変更されて設定された前記正解データの設定データ(数表計算モードを含む)と前記入力データエリア14dに変更されて記憶された入力データ(積分の計算式、変数の数値「A=2」)に基づいた表示に変更され、再計算が実行される(ステップS5)。
これにより、前記生徒2用の関数電卓10FB2で行った回答のための計算操作が、前記計算モードの設定から誤っていた場合でも、当該関数電卓10FB2に前記タブレット端末20を近付けて通信接続し、前記ベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なうだけで、何が誤りであるかを容易に確認して当該生徒2「ひとみ」を適切に指導できるばかりでなく、正しい設定データや入力データを送って当該生徒2「ひとみ」による回答操作の進捗を適切に支援することができる。
(実施例2)
次に、前記教師用の関数電卓(情報表示装置)10FAにより表計算モードで作成した作業データを前記タブレット端末(通信機器)20により正解データとして保存する動作について説明する。
図10は、前記関数電卓10F(教師用10FA)の情報表示制御処理に従った表計算モードでの動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。
図11は、前記教師用の関数電卓10FAにより表計算モードで作成する問題に応じた正解データSDを示す図である。
ここでの問題は、「あるクラス40人の生徒の体重を測って、体重A、人数Bとする度数分布表ができた。これについて体重の平均を求めよ。」であり、各生徒に求める作業内容は、「合計の体重をセルC11に書いて、セルB11とセルC11の結果を用いた回答式をセルA12に書く事。」である。
前記教師用の関数電卓10FAにおいて、前記基本設定データ(角度モード、丸めモード、表示モード等)を設定した後に(ステップS1)、図10(A1)に示すように、計算モード設定画面G1の[8]を指定して計算モードを表計算(SPREAD SHEET)モードに設定し(ステップS2)、図10(A2)〜(A4)に示すように、表計算画面G3の各セルA1〜A11、B1〜B11、C1〜C11に前記正解データSD(図11参照)に応じた体重、人数、体重毎の合計値(合計式)、人数の合計値(合計式)、全体重の合計値(合計式)を入力して表示させる(ステップS3,S4)。
そして、図10(A5)に示すように、前記表計算画面G3のセルA12において前記全体重の平均を求める計算式「=C11÷B11」を入力して計算実行し、計算結果「44.975」を表示させる(ステップS5,S6)。
ここでは、前記基本設定データと計算モード(表計算モード)を含む設定データが前記設定データエリア14cに記憶され、前記表計算画面G3に表示させた表と各セルの数値や合計式が入力データエリア14dに記憶される。そして、前記計算式「=C11÷B11」が前記計算結果データエリア14eに記憶される。
こうして、前記教師用の関数電卓10FAにより計算処理した前記設定データと入力データと計算結果データを含む作業データを正解データとして前記タブレット端末20に保存するため、図10(B1)に示すように、前記タブレット端末20において、前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動させる。
前記タブレット端末20において、前記(実施例1)と同様に、前記動作選択メニューの「正解データ受信処理」が選択され、図10(B2)に示すように、当該タブレット端末20を前記教師用の関数電卓10FAに接近させて通信接続させると(ステップT1(Yes))、当該タブレット端末20から前記教師用の関数電卓10FAに対して、正解(模範)データとなる作業データの送信依頼が送信される(ステップT2)。
前記教師用の関数電卓10FAにおいて、前記タブレット端末20から送信された正解(模範)データとなる作業データの送信依頼が受信されると(ステップD1(Yes))、前記同様に、当該関数電卓10FAの固有IDを対応付けて、前記図11で示した表計算の正解データSDに応じて前記設定データエリア14cに記憶されている設定データと、前記入力データエリア14dに記憶されている入力データと、前記計算結果データエリア14eに記憶されている計算結果データとを含む作業データが前記タブレット端末20に送信される(ステップD2)。
前記タブレット端末20において、前記教師用の関数電卓10FAから送信された固有IDと作業データが受信されると(ステップT3)、受信完了メッセージmが表示され、当該受信された前記関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名が前記メモリ23内に既に登録されているか否か判断される(ステップT4)。
ここでは、前記教師用の関数電卓10FAの固有IDに対応するユーザ名「まりこ先生」が前記メモリ23内に登録されていると判断されるので(ステップT4(Yes))、当該ユーザ名と受信日時とに対応付けて、前記受信された作業データが、前記バックアップデータエリア23dに正解データX2として記憶され保存される(ステップT7)。
そして、図10(B3)に示すように、前記バックアップデータエリア23dに保存された各正解データX1,X2を含むバックアップデータ一覧LBが、ユーザ名と受信日時とに対応付けられて表示される(ステップT8)。
ここで、前記教師は生徒に対して、前記図10(A1)〜(A5)で行った表計算により体重の平均値を求める計算を、生徒の関数電卓10FBで行なうように問題を出す。
次に、前記(実施例1)と同様に、生徒用の関数電卓(情報表示装置)10FB(生徒1の関数電卓10FB1/生徒2の関数電卓10FB2とする)により回答した作業データを、前記タブレット端末20に保存した正解(模範)データに基づいて、正誤判定する動作について説明する。
図12は、前記関数電卓10F(生徒用10FB)の情報表示制御処理に従った各生徒(1,2)の操作(実施例2)に応じた動作状態とタブレット端末20の動作状態を示す図である。
前記生徒1用の関数電卓10FB1において、前記教師が出した問題に従い、前記基本設定データ(角度モード、丸めモード、表示モード等)を設定した後に(ステップS1)、図12(A1)(A2)に示すように、計算モードを表計算(SPREAD SHEET)モードに設定し(ステップS2)、表計算画面G3の各セルA1〜A11、B1〜B11、C1〜C11に前記問題に応じた体重、人数、体重毎の合計値(合計式)、人数の合計値(合計式)、全体重の合計値(合計式)を入力して表示させる(ステップS3,S4)。
そして、図12(A3)に示すように、前記表計算画面G3のセルA12において前記全体重の平均を求める計算式「=C11÷B11」を入力して計算実行し、計算結果「44.975」を表示させる(ステップS5,S6)。
ここで、前記(実施例1)と同様に、前記生徒1用の関数電卓10FB1により前記教師の出した問題に対する回答としての計算処理が行われる過程において、前記タブレット端末20により前記回答の正誤判定を行なうため、図12(B1)に示すように、前記専用アプリケーションプログラム(EDUCATIONプログラム23c)を起動させる。
そして、前記表示出力部21に表示された動作選択メニュー(図示せず)から「ベリファイ(照合)処理」を選択し(ステップT9(Yes))、前記バックアップデータ一覧LBとして表示された正解データの中から、前記生徒1用の関数電卓10FB1の回答を正誤判定したい問題の正解データ(ここでは、まりこ先生の[正解]20160215:16:15)X2を選択して指定する(ステップT10,T11)。
そして、図12(B2)に示すように、前記タブレット端末20を前記生徒1用の関数電卓10FB1に接近させて通信接続させる。
すると、前記タブレット端末20から前記生徒1用の関数電卓10FB1に対して、ベリファイ(照合)通知(ベリファイ(照合)のための作業データの送信依頼)が行われる(ステップT12)。
ここで、前記生徒1用の関数電卓10FB1において、例えば前記図12(A1)又は(A2)で示したように、前記表計算画面G3での各セルA1〜A11、B1〜B11、C1〜C11に対する体重、人数、体重毎の合計値等の入力中である計算処理の回答途中で、前記タブレット端末20によるベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なおうとした場合には、前記関数電卓10FB1からの受信データ(ステップD3,D4(ステップT13))には計算結果データが含まれない、つまり、前記生徒1用の関数電卓10FB1による回答のための表計算処理は完了していないと判断される(ステップT14(No))。
この場合、図12(B3)に示すように、前記タブレット端末20の表示出力部21には、前記生徒1用の関数電卓10FB1について計算途中であることの報知メッセージ「電卓はデータの入力中です。計算結果の算出後に、正誤判定します。」m2が表示される(ステップT15)。
一方、前記図12(A3)で示したように、前記生徒1用の関数電卓10FB1による回答のための表計算処理が完了した状態で、図12(B2)で示したように、前記生徒1用の関数電卓10FB1に前記タブレット端末20を通信接続させて、当該タブレット端末20によるベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なおうとした場合には(ステップT9〜T12(ステップD3,D4))、前記関数電卓10FB1からの受信データに計算結果データ「44.975(=C11÷B11)」が含まれると判断される(ステップT14(Yes))。
すると、前記受信データと前記正解データとは、計算モードが表計算モードで同じ(ステップT16(Yes))、基本設定データが同じ(ステップT20(Yes))、計算結果データが同じ(ステップT24(Yes))と判断され、図12(B4)に示すように、前記受信データの固有IDに対応付けられて登録されている前記生徒1用の関数電卓10FB1のユーザ名「あきら」と、前記受信データと正解データとの一致を示すマーク[○]を表記した正解メッセージm4が表示される(ステップT26)。
なお、前記タブレット端末20でのベリファイ(照合)処理の正誤判定に応じて、前記図12(B4)で示したように表示させた正解メッセージm4は、例えば正解通知を前記生徒1用の関数電卓10FB1に送信することで、当該関数電卓10FB1においても、図12(A4)に示すように、正解通知メッセージmtとして表示させてもよい。
次に、図12(A5)に示すように、前記生徒2用の関数電卓10FB2により前記教師の出した問題(表計算により体重の平均値を求める問題)に対する回答としての計算操作が行われたものの、前記表計算画面G3のセルA12に入力されて表示された計算結果「179.9(=C11÷10)」が誤っている状態で、前記同様に、前記タブレット端末20において、前記生徒2用の関数電卓10FB2と通信接続してベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なう(ステップT12,T13)。
すると、前記生徒2用の関数電卓10FB2からの受信データと前記正解データとは、計算モードが表計算モードで同じ(ステップT16(Yes))、基本設定データが同じ(ステップT20(Yes))と判断されるものの、計算結果データが異なる(ステップT24(No))と判断され、図12(B5)に示すように、前記受信データの固有IDに対応付けられて登録されている前記生徒2用の関数電卓10FB2のユーザ名「ひとみ」と、前記受信データと正解データとの不一致を示すマーク[×]を表記した不正解メッセージm6が表示される(ステップT25)。
なお、前記タブレット端末20でのベリファイ(照合)処理の正誤判定に応じて、前記図12(B5)で示したように表示させた不正解メッセージm6は、例えば不正解通知を前記生徒2用の関数電卓10FB2に送信することで、当該関数電卓10FB2においても、図12(A6)に示すように、不正解通知メッセージmfとして表示させてもよい。
これにより、教師が出した問題に対する回答としての計算操作を前記各生徒1,2,…の関数電卓10FB1,FB2,…によりそれぞれ行っている過程でも、適宜任意の生徒の関数電卓10FBに前記タブレット端末20を近付けて通信接続し、前記ベリファイ(照合)処理の正誤判定を行なうだけで、前記計算操作の途中である場合は計算途中であることの報知メッセージm2を表示させ、またその計算結果が正しい場合には前記正解メッセージm4を表示させ、またその計算結果が誤りである場合には前記不正解メッセージm6を表示させ、各生徒それぞれの回答の状態に応じた正誤判定の結果を容易に確認することができる。
なお、前記(実施例2)で説明したように、前記正解データが表計算モードでの計算処理に対応した作業データである場合でも、前記正誤判定の対象である生徒の関数電卓10FBからの受信データに含まれる計算モードの設定データが、前記表計算モードとは異なる設定データあった場合には、前記(実施例1)で説明したのと同様に、前記正解データの表計算モードと入力データ(表計算画面G3で入力した各セルの数値や合計式)を前記生徒の関数電卓10FBに送信することで(ステップT16〜T19)、当該生徒の関数電卓10FBにおいて、適切かつ速やかに正しい内容の計算処理を再実行させることができる。
したがって、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20によれば、教師用関数電卓10FAの計算処理に応じた計算モードと基本設定データと入力データと計算結果データを含む作業データを、正解データ受信処理の動作が選択されたタブレット端末20と通信接続することで、当該タブレット端末20に前記教師用関数電卓10FAの作業データを送信して生徒用関数電卓10FBでの作業データを正誤判定するための正解データとして保存する。
そして、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20をベリファイ(照合)処理の動作を選択して通信接続させると、当該生徒用関数電卓10FBでの計算処理に応じた作業データが前記タブレット端末20に送信され、前記タブレット端末20では、前記生徒用関数電卓10FBからの受信データ(作業データ)に計算結果データが含まれる場合は、当該受信データと前記正解データとを比較し、同じである(正しい)場合には正解メッセージm4を表示させ、異なる(誤りの)場合には不正解メッセージm6を表示させる。また、前記生徒用関数電卓10FBからの受信データ(作業データ)に計算結果データが含まれない場合は、計算途中であることの報知メッセージm2を表示させる。
これにより、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20を近付けて通信接続させるだけで、当該生徒用関数電卓10FBでの回答作業の進捗に応じて、計算途中であること、計算結果が正解であること又は不正解であること等、適切な情報を出力することが可能になる。
また、前記構成の情報表示装置としての関数電卓10Fと通信機器としてのタブレット端末20によれば、前記タブレット端末20における前記生徒用関数電卓10FBからの受信データと前記正解データとの比較は、各データに含まれる計算モード同士、基本設定データ同士、計算結果データ同士で比較する。
そして、前記受信データと正解データの計算モードが異なる場合には、計算モード誤りメッセージm5を表示させ、前記正解データの計算モードと入力データを前記生徒用関数電卓10FBに設定変更データとして送信し、当該生徒用関数電卓10FBに設定された計算モードと入力データを変更する。
これにより、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20を近付けて通信接続させるだけで、計算モードが誤りであることを容易に確認して前記生徒を適切に指導でき、さらに正しい計算モードの設定データと入力データを送って当該生徒による回答操作の進捗を適切に支援することができる。
さらに、前記受信データと正解データの基本設定データが異なる場合には、基本設定誤りメッセージm3を表示させ、前記正解データの基本設定データを前記生徒用関数電卓10FBに設定変更データとして送信し、当該生徒用関数電卓10FBに設定された基本設定データを変更する。
これにより、前記生徒用関数電卓10FBに前記タブレット端末20を近付けて通信接続させるだけで、基本設定が誤りであることを容易に確認して前記生徒を適切に指導でき、さらに正しい基本設定データを送って正しい計算の内容で速やかに再計算を行わせることできる。
なお、前記各実施形態において記載した情報表示装置(10F/10FA/10FB)と通信機器(20)による各処理の手法、すなわち、図5(A)のフローチャートに示す情報表示制御処理、図5(B)のフローチャートに示す情報表示制御処理(通信割込み処理)、図6,図7のフローチャートに示す通信処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークNに接続された電子機器のコンピュータに通信部によって取り込むことで、前述した正解である作業データの保存機能、回答である作業データのベリファイ(照合)機能、前記回答である作業データの変更(修正)機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
計算結果を含む第1の作業データを記憶している第1作業データ記憶手段と、
情報表示装置から第2の作業データを受信する作業データ受信手段と、
前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する比較結果出力手段と、
前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する作業中報知手段と、
を備えたことを特徴とする通信機器。
[2]
前記第1の作業データは第1の計算モードを含み、
前記第2の作業データは第2の計算モードを含み、
前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の計算モードが前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと異なる場合に、計算モードが異なる旨を報知する計算モード報知手段を有する、
ことを特徴とする[1]に記載の通信機器。
[3]
前記第1の作業データは第1の設定データを含み、
前記第2の作業データは第2の設定データを含み、
前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の設定データが前記第1の設定データと異なる場合に、設定データが異なる旨を報知する設定データ報知手段を有する、
ことを特徴とする[1]又は[2]に記載の通信機器。
[4]
前記第1の作業データは第1の入力データを含み、
前記第2の作業データは第2の入力データを含み、
前記第2の作業データに含まれる第2の計算モードが前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと異なる場合に、前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと第1の入力データを、前記情報表示装置に送信する入力データ送信手段を有する、
ことを特徴とする[2]に記載の通信機器。
[5]
前記第2の作業データに含まれる第2の設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと異なる場合に、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データを、前記情報表示装置に送信する設定データ送信手段を有する、
ことを特徴とする[4]に記載の通信機器。
[6]
前記作業データ受信手段は、近距離無線通信による受信手段である、ことを特徴とする[1]乃至[5]の何れかに記載の通信機器。
[7]
第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
第2の作業データを記憶している通信機器から前記第1の作業データの送信依頼を受信する送信依頼受信手段と、
前記送信依頼受信手段による送信依頼の受信に応じて、前記作業データ記憶手段に記憶された第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、
前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第1の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記第2の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する変更データ受信手段と、
を備えたことを特徴とする情報表示装置。
[8]
前記第1の作業データは第1の計算モードと第1の入力データを含み、
前記第2の作業データは第2の計算モードと第2の入力データを含み、
前記変更データ受信手段は、前記通信機器から受信する、前記第1の作業データを前記第2の作業データに対応させて変更するための変更データとして、前記第2の作業データに含まれる前記第2の計算モードと前記第2の入力データを受信する、
ことを特徴とする[7]に記載の情報表示装置。
[9]
前記送信依頼受信手段又は前記作業データ送信手段又は変更データ受信手段は、近距離無線通信手段を備える、ことを特徴とする[7]又は[8]に記載の情報表示装置。
[10]
通信機器を制御するための通信方法であって、
計算結果を含む第1の作業データを記憶し、
情報表示装置から第2の作業データを受信し、
前記受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力し、
前記受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する、
ことを特徴とする通信方法。
[11]
情報表示装置を制御するための情報表示方法であって、
第1の作業データを記憶し、
第2の作業データを記憶している通信機器から前記第1の作業データの送信依頼を受信し、
前記送信依頼の受信に応じて、前記記憶された第1の作業データを前記通信機器に送信し、
前記通信機器に送信した第1の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記記憶した第1の作業データを前記第2の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する、
ことを特徴とする情報表示方法。
[12]
通信機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
計算結果を含む第1の作業データを記憶している第1作業データ記憶手段と、
情報表示装置から第2の作業データを受信する作業データ受信手段と、
前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する比較結果出力手段と、
前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する作業中報知手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[13]
情報表示装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
第2の作業データを記憶している通信機器から前記第1の作業データの送信依頼を受信する送信依頼受信手段と、
前記送信依頼受信手段による送信依頼の受信に応じて、前記作業データ記憶手段に記憶された第1の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、
前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第1の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記作業データ記憶手段により記憶した第1の作業データを前記第2の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する変更データ受信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
10F…情報表示装置(関数電卓)
10D…情報表示装置(電子辞書装置)
11 …キー入力部
111…数値・演算記号キー群
112…関数機能キー群
113…モード設定キー群
114…カーソルキー
12 …表示出力部
13 …CPU
14 …メモリ
14a…表示制御プログラム
14b…固有ID
14c…設定データエリア
14d…入力データエリア
14e…計算結果データエリア
16 …無線通信部
20 …通信機器(カメラ付きタブレット端末等)
21 …表示出力部
22 …CPU
23 …メモリ
23a…通信機器制御プログラム
23b…QRコードリーダプログラム
23c…EDUCATIONプログラム
23d…バックアップデータエリア
23e…ワークデータエリア
25 …タッチ入力部
26 …カメラ部
27 …無線通信部
28 …近距離無線通信部
30 …計算サーバ
N …通信ネットワーク(Web)
G1 …計算モード設定画面
G2 …角度モード設定画面
G3 …表計算画面
LB …バックアップデータ一覧
m …受信完了メッセージ
m1 …正解データ選択メッセージ
m2 …計算途中報知メッセージ
m3 …基本設定誤りメッセージ
m4 …正解メッセージ
m5 …計算モード誤りメッセージ
m6 …不正解メッセージ

Claims (14)

  1. 計算結果を含む第1の作業データを記憶している第1作業データ記憶手段と、
    情報表示装置から第2の作業データを受信する作業データ受信手段と、
    前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する比較結果出力手段と、
    前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する作業中報知手段と、
    を備えたことを特徴とする通信機器。
  2. 前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記第1の基本設定データを前記情報表示装置に送信する基本設定データ送信手段を更に備え、
    前記比較結果出力手段は、前記作業データ受信手段により前記情報表示装置から受信された、前記基本設定データ送信手段により送信された前記第1の基本設定データに基づいて再計算された第3の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第3の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する
    ことを特徴とする請求項1の通信機器。
  3. 前記第1の作業データは第1の計算モードを含み、
    前記第2の作業データは第2の計算モードを含み、
    前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の計算モードが前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと異なる場合に、計算モードが異なる旨を報知する計算モード報知手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  4. 前記第1の作業データは第1の設定データを含み、
    前記第2の作業データは第2の設定データを含み、
    前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の設定データが前記第1の設定データと異なる場合に、設定データが異なる旨を報知する設定データ報知手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  5. 前記第1の作業データは第1の入力データを含み、
    前記第2の作業データは第2の入力データを含み、
    前記第2の作業データに含まれる第2の計算モードが前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと異なる場合に、前記第1の作業データに含まれる第1の計算モードと第1の入力データを、前記情報表示装置に送信する入力データ送信手段を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  6. 前記第2の作業データに含まれる第2の設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の設定データと異なる場合に、前記第1の作業データに含まれる第1の設定データを、前記情報表示装置に送信する設定データ送信手段を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  7. の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
    の作業データを記憶している通信機器から前記第の作業データの送信依頼を受信する送信依頼受信手段と、
    前記送信依頼受信手段による送信依頼の受信に応じて、前記作業データ記憶手段に記憶された第の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、
    前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第の作業データが計算結果を含み且つ前記第の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記作業データ記憶手段により記憶した第の作業データを前記第の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する変更データ受信手段と、
    を備え、
    前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第2の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記通信機器から受信した前記変更データにより前記第1の基本設定データに対応して変更された前記第2の基本設定データに基づいて再計算を行って、計算結果データの第3の作業データを前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信する
    ことを特徴とする情報表示装置。
  8. 前記第1の作業データは第1の計算モードと第1の入力データを含み、
    前記第2の作業データは第2の計算モードと第2の入力データを含み、
    前記変更データ受信手段は、前記通信機器から受信する、前記第の作業データを前記第の作業データに対応させて変更するための変更データとして、前記第の作業データに含まれる前記第の計算モードと前記第の入力データを受信する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報表示装置。
  9. 通信機器を制御するための通信方法であって、
    計算結果を含む第1の作業データを記憶し、
    情報表示装置から第2の作業データを受信し、
    前記受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力し、
    前記受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する、
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記第1の基本設定データを前記情報表示装置に送信し、
    前記情報表示装置から受信された、前記第1の基本設定データに基づいて再計算された第3の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第3の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  11. 情報表示装置を制御するための情報表示方法であって、
    の作業データを記憶し、
    の作業データを記憶している通信機器から前記第の作業データの送信依頼を受信し、
    前記送信依頼の受信に応じて、前記記憶された第の作業データを前記通信機器に送信し、
    前記通信機器に送信した第の作業データが計算結果を含み且つ前記第の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記記憶した第の作業データを前記第の作業データに対応させて変更するための変更データを受信
    前記通信機器に送信した第2の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記通信機器から受信した前記変更データにより前記第1の基本設定データに対応して変更された前記第2の基本設定データに基づいて再計算を行って、計算結果データの第3の作業データを前記通信機器に送信する
    ことを特徴とする情報表示方法。
  12. 通信機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    計算結果を含む第1の作業データを記憶している第1作業データ記憶手段と、
    情報表示装置から第2の作業データを受信する作業データ受信手段と、
    前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力する比較結果出力手段と、
    前記作業データ受信手段により受信された第2の作業データに計算結果が含まれていない場合に、前記計算結果が含まれていないことに対応した情報を報知する作業中報知手段、
    として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  13. 前記コンピュータを、
    前記比較結果出力手段は、前記受信された第2の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果として、前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記第1の基本設定データを前記情報表示装置に送信する基本設定データ送信手段、
    として更に機能させ、
    前記比較結果出力手段は、前記作業データ受信手段により前記情報表示装置から受信された、前記基本設定データ送信手段により送信された前記第1の基本設定データに基づいて再計算された第3の作業データに計算結果が含まれている場合に、前記受信された第3の作業データと前記第1の作業データとを比較した比較結果を出力させるように機能させる
    請求項12に記載のプログラム。
  14. 情報表示装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    の作業データを記憶している作業データ記憶手段と、
    の作業データを記憶している通信機器から前記第の作業データの送信依頼を受信する送信依頼受信手段と、
    前記送信依頼受信手段による送信依頼の受信に応じて、前記作業データ記憶手段に記憶された第の作業データを前記通信機器に送信する作業データ送信手段と、
    前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第の作業データが計算結果を含み且つ前記第の作業データと異なる場合に、前記通信機器から前記作業データ記憶手段により記憶した第の作業データを前記第の作業データに対応させて変更するための変更データを受信する変更データ受信手段、
    として機能させ、
    前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信した第2の作業データが計算結果を含み且つ前記第2の作業データに含まれる第2の基本設定データが前記第1の作業データに含まれる第1の基本設定データと異なる場合に、前記通信機器から受信した前記変更データにより前記第1の基本設定データに対応して変更された前記第2の基本設定データに基づく再計算の計算結果データである第3の作業データを前記作業データ送信手段により前記通信機器に送信させる
    ためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
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