JP6720505B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
そして、この遊技場で発生するトラブルは多様に存在しており、上記した設備機器におけるトラブル以外にも、人為的なトラブルとして意図的に遊技機に何らかの仕掛けを施して、不正に大当たりを発生させ、遊技機から遊技媒体を搾取するような行為(所謂ゴト行為)を行う犯罪が後を絶たない。そのため、ゴト行為が行われていないかを監視するのも従業員にとって大事な業務の一つとなっている。
また、特許文献3には、画像処理装置が、遊技動作異常が発生しているか否かを判断し、遊技動作異常が発生している場合は、警告による報知を実行させるための報知用制御信号をホールコンピュータやインカムに対して送信する装置が提供されている。
そのため、ゴト行為を含む機器等のトラブルが発生しても、来店客が遊技しているエリアに居る従業員には、インカム等の音声で報知される場合が多く、遊技場内のBGMや来店客との接客によりトラブル情報を聞き逃すことも多々あった。
また、他店や系列店でゴト行為又は何らかのトラブルを起こした者や、その疑いのある者として登録されているような者が入店してきた場合、事務所内の装置を操作している責任者が、事務所内にある画像処理装置等のモニタで認識できても、来店客が遊技しているエリアに居る従業員に対して、その人物の特徴等の情報を迅速かつ正確に伝達することは困難な状況であった。
また、ゴト行為は、様々な手口が使われており、遊技場内での従業員の通話の傍受やシステムへ侵入し、通話又は通信の妨害等を起こし、その混乱に乗じて仕掛けをする行為等があり、通話の傍受やシステムへの侵入に対してセキュリティを高めることも必要であった
。
遊技場用システムを、図1及び図2を参照して説明する。図1は、遊技場1の一部を表した概要図である。図2は、遊技場1における遊技場用システムの構成図である。
遊技場1は、管理エリア2と遊技エリア3とに分かれている。遊技エリア3は、島設備HSにパチンコ機Pやスロット機Sが設置されており、来店客Mがこれら遊技機にて遊技するエリアである。ここで、遊技機には、パチンコ機Pやスロット機Sの他にパチンコ玉を媒体にしてスロット機Sのような遊技が行われる所謂パロット機やパチンコ玉を機械に封入した封入式パチンコ機やカジノ施設で使用されるスロットマシーンも含まれる。
また、遊技エリア3には、監視カメラ61が複数台設けられており、遊技をしている来店客Mを捉えるように通路の延長線上の天井に取り付けられている。また、監視カメラ61は、遊技場の入り口付近、景品交換場、両替機、金庫及び 計数器JCに向けて設置されている。監視カメラ61は、遊技台1台に対して1台監視するように設けても良く、台情報表示装置K、玉貸機PT又はメダル貸機CTに1台毎設けても良い。
複数の監視カメラ61を備えた監視カメラシステム60は、CPU、ROM、RAM及び
ハードディスクが内蔵され、各監視カメラ61の映像を監視カメラシステム60の録画サーバ64に録画している。
通信サーバ10は、CPU、ROM、RAM及びハードディスクが内蔵され、後述する通信及び通話を行うための主要なプログラムが保存されている。この通信サーバ10を操作するための操作用端末11は、CPU、ROM、RAM及びハードディスクが内蔵され、外にはモニタが取り付けられている。操作用端末11は、通話及び通信する親機しての操作機能や通信サーバ10の設定等を行うインターフェース画面が設けられている。
次に遊技場用システムに使用される各機器の接続について図1及び図2を参照して説明する。
パチンコ機Pやスロット機Sの情報端子盤Iからの信号として接点信号やパルス信号で出力されたデータを変換し、ホールコンピュータ90に送信するために、遊技機に対し2台に1台又は1台に対して1台の台コンピュータ93が設けられている。また、台コンピュータ93は、玉貸し機STやメダル貸機CT等の売り上げのデータも収集している。台コンピュータ93は、島内配線92によって島設備HSの終端にある島コンピュータ91へシリアル信号等に変換し信号を送っている。また台コンピュータ93は、台情報表示装置Kにも接続されており、来店客Mが所望するデータを送信している。本実施形態では、各遊技機から台コンピュータ93を経由して台情報表示装置Kにデータを送信しているが、各遊技機から台情報表示装置Kにデータを送信して島コンピュータ93にデータを送信するように接続しても良い。
島内配線92及び島配線95は、ツイスト線やRS232C、RS422、RS485や光ケーブル等を、ノイズや伝搬距離等を考慮して採用しており、用途に合わせて適宜変更して使用される。また、島コンピュータ91や台コンピュータ93は、CPU、ROM及びRAMを搭載しており、信号変換や各機器のデータを収集してホールコンピュータ90に送信するための通信処理を行っている。
各監視カメラ61は、LANケーブル、同軸ケーブル、光ケーブル等を使用したカメラ配線63にてカメラ用ハブ65に接続されている。
管理エリア2にある顔認証サーバ80、通信サーバ10、監視カメラシステム60、操作用端末11及びホールコンピュータ90は、スイッチングハブ7を介しLANケーブルを採用した接続配線8にて接続されている。
上述した各機器から得られたデータの主な流れを、図3を参照して説明する。図3は、遊技場用システムのネットワーク上の主なデータの流れを示すブロック図である。通信サーバ10は、主にデータを送受信するサーバであり、各機器からのデータを処理し通信及び通話を行っている。
無線ルータ5と携帯端末装置40とは、無線LANにて無線接続されており、IEEE802.11a・11b・11g・11n・11ac等の規格が使用され、混線の少ない5GHz帯の周波数帯が使用されている。また、5GHz帯の周波数帯の他に、2.4GHz帯の無線通信であっても良く、混線等の状況に応じて選択することも可能である。また、その他の無線通信として、例えば、無線電話回線やBluetooth(登録商標)等の無線通信であっても良い。
そして、通話及びデータ転送に関する通信を、同一の回線によって行っており、通話及び通信の際に発生する盗聴やデータ傍受に関するセキュリティを同一のレベルに高めることができる。そのため、セキュリティにかかる費用やソフト制作にかかる費用を安価に抑えることができる。
後述するアラーム情報は、主に携帯端末装置40へ送られ、従業員に注意喚起を行うために報知される情報である。アラーム情報は、テキスト表示、画像表示及び音声にて報知される。
通信サーバ10は、操作用端末11を親機としてIP電話サーバ22を通じて携帯端末装置40と通話するIP電話親機プログラム23を設けている。
尚、保存するデータは、テキストデータとしたがコードデータであっても良く、携帯端末装置40に送信されるまで又は表示されるまでに、テキストデータに変換できればよい。
通信サーバ10は、監視カメラシステム60に設けられている監視カメラ操作用端末62を操作する監視カメラ端末プログラム66の要求に応じて指令を行い、かつホールコンピュータ90から信号をブリッジサーバ21に送信するVMC指令プログラム28を設けている。
通信サーバ10は、顔認証サーバ80と連携し、監視カメラ端末プログラム66の要求に応じて顔認証サーバ80のデータを保存する画像サーバ26を設けている。
上述したプログラムを使用して通話及びアラーム情報等のデータの通信を行うソフトウエアの構成を、図4を参照して説明する。
通信サーバ10は、通話及び通信を行うソフトウエアとしてSIPサーバ35、管理ツール32、アラーム情報バックアップツール34及びアラーム情報音声配信31で構成されている。
携帯端末装置40及び親機となる操作用端末11は、通信、通話及び表示を行うソフトウエアとしてSIPクライアント36・37を備えている。SIPクライアント36は、親機又は携帯端末装置40間の通話、通話の発着信及びアラーム情報等の表示を行っている。
上述したソフトウエアを動かすためのインターフェース画面を、図5乃至図32を参照して説明する。
最初に、図5乃至図13を参照して管理ツール33の操作用端末11のモニタ画面13上に表示されるインターフェース画面について説明する。図5は、管理ツール33のインターフェース画面の遷移図である。
操作用端末11のモニタ画面13上にて、管理ツール33のアプリケーションソフト100を起動するとログイン画面101が現れる。ログイン画面101にあるインポート画面106からは、アラーム情報等のデータベースの情報をインポートすることができる。
とキャンセルボタン119が設けられている。確定ボタン118を押下すると、データベースへのデータの更新を行い、キャンセルボタン119を押下すると、メニュー画面102に戻る。
信号の種類として、パチンコ機Pやスロット機Sの枠が解放されたときに発信されるドアオープン信号、パチンコ機Pのガラス枠が解放されたときに発信されるガラスオープン信号、ゴトの疑いがある場合として磁気センサーや電波センサー等が作動したときの信号、来店客Mが台情報表示装置Kで呼出し行為をしたときの呼出に関する信号、玉貸し機PT、メダル貸機CT、計数器JC及び島設備HSの中に収められている遊技媒体を搬送補給するための機器の異常信号及び両替機の異常信号等が挙げられる。
また、監視カメラシステム60から送信されるイベントコードは、顔認証サーバ80からの情報をトリガーとし要注意人物MBが店内にいることを報知するコードや監視カメラシステム60で発見したゴト発生を放置するコード等がある。
これらデータは、DBサーバ25のデータベースに保存されており、その他には後述する図41及び図42に示す内容のデータが保存されている。
尚、イベントコードは、ホールコンピュータ90に接続される機器だけでなく、遊技エリア3に設置されている各機器の情報をイベントコードとして取り込むことも可能である。
チェックするだけの簡単な設定であると同時に、個々のイベントコード毎に設定できるため、従業員は極め細かな設定が簡単にできる。
アラーム情報は、グループ毎に設定も可能であるため、例えば、スロット機Sの担当のグループにパチンコ機Pに関する情報を提供することもなくなる。このように、必要なグループに必要な情報を選択して送ることが可能である。
アクセスポイント編集画面170は、追加ボタン172及び編集ボタン173を設けており、追加ボタン172又は編集ボタン173を押下することで、図11の追加編集画面175に移行する。追加編集画面175は、アクセスポイント名と5GHz及び2.4GHzのネットワーク名(SSID)、暗号化キーを追加、編集する画面である。
本システムの通信及び通話のネットワークは、暗号化キーを含むことで、盗聴や外部からの侵入を防ぐためのセキュリティ対策が施されている。暗号化キーは、固定の暗号化キーであっても良いが、ランダムに生成される暗号化キーを使用することによってセキュリティを更に高めることができる。また、図11の追加編集画面17は、暗号化キーを表示できる機能を有しており、操作用端末11のモニタ画面13上で表示することで、後述する携帯端末装置40設定の作業が迅速に行える。
また、アクセスポイント編集画面170は、操作用端末11又は携帯端末装置40に設定をするファイルを、XML形式にて出力するXMLファイル出力ボタン174が設けられている。
設定画面110の端末情報一覧127の下部には、携帯端末装置40の設定を削除する削除ボタン124と、選択した端末から操作用端末11又は携帯端末装置40の設定をするためのファイルを、XML形式にて出力するXMLファイル出力ボタン126とが設けられている。
識別番号出力アクセスポイント選択画面190は、携帯端末装置40の情報として、店舗名称、電話番号及びSIPサーバ35や管理サーバ32のIPアドレスが表示されている。識別番号出力アクセスポイント選択画面190は、画面の中央に遊技エリア3に設置されている無線ルータ5をアクセスポイントとして、アクセスポイントの一覧191が表示されている。一覧191に表示されているアクセスポイントを選択し識別番号表示ボタン19を押下すると、図13に示す識別番号表示画面195に移行する。
識別番号197a、197bは、QRコード(登録商標)、バーコード又はカラーコード等の認識し難い態様で表示されている。識別番号197a、197bは、暗号化キーを含むことで、盗聴や外部からの侵入を防ぐためのセキュリティ対策が施されている。暗号化キーは、固定の暗号化キーであっても良いが、ランダムに生成される暗号化キーを使用することによってセキュリティを更に高めることができる。
また、印刷ボタンは、モニタ画面13上に表示された情報と同一の情報が紙面上に印刷されるので、携帯端末装置40等のカメラ41で捕らえてネットワークへのアクセスの設定が容易となる。
次に、識別番号出力アクセスポイント選択画面190及び識別番号表示画面195では、画面の閉じるボタンを押下することで現在開かれている画面が閉じられる。
図14乃至図22を参照して、操作用端末11のモニタ画面13上に表示される親機のSIPクライアント37のインターフェース画面について説明する。
図14は、SIPクライアント37のインターフェース画面の遷移図である。操作用端末11のモニタ画面13上にてSIPクライアント37のアプリケーションソフト200を起動すると、図15に示す通話画面210が表示される。通話画面210は、画面上部に自局の番号が表示されており、その下方には通話状態を示す状態表示欄211が設けられている。また、状態表示欄211の下方にはアラーム情報をテキストで表示するアラーム情報表示欄212が設けられている。アラーム情報表示欄212の下方に、メッセージ送信ボタン213が設けられており、メッセージ送信ボタン213を押下すると、図16に示すメッセージ送信画面220が表示される。
メッセージ送信画面220は、画面の右側にテキストを入力可能なメッセージ欄223が設けられている。また、他店や自店で入手したゴト師等の要注意人物の画像や、遊技エリア3にある遊技機を含む機器のトラブルの際にマニュアル等を送信できるように、監視カメラシステム60、顔認証サーバ80、SIPサーバ35又は操作用端末11の画像ファイルから画像データを参照して送信する画像を選択することができる。
このようにして、画像と共にメッセージがテキストで配信できるため、ゴトを含むトラブルに対し、管理エリア2に居なくとも正確かつ迅速に遊技エリア3に居る従業員に情報を送ることができる。そして、その情報を得た従業員は正確かつ迅速に対処することができるという利点がある。
そして、メッセージ送信画面220は、下方にある閉じるボタンを押下することで画面が閉じられる。
図17に示すオプション画面230は、グループ通話一覧ボタン232、個別通話一覧ボタン233、召集通話一覧ボタン234、アラーム情報一覧ボタン235、設定ボタン236及びインポートボタン237を設けている。
インポートボタン237を押下すると、図示しないインポート画面290が表示される。インポート画面290は、管理ツール33でXML形式にて出力するファイルをインポートする画面である。
表示を行う画面である。アラーム情報一覧画面280は、画面の左にデータベースから取得したアラーム情報を表示するアラーム情報リスト281が設けられており、アラーム情報の内容をテキストで表示している。アラーム情報一覧画面280の右上部には、アラーム情報に添付した画像が表示できるアラーム情報画像欄282が設けられている。また、その下方には、アラーム情報に添付したメッセージや詳細内容が表示できるアラーム情報メッセージ欄283が設けられている。
また、短縮ダイヤルタブで表示される画面では、個別通話、グループ通話及び召集通話の中から短縮番号を選択する画面であり、選択した短縮番号は、図15に示す通話画面210の短縮ダイヤル欄217に表示される。
図23乃至図32を参照して携帯端末装置40の表示画面43上に表示されるSIPクライアント36のインターフェース画面について説明する。
図23は、SIPクライアント36のインターフェース画面の遷移図である。携帯端末装置40の表示画面43上にてSIPクライアント36のアプリケーションソフト300を起動すると、図24に示すロック画面310が表示される。ロック画面310は、起動時に表示され、誤作動を防ぐための画面である。例えば、携帯端末装置40を服のポケットに入れる際又は腰や腕等に装着するホルダー等に挿入する際に、何かの拍子で表示画面43に接触した場合であっても、通話又は他の画面に移行しないように表示画面43上でタッチの操作ができない機能が設けられている。また、一定期間操作しない場合にもロック画面310に移行する。そして、通話等の操作を行う際には、ロック解除ボタン311を、長押しすることで通話画面320に移行する。
また、ロック解除ボタン311の下方には、未読の最新のアラーム情報を1件表示できる情報表示欄312が設けられている。
通話画面320に設けられているカメラボタン323を押下することで、携帯端末装置40のカメラ41で撮像することが可能であり、撮像した画像を管理サーバ32に登録し、各携帯端末装置40及び操作用端末11に配信する機能である。カメラ41は、画像だけでなく動画も撮影が可能であり、撮影した画像や動画は、ゴトや来店客とのトラブルが発生したときの証拠として使用が可能である。また、機器のトラブルの場合には、管理エリア2に画像や動画を送り、故障の原因の究明や、遠隔により故障の対処も可能である。
メッセージ確認欄325を押下することで、情報表示欄324に、メッセージを表示することができる。通話画面320では、一定時間操作されない場合に、自動でロック画面310に移行する。
次に、図25に示すオプションボタン322を押下すると、図26に示すオプション画面330に移行する。オプション画面330は、各機能の選択を行う画面であり、グループ通話一覧ボタン331、個別通話一覧ボタン332、アラーム情報一覧ボタン333、接続先一覧ボタン334、アクセスポイント一覧ボタン335、識別番号読取ボタン336及び端末名称設定ボタン337を設けている。
次に、図26に示す個別通話一覧ボタン332を押下すると、図28に示す個別通話一覧画面340に移行する。個別通話一覧画面350は、個別の通話先を選択する画面であり、表示された個別通話先の中から1件を通話先として選択し、個別通話表示351を押下することで通話を開始する。個別の通話先がない場合には、テキストにてアラーム情報が表示される。
アラーム情報詳細画面390は、テキスト形式のメッセージや画像の詳細が表示される。アラーム情報詳細画面390は、その他にアラーム情報の発生日時や画像の撮影者等の情報が表示される。
また、アラーム情報詳細画面390は、遊技機の扉を開閉する際に、ホールコンピュータ90に扉の閉塞状態の解除を要求するロック解除要求ボタン393を設けている。また、扉の閉塞状態の解除を行う遊技機の台番号を入力する台番号入力枠395も設けられている。
携帯端末装置40の設定も上述したように識別番号をカメラ41で読み取るだけの設定で済むため利便性が良く、携帯端末装置40が1台あれば他の店舗でも迅速に使用可能となる。そのため、携帯端末装置40を店舗毎に人数分用意しなくとも、グールプ店舗であれば、携帯端末装置40の持ち回りができるため携帯端末装置40の台数が少なくて済む。
遊技場用システムにおける制御を図33乃至図48に示すシーケンス図及びフローチャート等を参照して説明する。これら制御は、上述したソフトウエアやプログラムを使用して実現されるが、特に上述したソフトウエアやプログラムに限定されず、本制御の内容を実現できるソフトウエアやプログラムの構成であれば、改変はどのようにしても良い。
図33乃至図38に示すシーケンス図及びフローチャート等を参照して通話に関する制御を説明する。
個別で通話する際の制御について説明する。図33は、個別通話を行う際のシーケンス図であり、図34は、個別通話を行う際の処理に関するフローチャートである。個別通話は、操作用端末11のモニタ画面13で表示される親機と携帯端末装置40間の通話及び携帯端末装置40間の通話において、1対1での通話ができる機能である。
着信者が、応答を拒否した場合には(S109のNO)、着者側のSIPクライアント36・37は、SIPサーバ35に拒否を送信し(S115)、SIPサーバ35は、拒否であることを受信する。SIPサーバ35は、発信者側のSIPクライアント36・37に拒否を送信し、発信者側のSIPクライアント36・37は拒否を受信する(S116)。発信者側のSIPクライアント36・37は、SIPサーバ35に向け前回通話グル
ープへの発信を行う(S117)。また、発信者側のSIPクライアント36・37は、管理サーバ32に通話先を通知する(S118)。
グループ通話は、操作用端末11のモニタ画面13で表示される親機と携帯端末装置40間の通話及び携帯端末装置40間の通話において、予めグループ会議室で登録された電話番号内での通話ができる機能であり、複数対複数の通話ができるものである。
グループ通話は、従事する階層、担当するパチンコ機Pやスロット機Sの設置場所及び担当する島設備HSの群等でグループを区分することで、グループ別に欲しい情報のみを送受信できるようになる。
召集通話は、操作用端末11のモニタ画面13で表示される親機から主に携帯端末装置40間の通話を行うものである。召集通話は、親機から特定のSIPクライアント36に呼出しを行い、召集会議室に呼出されたSIPクライアント36と親機とが通話を行う機能であり、1対複数の通話ができるものである。操作用端末11のモニタ画面13(図20)から召集通話を選択すると(S301)、SIPクライアント37は、現在の通話中の電話を終話し(S302)、選択した召集会議室に発信を行う(S303)。SIPクライアント37は、管理サーバ32に、発信先を通知し(S304)、召集通話の送信を行う(S305)。管理サーバ32は、SIPクライアント36に召集通話の通知を行う(S306)。SIPクライアント36は、携帯端末装置40の表示画面43上に着信ダイアログを表示する(S307)。召集される端末が携帯電話である場合には(S308のYES)、着信音とバイブレーションで通知を知らせる(S310)、着信側がバイブレーション機能のないSIPクライアント36である場合には(S308のNO)、着信音のみで通知を知らせる(S309)。
召集の通知を受けたSIPクライアント36が拒否する場合には(S311のNO)、SIPクライアント36は、管理サーバ32に拒否の通知を行う(S315)。
そして、親機のSIPクライアント37は、召集したSIPクライアント36の応答又は拒否の結果を受信する(S316)。
召集通話は、遊技場1の責任者がゴト等の緊急事態に、特定の人物を召集するために使用され、迅速かつ正確に従業員へ情報を伝えることができる。また、応答や拒否等の返信があるため(S316)、責任者はクライアントの状態を把握できるので迅速に指令を出すことができ、受信した従業員はトラブルに対して迅速な対応が可能となる。
図39乃至図44に示すシーケンス図、フローチャート及びデータベースの内容の説明図を参照してアラーム情報に関する制御を説明する。
アラーム情報の配信の契機は、ブリッジサーバ20から送信される信号を契機として作動する。ブリッジサーバ20への信号の経由は、ホールコンピュータ90が発信元になってブリッジサーバ20を経由してアラーム情報が配信される場合と、監視カメラシステム60が発信元になりブリッジサーバ20を経由してアラーム情報が配信される場合との2通りがある。
管理サーバ32は、指定した1台に情報を配信する場合には(S404のYES)、対象のSIPクライアント36・37の情報を取得する(S405)。ログインしている全てのSIPクライアント36・37に配信する場合には(S404のNO)、ログインしている全てのSIPクライアント36・37の情報を取得する。
管理サーバ32にホールコンピュータ90からのイベントコードが送信されると(S401のNO)、管理サーバ32は、配信対象グループの情報を取得し(S402)、対象グループに通話中のSIPクライアント36・37の情報を取得する(S403)。
そして、管理サーバ32は、対象のSIPクライアント36・37に、イベントコードに対応したアラーム情報の内容に変換して送信する(S407)。
「798」)が出力され、「不審者情報」等が表示される。テキストでの表示は、文字、図形、記号等があり、従業員等が認識できる態様であれば良い。
尚、アラーム情報に添付される画像又は画像ファイルへのパス等は、動画であっても良い。また、その動画は、監視カメラシステム60から直接配信される生中継の動画であっても良い。
アラーム情報の音声配信は、アラーム情報が発生した際に、テキスト情報を音声情報に変換し、該当するグループの会議室に音声を流す処理である。ブリッジサーバ20からのデータの送信をトリガーとして作動しており、管理ツール33のアラーム情報フィルタ画面150(図8)でイベントコード毎に、音声配信を選択した場合に処理が行われる。
管理サーバ32にホールコンピュータ90からのイベントコードが送信されると(S501のNO)、管理サーバ32は、配信対象グループの情報を取得する(S503)。
管理サーバ32は、配信対象グループへ音声データの配信を行うために、アラーム情報音声配信31に対して要求を行う(S506)。アラーム情報音声配信31は、テキストデータの音声合成を試行し(S507)、音声合成が成功した場合には(S508のYES)、音声データをSIPサーバ35に送信し(S509)、音声データをSIPクライアント36・37に配信する(S510)。音声合成が失敗した場合には(S508のNO)、アラーム情報音声配信31はログを出力し、音声データをSIPサーバに送信せずに終了する(S511)。
アラーム情報の配信制御を説明したが、更に詳細に遊技場1で発生する事象に対してアラーム情報を配信する処理の制御が行われる態様を説明する。
図45乃至図47に示すシーケンス図及びフローチャート等を参照してアラーム情報に関する制御を説明する。図45は、遊技機にトラブルが発生し、遊技機の開閉が行われる際のシーケンス図であり、図46は、遊技機の開閉を行う際の処理に関するフローチャートである。図47は、遊技機が開閉された後のアラーム情報等の配信を行うフローチャートである。
理ツール33のアラーム情報フィルタ画面150(図8)で、「呼出し」のイベントコードが音声配信を選択されている場合(S602のYES)、上述したアラーム情報音声配信処理を行い(S500)、「呼出し」のイベントコード(「005」)が音声配信を選択されてない場合(S602のNO)、上述したアラーム情報配信処理を行う(S400)。テキストデータで配信されたアラーム情報は、携帯端末装置40の表示画面43に文字等で「呼出し」、「3コースへお回りください」等の表示が行われる。テキストデータで配信されるので、携帯端末装置40にイベントコードを変換するデータベースを持つ必要がなく、プログラムの容量が少なくて済む。また表示画面43に文字等で表示されることで、アラーム情報の内容を確認することが容易となる。
ロック機構は、島設備HS側に設けられ遊技機の枠に取り付けられた収縮するワイヤーで遊技機を閉塞するロック機構、又は遊技機を開閉する際の鍵のシリンダーを固定するロック機構であっても良く特に限定されるものではない。また、遊技機1台毎のロック機構の解除にて説明しているが、解除する際には複数台1ユニットでのユニット単位でのロック機構の解除であっても良い。
遊技機のロック機構の解除を、ホールコンピュータ90を経由して説明したが、携帯端末装置40から赤外線通信又は無線通信によって、台情報表示装置Kを経由し、又は遊技機へ直接又はロック機構へ直接信号を送信して遊技機のロック機構の解除をしても良い。ロック機構の解除を要求したのが、どのSIPクライアント36・37であるかの情報が保存され、後述する処理で照合が可能であれば特に限定する必要はない。
管理サーバ32は、ロック解除を要求した遊技機であるかを照合し(S702)、ロック解除を要求したSIPクライアント36・37がある場合には(S702のYES)、SIPクライアント36・37を配信対象から除外する(S703)。このように、ロック解除を要求したSIPクライアント36・37を除外することによって、ロック解除要求した従業員MSに改めて報知する必要はないため、無駄な配信を避けることができる。また、ロック解除要求した従業員MSにとっては誤解する情報ともなり、余分な情報がない方が却って作業に専念し、迅速に処理することができる。
管理サーバ32は、管理ツール33のアラーム情報フィルタ画面150(図8)で、イベントコードが音声配信を選択されている場合(S705のYES)、上述したアラーム情
報音声配信処理を行い(S500)、イベントコードが音声配信を選択されてない場合(S705のNO)、上述したアラーム情報配信処理を行う(S400)。
尚、音声配信が行われている場合であっても(S500)、同時にアラーム情報配信処理(S400)を行っても良く、表示画面43にアラーム情報の表示を行っても良い。どちらか一方の配信でなく、両方(S400、S500)の配信であってもかまわない。
このようにして、ロック解除する要求をした遊技機とドアオープンした遊技機との照合を行う(S702)ことで、遊技機の不正な開閉を素早く簡単に検知することができる。また、従業員MSに対して、表示画面43上で文字(「123番台 ドアオープン」、「ドアオープン」「123番台 不正ドアオープン」「不正ドアオープン」等)や画像等により確認することや(S704からS400)、音声で報知することが可能となる(S704からS500)。
尚、「不正ドアオープン」が発生したときのアラーム情報の配信処理は、グループ通話の中でも、特定の従業員に、例えば、グループ通話のリーダ又はホールの責任者だけに配信する処理を行っても良く。予めグループ通話の中でも不正に対応することができる従業員を特定してアラーム情報を配信するグループ通話の設定を行っても良い。
このように、エラーの種別に対応して、アラーム情報を配信する従業員を予め設定することで、役割分担が明確になり迅速に対応が可能となる。その際、従業員は自分が行える作業を携帯端末装置40から管理サーバ32に登録し、グループ通話のリーダ等が承認し、管理サーバ32が、グループ通話の中でもアラーム情報で配信される作業を行うことが可能な従業員を選別してアラーム情報を配信するシステムとしても良い。
更に、遊技場1で発生する事象に対してアラーム情報を配信する処理の制御が行われる態様を詳細に説明する。
図48乃至図53に示すシーケンス図、フローチャート等を参照してアラーム情報に関する制御を説明する。図48は、要注意人物が来店した際のシーケンス図であり、図49は、要注意人物が来店した際の制御処理に関するフローチャートである。図50は、顔認証サーバ80が要注意人物を特定するために人物を照合する制御を示すフローチャートである。図51は、顔認証サーバ80に送信するデータの一例を示す説明図である。図52は、顔認証サーバ80からの照合結果を示すデータの一例を示す説明図である。図53は、携帯端末装置40に表示されるアラーム情報の一例である。
顔認証サーバ80は、顔認証サーバ80のデータベースに保存されている他店からの画像又は今までの自店で蓄積した画像を、遊技場の入り口等に設置されている監視カメラ61で検出した顔画像と比較し一致するか否の判断を行っている(S901)。この処理は、データベースに保存されている顔画像のデータと来店客Mとがある程度の割合の照合率とならなければ、一致しないと判断され、次の来店客Mの照合処理が繰り返し行われる(S901のNO)。そして、監視カメラ61で検出した顔画像と顔認証サーバ80のデータベースに保存されている顔画像のデータとを比較し一致すると判断されれば(S901のYES)、疑いのある要注意人物MBが来店したことを監視カメラシステム60へ報知す
る(S902)。報知を受けた監視カメラシステム60は、監視カメラシステム60に録画した映像から画像を抽出し(S903)、図51に示すコマンドデータ67と共に抽出した画像を顔認証サーバ80に送信する(S904)。
録画した日時を示す「年月日」・「時分秒」をコマンドデータ67として使用することにより、後からでも監視カメラシステム60で録画した映像から画像を取り出して再度照合作業や確認作業に使用することができる。また、録画した日時を示す「年月日」・「時分秒」をコマンドデータ67として使用することにより、監視カメラシステム60の録画データがあれば顔認証サーバ80に必ずしも画像を保存する必要がなく、監視カメラシステム60で録画したデータの保存だけで済み、顔認証サーバ80のデータ量を削減することができる。
また、画像データを暗号化することにより、例え画像の流出が発生しても簡単に画像を見ることはできないので、情報の漏えいに対する抑止効果やデータの傍受に対する予防手段となる。
また、顔を認証した種別を示す「認証種別」を設けることで、要注意人物MB、上得意客又は新規顧客等の区分けが可能となり、照合する時間の削減や、個人別に遊技している営業データの分析にも役立てることが可能となる。
信を得ながらデータベースへの登録作業を行うことができる。尚、要注意人物MBのデータベースへの登録の作業は、人が判断している場合を示したが、「照合率」が所定の値以上得られれば、要注意人物MBである確率が高いので、要注意人物MBのデータベースへの登録の作業は、自動で登録を行うようにしても良く、自動化を行うことで操作者の作業が軽減される。
顔認証サーバ80に登録するデータは、抽出した画像のキー番号を示す「開始コード」、ソフトのバージョンを示す「バージョン」、抽出した画像を録画した監視カメラ61が設置されている位置を示す「機器コード」、抽出した画像を録画した監視カメラ61の番号を示す「機器番号」、抽出した画像を録画した日時を示す「年月日」・「時分秒」、抽出した画像のデータの量を示す「画像データサイズ」及び抽出した画像を暗号化したファイル名を示す「画像データ」がある。
また、監視カメラシステム60を操作している責任者等は、要注意人物MBでなければ、要注意人物MBと登録せずに要注意人物MBの来店の報知があるまで待機状態となる(S907のNO)。
管理サーバ32は、ログインしている全てのSIPクライアント36・37の情報を取得し(S805)、全てのSIPクライアント36・37に、SIPクライアント36・37の位置の情報を取得するため電波強度のデータを要求する(S806)。各SIPクライアント36・37は、電波強度を測定し(S807)、管理サーバ32に電波強度と接続されているアクセスポイントの番号を送信する(S808)。管理サーバ32は、監視カメラ61の位置情報と要注意人物MBの位置とSIPクライアントの位置情報からSIPクライアント36・37と要注意人物MBの位置や距離を演算する(S809)。管理サーバ32は、これら情報をDBサーバ25のデータベースに保存し(S810)、全SIPクライアント36・37にアラーム情報として文字で「不審者情報」等で表示し、画像又は動画を送信する(S811)。
アラーム情報詳細画面3901・3910は、アラーム情報一覧画面380(図31)から詳細画面へと遷移した図を表している。そして、詳細画面に遷移したアラーム情報詳細画面3901(図53(A))が最初に表示され、所定時間経過後に自動的にアラーム情報詳細画面3910(図53(B))に切り替わる。
アラーム情報詳細画面3901は、不審者情報が配信された時間を表す配信日時表示3902が設けられている。アラーム情報詳細画面3901の中央には、顔認証サーバ80若しくは監視カメラシステム60が捕捉した顔の画像又は風貌が表示される顔画像表示部3903が設けられている。また画像だけでなく動画に切替えることができるように切替ボタン3904が設けられている。顔画像表示部3903の上部には画像を捕えたカメラの位置番号3905が表示されている。アラーム情報詳細画面3901の下方には、SIPクライアント36と、監視カメラシステム60が要注意人物MBを最後に捕捉した位置又はカメラ位置からの距離を表示する距離表示部3906が設けられている。
距離表示部3906は、図形や文字や色によって距離を表現している。例えば、距離表示部3906の色が赤ければ近い状態を表現し、青であれば遠い状態を表現している。また、遠近と表示された間の図形の斜線が、どちらかに近ければその遠近を表現している。上述した顔画像表示部3903の囲われている四角の図形の色によって遠近の距離を表現しても良い。更に、距離を数値で表現しても良い。
以上のような構成によって、正確な情報を従業員MSに通知することで、要注意人物MBの顔や風貌等の画像の情報を携帯端末装置40の表示画面43で確認しながら移動することができるので、迅速に要注意人物MBの把握を行いながら現場に駆けつけることができる。また、要注意人物MBとの位置や距離等の情報によって、要注意人物MBに近い従業員MSに注意喚起を促すことができる。また、動画による報知も可能であるため、トラブルの状況を画像よりも明確に把握することができ、更に迅速に対応が可能となる。
尚、レイアウトの表示は、リアルタイムに双方向通信を行うことで、停止画像だけでなくリアルタイムに要注意人物MB及び従業員MS(クライアント36)の移動を表現するようにしても良い。
本システムに使用される携帯端末装置40について説明する。携帯端末装置40、携帯端末装置40を収めるホルダー58及び携帯端末装置40に接続されるマイクロホン51を備えたイヤホン装置50を図54乃至図57を参照して説明する。
図54は、外部入力装置としてマイクロホン装置50を装着した携帯端末装置40の斜視図である。図55は、表示画面43が設けられている携帯端末装置40の斜視図である。図56は、ホルダー58に携帯端末装置40とバッテリー57を装着した状態を示す斜視図である。図57は、予備バッテリー57を接続した携帯端末装置40の回路の構成を示すブロック図である。
ボタンが設けられている。
ホルダー58に接続された予備バッテリー57は、システム電源4047と接続されており、グールプ通話等に代表されるインカムとしての機能を持続できるような電池容量を備えている。予備バッテリー57によって、遊技場の営業中は勿論、閉店後であってもバッテリーが切れないようになっている。携帯端末装置40は、メモリ4042にアラーム情報を表示するアラーム受信プログラム46、通話を行うIP電話端末プログラム45及びSIPクライアントソフト36が保存されている。また、図示しない外部端子によってUSBメモリでのデータ移行も可能である。
以下に本実施形態の技術的特徴点の一例を括弧に内に示すが、特に限定するものでもなく例示しているものであり、これら特徴から考えられる効果についても記載する。
遊技機を設置した遊技場に使用される遊技場用システムであって、遊技場に設置されている機器(例えば主に、パチンコ機P、スロット機S、島設装置HSに設けられる機器(玉貸し機PT、メダル貸し機CT、計数器JC等))の状態を管理する遊技機管理手段(例えば主に、ホールコンピュータ90、監視カメラシステム60、顔認証システム80の何れかを含む)と、携帯が可能であって遊技場内で無線通信回線(例えば主に、無線ルータ5、LANケーブルに代表されるルータ配線6)によって通話を行う携帯端末手段(例えば主に、携帯端末装置40)と、を備え、前記遊技機管理手段は、前記機器から異常を検知したとき異常信号(例えば主に、イベントコードや機器からの異常信号)を送信する異常信号送信手段(例えば主に、ホールコンピュータ90からアラームサーバ27への信号、監視カメラシステム60からVMC指令プログラム28への信号、S601、S701、)を備え、前記遊技機管理手段から前記異常信号を受信すると異常の種別に応じた内容のアラーム情報(例えば主に、テキスト表示、画像表示及び音声にて報知される情報)に変換し(例えば主に、通信サーバ10(管理サーバ32、管理ツール33、DBサーバ25)、150〜158、S400、S500)、前記アラーム情報を前記無線通信回線と同一の回線を使用して前記携帯端末手段へ送信する情報通信手段(例えば主に、通信サーバ10(インカム用サーバ21、SIPサーバ35、管理サーバ32)、S400)を備え、前記携帯端末手段は、受信した前記アラーム情報を前記携帯端末手段の画面に表示する情報表示手段(例えば主に、表示画面43、SIPクライアント36、アラーム受信表示プログラム46、アラーム情報一覧画面380、アラーム情報詳細画面390・390
1・3910)を備えたこと特徴とする。
前記情報通信手段は、前記アラーム情報の内容をテキストデータから音声データへと変換し、前記音声データを前記携帯端末手段へ配信する処理(例えば主に、S500)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴により、遊技機に関する異常等の情報を、自動で音声に変換できるため、従業員へ音声によって迅速に配信することができる。
前記情報通信手段は、前記携帯端末手段の前記無線通信回線の設定に使用する設定情報を含んだ識別番号(例えば主に、197a、197b)を表示する識別番号表示手段(例えば主に、識別番号表示画面195、識別番号が印刷された紙面)を備え、前記携帯端末手段は、前記携帯端末手段に搭載するカメラ(例えば主に、カメラ41)を使用し前記識別番号表示手段を撮影する動作に基づいて、前記無線通信回線にアクセスする設定を自動で設定(例えば主に、識別番号読取画面370で読み取ってSIPクライアント36で自動的に携帯端末装置40に設定)し、前記無線通信回線は、前記携帯端末手段の前記識別番号が登録されている情報と合致したときに前記携帯端末手段との回線の使用を許可し(例えば主に、無線ルータ5におけるSSIDと暗号化キーによるアクセス設定)、前記携帯端末手段の通話及び通信を可能とすることを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
以上の特徴により、携帯端末装置の設定が容易になると共に、暗号化キー等の設定が従業員に知られることなく携帯端末装置の設定ができるので、セキュリティを高めることが可能である。
前記無線通信回線は、暗号化されたデータを送受信する暗号化手段(例えば主に、無線ルータ5におけるSSIDと暗号化キーによるアクセス設定)を備えていることを特徴とする。
以上の特徴により、セキュリティを高めることが可能である。
前記携帯端末手段は、搭載するカメラで撮像した動画又は画像を、前記無線通信回線を介して前記情報通信手段又は他の前記携帯端末手段に送信する画像送信手段(例えば主に、アラーム受信表示プログラム46、インカム用サーバ21)を備えたこと特徴とする。
以上の特徴により、撮影した画像や動画は、ゴトや来店客とのトラブルが発生したときの証拠として使用が可能である。また、機器のトラブルの場合には、管理エリアに画像を送り、故障の原因を究明や、遠隔により故障の対処も可能となる。
前記情報表示手段は、前記アラーム情報を既読であるか未読であるかの状態を表示する状態表示手段(例えば主に、情報表示欄312、メッセージ確認欄325)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴により、従業員は、確認していない情報があることを知ることができ、正確に情報を得ることができる。
遊技機の扉の開閉を要求した前記携帯端末手段に対して、その遊技機の開閉を報知するアラーム情報の配信を除外する処理(例えば主に、S701〜S703の処理)を行うことを特徴とする。
以上の特徴により、遊技機の開閉を要求した従業員に改めて報知する必要はないため、無駄な配信や誤解を招くような情報の配信を避けることができる。
前記情報通信手段は、前記携帯端末手段から遊技機の扉の閉塞状態の解放の要求がない状態で、遊技機の扉が解放された場合に、不正な扉の解放であることを示す前記アラーム情報への書き替えを行って前記携帯端末手段に送信する処理(例えば主に、S701〜S704の処理、S705〜S400・S500の処理)を行うことを特徴とする。
以上の特徴により、遊技機の不正な開閉を素早く簡単に検知することができると共に、迅速に遊技機の不正な開閉を従業員に報知することが可能となる。
前記遊技機管理手段は、遊技場の状態を監視カメラによって監視する監視カメラ手段(例えば主に、監視カメラシステム60)と、前記監視カメラ手段によって来店客を撮像した映像から要注意人物の顔又は風貌を特定する人物特定手段(例えば主に、顔認証サーバ80、S900の処理、)と、前記人物特定手段で特定した要注意人物を捕捉した画像又は動画を含んだ人物特定情報を添付した前記アラーム情報(例えば主に、S802〜S811の処理)と、を備え、前記携帯端末手段は、前記人物特定情報を表示する前記情報表示手段(例えば主に、顔画像表示部3903)を備えていることを特徴とする
以上の特徴により、正確な情報を従業員に報知することで、要注意人物の顔や風貌等の画像の情報を携帯端末装置の表示画面で確認しながら移動することができるので、従業員は迅速に要注意人物の把握を行いながら現場に駆けつけることができる。
前記人物特定情報を撮像した前記監視カメラの位置を表示する前記情報表示手段(例えば主に、位置番号3905)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴により、捕捉したカメラの位置を表示することで、送られた画像がどのような状態で撮像されたのかを認識できるため、従業員は状況を的確に把握することができる。
前記表示画面に前記携帯端末手段と前記要注意人物との距離を文字情報又は色情報によって表示する前記情報表示手段(例えば主に、距離表示部3906、顔画像表示部3903の四角図形、S802〜S811の処理)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴により、要注意人物との位置や距離等の情報によって、要注意人物に近い従業員に注意喚起を促すことができる。
遊技場のレイアウトを表示すると共に、遊技機が設置してある通路が記号で表示され、前記要注意人物が居る通路の記号が他の通路と異なる態様で表示する前記情報表示手段(例えば主に、アラーム情報詳細画面3910、S802〜S811の処理)を備えたことを特徴とする。
以上の特徴により、要注意人物との位置や距離等の情報によって、要注意人物に近い従業員に注意喚起を促すことができる。
前記人物特定手段は、画像に含まれる顔を認識し、認識した顔画像と前記人物特定手段に予め保存される顔画像との照合を、認識した顔の数に応じて繰り返し行う顔画像照合手段(例えば主に、S904〜S906の処理)を備えたことを特徴とする。
特定した要注意人物を中心に1つの画像から複数の顔を認識することによって、ゴト師が集団で来店した場合であっても、要注意人物の一人からその他のゴト師を認識することが可能となり、即座にゴト師の集団を認知することができる。そのため、アラーム情報によってゴト集団が存在することを迅速に従業員へ報知することが可能となる。
以下に本実施形態から考えられる他の技術的特徴として、携帯端末装置の技術的特徴を示す。本実施形態の技術的特徴点の一例を括弧に内に示すが、特に限定するものでもなく例示しているものであり、これら特徴から考えられる効果についても記載する。
遊技機を設置した遊技場に使用され、無線通信回線(例えば主に、無線ルータ5、LANケーブルに代表されるルータ配線6)によって相互に通話を行う携帯端末装置(例えば主に、携帯端末装置40)であって、前記無線通信回線を使用して遊技場内の異常の状態を表示可能な表示画面(例えば主に、表示画面43)と、前記携帯端末装置の本体に内蔵される蓄電池(例えば主に、バッテリー4045)とは異なる予備の予備蓄電池(予備バッテリー57)と、前記携帯端末装置と前記予備蓄電池とを並列して収納するホルダー(例えば主に、ホルダー58)と、を備え、前記予備蓄電池は、前記携帯端末装置のカメラ(例えば主に、カメラ41)のレンズ(例えば主に、レンズ48)の前方であって、前記レンズを遮蔽しない位置に配置されていることを特徴とする。
以上の特徴によって、予備蓄電池を外さなくとも携帯端末装置のカメラによる撮影が可能であり、従業員は他の従業員へ動画や画像により迅速に状況を知らせることができる。
次に、マイクとヘッドホーン及び通話中に使用する第1のスイッチと(例えば主に、発話スイッチ54)、これら配線が一体に設けられた電気的な接続端子(例えば主に、ジャック端子53)と、を設けた外部入力装置(例えば主に、マイクロホン装置50)を備え、前記携帯端末装置の本体側面には、前記接続端子の信号を入力するジャック端子と、通話中に使用する第2のスイッチ(例えば主に、発話ボタン44)とを備えていることを特徴とする。
以上の特徴によって、携帯端末装置の側面の第2のスイッチは、第1スイッチが壊れた場合においても、携帯端末装置から迅速に発話が可能となる。
10…通信サーバ、13…モニタ画面、32…管理サーバ、33…管理ツール、
35…SIPサーバ、36・37…SIPクライアント、
46…アラーム受信表示プログラム、40…携帯端末装置、43…表示画面、
60…監視カメラシステム、80…顔認証システム、
90…ホールコンピュータシステム、380…アラーム情報一覧画面、
390…アラーム情報詳細画面、P…パチンコ機、S…スロット機。
Claims (5)
- 遊技機を設置した遊技場に使用される遊技場用システムであって、 遊技場に設置されている機器の状態を管理する遊技機管理手段と、
携帯が可能であって遊技場内に設置された無線通信回線によって通話を行う携帯端末手段と、を備え 、
前記遊技機管理手段は、
前記遊技機管理手段から異常信号を受信すると異常の種別に応じた内容のアラーム情報に変換し、前記アラーム情報を前記無線通信回線と同一の回線を使用して、前記携帯端末手段へ送信する情報通信手段と、
前記機器から異常を検知したとき異常信号を送信する異常信号送信手段と、
前記遊技場の状態を監視カメラによって監視する監視カメラ手段と、
前記監視カメラ手段によって来店客を撮像した映像から要注意人物の顔又は風貌を特定する人物特定手段と、
録画した日時を示すコマンドデータから録画した画像データを取出し、前記要注意人物を照合する顔画像照合手段と、
前記人物特定手段で特定した要注意人物を捕捉した画像又は動画を含んだ人物特定情報を添付した前記アラーム情報と、を備え、
前記情報通信手段は、
遊技機の種別毎の設置場所に区分けを一つのグループとし、又は遊技機の異常の種別に応じた内容の前記アラーム情報に応じて区分けを一つのグループとし、予め複数の前記携帯端末手段を前記グループに登録するグループ設定手段と、
前記グループ設定手段により設定された前記グループの単位で同時に複数の前記携帯端末手段と通話が可能なグループ通話手段と、を備え、
前記携帯端末手段は、受信した前記アラーム情報を前記携帯端末手段の表示画面に表示する情報表示手段と、前記人物特定情報を表示する前記情報表示手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記人物特定情報を撮像した前記監視カメラの位置を表示する前記情報表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
- 前記表示画面に前記携帯端末手段と前記要注意人物との距離を文字情報又は色情報によって表示する前記情報表示手段を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2の何れか一項に記載の遊技場用システム。
- 遊技場のレイアウトを表示すると共に、遊技機が設置してある通路が記号で表示され、前記要注意人物が居る通路の記号が他の通路と異なる態様で表示する前記情報表示手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の遊技場用システム。
- 前記人物特定手段は、画像に含まれる顔を認識し、認識した顔画像と前記人物特定手段に予め保存される顔画像との照合を、認識した顔の数に応じて繰り返し行う前記顔画像照合手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の遊技場用システム。
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