JP6706994B2 - 基板、半導体モジュール、および、半導体モジュールの製造方法 - Google Patents

基板、半導体モジュール、および、半導体モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、端子が挿入される構成を有する基板、半導体モジュール、および、半導体モジュールの製造方法に関する。
端子を有する電子部品を、基板に実装する様々な技術が存在する。特許文献1では、複数のリード端子(端子)を有する電子部品を、容易に、基板に実装する技術(以下、「関連技術A」ともいう)が開示されている。
具体的には、関連技術Aでは、ガイド孔を有する治具が基板に設けられた状態で、リード端子(端子)がガイド孔に挿入される。リード端子がガイド孔に挿入される場合、当該リード端子の形状を矯正しつつ、当該リード端子の先端を、基板の挿入孔に導くように、当該ガイド孔は構成されている。
実開平07−003200号公報
なお、関連技術Aでは、基板に端子を固定する工程(以下、「固定工程」という)は、治具が基板に密着した状態で行われる必要がある。そのため、固定工程では、基板の孔に端子が挿入された状態で、当該基板の一方の面のみにおいて、はんだにより、当該端子の端部が当該基板に固定される。当該基板の一方の面は、基板のうち、半導体装置等の電子部品が実装される面と反対側の面である。
近年では、基板のうち、端子を有する半導体装置等の電子部品が実装される面側において、当該端子を当該基板に固定することが要求される場合がある。関連技術Aでは、当該要求を満たすことができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、基板のうち、半導体装置を実装するための面において、端子を当該基板に固定するための構成を有する当該基板等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る基板は、半導体装置を実装するための主面に、穴および半導体装置の端子を挿入するための第1貫通孔が設けられた板材と、長手方向の長さが穴の深さより長い棒状部材が設けられており、棒状部材が穴に挿入されることにより第1貫通孔の周辺に位置する主面との間に空間が形成されるように板材に固定された端子ガイド治具と、を備えたものである。端子ガイド治具には、端子を第1貫通孔へ導くように構成されている第2貫通孔が設けられており、第2貫通孔は、端子が挿入される方向と直交する断面が四角形状である。

本発明によれば、基板の主面の周辺領域と端子ガイド治具との間には、空間が存在する。当該空間の存在により、前記基板の前記主面において、はんだにより、端子を当該基板に固定することが可能である。なお、当該主面は、半導体装置を実装するための面である。
したがって、半導体装置を実装するための面において、端子を当該基板に固定するための構成を有する当該基板を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る半導体モジュールの構成を示す図である。 状態St2の基板の端部の拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る端子ガイド治具の構成を示す図である。 端子ガイド治具の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る貫通孔の開口の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る製造方法Mを説明するための図である。 製造方法Mのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の図面では、同一の各構成要素には同一の符号を付してある。同一の符号が付されている各構成要素の名称および機能は同じである。したがって、同一の符号が付されている各構成要素の一部についての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、当該各構成要素の相対配置などは、本発明が適用される装置の構成、各種条件等により適宜変更されてもよい。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体モジュール100の構成を示す図である。
図1において、X方向、Y方向およびZ方向の各々は、互いに直交する。以下の図に示されるX方向、Y方向およびZ方向の各々も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向を「X軸方向」ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向を「Y軸方向」ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向を「Z軸方向」ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、「XY面」ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「XZ面」ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、「YZ面」ともいう。
図1を参照して、半導体モジュール100は、半導体装置10と、基板40とを含む。半導体装置10は、基板40に実装される対象となる物である。半導体装置10は、m本の端子2と、パッケージ3とを有する。「m」は、2以上の偶数である。本実施の形態では、「m」は、一例として、10である。なお、「m」は、10に限定されず、10以外の偶数(例えば、12)であってもよい。
パッケージ3は、図示されないIC(Integrated Circuit)と、各端子2の端部を封止している。図1において、X軸方向における、パッケージ3の2つの端部の一方には、n本の端子2が設けられている。「n」は、2以上の自然数である。「n」は、m/2である。「m」が10である場合、「n」は5である。n本の端子2は、Y軸方向に沿って、間隔をあけて設けられている。
また、X軸方向における、パッケージ3の2つの端部の他方には、n本の端子2が設けられている。
パッケージ3は、例えば、樹脂で構成される。各端子2の形状は、長尺状である。また、各端子2は、弾性を有する。以下においては、端子2の幅方向と平行な、当該端子の断面を、「端子断面」ともいう。端子断面の形状は、矩形(四角)である。
各端子2は、図1のように、屈曲している。また、各端子2は、2つの先端を有する。各端子2が有する2つの先端の一方は、パッケージ3の内部に存在する。
以下においては、パッケージ3の内部に存在する、各端子2が有する2つの先端の一方を、「内部先端」ともいう。なお、端子2のうち、パッケージ3内の部分は、インナーリードと呼ばれる。また、端子2のうち、パッケージ3外の部分は、アウターリードと呼ばれる。
各端子2の内部先端は、インナーリードの先端に相当する。各端子2の内部先端は、パッケージ3内のIC(図示せず)に電気的に接続されている。また、以下においては、各端子2が有する2つの先端の他方を、「端子先端」ともいう。端子先端は、アウターリードの先端である。端子先端は、端子2のうち、パッケージ3から最も離れた部分である。
基板40は、半導体装置10を実装するための板である。平面視(XY面)における基板40の形状は、矩形である。基板40は、主面4aおよび裏面4bを有する。主面4aは、半導体装置10を実装するための面である。裏面4bは、基板40のうち、主面4aの反対側の面である。基板40の主面4aには、m個の貫通孔H1が設けられている。すなわち、基板40には、m個の貫通孔H1が設けられている。
貫通孔H1は、端子2を挿入するための孔である。貫通孔H1は、例えば、スルーホールとして機能する。貫通孔H1の形状は、例えば、円柱である。なお、貫通孔H1の形状は、円柱に限定されず、例えば、四角柱であってもよい。
貫通孔H1は、開口H1aを有する。開口H1aは、主面4aに存在する。
以下においては、X軸方向における、基板40の2つの端部の一方を、「端部EDa」ともいう。また、以下においては、X軸方向における、基板40の2つの端部の他方を、「端部EDb」ともいう。端部EDaおよび端部EDbは、例えば、図1に示される。
端部EDaおよび端部EDbの各々は、Y軸方向に延在する。平面視(XY面)における、端部EDaの形状は、長方形である。なお、平面視(XY面)における、端部EDbの形状は、端部EDaの形状と同じである。端部EDaおよび端部EDbの各々には、n個の貫通孔H1が設けられている。当該n個の貫通孔H1は、Y軸方向に沿って、間隔をあけて設けられている。
以下においては、半導体装置10の端子2が貫通孔H1に挿入されていない状態を、「状態St1」ともいう。また、以下においては、半導体装置10の端子2が貫通孔H1に挿入されている状態を、「状態St2」ともいう。すなわち、基板40の状態には、状態St1と、状態St2とが存在する。
基板40には、2個の端子ガイド治具70が固定されている。具体的には、基板40の端部EDaおよび端部EDbの各々には、端子ガイド治具70が固定されている。
図2は、状態St2の基板40の端部EDa付近の拡大図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る端子ガイド治具70の構成を示す図である。
図3(a)は、XZ面における、端子ガイド治具70の側面図である。図3(b)は、XY面における、端子ガイド治具70の平面図である。図3(c)は、XY面における、端子ガイド治具70の平面図である。図4は、YZ面における、端子ガイド治具70の側面図である。
図3および図4を参照して、端子ガイド治具70の形状は、板状である。また、端子ガイド治具70の形状は、長尺状である。なお、平面視(XY面)における、端子ガイド治具70の形状は、長方形である。すなわち、平面視(XY面)における、端部EDaの形状は、平面視(XY面)における、端子ガイド治具70の形状と同じである。
端子ガイド治具70は、耐熱性を有する材料で構成される。当該耐熱性を有する材料は、例えば、PPS(Polyphenylene sulfide)等の樹脂である。
端子ガイド治具70は、互いに平行な平面7a,7bを有する。端子ガイド治具70において、平面7bは、平面7aの反対側の面である。
端子ガイド治具70には、n個の貫通孔H2が設けられている。基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、n個の貫通孔H2には、それぞれ、n本の端子2が挿入される。
各貫通孔H2は、基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、端子2の端子先端を貫通孔H1へ導くように、構成されている。すなわち、各貫通孔H2は、当該貫通孔H2を介して、基板40の貫通孔H1に挿入されるための端子2の端子先端を当該貫通孔H1へ導くように、構成されている。
次に、貫通孔H2について具体的に説明する。図3および図4を参照して、各貫通孔H2は、平面7a,7bに垂直な方向(Z軸方向)に延在している。貫通孔H2の形状は、四角錐台である。
貫通孔H2は、開口H2aおよび開口H2bを有する。開口H2aは、貫通孔H2の一方の端に相当する。また、開口H2aは、端子先端の入り口に相当する。開口H2bは、貫通孔H2の他方の端に相当する。また、開口H2bは、端子先端の出口に相当する。開口H2bは、開口H2aよりも、基板40の主面4aに近い。開口H2aの面積は、開口H2bの面積より大きい。開口H2aおよび開口H2bの各々の形状は、矩形(四角)である。
なお、半導体装置10の各端子2の端子先端のX軸方向の位置には、ばらつきが存在する。当該ばらつきは、例えば、1ミリから10ミリの範囲である。本実施の形態の端子ガイド治具70の各貫通孔H2の開口H2aのX軸方向の長さは、当該ばらつきの範囲より、長い。
以下においては、平面7aまたは平面7bと平行な、貫通孔H2の断面を、「孔断面」ともいう。孔断面のサイズは、当該孔断面が開口H2aに近い程、大きい。また、孔断面の形状は、矩形(四角)である。すなわち、孔断面の形状は、端子2の端子断面の形状と同一である。
なお、「孔断面の形状が端子断面の形状と同一である」という表現は、孔断面の形状が端子断面の形状と完全に同一である状態と、孔断面の形状が端子断面の形状とわずかに異なる状態とを含む。
以下においては、端子ガイド治具70のうち、貫通孔H2に接する面を、「斜面7s」ともいう。すなわち、端子ガイド治具70は、斜面7sを有する。斜面7sは、四角錐台の斜面に相当する。斜面7sは、基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、端子先端が接する面である。
また、端子ガイド治具70には、s個の棒状部材P1が設けられている。「s」は、2以上の自然数である。本実施の形態では、「s」は、一例として、4である。各棒状部材P1の形状は、棒状である。各棒状部材P1は、例えば、金属で構成されるピンである。
基板40の主面4aには、u個の穴4Hが設けられている。「u」は、sより大きい、2以上の偶数である。「u」は、s×2である。「s」が4である場合、「u」は8である。各穴4Hは、棒状部材P1を挿入するための穴である。
具体的には、Y軸方向に延在する端部EDaおよび端部EDbの各々には、s個の穴4Hが設けられている。平面視(XY面)における、当該s個の穴4Hの相対位置は、図3(c)におけるs個の棒状部材P1の相対位置と同じである。
なお、図2において、Y軸方向における貫通孔H1の位置と、Y軸方向における穴4H(棒状部材P1)の位置とは異なる。
以下においては、端部EDaに固定されている端子ガイド治具70を、「端子ガイド治具70a」ともいう。また、以下においては、端部EDbに固定されている端子ガイド治具70を、「端子ガイド治具70b」ともいう。
端部EDaのs個の穴4Hには、それぞれ、端子ガイド治具70aのs個の棒状部材P1が挿入されている。なお、端部EDaの各穴4Hには、棒状部材P1の端部が挿入されている。すなわち、端部EDaのs個の穴4Hには、それぞれ、端子ガイド治具70aのs個の棒状部材P1の端部が挿入されている。
また、端部EDbのs個の穴4Hには、それぞれ、端子ガイド治具70bのs個の棒状部材P1の端部が挿入されている。
図5は、本発明の実施の形態1に係る貫通孔H1の開口H1aの平面図である。図5を参照して、開口H1aの形状は、円である。なお、開口H1aの形状は、矩形(四角)であってもよい。
以下においては、基板40の主面4aのうち、貫通孔H1(開口H1a)の周辺の領域を、「周辺領域R1」ともいう。周辺領域R1は、主面4aのm個の貫通孔H1の各々に対して設けられている。具体的には、周辺領域R1は、平面視(XY面)において、主面4aに設けられているm個の貫通孔H1の各々を囲むように、設けられている。すなわち、周辺領域R1は、図5の開口H1a(貫通孔H1)を囲むように、設けられている。つまり、平面視(XY面)における、周辺領域R1の形状は、閉ループ状である。
なお、XZ面における、主面4aの周辺領域R1は、例えば、図2に示される領域である。
また、開口H1aに対する開口H2bの相対位置を示すために、図5には、開口H2bも示される。図5を参照して、平面視(XY面)において、開口H2bのサイズは、開口H1aのサイズより小さい。
以下においては、開口H1aの直径に相当する長さを、「長さd1」または「d1」ともいう。また、以下においては、X軸方向における、開口H2bの長さを、「長さd2」または「d2」ともいう。長さd2は、長さd1より小さい。
また、以下においては、開口H2bの中心を、「中心C2」ともいう。また、以下においては、図5のように、開口H2bの中心C2が、開口H1aの中央部に存在する状態を、「状態Sth」ともいう。
状態Sthが満たされるように、端部EDaにn個の貫通孔H1が設けられ、かつ、端子ガイド治具70aにn個の貫通孔H2が設けられる。また、状態Sthが満たされるように、端部EDbにn個の貫通孔H1が設けられ、かつ、端子ガイド治具70bにn個の貫通孔H2が設けられる。これにより、平面視(XY面)において、貫通孔H2の開口H2bの中心C2は、貫通孔H1の開口H1aの中央部に存在する。
また、図2のように、主面4aの周辺領域R1と端子ガイド治具70との間には、空間SP1が存在する。以下においては、Z軸方向における、空間SP1の長さを、「長さLs1」または「Ls1」ともいう。長さLs1は、空間SP1の高さである。すなわち、主面4aの周辺領域R1から端子ガイド治具70までのZ軸方向の長さは、長さLs1である。
また、以下においては、棒状部材P1の長手方向の長さを、「長さLp1」または「Lp1」ともいう。また、以下においては、穴4Hの深さに相当する長さを、「長さLh1」または「Lh1」ともいう。空間SP1を設けるために、穴4Hの深さに相当する長さLh1は、長さLp1よりも、短い。
(半導体モジュールの製造方法)
次に、半導体モジュール100の製造方法(以下、「製造方法M」ともいう)について説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る製造方法Mを説明するための図である。図7は、製造方法Mのフローチャートである。
ここで、以下の前提Pr1を考慮する。前提Pr1では、図1の半導体装置10は、例えば、台(図示せず)等に固定されている。また、前提Pr1では、基板40の状態は、半導体装置10の端子2が貫通孔H1に挿入されていない状態St1である。また、前提Pr1では、半導体装置10に対する、基板40の相対位置は、図1に示す状態である。
また、前提Pr1では、基板40は、例えば、機械等により移動させられる。以下においては、基板40を移動させるための機械を、「機械Ap」ともいう。また、前提Pr1では、ノズルから、はんだSdrを供給するはんだ装置が使用される。はんだSdrは、流動性を有する。以下においては、固まったはんだSdrを、「はんだSd」ともいう。
なお、本実施の形態では、空間SP1の長さLs1は、後述のはんだ接合工程により供給されるはんだSdrが固まったものに相当するはんだSdの高さよりも、十分に長い長さに設定される。はんだSdの高さとは、例えば、Z軸方向における、基板40の主面4aから、はんだSdの頂点までの距離である。
長さLs1は、例えば、10ミリから30ミリの範囲のいずれかに設定される。また、長さLs1は、例えば、15ミリから25ミリの範囲のいずれかに設定されてもよい。
前提Pr1における製造方法Mでは、ステップS10において、接触工程が行われる。接触工程は、端子2の端子先端を、端子ガイド治具70の貫通孔H2に接する斜面7sに接触させるための工程である。
前提Pr1における接触工程では、図1の端子2の端子先端が、端子ガイド治具70の斜面7sに接するように、機械Apが、基板40が、鉛直下方向へ移動させる。これにより、端子2の端子先端は、貫通孔H2の開口H2aを通過して、図6(a)のように、斜面7sに接する。以下においては、斜面7sに端子先端が接している状態を、「接触状態StC」ともいう。
次に、ステップS20において、挿入工程が行われる。挿入工程は、半導体装置10の端子2を、端子ガイド治具70の貫通孔H2を介して、基板40の貫通孔H1に挿入する工程である。
前提Pr1における挿入工程では、端子2の端子先端が貫通孔H1を通過するまで、機械Apが、基板40を鉛直下方向へ移動させる。これにより、端子2の端子先端は、貫通孔H2を介して、貫通孔H1を通過する。その結果、基板40の状態は、図6(a)の状態St1から、図6(b)の状態St2へ移行する。この場合、接触状態StCにおける、図6(a)の端子2の端子先端は、斜面7sに沿って、開口H2bに向かって移動する。そして、当該端子2の端子先端は、開口H2bを通過して、貫通孔H1の開口H1aに挿入される。
すなわち、挿入工程により、基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、当該端子先端が、貫通孔H1に向かって移動する。つまり、接触状態StCにおける斜面7sは、基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、当該端子先端が、貫通孔H1に向かって移動するように、構成されている。
基板40の状態が、図6(a)の状態St1から、図6(b)の状態St2へ移行することにより、基板40に対する、半導体装置10(端子2)の位置が決められる。また、貫通孔H1に対する、端子2のZ軸方向の位置も決められる。
以下においては、端子2のうち、端子先端を有する、直線状の部分を、「端子先端部」ともいう。端子先端部は、例えば、図1の端子2のうち、端子先端を有する、直線状の部分である。
また、以下においては、端子先端部が延びる方向と、Z軸方向とがなす角度を、「開き角度」ともいう。前述したように、半導体装置10の各端子2の端子先端のX軸方向の位置には、ばらつきが存在する。そのため、各端子2の開き角度にも、ばらつきが存在する。また、端子2の端子先端部には、曲がった部分(以下、「端子曲がり部」ともいう)が存在する場合もある。
基板40の状態が、図6(a)の状態St1から、図6(b)の状態St2へ移行することにより、各端子2の開き角度のばらつき、端子先端部の端子曲がり部等を矯正することができる。
次に、ステップS30において、はんだ接合工程が行われる。はんだ接合工程は、端子2の一部を、はんだにより、基板40に固定する工程である。
前提Pr1におけるはんだ接合工程では、前述のはんだ装置が、裏面4b側の端子2の一部が、基板40の裏面4bに固定されるように、当該裏面4bに対し、ノズルからはんだSdrを供給する。そして、当該はんだSdrが固まることにより、図2のように、裏面4b側の端子2の一部は、はんだSdにより、裏面4bに固定される。なお、前述のはんだ接合工程において、はんだ装置は、裏面4bに供給されたはんだSdrの一部が、貫通孔H1を介して、主面4aの周辺領域R1まで到達するように、当該裏面4bに対し、ノズルから当該はんだSdrを供給する。
これにより、前提Pr1におけるはんだ接合工程では、主面4a側の端子2の別の一部が、主面4aの周辺領域R1に固定されるように、はんだ装置が裏面4bに供給したはんだSdrの一部が、貫通孔H1を介して、主面4aの周辺領域R1まで到達する。そして、当該主面4aの周辺領域R1のはんだSdrが固まることにより、図2のように、主面4a側の端子2の別の一部は、はんだSdにより、周辺領域R1に固定される。
なお、周辺領域R1と端子ガイド治具70との間には、空間SP1が存在する。そのため、基板40の主面4a側における、はんだSdの形成が、阻害されることはない。
以上の工程により、半導体モジュール100の製造が完了する。なお、製造方法Mにより製造された半導体モジュール100において、基板40の状態は、状態St2である。すなわち、製造方法Mにより製造された半導体モジュール100において、端子2は、貫通孔H1に挿入されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、基板40の主面4aの周辺領域R1と端子ガイド治具70との間には、空間SP1が存在する。当該空間SP1の存在により、基板40の主面4aにおいて、はんだにより、端子2を基板40に固定することが可能である。なお、当該主面4aは、半導体装置10を実装するための面である。
したがって、半導体装置10を実装するための主面4aにおいて、端子2を当該基板40に固定するための構成を有する当該基板40を提供することができる。
また、本実施の形態では、端子ガイド治具70の貫通孔H2の孔断面のサイズは、当該孔断面が開口H2aに近い程、大きい。すなわち、貫通孔H2は、基板40の状態が状態St1から状態St2に移行する際に、端子2の端子先端を貫通孔H1へ導くように、構成されている。したがって、端子2を、貫通孔H1へ容易に挿入することができる。
また、本実施の形態では、前述の挿入工程の実施により、基板40の状態が、図6(a)の状態St1から、図6(b)の状態St2へ移行する。これにより、各端子2の開き角度のばらつき、端子先端部の端子曲がり部等を矯正することができる。
また、本実施の形態では、周辺領域R1と端子ガイド治具70との間には、空間SP1が存在する。そのため、前述のはんだ接合工程において、基板40の主面4a側における、はんだSdの形成が阻害されることはない。したがって、はんだ接合の信頼性を十分に確保することができる。
また、本実施の形態では、貫通孔H2の孔断面の形状は、端子2の端子断面の形状と同一である。これにより、端子2の端子先端と、斜面7sとの接触を、点接触ではなく、線接触にすることができる。そのため、例えば、端子ガイド治具70の一部が削れて、塵が発生するという状況を抑制することができる。
また、本実施の形態では、端子ガイド治具70は、耐熱性を有する材料で構成される。そのため、はんだ接合工程が行われる場合において、加熱に伴う、端子ガイド治具70の変形、溶融等の発生を防止することができる。
なお、前述したように、関連技術Aでは、前述の固定工程は、治具が基板に密着した状態で行われる必要がある。そのため、関連技術Aでは、半導体装置等の電子部品が実装される面側において、当該端子を基板に固定することはできない。そのため、関連技術Aには、基板に対する、端子の固定力が弱いという問題がある。
一方、本実施の形態の基板40(半導体モジュール100)は上記のように構成されるため、関連技術Aが有する上記の問題を解決することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、実施の形態1では、本発明を、以下の構成Ct1を有する半導体装置10に適用する構成としたが、本発明は、当該構成Ct1と異なる、以下の構成Ct2を有する半導体装置10に対しても適用可能である。
構成Ct1は、例えば、半導体装置10の端子2の数(m)が偶数であるという構成である。また、構成Ct1は、例えば、パッケージ3に、m本の端子2が左右対称に設けられるという構成である。また、構成Ct1は、例えば、基板40の端部EDbの形状が、基板40の端部EDaの形状と同じであるという構成である。
構成Ct2は、例えば、半導体装置10の端子2の数(m)が奇数であるという構成である。また、構成Ct2は、例えば、パッケージ3の一方の端部にn本の端子2が設けられ、パッケージ3の他方の端部に(n+1)本の端子2が設けられるという構成である。すなわち、構成Ct2は、パッケージ3に、m本の端子2が左右非対称に設けられるという構成である。また、構成Ct2は、例えば、基板40の端部EDbの形状が、基板40の端部EDaの形状と異なるという構成である。
上記のような構成Ct2を有する半導体装置10に対応する基板40の構成は、以下の構成であってもよい。
例えば、基板40の端部EDaに固定されている端子ガイド治具70の形状および構成は、基板40の端部EDbに固定されている端子ガイド治具70の形状および構成と異なっていてもよい。
また、例えば、基板40に固定されている端子ガイド治具70の数は、2に限定されず、奇数であってもよい。また、例えば、基板40の端部EDaに固定されている端子ガイド治具70の数は、基板40の端部EDbに固定されている端子ガイド治具70の数と異なっていてもよい。一例として、基板40の端部EDaに固定されている端子ガイド治具70の数が2であり、基板40の端部EDbに固定されている端子ガイド治具70の数が1であってもよい。また、前述の「u」は、s×2に限定されず、例えば、s×3であってもよい。
2 端子、4H 穴、10 半導体装置、40 基板、70,70a,70b 端子ガイド治具、100 半導体モジュール、H1,H2 貫通孔、P1 棒状部材。

Claims (5)

  1. 半導体装置を実装するための主面に、穴および前記半導体装置の端子を挿入するための第1貫通孔が設けられた板材と、
    長手方向の長さが前記穴の深さより長い棒状部材が設けられており、前記棒状部材が前記穴に挿入されることにより前記第1貫通孔の周辺に位置する前記主面との間に空間が形成されるように前記板材に固定された端子ガイド治具と、
    を備え、
    前記端子ガイド治具には、前記端子を前記第1貫通孔へ導くように構成されている第2貫通孔が設けられており、
    前記第2貫通孔は、前記端子が挿入される方向と直交する断面が四角形状である
    基板。
  2. 前記端子ガイド治具は、平面を有し、
    前記第2貫通孔は、前記平面に垂直な方向に延在しており、
    前記第2貫通孔は、
    前記端子の先端である端子先端の入り口に相当する第1開口と、
    前記端子先端の出口に相当する第2開口とを有し、
    前記第2開口は、前記第1開口よりも、前記板材の前記主面に近く、
    前記平面と平行な、前記第2貫通孔の断面である孔断面のサイズは、当該孔断面が前記第1開口に近い程、大きい
    請求項1に記載の基板。
  3. 前記第1貫通孔は、前記主面に存在する第3開口を有し、
    平面視において、前記第2開口のサイズは、前記第3開口のサイズより小さい
    請求項に記載の基板。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の前記基板と、
    前記半導体装置とを含む半導体モジュールであって、
    前記端子は、前記第1貫通孔に挿入されている
    半導体モジュール。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の前記基板と、
    前記半導体装置とを含む半導体モジュールの製造方法であって、
    前記半導体装置の前記端子を、前記端子ガイド治具の前記第2貫通孔を介して、前記基板の前記第1貫通孔に挿入する工程と、
    前記端子の一部を、はんだにより、前記基板に固定する工程と、を含む
    半導体モジュールの製造方法。
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