JP6717633B2 - 乗継券、料金収受機、料金収受方法及びプログラム - Google Patents

乗継券、料金収受機、料金収受方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、乗継券、料金収受機、料金収受方法及びプログラムに関する。
有料道路にて採用される課金方式の一つには、1回の使用に課される固定料金分(ターミナルチャージ)と、走行距離に比例して課される変額料金分と、の合計で支払料金が計算されるものがある。この課金方式の場合、同じ区間を走行した場合であっても、例えば、途中で有料道路を一旦降りてしまった場合、途中で有料道路を降りない場合に比べて料金が高くなる。有料道路の一部が事故や工事で通行禁止となっている場合、この通行禁止区間を迂回するため、利用者は、有料道路を一度降りなければならない。この場合、車載器を搭載していない車両に対しては、途中の出口料金所で磁気カードの「乗継券(乗継証明券)」が発行される。乗り継ぎ先の出口料金所で支払い料金を精算する際にこの「乗継券」がある場合、通行禁止区間の前後に係る2つの走行区間が1つの走行区間として取扱われ、支払料金の割引がなされる。
例えば、有料道路の出口料金所に設置された料金収受機は、利用者又は収受員から挿入された通行券に基づき支払料金の精算処理を行う(例えば、特許文献1参照)。このような料金収受機では、通行券に先だって乗継券が挿入されることで、支払料金の割引がなされる。
特開2003−242534号公報
しかしながら、出発地から目的地までの間に乗り継ぎ(通行禁止区間)が複数回存在した場合、乗継券を挿入した場合であっても割引料金が適切に計算されず、利用者が正規に支払うべき額よりも高額な料金が請求される場合がある。このような場合は、当該利用者から別途に申し出を受ける必要があり、利用者に負担を強いていた。
本発明の目的は、複数回の乗り継ぎがあった場合であっても、実際の走行区間に応じた適切な料金を請求可能な乗継券、料金収受機、料金収受方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所にて発行される乗継券(T2)であって、現に発行を行う前記出口料金所である今回出口料金所(1A)を示す情報と、初回に通過した初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間において、走行していない前記有料道路の区間に係る設定料金である乗継調整額の累計と、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所、及び、当該今回出口料金所の各々で支払った料金の累計と、が記録された乗車券である。
このようにすることで、今回出口料金所を示す情報、上記乗継調整額の累計、及び、上記支払った料金の累計を、次に通過する出口料金所に伝達することができる。これにより、当該次の出口料金所では、上記各種情報に基づいて、複数回の乗り継ぎが発生した場合における適切な支払額を算出することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の乗継券には、更に、前記今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所から当該今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所を示す情報と、が記録されている。
このようにすることで、今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所から当該今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、今回入口料金所を示す情報と、を次に通過する出口料金所に伝達することができる。
また、本発明の一態様は、入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所に設置される料金収受機(10)であって、現に利用しようとする今回出口料金所(1A)に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得する今回入口情報取得部(101)と、前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券(T2)から当該前回出口料金所を示す情報を取得する前回出口情報取得部(102)と、前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出する乗継調整額演算部(103)と、初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得する初回入口情報取得部(104)と、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得する過去乗継調整額取得部(105)と、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得する過去支払額取得部(106)と、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出する今回支払額演算部(107)と、を備える料金収受機である。
このようにすることで、複数回に渡る乗り継ぎが発生した場合に、出発地から目的地までの全区間に係る設定料金から、今回出口料金所で算出された乗継調整額(最近の乗り継ぎに係る乗継調整額)だけでなく、他の乗り継ぎに係る乗継調整額(過去乗継調整額)も全て差し引かれる。また、出発地から目的地までの全区間に係る設定料金から、過去に通過した出口料金所の各々で支払われた料金の累計(過去支払額)も差し引かれる。
したがって、複数回の乗り継ぎが発生した場合に、利用者は、当該複数回の乗り継ぎによって分割された複数の走行区間を一つの走行区間と見なした場合に請求される設定料金から、(乗り継ぎのため)実際には走行していない区間に係る設定料金が差し引かれた額を支払うことになる。
よって、複数回の乗り継ぎがあった場合であっても、実際の走行区間に応じた適切な料金を請求することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の料金収受機は、前記乗継券から、前記前回出口料金所に至る直前に通過した前回入口料金所から当該前回出口料金所までの区間に係る設定料金である前回走行区間料金を取得する前回走行区間料金取得部(108)と、前記乗継券から、前記前回入口料金所を示す情報を取得する前回入口情報取得部(109)と、を更に備え、前記今回支払額演算部は、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額と、前記前回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、及び、前記前回走行区間料金を差し引いた額と、のうちいずれか小さい方を今回支払額とする。
このようにすることで、複数回の乗り継ぎによって分割された全ての走行区間を一つの走行区間と見なした場合と、最近の1回の乗り継ぎを含む走行区間のみを一つの走行区間と見なした場合と、のうちいずれか安い方の料金が請求される。したがって、複数回の乗り継ぎがあった場合に、一層適切な料金を請求することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の料金収受機は、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額を前記過去乗継調整額に加算して、当該過去乗継調整額を更新する過去乗継調整額更新部(110)と、前記今回支払額を前記過去支払額に加算して、当該過去支払額を更新する過去支払額更新部(111)と、更新された前記過去乗継調整額と、更新された前記過去支払額と、前記今回出口料金所を示す情報と、が記録された新たな乗継券を発行する乗継券発行部(114)と、を更に備えている。
このようにすることで、出発地から今回出口料金所までの走行で発生した乗り継ぎに係る乗継調整額の累計(過去乗継調整額)及び支払額の累計(過去支払額)を、乗継券を通じて、次の出口料金所に伝達することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の料金収受機は、前記前回走行区間料金を、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金に更新する前回走行区間料金更新部(112)を更に備え、前記乗継券発行部は、更新された前記前回走行区間料金が更に記録された前記新たな乗継券を発行する。
このようにすることで、次の出口料金所にとっての前回走行区間料金を、乗継券を通じて、当該次の出口料金所に伝達することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記今回支払額演算部は、所定の割引率(α)の料金割引が適用される場合に、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、及び、前記過去乗継調整額を差し引いて得られた額に前記割引率を乗じた額から、前記過去支払額を差し引いて前記今回支払額を算出する。
このようにすることで、割引が適用されない場合に最終的に支払うべき金額全体に均等に割引率が乗じられるので、割引が適用される利用者に対しても、適切な料金を請求することができる。
また、本発明の一態様は、入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所における料金収受方法であって、現に利用しようとする今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得するステップと、前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券から当該前回出口料金所を示す情報を取得するステップと、前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出するステップと、初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得するステップと、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得するステップと、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得するステップと、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出するステップと、を有する料金収受方法である。
また、本発明の一態様は、入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所に設置される料金収受機のコンピュータを、現に利用しようとする今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得する今回入口情報取得部、前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券から当該前回出口料金所を示す情報を取得する前回出口情報取得部、前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出する乗継調整額演算部、初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得する初回入口情報取得部、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得する過去乗継調整額取得部、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得する過去支払額取得部、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出する今回支払額演算部、として機能させるプログラムである。
上述の乗継券、料金収受機、料金収受方法及びプログラムによれば、複数回の乗り継ぎがあった場合であっても、実際の走行区間に応じた適切な料金を請求することができる。
第1の実施形態に係る出口料金所の全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る通行券に記録される情報を示す図である。 第1の実施形態に係る乗継券に記録される情報を示す図である。 第1の実施形態に係る乗継券の外観の例を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の処理の流れを説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の処理の流れを説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の処理の流れを説明する第3の図である。 第1の実施形態に係る料金収受機の処理の流れを説明する第4の図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受機について、図1〜図9を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る出口料金所の全体構成を示す図である。
出口料金所1は、有料道路に設置される出口料金所である。有料道路は、入口料金所(図示せず)及び出口料金所1を複数有している。利用者は、所定の入口料金所を通過して有料道路に流入し、所定の出口料金所1を通過して有料道路から流出する。
以下の説明において、有料道路を走行中の利用者が、現に利用しようとする一の出口料金所1を「今回出口料金所1A」と表記して説明する。
今回出口料金所1A(出口料金所1)の車線Lの路側には、料金収受機10が設置されている。
料金収受機10は、利用者に対する料金収受処理を自動で行う料金自動収受機である。料金収受機10は、操作パネル120を通じて利用者から通行券T1等を受け付けるとともに、当該通行券T1に記録された情報に基づいて当該利用者に対する支払額(請求額)を決定する。また、料金収受機10は、利用者からICカード(クレジットカード等)又は現金(紙幣、硬貨)を受け付けて精算処理を行う。
車線Lに進入した利用者(車両Aの運転者)は、支払額の決定のため、料金収受機10の操作パネル120に、通行券T1を挿入する。ここで、通行券T1は、利用者が今回出口料金所1Aに至る直前に、有料道路に流入する際に通過した一の入口料金所にて発行される。以下、当該一の入口料金所を「今回入口料金所」とも表記する。
また、車両Aの有料道路の走行中において、工事、事故等に起因する走行禁止区間を迂回する目的で乗り継ぎしていた場合、利用者は、料金収受機10の操作パネル120に、乗継券T2を挿入する。乗継券T2は、有料道路の走行禁止区間の直前から一旦流出する際に通過した出口料金所1にて発行される。
以下の説明において、乗継券T2を発行した出口料金所1であって、利用者が「今回入口料金所」に至る直前に、有料道路から流出する際に通過した一の出口料金所を「前回出口料金所」とも表記する。
料金収受機10は、通行券T1に続き、乗継券T2が挿入された場合に、更に、当該乗継券T2に記録された情報に基づいて正規の支払料金を決定する。
(機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受機の機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金収受機10は、CPU100と、操作パネル120と、を備えている。
CPU100は、料金収受機10の動作全体を司るプロセッサであって、読み込まれた所定のプログラムに従って動作する。CPU100が有する機能の詳細については後述する。
操作パネル120は、利用者による料金収受の操作が行われるユーザインターフェイスである。
図2に示すように、操作パネル120には、通行券挿入口121と、カード挿入口122と、紙幣挿入口123と、硬貨投入口124と、釣銭排出口125と、LCD(液晶ディスプレイ)126と、が設けられている。
通行券挿入口121は、利用者から、上述の通行券T1及び乗継券T2を受け付ける挿入口である。
カード挿入口122は、利用者がICカード(クレジットカード等)による支払を希望する場合に、利用者から当該ICカードを受け付ける挿入口である。
紙幣挿入口123は、利用者が現金による支払を希望する場合に、利用者から紙幣を受け付ける挿入口である。
硬貨投入口124は、利用者が現金による支払を希望する場合に、利用者から硬貨の投入を受け付ける投入口である。
釣銭排出口125は、支払料金よりも大きい額の現金が挿入(投入)された場合に、支払料金との差額(釣銭)を排出する排出口である。なお、釣銭排出口125は、紙幣を排出する排出口と、硬貨を排出する排出口(受け皿等)と、をそれぞれ有する態様であってもよい。
LCD126は、利用者に対し、料金収受処理(操作パネル120の操作手順)の案内を表示する。例えば、LCD126は、到来した直後の利用者に対して通行券T1の挿入を促す表示、通行券挿入後に支払料金が確定した場合にはその支払額、及び、乗継券T2を所持している場合には、当該乗継券T2の挿入を促す表示等を行う。
次に、CPU100が有する各種機能について説明する。
図2に示すように、CPU100は、今回入口情報取得部101、前回出口情報取得部102、乗継調整額演算部103、初回入口情報取得部104、過去乗継調整額取得部105、過去支払額取得部106、今回支払額演算部107、前回走行区間料金取得部108及び前回入口情報取得部109としての機能を発揮する。
今回入口情報取得部101は、利用者が今回入口料金所で発行された通行券T1に記録された情報を読み取って、当該今回入口料金所を示す情報(今回入口情報)を取得する。
前回出口情報取得部102は、前回出口料金所で発行された乗継券T2に記録された情報を読み取って、当該前回出口料金所を示す情報(前回出口情報)を取得する。
乗継調整額演算部103は、通行券T1及び乗継券T2の各々に記録された情報から、利用者が初回に通過した入口料金所(以下、「初回入口料金所」とも記載する。)から今回出口料金所1Aまでの区間において、走行していない有料道路の区間(走行禁止区間)に係る設定料金である乗継調整額を算出する。具体的には、乗継調整額演算部103は、前回出口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金と、今回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金と、の差額を乗継調整額として算出する。
初回入口情報取得部104は、乗継券T2(場合によっては、通行券T1)に記録された情報を読み取って、初回入口料金所を示す情報(初回入口情報)を取得する。
過去乗継調整額取得部105は、乗継券T2に記録された情報を読み取って、初回入口料金所から今回出口料金所1Aに至るまでに通過した出口料金所1の各々で算出された乗継調整額の累計である過去乗継調整額の情報(値)を取得する。
過去支払額取得部106は、乗継券T2に記録された情報を読み取って、初回入口料金所から今回出口料金所1Aに至るまでに通過した出口料金所1の各々で支払った料金の累計である過去支払額の情報(値)を取得する。
前回走行区間料金取得部108は、乗継券T2に記録された情報を読み取って、前回乗り継ぎ時における流出直前に走行した有料道路の区間(前回走行区間)に係る設定料金(前回走行区間料金)を取得する。換言すると、前回走行区間料金取得部108は、乗継券T2に記録された情報を読み取って、前回出口料金所に至る直前に、有料道路へ流入する際に通過した入口料金所(以下、「前回入口料金所」とも記載する。)から当該前回出口料金所までの区間に係る設定料金(前回走行区間料金)を取得する。
前回入口情報取得部109は、乗継券T2から、前回入口料金所を示す情報(前回入口情報)を取得する。
今回支払額演算部107は、利用者が今回出口料金所1Aで支払うべき額(今回支払額)を算出する。本実施形態においては、今回支払額演算部107は、2通りの方法で今回支払額を算出する。
今回支払額演算部107は、第1の演算方法として、初回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金から、今回出口料金所1A(乗継調整額演算部103)で算出された乗継調整額、過去乗継調整額、及び、過去支払額を差し引いた額を算出する。
今回支払額演算部107は、第2の演算方法として、前回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金から、今回出口料金所1A(乗継調整額演算部103)で算出された乗継調整額、及び、前回走行区間料金を差し引いた額を算出する。
今回支払額演算部107は、第1の演算方法の算出結果と、第2の演算方法の算出結果と、を比較して、何れか小さい方を今回支払額とする。
更に、料金収受機10は、利用者に対し乗継券を発行する機能を有している。
具体的には、料金収受機10は、過去乗継調整額更新部110、過去支払額更新部111、前回走行区間料金更新部112、前回入口情報更新部113及び乗継券発行部114としての機能を有している。
過去乗継調整額更新部110は、今回出口料金所1A(乗継調整額演算部103)で算出された乗継調整額を、過去乗継調整額取得部105を通じて乗継券T2から取得された過去乗継調整額に加算して、当該過去乗継調整額を更新する。
過去支払額更新部111は、今回出口料金所1A(今回支払額演算部107)で算出された今回支払額を、過去支払額取得部106を通じて乗継券T2から取得された過去支払額に加算して、当該過去支払額を更新する。
前回走行区間料金更新部112は、(前回走行区間料金取得部108により)乗継券T2から取得された前回走行区間料金を、今回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金に更新する。
前回入口情報更新部113は、(前回入口情報取得部109により)乗継券T2から取得された前回入口情報を、今回入口料金所を示す情報に更新する。
乗継券発行部114は、過去乗継調整額更新部110により更新された新たな過去乗継調整額と、過去支払額更新部111により更新された過去支払額と、前回走行区間料金更新部112により更新された前回走行区間料金と、今回出口料金所1Aを示す情報と、が記録された新たな乗継券を発行する。
(通行券に記録される情報)
図3は、第1の実施形態に係る通行券に記録される情報を示す図である。
図3に示す各種情報は、通行券T1に記録される。ここで、通行券T1は、有料道路の入口料金所(今回入口料金所)で発行される券(磁気テープを有する紙製の記録媒体)であって、出口料金所(今回出口料金所1A)に到来した利用者が料金収受機10に挿入して用いるものである。
図3に示すように、通行券T1には、『今回入口情報』、『今回入口通過時刻』、『割引フラグ』、『車両番号情報』及び『車種情報』が記録される。
『今回入口情報』は、この通行券T1を発行した入口料金所(即ち、発行された通行券T1が次の出口料金所1で用いられる時点における「今回入口料金所」)を示す情報である。
『今回入口通過時刻』は、利用者が、この通行券T1を発行した入口料金所を通過した日時(即ち、入口料金所にて当該通行券T1が発行された日時)を示す情報である。
『割引フラグ』は、本実施形態においては、利用者が、身体障害者用の割引の適用が受けられるか否かを示す情報である。入口料金所において、利用者が身体障害者であることを示す正規の証明書を提示した場合は、割引が“有効”であることを示す『割引フラグ』が記録された通行券T1が発行される。
『車両番号情報』は、車両A(図1)のナンバープレートに刻印されている車両番号情報を示す情報である。本実施形態においては、入口料金所に設置されたナンバープレート読取装置(通過する車両のナンバープレートに刻印されている情報を自動的に読み取る装置)を通じて読み取られた車両番号情報が通行券T1に記録される。
『車種情報』は、車両Aの車種区分(“軽自動車”、“普通車”、“大型車”等)を示す情報である。本実施形態においては、入口料金所に設けられた車種判別装置(通過する車両の車種区分を自動的に判別する装置)を通じて判別された車種区分が通行券T1に記録される。
(乗継券の態様)
図4は、第1の実施形態に係る乗継券に記録される情報を示す図である。
また、図5は、第1の実施形態に係る乗継券の外観の例を示す図である。
図4に示す各種情報は、乗継券T2に記録される。ここで、乗継券T2は、乗り継ぎを行う際の流出時に通過する出口料金所(前回出口料金所)で発行される券であって、当該乗り継ぎ後の出口料金所(今回出口料金所1A)に到来した利用者が料金収受機10に挿入して用いるものである。
図4に示すように、乗継券T2には、『初回入口情報』、『前回出口情報』、『前回出口通過時刻』、『流出回数』、『過去支払額』、『割引フラグ』、『車両番号情報』、『車種情報』、『前回走行区間料金』、『過去乗継調整額』及び『前回入口情報』が記録される。
『初回入口情報』は、利用者が初回に通過した入口料金所(初回入口料金所)を示す情報である。初回入口料金所で発行された通行券T1に記録された『今回入口情報』(図3)の内容は、その後、乗り継ぎを行う際に通過する出口料金所1の各々で発行される乗継券T2の『初回入口情報』の項目に記録されて引き継がれる。
『前回出口情報』は、この乗継券T2を発行した出口料金所(即ち、発行された乗継券T2が次の出口料金所1にて用いられる時点における「前回出口料金所」)を示す情報である。
『前回出口通過時刻』は、利用者が、この乗継券T2を発行した出口料金所1を通過した日時(即ち、出口料金所1にて当該乗継券T2が発行された日時)を示す情報である。
『流出回数』は、乗り継ぎを行うために有料道路から流出した回数を示す情報である。
『過去支払額』は、初回入口料金所から今回出口料金所1Aに至るまでに通過した出口料金所1の各々で支払った料金の累計である「過去支払額」を示す情報である。
『割引フラグ』は、利用者が、身体障害者用の割引の適用が受けられるか否かを示す情報である。初回入口料金所で発行された通行券T1に記録された『割引フラグ』(図3)の内容は、その後、乗り継ぎを行う際に通過する出口料金所1の各々で発行される乗継券T2の『割引フラグ』の項目に記録されて引き継がれる。
『車両番号情報』は、車両A(図1)のナンバープレートに刻印されている車両番号情報が記録されている。初回入口料金所で発行された通行券T1に記録された『車両番号情報』(図3)の内容は、その後、乗り継ぎを行う際に通過する出口料金所1の各々で発行される乗継券T2の『車両番号情報』の項目に記録されて引き継がれる。
『車種情報』は、車両Aの車種区分を示す情報である。利用者が初回に通過した入口料金所で発行された通行券T1に記録された『車両番号情報』(図3)の内容は、その後、乗り継ぎを行う際に通過する出口料金所1の各々で発行される乗継券T2の『車種区分情報』の項目に記録されて引き継がれる。
『前回走行区間料金』は、前回乗り継ぎ時における流出直前に走行した有料道路の区間(前回走行区間)に係る設定料金を示す情報である。即ち、発行された乗継券T2が次の出口料金所1で用いられる時点において、「前回入口料金所」から「前回出口料金所」までの区間に係る設定料金である。
『過去乗継調整額』は、初回入口料金所から今回出口料金所1Aに至るまでに通過した出口料金所1の各々で算出された乗継調整額の累計である。
『前回入口情報』は、利用者が、前回出口料金所に至る直前に、有料道路へ流入する際に通過した入口料金所(前回入口料金所)を示す情報である。
図5に示すように、乗継券T2に記録される『車種区分』、『初回入口情報』、『前回入口情報』、『過去支払額』、『過去乗継調整額』、『前回走行区間料金』、『前回出口情報』、『前回出口通過時刻』等は、乗継券T2の磁気テープに記録されるばかりでなく、その記録内容が紙面の所定位置に印字される態様であってもよい。このようにすることで、利用者は、乗継券T2の紙面を目視で確認することで、乗継券T2に記録された各種情報の内容を把握することができる。
(料金収受機の処理の流れ)
図6〜図8は、それぞれ、第1の実施形態に係る料金収受機の処理の流れを説明する第1の図〜第4の図である。
以下、図6〜図8を参照しながら、本実施形態に係る料金収受機10の処理の流れを説明する。なお、以下の説明においては、例えば、図6に示すように、有料道路が有する複数の入口料金所を入口N1、N3、N5、N7と表記し、複数の出口料金所1を出口N2、N4、N6、N8と表記する。
なお、図6、図8、図9は、有料道路の利用者が、入口N1を出発地とし、出口N8を目的地とする有料道路の走行経路において、その途中に位置する出口N2〜入口N3、出口N4〜入口N5、及び、出口N6〜入口N7の3つの区間で乗り継ぎした例を示している。
また、図7は、出口N2、N4、N6、N8のそれぞれが有する設定料金テーブルS2、S4、S6、S8の内容を示している。
図6において、まず、利用者は、出発地とする入口N1から有料道路に流入する際に、当該入口N1で発行された通行券T1を入手する。この通行券T1の『今回入口情報』には、入口N1(今回入口料金所)を示す情報(“入口N1”との情報)が記録されている。
次に、利用者は、入口N1から出口N2までの有料道路の区間を走行した後、走行禁止区間(出口N2〜入口N3)を迂回するため、出口N2を通過して有料道路を一旦流出する。
この際、利用者は、入口N1で入手した通行券T1を出口N2(今回出口料金所1A)に設置された料金収受機10(図1、図2)に挿入する。なお、この時点では乗り継ぎされていない(利用者が乗継券T2を入手していない)ため、この料金収受機10には、乗継券T2は挿入されない。
ここで、出口N2における料金収受機10の今回入口情報取得部101(図2)は、挿入された通行券T1から、今回入口情報(“入口N1”との情報)を取得する。
また、前回出口情報取得部102(図2)は、乗り継ぎされていない(乗継券T2が挿入されていない)ことを受けて、前回出口情報の取得処理を行わない。
また、乗継調整額演算部103(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、乗継調整額をX2=0(乗り継ぎされていないため乗継調整額はゼロ)と算出する。
また、初回入口情報取得部104(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、挿入された通行券T1に記録された今回入口情報(“入口N1”との情報)を初回入口情報として取得する。
また、過去乗継調整額取得部105(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、過去乗継調整額の取得処理を行わない。
また、過去支払額取得部106(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、過去支払額の取得処理を行わない。
また、前回走行区間料金取得部108(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、前回走行区間料金の取得処理を行わない。
また、前回入口情報取得部109(図2)は、乗継券T2が挿入されていないことを受けて、前回入口情報の取得処理を行わない。
更に、今回支払額演算部107(図2)は、乗り継ぎされていない(乗継券T2が挿入されていない)ことを受け、今回入口情報取得部101より取得された今回入口情報(“入口N1”との情報)のみに基づいて、出口N2(今回出口料金所1A)で支払うべき額(今回支払額)を決定する。
具体的には、今回支払額演算部107は、まず、出口N2において予め規定された設定料金テーブルS2を参照する。ここで、図7に示すように、出口N2が有する設定料金テーブルS2には、他の入口料金所から出口N2までの各区間に係る設定料金が、入口料金所別に記録されている。そして、設定料金テーブルS2によれば、入口N1から出口N2までの区間に係る設定料金は、“R21”とされている。
したがって、今回支払額演算部107は、取得された今回入口情報(“入口N1”との情報)に基づいて、設定料金テーブルS2のうち入口N1から出口N2までの区間に係る設定料金を参照し、出口N2(今回出口料金所1A)で支払うべき今回支払額(Y2)をR21と決定する。
利用者は、出口N2の料金収受機10の操作パネル120を通じて、上記決定された今回支払額(Y2=R21)を支払う。
次に、当該利用者は、走行禁止区間(出口N2〜入口N3)の迂回に応じた割引の適用を受ける目的で、当該出口N2で乗継券T2の発行を受ける。
ここで、料金収受機10の過去乗継調整額更新部110は、過去乗継調整額を、乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X2=0)に更新する。
また、過去支払額更新部111は、過去支払額を、今回支払額演算部107が算出した今回支払額(Y2=R21)に更新する。
また、前回走行区間料金更新部112は、設定料金テーブルS2を参照して、前回走行区間料金を、入口N1(今回入口料金所)から出口N2(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R21)に更新する。
また、前回入口情報更新部113は、前回入口情報を、入口N1(今回入口料金所)を示す情報(“入口N1”との情報)に更新する。
そして、乗継券発行部114は、上記のとおり更新された過去乗継調整額(X2=0)、過去支払額(Y2=R21)、及び、前回走行区間料金(R21)の各々を、新たに発行しようとする乗継券T2の『過去乗継調整額』、『過去支払額』、『前回走行区間料金』の項目の各々に記録する。
また、乗継券発行部114は、上記更新された前回入口情報(“入口N1”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『初回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、出口N2(今回出口料金所1A)を示す情報(“出口N2”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回出口情報』の項目に記録する。
更に、乗継券発行部114は、乗り継ぎされていない(乗継券T2が挿入されていない)ことを受けて、新たに発行しようとする乗継券T2の『流出回数』の項目に“1”を記録する。
出口N2の乗継券発行部114は、以上の各種情報を記録した乗継券T2を発行する。
利用者は、出口N2で発行された上記乗継券T2を入手して有料道路から流出する。
次に、図6において、利用者は、出口N2から流出した後、入口N3から有料道路に再度流入する際(2回目の流入時)に、当該入口N3で発行された通行券T1を入手する。この通行券T1の『今回入口情報』には、入口N3(今回入口料金所)を示す情報(“入口N3”との情報)が記録されている。
次に、利用者は、入口N3から出口N4までの有料道路の区間を走行した後、走行禁止区間(出口N4〜入口N5)を迂回するため、出口N4を通過して有料道路を一旦流出する。
この際、利用者は、入口N3(今回入口料金所)で入手した通行券T1と、出口N2(前回出口料金所)で入手した乗継券T2と、を出口N4(今回出口料金所1A)に設置された料金収受機10(図1、図2)に挿入する。
ここで、出口N4における料金収受機10の今回入口情報取得部101は、挿入された通行券T1から、今回入口情報(“入口N3”との情報)を取得する。
また、前回出口情報取得部102は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、前回出口情報(“出口N2”との情報)を取得する。
また、乗継調整額演算部103は、今回入口情報取得部101により取得された今回入口情報(“入口N3”との情報)と、前回出口情報取得部102により取得された前回出口情報(“出口N2”との情報)と、に基づいて、乗継調整額(X4)を演算する。
具体的には、乗継調整額演算部103は、出口N2(前回出口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R42)と、入口N3(今回入口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R43)と、の差額(R42−R43)を算出する。
なお、乗継調整額演算部103は、上述の各設定料金(R42、R43)を特定するにあたり、出口N4において予め規定された設定料金テーブルS4を参照する。図7に示すように、出口N4が有する設定料金テーブルS4には、他の入口料金所から出口N4までの各区間に係る設定料金が、入口料金所別に記録されている。
以上より、乗継調整額演算部103は、利用者が走行していない有料道路の区間(出口N2から入口N3までの区間)に係る設定料金である乗継調整額(X4=R42−R43)を算出する。
また、初回入口情報取得部104は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、初回入口情報(“入口N1”との情報)を取得する。
また、過去乗継調整額取得部105は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、過去乗継調整額(X2=0)を取得する。
また、過去支払額取得部106は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、過去支払額(Y2=R21)を取得する。
また、前回走行区間料金取得部108は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、前回走行区間料金(R21)を取得する。
また、前回入口情報取得部109は、挿入された乗継券T2(出口N2で発行された乗継券T2)から、前回入口情報(“入口N1”との情報)を取得する。
更に、今回支払額演算部107は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)と、過去乗継調整額取得部105により取得された過去乗継調整額(X2=0)と、過去支払額取得部106により取得された過去支払額(Y2=R21)と、に基づく第1の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第1の演算方法として、入口N1(初回入口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R41)から、出口N4で乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X4)、過去乗継調整額(X2)、及び、過去支払額(Y2)を差し引いた額を算出する。ここで、今回支払額演算部107は、設定料金テーブルS4を参照して“R41”との設定料金を取得する。
今回支払額演算部107は、上述の第1の演算方法に基づいて、今回支払額(Y4=R41−X4−Y2)を算出する。
他方、今回支払額演算部107は、前回走行区間料金取得部108により取得された前回走行区間料金(R21)と、前回入口情報取得部109により取得された前回入口情報(“入口N1”との情報)と、に基づく第2の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第2の演算方法として、入口N1(前回入口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R41)から、出口N4(今回出口料金所1A)で算出された乗継調整額(X4)、及び、前回走行区間料金(R21)を差し引いた額を算出する。
今回支払額演算部107は、上述の第2の演算方法に基づいて、今回支払額(Y4=R41−X4−R21)を算出する。
この場合、第1の演算方法による演算結果と、第2の演算方法による演算結果とは、同一の値となる。したがって、今回支払額演算部107は、当該同一の値(Y4=R41−X4−Y2(R21))を、今回支払額と決定する。
利用者は、出口N4の料金収受機10の操作パネル120を通じて、上記決定された今回支払額(Y4)を支払う。
次に、当該利用者は、2つ目の走行禁止区間(出口N4〜入口N5)の迂回に応じた割引の適用を受ける目的で、当該出口N4で乗継券T2の発行を受ける。
ここで、料金収受機10の過去乗継調整額更新部110は、過去乗継調整額取得部105により取得された過去乗継調整額(X2=0)に、乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X4)を加算して、当該過去乗継調整額を更新する。この結果、更新後の過去乗継調整額は、X4となる。
また、過去支払額更新部111は、過去支払額取得部106により取得された過去支払額(Y2=R21)に、今回支払額演算部107が算出した今回支払額(Y4)を加算して、当該過去乗継調整額を更新する。この結果、更新後の過去支払額は、Y2+Y4となる。
また、前回走行区間料金更新部112は、設定料金テーブルS4を参照して、前回走行区間料金(R21)を、入口N3(今回入口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R43)に更新する。
また、前回入口情報更新部113は、前回入口情報(“入口N1”との情報)を、入口N3(今回入口料金所)を示す情報(“入口N3”との情報)に更新する。
そして、乗継券発行部114は、上記更新された過去乗継調整額(X4)、過去支払額(Y2+Y4)、及び、前回走行区間料金(R43)の各々を、新たに発行しようとする乗継券T2の『過去乗継調整額』、『過去支払額』、『前回走行区間料金』の項目の各々に記録する。
また、乗継券発行部114は、上記更新された前回入口情報(“入口N3”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『初回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、出口N4(今回出口料金所1A)を示す情報(“出口N4”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回出口情報』の項目に記録する。
更に、乗継券発行部114は、挿入された乗継券T2に記録された『流出回数』が“1”であったことを受けて、新たに発行しようとする乗継券T2の『流出回数』の項目に“2”を記録する。
出口N4の乗継券発行部114は、以上の各種情報を記録した乗継券T2を発行する。
利用者は、出口N4で発行された上記乗継券T2を入手して有料道路から流出する。
次に、図6において、利用者は、出口N4から流出した後、入口N5から有料道路に再度流入する際(3回目の流入時)に、当該入口N5で発行された通行券T1を入手する。この通行券T1の『今回入口情報』には、入口N5(今回入口料金所)を示す情報(“入口N5”との情報)が記録されている。
次に、利用者は、入口N5から出口N6までの有料道路の区間を走行した後、走行禁止区間(出口N6〜入口N7)を迂回するため、出口N6を通過して有料道路を一旦流出する。
この際、利用者は、入口N5(今回入口料金所)で入手した通行券T1と、出口N4(前回出口料金所)で入手した乗継券T2と、を出口N6(今回出口料金所1A)に設置された料金収受機10(図1、図2)に挿入する。
ここで、出口N6における料金収受機10の今回入口情報取得部101は、挿入された通行券T1から、今回入口情報(“入口N5”との情報)を取得する。
また、前回出口情報取得部102は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、前回出口情報(“出口N4”との情報)を取得する。
また、乗継調整額演算部103は、今回入口情報取得部101により取得された今回入口情報(“入口N5”との情報)と、前回出口情報取得部102により取得された前回出口情報(“出口N4”との情報)と、に基づいて、乗継調整額(X6)を演算する。
具体的には、乗継調整額演算部103は、出口N4(前回出口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R64)と、入口N5(今回入口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R65)と、の差額(R64−R65)を算出する。
なお、乗継調整額演算部103は、上述の各設定料金(R64、R65)を特定するにあたり、出口N6において予め規定された設定料金テーブルS6を参照する。図7に示すように、出口N6が有する設定料金テーブルS6には、他の入口料金所から出口N6までの各区間に係る設定料金が、入口料金所別に記録されている。
以上より、乗継調整額演算部103は、利用者が走行していない有料道路の区間(出口N4から入口N5までの区間)に係る設定料金である乗継調整額(X6=R64−R65)を算出する。
また、初回入口情報取得部104は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、初回入口情報(“入口N1”との情報)を取得する。
また、過去乗継調整額取得部105は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、過去乗継調整額(X4)を取得する。
また、過去支払額取得部106は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、過去支払額(Y2+Y4)を取得する。
また、前回走行区間料金取得部108は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、前回走行区間料金(R43)を取得する。
また、前回入口情報取得部109は、挿入された乗継券T2(出口N4で発行された乗継券T2)から、前回入口情報(“入口N3”との情報)を取得する。
更に、今回支払額演算部107は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)と、過去乗継調整額取得部105により取得された過去乗継調整額(X4)と、過去支払額取得部106により取得された過去支払額(Y2+Y4)と、に基づく第1の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第1の演算方法として、入口N1(初回入口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R61)から、出口N6で乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X6)、過去乗継調整額(X4)、及び、過去支払額(Y2+Y4)を差し引いた額を算出する。ここで、今回支払額演算部107は、設定料金テーブルS6を参照して“R61”との設定料金を取得する。
今回支払額演算部107は、上述の第1の演算方法に基づいて、今回支払額(Y6=R61−X6−X4−(Y2+Y4))を算出する。
また、今回支払額演算部107は、前回走行区間料金取得部108により取得された前回走行区間料金(R43)と、前回入口情報取得部109により取得された前回入口情報(“入口N3”との情報)と、に基づく第2の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第2の演算方法として、入口N3(前回入口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R63)から、出口N6(今回出口料金所1A)で算出された乗継調整額(X6)、及び、前回走行区間料金(R43)を差し引いた額を算出する。
今回支払額演算部107は、上述の第2の演算方法に基づいて、今回支払額(Y6=R63−X6−R43)を算出する。
ここで、図6に示す例においては、第1の演算方法による演算結果の方が、第2の演算方法による演算結果よりも小さかったものとする。この場合、今回支払額演算部107は、第1の演算方法によって算出された額(Y6=R61−X6−X4−(Y2+Y4))を、今回支払額と決定する。
利用者は、出口N6の料金収受機10の操作パネル120を通じて、上記決定された今回支払額(Y6)を支払う。
次に、当該利用者は、3つ目の走行禁止区間(出口N6〜入口N7)の迂回に応じた割引の適用を受ける目的で、当該出口N6で乗継券T2の発行を受ける。
ここで、料金収受機10の過去乗継調整額更新部110は、過去乗継調整額取得部105により取得された過去乗継調整額(X4)に、乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X6)を加算して、当該過去乗継調整額を更新する。この結果、更新後の過去乗継調整額は、X4+X6となる。
また、過去支払額更新部111は、過去支払額取得部106により取得された過去支払額(Y2+Y4)に、今回支払額演算部107が算出した今回支払額(Y6)を加算して、当該過去乗継調整額を更新する。この結果、更新後の過去支払額は、Y2+Y4+Y6となる。
また、前回走行区間料金更新部112は、設定料金テーブルS6を参照して、前回走行区間料金(R43)を、入口N5(今回入口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R65)に更新する。
また、前回入口情報更新部113は、前回入口情報(“入口N3”との情報)を、入口N5(今回入口料金所)を示す情報(“入口N5”との情報)に更新する。
そして、乗継券発行部114は、上記更新された過去乗継調整額(X4+X6)、過去支払額(Y2+Y4+Y6)、及び、前回走行区間料金(R65)の各々を、新たに発行しようとする乗継券T2の『過去乗継調整額』、『過去支払額』、『前回走行区間料金』の項目の各々に記録する。
また、乗継券発行部114は、上記更新された前回入口情報(“入口N5”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『初回入口情報』の項目に記録する。
また、乗継券発行部114は、出口N6(今回出口料金所1A)を示す情報(“出口N6”との情報)を、新たに発行しようとする乗継券T2の『前回出口情報』の項目に記録する。
更に、乗継券発行部114は、挿入された乗継券T2に記録された『流出回数』が“2”であったことを受けて、新たに発行しようとする乗継券T2の『流出回数』の項目に“3”を記録する。
出口N6の乗継券発行部114は、以上の各種情報を記録した乗継券T2を発行する。
利用者は、出口N6で発行された上記乗継券T2を入手して有料道路から流出する。
次に、図6において、利用者は、出口N6から流出した後、入口N7から有料道路に再度流入する際(4回目の流入時)に、当該入口N7で発行された通行券T1を入手する。この通行券T1の『今回入口情報』には、入口N7(今回入口料金所)を示す情報(“入口N7”との情報)が記録されている。
次に、利用者は、入口N7から出口N8までの有料道路の区間を走行した後、目的地である出口N8を通過して有料道路を流出する。
この際、利用者は、入口N7(今回入口料金所)で入手した通行券T1と、出口N6(前回出口料金所)で入手した乗継券T2と、を出口N8(今回出口料金所1A)に設置された料金収受機10(図1、図2)に挿入する。
ここで、出口N8における料金収受機10の今回入口情報取得部101は、挿入された通行券T1から、今回入口情報(“入口N7”との情報)を取得する。
また、前回出口情報取得部102は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、前回出口情報(“出口N6”との情報)を取得する。
また、乗継調整額演算部103は、今回入口情報取得部101により取得された今回入口情報(“入口N7”との情報)と、前回出口情報取得部102により取得された前回出口情報(“出口N6”との情報)と、に基づいて、乗継調整額(X8)を演算する。
具体的には、乗継調整額演算部103は、出口N6(前回出口料金所)から出口N8(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R86)と、入口N7(今回入口料金所)から出口N8(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R87)と、の差額(R86−R87)を算出する。
なお、乗継調整額演算部103は、上述の各設定料金(R64、R65)を特定するにあたり、出口N8において予め規定された設定料金テーブルS8を参照する。図7に示すように、出口N8が有する設定料金テーブルS8には、他の入口料金所から出口N8までの各区間に係る設定料金が、入口料金所別に記録されている。
以上より、乗継調整額演算部103は、利用者が走行していない有料道路の区間(出口N6から入口N7までの区間)に係る設定料金である乗継調整額(X8=R87−R86)を算出する。
また、初回入口情報取得部104は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、初回入口情報(“入口N1”との情報)を取得する。
また、過去乗継調整額取得部105は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、過去乗継調整額(X4+X6)を取得する。
また、過去支払額取得部106は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、過去支払額(Y2+Y4+Y6)を取得する。
また、前回走行区間料金取得部108は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、前回走行区間料金(R65)を取得する。
また、前回入口情報取得部109は、挿入された乗継券T2(出口N6で発行された乗継券T2)から、前回入口情報(“入口N5”との情報)を取得する。
更に、今回支払額演算部107は、初回入口情報取得部104により取得された初回入口情報(“入口N1”との情報)と、過去乗継調整額取得部105により取得された過去乗継調整額(X4+X6)と、過去支払額取得部106により取得された過去支払額(Y2+Y4+Y6)と、に基づく第1の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第1の演算方法として、入口N1(初回入口料金所)から出口N8(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R81)から、出口N8で乗継調整額演算部103により算出された乗継調整額(X8)、過去乗継調整額(X4+X6)、及び、過去支払額(Y2+Y4+Y6)を差し引いた額を算出する。ここで、今回支払額演算部107は、設定料金テーブルS8を参照して“R81”との設定料金を取得する。
今回支払額演算部107は、上述の第1の演算方法に基づいて、今回支払額(Y8=R81−X8−(X4+X6)−(Y2+Y4+Y6))を算出する。
また、今回支払額演算部107は、前回走行区間料金取得部108により取得された前回走行区間料金(R65)と、前回入口情報取得部109により取得された前回入口情報(“入口N5”との情報)と、に基づく第2の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、第2の演算方法として、入口N5(前回入口料金所)から出口N8(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R85)から、出口N8(今回出口料金所1A)で算出された乗継調整額(X8)、及び、前回走行区間料金(R65)を差し引いた額を算出する。
今回支払額演算部107は、上述の第2の演算方法に基づいて、今回支払額(Y8=R85−X8−R65)を算出する。
図6に示す例においては、第1の演算方法による演算結果の方が、第2の演算方法による演算結果よりも小さかったものとする。この場合、今回支払額演算部107は、第1の演算方法によって算出された額(Y8=R81−X8−(X4+X6)−(Y2+Y4+Y6))を、今回支払額と決定する。
利用者は、出口N8の料金収受機10の操作パネル120を通じて、上記決定された今回支払額(Y8)を支払う。利用者は、目的地である出口N8から流出して、有料道路の走行を終了する。
なお、図8は、第2の演算方法による演算結果の方が、第1の演算方法による演算結果よりも小さかった例を示している。この場合、今回支払額演算部107は、第2の演算方法によって算出された額(Y8=R85−X8−R65)を、今回支払額と決定する。
次に、身体障害者用の割引が適用される場合について、図9を参照しながら説明する。
図9に示す例では、まず、利用者は、出発地とする入口N1から有料道路に流入する際に、身体障害者手帳等を提示することで身体障害者であることを申し出てから、通行券T1の発行を受ける。この通行券T1には、入口N1(今回入口料金所)を示す情報(“入口N1”との情報)に加え、身体障害者用割引が適用されることを示す情報(例えば、“有効”との情報)が『割引フラグ』の項目に記録される。
この場合、出口N2の今回支払額演算部107は、提出された通行券T1の『割引フラグ』の項目を読み取って、身体障害者用割引が適用される場合における今回支払額の演算を行う。
具体的には、今回支払額演算部107は、入口N1(今回入口料金所)から出口N2(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金(R21)に対し、割引率α(例えば、α=1/2)を乗算する。これにより、出口N2でこの利用者が支払うべき今回支払額は、Y2=R21/αとなる。
また、身体障害者用割引が適用される場合において、出口N4の今回支払額演算部107は、まず、入口N1(初回入口料金所)から出口N4(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金R41から、出口N4で算出された乗継調整額(X4)を差し引いて得られた額に割引率αを乗じる。そして、今回支払額演算部107は、上記割引率αを乗じて得られた額から、過去支払額(Y2)を差し引く。これにより、出口N4で利用者が支払うべき今回支払額は、Y4=(R41−X4)×α−Y2となる。
また、身体障害者用割引が適用される場合において、出口N6の今回支払額演算部107は、まず、入口N1(初回入口料金所)から出口N6(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金R61から、出口N6で算出された乗継調整額(X6)、及び、過去乗継調整額(X4)を差し引いて得られた額に割引率αを乗じる。そして、今回支払額演算部107は、上記割引率αを乗じて得られた額から、過去支払額(Y2+Y4)を差し引く(第1の演算)。これにより、出口N6で利用者が支払うべき今回支払額は、Y6=(R61−X6−X4)×α−(Y2+Y4)となる。
また、身体障害者用割引が適用される場合において、出口N8の今回支払額演算部107は、入口N1(初回入口料金所)から出口N8(今回出口料金所1A)までの区間に係る設定料金R81から、出口N8で算出された乗継調整額(X8)、及び、過去乗継調整額(X4+X6)を差し引いて得られた額に割引率αを乗じる。そして、今回支払額演算部107は、上記割引率αを乗じて得られた額から、過去支払額(Y2+Y4+Y6)を差し引く(第1の演算)。これにより、出口N8でこの利用者が支払うべき今回支払額は、Y8=(R81−X8−(X4+X6))×α−(Y2+Y4+Y6)となる。
(作用・効果)
以上の通り、第1の実施形態に係る料金収受機10によれば、今回支払額演算部107は、初回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間(出発地から目的地までの全区間)に係る設定料金から、今回出口料金所1Aで算出された乗継調整額と、乗継券T2から読み取られた過去乗継調整額及び過去支払額と、を差し引いて今回支払額を算出する。
このようにすることで、複数回に渡る乗り継ぎが発生した場合に、出発地から目的地までの全区間に係る設定料金から、今回出口料金所1Aで算出された乗継調整額(最近の乗り継ぎに係る乗継調整額)だけでなく、“最近の乗り継ぎ”以前に発生した他の乗り継ぎに係る乗継調整額(過去乗継調整額)も全て差し引かれる。また、出発地から目的地までの全区間に係る設定料金から、過去に通過した出口料金所1の各々で支払われた料金の累計(過去支払額)も差し引かれる。
したがって、複数回の乗り継ぎが発生した場合に、利用者は、当該複数回の乗り継ぎによって分割された複数の走行区間を一つの走行区間と見なした場合に請求される設定料金から、(乗り継ぎのため)実際には走行していない区間に係る設定料金が差し引かれた額を支払うことになる。
よって、複数回の乗り継ぎがあった場合であっても、実際の走行区間に応じた適切な料金を請求することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機10は、乗継券T2から、前回走行区間料金を取得する前回走行区間料金取得部108と、乗継券T2から、前回入口料金所を示す情報を取得する前回入口情報取得部109と、を有している。また、今回支払額演算部107は、第1の演算方法による演算結果と、第2の演算方法による演算結果と、のうちいずれか小さい方を今回支払額とする。そして、今回支払額演算部107は、第2の演算方法として、前回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金から、今回出口料金所1Aで算出された乗継調整額、及び、前回走行区間料金を差し引いた額とする。
ここで、複数回の乗り継ぎが発生した場合においては、当該複数回の乗り継ぎによって分割された全ての走行区間を一つの走行区間と見なすよりも、分割された走行区間のうちの一部のみを一つの走行区間と見なしたほうが、むしろ、支払額が安価になる場合が想定される。
したがって、前回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間(最近の1回の乗り継ぎを含む走行区間)のみを一つの走行区間と見なした場合に支払うべき額が、第1の演算方法の演算結果よりも安い(小さい)場合には、今回支払額演算部107は、当該安い方の今回支払額を採用して、利用者に支払いを求める。
よって、複数回の乗り継ぎによって分割された全ての走行区間を一つの走行区間と見なした場合と、最近の1回の乗り継ぎを含む走行区間のみを一つの走行区間と見なした場合と、のうちいずれか安い方の料金が請求される。したがって、複数回の乗り継ぎがあった場合に、一層適切な料金を請求することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機10は、今回出口料金所1Aで算出された乗継調整額(例えば、X6)を過去乗継調整額(例えば、X4)に加算して、当該過去乗継調整額を更新する過去乗継調整額更新部110と、今回支払額(例えば、Y6)を過去支払額(例えば、Y2+Y4)に加算して、当該過去支払額を更新する過去支払額更新部111と、を有している。そして、料金収受機10は、更新された過去乗継調整額(例えば、X4+X6)と、更新された過去支払額(例えば、Y2+Y4+Y6)と、今回出口料金所1Aを示す情報と、が記録された新たな乗継券T2を発行する。
このようにすることで、出発地から今回出口料金所1Aまでの走行で発生した乗り継ぎに係る乗継調整額の累計(過去乗継調整額)及び支払額の累計(過去支払額)を、乗継券T2を通じて、次の出口料金所1の料金収受機10に伝達することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機10は、前回走行区間料金を、今回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金に更新する前回走行区間料金更新部112を有し、当該更新された前回走行区間料金が更に記録された新たな乗継券T2を発行する。
ここで、前回走行区間料金は、乗継券T2の発行を行う出口料金所1(前回出口料金所)が有する料金設定テーブルに記録された情報であって、前回出口料金所の次に通過する出口料金所(今回出口料金所1A)からは直接には取得できない。したがって、乗継券T2を発行する出口料金所1(前回出口料金所)が前回走行区間料金を当該乗継券T2に記録することで、次の出口料金所1(今回出口料金所1A)にとっての前回走行区間料金を、乗継券T2を通じて、当該次の出口料金所1の料金収受機10に伝達することができる。
また、第1の実施形態に係る料金収受機10は、所定の割引率αの料金割引が適用される場合に、初回入口料金所から今回出口料金所1Aまでの区間に係る設定料金から、今回出口料金所1Aで算出された乗継調整額、及び、過去乗継調整額を差し引いて得られた額に割引率αを乗じた額から、過去支払額を差し引いて今回支払額を算出する。
このようにすることで、割引が適用されない場合に最終的に支払うべき金額全体に均等に割引率αが乗じられるので、割引が適用される利用者に対しても、適切な料金を請求することができる。
以上、第1の実施形態に係る料金収受機10について詳細に説明したが、第1の実施形態に係る料金収受機10の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、第1の実施形態に係る料金収受機10は、車線Lの路側に設置される料金自動収受機であるものとして説明した(図1参照)が、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
他の実施形態に係る料金収受機10は、例えば、車線Lの路側において、収受員が駐在する有人ブースの内部に設置される態様であってもよい。この場合、例えば、有人ブースに駐在する収受員は、利用者から通行券T1及び乗継券T2を受け取るとともに、当該受け取った通行券T1及び乗継券T2を有人ブース内に設置された料金収受機10に挿入する。
また、他の実施形態に係る料金収受機10は、乗継券T2に記録される『流出回数』が所定の上限数(例えば、“9”)を上回った場合に、乗り継ぎに基づく割引を適用しないものとしてもよい。このようにすることで、乗り継ぎに基づく割引機能の不正利用を抑制することができる。
また、第1の実施形態では、身体障害者用割引を適用する際に、上述の割引率αの適用処理(図9)が行われる旨を説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。他の実施形態においては、料金収受機10は、例えば、時期、車種、利用時間帯等に係る割引の適用の際に、第1の実施形態と同様の割引率αの適用処理(図9)を行う態様であってもよい。
また、第1の実施形態に係る今回入口情報取得部101は、今回入口料金所で発行された通行券T1から今回入口情報を取得するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、無線通信装置が設置された入口料金所において、無線通信により車両Aの車載器に挿入された専用ICカードに今回入口情報が書き込まれた場合は、当該今回入口情報が書き込まれたICカードから今回入口情報を取得する態様であってもよい。
また、他の実施形態に係る料金収受機10は、更に、以下のような不正防止機能を有していてもよい。
即ち、上述の通り、初回入口料金所で発行された通行券T1に記録された『車両番号情報』(ナンバープレート読取装置を通じて読み取られた車両番号情報)は、その後、乗り継ぎを行う際に通過する出口料金所1の各々で発行される乗継券T2の『車両番号情報』の項目に引き継がれる。
他方、乗り継ぎの際に通過する2回目以降の入口料金所では、当該2回目以降の入口料金所に設置されたナンバープレート読取装置を通じて、新たに車両番号情報が読み取られ、当該2回目以降の入口料金所で発行される通行券T1に記録される。
そこで、料金収受機10は、出口料金所で発行された乗継券T2に記録された車両番号情報と、2回目以降の入口料金所で発行された通行券T1に記録された車両番号情報と、を対比する機能を有していてもよい。そして、料金収受機10は、対比の結果、車両番号情報が一致しない場合には、不正行為(車両の入れ替え等)があったものとして当該不正行為を検出し、通知してもよい。
また、上述の各実施形態においては、上述した料金収受機10(CPU100)の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。更に、料金収受機10(CPU100)は、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 出口料金所
1A 今回出口料金所
10 料金収受機
100 CPU
101 今回入口情報取得部
102 前回出口情報取得部
103 乗継調整額演算部
104 初回入口情報取得部
105 過去乗継調整額取得部
106 過去支払額取得部
107 今回支払額演算部
108 前回走行区間料金取得部
109 前回入口情報取得部
110 過去乗継調整額更新部
111 過去支払額更新部
112 前回走行区間料金更新部
113 前回入口情報更新部
114 乗継券発行部
120 操作パネル
121 通行券挿入口
122 カード挿入口
123 紙幣挿入口
124 硬貨投入口
125釣銭排出口
126 LCD
A 車両
L 車線
T1 通行券
T2 乗継券
S2、S4、S6、S8 設定料金テーブル

Claims (9)

  1. 入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所にて発行される乗継券であって、
    現に発行を行う前記出口料金所である今回出口料金所を示す情報と、
    初回に通過した初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間において、走行していない前記有料道路の区間に係る設定料金である乗継調整額の累計と、
    前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所、及び、当該今回出口料金所の各々で支払った料金の累計と、
    が記録された乗継券。
  2. 更に、前記今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所から当該今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、
    前記今回入口料金所を示す情報と、
    が記録された請求項1に記載の乗継券。
  3. 入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所に設置される料金収受機であって、
    現に利用しようとする今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得する今回入口情報取得部と、
    前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券から当該前回出口料金所を示す情報を取得する前回出口情報取得部と、
    前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出する乗継調整額演算部と、
    初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得する初回入口情報取得部と、
    前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得する過去乗継調整額取得部と、
    前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得する過去支払額取得部と、
    前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出する今回支払額演算部と、
    を備える料金収受機。
  4. 前記乗継券から、前記前回出口料金所に至る直前に通過した前回入口料金所から当該前回出口料金所までの区間に係る設定料金である前回走行区間料金を取得する前回走行区間料金取得部と、
    前記乗継券から、前記前回入口料金所を示す情報を取得する前回入口情報取得部と、
    を更に備え、
    前記今回支払額演算部は、
    前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額と、
    前記前回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、及び、前記前回走行区間料金を差し引いた額と、
    のうちいずれか小さい方を今回支払額とする請求項3に記載の料金収受機。
  5. 前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額を前記過去乗継調整額に加算して、当該過去乗継調整額を更新する過去乗継調整額更新部と、
    前記今回支払額を前記過去支払額に加算して、当該過去支払額を更新する過去支払額更新部と、
    更新された前記過去乗継調整額と、更新された前記過去支払額と、前記今回出口料金所を示す情報と、が記録された新たな乗継券を発行する乗継券発行部と、
    を更に備える請求項4に記載の料金収受機。
  6. 前記前回走行区間料金を、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金に更新する前回走行区間料金更新部を更に備え、
    前記乗継券発行部は、
    更新された前記前回走行区間料金が更に記録された前記新たな乗継券を発行する
    請求項5に記載の料金収受機。
  7. 前記今回支払額演算部は、
    所定の割引率の料金割引が適用される場合に、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、及び、前記過去乗継調整額を差し引いて得られた額に前記割引率を乗じた額から、前記過
    去支払額を差し引いて前記今回支払額を算出する
    請求項3から請求項6の何れか一項に記載の料金収受機。
  8. 入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所における料金収受方法であって、
    前記出口料金所に設置される料金収受機が、現に利用しようとする今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得するステップと、
    前記料金収受機が、前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券から当該前回出口料金所を示す情報を取得するステップと、
    前記料金収受機が、前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出するステップと、
    前記料金収受機が、初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得するステップと、
    前記料金収受機が、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得するステップと、
    前記料金収受機が、前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得するステップと、
    前記料金収受機が、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出するステップと、
    を有する料金収受方法。
  9. 入口料金所及び出口料金所を複数有する有料道路の前記出口料金所に設置される料金収受機のコンピュータを、
    現に利用しようとする今回出口料金所に至る直前に通過した今回入口料金所を示す情報を取得する今回入口情報取得部、
    前記今回入口料金所に至る直前に通過した前回出口料金所で発行された乗継券から当該前回出口料金所を示す情報を取得する前回出口情報取得部、
    前記前回出口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、前記今回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金と、の差額である乗継調整額を算出する乗継調整額演算部、
    初回に通過した初回入口料金所を示す情報を取得する初回入口情報取得部、
    前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で算出された前記乗継調整額の累計である過去乗継調整額を取得する過去乗継調整額取得部、
    前記乗継券から、前記初回入口料金所から前記今回出口料金所に至るまでに通過した出口料金所の各々で支払った料金の累計である過去支払額を取得する過去支払額取得部、
    前記初回入口料金所から前記今回出口料金所までの区間に係る設定料金から、前記今回出口料金所で算出された前記乗継調整額、前記過去乗継調整額、及び、前記過去支払額を差し引いた額である今回支払額を算出する今回支払額演算部、
    として機能させるプログラム。
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