JP6706276B2 - 鍛造用の金型 - Google Patents

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Description

本発明は金型に関し、とくに等速ジョイントの内輪など、外形が球形状ないし樽形状で、球形状部に溝を有する製品を製造するための冷間鍛造用の金型に関する。
FF車の前輪シャフトと駆動軸の連結部などに使用される等速ジョイントの内輪に使用される部品は、外形が球面状で、かつ、その表面に上下方向に延びるボール溝が形成されている。このような部品を鍛造成形する場合、上下分割式の閉塞金型で製作されるが、上下分割のため、ボール溝に上下の金型のパーティングラインが生ずる。そのため、溝部の成形精度に限界がある。
また、中心軸に対して傾斜したボール溝を有するレブロジョイント用の内輪の場合は、傾斜したボール溝があるため、上下分割式の閉塞鍛造では成形できない。この問題を解決するため、特許文献1では、放射状に配列した分割ダイスをカム機構によって半径方向に往復移動させる製造方法および製造装置が示されている。しかしこの装置では、分割ダイスを移動させるためにテーパ面からなるカム面が用いられており、成形時に分割ダイスに作用する荷重もテーパ面で受ける構造となっている。
特開2000−140984号公報
特許文献1の装置では、分割ダイスのテーパ面で成形時の荷重を受けるので、テーパ面の面粗さの管理、テーパ面間の接触面の確保、複数の分割ダイス同士の寸法のばらつき管理などのために高い部品加工精度が要求される。また、テーパ面を介して分割ダイスの半径方向の位置決めが行われるので、高さ方向の誤差により半径方向の誤差が生ずる。そのため、プレス機械のダイハイトの調整の影響や、成形中の金型やプレス機械の温度上昇によるダイハイトの変化の影響を受けて、テーパ面の位置が変化し、分割ダイスの半径方向の位置も変化する。そのため、製品の精度が低下し、分割ダイスの寿命も短くなる。
本発明はこのような従来の成形型の問題を解消し、プレス機械のダイハイトの調整や温度変化の影響を受けても分割ダイスの位置が変化しにくく、それにより、製品の精度が高く、分割ダイスの寿命が長い、球形状部を有する成形品を成形する金型を提供することを技術課題としている。
本発明の金型1は、ダイケース11と、そのダイケースの中央に上下移動自在に配置されるカウンタパンチ13と、そのカウンタパンチを囲むように半径方向移動自在に配置され、内側が高い傾斜面からなるカム面12fを有する、内端に加工面15が形成された複数の分割ダイス12と、分割ダイスを外向きに付勢する付勢部材(弾性体14)とを備えている下型10と;パンチケース21と、そのパンチケースの中央に配置され前記カウンタパンチ13と協働して材料24を挟圧するパンチ22と、前記カム面12fを押圧して内側に移動させるカム23とを備えている上型20とからなる。そして前記ダイケース11が、分割ダイス12の移動方向と直角で内側を向いたバックアップ面11fを有し、前記分割ダイス12が、移動方向と直角で外側を向いた受圧面12eを有し、前記上型20が、分割ダイス12の移動後に受圧面12eとバックアップ面11fとの間に挿入され、分割ダイス12が受ける外向きの荷重をバックアップ面11fに伝えるブロック24を備えていることを特徴としている。
このような金型1においては、前記分割ダイス12が外側の端面に受圧面12eを有し、左右の側面に突起部12cを備え、それらの突起部に前記カム面12fが形成されているものが好ましい。また、前記カム23が分割ダイス12を半径方向内向きに移動させたときの受圧面12eとバックアップ面11fの間隔が、前記ブロック24の対応する寸法よりわずかに狭くされており、それにより分割ダイス12の移動後、ブロック24が受圧面12eとバックアップ面11fの間に挿入されるときに分割ダイス12をわずかに半径方向内向きに移動させて位置決めするように構成されているものが好ましい。また、前記上型のカム23がブロック24を兼ねているものであってもよい。
本発明の金型では、分割ダイスに半径方向移動用のカム面と成形荷重の受圧用の受圧面とを設けており、分割ダイスの移動後の位置決めおよび成形時の受圧は、カム面とは別個の移動方向に対し直角の受圧面で行う。このように本発明の金型では分割ダイスの移動機構と位置決め受圧機構とを分離し、受圧面が移動方向に対して直角であるので、プレス機械のダイハイトの調整や、成形中の金型およびプレス機械の温度上昇によるダイハイトの変化など、高さ方向の変化や誤差の影響を受けにくい構造となる。その結果、テーパ面の部品加工精度が緩和され、しかもプレス機械のダイハイトの影響の排除が可能となる。
前記分割ダイスが外側の端面に受圧面を有し、左右の側面に突起部を備え、それらの突起部に前記カム面が形成されている場合は、分割ダイスが受ける加工時の反力を受圧面およびブロックによってまっすぐバックアップ面に伝えることができる。そのため、分割ダイスの撓み変形が少なく、加工精度が高くなる。また、受圧面は分割ダイスの外側の端面に設けるので、大きく設計することができる。そのため、分割ダイスの受圧面やダイケースのバックアップ面、それらと当接するブロックの対応する面が受ける面圧を減少することができ、耐久性が高くなる。なお、分割ダイスのカム面は加工面に対して左右の横方向にシフトしているが、カム面の主要作用は分割ダイスの移動であり、加工時の圧力を受けない。そのため、カム面が加工面に対して扁心していても曲げなどの原因になることはない。
前記分割ダイスを半径方向内向きに移動させたときの受圧面とバックアップ面の間隔が、前記ブロックの対応する寸法よりわずかに狭くされており、それにより分割ダイスの移動後、ブロックが受圧面とバックアップ面の間に挿入されるときに分割ダイスをわずかに半径方向内向きに移動させて位置決めするように構成されている場合は、分割ダイスを中心側に移動させる操作はカムとブロックによって2段階で行われる。そのため分割ダイスの位置決めが一層高精度で行われる。
前記上型のカムがブロックを兼ねている場合は、部品点数を少なくすることができる。
本発明の金型の一実施形態を示す斜視図である。 図2Aは上型の底面図、図2Bは下型の平面図である。 図1の金型の縦断面図であり、中心から右側だけを示している。 図1の金型に用いる分割ダイスの斜視図である。 図2Bの分割ダイスの先端を示す拡大平面図である。 図6A〜Dは図1の金型による成形過程を示す工程図である。 図7A〜Cは図6Dに続く成形過程を示す工程図である。 図8A、図8Bおよび図8Cは本発明の金型で成形した成形品の一例を示す平面図、側面図および斜視図である。
図1に示す金型1は、下型10と上型20とからなるプレス機械による鍛造型、とくに冷間鍛造型である。成形するときは、下型10はプレス機械のボルスタに固定され、上型20はスライドに固定される。図1はスライドが上死点にあるときを示している。この金型1は、円柱状の材料(図3の符号2)から図8A〜Cに示す成形品3(等速ジョイントの内輪の中間品)を形成するものである。
下型10は、円柱状のダイケース11と、そのダイケース11の上面に形成されたガイド溝11a内に収容され、半径方向に移動自在に設けられる複数個の分割ダイス12と、ダイケース11の中央に上下移動自在に配置されるカウンタパンチ13と、分割ダイス12を外向きに付勢する圧縮コイルバネなどの弾性体(付勢部材、図3の符号14)とからなる。この実施形態では、分割ダイス12は6個であり、これは製造しようとする等速ジョイントの内輪のボール溝(図8Aの符号31)の数に合わせている。
図1および図3に示すように、ダイケース11の上面の外周縁には、上型20と嵌合する段部11bが突出している。ガイド溝11aは分割ダイス12の高さに合わせた深さを有し、ガイド溝11aに収容した分割ダイス12の上面はダイケース11の上面と面一になる。図2Bに示すように、ガイド溝11aの平面形状は分割ダイス12の外形と略同様で、さらに分割ダイス12が半径方向に移動できる隙間11cを形成する。
図3に示すように、ガイド溝11aの底面には、弾性体14を収容する収容溝11dと、後述する分割ダイス12の受圧部12bを半径方向に移動可能に収容する深溝11eが形成されている。収容溝11dの外側の面は内側に向いているバックアップ面11fである。さらに収容溝11dないし深溝11eの底面には、後述するカム23の先端を逃がすための孔11gが形成されている。
カウンタパンチ13は円柱状で、ダイケース11の中央に形成された貫通孔11h内に上下移動自在に収容されている。カウンタパンチ13の下端はプレス機械のノックアウト装置に取り付けられており、カウンタパンチ13は加工後に成形品3を取り出すために上昇する(図7C参照)。
前記分割ダイス12は、図4に示すように、角柱状の中心部12aと、その中心部の後端に中心部に対して直角に設けた板状の受圧部12bと、中心部12aの側面から左右に突出する突起部12cとからなる。それらの上面は面一であり、突起部12cの下面も中心部12aの下面と面一にしている。受圧部12bは中心部12aより幅が広く、下端は中心部より下方に突出している。突出する部位は弾性体14の端部と係合する受け部12dとされている。受圧部12bの後面は分割ダイス12の移動方向に対して直角の受圧面12eとなる。
突起部12cは薄い角柱状で、後部上端に内側に向かって上昇する傾斜面からなるカム面12fが形成されている。従来のカム型に比してカム面12fの面積が小さいのは、カム面12fが分割ダイス12の移動に用いられるだけで、成形には実質的に関与しないためである。突起部12cを左右一対で設けることにより、受圧部12bを中心部12aの後端に設けることができ、成形時の加圧力を受圧面12eにスムーズに伝えることができる。
突起部12cの後面(カム面12fの下端から下方に延びる面)12gは分割ダイス12の移動方向(半径方向)に対して直角であり、後述する上型20のカム23の垂直面が当接してスライドする面である。さらのこの実施形態では、受圧部12bの上端後方の角部にわずかなテーパ面12hが形成されている。このテーパ面12hは、後述するブロック24の下端が受圧部12bとバックアップ面11fの間に嵌入してくるとき、入り易くガイドするほか、ブロック24の下端と当接してブロック24の下方への加圧力を分割ダイス12を中心側に押し付ける水平方向の力に変換する機能を奏する。さらにこの実施形態では、ブロック24の下端の前側にも小さいテーパ面24aを設けている。
分割ダイス12の中心部12aの先端は、材料を所定の形状に成形する加工面15である。この実施形態では図4および図5に示すように、成形品3の球状面(図8Aの符号30)を形成するための球状凹面15aと、その中心部を斜め上下に延びる、ボール溝(図8Aの符号31)形成用の断面円弧状の凸条15bと、左右端の前面から側面にかけて斜めに形成された前進端位置決め部15cとが形成されている。前進端位置決め部15cは、成形時に隣接する分割ダイス12同士が密に当接する部位であり、それにより材料を隙間なく囲むと共に、分割ダイス12がそれ以上中心側に入らないよう規制することができる。
前記上型20は、円柱状のパンチケース21と、そのパンチケース21の中心部に固定され、下方に突出するパンチ22とを備えている。さらにパンチ22を中心として囲むように、分割ダイス12と対応する位置に、上下に延びるカム23およびブロック24が固定され、それぞれパンチケース21の下面から突出している。カム23は分割ダイス12を中心側に移動させるものであり、下端の前側の角に分割ダイス12のカム面12fと摺接する傾斜面23aが形成されている。カム23は図2Aに示すように、1個の分割ダイス12につき2個一対ずつ、半径を示す線に対し左右対称に設けられている。ブロック24は分割ダイス12を位置決めするものであり、半径を示す線に対して直角に配列されている。前述のようにブロック24の下端の前面側には小さいテーパ面24aが形成されている。
この上型20では、パンチケース21の下方に間隔をあけて円盤状の押えプレート25が上下方向に移動可能に配置されており、その押えプレート25は上下に延びるクッションピン26を介してパンチケース21内の油圧シリンダ27によって下向きに付勢されている。クッションピン26は、上端が油圧シリンダ27内を摺動するピストン26aとされており、パンチケース21の中心に対して複数本、等間隔で配列されている(図2A参照)。押えプレート25の中心部には材料2およびパンチ22の先端を通す貫通孔25aが形成されている。さらに押えプレート25には、カム23およびブロック24を通す貫通孔25b、25cが形成されている。
押えプレート25は、成形時に分割ダイス12を押えると共に、成形後にパンチ22に食い込んだ成形品を抜き落とす機能を奏する。また、分割ダイス12の受圧面12eとダイケース10のバックアップ面11fの間に嵌入されたブロック24を抜き取るとき、分割ダイス12が追従しないよう押さえる機能をも奏する。押えプレート25は、クッションピン26の下端を押えプレート25に固定してクッションピン26で吊り下げることにより、上下移動自在に保持することができる。ただし押えプレート25をパンチケース21に対して上下移動自在に支持し、下降端を規制する他の部材を設けることもできる。
図3は簡略化しており、油圧シリンダ27のシール構造や、油圧シリンダ27の上端を閉じる蓋部材の取り付け構造は省略している。さらにパンチケース21の上面に取り付けられ、パンチ22やカム23、ブロック24の上端をバックアップすると共に、プレス機械のスライドに固定するパンチプレートないしパンチホルダーは図示を省略している。同様に、ダイケース11の下面に取り付けられるダイホルダーも図示を省略している。
つぎに図6、図7を参照して、前述の金型1を用いて材料2を成形品3に成形する過程を説明する。なお、図6および図7では、図3と同様に金型1の右半分だけを示しており、左半分は省略している。下型10はプレス機械のボルスタに固定し、上型20はスライドに固定する。図6Aでは、分割ダイス12は弾性部材14によって外側に付勢されて拡がっており、受圧部12bが深溝11eの外側の左右の面(図2Bの符号11i)に当接している。この状態でカウンタパンチ13の上に円柱状の材料2を載せ、プレス機械の作動を開始する。
図6Bのようにスライドが下降して上型20が下降すると、まず押えプレート25が分割ダイス12の上面に当接し、材料2と分割ダイス12の加工面15の隙間の上部を閉じ、成形品の高さをもった空間Sを形成する。押えプレート25の周囲下面はダイケース11の上面で下降端が規制される。このとき、押えプレート25の中心の貫通孔25a内に材料2の上部が入り込んでいる。さらにスライドが下降すると、図6Cのようにカム23の傾斜面23aが分割ダイス12のカム面12fと当接し、分割ダイス12を中心側に押す。分割ダイス12はガイド溝11aによって案内され、弾性体14を圧縮しながら中心側に移動する。
図6Dのように、カム23の傾斜面23aと分割ダイス12のカム面12fとの傾斜面同士の当接が終了し、垂直面同士が接触して摺動する状態では、分割ダイス12の移動が終了している。このときの分割ダイス12の位置は、正規の位置に対しておおむね1mm以下の微小量(図5の符号L参照)だけ手前である。他方、この時点では、ブロック24の先端部に設けた小さいテーパ面24aが分割ダイス12の受圧面12e上端のテーパ面12hと接触する。
その後、図7Aのように上型20が下降し、分割ダイス12が小さいテーパ面24aと上端のテーパ面12hの作用により微小量L前進し、隣接する分割ダイス12の前進端位置決め部15c同士が接触することで正規位置になる(図5の想像線参照)。この場合、分割ダイス12の前進は前進端位置決め部15c同士の当接により拘束され、当接圧によってガタないしクリアランスがゼロにされる。また、隣接する分割ダイス12同士の隙間がなくなるので、材料の表面にはパーティングラインがほとんど生じない。
分割ダイス12が正規位置に来ると同時に、ブロック24が分割ダイス12の受圧面12eとダイケース11のバックアップ面11fの間に嵌入する。成形の負荷が分割ダイス12を外向きに押すと、その外向きの加圧力は分割ダイス12の受圧面12eからブロック24を介してバックアップ面11fに伝えられ、ダイケース11によって支えられる。それにより分割ダイス12の位置が正確に保持される。その時点で材料2にパンチ22が接触し、成形が開始する。なお、図6Dと図7Aでの分割ダイス12の先端位置を図5に示す。実線が図6Dの状態で、想像線が図7Aの状態である。また、図7Aからわかるように、カム23の先端はダイケースの孔11gに挿入されている。
図7Bは、プレス機械が下死点となって成形が終了した状態を示している。円柱状の材料2はパンチ22とカウンタパンチ13の間で挟圧され、中間部分が膨らみ、分割ダイス12の先端の加工面15で形作られた空間内を満たすように塑性流動し、樽状ないし球面形状を備えた成形品3が得られる。このときの成形は、周囲が拘束され、全体が圧縮されるいわゆる静水圧状態での成形であるので、材料の流動性が高まり、高精度の加工が可能となる。
その後スライドが上昇し、前述と逆の動作によりブロック24とカム23が下型10より離脱し、分割ダイス12が弾性体14の回復により初期位置に復帰する。その後、カウンタパンチ13が上昇し、成形品3の取り出しと上型20の上死点への上昇で成形が完了する。
以上、好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の変形を採用しうる。たとえば図3では押えプレート25に下向きの付勢力を与える手段として、ストロークが長く、安定した加圧力を得ることができることから油圧シリンダ27を採用しているが、エアシリンダであってもよい。さらにストローク長さによっては、コイルスプリングやゴムなどを採用することもできる。
1 金型
2 材料
3 成形品
10 下型
11 ダイケース
11a ガイド溝
11b 段部
11c 隙間
11d 収容溝
11e 深溝
11f バックアップ面
11g 孔
11h 貫通孔
11i 深溝の左右の面
12 分割ダイス
12a 中心部
12b 受圧部
12c 突起部
12d 受け部(バネ受け)
12e 受圧面
12f カム面
12g 突起部の後面
12h テーパ面(受圧部)
13 カウンタパンチ
14 弾性体(バネ)
15 加工面
15a 球状凹面
15b 凸条
15c 前進端位置決め部
20 上型
21 パンチケース
22 パンチ
23 カム
23a 傾斜面
24 ブロック
24a 小さいテーパ面(ブロック)
25 押えプレート
25a、25b、25c 貫通孔
S 空間
L 微小量
26 クッションピン
26a ピストン
27 油圧シリンダ
30 球状面
31 ボール溝

Claims (4)

  1. ダイケースと、そのダイケースの中央に上下移動自在に配置されるカウンタパンチと、そのカウンタパンチを囲むように半径方向移動自在に配置され、内側が高い傾斜面からなるカム面を有する、内端に加工面が形成された複数の分割ダイスと、分割ダイスを外向きに付勢する付勢部材とを備えている下型と、
    パンチケースと、そのパンチケースの中央に配置され前記カウンタパンチと協働して材料を挟圧するパンチと、前記カム面を押圧して内側に移動させるカムとを備えている上型とからなり、
    前記ダイケースが、分割ダイスの移動方向と直角で内側を向いたバックアップ面を有し、
    前記分割ダイスが、前記カム面とは別個の、移動方向と直角で外側を向いた受圧面を有し、
    前記上型が、分割ダイスの移動後に受圧面とバックアップ面との間に挿入され、分割ダイスが受ける外向きの荷重をバックアップ面に伝えるブロックを備えており、
    前記カムおよびブロックがそれぞれ上下に延びると共に、パンチケースの下面から突出している金型。
  2. ダイケースと、そのダイケースの中央に上下移動自在に配置されるカウンタパンチと、そのカウンタパンチを囲むように半径方向移動自在に配置され、内側が高い傾斜面からなるカム面を有する、内端に加工面が形成された複数の分割ダイスと、分割ダイスを外向きに付勢する付勢部材とを備えている下型と、
    パンチケースと、そのパンチケースの中央に配置され前記カウンタパンチと協働して材料を挟圧するパンチと、前記カム面を押圧して内側に移動させるカムとを備えている上型とからなり、
    前記ダイケースが、分割ダイスの移動方向と直角で内側を向いたバックアップ面を有し、
    前記分割ダイスが、移動方向と直角で外側を向いた受圧面を有し、
    前記上型が、分割ダイスの移動後に受圧面とバックアップ面との間に挿入され、分割ダイスが受ける外向きの荷重をバックアップ面に伝えるブロックを備えており、
    前記分割ダイスが外側の端面に受圧面を有し、左右の側面に突起部を備え、それらの突起部に前記カム面が形成されている金型。
  3. 前記分割ダイスを半径方向内向きに移動させたときの受圧面とバックアップ面の間隔が、前記ブロックの対応する寸法よりわずかに狭くされており、
    それにより分割ダイスの移動後、ブロックが受圧面とバックアップ面の間に挿入されるときに分割ダイスをわずかに半径方向内向きに移動させて位置決めするように構成されている請求項1または2記載の金型。
  4. ダイケースと、そのダイケースの中央に上下移動自在に配置されるカウンタパンチと、そのカウンタパンチを囲むように半径方向移動自在に配置され、内側が高い傾斜面からなるカム面を有する、内端に加工面が形成された複数の分割ダイスと、分割ダイスを外向きに付勢する付勢部材とを備えている下型と、
    パンチケースと、そのパンチケースの中央に配置され前記カウンタパンチと協働して材料を挟圧するパンチと、前記カム面を押圧して内側に移動させるカムとを備えている上型とからなり、
    前記ダイケースが、分割ダイスの移動方向と直角で内側を向いたバックアップ面を有し、
    前記分割ダイスが、移動方向と直角で外側を向いた受圧面を有し、
    前記上型が、分割ダイスの移動後に受圧面とバックアップ面との間に挿入され、分割ダイスが受ける外向きの荷重をバックアップ面に伝えるブロックを備えており、
    前記分割ダイスを半径方向内向きに移動させたときの受圧面とバックアップ面の間隔が、前記ブロックの対応する寸法よりわずかに狭くされており、
    それにより分割ダイスの移動後、ブロックが受圧面とバックアップ面の間に挿入されるときに分割ダイスをわずかに半径方向内向きに移動させて位置決めするように構成されている金型。
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