JP6718104B2 - 電力管理方法、電力管理サーバ、ローカル制御装置及び電力管理システム - Google Patents

電力管理方法、電力管理サーバ、ローカル制御装置及び電力管理システム Download PDF

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Description

本発明は、電力管理方法、電力管理サーバ、ローカル制御装置及び電力管理システムに関する技術である。
近年、電力系統の電力需給バランスを維持するために、電力系統から施設への潮流量又は施設から電力系統への逆量流を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。具体的には、電力管理サーバからローカル制御装置に対して制御メッセージを送信することによって、潮流量又は逆潮流量の抑制が行われる。
特開2013−169104号公報 特開2014−128107号公報
第1の特徴に係る電力管理方法は、電力系統に接続された施設を管理する1以上の電力管理サーバから前記施設に設けられるローカル制御装置に対して制御メッセージを送信するステップAと、前記ローカル制御装置が、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行うステップBとを備える。前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられる。
第2の特徴に係る電力管理サーバは、電力系統に接続された施設を管理するサーバである。前記電力管理サーバは、前記施設に設けられるローカル制御装置に対して制御メッセージを送信する送信部を備える。前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられる。
第3の特徴に係るローカル制御装置は、電力系統に接続された施設に設けられる。前記ローカル制御装置は、前記施設を管理する電力管理サーバから制御メッセージを受信する受信部と、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う制御部とを備える。前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられる。
前記第4の特徴に係る電力管理システムは、電力系統に接続された施設を管理する電力管理サーバと、前記施設に設けられるローカル制御装置とを備える。前記電力管理サーバは、前記ローカル制御装置に対して制御メッセージを送信する送信部を備える。前記ローカル制御装置は、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う制御部を備える。前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられる。
図1は、実施形態に係る電力管理システム100を示す図である。 図2は、実施形態に係る電力管理サーバ200を示す図である。 図3は、実施形態に係るローカル制御装置330を示す図である。 図4は、実施形態に係る送信元識別情報と優先度情報との対応関係を示す図である。 図5は、実施形態に係る電力管理方法を示す図である。 図6は、実施形態に係る電力管理方法を示す図である。 図7は、変更例1に係る電力管理方法を示す図である。
背景技術で言及した制御メッセージは、潮流の抑制量を指定する情報要素や逆潮流の抑制量を指定する情報要素などのように、具体的な制御内容を指定する情報要素を含む。
しかしながら、制御メッセージは、制御メッセージの用途を特定するための情報(用途種別)を指定する情報要素を含んでおらず、ローカル制御装置が制御メッセージを実行すべきか否かを判断する材料がない。
ここで、制御メッセージの用途種別とは、例えば、制御メッセージに基づいた制御によって実現される目的(潮流量に関する制御、逆潮流量に関する制御、VPP(Virtual Power Plant)に関する制御など)又は制御メッセージに基づいた制御を計画する発行者(ユーザ又は電力事業者など)などを示す情報である。
そこで、本開示は、制御メッセージによって指定される制御内容を適切に制御することを可能とする電力管理方法、電力管理サーバ、ローカル制御装置及び電力管理システムを提供する。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態]
(電力管理システム)
以下において、実施形態に係る電力管理システムについて説明する。
図1に示すように、電力管理システム100は、電力管理サーバ200と、施設300と、ユーザ端末400とを有する。図1では、施設300として、施設300A〜施設300Cが例示されている。
各施設300は、電力系統110に接続される。以下において、電力系統110から施設300への電力の流れを潮流と称し、施設300から電力系統110への電力の流れを逆潮流と称する。
電力管理サーバ200及び施設300は、ネットワーク120に接続されている。ネットワーク120は、電力管理サーバ200と施設300との間の回線を提供すればよい。ネットワーク120は、例えば、インターネットである。ネットワーク120は、VPN(Virtual Private Network)などの専用回線を提供してもよい。
電力管理サーバ200は、発電事業者、送配電事業者或いは小売事業者などの事業者によって管理されるサーバである。
電力管理サーバ200は、施設300に設けられるローカル制御装置330に対して、施設300に設けられる機器(負荷310又は分散電源320)に対する制御を指示する制御メッセージを送信する(ステップA)。機器に対する制御の指示は、機器の情報の報告を要求する指示であってもよく、機器の動作状態の設定を要求する指示であってもよい。
機器の情報の報告を要求する指示は、電力管理サーバ200に対する報告が要求される1以上の機器の情報を示す情報要素の指定によって行われる。このような情報要素は、例えば、1以上の負荷310の使用電力量(Wh)、1以上の負荷310の使用電力量の履歴(Wh)、分散電源320の発電電力(W)、分散電源320の一例である蓄電池の充電残量(Wh)、蓄電池の充放電電力(W)、蓄電池の充放電電力量(Wh)、蓄電池の充放電電力量の履歴(Wh)、蓄電池の充放電可能量(Wh)、潮流量の抑制可能量(W)、逆潮流量の抑制可能量(W)、機器が動作しているか否かを示す死活情報、分散電源320を構成するPCS(Power Conditioning System)の動作状態などである。
機器の動作状態の設定を要求する指示は、機器に対する設定が要求される1以上の機器の動作状態を示す情報要素の指定によって行われる。このような情報要素は、1以上の負荷310の使用電力の増減量(Wh)、分散電源320の発電電力の増減量(Wh)、蓄電池の放電電力の増減量(Wh)、蓄電池の充電電力の増減量(Wh)などである。
さらに、電力管理サーバ200は、機器の動作状態の設定を要求する指示として、潮流の制御を要求する潮流制御メッセージ(例えば、DR;Demand Response)を送信してもよく、逆潮流の制御を要求する逆潮流制御メッセージを送信してもよい。さらに、電力管理サーバ200は、機器の動作状態の設定を要求する指示として、分散電源320の動作状態を制御する電源制御メッセージを送信してもよい。潮流又は逆潮流の制御度合いは、絶対値(例えば、○○kW)で表されてもよく、相対値(例えば、○○%)で表されてもよい。或いは、潮流又は逆潮流の制御度合いは、2以上のレベルで表されてもよい。潮流又は逆潮流の制御度合いは、現在の電力需給バランスによって定められる電力料金(RTP;Real Time Pricing)によって表されてもよく、過去の電力需給バランスによって定められる電力料金(TOU;Time Of Use)によって表されてもよい。
実施形態では、電力管理サーバ200として、電力管理サーバ200A及び電力管理サーバ200Bが例示されている。電力管理サーバ200A及び電力管理サーバ200Bは、潮流制御メッセージを発行する機能(以下、潮流制御機能)、逆潮流制御メッセージを発行する機能(以下、逆潮流制御機能)、電源制御メッセージを発行する機能(以下、VPP制御機能)を実現する。電力管理サーバ200A及び電力管理サーバ200Bは、後述するユーザ端末400から送信される制御メッセージをローカル制御装置330に中継する機能(中継制御機能)を実現してもよい。潮流制御機能、逆潮流制御機能、VPP制御機能及び中継制御機能は仮想的に実現されればよい。従って、これらの機能は、例えば、物理的に1つの電力管理サーバ200によって実現されてもよく、物理的に2以上の電力管理サーバ200によって実現されてもよい。
施設300は、負荷310、分散電源320及びローカル制御装置330を有する。負荷310は、電力を消費する機器である。負荷310は、例えば、空調機器であってもよく、照明機器であってもよい。分散電源320は、電力を出力する機能及び電力を蓄積する機能の少なくともいずれかを有する機器である。分散電源320は、例えば、太陽電池であってもよく、燃料電池であってもよく、蓄電池であってもよい。分散電源320は、VPP(Virtual Power Plant)に用いられる電源であってもよい。ローカル制御装置330は、施設300の電力を管理する装置(EMS;Energy Management System)である。ローカル制御装置330は、負荷310の動作状態を制御してもよく、施設300に設けられる分散電源320の動作状態を制御してもよい。
実施形態において、電力管理サーバ200とローカル制御装置330との間の通信は、第1プロトコルに従って行われる。一方で、ローカル制御装置330と機器(負荷310又は分散電源320)との間の通信は、第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに従って行われる。第1プロトコルとしては、例えば、Open ADR(Automated Demand Response)に準拠するプロトコル、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。第2プロトコルは、例えば、ECHONET Liteに準拠するプロトコル、SEP(Smart Energy Profile)2.0、KNX、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。なお、第1プロトコルと第2プロトコルは異なっていればよく、例えば、両方が独自の専用プロトコルであっても異なる規則で作られたプロトコルであればよい。
ユーザ端末400は、施設300に関するユーザが所持する端末である。ユーザ端末400は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット端末などである。施設300に関するユーザは、特に限定されるものではないが、施設300の管理者であってもよく、施設300の利用者であってもよい。ユーザ端末400は、電力管理サーバ200と同様に、施設300に設けられる機器(負荷310又は分散電源320)に対する制御を指示する制御メッセージを送信する。ユーザ端末400が送信する制御メッセージの種類は、電力管理サーバ200が送信する制御メッセージの種類と同じであってもよく、電力管理サーバ200が送信する制御メッセージの種類と異なっていてもよい。
(電力管理サーバ)
以下において、実施形態に係る電力管理サーバについて説明する。図2に示すように、電力管理サーバ200は、管理部210と、通信部220と、制御部230とを有する。電力管理サーバ200は、VTN(Virtual Top Node)の一例である。
管理部210は、不揮発性メモリ又は/及びHDDなどの記憶媒体によって構成されており、施設300に関するデータを管理する。施設300に関するデータは、例えば、施設300に設けられる機器(負荷310又は分散電源320)の種別、施設300に設けられる機器(負荷310又は分散電源320)のスペックなどである。スペックは、負荷310の定格消費電力、分散電源320の定格出力電力などであってもよい。
通信部220は、通信モジュールによって構成されており、ネットワーク120を介してローカル制御装置330と通信を行う。通信部220は、上述したように、第1プロトコルに従って通信を行う。例えば、通信部220は、第1プロトコルに従って第1メッセージをローカル制御装置330に送信する。通信部220は、第1プロトコルに従って第1メッセージ応答をローカル制御装置330から受信する。
制御部230は、メモリ及びCPUなどによって構成されており、電力管理サーバ200に設けられる各構成を制御する。制御部230は、例えば、施設300に設けられるローカル制御装置330に対して、施設300に設けられる機器(負荷310又は分散電源320)に対する制御を指示する。
ここで、制御部230は、例えば、潮流制御機能を実現する潮流制御部231と、逆潮流制御機能を実現する逆潮流制御部232と、VPP制御機能を実現するVPP制御部233と、中継制御機能を実現する中継制御部234とを有する。ここでは、潮流制御部231、逆潮流制御部232、VPP制御部233及び中継制御部234を物理的に1つの電力管理サーバ200が有するケースが例示されているが、実施形態はこれに限定されるものではない。上述したように、潮流制御機能、逆潮流制御機能、VPP制御機能及び中継制御機能は仮想的に実現されればよいため、潮流制御部231、逆潮流制御部232、VPP制御部233及び中継制御部234は、2以上の電力管理サーバ200に設けられてもよい。
このような前提下において、潮流制御部231、逆潮流制御部232、VPP制御部233及び中継制御部234は、制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報として、互いに異なる送信元識別情報を用いる。すなわち、送信元識別情報は、制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられている。送信元識別情報は、例えば、IPv4又はIPv6に準拠するグローバルIPアドレスであってもよい。
ここで、用途種別は、制御メッセージに基づいた制御によって実現される目的及び制御メッセージに基づいた制御を計画する発行者の少なくともいずれか1つを示す。例えば、用途種別は、電力系統110から施設300に対する潮流量の制御(潮流制御)、施設300から電力系統110に対する逆潮流量の制御(逆潮流制御)、施設300に設けられる分散電源320の制御(VPP制御)、及び、施設300に関するユーザからの制御(中継制御)の少なくともいずれか1つを示す。
実施形態において、第1プロトコルでは、用途種別を指定する情報要素が定義されていなくてもよい。すなわち、第1プロトコルに従ったメッセージフォーマットは、用途種別を指定する情報要素を含まずに、ローカル制御装置330に対する制御内容を指定する情報要素を含んでもよい。
例えば、潮流制御は、潮流量の抑制を指示するデマンドレスポンスに従った制御(負荷310の省エネルギー制御、分散電源320の出力増大制御など)であってもよい。逆潮流制御は、分散電源320の一つである太陽電池の出力抑制制御であってもよい。VPP制御は、分散電源320の一つである蓄電池の充電制御又は放電制御であってもよく、分散電源320の一つである燃料電池(例えば、PEFC)の起動時間、PEFCに併設されるヒートポンプの沸き上げ制御であってもよい。中継制御は、ユーザから任意に制御される負荷310の制御(エアーコンディショナーの電源オン又は電源オフ、エアーコンディショナーの設定温度の変更、ヒートポンプの沸き上げ時間の設定など)を指示するメッセージを中継する制御である。
ここで、潮流制御がエアーコンディショナーの省エネルギー制御であり、VPP制御が蓄電池の充電制御である場合において、これらの制御が同時に発生するケースについて考える。このようなケースにおいて、省エネルギー制御及び充電制御は互いに矛盾する制御であるが、制御メッセージの用途が分からなければ、いずれの制御を行うべきかをローカル制御装置330が判断することができない。実施形態では、ローカル制御装置330は、送信元識別情報によって制御メッセージの用途を把握することができるため、例えば、充電制御を行わずに省エネルギー制御を行うことによって、電力系統110の安定化を図ることができる。
或いは、逆潮流制御がヒートポンプの沸き上げ時間の前倒し制御であり、VPP制御が蓄電池の放電制御である場合において、これらの制御が同時に発生するケースについて考える。このようなケースにおいて、沸き上げ時間の前倒し制御及び放電制御は互いに矛盾する制御であるが、制御メッセージの用途が分からなければ、いずれの制御を行うべきかをローカル制御装置330が判断することができない。実施形態では、ローカル制御装置330は、送信元識別情報によって制御メッセージの用途を把握することができるため、例えば、放電制御を行わずにヒートポンプの沸き上げ時間の前倒し制御を行うことによって、電力系統110の安定化を図ることができる。
或いは、逆潮流制御が太陽電池の出力抑制制御であり、VPP制御が蓄電池の放電制御である場合において、これらの制御が同時に発生するケースについて考える。このようなケースにおいて、出力抑制制御及び放電制御は互いに矛盾する制御であるが、制御メッセージの用途が分からなければ、いずれの制御を行うべきかをローカル制御装置330が判断することができない。実施形態では、ローカル制御装置330は、送信元識別情報によって制御メッセージの用途を把握することができるため、例えば、放電制御を行わずに出力抑制制御を行うことによって、電力系統110の安定化を図ることができる。
なお、出力抑制制御及び放電制御が互いに矛盾しない場合においても、ローカル制御装置330は、送信元識別情報によって制御メッセージの用途を把握することができるため、どちらの制御を実施すべきか判断できる。
例えば、潮流制御がエアーコンディショナーの省エネルギー制御であり、VPP制御が蓄電池の放電制御である場合において、これらの制御が同時に発生するケースについて考える。このようなケースにおいて、省エネルギー制御及び放電制御は互いに矛盾しない制御であるが、制御メッセージの用途が分からなければ、いずれの制御を優先して行うべきかをローカル制御装置330が判断することができない。実施形態では、ローカル制御装置330は、送信元識別情報によって制御メッセージの用途を把握することができるため、例えば、インセンティブの大小に応じて、放電制御を行わずに省エネルギー制御を行うことによって、より大きなインセンティブを得ることができる。
(ローカル制御装置)
以下において、実施形態に係るローカル制御装置について説明する。図3に示すように、ローカル制御装置330は、第1通信部331と、第2通信部332と、制御部333とを有する。ローカル制御装置330は、VEN(Vertual End Node)の一例である。
第1通信部331は、通信モジュールによって構成されており、ネットワーク120を介して電力管理サーバ200と通信を行う。第1通信部331は、上述したように、第1プロトコルに従って通信を行う。例えば、第1通信部331は、第1プロトコルに従って第1メッセージを電力管理サーバ200から受信する。第1通信部331は、第1プロトコルに従って第1メッセージ応答を電力管理サーバ200に送信する。
第2通信部332は、通信モジュールによって構成されており、機器(負荷310又は分散電源320)と通信を行う。第2通信部332は、上述したように、第2プロトコルに従って通信を行う。例えば、第2通信部332は、第2プロトコルに従って第2メッセージを機器に送信する。第2通信部332は、第2プロトコルに従って第2メッセージ応答を機器から受信する。
制御部333は、メモリ及びCPUなどによって構成されており、ローカル制御装置330に設けられる各構成を制御する。具体的には、制御部333は、施設300の電力を管理するために、第2メッセージの送信及び第2メッセージ応答の受信によって機器の情報の報告を機器に指示する。制御部333は、施設300の電力を制御するために、第2メッセージの送信によって機器の動作状態の設定を機器に指示する。
実施形態において、制御部333は、第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容に対応し、第1プロトコルの情報要素に対応する第2プロトコルの情報要素を含む第2メッセージの送信を第2通信部332に指示する。
(1)第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容が機器の情報の報告であるケース
このようなケースにおいては、第1プロトコルに適合する情報要素を含む第1メッセージ応答を電力管理サーバ200に送信する必要がある。従って、制御部333は、第2メッセージ応答に含まれる情報要素を第1プロトコルに適合する情報要素に変換する。情報要素の変換は、ローカル制御装置330で自動的に行われてもよいし、ユーザの操作・承認を介して行われてもよい。制御部333は、変換された情報要素を含む第1メッセージ応答の送信を第1通信部331に指示する。
ここで、第2メッセージの送信及び第2メッセージ応答の受信は、第1メッセージの受信前に行われてもよい。このようなケースにおいては、制御部333は、第1メッセージの受信前に制御部333で管理される機器の情報に基づいて、第1メッセージ応答の送信を第1通信部331に指示する。制御部333で管理される機器の情報は、第1メッセージの受信前に機器から受信する第2メッセージ応答に含まれる情報要素によって得られる機器の情報である。
或いは、第2メッセージの送信及び第2メッセージ応答の受信は、第1メッセージの受信後に行われてもよい。このようなケースにおいては、制御部333は、第1メッセージによって指定される情報要素に基づいて第2プロトコルに適合する情報要素を選択する。制御部333は、選択された情報要素を含む第2メッセージの送信を第2通信部332に指示する。制御部333は、第2メッセージ応答の受信後に制御部333で管理される機器の情報に基づいて、第1メッセージ応答の送信を第1通信部331に指示する。制御部333で管理される機器の情報は、第1メッセージの受信後に機器から受信する第2メッセージ応答に含まれる情報要素によって得られる機器の情報である。
さらに、第1プロトコルに適合する情報要素が第2メッセージ応答に含まれる情報要素と1対1で対応していないケースが想定される。例えば、第1プロトコルに適合する情報要素の単位が第2メッセージ応答に含まれる情報要素の単位と異なるケースが考えられる。或いは、第1プロトコルに適合する情報要素が第2メッセージ応答に含まれる2以上の情報要素でしか表せないケースが考えられる。このようなケースにおいて、制御部333は、第2メッセージ応答に含まれる情報要素に基づいて第1プロトコルに適合する情報要素を演算する。例えば、制御部333は、直流電力で表される情報要素に基づいて交流電力で表される情報要素を演算してもよい。制御部333は、瞬時電力で表される情報要素に基づいて単位時間の電力量で表される情報要素を演算してもよい。制御部333は、2以上の情報要素に基づいて1つの情報要素を演算してもよい。
(2)第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容が機器の動作状態の設定であるケース
このようなケースにおいては、ローカル制御装置330は、第2プロトコルに従って機器が対応可能な情報要素の中から、第1メッセージで指定された情報要素に対応する1以上の情報要素を選択する。ローカル制御装置330は、選択された情報要素を含むメッセージを第2メッセージとして機器に送信する。
実施形態において、制御部333は、送信元識別情報に基づいて、制御メッセージに基づいた制御を行う(ステップB)。例えば、制御部333は、制御メッセージを実行する優先度を示す優先度情報と送信元識別情報とを対応付ける情報を管理する(ステップC)。このような情報は、例えば、図4に示される情報である。
図4に示すように、制御部333は、送信元識別情報と用途種別と優先度情報とを対応付ける情報を管理する。但し、用途種別は送信元識別情報と暗示的に対応付けられていてもよく、このようなケースにおいては、制御部333は、送信元識別情報と用途種別とを対応付ける情報を管理していなくてもよい。
制御部333は、優先度情報に基づいて、制御メッセージに基づいた制御を行う。例えば、制御部333は、制御メッセージによって実現される制御の目的が逆潮流制御である場合には、施設300の電力管理状態によらずに制御メッセージに基づいた制御を実行してもよい。同様に、制御部333は、制御メッセージによって実現される制御を計画する発行者がユーザである場合には、施設300の電力管理状態によらずに制御メッセージに基づいた制御を実行してもよい。一方で、制御部333は、制御メッセージによって実現される制御の目的が潮流制御又はVPP制御である場合には、施設300の電力管理状態及び潮流制御又はVPP制御の実行に伴うインセンティブに基づいて、制御メッセージに基づいた制御を実行するか否かを判断する。電力管理状態とは、負荷310の稼働状態及び分散電源320の発電状態(又は蓄電状態)である。
実施形態では、制御部333は、制御メッセージに基づいた制御を行わない場合に、制御メッセージに基づいた制御を行わない旨を電力管理サーバ200に通知する。例えば、制御メッセージに基づいた制御を行わない旨の通知は、第1プロトコルに従ったメッセージ(第1メッセージ応答)によって行われる。すなわち、制御部333は、制御メッセージに基づいた制御を行わない旨を示す情報要素を含む第1メッセージ応答の送信を第1通信部331に指示する。
制御メッセージに基づいた制御を行わない旨を通知するタイミングは、制御メッセージに基づいた制御を行わないと決定したタイミングであってもよく、制御メッセージに基づいた制御の実行タイミングとして指定されたタイミングであってもよい。例えば、実行タイミングは、制御メッセージによって指定されている。制御メッセージは、絶対時刻を実行タイミングとして指定してもよく、制御メッセージの送信時刻(又は受信時刻)に対する相対時刻を実行タイミングとして指定してもよい。
(電力管理方法)
以下において、実施形態に係る電力管理方法について説明する。以下においては、第1プロトコルがOpen ADR2.0に準拠するプロトコルであり、第2プロトコルがECHONET Liteに準拠するプロトコルであるケースについて例示する。さらに、第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容が機器の動作状態の設定であるケースに関するシーケンスについて説明する。
第1に、制御メッセージに基づいた制御を行うケースについて図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、ステップS11において、電力管理サーバ200は、第1プロトコルに従ってoadrDistributeEventをローカル制御装置330に送信する。oadrDistributeEventは、機器の動作状態の設定を指示する制御メッセージの一例である。
ステップS12において、ローカル制御装置330は、送信元識別情報に基づいて、oadrDistributeEventに基づいた制御を行うか否かを判定する。例えば、ローカル制御装置330は、送信元識別情報と対応付けられた優先度情報(図4を参照)に基づいて、oadrDistributeEventに基づいた制御を行うか否かを判定する。
ステップS13において、ローカル制御装置330は、第2プロトコルに従って対象機器が対応可能なローカル情報要素の中から、oadrDistributeEventによって指示される制御を実現する1以上のローカル情報要素を選択する。ローカル制御装置330は、選択されたローカル情報要素を含むSETコマンドを機器350に送信する。機器350は、施設300に設けられる負荷310又は分散電源320である。
ステップS14において、ローカル制御装置330は、SETコマンドに対するSET応答コマンドを機器350に送信する。
ステップS15において、ローカル制御装置330は、oadrDistributeEventに基づいた制御を行う旨を示す情報要素を含むoadrCreatedEventを電力管理サーバ200に送信する。oadrCreatedEventは、oadrDistributeEventに対する応答である。oadrCreatedEventは、ステップS13の前に送信されてもよい。
第2に、制御メッセージに基づいた制御を行わないケースについて図6を参照しながら説明する。ステップS11及びステップS12の処理については図5と同様であるため、これらの説明については省略する。
図6に示すように、ステップS17において、ローカル制御装置330は、oadrDistributeEventに基づいた制御を行わない旨を示す情報要素を含むoadrCreatedEventを電力管理サーバ200に送信する。oadrCreatedEventの送信タイミングは、oadrDistributeEventに基づいた制御を行わないと決定したタイミングであってもよく、oadrDistributeEventに基づいた制御の実行タイミングとして指定されたタイミングであってもよい。
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
実施形態では、1つの制御メッセージが電力管理サーバ200からローカル制御装置330に送信されるケースについて説明した。これに対して、変更例1では、2以上の制御メッセージが電力管理サーバ200からローカル制御装置330に送信されるケースについて説明する。
例えば、送信元識別情報が互いに異なる2つの制御メッセージを電力管理サーバ200がローカル制御装置330に送信するケースが考えられる。このようなケースにおいて、ローカル制御装置330は、2つの制御メッセージに基づいた制御が競合する場合に、優先度が高い制御メッセージに基づいた制御を行う。一方で、ローカル制御装置330は、2つの制御メッセージに基づいた制御が競合しない場合に、双方の制御メッセージに基づいた制御を行ってもよい。
さらに、送信元識別情報が互いに同じ2つの制御メッセージを電力管理サーバ200がローカル制御装置330に送信するケースも考えられる。このようなケースにおいて、ローカル制御装置330は、最新の制御メッセージに基づいた制御を行う。
(電力管理方法)
以下において、実施形態に係る電力管理方法について説明する。以下においては、第1プロトコルがOpen ADR2.0に準拠するプロトコルであり、第2プロトコルがECHONET Liteに準拠するプロトコルであるケースについて例示する。さらに、第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容が機器の動作状態の設定であるケースに関するシーケンスについて説明する。
図7に示すように、ステップS21において、電力管理サーバ200は、第1プロトコルに従ってoadrDistributeEvent(A)をローカル制御装置330に送信する。oadrDistributeEvent(A)は、例えば、優先度が低い制御メッセージの一例である。
ステップS22において、電力管理サーバ200は、第1プロトコルに従ってoadrDistributeEvent(B)をローカル制御装置330に送信する。oadrDistributeEvent(B)は、例えば、優先度が高い制御メッセージの一例である。
ステップS23において、ローカル制御装置330は、送信元識別情報に基づいて、oadrDistributeEvent(A)及びoadrDistributeEvent(B)に基づいた制御を行うか否かを判定する。例えば、ローカル制御装置330は、送信元識別情報と対応付けられた優先度情報(図4を参照)に基づいて、oadrDistributeEvent(A)及びoadrDistributeEvent(B)に基づいた制御を行うか否かを判定する。
ここでは、ローカル制御装置330は、oadrDistributeEvent(A)の優先度がoadrDistributeEvent(B)の優先度情報よりも低いため、oadrDistributeEvent(A)に基づいた制御を行わずに、oadrDistributeEvent(B)に基づいた制御を行うと決定する。
ステップS24において、ローカル制御装置330は、oadrDistributeEvent(A)に基づいた制御を行わない旨を示す情報要素を含むoadrCreatedEvent(A)を電力管理サーバ200に送信する。oadrCreatedEvent(A)は、oadrDistributeEvent(A)に対する応答である。oadrCreatedEvent(A)の送信タイミングは、oadrDistributeEvent(A)に基づいた制御を行わないと決定したタイミングであってもよく、oadrDistributeEvent(A)に基づいた制御の実行タイミングとして指定されたタイミングであってもよい。なお、oadrDistributeEvent(A)に基づいた制御を行わないと決定したタイミングは、oadrDistributeEvent(A)の優先度よりも高い優先度を有するoadrDistributeEvent(B)を受信したタイミングであってもよい。
ステップS25において、ローカル制御装置330は、第2プロトコルに従って対象機器が対応可能なローカル情報要素の中から、oadrDistributeEvent(B)によって指示される制御を実現する1以上のローカル情報要素を選択する。ローカル制御装置330は、選択されたローカル情報要素を含むSETコマンド(B)を機器350に送信する。
ステップS26において、機器350は、SETコマンド(B)に対するSET応答コマンド(B)をローカル制御装置330に送信する。
ステップS27において、ローカル制御装置330は、oadrDistributeEvent(B)に基づいた制御を行う旨を示す情報要素を含むoadrCreatedEvent(B)を電力管理サーバ200に送信する。oadrCreatedEvent(B)は、oadrDistributeEvent(B)に対する応答である。oadrCreatedEvent(B)は、ステップS25の前に送信されてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、第1プロトコルがOpen ADR2.0に準拠するプロトコルであり、第2プロトコルがECHONET Liteに準拠するプロトコルであるケースについて例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1プロトコルは、電力管理サーバ200とローカル制御装置330との間の通信で用いるプロトコルとして規格化されたプロトコルであればよい。第2プロトコルは、施設300で用いるプロトコルとして規格化されたプロトコルであればよい。
実施形態では、第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容が機器の動作状態の設定であるケースについて主として説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1メッセージによって指示される機器に対する制御内容は、機器の情報の報告であってもよい。
実施形態では、用途種別を指定する情報要素が第1プロトコルで定義されていないケースを例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、用途種別と対応付けられる送信元識別情報を指定する情報要素が第1プロトコルで新たに定義されてもよく、用途種別を指定する情報要素が第1プロトコルで新たに定義されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、施設300に設けられるローカル制御装置330は、必ずしも施設300内に設けられていなくてもよい。例えば、ローカル制御装置330の機能の一部は、インターネット上に設けられるクラウドサーバによって提供されてもよい。すなわち、ローカル制御装置330がクラウドサーバを含むと考えてもよい。或いは、クラウドサーバが上述した中継制御部234を有する電力管理サーバ200とであると考えてもよい。
なお、日本国特許出願第2016−230453号(2016年11月28日出願)の全内容が、参照により、本願に組み込まれている。
実施形態によれば、制御メッセージによって指定される制御内容を適切に制御することを可能とする電力管理方法、電力管理サーバ、ローカル制御装置及び電力管理システムを提供ことができる。

Claims (11)

  1. 電力系統に接続された施設を管理する1以上の電力管理サーバから前記施設に設けられるローカル制御装置に対して制御メッセージを送信するステップと、
    前記ローカル制御装置が、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行うステップとを備え、
    前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記ローカル制御装置が、前記制御メッセージを実行する優先度を示す優先度情報と前記送信元識別情報とを対応付ける情報を管理するステップをさらに備え、
    前記制御を行うステップは、前記優先度情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行うステップを含む、電力管理方法。
  2. 前記用途種別は、前記制御メッセージに基づいた制御によって実現される目的及び前記制御メッセージに基づいた制御を計画する発行者の少なくともいずれか1つを示す、請求項1に記載の電力管理方法。
  3. 電力系統に接続された施設を管理する1以上の電力管理サーバから前記施設に設けられるローカル制御装置に対して制御メッセージを送信するステップと、
    前記ローカル制御装置が、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行うステップとを備え、
    前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記用途種別は、前記電力系統から前記施設に対する潮流量の制御、前記施設から前記電力系統に対する逆潮流量の制御、前記施設に設けられる分散電源の制御、及び、前記施設に関するユーザからの制御の少なくともいずれか1つを示す、電力管理方法。
  4. 前記制御メッセージに基づいた制御を行わない場合に、前記ローカル制御装置から前記電力管理サーバに対して、前記制御メッセージに基づいた制御を行わない旨を通知するステップを備える、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電力管理方法。
  5. 前記通知するステップは、前記制御メッセージに基づいた制御を行わないと決定したタイミング、又は、前記制御メッセージに基づいた制御の実行タイミングとして指定されたタイミングで行われる、請求項に記載の電力管理方法。
  6. 前記1以上の電力管理サーバと前記ローカル制御装置との間の通信は、所定プロトコルに従って行われる、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電力管理方法。
  7. 前記所定プロトコルに従ったメッセージフォーマットは、前記用途種別を指定する情報要素を含まずに、前記ローカル制御装置に対する制御内容を指定する情報要素を含む、請求項に記載の電力管理方法。
  8. 電力系統に接続された施設を管理する電力管理サーバであって、
    前記施設に設けられるローカル制御装置に対して制御メッセージを送信する送信部を備え、
    前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記用途種別は、前記電力系統から前記施設に対する潮流量の制御、前記施設から前記電力系統に対する逆潮流量の制御、前記施設に設けられる分散電源の制御、及び、前記施設に関するユーザからの制御の少なくともいずれか1つを示す、電力管理サーバ。
  9. 電力系統に接続された施設に設けられるローカル制御装置であって、
    前記施設を管理する電力管理サーバから制御メッセージを受信する受信部と、
    前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記制御メッセージを実行する優先度を示す優先度情報と前記送信元識別情報とを対応付ける情報を管理し、
    前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う、ローカル制御装置。
  10. 電力系統に接続された施設に設けられるローカル制御装置であって、
    前記施設を管理する電力管理サーバから制御メッセージを受信する受信部と、
    前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う制御部とを備え、
    前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記用途種別は、前記電力系統から前記施設に対する潮流量の制御、前記施設から前記電力系統に対する逆潮流量の制御、前記施設に設けられる分散電源の制御、及び、前記施設に関するユーザからの制御の少なくともいずれか1つを示す、ローカル制御装置。
  11. 電力系統に接続された施設を管理する電力管理サーバと、
    前記施設に設けられるローカル制御装置とを備え、
    前記電力管理サーバは、前記ローカル制御装置に対して制御メッセージを送信する送信部を備え、
    前記ローカル制御装置は、前記制御メッセージの送信元を特定する送信元識別情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う制御部を備え、
    前記制御部は、前記制御メッセージを実行する優先度を示す優先度情報と前記送信元識別情報とを対応付ける情報を管理し、
    前記送信元識別情報は、前記制御メッセージの用途を特定する用途種別と対応付けられ、
    前記制御部は、前記優先度情報に基づいて、前記制御メッセージに基づいた制御を行う、電力管理システム。
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