JP6709511B2 - 開口封止部材及び電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、作業用の開口部を封止する開口封止部材及びこの開口封止部材を用いた電気機器に関する。
自動車等に搭載される電気機器のケースの内部には、外部回路と接続するための端子台が設けられており、この端子台と外部回路とを接続する作業を行うために、ケースには作業用の開口部が設けられている。そして、作業を行わないときには、この開口部はシールカバー(開口封止部材)によって塞がれている。このようなシールカバーの一例として、特開2012−236450号公報(下記特許文献1)に開示されたシールカバーがある。
このシールカバーは、電気機器を収容した金属製のケースに設けられた開口部に嵌合され、開口部の内周面に密着するシールリングを外周面に嵌着してなる合成樹脂製のシールリング保持部材と、ケースの表面に取り付けられる金属製のカバー本体とを備えている。そして、シールリング保持部材に設けられた軸部が、カバー本体に設けられた挿通孔に挿通して、抜け止め手段とともにボルト止めされることで、カバー本体とシールリング保持部材とが固定される。
特開2012−236450号公報
しかしながら、特開2012−236450号公報(上記特許文献1)の構成では、カバー本体に挿通孔が空いていることで、カバー本体とシールリング保持部材との間に水が浸入する。そして、この水が排出されずに滞留すると、金属製のカバー本体などが腐食する虞がある。
本明細書で開示される開口封止部材は、鉛直方向に開口した作業用の開口部を塞ぐための開口封止部材であって、前記開口部の上方を覆うカバープレートと、前記カバープレートに保持され、前記開口部内に嵌合されて、前記開口部の内周面に密着するシール部材を備えた栓体とを備えており、前記カバープレートの上面には、前記カバープレートに付着した水を前記カバープレートの外側に流し落とす勾配がつけられており、前記栓体の上面には、前記栓体の上面に付着した水を前記開口部の外側に流し落とす勾配がつけられている。
カバープレートにかかった水は、カバープレートの上面に勾配がつけられていることで、カバープレート上から流れ落ち、カバープレート上に滞留する虞がない。また、カバープレートと栓体の間に浸入した水に関しても、栓体に勾配がつけられていることで、栓体上から流れ落ち、開口部の外側に流し落とされるため、栓体とカバープレートの間に滞留する虞がない。そのため、浸入した水による腐食を抑制することができる。
本明細書に開示される開口封止部材の実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記カバープレートの上面と前記栓体の上面とは、同じ方向に勾配がつけられている構成としても良い。
カバープレート上の水と、栓体とカバープレートの間に浸入した水とが同じ方向に流れ落ちることで、流れ落ちた水の処理が容易になる。
前記栓体には、カバープレートと固定するためのボルトをねじ込むためのボス部が突設されており、前記栓体は、平面視長円形となっており、前記栓体の上面には、長手方向につけられた第1栓体勾配と、短手方向につけられた第2栓体勾配とがあり、前記第1栓体勾配の下端位置は、前記ボス部が設けられた位置と長手方向においてずれている構成としても良い。
栓体にボス部が突設されていることで、ボス部が水を排出する際の障害になる虞がある。しかしながら、ボス部の設けられた位置と、栓体の上面につけられた第1栓体勾配の下端位置とが長手方向においてずれていることで、ボス部の周縁に水が滞留することを抑制できる。
また、本明細書に開示される開口封止部材を用いた電気機器として、以下の構成としても良い。
開口封止部材と、端子と、該端子に接続された電線と、前記端子を収容し、前記開口封止部材に塞がれる作業用の開口部が設けられたハウジングとを備えた電気機器であって、前記カバープレートと前記栓体の上面につけられた勾配の下端位置は、前記電線が引き出された方向と反対側の端部に位置する。
電線が引き出された方向と反対側に水が排出されることで、排出された水が電線等にかかることを抑制できる。
本明細書に開示される開口封止部材によれば、かかった水をその外側に排水することができる。
実施形態における開口封止部材の平面図 同背面図 図1におけるIII−III位置での断面図 図1におけるIV−IV位置での断面図 コネクタの平面図 コネクタと開口封止部材とを組み付ける前の状態での側面図 コネクタと開口封止部材とを組み付けた後の状態での平面図
<実施形態>
実施形態について図1から図7を参照して説明する。
本実施形態の開口封止部材10は、図5から図7に示すように、車両に搭載されたモータやインバータなどの機器のシールドケースに取り付けられたコネクタ80(「電気機器」の一例)の作業用の開口部91を閉止するものである。以下の説明では、上下方向については、Z方向を上方とし、前後方向については、X方向を前方とし、左右方向については、Y方向を右方とする。
コネクタ80は、図4及び図5に示すように、シールドケース内に設けられた図示しない端子台に接続される。コネクタ80は、導電性の金属製の端子81と、端子81に接続される電線85と、端子81及び電線85の端末部を収容する合成樹脂製のハウジング90とを備えている。
端子81は、電線85と接続された後、下方にL字状に曲げられ、ハウジング90の下端部でさらにL字状に曲げられることで、ハウジング90の開口部91内に突出する。端子81は、ハウジング90内に左右方向に3つ並ぶようにインサート成形されており、端子台に保持された相手端子と接続される。
ハウジング90には、開口部91が設けられた筒状のハウジング本体部93と、ハウジング本体部93から外方に突出する平板状のフランジ部95と、ハウジング本体部93の後方に突出し、電線85を保持する電線保持部97とを備えている。開口部91は、上下方向(鉛直方向)に開口しており、平面視左右方向に長い長円形である。そして、開口部91の下端部は、端子台に嵌合される一方、開口部91が上方に開口した状態で、端子81を端子台の相手端子と接続する作業が行われる。そして、接続作業が行われないときには、この開口部91は開口封止部材10によって上方も閉止される。また、フランジ部95には、シールドケース及び後記する開口封止部材10のカバープレート20と固定するためのボルトを挿通するボルト挿通孔95Aが設けられている。電線保持部97には、端子81と電線85の接続部分を一体に保持する一体保持部97Aと、電線85を個別に保持する円筒状の個別保持部97Bとがある。一体保持部97Aは、ハウジング本体部93よりも上方に突出している。そして、電線85は、電線保持部97から後方に引き出される。
開口封止部材10は、図1及び図3に示すように、カバープレート20と、栓体40とを備えており、カバープレート20と栓体40とは、タップネジ70によって固定される。
タップネジ70は、円形状の頭部71と、頭部71が拡径した円形状のリング部73と、ネジを切り込み可能なネジ部75とを備えている。リング部73の外径は、後記するカバープレート20の挿通孔29の径よりも大きな寸法とされており、挿通孔29の孔縁部29Aに係止して抜け止めする。
カバープレート20は、鋼板等の金属板をプレス加工することで形成され、図1及び図2に示すように、コネクタ80の開口部91及び電線保持部97を覆うプレート本体部21と、コネクタ80のフランジ部95を覆う取付部35と、プレート本体部21の端部と取付部35との間を繋ぐ繋ぎ部27とを備えている。繋ぎ部27は、プレート本体部21や取付部35との間をR形状と鉛直面とによって繋いでいる。そして、カバープレート20全体としては、開口部91を覆うことが可能な矩形状をなす伏浅皿形状をしている。
プレート本体部21は、図3及び図6に示すように、電線保持部97の一体保持部97Aの上方を覆い、後方に開口するハウジング覆い部23と、栓体40を覆う栓体覆い部25とを備えている。ハウジング覆い部23は、後方に開口しており、前方にいくほど幅寸法(左右方向の寸法)が徐々に大きい。栓体覆い部25は、栓体40の外形形状と同じで、外形寸法が少し大きい。そして、栓体覆い部25の左右方向の中央部分には、後記する栓体40のボス部55を挿通可能な円形状の挿通孔29が設けられている。挿通孔29は、プレート本体部21の板厚方向に貫通している。また、挿通孔29の孔縁部29Aには、タップネジ70のリング部73の下面が当接する。また、挿通孔29の右方には、後記する栓体40の位置決めピン57を挿通可能な円形状のピン挿通孔31が設けられている。
プレート本体部21の上面21Aには、全体的に後端が最も高く、前端が最も低くなるように、プレート勾配PRがつけられている。プレート勾配PRは、部分的に勾配の程度が異なっているが、プレート本体部21のうち栓体覆い部25の部分の勾配は一定である。また、プレート本体部21の上面においては、常に前方が後方より低くなっており、水平状態や窪んでいるところはない。プレート勾配PRによって、プレート本体部21に付着した水は、プレート本体部21の前側に流れる。そして、プレート本体部21の端縁にいたった水は、繋ぎ部27を落下して、カバープレート20の外側に流し落とされる。
取付部35は、図6及び図7に示すように、フランジ部95を覆う。取付部35は、フランジ部95の外形状とほぼ同じ外形状で、取付部35の端部が曲げられて、取付部35の側面35Aは、フランジ部95の板厚分程度の上下方向の寸法となっており、フランジ部95をすっぽり覆う。取付部35には、フランジ部95のボルト挿通孔95Aと同心のボルト孔37が設けられている。
栓体40は、合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように、開口部91(図5参照)内に嵌合可能な嵌合部41と、嵌合部41の上端部に連設される平板状の平板部51を有している。嵌合部41は、平面視長円形となっており、開口部91の内形状と同じ外形状となっており、嵌合部41の外寸法は、開口部91の内寸法と同じか若干小さい。また、嵌合部41の外周面には、シール装着溝43が全周に亘って形成されている。シール装着溝43には、長円形の環形をなすシール部材45が嵌着されている。シール部材45には、リップ45Aが一条外側に突出しており、リップ45Aの外径寸法は、開口部91の内径寸法よりも少し大きく設定されている。そして、嵌合部41が開口部91内に嵌合すると、シール部材45のリップ45Aが押し潰されて、開口部91の内周面に密着して、嵌合部41と開口部91の間をシールする。
平板部51は、横長な長円形となっており、嵌合部41の外形状とほぼ同じ外形状で、若干大きい。平板部51の外寸法は、開口部91の内寸法よりも大きく、平板部51全体が開口部91の上方に位置する。そして、平板部51の下面が開口部91の上端孔縁部91A(図6参照)に当接して、栓体40が開口部91の所定位置に位置決めされる。また、平板部51の長手方向(左右方向)の両端部には、プレート本体部21の下面に当接する当接部53が設けられている。当接部53は、前後方向に延びる線状をしており、平板部51から上方に突出している。当接部53の平板部51からの突出寸法は、前後方向において一定となっている。
平板部51の中心位置には、図3に示すように、ボス部55が上方に向かって突設されている。ボス部55の上端部は、カバープレート20の挿通孔29の孔縁部29Aとの間に所定のクリアランスを有する状態で挿通可能となっている。ボス部55を挿通孔29に挿通した際には、ボス部55の上端面が挿通孔29の孔縁部29Aの表面から若干突出する突出寸法となるようボス部55の高さは設定されている。そして、ボス部55は円柱状をなしており、その上面から後方に向かってタップネジ70をねじ込むための下穴が設けられている。
また、図1及に示すように、平板部51のボス部55の右方には、丸ピン形状の位置決めピン57が突出形成されている。位置決めピン57は、カバープレート20に設けられたピン挿通孔31の孔縁部との間に所定のクリアランスを有する状態で挿通可能とされている。また、位置決めピン57は、カバープレート20の表面から若干突出する突出寸法となっている。
平板部51の上面51Aには、図3及び図4に示すように、平板部51の長手方向(左右方向)につけられた第1栓体勾配HR1と、短手方向(前後方向)につけられた第2栓体勾配HR2がある。第1栓体勾配HR1は、左右端が最も高く、テーパー終線TLの位置が最も低くなっている。テーパー終線TLは、前後方向に(X軸に平行に)真っ直ぐ延びており、ボス部55の右側方(位置決めピン57側)に設けられている。第1栓体勾配HR1が設けられていることで、平板部51に付着した水が、ボス部55の設けられている位置の右方に集まるように流れ落ちる。また、第2栓体勾配HR2は、後端が最も高く、前端が最も低くなっており、プレート本体部21の対向する部分(栓体覆い部25)のプレート勾配PRと同じ程度の勾配がつけられている。第2栓体勾配HR2が設けられていることで、平板部51に付着した水は、平板部51の前側に流れ、平板部51の端縁にいたった水は、開口部91の外側に流し落とされる。なお、平板部51の上面51Aの下端位置は、開口部91の上端孔縁部91Aよりも上方に位置しており、平板部51の上面51Aから流れ落ちた水が開口部91内に浸入しない。
本実施形態の開口封止部材10は上記のような構造であって、例えば以下のような手順で組み付けられる。まず栓体40のシール装着溝43に対してシール部材45が嵌着される。次に、栓体40が、カバープレート20の裏面(下面)側におけるプレート本体部21の下側に取り付けられる。具体的には、位置決めピン57をピン挿通孔31に、ボス部55を挿通孔29に挿通しつつプレート本体部21の裏面(下面)に平板部51の当接部53を当接させる。このとき、プレート本体部21の栓体覆い部25のプレート勾配PRと第2栓体勾配HR2とがほぼ同じになっているため、プレート本体部21の裏面と当接部53とが、当接部53の後端から前端に亘って当接する。
栓体40が正規姿勢でカバープレート20の裏面(後面)に当てられたら、タップネジ70をボス部55の下穴に嵌め込んで締め付ける。この際、タップネジ70のネジ部75によって、ボス部55の下穴には雌ネジが切り込まれる。そして、タップネジ70は、リング部73がボス部55の上面に当接する位置までねじ込まれる。このとき、栓体40の位置決めピン57が、カバープレート20のピン挿通孔31に嵌っていることで、栓体40がタップネジ70のねじ込みに伴って連れ回りすることが規制される。
そして、栓体40は、リング部73が挿通孔29の孔縁部29Aとボス部55の上面に当たることでカバープレート20の裏面(後面)から落下することが阻止される。また、カバープレート20は、ボス部55の軸線方向に沿って移動可能に取り付けられた状態となる。また、ボス部55と挿通孔29との間、並びに位置決めピン57とピン挿通孔31との間にはクリアランスが設けられていることで、栓体40は上下左右の全方位において移動可能な状態で保持されることになる。
上記のように開口封止部材10が組み付けられたら、図6に示すように、開口封止部材10は、コネクタ80の開口部91に被着される。開口封止部材10を所定位置に配して、カバープレート20をコネクタ80側に向けて押圧すると、栓体40は、シール部材45を周方向に潰し変形させつつ、開口部91内に押し込まれ、平板部51が開口部91の上端孔縁部91Aに当接した段階で押し込みを停止する。この際、栓体40は全方位に移動可能な状態で保持されているから、開口部91との間で芯出しされつつ嵌合される。そして、カバープレート20の取付部35がコネクタ80のフランジ部95を覆い、ボルト孔37にボルトを通して、コネクタ80のボルト挿通孔95Aとともにケースにねじ込むことで、開口封止部材10がフランジ部95と一緒に機器のケースの上面に固定される。
そして、開口封止部材10によって開口部91が閉止された状態で、開口封止部材10に水がかかったとする。仮に、カバープレート及び栓体に勾配がつけられていないとすると、鉛直方向に開口した開口部91を塞ぐカバープレートと栓体との上面は、水平状態となり、水が滞留する。しかしながら、本実施形態では、カバープレート20のプレート本体部21の上面21Aにかかった水は、プレート勾配PRによって、プレート本体部21の前側に流れ落ちる。そして、プレート本体部21の端縁にいたった水は、繋ぎ部27を落下して、カバープレート20の外側に流し落とされる。そのため、カバープレート20に付着した水が、カバープレート20上で滞留して、カバープレート20が腐食することを抑制できる。
また、カバープレート20の後方開口や、挿通孔29やピン挿通孔31等からカバープレート20と栓体40の間に水が浸入する。浸入した水は、栓体40の平板部51の上面51Aにおいて、第1栓体勾配HR1によって、テーパー終線TLに集められつつ、第2栓体勾配HR2によって、平板部51の前側に流れる。この際に、テーパー終線TLとボス部55の長手方向における位置がずれていることから、テーパー終線TLに集まった水が前側に流れ落ちる際に、ボス部55がその妨げとなることがない。なお、ボス部55の位置決めピン57側に、テーパー終線TLがあることで、位置決めピン57側の勾配がきつくなり、位置決めピン57があっても水が流れやすくなる。そして、2種類の栓体勾配HR1、HR2によって平板部51の端縁にいたった水は、開口部91の外側に流し落とされる。この際に、平板部51の上面51Aの下端位置は、開口部91の上端孔縁部91Aよりも上方に位置しており、平板部51の上面51Aから流れ落ちた水が開口部91内に浸入しない。栓体40とカバープレート20との間に浸入した水も排出されることから、カバープレート20が腐食したり、開口部91内に水が浸入したりすることも抑制できる。
このように、カバープレート20のプレート本体部21の上面21Aにかかった水も、カバープレート20と栓体40との間に浸入した水も、最終的には、開口封止部材10の前側に流れ落ちる。そのため、前側のみで流れ落ちた水の処理を行えばよい。また、水が前側に流し落とされることから、後側に延びる電線85に水がかかることを抑制できる。
本実施形態では、カバープレート20にかかった水は、カバープレート20のプレート本体部21の上面21Aにプレート勾配PRがつけられていることで、カバープレート20上から流れ落ち、カバープレート20上に水が滞留する虞がない。また、カバープレート20と栓体40の間に浸入した水に関しても、栓体40に栓体勾配HR1、HR2がつけられていることで、栓体40上から流れ落ち、開口部91の外側に流し落とされるため、栓体40とカバープレート20の間に滞留する虞がない。そのため、浸入した水による腐食を抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、カバープレート20のプレート勾配PRは、後端が高く、前端が低くなるようになっていたが、逆でも良いし、長手方向に勾配がついていても良い。また、中央部分を高くして、縁部にいくほど低くなるような勾配であっても良い。
(2)上記実施形態では、栓体40の第1栓体勾配HR1は、両端が高く、テーパー終線TLが低くなるようになっていたが、中央部分を高くして、縁部にいくほど低くなるような勾配であっても良い。また、テーパー終線TLは、ボス部55の位置決めピン57側に設けられていたが、逆側でも良いし、ボス部55と重なっていても良い。栓体40の第2栓体勾配HR2は、後端が高く、前端が低くなるようになっていたが、逆でも良い。また、中央部分を高くして、縁部にいくほど低くなるような勾配であっても良い。さらに、第1栓体勾配HR1と第2栓体勾配HR2のいずれか一方が設けられているだけでも良い。
(3)上記実施形態では、取付部35には、勾配がつけられていなかったが、フランジ部95と取付部35に勾配をつけても良い。
(4)上記実施形態では、取付部35がフランジ部95全体を覆っていたが、ボルト挿通孔95Aに位置だけに設けられていても良い。
(5)上記実施形態では、カバープレート20のプレート勾配PRと、栓体40の第2栓体勾配HR2とは、同じ方向で、対向する部分は同じ角度とされていたが、異なる方向であっても良いし、対向する部分も異なる角度であっても良い。
(6)上記実施形態では、電線85が延びる側と反対側に水が流されるようになっていたが、反対側でなくても良い。
(7)上記実施形態では、開口部91は、コネクタ80のハウジング90に設けられていたが、金属製のケース等に設けられていても良い。
(8)上記実施形態では、嵌合部41よりも外形寸法が大きい平板部51が設けられていたが、平板部の外寸法は、嵌合部41と同じ寸法もしくは小さい寸法となっていても良い。栓体の上面の下端位置が、開口部91の上端面よりも上方に位置するようになっていれば良い。
10…開口封止部材
20…カバープレート
21…プレート本体部
21A…上面
29…挿通孔
31…ピン挿通孔
35…取付部
40…栓体
41…嵌合部
51…平板部
51A…上面
55…ボス部
57…位置決めピン
70…タップネジ
80…コネクタ(電気機器)
81…端子
85…電線
90…ハウジング
91…開口部
PR…プレート勾配
HR1…第1栓体勾配
HR2…第2栓体勾配
TL…テーパー終線

Claims (4)

  1. 鉛直方向に開口した作業用の開口部を塞ぐための開口封止部材であって、
    前記開口部の上方を覆うカバープレートと、
    前記カバープレートに保持され、前記開口部内に嵌合されて、前記開口部の内周面に密着するシール部材を備えた栓体とを備えており、
    前記カバープレートの上面には、前記カバープレートに付着した水を前記カバープレートの外側に流し落とす勾配がつけられており、
    前記栓体の上面には、前記栓体の上面に付着した水を前記開口部の外側に流し落とす勾配がつけられている開口封止部材。
  2. 前記カバープレートの上面と前記栓体の上面とは、同じ方向に勾配がつけられている請求項1に記載の開口封止部材。
  3. 前記栓体には、カバープレートと固定するためのボルトをねじ込むためのボス部が突設されており、
    前記栓体は、平面視長円形となっており、前記栓体の上面には、長手方向につけられた第1栓体勾配と、短手方向につけられた第2栓体勾配とがあり、
    前記第1栓体勾配の下端位置は、前記ボス部が設けられた位置と長手方向においてずれている請求項1または請求項2に記載の開口封止部材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の開口封止部材と、
    端子と、該端子に接続された電線と、前記端子を収容し、前記開口封止部材に塞がれる作業用の開口部が設けられたハウジングとを備えた電気機器であって、
    前記カバープレートと前記栓体の上面につけられた勾配の下端位置は、前記電線が引き出された方向と反対側の端部に位置する電気機器。
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