JP6712864B2 - 免震滑り支承装置 - Google Patents
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Description
図1、図2において、本実施形態に係る免震滑り支承装置10は、滑り支承本体12と、滑り部材の一例たる第1滑り部材14と、潤滑剤溜め部16と、潤滑剤加圧部の一例たる弾性体18と、潤滑剤供給部の一例たる貫通孔22と、を有している。
(2)芳香族ポリエステルを5〜30wt%含有する四フッ化エチレン樹脂組成物。
(3)ポリイミドを5〜30wt%含有する四フッ化エチレン樹脂組成物。
(4)上記1)〜3)の何れかにおいて、更に炭素繊維、グラファイト、グラスファイバー、二硫化モリブデン、チタン酸カリウム、ブロンズのうち1種類以上を含有するもの。
(5)上記1)〜3)の何れかにおいて、更に炭素繊維、グラファイト、グラスファイバー、二硫化モリブデン、チタン酸カリウム、ブロンズのうち1種類以上を、0を超え5〜20wt%以下含有するもの。
なお、上記(4)、(5)においては、グラファイト、二硫化モリブデンが、摩擦特性の観点から他の材料より好ましい。
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る免震滑り支承装置10を、上部構造体26及び下部構造体28の一方、例えば上部構造体26に固定し、該上部構造体26と下部構造体28との間に介在させる。すると、滑り支承本体12が上部構造体26から受けた荷重により、弾性体18の一部が、潤滑剤溜め部16に入り込むように変形し、進入部18Aが形成される。図2に示されるように、この進入部18Aにより、潤滑剤溜め部16の容積が、該潤滑剤溜め部16の高さ方向に狭められる。
図3において、本実施形態に係る免震滑り支承装置20では、潤滑剤溜め部16に、弾性体18と潤滑剤52との間を仕切ると共に弾性体18の加圧力を潤滑剤52に伝達する仕切り部材54が設けられている。この仕切り部材54は、例えば円板である。仕切り部材54の外径は、潤滑剤溜め部16を構成している貫通孔の内径と同等とされている。これにより、仕切り部材54は、潤滑剤溜め部16内を上下方向に摺動可能とされている。潤滑剤52は、仕切り部材54と、第1滑り部材14との間に収容されている。
図4において、本実施形態に係る免震滑り支承装置30は、潤滑剤溜め部16が複数設けられている。各々の潤滑剤溜め部16内には、第2実施形態に記載の仕切り部材54が設けられている。また、第1滑り部材14において、各々の潤滑剤溜め部16に対応する位置に貫通孔22が設けられている。これにより、貫通孔22が、第1実施形態及び第2実施形態と比較して、広い範囲に分布している。
図5において、本実施形態に係る免震滑り支承装置40では、弾性体48が、潤滑剤溜め部16の高さ方向に圧縮された際に、潤滑剤溜め部16の容積を、該高さ方向と交差する方向に狭めるようになっている。なお、高さ方向と交差する方向とは、例えば水平方向(矢印H方向)であるが、水平方向に対して傾いた方向も含まれる。保持部材50は、滑り支承本体12の連結版36に対して、接着やボルト締結等の手段により固定されている(図示せず)。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
表1〜表3において、第1保持部材の組成の違いによる、摩擦係数及び圧縮歪量の違いを試験した。共通の試験条件は、次のとおりである。
<摩擦試験>
試験機:動的摩擦試験機
第2滑り部材の材質:SUS304
面圧:20MPa
速度:100mm/s
振幅:200mm
<圧縮歪量>
試験機:圧縮試験機
面圧:80MPa
速度:1.3mm/min
試験片形状:直径30mm×厚さ5mm
潤滑剤:シリコーンオイル
Claims (11)
- 下部構造体と前記下部構造体の上方に配置される上部構造体との間に介在し、前記上部構造体及び前記下部構造体の一方に固定される滑り支承本体と、
前記滑り支承本体に設けられ、前記上部構造体及び前記下部構造体の他方に対する滑り面を有する滑り部材と、
前記滑り支承本体と前記滑り部材との間に設けられ、潤滑剤が収容される潤滑剤溜め部と、
前記滑り支承本体と前記滑り部材との間に設けられ、前記滑り支承本体が前記上部構造体から受ける荷重により、前記潤滑剤溜め部内の前記潤滑剤を加圧状態に維持する潤滑剤加圧部と、
前記滑り部材に設けられ、前記潤滑剤溜め部から前記滑り面へ通じる潤滑剤供給部と、
を有し、
前記潤滑剤加圧部は、前記荷重により変形して、前記潤滑剤溜め部の容積を狭めるゴムであり、
前記ゴムは、前記潤滑剤溜め部の前記潤滑剤供給部と反対側に配置されており、前記潤滑剤溜め部の高さ方向に圧縮された際に、前記潤滑剤溜め部の容積を前記高さ方向に狭める免震滑り支承装置。 - 前記滑り部材は、保持部材を介して前記滑り支承本体に設けられており、
前記潤滑剤溜め部は、前記保持部材と、前記滑り部材と、前記潤滑剤加圧部とにより囲まれた空間に設けられている請求項1に記載の免震滑り支承装置。 - 下部構造体と前記下部構造体の上方に配置される上部構造体との間に介在し、前記上部構造体及び前記下部構造体の一方に固定される滑り支承本体と、
前記滑り支承本体に設けられ、前記上部構造体及び前記下部構造体の他方に対する滑り面を有する滑り部材と、
前記滑り支承本体と前記滑り部材との間に設けられ、潤滑剤が収容される潤滑剤溜め部と、
前記滑り支承本体と前記滑り部材との間に設けられ、前記滑り支承本体が前記上部構造体から受ける荷重により、前記潤滑剤溜め部内の前記潤滑剤を加圧状態に維持する潤滑剤加圧部と、
前記滑り部材に設けられ、前記潤滑剤溜め部から前記滑り面へ通じる潤滑剤供給部と、
を有し、
前記潤滑剤加圧部は、前記荷重により変形して、前記潤滑剤溜め部の容積を狭める弾性体であり、
前記弾性体は、前記潤滑剤溜め部の前記潤滑剤供給部と反対側に配置されており、前記潤滑剤溜め部の高さ方向に圧縮された際に、前記潤滑剤溜め部の容積を前記高さ方向に狭めるものであり、
前記潤滑剤溜め部に、前記弾性体と前記潤滑剤との間を仕切ると共に前記弾性体の加圧力を前記潤滑剤に伝達する仕切り部材が設けられた免震滑り支承装置。 - 前記ゴムは、前記潤滑剤溜め部の高さ方向に圧縮された際に、前記潤滑剤溜め部の容積を、前記高さ方向と交差する方向に狭める請求項1又は請求項2に記載の免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材は、芳香族ポリエステル又はポリイミドを含有する四フッ化エチレン樹脂組成物である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材は、芳香族ポリエステルを5〜30wt%含有する四フッ化エチレン樹脂組成物である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のされた免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材は、ポリイミドを5〜30wt%含有する四フッ化エチレン樹脂組成物である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材は、更に炭素繊維、グラファイト、グラスファイバー、二硫化モリブデン、チタン酸カリウム、ブロンズのうち1種類以上を含有する請求項5〜請求項7の何れか1項に記載された免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材は、更に炭素繊維、グラファイト、グラスファイバー、二硫化モリブデン、チタン酸カリウム、ブロンズのうち1種類以上を、0を超え〜20wt%以下含有する請求項5〜請求項7の何れか1項に記載された免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材が面圧20MPaのときの摩擦係数は、0.01以下である請求項5〜請求項9の何れか1項に記載された免震滑り支承装置。
- 前記滑り部材が面圧最大80MPaのときの圧縮歪量は、40%以下である請求項5〜請求項9の何れか1項に記載された免震滑り支承装置。
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