JP6707672B2 - メディアバインダ機構及びメディアバインダの製造方法 - Google Patents

メディアバインダ機構及びメディアバインダの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ばらばらの用紙を冊子/フォルダ状に迅速にバインドし、バインダのサイドを反対側に折り曲げることにより、該バインダを開く技術のための背クランプバインダに関する。
特許文献1及び特許文献2のそれぞれは、表紙面と裏表紙面とが背部で連結されたカバーを有するメディアバインダ機構を開示する。前記背表紙は、いくつかの背クランプを含み、各背クランプは、用紙の束を束ねるために十分に強い閉じ力を備えている。前記クランプは、前記背クランプに取り付けられた張力シートによって、メディアバインダのカバーと同様に開き得る。前記カバーが270°よりも開いた場合、張力シートによって背クランプに開く力が伝達される。各背クランプは、平らな2つの背サイド面を具備するように設計されており、該背サイド面は、背クランプの頂部において互いに向かって傾斜しているとともに、底部において、平らな背クランプにより、互いに接続されている。これらの特許は、メディアバインダがデータムスペーサを備え、該データムスペーサがデータム止めを備え、該データム止めが前記データムスペーサの終端において直角に設けられていることをも開示している。
特許文献3は、ばねクランプバインダ用シート保持機構を開示しており、該ばねクランプバインダ用シート保持機構は、データムバーとしてのスペーサを有し、該スペーサには一組の孔が挿通しており、各孔にリベット等が前記ばねクランプと前記スペーサとを接続するように、各孔は、ばねクランプに並べられている。前記ばねクランプは、平らな側面を備えており、該側面は、頂部において、張力システムによるばね力に抗して開放可能に閉じている。
米国特許第7798736号明細書 米国特許第7922207号明細書 米国特許第7757358号明細書
それぞれの既知の発明は、糊付け、折り畳み、リベット止めによって、張力シートを前記ばねクランプに取り付けている点で不具合を来す。これらの取り付け方法は、時間がかかり、高価である。
本発明の目的は、これまでよりも早く、かつ、廉価に背クランプバインダを製造することができる背クランプバインダ用の新規な背クランプを提供することである。
本発明の目的はまた、そのような新規な背クランプを用いた背クランプバインダを製造する新規な製造方法を提供することでもある。
本発明により、独立請求項にみられるように、前記目的が達成され、前記不具合が解消される。本発明の好適な実施形態は、独立請求項に定義される。
本発明は、表部と、裏部と、背軸に沿って延びる背部とを具備するカバーを備えたメディアバインダ機構に関する。
該機構は、背部に取り付けられた少なくとも1つのばねクランプであって、該1つのばねクランプは、第1のクランプサイド縁を具備する第1のサイドと第2のクランプサイド縁を具備する第2のサイドとを備える。両サイド縁は、力がかかった位置において互いに向けてばね力をかけている。ばねクランプの両サイドは、サイド縁から離間したところにおいて互いにクランプベースに結合して、内キャビティをばねクランプに画定している。ばねクランプの各サイドは、鋭角を有してクランプベースに対向する。張力シートは、内キャビティの内部に取り付けられるとともに、内キャビティから突出してそれぞれのサイド縁に隣接するとともに、カバーに堅固に固着される。データムスペーサは、張力シートをばねクランプのクランプベースに向けて保持する内キャビティの内部に取り付けられており、ばねクランプの内キャビティには、折り曲げによってばねクランプのサイドから限定されるスペーサ壁を有するデータムスペーサキャビティが追加的に形成される。スペーサ壁は、データムスペーサをクランプベースに重ね合わせて保持するためにクランプベースに面する壁表面を有する。これらスペーサ壁は、サイド縁の屈曲部におけるばねクランプのそれぞれのサイド縁に形成される。データムスペーサキャビティは、このように形成され、かつ、これら屈曲部によって内キャビティの残余の部分から区切られる。
本発明の一態様において、クランプベースは、平らな面を有する。
本発明の一態様において、スペーサ壁の壁表面は、クランプベースの表面に対し、平行である。この態様は、長方形のデータムスペーサキャビティを提供する。
本発明の一態様において、スペーサ壁の壁表面は、それぞれがクランプベースの表面に向かう鋭角を有する。この態様は、用紙の束を保持するクランプ力を提供する。クランプベースへ向かう角度が鋭角であるほど、所与のばねクランプ特性のクランプ力は、より大きくなる。
本発明の一態様において、スペーサ壁の壁表面の鋭角は、それぞれがサイドとクランプベースとの各々の間の角度とは異なる。これは、スペーサ壁とクランプベースとの間の鋭角が、サイド壁とクランプベースとの間の鋭角と異なることを意味する。この態様は、純粋に長方形の形とは異なった別の形のデータムスペーサキャビティを提供する。
本発明の一態様において、クランプベースに向かう、スペーサ壁の直角な突出部分は、クランプベースの表面の20%から60%までを覆う。これは、スペーサキャビティがデータムスペーサを覆う範囲を決定する。
本発明の一態様において、スペーサ壁の直角な突出部分は、クランプベースの表面の30%から40%までを覆う。
本発明の一態様において、スペーサ壁の直角な突出部分は、クランプベースの表面の35%を覆う。
本発明の一態様において、データムスペーサは、長方形の横断面を有する長尺の定規として設けられる。
本発明の一態様において、長尺の定規の一方の終端は、定規の長手方向に対し直角に延びるデータム止めを備える。このデータム止めは、クランプベースに対して直角な第2の方向に用紙の束を揃える。
本発明はまた、内キャビティを具備し、かつ、データムスペーサを保持するように設計された追加的なデータムスペーサキャビティを具備する、少なくとも1つのばねクランプを有するメディアバインダ機構の製造方法をもカバーする。張力シートがデータムスペーサに取り付けられ、次いで、張力シートをデータムスペーサキャビティ内に保持するために、張力シートをデータムスペーサとともにばねクランプのデータムスペーサキャビティ内へ長手方向に挿入する。次いで、張力シートは、バインダカバーの表部と裏部とに取り付けられ、同時に、ばねクランプは、バインダカバーの背部位置に位置決めされる。
本発明の方法の一態様において、張力シートは、バインダカバーの内側に糊付けされる。
メディアバインダ機構を製造する方法の一態様は、次のステップを有する。
ステップ1:上述した形状に金属ばねを形成する。
ステップ2:樹脂バーにライナを取り付ける。
ステップ3:樹脂バーとライナとを金属ばねに挿入する。
ステップ4:ブックカバーの内側にライナを糊付けする。
次に、本発明をより詳細に説明し、添付の図面に関連して参照を行う。図面は、本発明の理解を容易にすることを意図した説明的なスケッチのみを示している。
本発明によるメディアバインダ機構におけるばねクランプ機構の第1の実施形態を示す断面図。 本発明によるばねクランプの第2の実施形態を示す断面図。 本発明によるばねクランプの第3の実施形態を示す断面図。 本発明によるばねクランプの第4の実施形態を示す断面図。 本発明によるばねクランプの第5の実施形態を示す断面図。 本発明の第1の実施形態によるばねクランプ内にデータムスペーサを装着する工程を示す図。 本発明によるばねクランプ内に第2の実施形態のデータムスペーサを装着する工程を示す図。
図1は、メディアバインダ機構10の背部領域の横断面略図を示す。機構の一部は、長尺のバインダ機構の図示の目的のため、破線で示される。図示の部分において、メディアバインダ機構10は、表部12と、裏部13と、背部14とを具備するカバー11を備える。これらのすべての部品は、図において破線で示されているように、背軸141と平行に、メディアバインダ製品の実際の寸法まで延びる。メディアバインダ機構10は、第1の実施形態のばねクランプ15を備えており、該ばねクランプ15は、バインダの背部14に取り付けられている。ばねクランプ15の内部には、張力シート20が貼り付けられており、該張力シートは、第1のサイド部201と第2のサイド部202とを有する。張力シート20のこれら第1,第2のサイド部のそれぞれは、前記カバーの表部12と裏部13とに対して各々堅固に接合される。この接合は、閉じるばね力に抗して、矢印で示すように反対側にカバーの表部12とカバーの裏部13とを折り曲げた際、ばねクランプ15が開くように、なされている。カバーの表部12とカバーの裏部13とが「裏曲げ」から解放されると、ばねクランプ15は、所定のばね力をもって閉じる。ばねクランプは、半開きの状態で図面に開示される。
ばねクランプメディアバインダのこのような機構により、バインダを裏側に折り曲げ、その後は、バインダをばねクランプによる閉じ力に委ねることだけによって、用紙の束を揃えてバインド位置に集めることが可能となる。
ばねクランプ15は、第1のクランプサイド縁161を具備する第1のサイド16と、第2のクランプサイド縁171を具備する第2のサイド17とを備える。各サイド縁161,171は、好適には、張力シート20が上に重なる滑らかな表面を呈するように、外側に湾曲する。サイド縁161,171は、メディアバインダ機構10内の用紙の束を押圧するために、力のかかった位置においてばね力を互いに向けて付与する。メディアバインダのサイド16,17は、サイド縁161,171をクランプベース18に対し当該サイド縁から離間して接続しており、それによって、ばねクランプ15に内キャビティ19を画定している。張力シート20は、内キャビティ19の内部に取り付けられるとともに、内キャビティ19から突出して、それぞれのサイド縁161,171に各々隣接し、かつ、カバー11に堅固に固着される。
ばねクランプ15の各サイド16,17は、鋭角を有して、力のかかっていない姿勢にあるクランプベース18に対向している。ばねクランプ15の底部における内キャビティ19は、スペーサキャビティ35とともに設計される。このスペーサキャビティは、図1において、90°の角度で互いに隣接する丸まった隅部を有する長方形のキャビティに形成される。しかしながら、例えば、楕円形又は丸まった隅部を有する長方形の形状等、別の形状を選択することも可能である。スペーサキャビティの目的は、当該スペーサキャビティ内にデータムスペーサ30を張力シート20とともに保持することである。このように、データムスペーサ30は、張力シート20を保持するキャビティ19の内部に保持され、ばねクランプ15のクランプベース18に対向する。
かかる目的のため、スペーサキャビティ35は、スペーサ壁36,37を備えており、該壁表面は、バインダ、従ってばねクランプ15が開いている場合であっても、データムスペーサ30をクランプベース18に重ね合わせて保持するために、クランプベース18に臨んでいる。ばねクランプのカバーのスペーサ壁36,37は、データムスペーサの内側面21を、当該内側面21全体の15%から25%まで、好適には20%覆う。
図2は、破線によって概略的に示されるデータムスペーサ301を覆うばねクランプ152の第2の実施形態の横断面略図を示す。このばねクランプ152は、スペーサキャビティ351を備えており、該スペーサキャビティは、第1の実施形態と比較すると、より大きなスペーサキャビティ壁361,371を有し、該スペーサ壁361,371は、データムスペーサ301の内側面211に対し直角に対向して突出された際に、データムスペーサの内側面211を、当該内側面211全体の25%から75%まで、好適には55%を覆う。本実施形態において、データムスペーサ301は、図1に開示されたデータムスペーサ30と同様に設計される。
図3は、破線によって概略的に示されるデータムスペーサ302をスペーサキャビティ352内に包むばねクランプ153の第3の実施形態の横断面略図を示す。本実施形態において、データムスペーサ302の内側面212は、中間面と2つの傾斜側面とからなる3つの面に分けられる。本実施形態において、ばねクランプ153のスペーサキャビティ壁362,372側面は、データムスペーサ302の傾斜した側面と平行である。スペーサキャビティ壁362,372は、データムスペーサ302の傾斜した側面に対し直角に突出する際、前記データムスペーサの傾斜した側面全体を覆う。
図4は、破線によって概略的に示されるデータムスペーサ303をスペーサキャビティ353内に包むばねクランプ154の第4の実施形態の横断面略図を示す。データムスペーサ303の横断面形状は、楕円形である。データムスペーサ303に面するスペーサキャビティ353の表面は、図には平らな面として示されているが、別の実施形態において、データムスペーサ対向面は、対応した楕円形に形成されてもよい。しかも、ばねクランプの外表面は、本実施形態においては、中央曲げ部401を備える。
図5は、破線によって概略的に示されるデータムスペーサ304をスペーサキャビティ354内に包むばねクランプ155の第5の実施形態の横断面略図を示す。データムスペーサ304の横断面形状は、本実施形態においては、概ね楕円形である。しかしながら、データムスペーサの内側面214の中央領域は、楕円形の窪みを備えており、該窪みは、図示のように、平らな面でも凹んだ面でもよい。スペーサキャビティ354の表面は、データムスペーサ304に面しており、平らな面として図示されているが、別の実施形態においては、データムスペーサ対向面は、データムスペーサに対応する楕円形であってもよい。
各種実施形態に開示されたクランプベースは、代替的な実施形態として、窪んだ曲線を具備する凹状に設計することができる。
図6は、メディアバインダ機構10の製造方法を示している。メディアバインダ機構は、データムスペーサキャビティ35とともに設計された内キャビティ19を有する少なくとも1つのばねクランプ15を備える。データムスペーサキャビティ35には、データムスペーサ30を保持するための2つのスペーサ壁36,37が形成される。
張力シート20とデータムスペーサとの双方が、図の矢印で示す長手方向に移動してばねクランプ内に装着可能となるように、張力シート20は、データムスペーサ30に取り付けられる。図示の目的のため、図6のデータムスペーサは、張力シートよりも長く示されている。当然のことながら、張力シートとデータムスペーサとは、長手方向に変位して同時に配置されるように、互いに同じ高さである。
このように、データムキャビティ35内に張力シートを保持するために、張力シート20は、データムスペーサ30とともに、ばねクランプ15のデータムスペーサキャビティ35内に長手方向に挿入される。好適には、この張力シートとデータムスペーサの装着は、ばねクランプが開く方向に力を受けている間、なされる。
張力シートとデータムスペーサとが正規の位置に配置されると、すなわち、ばねクランプと同じ高さになった場合、張力シート20は、バインダカバー11の表部12と裏部13とに取り付けられる。同時に、ばねクランプ15は、バインダカバー11の背位置に位置決めされる。好適には、張力シート20は、バインダカバー11の内側に糊付けされる。
開示された図1から図6において、データムスペーサの一目的は、用紙の束の内側をデータムスペーサの表面に向けて揃えることである。
図7は、図6に開示されたものと同一の取り付け手順を示しているが、他のタイプのディスクスペース71を用いている。このデータムスペーサは、既述したデータムスペーサと同様の第1のサイド72を備える。しかしながら、このデータムスペーサはまた、第1のサイド72から直角に延びる終端面73をも備える。終端面73の目的もまた、直角方向に用紙の束を揃えることである。しかしながら、図6において説明した長手方向の取り付けは、矢印で示すように、本実施形態と同じである。
すべての開示された実施形態において、共通の設計要素は、ばねクランプが明確に画定されたデータムスペーサキャビティを具備した設計であることにある。

Claims (12)

  1. 表部(12)と、裏部(13)と、背軸(141)に沿って延びる背部(14)とを具備するカバー(11)と、
    前記背部(14)に取り付けられた少なくとも1つのばねクランプ(15)であって、第1のクランプサイド縁(161)を具備する第1のサイド(16)と第2のクランプサイド縁(171)を具備する第2のサイド(17)とを有し、両クランプサイド縁(161,171)が、力のかかった位置において互いに向けてばね力をかけており、両サイド(16,17)が、前記クランプサイド縁(161,171)から離間したところにおいてクランプベース(18)に結合して、内キャビティ(19)を前記ばねクランプ(15)に画定しており、各サイド(16,17)が、鋭角を有して前記クランプベース(18)に対向する、前記少なくとも1つのばねクランプ(15)と、
    前記内キャビティ(19)の内部に取り付けられるとともに、前記内キャビティ(19)から突出してそれぞれの各クランプサイド縁(161,171)に隣接し、かつ、前記カバー(11)に堅固に固着される張力シート(20)と、
    前記張力シート(20)を前記ばねクランプ(15)の前記クランプベース(18)に向けて保持する前記内キャビティ(19)の内部に取り付けられるデータムスペーサ(30)と、
    を備えるメディアバインダ機構(10)において、
    前記ばねクランプ(15)の前記内キャビティ(19)には、互いに離間して前記サイド(16,17)のそれぞれの一部から形成される一対のスペーサ壁(36,37)を有するデータムスペーサキャビティ(35)が追加的に形成されるとともに、前記一対のスペーサ壁(36,37)は、前記ばねクランプ(15)が開いている場合であっても、前記データムスペーサ(30)を前記クランプベース(18)に重ね合わせて保持するためにクランプベース(18)に面する壁表面を有することを特徴とする、メディアバインダ機構(10)。
  2. 前記クランプベース(18)は、平らな面を有することを特徴とする、請求項1によるメディアバインダ機構(10)。
  3. 前記スペーサ壁(36,37)の壁表面は、前記クランプベース(18)の表面に対し、平行であることを特徴とする、請求項2によるメディアバインダ機構(10)。
  4. 前記スペーサ壁(36,37)の壁表面は、それぞれが前記クランプベース(18)の前記平らな面との間で鋭角を有することを特徴とする、請求項2によるメディアバインダ機構(10)。
  5. 前記スペーサ壁(36,37)の壁表面の前記鋭角は、それぞれが前記サイド(16,17)と前記クランプベース(18)との各々の間の角度とは異なることを特徴とする、請求項4によるメディアバインダ機構(10)。
  6. 前記クランプベース(18)に向かう、前記スペーサ壁(36,37)の直角な突出部分は、前記クランプベース(18)の表面の20%から60%までを覆うことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項によるメディアバインダ機構(10)。
  7. 前記直角な突出部分は、前記クランプベース(18)の表面の30%から40%までを覆うことを特徴とする、請求項6によるメディアバインダ機構(10)。
  8. 前記直角な突出部分は、前記クランプベース(18)の表面の35%を覆うことを特徴とする、請求項7によるメディアバインダ機構(10)。
  9. 前記データムスペーサ(30)は、長方形の横断面を有する長尺の定規形状に形成されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項によるメディアバインダ機構(10)。
  10. 前記データムスペーサ(30)の一方の終端は、前記データムスペーサ(30)の長手方向に対し直角に延びるデータム止め(71)を備えることを特徴とする、請求項9によるメディアバインダ機構(10)。
  11. 表部(12)と、裏部(13)と、背軸(141)に沿って延びる背部(14)とを具備するカバー(11)を設け、
    前記背部(14)に取り付けられるように構成された少なくとも1つのばねクランプ(15)であって、第1のクランプサイド縁(161)を具備する第1のサイド(16)と第2のクランプサイド縁(171)を具備する第2のサイド(17)とを有し、両クランプサイド縁(161,171)が力のかかった位置において互いに向けてばね力をかけており、両サイド(16,17)が前記クランプサイド縁(161,171)から離間したところにおいてクランプベース(18)に結合して内キャビティ(19)を画定しており、各サイド(16,17)が鋭角を有して前記クランプベース(18)に対向しており、該内キャビティ(19)が追加的なデータムスペーサキャビティ(35)を形成し、該データムスペーサキャビティ(35)が前記第1,第2のサイド(16,17)を折り曲げて形成された一対のスペーサ壁(36,37)を有し、前記一対のスペーサ壁(36,37)が前記クランプベース(18)に対向する壁表面を有する少なくとも1つのばねクランプ(15)を設け
    前記壁表面によって、前記ばねクランプ(15)が開いている場合であっても、前記クランプベース(18)と一対のスペーサ壁(36,37)に重ね合わせて保持されるように構成された前記データムスペーサ(30)を設け、
    データムスペーサ(30)に取り付けられた張力シート(20)を設け
    前記張力シート(20)を前記データムスペーサキャビティ(35)内に保持するために、前記張力シート(20)を前記データムスペーサ(30)とともに前記ばねクランプ(15)の前記データムスペーサキャビティ(35)内へ長手方向に挿入し、
    前記張力シート(20)をバインダカバー(11)の表部(12)と裏部(13)とに取り付け、同時に、前記ばねクランプ(15)を前記バインダカバー(11)の背部位置に位置決めすることを特徴とする、請求項1のメディアバインダ機構(10)を製造する方法。
  12. 前記張力シート(20)は、前記バインダカバー(11)の内側に糊付けされることを特徴とする、請求項11によるメディアバインダ機構(10)を製造する方法。
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