JP6711382B2 - ヘッドマウントディスプレイの装着具及びヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイの装着具及びヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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本発明は、ヘッドマウントディスプレイの装着具及びヘッドマウントディスプレイに関する。
従来、画像を表示する表示ユニットを備えるヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)を、使用者の頭部に装着するための技術が知られている。特許文献1は、一対のクリップが配置された表示ユニットと、頭部に巻回して締結することが可能なベルトと、ベルトに設けられた受け部材とを備えた頭部装着型表示装置を開示する。受け部材は、一対のクリップを受け止める受板部を備え、クリップを受板部に挟み込ませることで、受け部材に表示ユニットが固定される。
特開2008−258784号公報
受け部材には表示ユニットを固定するための一定の剛性が必要となるが、上記の技術のように装着時に受け部材が頭部に直接触れる構成の場合、受け部材が使用者の頭部に対して違和感を与える可能性がある。また、表示ユニットの位置の調整範囲を広げるため、受け部材と表示ユニットとがアーム状の部材を介して連結されることがある。この場合、受け部材にアームが連結される位置を支点として、受け部材を下方に回転させるモーメントが生じるので、受け部材の下部に荷重が集中し、使用者の頭部にさらに負担がかかりやすくなる。使用者は、ベルトを頭部により強く巻き付けることによって、受け部材の下部への荷重の集中を防ぐこともできるが、ベルトが頭部に巻き付けられる力が強くなるほど、使用者の頭部全体への負担が増大しやすい。このように、従来の技術には、使用者の頭部にかかる負担のため、装着具を長時間装着しづらいといった問題がある。
本発明は、頭部にかける負担を軽減できるヘッドマウントディスプレイの装着具及びヘッドマウントディスプレイを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係るヘッドマウントディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイの画像表示部を使用者の頭部に装着するための装着具であって、前記頭部に巻き付けることが可能な帯状体である第一バンドと、前記第一バンドのうち前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部に対向する側の面とは反対側の面である外周面に沿って延びる帯状体である第二バンドと、前記第一バンドの前記外周面に対して前記第二バンドを結合する第一結合部とを備え、前記第一バンド及び前記第二バンドは、前記画像表示部を接続可能な接続部を一方の面に備えた板状部材の前記一方の面を前記第二バンドの側に配置した状態で、前記第一バンドと前記第二バンドとの間に前記板状部材を配置可能であり、前記第二バンドは、前記第一バンドと前記第二バンドとの間に配置された前記板状部材の前記接続部を前記第二バンドから露出させるために切り欠かれた切欠き部を備え、前記第一結合部は、前記板状部材が前記第一バンドと前記第二バンドとの間に配置された状態において、前記第一バンドが延びる延伸方向における前記板状部材の一方側の端部よりも前記切欠き部に近い位置で、前記板状部材を貫通して設けられる第一孔部を介して前記第一バンドと前記第二バンドとを結合することを特徴とする。
本発明の第一態様に係るヘッドマウントディスプレイの装着具は、第一バンドと、第一バンドの外周面に沿って延びる第二バンドとの間に、画像表示部を接続可能な板状部材を配置することができる。板状部材が第一バンドに沿った状態で第一バンドと第二バンドとの間に挟まれるので、板状部分の特定の箇所に画像表示部の荷重が集中することが回避される。また、装着具を装着する使用者の頭部に板状部材が直接当接しないので、頭部への負担の軽減が図られる。第二バンドには板状部材の接続部を露出させる切欠き部が設けられているので、板状部材に対する画像表示部の装着性の向上が図られる。また、第一結合部は、板状部材の一方側の端部よりも切欠き部に近い位置において板状部材の第一孔部を介して第一バンドと第二バンドとを結合する。これにより、板状部材のうち画像表示部の荷重がかかりやすい接続部に近接する部分が、第一孔部を介して第一バンドに対して固定されやすい。よって、第一バンドを頭部に巻き付ける力を増大させることなく、板状部材が第一バンドと第二バンドとの間に安定して保持されるため、視認性も向上する。したがって、第一態様に係るヘッドマウントディスプレイの装着具は、頭部にかける負担を軽減できる。
前記ヘッドマウントディスプレイの装着具は、前記板状部材を貫通して設けられる第二孔部を介して前記第一バンドと前記第二バンドとを結合する第二結合部を備え、前記第一結合部と前記切欠き部との間の前記延伸方向における長さよりも、前記第二結合部と前記切欠き部との間の前記延伸方向における長さが長くてもよい。
この場合、第一結合部によって板状部材の接続部近傍の位置決めがなされ、第二結合部によって続部から離れた位置における板状部材の位置決めがなされるので、第一バンドと第二バンドとの間において板状部材全体の位置が安定する。
前記第一結合部及び前記第二結合部のうち少なくとも前記第一結合部は、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に、前記第二バンドの上下方向における中心よりも上側の位置に設けられてもよい。
この場合、第一バンドと第二バンドとが第二バンドの上下方向における中心よりも上側において結合されるので、画像表示部が固定されることによって発生するモーメントの力によって、板状部材がその下端を支点として下方向に回転しようとする力が抑えられる。したがって、装着具の装着感が向上する。
前記ヘッドマウントディスプレイの装着具は、前記第一バンドのうち前記延伸方向に直交する幅方向におけるいずれか一方の端部である第一端部と、前記第二バンドのうち前記幅方向における前記第一端部と同じ側の端部である第二端部とが繋がった繋ぎ部を備え、
前記切欠き部は、前記第二端部とは反対側の端部に向けて開口して設けられてもよい。
この場合、第一バンドと第二バンドとが繋ぎ部において繋がっているので、第一バンドと第二バンドとの間から板状部材が抜けにくくなる。また、切欠き部が繋ぎ部の設けられる第二端部と反対側の端部に向けて開口するので、繋ぎ部において第一バンドと第二バンドとが繋がった状態が保たれる。したがって、板状部材が第一バンドと第二バンドとの間に安定して保持され、視認性が向上する。
前記第一結合部から前記繋ぎ部までの間の前記幅方向における長さと、前記板状部材の前記第一孔部から前記繋ぎ部が配置される側に配置される前記板状部材の端部までの間の前記幅方向における長さとが等しくてもよい。
この場合、第一バンドと第二バンドとの間に板状部材が配置された場合に、第一結合部によって第一バンドと第二バンドとが結合された状態において、板状部材の端部が繋ぎ部に沿って配置されるので、板状部材の位置が安定する。
前記ヘッドマウントディスプレイの装着具は、前記第二バンドの前記延伸方向における端部を前記第一バンドの前記外周面に対して結合する第三結合部を備えてもよい。
第二バンドの延伸方向における端部が第一バンドに結合されるので、第一バンドが頭部に巻き付けられた場合に第一バンドの外周面に対して第二バンドの全体が近接しやすくなり、第一バンドと第二バンドとの間における板状部材の配置がより安定する。
前記第二孔部は、前記第一孔部の前記延伸方向における長さよりも前記延伸方向に長く形成されていてもよい。
この場合、第一バンドが頭部に巻き付けられたときに第一バンド及び第二バンドが伸縮しても、第二結合部が遊びを有して第一バンドと第二バンドとを結合できる。これにより、板状部材が使用者の頭部に合わせて変形して、板状部材が装着具に対して安定して固定されるため、視認性が向上する。
前記ヘッドマウントディスプレイの装着具は、前記画像表示部の制御部を有するコントロールボックスを、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部を挟んで前記切欠き部と対向する位置に配置するための配置部を備えてもよい。
この場合、所定の重量を有するコントロールボックスを、画像表示部に対して頭部を挟んで対向する位置に配置できるので、ヘッドマウントディスプレイを搭載した装着具全体の重量のバランスが向上し、装着具の装着感も向上する。
前記画像表示部は、前記使用者の両眼のうちいずれかの眼に対して画像を表示するものであり、前記ヘッドマウントディスプレイの装着具は、前記第一結合部と前記切欠き部とを二組備え、二組の前記第一結合部と前記切欠き部とを、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部の額の部分に配置される位置である特定位置に対して対称に設けてもよい。
この場合、装着具は、特定位置に対して対称となる位置のそれぞれに板状部材の配置を変更できるので、装着具の利便性が向上する。
本発明の第二態様に係るヘッドマウントディスプレイは、前記ヘッドマウントディスプレイの装着具と、前記板状部材と、前記画像表示部と、一端部が前記板状部材の前記接続部に接続され、他端部が前記画像表示部に接続されるアーム部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第二態様に係るヘッドマウントディスプレイは、板状部材の接続部に対して、アーム部を介して画像表示部を接続する。ヘッドマウントディスプレイがこのような構成をとる場合であっても、板状部材が第一バンドと第二バンドとの間に安定して配置することができる。したがって、第二態様に係るヘッドマウントディスプレイは、頭部にかける負担を軽減できる。
HMD100の使用例を示す斜視図である。 HMD100の斜視図である。 HMD100の平面図である。 HMD100の左側面図である。 板状部材80の斜視図である。 板状部材80の正面図である。 図4の仮想直線L2を矢印方向から見た断面図である。 コントロールボックス90を装着具1に配置したHMD100の斜視図である。 変形例におけるHMD200の平面図である。
本発明の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下、「HMD」という。)100は、ビデオ透過型のHMDである。HMD100は、装着具1、板状部材80、連結部9及び画像表示部4を備える。以下、図の説明の理解を助けるため、HMD100の上側、下側、左側、右側、前側及び後側を定義する。HMD100の上側、下側、左側、右側、前側及び後側は、例えば、図1の上側、下側、左斜め上側、右斜め下側、左斜め手前側及び右斜め奥側にそれぞれ対応する。
図1及び図2に示すように、装着具1は、左右方向に延伸する細長い帯状体であり、伸縮性及び弾性を有する材質で構成される。装着具1は、使用者Uに着用されることで、画像表示部4を使用者Uの頭部に装着するための部材である。本実施形態において、装着具1は天然繊維、化学然繊維等による布製である。装着具1は、第一バンド10、第二バンド20及び後部バンド50を備える。第一バンド10は、左右方向に延伸する細長い帯状体であり、装着具1が使用者Uに着用された状態において使用者Uの前頭部及び側頭部に巻き付けられる部分である。以下、第一バンド10が延びる方向を、「延伸方向」という。
第一バンド10の延伸方向における長さは、装着具1の中央位置1Aを使用者Uの前頭部のうち額の中央に配置した状態において、第一バンド10の右端部10Aが使用者Uの左側頭部に、左端部10Bが右側頭部にそれぞれ接触する程度に設けられる。中央位置1Aは、装着具1が使用者Uの前頭部のうち額の中央の位置に配置されるべき位置である。ただし、中央位置1Aは、必ずしも使用者Uの前頭部のうち額の中央の位置に配置されなくてもよい。第一バンド10の延伸方向に直交する幅方向における長さは、使用者Uの額を覆う程度に設けられる。以下、装着具1が使用者Uの頭部に装着された状態において、第一バンド10で囲まれる側を「内側」といい、内側とは反対側を「外側」という。
第二バンド20は、延伸方向に沿って延伸する細長い帯状体であり、装着具1が使用者Uに装着された状態において、第一バンド10のうち外側に配置される面である外周面15(図3及び図4参照)に沿って延びて設けられる。本実施形態において、第一バンド10の延伸方向における長さと第二バンド20の延伸方向における長さとは、略同じである。したがって、第二バンド20の右端部20Aは、第一バンド10の右端部10Aの位置まで延びており、第二バンド20の左端部20Bは、第一バンド10の左端部10Bの位置まで延びている。第二バンド20の幅方向における長さは、第一バンド10の幅方向における長さより僅かに短い。
第二バンド20は、中央位置1Aと右端部20Aとの間の位置に切欠き部23Rを、中央位置1Aと左端部20Bとの間の位置に切欠き部23Lを、それぞれ備える。切欠き部23R,23Lは、それぞれ、上端部22から下端部21に向けて延伸方向に所定の長さを有して第二バンド20が切り欠かれた部分である。切欠き部23R,23Lの上部は上端部22に連なって開口している。切欠き部23R,23Lの下部は、下端部21のやや上側の位置まで延びている。図1に示すように、切欠き部23R,23Lは、装着具1が着用された使用者Uのこめかみのあたりに配置される。本実施形態では、図3及び図4に示すように、切欠き部23R,23Lは、第二バンド20において、中央位置1Aに対して左右対称となる位置に設けられている。
第一バンド10の下端部11と第二バンド20の下端部21とは縫い合わされている。第二バンド20の上端部22は、切欠き部23R,23Lが設けられる位置において開口しているが、下端部21には切欠き部23R,23Lの下部が到達していないので、下端部21は下端部11と同じ位置において、延伸方向に連続して延びる。このため、下端部11と下端部21とは、延伸方向に亘って互いに繋がった繋ぎ部1Bを構成している。
後部バンド50は、装着具1が使用者Uに装着された状態において使用者Uの後頭部に接触する部分である。図2に示すように、後部バンド50は、右後部バンド51及び左後部バンド52を備える。右後部バンド51は、装着具1の右端部を構成する。左後部バンド52は、装着具1の左端部を構成する。右後部バンド51及び左後部バンド52は、それぞれ第一バンド10及び第二バンド20よりも幅方向の長さが短い帯状体である。図3に示すように、右後部バンド51の一端は、第一バンド10の右端部10Aに縫い付けられている。左後部バンド52の一端は、第一バンド10の左端部10Bに縫い付けられている。右後部バンド51のうち右端部20Aに縫い付けられている側とは反対側の端部511と、左後部バンド52のうち左端部20Bに縫い付けられている側とは反対側の端部521とは、面ファスナーによって互いに連結可能な後部連結部53を備える。後部連結部53によって端部511と端部521とは着脱可能に連結される。使用者Uは、装着具1の中央位置1Aを額に配置させた状態で第一バンド10の右端部10A及び左端部10Bを側頭部に沿わせ、右後部バンド51と左後部バンド52とを後頭部に配置する。使用者Uは、右後部バンド51と左後部バンド52とを後部連結部53において連結させることで、装着具1を頭部に巻き付けて着用できる。使用者Uは、端部511と端部521との重なり具合を調整することによって、頭部の大きさに応じて装着具1の装着感を調整できる。
図5及び図6に示すように、板状部材80は、左右方向に延び、且つ、左右方向における中央部が右端部87及び左端部88よりも前側に向けてやや突出した状態で湾曲した薄手の板状である。板状部材80は、正面から見た状態で左右方向に長さを有する略長方形状である。板状部材80の幅方向の長さ(板状部材80の下端83と上端84との間の長さ)は、第二バンド20の幅方向の長さ(第二バンド20の下端部21と上端部22との間の長さ)と略同一である。本実施形態において、板状部材80は、可撓性を有する合成樹脂で構成されている。板状部材80は、接続部82、第一孔部85R,85L、第二孔部86R,86Lを備える。接続部82は、板状部材80の前面部81の左右方向における中央部において、板状部材80の上端84よりも下端83に近接した位置に設けられている。接続部82は、後述する画像表示部4を接続可能な部分である。
第一孔部85R,85L、第二孔部86R,86Lは、それぞれ、板状部材80を前後方向(厚み方向)に貫通して設けられている孔部である。第一孔部85R,85Lは、下端83よりも上端84に近接した位置であり、且つ、接続部82に対して左右対称となる位置に設けられている。第一孔部85R,85Lは、それぞれ正面視で略円形状である。第一孔部85Rは、接続部82の右側に設けられ、第一孔部85Lは、接続部82の左側に設けられる。第二孔部86R,86Lは、それぞれ、第一孔部85R,85Lと同程度に上端84に近接した位置であり、且つ、接続部82に対して左右対称となる位置に設けられている。第二孔部86R,86Lは、それぞれ正面視で略楕円形状の左右方向に長い孔である。本実施形態では、第二孔部86R,86Lの延伸方向における長さは、第一孔部85R,85Lの延伸方向における長さよりも長い。板状部材80において、第二孔部86Rは第一孔部85Rよりも右方に設けられ、第二孔部86Lは第一孔部85Lよりも左方に設けられる。
板状部材80は、前面部81を外側に向けて第一バンド10と第二バンド20との間に挟まれた状態で配置される。第二バンド20の切欠き部23R,23Lは、第一バンド10と第二バンド20との間に配置された板状部材80の接続部82を、第二バンド20から外側に露出させて配置するために設けられている。図1から図3では、切欠き部23Rの位置に板状部材80の接続部82の位置を対応させた状態で第一バンド10と第二バンド20との間に板状部材80が配置された状態を示す。この状態で、板状部材80の右端部87が第二バンド20の切欠き部23Rと右端部20Aとの間の位置に配置され、左端部88が装着具1の中央位置1Aに近接する位置に配置される。なお、板状部材80が第一バンド10と第二バンド20との間に配置された状態で、板状部材80の下端83は繋ぎ部1Bによって下側から支持される。このため、板状部材80が装着具1から抜け落ちることがない。
装着具1が使用者Uの頭部に巻き付けられて着用される場合、第二バンド20が延伸方向に伸長することによって第二バンド20に張力が生じ、第二バンド20の全体が第一バンド10に対してフィットしやすくなる。このため、第二バンド20の内側面によって板状部材80の全体が第一バンド10に対して支持されやすくなる。これにより、装着具1は、第一バンド10自体が使用者Uの頭部に巻き付けられる力を強めることなく、板状部材80を第一バンド10の外周面15に対して安定して支持できる。
図1から図3に示すように、連結部9は、後述する画像表示部4と板状部材80とを連結する。連結部9は、アーム部91、ボールジョイント6,7を有する。アーム部91は略棒状であり、樹脂、金属等で構成される。アーム部91は、正面から見た状態で上下方向に延びる。アーム部91の一端部は、ボールジョイント6を介して板状部材80の接続部82に接続される。アーム部91の他端部は、ボールジョイント7を介して画像表示部4の接続部42に接続される。
図3に示すように、ボールジョイント6は、ボールスタッド61及びソケット62を備える。ボールスタッド61は、アーム部91の一端部から延びる。ボールスタッド61は、球体部61A及び棒部61Bを有する。球体部61Aは、球状の部位である。球体部61Aは、ボールスタッド61のうちアーム部91の側とは反対側の端部に設けられる。棒部61Bは、球体部61Aから棒状に延びる部位であり、球体部61Aとは反対側の端部がアーム部91の一端部に固定される。ソケット62は、ボールスタッド61の球体部61Aを摺動可能に支持する。ソケット62は、板状部材80の接続部82に接続する。ボールスタッド61の球体部61Aがソケット62に対して摺動することによって、ボールジョイント6は、板状部材80の接続部82とアーム部91とを、球体部61Aの中心を回転中心として回転可能に連結する。
ボールジョイント7は、ボールスタッド71及びソケット72を備える。ボールスタッド71は、アーム部91の他端部から延びる。ボールスタッド71は、ボールスタッド61と同様の形状の球体部71A及び棒部71Bを有する。球体部71Aは、ボールスタッド71のうちアーム部91の側とは反対側の端部に設けられる。棒部71Bの球体部71Aとは反対側の端部はアーム部91の他端部に固定される。ソケット72は、ボールスタッド71の球体部71Aを摺動可能に支持する。ソケット72は、画像表示部4の接続部42に接続する。ボールスタッド71の球体部71Aがソケット72に対して摺動することによって、ボールジョイント7は、画像表示部4の接続部42とアーム部91とを、球体部71Aの中心を回転中心として回転可能に連結する。
アーム部91及びボールジョイント6,7は、板状部材80と画像表示部4との間に介在する。ボールジョイント6,7は、板状部材80に対する画像表示部4の位置を、それぞれの回転可能に調整可能である。図1から図3に示すように、板状部材80の接続部82が切欠き部23Rの位置に配置される場合、アーム部91及びボールジョイント6,7は、使用者Uの左眼に対する画像表示部4の位置を調整できる。
図2から図4に示すように、画像表示部4は筐体41を備える。筐体41は中空箱状である。図2及び図3に示すように、筐体41の右側面から右側に向けて、接続部42が延びる。接続部42は、ボールジョイント7のソケット72に接続する。図4に示すように、筐体41の後端部に矩形状の開口43が設けられる。開口43は、透明の板状部材で覆われている。筐体41の内部にレンズユニット、ピント調節機構及び液晶パネル(図示略)が収容される。レンズユニット及び液晶パネルは、前側から後側に向けて順に並ぶ。ピント調節機構は、操作部材44を有する。操作部材44は、筐体41の前面に配置される。
液晶パネルは、その表示領域に画像を表示させることによって、画像の光をレンズユニットに向けて出射する。レンズユニットは、液晶パネルから出射された画像の光を開口43に導く。画像の光は、筐体41の開口43を通過し、さらに、透明の板状部材を透過して、筐体41の後方に向けて出射される。本実施形態において、画像表示部4は、使用者Uの両眼のうちいずれかの眼に対して画像を表示する。切欠き部23Rの位置に板状部材80の接続部82の位置を対応させた状態で第一バンド10と第二バンド20との間に板状部材80が配置された場合、連結部9を介して接続部82に接続する画像表示部4が使用者Uの左眼の前側に配置される。これによって、使用者Uは、画像を左眼で視認できる。使用者Uは、操作部材44を回転させることによって、視認する画像のピント調節を行うことができる。ピント調節操作が行われると、画像表示部4に下方向に回転する力がかかる状態が発生する可能性がある。
図2から図4に示すように、装着具1は、第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lを備える。第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lは、第一バンド10の外周面15に対して第二バンド20を結合する部分である。本実施形態において、第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lは、第一バンド10の外周面15に対して第二バンド20を着脱容易に留め付けることができるスナップボタンで構成されている。
図2、図3及び図7に示すように、第一結合部31Rは、切欠き部23Rの右側の位置に、切欠き部23Rに近接して設けられる。図2に示すように、第一結合部31Rは、第二バンド20の下端部21よりも上端部22に近接するように、第二バンド20の幅方向における中央よりも上側の位置に設けられる。なお、第一結合部31Rと第一結合部31Lとは、装着具1の中央位置1Aに対して左右対称となる位置に設けられている。図4に示すように、第一結合部31Lは、切欠き部23Lの左側の位置に、切欠き部23Lに近接して設けられる。第一結合部31R,31Lは、装着具1において、上下方向において同じ位置に設けられる。
図7のW1領域に示すように、第一結合部31Rを構成するスナップボタンは、凹部を有する凹ボタン30Aと、凸部を有する凸ボタン30Bとを有している。凸ボタン30Bの凸部が凹ボタン30Aの凹部に嵌め合わされることで、凹ボタン30Aと凸ボタン30Bとが結合する。本実施形態では、凸ボタン30Bが第一バンド10の外周面15に設けられ、凹ボタン30Aが第二バンド20に設けられる。なお、第一結合部31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lも、第一結合部31Rを構成するスナップボタンと同じスナップボタンで構成されている。
図2に示すように、切欠き部23Rの延伸方向における中央部を上下方向に延びる仮想直線L1と第一結合部31Rの延伸方向における中央部との間の長さを、長さM1とする。長さM1は、板状部材80の接続部82の左右方向における中央部と第一孔部85Rの中心との間の左右方向における長さと同じ長さに設けられている。図4に示すように、第二バンド20の下端部21と、第一結合部31R,31Lの上下方向における中央部を延伸方向に伸びる仮想直線L2との間の長さを、長さM3とする。図6に示すように、板状部材80の下端83と、第一孔部85R,85Lの中心を左右方向に伸びる仮想直線L3との間の上下方向における長さを、長さM4とする。長さM3と長さM4とは同じ長さに設けられている。したがって、板状部材80の接続部82が切欠き部23Rの位置に配置された状態で板状部材80が第一バンド10と第二バンド20との間に配置された場合、板状部材80の第一孔部85Rと第一結合部31Rとが同じ位置に配置される。
図7のW1領域に示すように、第一結合部31Rは、板状部材80を第一バンド10と第二バンド20との間に配置した状態で凹ボタン30Aと凸ボタン30Bとを嵌め合わせることで、第一バンド10と第二バンド20とを第一孔部85Rを介して結合する。これにより、板状部材80のうち、画像表示部4の荷重がかかりやすい接続部82に近接する部分が、第一バンド10に対して固定される。第一孔部85Rの直径は、凸ボタン30Bの凸部の大きさよりも僅かに大きく設けられている。よって、第一結合部31Rが結合された状態において、第一バンド10と第二バンド20との間に配置された板状部材80のうち第一孔部85Rが設けられる部分の位置が、第一結合部31Rの位置からずれにくい。第一孔部85Rは、接続部82の近傍に設けられているので、第一結合部31Rによって第一バンド10と第二バンド20とが結合されることで、板状部材80の接続部82の装着具1に対する位置がずれにくくなる。
図2、図3及び図7に示すように、第二結合部32Rは、延伸方向において切欠き部23Rに対して第一結合部31Rが配置される側とは反対側に設けられる。図2に示すように、仮想直線L1と第二結合部32Rの延伸方向における中央部との間の長さを、長さM2とする。長さM2は、長さM1よりも長い。第二結合部32Rは、第二バンド20の幅方向における中央よりも上側の位置に設けられる。本実施形態では、第二結合部32Rは、上下方向において第一結合部31Rと同じ位置に設けられる。なお、第二結合部32Rと第二結合部32Lとは、装着具1の中央位置1Aに対して左右対称となる位置に設けられている。図4に示すように、第二結合部32Lは、延伸方向において切欠き部23Lに対して第一結合部31Lが配置される側とは反対側に設けられる。第二結合部32R,32Lは、装着具1において、上下方向において同じ位置に設けられる。つまり、第二結合部32R,32Lは、第一結合部31R,31Lと同様に図4に示す仮想直線L2上に設けられる。第二バンド20の下端部21と、第二結合部32R,32Lの上下方向における中央部との長さは、長さM3である。図6に示すように、板状部材80の下端83と、第二孔部86R,86Lの上下方向における中央部との長さは、長さM4である。
図7のW2領域に示すように、第二結合部32Rは、第一バンド10の側に設けられた凸ボタン30Bと、第二バンド20の側に設けられた凹ボタン30Aとを備える。図2に示す長さM2は、板状部材80の接続部82の左右方向における中央部と第二孔部86Lの中心との間の左右方向における長さと同じ長さに設けられている。したがって、板状部材80の接続部82が切欠き部23Rの位置に配置された状態で板状部材80が第一バンド10と第二バンド20との間に配置された場合、板状部材80の第二孔部86Lと第二結合部32Rとが同じ位置に配置される。第二結合部32Rは、板状部材80を第一バンド10と第二バンド20との間に配置した状態で凹ボタン30Aと凸ボタン30Bとを嵌め合わせることで、第一バンド10と第二バンド20とを第二孔部86Lを介して結合する。これにより、板状部材80の接続部82に近接する部分が第一結合部31Rによって、接続部82から離間した部分が第二結合部32Rによって、それぞれ第一バンド10の外周面15に対して固定される。したがって、装着具1における板状部材80の配置がさらに安定する。
板状部材80の接続部82には画像表示部4の荷重による下方向の力がかかる。このため、板状部材80には、下端83を支点として上端84を下方向に回転しようとする力が働きやすい。第一結合部31R及び第二結合部32Rは、第二バンド20の幅方向において上下方向における中央よりも上側の位置で、第一孔部85R及び第二孔部86Lを介して第一バンド10と第二バンド20とを結合する。これにより、板状部材80の上端84の近傍が第一バンド10に対して固定される。よって、板状部材80が下端83を支点として下方向に回転しようとする力が抑えられ、下端83が使用者Uの頭部を押圧する等といった不具合の発生が低減する。したがって、装着具1は、使用者Uに長時間着用されても、使用者Uに負担がかかりにくくできる。
装着具1が着用されることによって第一バンド10及び第二バンド20が伸縮する場合がある。特に、後部バンド50を用いた装着具1のサイズ調整が行われる場合等に、第一バンド10及び第二バンド20が延伸方向に伸縮しやすい。第二孔部86Lは、左右方向に長さを有する。よって、装着具1が使用者Uに着用されることによって第一バンド10及び第二バンド20が延伸方向に伸縮しても、第二結合部32Rは、延伸方向に遊びを有して板状部材80を第一バンド10と第二バンド20との間に保持することができる。第二孔部86Lが延伸方向に長いので、第二結合部32Rが第一バンド10及び第二バンド20の伸縮に合わせて第二孔部86Lの中を移動できる。これによって、延伸方向における第二結合部32Rの位置の自由度が増すので、使用者Uによって頭部の大きさが異なっても、装着具1は、板状部材80を確実に安定した状態で保持できる。したがって、装着具1の着用時に板状部材80の接続部82が切欠き部23Rの位置からずれることが防止され、画像表示部4の位置が安定し、視認性も向上する。
なお、長さM3(図4参照)と長さM4(図6参照)とが同じであるので、第一結合部31R及び第二結合部32Rによって第一バンド10と第二バンド20とが結合されると、第一バンド10と第二バンド20との間に配置された板状部材80の下端83が繋ぎ部1Bに当接して配置される。長さM3は、第一バンド10及び第二バンド20が伸縮していない状態又は第一バンド10及び第二バンド20が幅方向にやや伸長した状態における長さであることが好ましい。長さM3が、第一バンド10及び第二バンド20が伸縮していない状態の長さである場合には、第一結合部31R及び第二結合部32Rが第一孔部85R及び第二孔部86Lを介して緩みなく結合し、第一バンド10と第二バンド20との間に配置された板状部材80の下端83が繋ぎ部1Bにちょうど沿うように配置される。この場合、装着具1における板状部材80の位置が安定する。長さM3が、第一バンド10及び第二バンド20が幅方向にやや伸長した状態の長さである場合には、第一結合部31R及び第二結合部32Rが結合された状態で、第一バンド10と第二バンド20との間に配置された板状部材80の下端83が繋ぎ部1Bに対してやや食い込むようにして沿って配置される。この場合、第一バンド10に対して第二バンド20が引き付けられるので、第一バンド10の外周面15に対する板状部材80の密着性が向上する。言い換えると、板状部材80を挟んでいない状態の長さM3は、第一バンド10及び第二バンド20の伸長分だけ長さM4よりも短いことが好ましい。
装着具1において、切欠き部23R,23L、第一結合部31R,31L及び第二結合部32R,32Lのそれぞれが中央位置1Aに対して左右対称となる位置に設けられている。また、板状部材80において、第一孔部85R,85L及び第二孔部86R,86Lそれぞれが接続部82に対して左右対称となる位置に設けられている。このため、装着具1は、板状部材80の接続部82を切欠き部23Lに配置させて、連結部9を介して接続部82に接続する画像表示部4を使用者Uの右眼の前側に配置させることができる。この場合、第一結合部31Lによって第一孔部85Lを介して第一バンド10と第二バンド20とが結合され、第二結合部32Lによって第二孔部86Lを介して第一バンド10と第二バンド20とが結合される。よって、板状部材80が第一バンド10の外周面15に対して安定して固定される。
第一結合部31R,31L及び第二結合部32R,32Lのそれぞれは、第一バンド10の外周面15に対して第二バンド20を着脱容易に構成されているので、装着具1に対する板状部材80の取り付け及び取り外しが容易である。このため、例えば、使用者Uの作業交代等に応じて、一の使用者Uの装着具1に取り付けられていた板状部材80を、他の使用者Uの装着具1に付け替えることができる。すなわち、HMD100は、複数の使用者Uのそれぞれが装着具1を有しており、複数の使用者Uで板状部材80、連結部9及び画像表示部4を共有するような使用態様を提供できる。また、HMD100は、使用者Uの利き目や作業内容に応じて板状部材80の接続部82を切欠き部23R,23Lのいずれの位置に配置するかを使用者Uに選択させることができるので、HMD100の使い勝手が向上する。また、装着具1から板状部材80を取り外して装着具1を洗濯すること等も可能であるので、装着具1が清潔な状態に維持されやすい。
図2、図3及び図7に示すように、第三結合部33Rは、第一バンド10の右端部10Aと第二バンド20の右端部20Aとを結合する。第三結合部33Lは、第一バンド10の左端部10Bと第二バンド20の左端部20Bとを結合する。本実施形態において、第三結合部33R,33Lは、第一結合部31R,31Lと同じスナップボタンで構成される装着具1において、第三結合部33R,33Lは、第一結合部31R,31L及び第二結合部32R,32Lと同様に、図4に示す仮想直線L2上の位置に設けられる。第三結合部33R,33Lによって第二バンド20の右端部20A及び左端部20Bが第一バンド10の外周面15に対して固定されている。これにより、装着具1の着用時に第二バンド20が延伸方向に伸長することによって第二バンド20に生じる張力が、より大きくなる。したがって、第一バンド10の外周面15に対して第二バンド20の全体がよりフィットしやすくなり、第一バンド10と第二バンド20との間における板状部材80の配置がより安定する。
以上説明したように、装着具1は、第一バンド10と第二バンド20との間に板状部材80を配置する。板状部材80は、第一バンド10の外周面15に沿った状態で、第一バンド10と第二バンド20との間に挟まれる。装着具1が使用者Uの頭部に巻き付けられて着用される場合、第二バンド20の全体が第一バンド10に対してフィットしやすくなる。このため、板状部材80の全体が、第二バンド20の内側面によって第一バンド10に対して支持されるので、板状部材80の接続部82や下端83等の特定の箇所に画像表示部4の荷重が集中することが回避される。また、装着具1を着用する使用者Uの頭部に板状部材80が直接当接しないので、頭部への負担の軽減が図られる。第二バンド20には、板状部材80に設けられる接続部82を露出させるための切欠き部23R,23Lが設けられているので、板状部材80に対する画像表示部4の接続が容易である。第一結合部31R,31Lは、切欠き部23R,23Lに近接する位置において、板状部材80の第一孔部85R,85Lを介して第一バンド10と第二バンド20とを結合する。これにより、板状部材80のうち画像表示部4の荷重が直接かかりやすい接続部82に近接する部分が、第一バンド10に対して固定されやすい。よって、第一バンド10を頭部に強く巻き付けなくても、板状部材80が第一バンド10と第二バンド20との間に安定して保持される。したがって、本実施形態の装着具1は、頭部にかける負担を軽減できる。
第一結合部31R,31Lと、切欠き部23R,23Lとの間の長さM1よりも、第二結合部32R,32Lと切欠き部23R,23Lとの間の長さM2の方が長い。このため、第一結合部31R,31Lは、第一バンド10と第二バンド20とを第一孔部85R,85Lを介して結合することによって、第一バンド10に対する板状部材80の接続部82の近傍の位置決めが行われる。第二結合部32R,32Lは、第一バンド10と第二バンド20とを第二孔部86R,86Lを介して結合することによって、第一バンド10に対して、板状部材80のうち接続部82から離間した部分の位置決めが行われる。したがって、第一バンド10と第二バンド20との間において、板状部材80全体の位置が安定する。
画像表示部4の荷重がかかる板状部材80には、下端83を支点として上端84を下方向に回転しようとする力が働きやすい。第一結合部31R,31Lは、第二バンド20の下端部21よりも上端部22に近接するように、第二バンド20の幅方向における中央よりも上側の位置に設けられる。したがって、板状部材80の上端84の近傍が第一バンド10に対して固定されるので、板状部材80が下端83を支点として下方向に回転しようとする力が抑えられ、下端83が使用者Uの頭部を押圧する等といった不具合の発生が低減する。
繋ぎ部1Bは、第一バンド10の下端部11と第二バンド20の下端部21とを繋げることで、板状部材80が第一バンド10と第二バンド20との間から抜け落ちることを防止できる。また、第二バンド20において、切欠き部23R,23Lは、繋ぎ部1Bが設けられる側とは反対側となる上端部22に連なって開口しているので、繋ぎ部1Bにおいて第一バンド10と第二バンド20とが延設方向に繋がった状態が保たれる。
装着具1において、第二バンド20の下端部21と第一結合部31R,31Lとの間の幅方向における長さM3は、板状部材80の下端83と第一孔部85R,85Lとの間の上下方向における長さM4と同じ長さに設けられている。よって、第一結合部31R,31Lと第二結合部32R,32Lとが結合された状態で、板状部材80の下端83が繋ぎ部1Bに沿って配置されるので、板状部材80の位置が安定する。
第三結合部33R,33Lは、第二バンド20の右端部20A及び左端部20Bを、第一バンド10に対して結合する。これにより、第一バンド10が使用者Uの頭部に巻き付けられた場合に、第一バンド10の外周面15に対して第二バンド20がフィットしやすくなるので、第一バンド10と第二バンド20との間における板状部材80の配置がより安定する。
第二孔部86R,86Lは、左右方向に長い孔である。このため、装着具1が使用者Uに着用されることによって第一バンド10及び第二バンド20が延伸方向に伸縮しても、第二結合部32R,32Lは、第一バンド10と第二バンド20との間に板状部材80を、遊びを有して保持することができる。したがって、装着具1は、第一孔部85R,85Lによって着用時に板状部材80の接続部82が切欠き部23Rの位置からずれることを防止し、第二孔部86R,86Lにおいて遊びがあることによって画像表示部4の位置を安定させることができる。また、第二孔部86R、86Lは、傾斜していてもよい。一例としてそれぞれの第二孔部86R、86Lがそれぞれに近いほうの端部に向かって傾斜している場合、装着具1の装着時の変形に応じて下方向に移動することとなり、繋ぎ部1Bに食い込んだ状態で固定されるため、安定して固定され、視認性も向上する。
装着具1は、板状部材80の接続部82を切欠き部23Rに配置させて、連結部9を介して接続部82に接続する画像表示部4を使用者Uの左眼の前側に配置させることができる。また、装着具1は、板状部材80の接続部82を切欠き部23Lに配置させて、連結部9を介して接続部82に接続する画像表示部4を使用者Uの右眼の前側に配置させることができる。このように、装着具1は、中央位置1Aに対して延伸方向に対称となる位置のそれぞれに板状部材80の配置を変更できるので、装着具1の利便性が向上する。
HMD100は、板状部材80の接続部82に対して、アーム部91を介して画像表示部4を接続する。この場合、板状部材80の接続部82に対して、画像表示部4の荷重が下方向に作用しやすくなる。また、アーム部91を操作して画像表示部4の位置を調整する際にも、接続部82に対して作用する荷重が増加しやすい。よって、板状部材80には、下端83を支点として上端84を下方向に回転しようとする力が働きやすい。装着具1は、板状部材80を第一バンド10と第二バンド20との間に安定して配置することができるので、HMD100は、長時間の使用によっても、使用者Uの頭部に負担がかかりにくくできる。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。図8に示すように、HMD100は、画像表示部4を制御するためのデバイス(CPU、ドライバIC等)が実装された制御基板90Aを収容するコントロールボックス90を備えてもよい。装着具1は、使用者Uに着用された状態において切欠き部23Rに対して使用者Uの頭部を挟んで対向する位置に、コントロールボックス90を配置するための配置部95を備えてもよい。図8に示すように、配置部95は、装着具1が使用者Uに着用された状態において、使用者Uの右側頭部と後頭部との間の位置に配置される。配置部95は、コントロールボックス90を装着具1の外側に配置可能な面ファスナーで構成されている。この他、配置部95は、コントロールボックス90を装着具1に配置可能なホック、クリップ等で構成されていてもよい。また、配置部95を備えた板状部材が、板状部材80のように第一バンド10と第二バンド20との間に挟まれて配置されてもよい。これにより、装着具1は、所定の重量を有するコントロールボックス90を、所定の重量を有する画像表示部4に対して使用者Uの頭部を挟んで対向する位置に配置できる。よって、使用者Uに装着具1が着用された状態で、HMD100全体の重量のバランスが向上し、装着具1の装着感も向上する。配置部95は、切欠き部23Lに対して使用者Uの頭部を挟んで対向する位置に設けられてもよい。なお、制御基板90Aが、本発明の「制御部」の一例である。
画像表示部4は、使用者Uの両眼に対して画像を表示するものであってもよい。この場合、上記実施形態では、中央位置1Aを基準として左右対称にそれぞれ二つ設けられている第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L、切欠き部23R,23Lが、一つずつ設けられてもよい。装着具1に一つずつ設けられる第一結合部、第二結合部及び切欠き部は、板状部材80の接続部82を中央位置1A又はその近傍に配置するように設けられてもよい。この場合、使用者Uの両眼の前側に画像表示部4が配置される。例えば、中央位置1A又はその近傍に一つの切欠き部が設けられる場合、前述の配置部95が、切欠き部に対して使用者Uの頭部を挟んで対向する位置である後部バンド50の位置に設けられてもよい。この場合、装着具1が使用者Uに着用された状態において、画像表示部4が使用者Uの額の位置に配置され、コントロールボックス90が使用者Uの後頭部の位置に配置されるので、HMD100全体の重量のバランスが向上する。
図9を参照し、HMD100の変形例であるHMD200について説明する。HMD100と異なる点は、装着具110が、装着具1の後部バンド50に替えて後部バンド50Aを備える点である。その他の構成はHMD100及び装着具1と同一である。HMD100及び装着具1と同一の構成についてはHMD100及び装着具1と同一の符号を付し、説明を省略する。
装着具110において、後部バンド50Aは帯状体であり、一端部が第一バンド10の右端部10Aに、他端部が第一バンド10の左端部10Bに、それぞれ縫い付けられている。すなわち、装着具110は、平面視で環状である。後部バンド50Aは、平ゴム等の弾性を有する素材で構成されている。装着具1の後部バンド50は、右後部バンド51及び左後部バンド52の二つのバンドを有しているが、後部バンド50Aは一つのバンドで構成されている。装着具110は、後部バンド50Aの弾性によって、使用者Uの頭部の大きさに応じて装着具1の装着感を調整できる。
上記の実施形態及び変形例において、第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lのそれぞれが、サイズ、形状等が異なるスナップボタンで構成されていてもよい。また、スナップボタンに替えて、第一バンド10と第二バンド20とを結合可能な面ファスナー、ホックなどで構成されていてもよい。例えば、第一バンド10の外周面15に縫い付けられたボタンと、第二バンド20においてボタンに対応する位置に設けられたボタン孔とによって構成されていてもよい。また、第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lは、第二バンド20が第一バンド10の外周面15に対して縫い付けられる等、着脱が容易でない構成であってもよい。
第一結合部31R,31L、第二結合部32R,32L及び第三結合部33R,33Lのうち、少なくとも第一結合部31R,31Lが第二バンド20の幅方向における中央よりも上側の位置に設けられていればよい。これにより、少なくとも、板状部材80のうち最も荷重がかかりやすい接続部82の上部近傍が、第一バンド10の外周面15に対して固定される。
第二結合部32Rは、例えば第一結合部31Rと第二バンド20の右端部20Aとの間の位置に配置される等、切欠き部23Rに対して延伸方向において第一結合部31Rが配置される側と同じ側に設けられてもよい。この場合の第二結合部32Rは、板状部材80の右端部87に近接して設けられる第二孔部86Rを介して、第一バンド10と第二バンド20とを結合してもよい。
繋ぎ部1Bは、第一バンド10の下端部11と、第二バンド20の下端部21とが延伸方向に亘って互いに繋がった部分であればよく、第一バンド10の下端部11と、第二バンド20の下端部21とが縫い合わされた構成に限られない。例えば、第一バンド10と第二バンド20とは、延伸方向に延びる一続きの布によって構成されていてもよい。この場合、繋ぎ部1Bは、一続きの布が、その幅方向の略中央部において二つに折り返された部分として構成されてもよい。また、繋ぎ部1Bは、第一バンド10の上端部12と第二バンド20の上端部22とが延伸方向に亘って互いに繋がった部分として設けられてもよい。
切欠き部23R,23Lは、第二バンド20の上端部22に向けて開口せず、下端部21に向けて開口するように設けられていてもよい。また、切欠き部23R,23Lは、第二バンド20の上端部22及び下端部21のいずれに向けても開口するように設けられてもよい。また、切欠き部23R,23Lは、第二バンド20の上端部22及び下端部21のいずれにも開口せず、接続部82の形状に合わせて第二バンド20に設けられた孔部であってもよい。
例えば、第二バンド20の延伸方向における長さが、第一バンド10の延伸方向における長さよりも短く設けられる等、第一バンド10の延伸方向における長さと、第二バンド20の延伸方向における長さとが異なっていてもよい。第一バンド10において、中央位置1Aから右端部10Aまでの長さと、中央位置1Aから左端部10Bまでの長さとが異なっていてもよい。第二バンド20において、中央位置1Aから右端部20Aまでの長さと、中央位置1Aから左端部20Bまでの長さとが異なっていてもよい。第一バンド10及び第二バンド20とは別に後部バンド50が設けられている必要はなく、装着具1が後部バンド50を備えなくてもよい。この場合、装着具1が使用者Uに着用された状態において、第一バンド10及び第二バンド20のうち少なくともいずれかが使用者Uの後頭部の位置まで延びて、使用者Uの頭部に巻き付け可能に構成されていてもよい。
画像表示部4は、ハーフミラーを有する構成であってもよい。画像表示部4の液晶パネルは、画像の光を左側に出射してもよい。画像表示部4の筐体41の左端部に設けられたハーフミラーは、入射した画像の光を後側に反射させ、使用者Uの左眼に導いてもよい。また、ハーフミラーは、前側の外界光を後側に透過させ、使用者Uの左眼に導いてもよい。画像表示部4は、液晶パネルの代わりに、Digital Mirror Device(DMD)、有機EL等の二次元表示装置を用いてもよい。画像表示部4は、二次元的に走査された光を使用者Uの網膜上に投影する網膜走査型の投影装置(Retinal Scanning Display)を用いてもよい。連結部9は、少なくともアーム部91を備えていればよく、ボールジョイント6,7を備えていなくてもよい。また、ボールジョイント6に替えて、自在継手、ラバーマウント等、他の位置調整機構が設けられてもよい。
1,110 装着具
4 画像表示部
10 第一バンド
20 第二バンド
23R,23L 切欠き部
31R,31L 第一結合部
32R,32L 第二結合部
33R,33L 第三結合部
80 板状部材
82 接続部
85R,85L 第一孔部
86R,86L 第二孔部
90 コントロールボックス
90A 制御基板
95 配置部
100,200 HMD

Claims (10)

  1. ヘッドマウントディスプレイの画像表示部を使用者の頭部に装着するための装着具であって、
    前記頭部に巻き付けることが可能な帯状体である第一バンドと、
    前記第一バンドのうち前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部に対向する側の面とは反対側の面である外周面に沿って延びる帯状体である第二バンドと、
    前記第一バンドの前記外周面に対して前記第二バンドを結合する第一結合部と
    を備え、
    前記第一バンド及び前記第二バンドは、前記画像表示部を接続可能な接続部を一方の面に備えた板状部材の前記一方の面を前記第二バンドの側に配置した状態で、前記第一バンドと前記第二バンドとの間に前記板状部材を配置可能であり、
    前記第二バンドは、前記第一バンドと前記第二バンドとの間に配置された前記板状部材の前記接続部を前記第二バンドから露出させるために切り欠かれた切欠き部を備え、
    前記第一結合部は、前記板状部材が前記第一バンドと前記第二バンドとの間に配置された状態において、前記第一バンドが延びる延伸方向における前記板状部材の一方側の端部よりも前記切欠き部に近い位置で、前記板状部材を貫通して設けられる第一孔部を介して前記第一バンドと前記第二バンドとを結合する
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイの装着具。
  2. 前記板状部材を貫通して設けられる第二孔部を介して前記第一バンドと前記第二バンドとを結合する第二結合部を備え、
    前記第一結合部と前記切欠き部との間の前記延伸方向における長さよりも、前記第二結合部と前記切欠き部との間の前記延伸方向における長さが長いことを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  3. 前記第一結合部及び前記第二結合部のうち少なくとも前記第一結合部は、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に、前記第二バンドの上下方向における中心よりも上側の位置に設けられることを特徴とする請求項2に記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  4. 前記第一バンドのうち前記延伸方向に直交する幅方向におけるいずれか一方の端部である第一端部と、前記第二バンドのうち前記幅方向における前記第一端部と同じ側の端部である第二端部とが繋がった繋ぎ部を備え、
    前記切欠き部は、前記第二端部とは反対側の端部に向けて開口して設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  5. 前記第一結合部から前記繋ぎ部までの間の前記幅方向における長さと、前記板状部材の前記第一孔部から前記繋ぎ部が配置される側に配置される前記板状部材の端部までの間の前記幅方向における長さとが等しいことを特徴とする請求項4に記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  6. 前記第二バンドの前記延伸方向における端部を前記第一バンドの前記外周面に対して結合する第三結合部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  7. 前記第二孔部は、前記第一孔部の前記延伸方向における長さよりも前記延伸方向に長く形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  8. 前記画像表示部の制御部を有するコントロールボックスを、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部を挟んで前記切欠き部と対向する位置に配置するための配置部を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  9. 前記画像表示部は、前記使用者の両眼のうちいずれかの眼に対して画像を表示するものであり、
    前記第一結合部と前記切欠き部とを二組備え、
    二組の前記第一結合部と前記切欠き部とを、前記第一バンドが前記頭部に巻き付けられた場合に前記頭部の額の部分に配置される位置である特定位置に対して対称に設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイの装着具。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のヘッドマウントディスプレイの装着具と、
    前記板状部材と、
    前記画像表示部と、
    一端部が前記板状部材の前記接続部に接続され、他端部が前記画像表示部に接続されるアーム部と
    を備えたことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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