JP6717608B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷胴に対してスクリーン枠を移動させるようにしたスクリーン印刷機に関するものである。
この種のスクリーン印刷機が特許文献1に開示されている。この特許文献1のスクリーン印刷機においては、駆動モータが印刷機フレーム内に設置されている。その駆動モータの回転がベルトなどの伝達系を介して軸に伝達される。この軸はスクリーン印刷機の版枠,すなわちスクリーン枠の移動方向と直交する方向に延在し、その両端と版枠を支持する搬送フレームの両側との間にベルトなどの伝達系が設けられている。従って、駆動モータの回転が前記軸に伝達され、その軸の回転が搬送フレームの両側の伝達系に伝達されて、搬送フレームが版枠を支持した状態で往復動される。
特開平9−29932号公報
特許文献1のスクリーン印刷機においては、駆動モータが印刷機フレーム内に位置しているため、駆動モータと軸との間の伝達系も印刷機フレーム内に位置することになり、このため、印刷機フレーム内の空間が狭くなり、その空間のスペース効率が悪くなる。また、印刷機フレームの上部において、前記軸が搬送フレームの移動方向と直交した状態で横たわるようにして延在されている。このため、この軸が搬送フレームの移動を阻害しないように、同軸を搬送フレームの移動範囲外の位置に設置する必要があって、印刷機の設計上の制約要因となった。さらに、駆動モータと軸との間に伝達系が設けられているため、部品点数が多くなって構成が複雑になる。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、その目的は、印刷機フレーム内のスペース効率を向上できるスクリーン印刷機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明においては、スクリーン枠が支持される支持枠をその下部の印刷胴に対して印刷シートの搬送方向に沿って往復動されるスクリーン印刷機において、前記スクリーン枠の両側にラックが設けられ、フレームの両側に設けられた駆動モータの出力軸にピニオンが設けられるとともに、そのピニオンが前記ラックに噛合されたことを特徴とする。
以上の構成においては、駆動モータを印刷機フレームの外側に配置することができる。従って、印刷機フレームの内部空間のスペース効率を向上させることができる。また、モータと支持枠との間には、ラックとピニオンとを設ければよく、部品点数が少なく、構成が簡単である。
本発明においては、印刷機フレームの内部空間のスペース効率を向上させることができる効果がある。
内部構造を省略して示すスクリーン印刷機の斜視図。 スクリーン印刷機の側面図。 印刷胴を示す正面図。 スクリーン印刷機の背面図。 スキージ・ドクターユニットを示す断面図。 スクリーン枠の関連構成を示す平面図。 支持枠を示す簡略平面図。 支持枠がホームポジションに配置された状態における支持枠の関連構成を示す一部正面図。 支持枠が中間位置に配置された状態における支持枠の関連構成を示す一部正面図。 支持枠が移動端位置に配置された状態における支持枠の関連構成を示す一部正面図。 搬送ユニットを示す平面図。 搬送ユニットが上方位置に配置された状態を示す断面図。 搬送ユニットが垂下位置に配置された状態を示す断面図。 搬送ユニットを示す簡略正面図。 保持ユニットを示す簡略断面図。 カバーユニット及び吸気ユニットを示す平面図。 カバーユニット及び吸気ユニットを示す一部側面図。 カバーユニット及び吸気ユニットを示す一部正面図。 吸気ユニットを示す一部背面図。 カバーユニットの閉鎖状態を示す簡略正面図。 スクリーン枠の移動領域を開放した状態を示すカバーユニットの簡略正面図。 印刷機フレームの上面を開放した状態を示すカバーユニットの簡略正面図。
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、印刷機フレーム21は、フレーム底壁部211と、その両側のフレーム側壁部212とを備えている。なお、図1においては、印刷機の内部構造を省略して描いてある。その両フレーム側壁部212の上部間には、図3に示すように、軸受223を介して印刷胴22が回転可能に支持されている。一方のフレーム側壁部212の外側面にはブラケット23を介してサーボモータよりなる回転駆動モータ24が支持され、そのモータ軸が前記印刷胴22の中心軸に直結されている。そして、前記回転駆動モータ24の駆動によって印刷胴22が一方向に間欠回転されて、この間欠回転により、図7に示す印刷シートαが1枚ずつ間欠搬送される。
図1及び図4に示すように、前記フレーム側壁部212は、本体213と、その本体213の上端から前方へ突出したアーム部214とを備えている。図5及び図6に示すように、本体213からアーム部214にかけて両フレーム側壁部212の上端には案内レール25が敷設されている。案内レール25には、支持枠26がその両側において移動可能に受承されている。支持枠26の内部にはスクリーン27を張設するスクリーン枠28が着脱可能に支持されている。前記印刷胴22は、支持枠26の移動領域の下部側において、スクリーン27による印刷位置に配置されている。
図6及び図7に示すように、前記支持枠26の両側面には、ラック31が固定されている。両フレーム側壁部212の外側面には、正逆回転可能な枠移動駆動モータ32が固定され、そのモータ軸には前記ラック31と噛合するピニオン33が取り付けられている。そして、枠移動駆動モータ32の駆動により、図8〜図9に示すように、ピニオン33とラック31との噛合を介して支持枠26が案内レール25に沿ってフレーム側壁部212のホームポジション位置(図8に示す右端位置)と前記アーム部214の先端位置との間を往復動される。
図1,図4及び図5に示すように、印刷機フレーム21のフレーム側壁部212の上端面には支持柱41が立設され、それらの支持柱41の上端間には梁部材42が架設されている。両支持柱41にはガイドレール43が設けられ、そのガイドレール43には昇降体44が支持されている。支持柱41の上端にはエアシリンダよりなる駆動手段としての昇降駆動シリンダ45が取り付けられ、そのピストンロッド451が前記昇降体44に連結されて、昇降駆動シリンダ45の駆動により、昇降体44がガイドレール43に沿って昇降される。
昇降体44には、サーボモータよりなる昇降駆動モータ48,49が搭載されており、昇降駆動モータ48,49により各昇降部材50,51が昇降される。左右の昇降部材50,51間には支持バー52,53が架設され、それらの支持バー52,53には、スキージ54及びドクター55が支持されている。このスキージ54及びドクター55は、支持枠26の移動領域の上部側において、スクリーン27による印刷位置に配置されている。そして、昇降駆動モータ48,49の駆動により、支持枠26の往復移動タイミングと同期してスキージ54及びドクター55が各別に昇降される。昇降体44,昇降駆動モータ48,49,昇降部材50,51,支持バー52,53などによりスキージ・ドクターユニット56が構成されている。
図11〜図14に示すように、フレーム側壁部212の前端部間には、駆動側支持軸61と、中間軸60,63,64とが回転可能に支持されている。両フレーム側壁部212のそれぞれ前端部には、起伏駆動シリンダ73が軸74を介して回転可能に支持され、そのピストンロッド731にはボード62の両側下面が軸75を介して連結されている。ボード62の前端には被動側支持軸65が支持されている。そして、前記駆動側支持軸61と被動側支持軸65との間に搬送ベルト66が周回支持されるとともに、その搬送ベルト66の周回方向中間部が中間軸60,64に支持される。一方のフレーム側壁部212には、搬送駆動モータ67が支持され、その搬送駆動モータ67の出力軸と駆動側支持軸61の一端部との間には、プーリ68,69及びベルト71が介在されていて、搬送駆動モータ67の駆動により、搬送ベルト66が印刷シートαの搬送方向に周回移動される。前記駆動側支持軸61,被動側支持軸65,中間軸60,64,ボード62,起伏駆動シリンダ73,搬送駆動モータ67などにより搬送ユニット76が構成されている。
そして、起伏駆動シリンダ73のピストンロッド731の出没により、搬送ユニット76が起伏されて、図12に示す水平位置と、その水平位置から下方へ90度回転された図13に示す垂下位置とに配置される。垂下位置においては、搬送ベルト71は、中間軸63にも支持される。
図15に示すように、両アーム部214の先端には、上下方向に延びて、下方に向かって開口した保持溝77が形成されており、この保持溝77に水平状態の被動側支持軸65の端部突出部が収容される。また、両アーム部214の先端には、アクチュエータ78が取り付けられ、そのアクチュエータ78のアーマチャ79が前記保持溝77の下端開口に対向している。そして、搬送ユニット76が水平位置に配置されると、その状態がセンサ(図示しない)によって検出されて、その検出に基づき、アクチュエータ78の作動により、アーマチャ79が突出される。このため、そのアーマチャ79により保持溝77の下端開口が閉鎖され、被動側支持軸65の断面四角形状の部分651が保持溝77内に保持されて、搬送ユニット76が水平位置に保持される。この保持溝77を有する部材,アクチュエータ78などにより保持ユニット80が構成されている。
図16及び図17に示すように、前記支持柱41の前後両側において、両フレーム側壁部212の上端面にはガイドレール81が敷設されている。そのガイドレール81には、第1カバー83がその両側の車輪84において移動案内される。第1カバー83と隣接するように、フレーム側壁部212には、スライドレール85を介して第2カバー86が第1カバー83の移動方向と同方向に移動可能に支持されている。この第1カバー83と、第2カバー86とにより、カバーユニット87が構成されている。フレーム側壁部212には、ステー95が固定され、このステー95と第2カバー86との間には、スライドレール96が介在されている。また、第1カバー83と第2カバー86との間には、スライドレール97が介在されている。第1カバー83は、第2カバー86上に重なって、第2カバー86が第1カバー83内に収容される。
そして、図20に示すように、第2カバー86が第1カバー83内に収容されることなく、第1,第2カバー83,86の伸長状態において、カバーユニット87は、前記支持枠26の移動領域の上方を覆う閉鎖状態となる。図21に示すように、第1カバー83が第2カバー86上に重なった状態においては、前記支持枠26の印刷時の移動領域が開放された状態となる。図22に示すように、第2カバー86に第1カバー83が重なるとともに、両カバー83,86が印刷機フレーム21の外部側に移動した状態においては、印刷機フレーム21の上部が全面的に開放される。この全面開放状態において、第1,第2カバー86は、前記スライドレール96を介して前記ステー95に支持される。
図16〜図19に示すように、第1カバー83の一方の側壁831には複数の小孔からなる開口としての通気口88が形成されている。一方、フレーム側壁部212上には、吸気ユニット89が脚891を介して搭載されている。その吸気ユニット89は、風箱90内にモータ及びファン(図示しない)を内蔵したブロワ91を備え、風箱90には、第1カバー83側に位置する開口としての吸気口93と、ダクト94を接続した排気口912と、が備えられている。そして、前記第1カバー83が図16及び図20の閉鎖位置に配置されたときに、前記通気口88と吸気口93とがシール92内の狭い空間を介して連通される。この状態で、ブロワ91が作動されると、カバーユニット87内のエアが通気口88及び吸気口93を介して風箱90内に吸引され、排気口912及びダクト94を介して排気される。
前記カバーユニット87の移動領域の両側及び前記支持柱41の上端部間には、手摺101,102がそれぞれ設けられ、作業者が片手で手摺101,102を把持することにより、スクリーン枠28の清掃などの作業を安定して行うことができるようになっている。
なお、フレーム側壁部212の上端にはカバー103が着脱可能に設けられる。
前部側の支持柱41の前面には、各種の操作ボタンなどを有する操作盤104と、各種の情報を表示する液晶パネルよりなる表示装置105が設置されている。
前記のように構成された印刷機は以下のように作用する。
印刷動作開始前の状態は、カバーユニット87が支持枠26の往復動範囲を覆う位置に配置される。また、搬送ユニット76が水平位置に配置されて、保持ユニット80によりその位置に保持される。さらに、昇降駆動シリンダ45により昇降体44が下方位置に配置され、この状態で、スキージ54及びドクター55が上方の待機位置に配置されている。
印刷動作が開始されると、印刷胴22の間欠回転により、印刷シートαが1枚ずつ搬送される。それと同時に、支持枠26が枠移動駆動モータ32の駆動によるラック31とピニオン33との噛合を介して往復動されるとともに、スキージ54及びドクター55がそれぞれ異なるタイミングで昇降されて、印刷胴22上の印刷シートに印刷が実行される。印刷が終了された印刷シートαは、搬送ユニット76によりスクリーン印刷機の下流側の次工程に送られる。
このとき、スクリーン枠28上などのインクから揮発性物質がカバーユニット87内に漂うが、このカバーユニット87内の揮発性物質は、吸気ユニット89によって吸引されて、ダクト94を介して外部に排気される。
そして、印刷作業が終了した場合は、昇降体44が昇降駆動シリンダ45により待機位置から上昇されて、スキージ54及びドクター55が退避位置に配置される。
支持枠26やスクリーン枠28の上面側に対する清掃などのメンテナンスを実行する場合には、第21図に示すように、カバーユニット87の第1カバー83を第2カバー86上に重なる位置に移動させれば、支持枠26及びスクリーン枠28の上方を開放して、メンテナンス作業を行なうことができる。印刷機フレーム21の上部を全面的に開放して、支持枠26及びスクリーン枠28のさらに上方を大きく開放させる場合は、図22に示すように、重なった状態の第1カバー83及び第2カバー86を同図22に示す外端位置に移動させればよい。
一方、印刷作業を停止している状態において、図13に示すように、搬送ユニット76を起伏駆動シリンダ73により垂下位置に移動させれば、フレーム側壁部212のアーム部214間が開放されるため、作業者はアーム部214間に入り込んで、メンテナンスなどを行なうことができる。さらに、搬送ユニット76の垂下状態において、図10に示すように、スクリーン枠28が支持された支持枠26を前記アーム部214の先端側の移動端に移動させれば、作業者がアーム部214間においてスクリーン枠28の下側に潜り込むことができ、そのスクリーン枠28の下面などのメンテナンスを実行できる。
本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)印刷胴22を回転させるための回転駆動モータ24が印刷機フレーム21のフレーム側壁部212に支持されて、同モータ24の出力軸が印刷胴22に直結されている。このため、印刷胴22を回転させる回転駆動モータ24や、その回転駆動モータ24と印刷胴22との間の動力伝達機構を印刷機フレーム21内に設ける必要はない。従って、印刷機フレーム21内に他部品を搭載するためのスペースを余裕を持って確保できるとともに、前記回転駆動モータ24や動力伝達機構を印刷機フレーム21の内部においてメンテナンスするような煩雑さを回避できる。
(2)回転駆動モータ24が印刷胴22に直結されて、それらの間には動力伝達機構が介在されていないため、回転駆動モータ24と印刷胴22との間のバックラッシや動力伝達ロスを避けることができる。従って、印刷胴22を正確なタイミング及び速度で回転させて、印刷シートαの搬送を正確なタイミング及び速度で行なうことができ、高精度印刷に寄与できる。また、回転駆動モータ24と印刷胴22とが直結されているため、それらの間の複雑な動力伝達機構は不要になって、構成が簡単になる。
(3)支持枠26の搬送を駆動するための枠移動駆動モータ32をフレーム側壁部212の外側面に支持した。このことにより、その枠移動駆動モータ32を印刷機フレーム21の内部に設けた場合とは異なり、前記と同様に、印刷機フレーム21内に他部品を搭載するためのスペースを余裕を持って確保できるとともに、前記駆動モータや動力伝達機構を印刷機フレーム21の内部においてメンテナンスできる。従って、印刷機フレーム21の内部においてメンテナンスするような煩雑さを回避できる。
(4)支持枠26と枠移動駆動モータ32との間の動力伝達機構はラック31とピニオン33だけであるため、動力伝達機構の構成を簡素化できて、コンパクトにできるとともに、バックラッシの影響を少なくできて、高精度印刷に寄与できる。
(5)スキージ・ドクターユニット56を支持する支持柱41が印刷機フレーム21のフレーム側壁部212の上端に支持されている。そして、スキージ54及びドクター55の両者を一体に昇降させる昇降駆動シリンダ45と、スキージ54及びドクター55をそれぞれ単独で昇降させる昇降駆動モータ48,49とが支持柱41に設けられている。従って、スキージ54及びドクター55を一体に、あるいは単独で昇降させるアクチュエータや、そのアクチュエータとスキージ54及びドクター55との間の動力伝達機構を印刷機フレーム21の内部に設ける必要がない。このため、構成が簡単になり、しかも、印刷機フレーム21内に他部品を搭載するためのスペースを余裕を持って確保できるとともに、前記アクチュエータや動力伝達機構を印刷機フレーム21の内部においてメンテナンスするような煩雑さを回避できる。
(6)また、前記のように、スキージ54及びドクター55の両者を一体に昇降させる昇降駆動シリンダ45と、スキージ54及びドクター55をそれぞれ単独で昇降させる昇降駆動モータ48,49とが支持柱41に設けられている。このため、スキージ54及びドクター55の作動タイミングをバックラッシほとんどに影響されることなく、高精度に制御できて、印刷速度及び印刷品質の向上に有効である。
(7)搬送ベルトを有する66を有する搬送ユニット76が搬送動作位置である上方位置から90度回転した垂下位置に配置されるようになっている。従って、搬送ユニット76が垂下位置に配置された状態においては、作業者が印刷機フレーム21のアーム部214間に入り込むことができる。このため、作業者は、スキージ54やドクター55などの各種機構に近づくことができて、清掃などのメンテナンスを容易に行うことができる。また、支持枠26をアーム部214の先端側に移動させれば、支持枠26やスクリーン枠28の下面側を容易に清掃などのメンテナンスできる。
(8)搬送ユニット76が水平位置に配置されると、被動側支持軸65の一端部が保持溝77内に位置するとともに、アクチュエータ78のアーマチャ79により保持溝77の下端開口が自動的に閉鎖される。従って、搬送ユニット76の搬送作用位置へのセットを容易に行なうことができる。
(9)前記のように、印刷胴22の回転駆動モータ24が印刷胴22に直結されて、印刷機フレーム21の外部に設置され、スキージ・ドクターユニット56が印刷機フレーム21の上部側に、搬送ユニット76が印刷機フレーム21の外側に配置されている。従って、印刷動作に直接作用する機構が印刷機フレーム21の外部側に位置して、内部側には設けられていないため、印刷機フレーム21の内部側に広い空間を形成できる。このため、作業者が印刷機フレーム21の内部に入り込んで、従来では行い得なかった種類のメンテナンス作業を実行できて、印刷機を最適状態に容易に保つことができる。また、印刷機フレーム21の内部空間を利用して、印刷機の制御機構などをその内部空間に設置することも可能になり、この場合は、印刷機外の制御機構など小型化したり、なくしたりすることが可能になり、印刷機全体のコンパクト化を図ることができる。
(10)スクリーン枠28などの印刷機構がカバーユニット87に覆われ、そのカバーユニット87内のエアが吸気ユニット89により吸引されて、ダクト94を通して排出される。従って、スクリーン枠28上などに存在するインクからの揮発性物質を含むエアが印刷機の外部に漂うことを抑えることができて、作業環境を改善することができる。
(11)前部側の支持柱41の前面に、操作盤104と、表示装置105とが設置されているため、作業者は、印刷機に対する各種の操作を好適な高い位置において表示装置105を見ながら行なうことができる。従って、印刷機を容易かつ適切にコントロールでき、作業者に対する作業負担を軽減できる。
(変更例)
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。
・前記実施形態では、枚葉の印刷シートαに印刷を行なうようにしたが、ロール巻きされ、帯状に連続する印刷シートに対して印刷を行なうように構成すること。
・印刷胴22の回転駆動モータ24を印刷機フレーム21内に設けるとともに、その回転駆動モータ24と印刷胴22との間に動力伝達機構を設けること。
・枠移動駆動モータ32を印刷機フレーム21内に設けるとともに、その枠移動駆動モータ32とピニオン33との間に動力伝達機構を設けること。
・スキージ・ドクターユニット56の昇降駆動シリンダ45及び昇降駆動モータ48,49を印刷機フレーム21内に設けること。
(他の技術的思想)
前記実施形態から把握される技術的思想は以下の通りである。
(A)スクリーン枠を支持するための支持枠が印刷機フレームの上部に往復移動可能に設けられ、前記スクリーン枠上のインク対して作用するスキージ・ドクターユニットが前記支持枠の移動領域の上方に昇降可能に設けられるとともに、印刷シートを支持するための印刷胴が前記支持枠の移動領域の下部側に設けられたスクリーン印刷機において、
前記印刷胴を回転させるための駆動モータを前記印刷機フレームの外側部に備えるとともに、その駆動モータの出力軸が前記印刷胴の中心軸に直結され、前記スキージ・ドクターユニットが前記印刷機フレームの上端部に立設された支持柱に備えられたスクリーン印刷機。
(B)前記スキージ・ドクターユニットは、
前記支持柱に支持され、駆動手段によって下方位置と上方の退避位置との間において昇降される昇降部材と、
前記昇降部材上に設けられ、駆動手段によって上方の待機位置と、下方のスクリーン上の作用位置との間において昇降されるスキージと、
前記昇降部材上に設けられ、駆動手段によって上方の待機位置と、下方のスクリーン上の作用位置との間において昇降されるドクターと
を有する請求項1に記載のスクリーン印刷機。
(C)印刷機構を上方から包囲するカバーがフレーム上に備えられた印刷機において、
前記カバー内のエアをカバー外に吸引するための吸気ユニットを有する印刷機。
(D)前記印刷機構がスクリーン印刷機構である前記技術的思想(C)項に記載の印刷機。
(E)前記カバーは、印刷機構の上方に位置する包囲位置と、その包囲位置から横方向へ退避する退避位置との間を移動可能であり、前記吸気ユニットは、前記フレームに搭載され、前記カバーが包囲位置にあるときにそのカバー側壁の吸気孔と対向される前記技術的思想(D)項に記載の印刷機。
21…印刷機フレーム、22…印刷胴、24…回転駆動モータ、26…支持枠、27…スクリーン、28…スクリーン枠、31…ラック、32…枠移動駆動モータ、33…ピニオン、41…支持柱、45…昇降駆動シリンダ、48…昇降駆動モータ、49…昇降駆動モータ、50…昇降部材、51…昇降部材、54…スキージ、55…ドクター、56…スキージ・ドクターユニット、67…搬送駆動モータ、73…起伏駆動シリンダ、76…搬送ユニット、80…保持ユニット、87…カバーユニット、89…吸気ユニット。

Claims (3)

  1. スクリーン枠が支持される支持枠をその下部の印刷胴に対して印刷シートの搬送方向に沿って往復動されるスクリーン印刷機において、
    前記スクリーン枠が支持される前記支持枠の両側にラックが設けられ、印刷機フレームの両側に設けられた駆動モータの出力軸にピニオンが設けられるとともに、そのピニオンが前記ラックに噛合されたスクリーン印刷機。
  2. 前記スクリーン枠の前記搬送方向の下流側に印刷が終了した印刷シートを搬送する搬送ユニットが前記印刷機フレームの上部において水平位置となるように設けられ、搬送ユニットの先端側が水平位置と、水平位置から垂下された垂下位置とに移動可能に構成され、搬送ユニットが水平位置に位置したときに、その状態を検出して搬送ユニットを水平位置に保持する保持ユニットが設けられた請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 前記搬送ユニットの先端側水平位置から直角に垂下されるようにした請求項2に記載のスクリーン印刷機。
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