JP6706861B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
上記箱本体は、内部に備えたバスバーなどを含む接続端子を介して、上面から装着する前記電気部品と、下面から接続するワイヤハーネスとで電気回路を構成するものである。
上記略錐台型は、例えばピラミッド状のような四角錐台型や、コーン状の円錐台型などを含むものとし、外面や内面が階段状のものや平面状のものを含む。
詳述すると、前記電気接続箱に形成される前記通気路を、外部と通じる前記下部側通気路と前記蓋側通気路とが前記本体側通気路によって連結される態様となるため、前記送風手段によって外部から内部に外気を取り込むとともに、下方から上方、または上方から下方に向けて通気体を送風し、外部に排出することができる。
この発明により、前記通気路として前記下部側通気路を別途設けることなく、前記ハーネス挿通部を前記通気路として用いることができるため、前記下部箱体の構成を簡素化できるとともに、前記下部箱体の剛性が低下することを防止でき、さらには、前記ハーネス挿通部から取り込む外気によって前記ワイヤハーネスも冷却することができる。
この発明により、前記ハーネス挿通部におけるバンド挿通孔に前記ワイヤハーネスを引き寄せて固定できるため、前記ハーネス挿通部において前記ワイヤハーネスの配置状態がばらつかず、前記ハーネス挿通部から安定した効率の良い吸排気を行うことができる。
この発明により、例えば、前記蓋側通気路から外部に通じる部分から排出された通気体が、外気として再び前記下部側通気路から吸気されることを抑制できる。つまり、外気と通気体との意図しない循環を抑制することができるため、前記箱本体の冷却効果を向上させることができる。
この発明により、前記下部側通気路をひとつのみ備えた場合と比較して、前記箱本体を広範囲にわたって冷却できるとともに、前記電気接続箱の内部に粉塵や砂塵、水分などの異物の侵入を抑制することができる。
図1はベース10、アンダカバー20、アッパカバー30を上下方向Zに分解した状態のリレーボックス1の概略斜視図を示し、図2は左右方向の中央部分において前後方向に沿って切断した分解状態のリレーボックス1の概略拡大断面図を示している。
なお、図1におけるベース10は、電動ファン14を分解した状態を示し、図2にのみワイヤハーネスWを破線であらわしている。
まず、以下において、リレーボックス1を構成するベース10、アンダカバー20およびアッパカバー30について、図1から図3を用いて説明する。
このような4段構造のベース本体11の上段から順に第1段差部11a、第2段差部11b、第3段差部11c、第4段差部11dとする。
電動ファン14は、第1段差部11aに対応する本体側内部空間S1に配置され、リレーボックス1に取り込んだ外気を通気体として下方Lから上方Uに向けて送風する。なお、電動ファン14の電源は、ワイヤハーネスWから供給してもよいし、車両駆動用のバッテリを用いて供給してもよい。
このアンダカバー20には、ワイヤハーネスWを挿通するハーネス挿通部21と、下方内部空間S2に侵入した水分を外部に排出する水抜き孔22が形成されている。
このハーネス挿通部21の底面および側面には、挿通したワイヤハーネスWを結束バンド(図示省略)で結束固定するためのバンド挿通孔211が形成されている。
このように配置された全てのハーネス挿通部21は、上方Uからみて上述した鍔部側貫通孔121と上下方向Zに重なり合っていない。
なお、この下方蓋部32の内周面321は、リレーボックス1の組み付け状態において、ベース鍔部12の外周面122と密着するように対向する。
次に、以下において、ベース10、アンダカバー20およびアッパカバー30を組み付けて構成したリレーボックス1と通気路40について、図4を用いて説明する。
したがって、電動ファン14と煙突効果との相乗効果によってベース10の全体をすばやく冷却することができる。
この発明の電気接続箱は、実施形態のリレーボックス1に対応し、
以下同様に、
箱本体は、ベース10に対応し、
下部箱体は、アンダカバー20に対応し、
蓋体は、アッパカバー30に対応し、
下部側通気路およびハーネス挿通部は、ハーネス挿通部21に対応し、
本体側通気路は、本体側内部空間S1に対応し、
蓋側通気路は、上方内部空間S3に対応し、
送風手段および電動ファンは、電動ファン14に対応し、
電気部品は、リレーRやヒューズFに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
なお、図5は分解した状態のリレーボックス1aの概略斜視図を示し、図6は図2と同様の位置で切断した組み付け状態のリレーボックス1aの概略拡大断面図を示している。
10,10a…ベース
14…電動ファン
20…アンダカバー
21…ハーネス挿通部
211…バンド挿通孔
30…アッパカバー
40,40a…通気路
S1…本体側内部空間
S3…上方内部空間
R…リレー
F…ヒューズ
W…ワイヤハーネス
Claims (8)
- 電気部品が装着される箱本体と、
該箱本体の下方に配置される下部箱体と、
前記箱本体の上方に配置される蓋体とで構成され、
前記下部箱体に設けられ、外部に通じる下部側通気路と、
前記箱本体および前記蓋体の間に形成され、外部に通じる蓋側通気路と、
前記箱本体を貫通し、前記箱本体の下方と前記蓋側通気路を通気する本体側通気路とで構成される通気路が形成されるとともに、
該通気路の通気を促進させる送風手段が設けられ、
前記箱本体の略中央が前記蓋体側に突出する略錐台型に形成された
電気接続箱。 - 前記送風手段は、前記本体側通気路における前記蓋体側に配置された電動ファンで構成され、
該電動ファンによる送風方向が、前記下部箱体から前記蓋体に向かう方向である
請求項1に記載の電気接続箱。 - 前記下部側通気路は、ワイヤハーネスを挿通するハーネス挿通部で構成された
請求項1または2に記載の電気接続箱。 - 前記ハーネス挿通部付近に、固定バンドを挿通するバンド挿通孔が形成された
請求項3に記載の電気接続箱。 - 前記蓋側通気路から外部に通じる部分が、上下方向において前記下部側通気路と重なり合わないように配置された
請求項1から4のうちいずれか一項に記載の電気接続箱。 - 前記下部側通気路が複数備えられた
請求項1から5のうちいずれか一項に記載の電気接続箱。 - 電気部品が装着される箱本体と、
該箱本体の下方に配置される下部箱体と、
前記箱本体の上方に配置される蓋体とで構成され、
前記下部箱体に設けられ、外部に通じる下部側通気路と、
前記箱本体および前記蓋体の間に形成され、外部に通じる蓋側通気路と、
前記箱本体を貫通し、前記箱本体の下方と前記蓋側通気路を通気する本体側通気路とで構成される通気路が形成されるとともに、
該通気路の通気を促進させる送風手段が設けられ、
前記下部側通気路は、ワイヤハーネスを挿通するハーネス挿通部で構成された
電気接続箱。 - 電気部品が装着される箱本体と、
該箱本体の下方に配置される下部箱体と、
前記箱本体の上方に配置される蓋体とで構成され、
前記下部箱体に設けられ、外部に通じる下部側通気路と、
前記箱本体および前記蓋体の間に形成され、外部に通じる蓋側通気路と、
前記箱本体を貫通し、前記箱本体の下方と前記蓋側通気路を通気する本体側通気路とで構成される通気路が形成されるとともに、
該通気路の通気を促進させる送風手段が設けられ、
前記蓋側通気路から外部に通じる部分が、上下方向において前記下部側通気路と重なり合わないように配置された
電気接続箱。
Priority Applications (1)
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JP2016090814A JP6706861B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 電気接続箱 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016090814A JP6706861B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 電気接続箱 |
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JP6706861B2 true JP6706861B2 (ja) | 2020-06-10 |
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Family Applications (1)
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JP2016090814A Active JP6706861B2 (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 電気接続箱 |
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2016
- 2016-04-28 JP JP2016090814A patent/JP6706861B2/ja active Active
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