JP6704393B2 - シンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機 - Google Patents

シンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機 Download PDF

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Description

本発明は、シンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機に関する。
周知のように、編成品又は靴下類のための円形編機は、垂直軸芯を有する針シリンダを備えており、針シリンダの側面には複数の軸方向溝が設けられ、軸方向溝は夫々、針シリンダの軸芯に平行に摺動可能なように対応する針を収容している。針は、編機のフィード又はドロップで供給される少なくとも1つの糸をピックアップして編成品のループを形成するように、対応する軸方向溝に沿った往復運動で作動可能である。編成品を製造するために使用される糸は、編機のいわゆるフィード又はドロップに配置された適宜の糸フィンガによって供給される。このような糸フィンガは通常、針が糸をピックアップし得るのに適した位置又は針が糸をピックアップすることを防ぐ位置に糸フィンガの糸供給端部を置くために指令で移動可能である。
針はヒールを有しており、ヒールは、針シリンダの側面から突出し、針シリンダの側面に対向する針作動カムによって画定された経路と係合する。このような経路は上昇部分及び下降部分を有しているため、フィード又はドロップで供給される少なくとも1つの糸をピックアップするために針のヘッド又は先端が針シリンダから上方に突出して、その後、針がピックアップした糸を用いて編成品の新たなループを形成するために下降するように、針のヒールは、針作動カムに対する針シリンダの自軸回りの回転の結果として経路をたどって押される。
このような編機は、「シンカリング」として公知の適宜の支持体の径方向溝内に配置されたシンカを通常有しており、支持体は、針シリンダと針シリンダの上端部で一体に関連付けられている。
シンカは針に対して偏移しているため、夫々のシンカは、2本の隣り合う針間に位置して、針シリンダの自軸回りの回転中、針シリンダに対して径方向に沿った往復運動で作動する。
より具体的には、針がフィード又はドロップで糸をピックアップした後に編成品の新たなループを形成するために下降し始めるとき、シンカは針シリンダの軸芯から離れる方向に移動するため、編成品の2つの連続したループ間の一又は複数の糸の領域が、通常平坦であって「ノックオーバー面」として知られているシンカの上部又は「鼻部」に置かれる一方、提供する編成品のタイプに応じて、既に形成されたループがノックオーバーされる、つまり対応する針によって捨てられるか、又は編成品の新たに形成されたループと共に針のヘッド又は先端内に保持される。
少なくとも1つの他の糸をピックアップして編成品の新たなループを形成するために針が続いて上昇している間、針の軸部に対して編成品のループを引っ張るように、ノックオーバー面の上側にあるフックによって編成品の古いループと係合すべく、シンカは針シリンダの軸芯に向かって移動する。針の軸部に対するこの張力によって、針のラッチを確実に開ける効果が更に得られる。
シンカリングの上側にシンカリングに対して同軸に配置された環状のシンカキャップによって支持された対応する作動カムによって、シンカは針シリンダに対して径方向に沿って移動する。
シンカ作動カムは、針シリンダの軸芯に徐々に近づく部分及び針シリンダの軸芯から徐々に更に離れて間隔を置く部分を有して、針シリンダの軸芯の周りに延びている少なくとも1つの経路を画定している。シンカリングから上方に突出するシンカのヒールはこれらの経路と係合する。実質的には、針シリンダがシンカキャップに対して自軸回りの回転運動で作動するとき、上述したように、編成品を形成する際に針と協働するように針シリンダの軸方向溝に沿った針の往復運動と協調するように、シンカは、シンカキャップによって支持された対応する作動カムによって画定された経路をたどることにより、針シリンダの軸芯に向かう方向及び針シリンダの軸芯から離れる方向に交互に移動する。
あるタイプの編成中、例えば靴下類のつま先及びかかとの形成中、針シリンダは、自軸回りの交互の回転運動で作動し、針シリンダに配置された針の幾つかのみが移動して編機のフィード又はドロップで編成する。
このようなタイプの編成のために、2つのプッシャカム、夫々第1のプッシャカム及び第2のプッシャカムがシンカキャップに設けられており、針シリンダの軸芯を通って使用されるフィード又はドロップを通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されている。プッシャカムの機能は、針が、針シリンダの一方向の回転運動中に行われる対象のフィードでの糸のピックアップに備えて新たな上方運動を開始すると、針シリンダの反対方向の回転運動中に対象のフィードで一又は複数の糸をピックアップして編成品の新たなループを形成した針間に位置するシンカを針シリンダの軸芯に向かって移動させることである。
英国特許出願公開第504473号明細書
公知のタイプの編機では、プッシャカムは固定されており、編成する針間に位置するシンカと、編成から除外された針、つまり対象のフィードで編成するために移動しない針間に位置するシンカとの両方に押し込み動作を等しく加える。
多くの場合、編成から除外される針は、針のヘッド又は先端がノックオーバー面の下側でシンカ間に維持され、既に形成されて針のヘッド内に保持された編成品のループを引っ張る。この場合、シンカに対する押し込み動作によって、シンカのノックオーバー面に置かれて既に形成された編成品のループの張力を更に増加させる影響がある。
編成品のループのこのような更なる張力は多くの場合、形成された編成品を損ない、完成品に欠陥を生じさせる虞がある。
対象のフィードで編成するために移動しない針が、針の軸部に位置する編成品の既に形成されたループと共にシンカの上側に上げられたままである場合、編成品のループに対するこの望ましくない張力が更に生じる。
この問題を解決するために、場合によっては、シンカキャップに取り付けられた空気圧式アクチュエータによって針シリンダの軸芯に対して径方向に個別に移動可能なプッシャカムが使用されている。アクチュエータの動作が温度及び他の外部要因によって大きく左右されるので、このようなアクチュエータは、シンカキャップの準備及び設置の複雑さを増加させることに加えて、信頼性が低いという欠点を有する。
本発明の意図は、使用されるフィードで編成から除外された針に配置されて既に形成された編成品のループにシンカによって加えられる張力の程度を制限することが可能であって、動作中の信頼性が高いシンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機を提供することにより、上述した課題を解決することである。
この意図の範囲内で、本発明の目的は、シンカキャップ及びシンカキャップの作動のための要素の複雑さを過度に増加させずに、上述した問題を解決することである。
本発明の別の目的は、動作の高い精度及び反復性を保証するシンカ作動装置を備えた編機を提供することである。
本発明の更なる目的は、競争力のある価格で製造され得るシンカ作動装置を備えた編機を提供することである。
この意図、並びにこれらの目的及び以下に明らかとなるその他の目的は、シンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機であって、
その軸芯が実質的に垂直であるように配置されて、両方の回転方向での前記軸芯回りの回転運動で作動可能な針シリンダであって、少なくとも1つのフィード又はドロップで供給される少なくとも1つの糸をピックアップして編成品を形成するために対応する軸方向溝に沿って指令で移動可能な針を夫々収容する複数の前記軸方向溝をその側面に有している前記針シリンダと、
前記針シリンダの側面に対向する針作動カムであって、該針作動カム及び前記少なくとも1つのフィードに対して前記針シリンダの自軸回りの回転の結果として前記針シリンダに対して前記針を対応する軸方向溝に沿って移動させるために、前記針シリンダの軸芯の周りに延びて、前記針シリンダの側面から突出する前記針の少なくとも1つのヒールによって係合され得る経路を画定している前記針作動カムと、
前記針シリンダの自軸回りの回転の際に前記針シリンダと一体であって、前記針シリンダと同軸に前記針シリンダの上端部に配置されているシンカリングであって、前記針シリンダ及び前記シンカリングに対して径方向に移動可能な複数のシンカを支持している前記シンカリングと、
前記シンカリングの上側に前記シンカリングと同軸に配置されているシンカキャップであって、該シンカキャップ、前記少なくとも1つのフィード及びシンカ作動カムに対する前記針シリンダの自軸回りの回転の結果として、前記シンカを前記針シリンダ及び前記シンカリングに対して径方向に沿って移動させるために、前記シンカリングから上方に突出する前記シンカのヒールによって係合されることができて前記針シリンダの軸芯の周りに延びている少なくとも1つの経路を画定している前記シンカ作動カムを支持している前記シンカキャップと
を備えており、
前記針作動カムは、2つの針上げカム、夫々タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための第1の針上げカム及び前記タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための第2の針上げカムを有しており、前記第1の針上げカム及び前記第2の針上げカムは、前記針シリンダの軸芯を通って前記円形編機の少なくとも1つのフィード又はドロップを通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されており、
前記シンカ作動カムは、2つのプッシャカム、夫々第1のプッシャカム及び第2のプッシャカムを有しており、該第1のプッシャカム及び第2のプッシャカムは、前記針シリンダの軸芯を通って前記円形編機の少なくとも1つのフィード又はドロップを通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されており、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、前記シンカを前記針シリンダの軸芯に向かう方向に移動させるために前記シンカのヒールと係合可能であり、
前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための前記第1の針上げカム及びタック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための前記第2の針上げカムに夫々配置されており、前記シンカキャップに対して前記針シリンダの軸芯に向かう方向又は前記針シリンダの軸芯から離れる方向に移動可能であり、
前記第1のプッシャカム又は前記第2のプッシャカムを前記針シリンダの軸芯に向かう方向又は前記針シリンダの軸芯から離れる方向に交互に移動させるために、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムに作用する作動手段が設けられていることを特徴とする円形編機によって達成される。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面の非限定例で示した本発明に係る編機の好ましいが排他的でない実施形態の説明からより明らかになる。
編機の動作の様々なステップにおける、平らに広げられた針作動カム、及び針作動カムの上側で90°反転して直線状のバンドに沿って広げられたシンカ作動カムを示す概略図である。 編機の動作の様々なステップにおける、平らに広げられた針作動カム、及び針作動カムの上側で90°反転して直線状のバンドに沿って広げられたシンカ作動カムを示す概略図である。 編機の動作の様々なステップにおける、平らに広げられた針作動カム、及び針作動カムの上側で90°反転して直線状のバンドに沿って広げられたシンカ作動カムを示す概略図である。 編機の動作の様々なステップにおける、平らに広げられた針作動カム、及び針作動カムの上側で90°反転して直線状のバンドに沿って広げられたシンカ作動カムを示す概略図である。 編機の動作のステップ中における、仮想線で示された複数の要素と共にシンカキャップの一部を示す概略平面図である。 図5の線VI-VI に沿った断面図である。 編機の動作の別のステップ中における、仮想線で示された複数の要素と共にシンカキャップの一部を示す概略平面図である。 図7の線VIII-VIII に沿った断面図である。 編機の動作の更なるステップ中における、仮想線で示された複数の要素と共にシンカキャップの一部を示す概略平面図である。 図9の線X-X に沿った断面図である。
図面を参照すると、簡略化のために概略的且つ部分的にのみ示されている本発明に係る編機は、参照番号1 で一般的に示されている。
編機は、針シリンダ2 の軸芯2aが実質的に垂直であるように配置されて両方の回転方向の軸芯2a回りの回転運動で作動可能な針シリンダ2 をそれ自体公知なように備えている。針シリンダ2 の側面に複数の軸方向溝3 が設けられており、軸方向溝3 は夫々、針シリンダ2 の側面から突出する少なくとも1つのヒール4aを有する対応する針4 を収容しており、ヒール4aは、図1〜4に部分的にのみ示されている公知のタイプの針作動カム41によって画定されている経路と係合可能であり、針作動カム41は、針シリンダ2 の周りに配置されて、針作動カム41に対する自軸2a回りの回転運動で作動可能な針シリンダ2 の側面と対向する。そのため、針4 は、編機の少なくとも1つのフィード又はドロップ5 で供給される一又は複数の糸をピックアップして編成品を形成するために、針4 のヒール4aでこれらの経路をたどることにより、対応する軸方向溝3 に沿った交互の運動で作動する。
針シリンダ2 の上端部にシンカリング6 が設けられており、シンカリング6 は、針シリンダ2 に同軸に配置されており、針シリンダ2 の自軸2a回りの回転で針シリンダ2 と一体である。
シンカリング6 は、針シリンダ2 の周りで針シリンダ2 の上端部に配置された外側部分6aと、針シリンダ2 の上端部の内側に固定された内側部分6bとから構成されている。シンカリング6 には、針シリンダ2 に対して径方向を向いて針シリンダ2 の軸方向溝3 に対して偏移している複数の径方向溝7 が設けられているため、シンカリング6 の径方向溝7 は夫々針シリンダ2 の2つの隣り合う軸方向溝3 の間に位置する。径方向溝7 は、対応する径方向溝7 に沿って針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向及び針シリンダ2 の軸芯2aから離れる方向に移動可能な対応するシンカ8 を収容している。
シンカリング6 の上側にシンカキャップ9 が設けられており、シンカキャップ9 は環状であり、シンカリング6 に同軸に、ひいては針シリンダ2 に同軸に配置されて、シンカ作動カム10を支持している。シンカ作動カム10は、針シリンダ2 の軸芯2aの周りに延びて、シンカリング6 から上方に突出するシンカ8 のヒール8aによって係合され得る少なくとも1つの経路を画定している。シンカ作動カム10によって画定された経路は、シンカキャップ9 に対して針シリンダ2 と一体にシンカリング6 が回転した結果、編成品を形成する際に針4 と協働するために針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向及び針シリンダ2 の軸芯2aから離れる方向のシンカ8 の交互の移動をシンカ作動カム10及びフィード又はドロップ5 に対してもたらすような形状を有している。
図示された実施形態では、各シンカ8 の下側にサブシンカ11が設けられており、対応する径方向溝7 の底部に置かれている。公知のタイプのサブシンカ11を使用して、簡略化のために図示されていない公知のタイプの他の要素と共にシンカ8 の選択を行う。サブシンカ11を設けないことも可能であることに留意すべきである。この場合、シンカ8 は、対応する径方向溝7 の底部に直接置かれる。
本発明に係る編機では、シンカ作動カム10は2つのプッシャカム、夫々第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13を有しており、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は、針シリンダ2 の軸芯2aを通って編機のフィード又はドロップ5 を通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されている。
第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は、シンカ8 を針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向に移動させるためにシンカ8 のヒール8aと係合可能である。
図1〜4では、フィード又はドロップ5 は極太線によって特定される。フィード5 には一又は複数の糸フィンガ14が設けられており、糸フィンガ14は、編成品を形成すべくフィード5 で編成するために移動した針4 に一又は複数の糸を供給するためにそれ自体公知なように作動可能である。
本発明によれば、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は、シンカキャップ9 に対して針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向又は針シリンダ2 の軸芯2aから離れる方向に移動可能である。本発明に係る編機は作動手段15を備えており、作動手段15は、第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13を針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向又は針シリンダ2 の軸芯2aから離れる方向に交互に移動させるために、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13に作用する。
「交互に」という用語は、針シリンダ2 の軸芯2aに向かう方向の移動が第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13にのみ作用することを意味すると理解される。同様に、針シリンダ2 の軸芯2aから離れる方向の移動は、以下でより明らかになるように、第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13にのみ作用する。
好都合なことに、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13が針シリンダ2 の軸芯2aから予め設定された距離を置いて配置される非作動位置から、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13が非作動位置に対して針シリンダ2 の軸芯2aからより短い距離を置いて配置されるプッシャ位置にシンカキャップ9 に対して指令で移動可能である。
より具体的には、シンカキャップ9 は、針シリンダ2 の軸芯2aに対して径方向の成分を有する方向に沿って第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13を摺動自在に支持する環状カム支持板16を有している。作動手段15は、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13を非作動位置からプッシャ位置に又はその逆に移動させるために第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13に交互に作用する作動要素17を有している。
第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は環状カム支持板16の下側に配置されており、環状カム支持板16に画定された径方向スロット18を通過するピン20に固定されている。径方向スロット18は、対応する第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13を針シリンダ2 に対して径方向に沿って移動させ得るように、針シリンダ2 の軸芯2aに対して径方向の成分を有する方向に沿って細長い。作動要素17は、環状カム支持板16の上側に配置され、針シリンダ2 の軸芯2aの周りに延びている。作動要素17は複数の輪郭スロット19を有しており、輪郭スロット19は、針シリンダ2 の軸芯2aに実質的に同心状に延びている少なくとも1つの第1の部分19a と、第1の部分19a から始まって針シリンダ2 の軸芯2aに向かって徐々に延びている少なくとも1つの第2の部分19b とを有している。輪郭スロット19は夫々、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13と一体であるピン20の1つによって係合され、作動要素17は、第2のプッシャカム13のピン20が輪郭スロット19の第2の部分19b に沿って配置されながら、第1のプッシャカム12のピン20が輪郭スロット19の第1の部分19a に沿って配置される第1の位置から、第2のプッシャカム13のピン20が輪郭スロット19の第1の部分19a に沿って配置されながら、第1のプッシャカム12のピン20が輪郭スロット19の第2の部分19b に沿って配置される第2の位置に、環状カム支持板16に対して針シリンダ2 の軸芯2a回りに指令で回転可能である。
このようにして、第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13がプッシャ位置にあるとき、第1のプッシャカム12又は第2のプッシャカム13の他方が非作動位置にある。
好都合なことに、作動要素17は、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13のピン20が輪郭スロット19の第1の部分19a 及び第2の部分19b 間の通路領域に配置されている、第1の位置と第2の位置との間の中間位置に配置され得る。このようにして、作動要素17がこの中間位置にある状態で、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13の両方を非作動位置に有することが可能である。
図示された実施形態では、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は夫々2つのピン20に固定され、ピン20は夫々対応する輪郭スロット19と係合する。従って、第1のプッシャカム12毎及び第2のプッシャカム13毎に2つの輪郭スロット19が設けられているが、第1のプッシャカム12毎及び第2のプッシャカム13毎の輪郭スロット19の数は要件に応じて異なってもよい。
第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13に加えて、公知のタイプの他のシンカ作動カムが環状カム支持板16の下側に固定されており、簡略化のために詳述されていない。図面は、参照番号21で一般的に示されているシンカ作動カムの幾つかのみを示している。
実質的に板状の作動要素17は、針シリンダ2 の軸芯2aの周りに延びている曲線状の環形状を有している。作動要素17は、環状カム支持板16によって針シリンダ2 の軸芯2a回りに回転可能であるように支持されている。
作動手段15は、第1の電気モータ22、好ましくはステップモータを有しており、第1の電気モータ22は、針シリンダ2 の軸芯2aに同心状に設けられて作動要素17の外周領域に画定されている歯付アーチ23に第1の電気モータ22の出力軸で運動学的に連結されている。以下でより明らかになるように、第1の電気モータ22は、作動要素17を環状カム支持板16に対して前述の第1の位置から前述の第2の位置又は中間位置に及びその逆に針シリンダ2 の軸芯2a回りに回転させるために作動可能である。
より具体的には、第1の電気モータ22は、第1の電気モータ22の本体部分によって環状カム支持板16に固定されている。歯付プーリ24が第1の電気モータ22の出力軸にキー止めされており、伝動軸27にキー止めされた別の歯付プーリ26に歯付ベルト25によって連結されている。歯車28が、伝動軸27にキー止めされて中間歯車29と噛合し、中間歯車29は作動要素17の歯付アーチ23と係合する。第1の電気モータ22の出力軸、伝動軸27及び中間歯車29は、夫々の軸芯が針シリンダ2 の軸芯2aと平行であるように配置されている。
中間歯車29は、ねじ31によって環状カム支持板16の上面に固定されているセンタリングホイール30によって、自軸回りに回転可能であるように支持されている。
環状カム支持板16に対する針シリンダ2 の軸芯2a回りの作動要素17の回転の範囲は、作動要素17に目盛付セクタ32を設けて、環状カム支持板16の一部又は環状カム支持板16と一体の要素にロケータ33を設けることにより視覚化され得る。
公知のタイプのシンカキャップのように、環状カム支持板16は、編機の支持構造に固定される代わりに、編機の支持構造と一体の支持要素34によって、針シリンダ2 の軸芯2a回りに回転可能であるように支持されてもよい。この場合、環状カム支持板16は、シンカ8 のヒール8aに対するシンカ作動カム10の介在を早めるか又は遅らせるために、例えばステップモータである第2の電気モータ35の作動によって、支持要素34に対して針シリンダ2 の軸芯2a回りに予め設定された幅の角度を通って指令で回転可能である。
図示されているように、第2の電気モータ35は、第2の電気モータ35の本体部分によって環状カム支持板16に関連付けられることが可能であり、針シリンダ2 の軸芯2aに同心状に支持要素34の外周領域に画定された歯付アーチ36に、第2の電気モータ35の出力軸によって運動学的に連結されることが可能である。
より具体的には、歯車37が、第2の電気モータ35の出力軸にキー止めされて歯付アーチ36と係合する。このようにして、第2の電気モータ35の作動によって、環状カム支持板16及び第2の電気モータ35が、支持要素34に対して針シリンダ2 の軸芯2a回りに回転する。
明細書の完全性を期すために、センタリングホイール30は保護カバー38によって部分的に覆われており、輪郭スロット19も、ねじとして設けられたピン20によって保持されて作動要素17の上側に配置されている保護プレート39によって覆われていることに注目すべきである。
図1〜4は、針シリンダ2 が自軸2a回りの交互の回転運動で作動するときに編成品を形成すべく使用される編機のフィード又はドロップ5 の直近の針作動カム41及びシンカ作動カム10の平らな延長部分を概略的に示している。
これらの図面では針作動カム41に関して、図1及び2には矢印61によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動のための編成品形成カム、つまりノックオーバーカム42が示されており、図3及び4には矢印62によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動のための編成品形成カム、つまりノックオーバーカム43が示されている。センターカム44が編成品形成カム42と編成品形成カム43との間に配置されている。2つの針上げカム45, 46が更に示されており、針上げカム45, 46は夫々、図1及び2に矢印61によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動に関してタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45、及び図3及び4に矢印62によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動に関してタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46である。
タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45及びタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46は、針シリンダ2 の軸芯2aを通って編機の少なくとも1つのフィード又はドロップ5 を通る仮想面に対して互いに対向する側に位置する。
「タック位置」という表現は、既に形成された編成品のループが、針4 のラッチの下側を通って針4 の軸部へと移ることなく針4 のラッチを開くようなレベルに針4 を上げる位置を言及していると理解される。針4 はこの位置で糸をピックアップして編成品の新たなループを形成すべきであり、編成品の新たなループは、編成品の既に形成されたループと共に針4 のヘッドに位置して「タック編」として知られている編目を与える。
「ドロップ位置」という表現は、編成品の既に形成されたループが、針4 のラッチの下側を通って針4 の軸部へと移って針4 のラッチを開くようなレベルに針4 を上げる位置を言及していると理解される。針4 はこの位置で糸をピックアップして編成品の新たなループを形成すべきであり、編成品の新たなループは、針4 によってドロップされた編成品の以前のループと編成される。
タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45及びタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46は夫々、針4 のヒール4aと干渉するために針シリンダ2 に近い作動位置から、針4 のヒール4aと干渉しないように針シリンダ2 から離隔した非作動位置に移るために、それ自体公知なように針シリンダ2 に対して径方向に沿って指令で移動可能なカム部分45a, 46aを最上部に有している。カム部分45a 又はカム部分46a が図1〜4に示されている作動位置にある場合、針上げカム45及び針上げカム46とヒール4aで係合する針4 はドロップ位置に上げられる一方、カム部分45a 又はカム部分46a が非作動位置にある場合、針上げカム45及び針上げカム46とヒール4aで係合する針4 はタック位置に上げられる。
図2及び4には、針上げカム45のカム部分45a 及び針上げカム46のカム部分46a が非作動位置にあるときにタック位置に上げられた複数の針4 のヒール4aが点線で示されている。
図1〜4から分かるように、第1のプッシャカム12は、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45に実質的に配置されている一方、第2のプッシャカム13は、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46に実質的に配置されている。
第1のプッシャカム12、及びタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45に関連した「に(at)」という用語は、これらのカムが夫々シンカキャップ9 内に針シリンダ2 の周りに配置されているが、実質的には針シリンダ2 の軸芯2aの周りで同一の角度位置に配置されているため、針4 がタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45と針4 のヒール4aによって係合するとき、針4 に隣り合うシンカ8 はシンカ8 のヒール8aによって第1のプッシャカム12と係合することを意味すると理解される。
同じことが、第2のプッシャカム13、及びタック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46に関連した「に(at)」という用語に当てはまる。
カム47及びカム48は夫々、図1及び2に矢印61によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動及び図3及び4に矢印62によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動に関して、非作動の針4 、つまり対象のフィード5 で編成するために移動しない針4 の高さを合わせるためのカムである。
図3及び4に矢印62によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動に関する針下げピッカ49及び針上げピッカ50、並びに、図1及び2に矢印61によって示されている回転方向での針シリンダ2 の回転運動に関する針下げピッカ51及び針上げピッカ52が更に示されている。
図1〜4は、簡略化及び更なる明確さのために、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13と夫々係合する2つのシンカ8 のヒール8aのみを示している。
例えば円形靴下類編機で靴下類製品のつま先又はかかとを形成している間に、針シリンダ2 が自軸2a回りの交互の回転運動で作動して針4 の一部のみを用いて編成する際の、本発明に係る編機の動作は以下の通りである。
編成品の第1列を形成中、針シリンダ2 は、回転方向61に沿って針作動カム41及びシンカ作動カム10に対して自軸2a回りの回転運動で作動する。対象のフィード5 で編成から除外された針4 のヒール4aがカム47の上側を通る一方、フィード5 で編成するために移動する針4 のヒール4aは、一又は複数の糸をピックアップした後、センターカム44によって、従ってノックオーバーカム42によって下げられる。フィード5 で編成するために移動した第1の針4 のヒール4aが、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45に係合すると、作動要素17は、第1の電気モータ22の作動によって第2の位置に移動するため、第1のプッシャカム12のピン20が輪郭スロット19の第2の部分19b と係合し、従って、第1のプッシャカム12は針シリンダ2 の軸芯2aに向かって径方向に移動して非作動位置からプッシャ位置に移る一方、第2のプッシャカム13のピン20は輪郭スロット19の第1の部分19a にとどまり、第2のプッシャカム13を非作動位置に維持する(図5及び6)。このようにして、第2のプッシャカム13が非作動位置にとどまっている間に、第1のプッシャカム12のプッシャ位置への移行が生じる(図1)。この作動により、フィード5 で編成するために移動した針4 に隣り合うシンカ8 のヒール8aが、プッシャ位置にある第1のプッシャカム12と係合し、第1のプッシャカム12はシンカ8 を押して編成品の新たに形成されたループに作用し、これらのループを針4 に対して引っ張る一方、第1のプッシャカム12が依然として非作動位置にあるときにシンカ8 が第1のプッシャカム12と係合するので、フィード5 で編成から除外された針4 に隣り合うシンカ8 は、針4 に保持された編成品のループにより低い張力を加えるか、又は張力を全く加えない。
フィード5 で編成するために移動した針の内最後の針4 のヒール4aが、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第1のカム45に係合すると、作動要素17は、第1の電気モータ22の作動によって中間位置に移動する(図2,7及び8)。このようにして、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は共に非作動位置に移動し、従って、編成から除外された針4 に配置された編成品にシンカ8 によって加えられる張力が減少するか、又はゼロになる。
図3に示されているように、針作動カム及びシンカ作動カム10に対する針シリンダ2 の自軸2a回りの回転方向が、矢印62によって示されている針作動カム及びシンカ作動カム10に対する針シリンダ2 の回転方向に反転すると、対象のフィードで編成から除外された針4 のヒール4aがカム48の上側を通る一方、フィード5 で編成するために移動した針4 のヒール4aは、一又は複数の糸をピックアップした後、センターカム44によって、従ってノックオーバーカム43によって下げられる。フィード5 で編成するために移動した第1の針4 のヒール4aが、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46に係合すると、作動要素17は、第1の電気モータ22の新たな作動によって第1の位置に移動するため、第1のプッシャカム12のピン20が輪郭スロット19の第1の部分19a にとどまり、従って、第1のプッシャカム12が非作動位置に維持される一方、第2のプッシャカム13のピン20が輪郭スロット19の第2の部分19b と係合し、従って、第2のプッシャカム13は針シリンダ2 の軸芯2aに向かって径方向に押されて非作動位置からプッシャ位置に移動する(図3,9及び10)。この作動により、フィード5 で編成するために移動した針4 に隣り合うシンカ8 のヒール8aが、プッシャ位置にある第2のプッシャカム13と係合し、第2のプッシャカム13はシンカ8 を押して編成品の新たに形成されたループに作用し、これらのループを針4 に対して引っ張る一方、第2のプッシャカム13が依然として非作動位置にあるときにシンカが第2のプッシャカム13と係合するので、フィード5 で編成から除外された針4 に隣り合うシンカ8 は、針4 に保持された編成品のループにより低い張力を加えるか、又は張力を全く加えない。
フィード5 で編成するために移動した針の内最後の針4 のヒール4aが、タック位置又はドロップ位置に針を上げるための第2のカム46に係合すると、作動要素17は、第1の電気モータ22の作動によって中間位置に移動する(図4)。このようにして、第1のプッシャカム12及び第2のプッシャカム13は共に非作動位置に移動し、従って、編成から除外された針4 に配置された編成品にシンカ8 によって加えられる張力が減少するか、又はゼロになる。
実際、本発明に係る編機は、プッシャカムの交互の移動によって、編機のフィード又はドロップで編成するために移動しない針での編成品の張力を低減するか又は除去することを可能にし、対象のフィードで編成するために移動する針での編成品の張力を増加することを可能にするので、意図した目的を完全に達成することが分かった。このため、編機のフィード又はドロップでの編成から除外された針での編成品の過度な張力が回避され、従って、編成エラーが製造品質の最大限まで回避される。
プッシャカムの交互の移動により、単一の電気モータを用いることが可能になるので、シンカキャップの製造及び組立の複雑さの増大が最小限度になり、あらゆる動作条件で動作中の高い精度及び信頼性を達成することに注目すべきである。
本発明に係る編機では、針シリンダの自軸回りの交互の運動中に編成から除外される針の先端が、シンカの上側に上げられてもよく、又はシンカのノックオーバー面の下側に下げられてもよい。
このように考案された編機に、その全てが添付の特許請求の範囲内にある多くの修正及び変更が加えられることができ、またその細部の全てが、更に他の技術的に等価な要素に置き換えられてもよい。
実際には、用いられる材料及び寸法は、要件及び技術の状態に応じて如何なるものであってもよい。
本出願が優先権を主張しているイタリア特許出願第MI2014A001852 号での開示内容は、参照してここに盛り込まれる。
任意の請求項に述べられている技術的特徴の後には参照番号が付記されているが、これらの参照番号は、特許請求の範囲の理解度を高めるためだけに含まれているものであり、従って、このような参照番号は、このような参照番号により一例として識別される夫々の要素の解釈を如何なる形においても限定するものではない。

Claims (10)

  1. シンカ作動装置を備えた靴下類等の編成品のための円形編機であって、
    その軸芯が実質的に垂直であるように配置されて、両方の回転方向での前記軸芯回りの回転運動で作動可能な針シリンダであって、少なくとも1つのフィード又はドロップで供給される少なくとも1つの糸をピックアップして編成品を形成するために対応する軸方向溝に沿って指令で移動可能な針を夫々収容する複数の前記軸方向溝をその側面に有している前記針シリンダと
    前記針シリンダの側面に対向する針作動カムであって、該針作動カム及び前記少なくとも1つのフィードに対して前記針シリンダの軸回りの回転の結果として前記針シリンダに対して前記針を対応する軸方向溝に沿って移動させるために、前記針シリンダの芯の周りに延びて、前記針シリンダの側面から突出する前記針の少なくとも1つのヒールによって係合され得る経路を画定している前記針作動カムと
    前記針シリンダの軸回りの回転の際に前記針シリンダと一体であって、前記針シリンダと同軸に前記針シリンダの上端部に配置されているシンカリングであって、前記針シリンダ及び前記シンカリングに対して径方向に移動可能な複数のシンカを支持している前記シンカリングと
    前記シンカリングの上側に前記シンカリングと同軸に配置されているシンカキャップであって、該シンカキャップ、前記少なくとも1つのフィード及びシンカ作動カムに対する前記針シリンダの軸回りの回転の結果として、前記シンカを前記針シリンダ及び前記シンカリングに対して径方向に沿って移動させるために、前記シンカリングから上方に突出する前記シンカのヒールによって係合されることができて前記針シリンダの芯の周りに延びている少なくとも1つの経路を画定している前記シンカ作動カムを支持している前記シンカキャップと
    を備えており、
    前記針作動カムは、2つの針上げカム、夫々タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための第1の針上げム及び前記タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための第2の針上げムを有しており、前記第1の針上げム及び前記第2の針上げムは、前記針シリンダの芯を通って前記円形編機の少なくとも1つのフィード又はドロップを通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されており、
    前記シンカ作動カムは、2つのプッシャカム、夫々第1のプッシャカム及び第2のプッシャカムを有しており、該第1のプッシャカム及び第2のプッシャカムは、前記針シリンダの芯を通って前記円形編機の少なくとも1つのフィード又はドロップを通る仮想面に対して互いに対向する側に配置されており、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、前記シンカを前記針シリンダの芯に向かう方向に移動させるために前記シンカのヒールと係合可能であり、
    前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、タック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための前記第1の針上げム及びタック位置又はドロップ位置に前記針を上げるための前記第2の針上げムに夫々配置されており、前記シンカキャップに対して前記針シリンダの芯に向かう方向又は前記針シリンダの芯から離れる方向に移動可能であり、
    前記第1のプッシャカム又は前記第2のプッシャカムを前記針シリンダの芯に向かう方向又は前記針シリンダの芯から離れる方向に交互に移動させるために、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムに作用する作動手段が設けられていることを特徴とする円形編機。
  2. 前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムが前記針シリンダの芯から予め設定された距離を置いて配置される非作動位置から、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムが前記非作動位置に対して前記針シリンダの芯からより短い距離を置いて配置されるプッシャ位置に、及びその逆に前記シンカキャップに対して指令で移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の円形編機。
  3. 前記シンカキャップは環状カム支持板を有しており、該環状カム支持板は、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムを前記針シリンダの芯に対して径方向の成分を有する方向に沿って摺動可能であるように支持しており、
    前記作動手段は、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムを前記非作動位置から前記プッシャ位置に又はその逆に移動させるために前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムに交互に作用する作動要素を有していることを特徴とする請求項2に記載の円形編機。
  4. 前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムは、前記環状カム支持板の下側に配置されており、前記環状カム支持板に画定されて前記針シリンダの芯に対して径方向の成分を有する方向に沿って細長い径方向スロットを通るピンを有しており、
    前記作動要素は、前記環状カム支持板の上側に配置され、前記針シリンダの芯の周りに延びており、
    前記作動要素は、前記針シリンダの芯に実質的に同心状に延びている少なくとも1つの第1の部分と、該第1の部分から始まって前記針シリンダの芯に向かって徐々に延びている少なくとも1つの第2の部分とを有する輪郭スロットを有しており、
    該輪郭スロットは夫々、前記第1のプッシャカム及び前記第2のプッシャカムと一体である前記ピンの1つによって係合され、
    前記作動要素は、前記第2のプッシャカムのンが前記輪郭スロットの前記第2の部分に沿って配置されながら、前記第1のプッシャカムのンが前記輪郭スロットの第1の部分に沿って配置される第1の位置から、前記第2のプッシャカムのンが前記輪郭スロットの第1の部分に沿って配置されながら、前記第1のプッシャカムのンが前記輪郭スロットの第2の部分に沿って配置される第2の位置に、及びその逆に前記環状カム支持板に対して前記針シリンダの芯回りに指令で回転可能であることを特徴とする請求項3に記載の円形編機。
  5. 前記作動要素は、前記第1のプッシャカムのン及び前記第2のプッシャカムのンが前記輪郭スロットの前記第1の部分及び前記第2の部分間の通路領域に配置される、前記第1の位置と前記第2の位置との間の中間位置に配置され得ることを特徴とする請求項4に記載の円形編機。
  6. 前記作動手段は、前記針シリンダの芯に同心状に前記作動要素の外周領域に画定されている歯付アーチにその出力軸で運動学的に連結されている第1の電気モータを有しており、
    該第1の電気モータは、前記作動要素を前記環状カム支持板に対して前記第1の位置から前記第2の位置又は前記中間位置に及びその逆に前記針シリンダの芯回りに回転させるために作動可能であることを特徴とする請求項5に記載の円形編機。
  7. 前記第1の電気モータは、前記環状カム支持板に前記第1の電気モータの本体部分によって関連付けられていることを特徴とする請求項6に記載の円形編機。
  8. 前記第1の電気モータは、ステップモータによって構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の円形編機。
  9. 前記環状カム支持板は、前記円形編機の支持構造と一体である支持要素によって、前記針シリンダの芯回りに回転可能であるように支持されており、
    前記環状カム支持板は、前記シンカのヒールに対する前記シンカ作動カムの介在を早めるか又は遅らせるために、前記支持要素に対して前記針シリンダの芯回りに予め設定された幅の角度を通って指令で回転可能であることを特徴とする請求項乃至8のいずれか一項に記載の円形編機。
  10. 前記環状カム支持板にその本体部分によって関連付けられている第2の電気モータを更に備えており、
    該第2の電気モータは、前記針シリンダの芯に同心状に前記支持要素の外周領域に画定された歯付アーチに、前記第2の電気モータの出力軸によって運動学的に連結されており、
    前記第2の電気モータは、前記環状カム支持板を前記支持要素に対して前記針シリンダの芯回りに予め設定された幅の角度を通って回転させるために作動可能であることを特徴とする請求項9に記載の円形編機。
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