JP6708013B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来から、電子写真方式を採用したプリンタや複写機等の画像形成装置が広く利用されている。一般的な画像形成装置では、画像形成部により用紙に画像を転写し、その後、定着部により用紙に画像を定着する、という一連のプロセスを通じて用紙に画像を形成している。画像を形成する用紙としては、例えばA4サイズ等の通常の用紙の他に、近年ではロール紙等の長尺状の連続紙が広く使用されている。
また、画像形成装置においては、上述した一連のプロセスに加えて、用紙の種類によって定着性が不足する場合があるので、用紙を定着部まで巻き戻して再度定着処理を行う場合がある。また、連続紙に白等を印刷して定着した後、特別な色を後から連続紙に印刷するために、もう一度連続紙を転写部まで巻き戻して他の色の印刷を行う場合もある。
例えば、特許文献1には、一度定着済みの用紙を再度加熱定着器に通紙させる再定着モードを有し、再定着モードが選択されると、帯電、露光、現像、転写 等の画像形成プロセスを禁止し、用紙の搬送と熱定着器の動作のみ実行する制御を行う画像形成装置が記載されている。また、特許文献2には、連続紙の弛み量を確保するために、定着により定着が終了した連続紙を転写部へ逆搬送する工程を有する後処理装置の制御方法が記載されている。
特開平11−119599号公報 特許第3570335号公報
しかしながら、上述した特許文献1および2に記載された画像形成装置等では、以下のような問題がある。すなわち、従来における画像形成装置では、再印刷を行う場合や再定着を行う場合における連続紙の巻き戻し搬送については何ら考慮されていなかった。そのため、仮に、連続紙の巻き戻し制御を行った場合に、定着部のニップ部に再定着等を行う画像が停止してしまうと、その部分の連続紙が定着部の熱とニップ形状により大きく変形してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、連続紙を巻き戻して再度、印刷処理や定着処理を行う場合でも、出力物にダメージが残ることを防止することが可能な画像形成装置および画像形成方法に関する。
本発明に係る画像形成装置は、連続紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により形成された前記画像を前記連続紙に定着させる定着部と、前記定着部の圧着を解除した状態で前記定着部により定着処理が行われた前記連続紙を搬送方向とは反対方向に巻き戻した後に前記定着部を圧着した状態で前記画像を再通紙するモードを行う場合、前記連続紙の印刷出力部のうち不要部分を前記定着部で圧着するよう制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記モードにおいて、前記画像形成部および前記定着部の圧着を解除して前記連続紙の前記画像を前記画像形成部の搬送方向の上流側まで搬送した後に前記画像形成部および前記定着部を圧着する再印刷モードを行うことを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成方法は、画像形成部により連続紙に画像を形成する第1の工程と、前記連続紙に形成した画像を定着部により前記連続紙に定着させる第2の工程と、前記定着部の圧着を解除した状態で前記定着部により定着処理が行われた前記連続紙を搬送方向とは反対方向に巻き戻した後に前記定着部を圧着した状態で再通紙する場合、前記連続紙の印刷出力部のうち不要部分を前記定着部で圧着する第3の工程と、を有し、前記第3の工程では、前記画像形成部および前記定着部の圧着を解除して前記連続紙の前記画像を前記画像形成部の搬送方向の上流側まで搬送した後に前記画像形成部および前記定着部を圧着することを特徴とするものである。
本発明によれば、連続紙を巻き戻すモードにおいて連続紙の不要部分を定着部の圧着時に圧着させるので、圧着部による連続紙の変形等を抑制することができ、出力物のダメージを防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 再定着モードの動作例を説明するための図である。 再定着モードにおける不要部分および巻き戻り量を説明するための図である。 再印刷モードの動作例を説明するための図である。 再印刷モードにおける不要部分および巻き戻り量を説明するための図である。 巻き戻りモード時における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 複数のジョブの入れ替え方法を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。また、図面の寸法比率 は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
[画像形成システム100の構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成システム100の概略構成の一例を示している。図1に示すように、画像形成システム100は、連続紙の一例であるロール紙Pに画像を形成するものであり、給紙装置200と画像形成装置300と排紙装置400とを備えている。
給紙装置200は、画像形成装置300よりも搬送方向D1の上流側に配置され、支持軸を含む装着部210を有している。装着部210は、巻回されたロール紙Pを回転可能に支持するものであり、ジョブの開始指示に基づいて画像形成装置300にロール紙Pを送り出す。なお、連続紙としては、必ずしもロール状に巻回されたものである必要はなく、折り畳まれたものでも良い。
画像形成装置300は、タンデム方式のカラー電子写真複写機であり、給紙搬送部310と画像形成部320と定着部340と排紙搬送部350と操作表示部360とを有している。
給紙搬送部310は、例えば、複数の搬送ローラーと、これらを回転駆動する駆動モータ等から構成されている。給紙搬送部310は、駆動モータの駆動により複数の搬送ローラーを回転させることにより給紙装置200から送り出されたロール紙Pを画像形成部320の二次転写部330に搬送する。
画像形成部320は、イエローの画像形成ユニット322Yと、マゼンダの画像形成ユニット322Mと、シアンの画像形成ユニット322Cと、ブラックの画像形成ユニット322Kと、中間転写ベルト324と、二次転写部330とを有している。なお、各色の画像形成ユニット322Y,322M,322C,322Kは、帯電部、露光部、現像部、感光体ドラム等を有しているが、公知の技術を採用することができるため、詳細な説明は省略する。画像形成ユニット322Y,322M,322C,322Kにより形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト324の画像形成位置に重ね合わせて転写される。
二次転写部330は、二次転写ローラー332と、これに対向して配置された二次転写対向ローラー334とを有している。二次転写部330では、二次転写ローラー332と二次転写対向ローラー334との圧接により形成されるニップ部で、給紙搬送部310により搬送されるロール紙P上に中間転写ベルト324の各色のトナー像を一括転写する。
定着部340は、例えば定着ローラー342や加圧ローラー344、定着ベルト等を有している。定着部340は、二次転写部330によりトナー像が転写されたロール紙Pに、定着ローラー342と加圧ローラー344との圧接により形成されるニップ部で、加熱、加圧処理を行うことによりトナー像をロール紙Pの表面に定着させる。
排紙搬送部350は、例えば、複数の搬送ローラーと、これらを回転駆動する駆動モータ等から構成されている。排紙搬送部350は、駆動モータの駆動に応じて複数の搬送ローラーを回転させることにより定着部340で定着処理されたロール紙Pを後段の排紙装置400に搬送する。
操作表示部360は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネルと、タッチパネルの周辺部に設けられたスタートキーや決定キーから構成される操作キーとを有している。操作表示部360は、操作画面等を表示したり、操作画面等でのタッチ操作や操作キーの操作により入力された画像形成条件等の各種情報を受け付けたりする。
排紙装置400は、画像形成装置300よりも搬送方向D1の下流側に配置され、支持軸を含む巻取部410を有している。巻取部410は、画像形成装置300の排紙搬送部350から排出されたロール紙Pを支持軸周りに巻き取る。ロール紙Pは、必ずしもロール状に巻き取る必要はなく、ページごとにカットして収容することもできる。
なお、給紙装置200と画像形成装置300との間に、給紙装置200でのロール紙Pの搬送速度と画像形成装置300でのロール紙Pの搬送速度との速度差等を吸収するための調整装置(バッファ)を設けても良い。また、画像形成装置300と排紙装置400との間に、同様の調整装置を設けても良い。また、調整機構は、画像形成装置300の搬入部や排出部近傍の側面部にユニットとして取り付けるようにしても良い。さらに、画像形成装置300と排紙装置400との間に、画像を印刷したロール紙Pに対してラベルの切り抜きやラミネート加工等を行う加工装置を設けても良い。
[画像形成装置300のブロック構成例]
図2は、画像形成装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置300は、装置全体の動作を制御するための制御部370を備えている。制御部370は、CPU(Central Processing Unit)372と、RAM(Random Access Memory)376と、ROM(Read Only Memory)374とを有している。CPU372は、ROM374から読み出したソフトウェア(プログラム)をRAM376に展開して実行することにより、画像形成装置300の各部を制御してロール紙Pの巻き戻しモードを含む画像形成に関する機能を実現する。
制御部370には、二次転写部330と、二次転写部圧着離間機構336と、定着部340と、定着部圧着離間機構346と、検知部380とがそれぞれ接続されている。
二次転写部330は、制御部370から供給される駆動信号に基づいて回転駆動し、中間転写ベルト324を回転させる。二次転写部圧着離間機構336は、例えばカムやギア、モータ等を含み、制御部370から供給される駆動信号に基づいて二次転写ローラー332を二次転写対向ローラー334に対して圧着または離間させる。
定着部340は、制御部370から供給される駆動信号に基づいてヒータを加熱したり、加圧ローラーを回転駆動させる。定着部圧着離間機構346は、例えばカムやギア、モータ等を含み、制御部370から供給される駆動信号に基づいて加圧ローラー344を定着ローラー342に対して圧着または離間させる。
検知部380は、例えば反射型センサや透過型センサにより構成され、例えば定着部340の搬送方向D1の下流側に設けることができる。検知部380は、搬送されるロール紙P上に形成されるマークや画像等を検知して検知信号を制御部370に供給する。例えば、巻き戻しモード時に、ロール紙P上のマークを検知することで後述する再定着処理等を行う画像や不要部分の位置を特定する。
[巻き戻しモードについて]
本実施の形態において、巻き戻しモードとは、ロール紙Pに画像形成処理や定着処理を行った後に、ロール紙Pを搬送方向D1とは反対方向に巻き戻し、再度、画像形成処理や定着処理を行うモードである。この巻き戻しモードは、定着処理のみを複数回行う再定着モードと、画像形成を複数回行う再印刷モードとに分けられている。再定着モードは、定着性が不足する場合や、光沢度を変更する(向上させる)場合等に選択されるモードである。再印刷モードは、最初の画像形成において透明のロール紙Pに白色を印刷し、再通紙による2回目の画像形成において他の色を白色の上に載せる場合等に選択されるモードである。
[再定着モードについて]
まず、再定着モードについて説明する。図3(A)〜図3(C)は、再定着モードの動作の一例を説明するための図である。以下では、ロール紙Pの表面に画像G1,G2を形成した後、画像G2のみを再定着処理する場合について説明する。なお、本例において、画像G1,G2が形成されるロール紙P上の部分を画像形成部分510と呼び、再定着モードにおける定着部340の圧着時のニップ部に配置するロール紙P上の部分を不要部分520Aと呼び、画像形成部分510および不要部分520Aを含む部分を印刷出力部500と呼ぶ。
図3(A)に示すように、搬送ローラー312,352の正回転駆動により、ロール紙Pを搬送方向D1に沿って搬送し、二次転写部330でロール紙Pの表面に画像G1を形成する。続けて、不要部分520Aの領域をあけて画像G2を形成し、その後、定着部340により画像G1,G2をロール紙P上に定着させる。定着処理が終了すると、画像G1,G2が定着部340を通過する。
続けて、図3(B)に示すように、二次転写部圧着離間機構336の駆動により二次転写部330の圧着を解除して離間させると共に、定着部圧着離間機構346の駆動により定着部340の圧着を解除して離間させる。また、搬送ローラー312,352等を逆回転駆動させることにより、ロール紙Pを搬送方向D1とは逆方向D2に巻き戻し、画像G2を定着部340よりも搬送方向D1の上流側に搬送する。これにより、定着部340のニップ部にロール紙P上の不要部分520Aが配置される。
続けて、図3(C)に示すように、二次転写部圧着離間機構336の駆動により二次転写部330を圧着させると共に、定着部圧着離間機構346の駆動により定着部340を圧着させる。また、搬送ローラー312,352等を正回転駆動させることにより、ロール紙Pの搬送方向D1への搬送を再開させる。ロール紙Pの再搬送により、ロール紙P上の画像G2が定着部340を通過して再定着される。これにより、定着性を向上させたり、光沢を付与したりできる。
なお、ロール紙Pの搬送方向は、定着部340の近傍に検知部380を設けると共に、巻き戻しモードを行う画像G2や不要部分520A等の近傍にマークを設け、検知部380によるマークの検知結果に基づいて切り替えることができる。また、その他の公知の技術を採用しても良い。
[再定着モードの不要部分520Aおよび巻き戻し量L4について]
図4は、再定着モードにおける印刷出力部500の不要部分520Aを説明するための図である。図4に示すように、不要部分520Aは、画像が形成されていない非画像形成領域により構成され、再定着を行う画像G2よりも搬送方向D1の上流側であって、画像G1と画像G2との間に挿入されている。不要部分520Aの搬送方向D1における長さL2は、定着部340のニップ部の幅L1よりも幅広(幅L1以上)に選定され、他の画像G1,G2が定着部340により圧着されないようになっている。
なお、本例では、不要部分520Aを非画像形成領域により構成したが、これに限定されることはない。例えば、定着部340の熱等による変形が許容される、不要部分520Aの専用に形成した画像により構成することもできる。言い換えると、最終的な製品等として使用しない画像によって不要部分520Aを構成することもできる。
次に、画像G2を再定着処理する場合のロール紙Pの巻き戻し量L4について説明する。ロール紙Pの巻き戻し量L4とは、巻き戻しモードの対象となる画像G2を定着部340よりも搬送方向D1の上流側に搬送するための巻き戻し距離である。図4に示す例のタイミングで巻き戻しを行う場合において、巻き戻し量L4は、不要部分520Aの搬送方向D1の長さL2と、巻き戻しモードの対象となる画像G2の搬送方向D1の長さL3とを加算した長さである。なお、本例では、画像G2が定着部340を通過した直後にロール紙Pの巻き戻しを行うことを前提としているが、画像G2を定着部340と一定の距離をあけて巻き戻しを行う場合にはその間の距離を考慮して巻き戻し量L4を設定する。
制御部370は、取得したジョブ等に基づいて不要部分520Aの長さL2と巻き戻しモードの対象となる画像G2の長さL3とを取得し、これらを加算することで巻き戻し量L4を決定する。また、制御部370は、定着部340を通過する不要部分520Aおよび画像G2の距離を検知部380の検知結果に基づいてカウントし、巻き戻し量L4に達した時点でロール紙Pの搬送方向D1を切り替えて巻き戻し制御を行う。例えば、不要部分520Aや画像G2の近傍に予めマークを形成し、このマークを検知部380により検知することで巻き戻しの開始タイミング(位置)を特定することができる。
[再印刷モードについて]
次に、再印刷モードについて説明する。図5(A)〜図5(C)は、再定着モードの動作の一例を説明するための図である。以下では、ロール紙Pの表面に画像G1,G2を形成した後、画像G2のみを再印刷処理する場合について説明する。なお、上述した再定着モードと共通する部分の説明については省略する場合もある。
図5(A)に示すように、搬送ローラー312,352の正回転駆動により、ロール紙Pを搬送方向D1に沿って搬送し、二次転写部330でロール紙Pの表面に画像G1を形成する。続けて、不要部分520Bの領域をあけて画像G2を形成する。定着部340では、二次転写部330により形成された画像G1,G2をロール紙P上に順に定着させる。定着処理が終了すると、画像G1,G2が定着部340を通過する。
続けて、図5(B)に示すように、二次転写部圧着離間機構336の駆動により二次転写部330の圧着を解除して離間させると共に、定着部圧着離間機構346の駆動により定着部340の圧着を解除して離間させる。次に、搬送ローラー312,352等を逆回転駆動させることにより、ロール紙Pを搬送方向D1とは逆方向D2に巻き戻し、画像G2を二次転写部330よりも搬送方向D1の上流側に搬送する。これにより、定着部340のニップ部にロール紙P上の不要部分520Bが配置される。
続けて、図5(C)に示すように、二次転写部圧着離間機構336の駆動により二次転写部330を圧着させると共に、定着部圧着離間機構346の駆動により定着部340を圧着させる。また、搬送ローラー312,352等を正回転駆動させることにより、ロール紙Pの搬送方向D1への搬送を再開させる。ロール紙Pの再搬送により、二次転写部330において画像G2上に例えば他の色が重ねて形成され、その後、定着部340により再定着される。これにより、例えば、白色に他の色を重ねる場合でも圧着による混色を防止できる。
[再印刷モードの不要部分520Bおよび巻き戻し量L7について]
図6は、再印刷モードにおける印刷出力部500の不要部分520Bを説明するための図である。図6に示すように、不要部分520Bは、画像が形成されていない非画像形成領域により構成され、再印刷を行う画像G2よりも搬送方向D1の上流側であって、画像G1と画像G2との間に挿入されている。不要部分520Bの搬送方向D1における長さL6は、二次転写部330と定着部340との間の距離L5よりも幅広(距離L5以上)に選定され、他の画像G1,G2が二次転写部330や定着部340により圧着されないようになっている。このように、再印刷モード時の巻き戻し量L7は、再定着モードの巻き戻し量L4よりも長くなるように構成される。
次に、画像G2を再定着処理する場合のロール紙Pの巻き戻し量L7について説明する。ロール紙Pの巻き戻し量L7とは、巻き戻しモードの対象となる画像G2を二次転写部330よりも搬送方向D1の上流側に搬送するための巻き戻し距離である。図6に示す例において、巻き戻し量L7は、不要部分520Bの搬送方向D1の長さL6と、巻き戻しモードの対象となる画像G2(画像形成部分510)の搬送方向D1の長さL3とを加算した長さである。
制御部370は、画像データを含む画像形成条件等から不要部分520Bの長さL6と巻き戻しモードの対象となる画像G2の長さL3とを取得し、これらを加算することで巻き戻し量L7を決定する。また、制御部370は、定着部340を通過する不要部分520Bおよび画像G2の距離を検知部380の検知結果に基づいてカウントし、巻き戻し量L7に達した時点でロール紙Pの巻き戻し制御を行う。例えば、不要部分520Bや画像G2の近傍に予めマークを形成し、このマークを検知部380により検知することで巻き戻しの開始タイミング(位置)を特定することができる。
[画像形成システム100の動作例]
図7は、巻き戻しモードを実行する場合における画像形成システム100の動作の一例を示すフローチャートである。画像形成システム100の制御部370は、ROM354から読み出したプログラムやジョブのデータを実行することにより図7のフローチャートに示す処理を実現する。
図7に示すように、ステップS100において、制御部370は、外部装置で選択設定されたジョブを受信する。ジョブには、巻き戻しモードの設定の有無等の画像形成条件が含まれている。ステップS100が終了したら、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御部370は、受信したジョブにおいて巻き戻しモードが設定されているか否かを判断する。制御部370は、巻き戻しモードが選択されていると判断した場合、ステップS120に進む。
ステップS120において、制御部370は、外部装置から受信したジョブが複数であるか否かを判断する。制御部370は、ジョブが複数ではないと判断した場合、ステップS150に進み、ジョブが複数であると判断した場合、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部370は、外部装置から受信した複数のジョブの並び替えを行う。図8(A)は外部装置から受信した並び替え前における複数のジョブの状態を示し、図8(B)は複数のジョブをモード毎に並べ変えた場合におけるジョブの状態を示している。なお、図8(A)および図8(B)において、ジョブA−1,A−2,A−3では通常の画像形成を行う通常モードが設定され、ジョブB−1,B−2では再印刷を行う再印刷モードが設定され、ジョブC−1,C−2では再定着を行う再定着モードが設定されている。
図8(A)に示すように、外部装置からジョブを受信した状態では、ジョブA−1,A−2,A−3と、ジョブB−1,B−2と、ジョブC−1,C−2とが、外部装置から受信した順番で混在して並んでいる。この状態で、例えばジョブB−1を実行する場合、ロール紙Pの巻き戻し量はLxとなり、巻き戻しの必要のない通常モードを含むジョブA−1等についても、二次転写部330よりも上流側に搬送しなければならない。
これに対し、本実施の形態では、図8(B)に示すように、制御部370は、外部装置から複数のジョブを受信すると、先頭に通常モードを含むジョブA−1,A−2,A−3を配置し、次に再印刷モードを含むジョブB−1,B−2を配置し、後尾に再定着モードを含むジョブC−1,C−2を配置してジョブの並び替えを行う。この場合には、巻き戻しの必要のないジョブA−1,A−2、A−3を先頭に配置するので、これらのジョブについては二次転写部330や定着部340の上流側まで巻き戻しを行う必要がなくなる。これにより、再印刷モードを含むジョブB−1を実行する場合には、ロール紙Pの巻き戻し量はLy(Ly<Lx)となり、ジョブの並び替えを行う前と比べてロール紙Pの巻き戻し量を少なくできる。なお、再印刷モードを含むジョブと、再定着モードを含むジョブとの順番を逆に配置しても良い。この場合でも、図8(A)の場合と比べて、ロール紙Pの巻き戻り量を少なくできる。
図7に戻り、ステップS140において、制御部370は、実行するモードに対応した不要部分の長さおよび巻き戻し量を取得してジョブに割り付ける。例えば、各モードと、各モードにおける不要部分の長さおよびロール紙Pの巻き戻し量とを対応付けたテーブルを予め設け、制御部370が実行するモードに応じてテーブルから不要部分の長さやロール紙Pの巻き戻し量を読み出して取得するようにしても良い。なお、巻き戻し量は、再定着等を行う画像の長さに応じて変更できる。
ステップS150において、制御部370は、外部装置から受信したジョブを開始する。例えば、図8(B)に示したジョブA−1〜C−2における印刷処理および定着処理等を順番に開始する。このとき、制御部370は、取得したモードに対応する不要部分の長さに基づいて、モードの対象となる画像の搬送方向D1の下流側に不要部分520B(図6参照)を挿入する。ステップS150が終了したら、ステップS160に進む。
ステップS160において、制御部370は、全てのジョブの印刷の完了に伴い、ジョブを終了する。例えば、図8(B)に示すジョブA−1〜C−2を順番に終了する。ステップS160が終了したら、ステップS170に進む。
ステップS170において、制御部250は、取得したモードに対応したロール紙Pの巻き戻し量分だけロール紙Pを巻き戻す搬送制御を実行する。具体的には、制御部250は、ジョブB−1,B−2,C−1,C−2で印刷した画像が、二次転写部330のニップ部よりも搬送方向D1の上流側となる位置まで巻き戻す。このとき、ジョブA−3の画像とジョブB−1の画像との間に挿入された不要部分520B(図6参照)が、定着部340のニップ部に位置する。
ステップS180において、制御部370は、画像形成部320や二次転写部330、定着部340の動作を制御して再印刷および再定着処理を実行する。具体的には、図8(B)に示したように、ジョブB−1,B−2の再印刷処理および再定着処理を実行し、ジョブC−1,C−2に基づいて再定着処理を実行する。
一方、ステップS110において、制御部370は、外部装置から受信したジョブにおいて巻き戻しモードが設定されていないと判断した場合、ステップS190に進む。
制御部370は、ステップS190において、外部装置から受信したジョブを開始してロール紙Pに画像を形成して定着処理を行い、その後、ステップS200においてジョブを終了する。本実施の形態では、このような一連の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ロール紙Pを巻き戻して再定着や再印刷を行う際、不要部分520A,520Bを二次転写部330や定着部340のニップ部に搬送して圧着するので、ロール紙P上の画像の変形や画質(光沢等)の変化を防止することができる。これにより、ダメージのない安定した出力物をユーザーに提供することができる。
また、本実施の形態によれば、複数のジョブがある場合に、これらのジョブを設定されるモードの内容に応じて並び替える。つまり、ロール紙Pの巻き戻しが必要なジョブについては後尾側に移動させる。これにより、ロール紙Pの巻き戻し量を最小限に抑えることができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。例えば、図1に示す画像形成システム100はカラー画像を形成するものであるが、本発明はカラー画像を形成する画像形成装置に限らず、モノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。また、ロール紙Pの巻き戻し制御は、不要部分520Aおよび画像G2のそれぞれの近傍にマークを設け、画像G2のマークを検知したらロール紙Pを逆方向D2に巻き戻し、不要部分520Aのマークを検知したらロールPの巻き戻しを停止して搬送方向D1に搬送するようにしても良い。
300 画像形成装置
320 画像形成部
322Y,322M,322C,322K 画像形成ユニット
330 二次転写部(画像形成部)
340 定着部
360 制御部
500 印刷出力部
510 画像形成部分
520A,520B 不要部分
A−1,A−2,A−3 ジョブ(第1のジョブ)
B−1,B−2(第2のジョブ)
C−1,C−2(第3のジョブ)

Claims (11)

  1. 連続紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記画像を前記連続紙に定着させる定着部と、
    前記定着部の圧着を解除した状態で前記定着部により定着処理が行われた前記連続紙を搬送方向とは反対方向に巻き戻した後に前記定着部を圧着した状態で前記画像を再通紙するモードを行う場合、前記連続紙の印刷出力部のうち不要部分を前記定着部で圧着するよう制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記モードにおいて、前記画像形成部および前記定着部の圧着を解除して前記連続紙の前記画像を前記画像形成部の搬送方向の上流側まで搬送した後に前記画像形成部および前記定着部を圧着する再印刷モードを行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷出力部の前記不要部分は、非画像形成部分、または前記定着部による変化が許容可能な画像部分である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記印刷出力における画像部分と前記不要部分とに基づいて、前記連続紙の巻き戻し量を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記印刷出力部における画像部分および前記不要部分の少なくとも一方に形成されたマークに基づいて前記連続紙の巻き戻し位置を特定する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記不要部分を前記印刷出力部における画像部分よりも用紙搬送方向の下流側に挿入する
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記モードにおいて、前記定着部の圧着を解除して前記連続紙の前記画像を前記定着部の搬送方向の上流側に搬送した後に前記定着部を圧着する再定着モードを行う
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記再印刷モードを行う場合の不要部分の用紙搬送方向の長さは、前記再定着モードを行う場合の前記不要部分の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記モードが設定された複数のジョブを当該モードの種類に応じて順番を入れ替える
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記連続紙の巻き戻しを行わないモードが設定された第1のジョブと、前記再定着モードが設定された第2のジョブと、前記再印刷モードが設定された第3のジョブとがある場合、先頭に前記第1のジョブを配置し、次に前記第2のジョブを配置し、次に前記第3のジョブを配置する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記連続紙の巻き戻しを行わないモードが設定された第1のジョブと、前記再定着モードが設定された第2のジョブと、前記再印刷モードが設定された第3のジョブとがある場合、先頭に前記第1のジョブを配置し、次に前記第3のジョブを配置し、次に前記第2のジョブを配置する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 画像形成部により連続紙に画像を形成する第1の工程と、
    前記連続紙に形成した画像を定着部により前記連続紙に定着させる第2の工程と、
    前記定着部の圧着を解除した状態で前記定着部により定着処理が行われた前記連続紙を搬送方向とは反対方向に巻き戻した後に前記定着部を圧着した状態で再通紙する場合、前記連続紙の印刷出力部のうち不要部分を前記定着部で圧着する第3の工程と、を有し、
    前記第3の工程では、前記画像形成部および前記定着部の圧着を解除して前記連続紙の前記画像を前記画像形成部の搬送方向の上流側まで搬送した後に前記画像形成部および前記定着部を圧着する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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