JP6703788B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の鮮鋭性回復処理に関するものである。
インクジェットプリンタなどの画像形成装置より出力される画像は、インクの着弾位置ずれやインクの滲み(メカニカルドットゲイン)、光学的暈け(オプティカルドットゲイン)等により、入力画像に比べ鮮鋭性が低下することが知られている。このとき、出力画像の周波数特性をあらかじめ取得できれば、入力画像をその逆特性を持つフィルタで畳み込み処理(鮮鋭性回復処理)することで、鮮鋭性低下を補償することができる。ただし、インクジェットプリンタなどの画像形成装置では、入力画像に対して逆特性を持つフィルタで鮮鋭性回復処理を行うと、高周波領域で明るさの低下が発生することが知られている。
特許文献1には、処理前後における明るさ変化量をあらかじめ計測し、入力画像の各画素に対して計測された変化量で輝度値を補正する技術が開示されている。また、特許文献2には、輝度値ではなく、各出力色(CMYK)に対して鮮鋭性回復処理を行う方法が記載されている。
特開2011−24049号公報 特開2002−290740号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、予め測定された輝度変化量に基づいて入力画像の輝度値を補正するものである。そのため、補正のためには別途に輝度変化量の測定の必要が生じる。また、特許文献2は、画像の濃度領域に応じてエッジ部の補正量を制御するものである。すなわち、周波数領域の制御は行っておらず、高周波領域での明るさ低下を抑制することはできない。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、画像に対する好適な鮮鋭性回復処理を実現する技術を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本発明に係る画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置は、
入力画像データを前記画像形成部が使用するN色の色材に対応するN個の色材量データに変換する変換手段と、
前記N個の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
前記ガンマ補正後のN個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像の鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う処理手段と、
前記回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
を有する。
又は、入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置は、
入力画像データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理手段と、
前記第1の回復処理後の入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換手段と、
前記色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理手段と、
前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
を有する。
あるいは、入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置は、
入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換手段と、
前記色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理手段と、
前記第1の回復処理後の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理手段と、
前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
を有する。
本発明によれば、画像に対する好適な鮮鋭性回復処理を実現する技術を提供することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 出力ガンマ補正特性を説明する図である。 画像形成装置の周波数特性とその逆特性を説明する図である。 周波数特性の逆特性で鮮鋭性回復処理を行った場合の明るさ低下を説明する図である。 出力ガンマ補正による平均出力濃度値の上昇を説明する図である。 第1実施形態における鮮鋭性回復フィルタの作成に係るフローチャートである。 周波数特性計測チャートの一例を示す図である。 第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 明るさ低下が一定量以上となる所定の周波数を説明する図である。 所定の周波数の決定に係るフローチャートである。 第2実施形態における鮮鋭性回復フィルタの作成に係るフローチャートである。 第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、画像形成部において利用されるハーフトーン画像を生成する画像処理装置を例に挙げて以下に説明する。
<概要>
一般に、プリンタに入力された多値の画像データは、ハーフトーン処理によって2値のドットデータに量子化され、そのドットが記録媒体上に記録される。ドット径は、ドットの大きさや位置の揺らぎ等に対応するため、画素よりも大きく設定される。このため、ドットゲインと呼ばれる現象が発生し、入力濃度値と出力濃度値との関係は非線形な特性となる。この非線形性を補正するため、ハーフトーン処理に入力される濃度値に対して、非線形な出力ガンマ補正処理が施される。
本願発明者は、この非線形な出力ガンマ補正処理が明るさ低下を発生させる要因であることを突きとめた。そこで、この非線形な出力ガンマ補正処理による明るさ低下を抑止する手法について説明する。具体的には、入力画像の少なくとも一部の周波数成分に対する鮮鋭性回復処理(以降、回復処理とも呼ぶ)を出力ガンマ補正処理の後に実行するよう構成することにより明るさ低下を抑止する。
<装置構成>
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。第1実施形態では、全ての周波数成分の回復処理を、ガンマ補正処理部の後段(ハーフトーン処理部の直前)において行う方法について説明する。
画像処理装置1は、入力画像データから画像形成部2で描画するための印刷データを生成する機構であり、色分解処理部101、ガンマ補正処理部102、フィルタ係数保持部103、鮮鋭性回復処理部104、ハーフトーン処理部105より構成されている。
色分解処理部101は、色分解テーブルを参照して、RGB形式の入力画像データを画像形成部2が使用する色材に対応する色材量データに色分解する。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に対応する色材量データに色分解する。ガンマ補正処理部102は、色材量データに対して、記憶媒体上の明度との関係が線形に変化するように出力ガンマ補正処理を行う。
図2は、出力ガンマ補正特性を説明する図である。図2(a)は、プリンタのガンマ特性を示しており、入力濃度値の変化に対して出力濃度値は非線形に変化する。すなわち、入出力濃度は非線形性を有する。図2(b)は、出力ガンマ補正特性を示しており、上述のプリンタのガンマ特性の逆特性になる。
フィルタ係数保持部103は、後述する方法によりあらかじめ作成された鮮鋭性回復のためのフィルタ係数を保持する。鮮鋭性回復処理部104は、フィルタ係数保持部103からフィルタ係数を読み込み、出力ガンマ補正後の各色の色材量データに対する畳み込み演算によって回復処理を行う。回復処理とは、画像形成部2による形成画像の鮮鋭性低下を補償するための画像処理である。なお、回復処理に高速フーリエ変換等を用いてもよい。その場合は、高速フーリエ変換を用いて周波数空間に変換した後、積算処理を行い、高速フーリエ逆変換をする。
ハーフトーン処理部105は、鮮鋭性回復処理部104が出力する各色の色材量データを2値(または2値以上で入力階調数より少ない階調数)のドットデータに変換する量子化処理を行う。ここでは、ハーフトーン処理にディザ法を用いるとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、公知の誤差拡散法(平均濃度保存法)、ブルーノイズマスク、グリーンノイズマスク等を用いてもよい。ディザ法では、ディザマトリクスに設定されている閾値を画素位置に応じて読出し、色材量データの値と閾値を画素毎に比較することにより、ドットデータに変換する。
画像形成部2は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色材を用いて、ハーフトーン処理部105から提供されたハーフトーン画像データ(ドットデータ)を記録媒体上に形成する。
<回復処理による明るさ低下>
まず、従来の画像処理における課題である回復処理による明るさ低下について説明する。
プリンタなどの画像形成装置においては、ドット位置のゆらぎや滲みによって、出力画像の鮮鋭性が低下する。一方で、空間周波数uにおける出力画像の周波数特性P(u)を取得できれば、P(u)の逆特性R(u)=1/P(u)を持つフィルタで、入力画像に対して回復処理を行うことで、出力画像の鮮鋭性低下を補償することができる。

図3は、画像形成装置の周波数特性とその逆特性を説明する図である。たとえば、出力画像の周波数特性が曲線P(u)に示す特性とすると、逆特性1/P(u)は、曲線R(u)に示す特性となる。このとき、逆特性R(u)を逆フーリエ変換して得られるフィルタを用いて回復処理した画像を出力すれば、鮮鋭性低下を抑制した画像を得ることができる。ところが、背景技術において述べたように、入力画像に対して逆特性を持つフィルタで鮮鋭回復処理を行うと、高周波領域において平均の明るさが低下する。
図4は、周波数特性の逆特性で回復処理を行った場合の明るさ低下を説明する図である。逆特性R(u)で回復処理を行った場合の明るさ低下は、例えば、曲線L(u)のように表される。L(u)は、周波数u、平均明度Laveの振幅を持つ正弦波パターン画像(正弦波パターンの濃度変化を有する画像)を画像処理した場合の、周波数uに対する出力画像の平均の明るさを示している。このような明るさの低下は、回復処理後に行われる出力ガンマ補正処理によって、平均出力濃度値が上昇することが要因である。
以下では、図5を参照して、出力ガンマ補正処理による明るさ低下の発生要因について説明する。ここでは、説明を単純化するため、2種類の画素値からなる矩形波画像を例に説明する。
図5は、出力ガンマ補正による平均出力濃度値の上昇を説明する図である。図5(a)下部の画像501は、回復処理前の画像を示している。この画像の各画素値x1、x2に対し出力ガンマ補正処理が施されると、出力ガンマ補正後の出力濃度値はy1、y2となり、その平均値はy_aveとなる。
図5(b)下部の画像502は回復処理後の画像を示している。回復処理が施されると、入力画像の平均値を保ったまま、コントラストが強調される。この画像の各画素値x’1、x’2に対し出力ガンマ補正処理が施されると、出力ガンマ補正後の出力濃度値はy’1、y’2となり、その平均値はy’_aveとなる。プリンタの出力ガンマ補正特性は、一般に下に凸の非線形な形状となる。そのため、x_ave=x’_aveであっても、y’_ave>y_aveとなってしまう。
この平均出力濃度値の上昇は、回復処理の回復量に応じて大きくなる。プリンタの鮮鋭性回復フィルタの特性は、図3のR(u)に示したような特性となるため、大きな回復量が必要な高周波領域ほど明るさ低下が発生する。
<フィルタの作成方法>
上述のように、第1実施形態では、出力ガンマ補正処理の後の色材量データに対して回復処理を行う構成とする。ただし、鮮鋭性低下は高周波領域において発生しやすいため、その逆特性のフィルタは、高周波領域の回復量が高くなる。そのため、このようなフィルタで回復を行うと、特に回復量の高い高周波領域において、鮮鋭性回復後の画素値が表現可能な範囲を超えることがある。
例えば、画素値が8ビットの場合、表現可能な範囲は0〜255であり、負の値や255を超える値は表現することができない。その場合、表現可能な値に丸めこむクリッピング処理が発生する。このクリッピング処理によっても、画像の平均濃度値が変動する場合がある。
そこで、ここでは、クリッピングが発生しないようにフィルタの回復量を設定する。クリッピングの発生は、画像に依存するため、ここでは、表現可能な範囲の中間値を基準として一定の振幅を持つチャート画像を用いて、クリッピングが発生しないようにフィルタを設計する。すなわち、鮮鋭性低下の補償上限を制限する。
図6は、第1実施形態における鮮鋭性回復フィルタF(u)の作成に係るフローチャートである。鮮鋭性回復フィルタの作成処理は、画像処理装置1内の不図示の処理部が実行する構成でもよいし、外部の情報処理装置(PC)が実行する構成でもよい。なお、以下に説明する処理は、画像形成装置が持つ色材ごとに行う。ここでは、ブラック(K)を例に説明する。
S601では、画像形成部2は、鮮鋭性の計測チャートを出力する。なお、計測チャートの出力時は回復処理を行わないよう制御する。
図7は、周波数特性計測チャートの一例を示す図である。計測チャートは、互いに周波数や方向が異なる複数の正弦波パターン画像と、均一パターン画像(例えば、白ベタ画像と黒ベタ画像)とを含む画像チャートである。
S602では、不図示の測定装置を用いて、周波数特性の取得に必要な情報を計測チャートから取得する。測定装置には、例えば、スキャナ、ディジタルカメラ、顕微鏡、マイクロデンシトメータなどを用いることができる。取得した情報に基づき、画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する。周波数応答値P(u)は、例えば下式を用いて算出される光学伝達関数(MTF)を用いることができる。
P(u) = C(u)/C’ …(1)
ここで、
uは正弦波パターン画像の周波数、
C(u)={Max(u)−Min(u)}/{Max(u)+Min(u)}
C’=(White−Black)/(White+Black)
である。なお、
Max(u)は周波数uで変化する正弦波パターン画像の最大明度
Min(u)は周波数uで変化する正弦波パターン画像の最小明度
White,Blackはそれぞれ均一パターン画像の明度
である。勿論、光学伝達関数の算出は上述の式(1)に限定されず、例えば式(1’)を用いてもよい。
P(u)={Max(u)−Min(u)}/(White−Black) …(1’)
なお、ここでは、Max(u),Min(u),White,Blackを明度として周波数応答値P(u)を算出しているが、例えば輝度や濃度、測定装置のデバイスRGB値等を用いて算出してもよい。
また、S601で出力する計測チャートとして、図7に示すような正弦波パターン画像ではなく、矩形波パターン画像を用いて周波数特性P(u)を取得してもよい。その場合、矩形波パターン画像に対して式(1)を適用することにより算出されるコントラスト伝達関数(CTF)の値を周波数特性P(u)として用いる。もしくは、CTF値を公知のコルトマン補正式を用いて変換したMTF値を周波数特性P(u)に用いてもよい。
S603では、S602で取得した空間周波数特性P(u)に基づき、鮮鋭性回復フィルタの周波数特性R(u)=1/P(u)を算出する。
S604では、計測チャート画像に対し、画像形成部2の出力ガンマ補正特性を用いて出力ガンマ補正処理を施す。
S605では、S603で算出した鮮鋭性回復フィルタの周波数特性をフーリエ逆変換してフィルタ係数を算出する。そして、S604で得られた出力ガンマ補正処理後の計測チャート画像に対して畳み込み演算(回復処理)を行う。ここではフィルタサイズとして63×63を用いる。もちろん他のサイズのフィルタを用いてもよい。
S606では、S605により得られた回復処理後の画像に、表現可能な範囲(ここでは、0〜255)を超えた画素値が含まれているか否かを判定する。すなわち、クリッピングが発生するか否かを判定する。クリッピングが発生すると判定された場合はS608に進み、発生しないと判定された場合はS607に進む。なお、多少のクリッピングの発生については許容し、表現可能な範囲より広い範囲(例えば−5〜260)を超えた画素値が含まれているか否かを判定するよう構成してもよい。
S608では、フィルタの回復量を一定量αだけ低下させてR(u)を更新する。そして、S605に戻り再度回復処理を行う。この一連の動作を、クリッピングが発生しなくなるまで繰り返し行う。
S607では、uと画像形成装置の出力解像度u_maxとを比較する。u≧u_maxであればF(u)にR(u)を設定し処理を終了する(S610)。一方、u≧u_maxでない場合は、S609でuを更新し、S602に戻る。
上述の処理により、クリッピングが発生しない(平均出力濃度値が変わらない)範囲で、最大限の鮮鋭性回復を可能とするフィルタを設計することができる。生成されたフィルタは、フィルタ係数保持部103に格納される。
以上説明したとおり第1実施形態によれば、ガンマ補正処理部の後段において回復処理を行う。これにより、従来の処理構成において発生していた出力ガンマ補正処理に起因する平均出力濃度値の上昇を回避することが可能となる。さらに、クリッピング発生による濃度変動を低減可能な鮮鋭性回復フィルタを予め作成することにより、より好適な回復処理を行うことが可能となる。すなわち、高周波領域における明るさ低下を抑制しつつ、高周波成分まで好適に鮮鋭性を回復可能となる。
なお、上述の説明においては、出力画像の周波数特性を1次元の関数P(u)として扱った。ただし、プリンタの周波数特性は異方性を持つことが知られている。そのため、互いに直交する2つの方向の周波数u,vの2次元の関数P(u,v)として、鮮鋭性回復フィルタの周波数特性を設計するとより好適である。
また、画像形成部2の構成として、C,M,Y,Kの4色(N色)の色材を備える例を示したが、色材の種類は限定されない。例えば、濃度の薄い淡インク、レッドやグリーン等の特色インク、白色インクを用いてもよい。さらに、上述の説明では、全て(N個)の色材量データに対して回復処理を行ったが、一部(N個未満)の色材量データに対してのみ回復処理を行ってもよい。例えば、視覚的に目立つ色(例えばK)のみに対して回復処理を行ってもよい。また、必ずしも全ての色材に対して固有の鮮鋭性回復フィルタを用意する必要はなく、同一のフィルタを割り当ててもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、明るさ低下の発生しにくい低周波成分の回復処理と、明るさ低下が発生しやすい高周波成分の回復処理と、を分離して処理する形態について説明する。特に、低周波成分の回復処理はガンマ補正処理部の前段で行い、高周波成分の回復処理はガンマ補正処理部の後段で行う例について説明する。
図8は、第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。なお、色分解処理部101、ガンマ補正処理部102、ハーフトーン処理部105については第1実施形態(図1)と同様であるため説明は省略する。
低周波鮮鋭性回復処理部107は、フィルタ係数保持部106から低周波成分に対する鮮鋭性回復のためのフィルタ係数を読み込み、入力画像データに対して畳み込み演算を行う。これにより、所定の周波数より低い周波数成分の鮮鋭性を主に回復する回復処理を実行する。
高周波鮮鋭性回復処理部109は、フィルタ係数保持部108から高周波成分に対する鮮鋭性回復のためのフィルタ係数を読み込み、ガンマ補正処理部102が出力する色材量データに対して畳み込み演算を行う。これにより、所定の周波数より高い周波数成分の鮮鋭性を主に回復する回復処理を実行する。
<フィルタの作成方法>
以下、第2実施形態におけるフィルタの作成方法について説明する。ここでは、鮮鋭性回復フィルタを、所定の周波数ubを境にして、低周波成分を主に回復するフィルタと、高周波成分を主に回復するフィルタとに分割して設計する。
・所定の周波数ubの決定
図9は、明るさ低下が所定量以上となる所定の周波数を説明する図である。図9に示すように、出力ガンマ補正処理前に全ての周波数成分の回復処理を行った場合に、明るさが所定量低下し始める周波数を所定の周波数ubとする。以下では、所定の周波数ubを決定する基準として、明るさの低下量を用いているが、代替として輝度の低下量や濃度の増加量を用いてもよい。
図10は、所定の周波数(ub)の決定に係るフローチャートである。なお、S1001〜S1003、S1008〜S1009については、第1実施形態(図6)におけるS601〜S603、S607とS609と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
S1001では、画像形成部2を用いて、周波数特性計測チャートを出力する。なお、計測チャートの出力時は回復処理を行わないよう制御する。S1002では、不図示の測定装置を用いて、周波数特性の取得に必要な情報を計測チャートから取得する。取得した情報に基づき、画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する。S1003では、S1002で取得した空間周波数特性P(u)に基づき、鮮鋭性回復フィルタの周波数特性R(u)=1/P(u)を算出する。
S1004では、S1003で算出した鮮鋭性回復フィルタの周波数特性をフーリエ逆変換してフィルタ係数を算出する。そして、算出したフィルタ係数を用いてチャート画像に対して畳み込み演算を行うことによって、回復処理を行う。ここではフィルタサイズとして63×63を用いることとする。また、計測チャート画像の色空間をRGBからYCbCr(輝度、色差)に変換し、Y(輝度信号)に対して畳み込み演算を行うこととする。S1005では、画像形成部2を用いて、回復処理後のチャート画像を出力する。
S1006では、不図示の測定装置を用いて、ステップS1005で出力されたチャート画像のうち、空間周波数uの部分の平均の明るさを測定する。S1007では、S1006で測定された明るさが、所望の明るさに対し、一定量β以上の低下が発生しているかどうかを判定する。
β以上低下していると判定された場合は、そのときのuをubとして設定し終了する(S1010)。そうでない場合は、uと画像形成装置の出力解像度u_maxとを比較し(S1008)、u≧u_maxであれば、u_maxをubに設定して終了する(S1011)。u≧u_maxでない場合には、uを更新し(S1009)、S1002に戻る。なお、処理対象の周波数uは低周波から高周波に向かって順に変化させるとよい。
・高周波成分及び低周波成分それぞれに対するフィルタの作成
ubを決定後、ub以上の周波数成分を主に回復する鮮鋭性回復フィルタFh(u)と、ub未満の周波数成分を主に回復する鮮鋭性回復フィルタFl(u)とを順番に作成する。以下、それぞれの作成方法について説明する。
まず、ub以上の周波数成分を主に回復する鮮鋭性回復フィルタFh(u)を作成する。これには、第1実施形態(図6)で示した手順(ただし、uはubから開始する)を用いてもよいし、単純なエッジ強調フィルタを用いてもよい。ここでは、3×3のラプラシアンフィルタを用いることとする。生成されたフィルタは、フィルタ係数保持部108に格納される。
次に、ub未満の周波数成分を主に回復する鮮鋭性回復フィルタFl(u)を作成する。Fl(u)は、Fh(u)による回復処理を適用したチャート画像を元に設計する。
図11は、第2実施形態における鮮鋭性回復フィルタFl(u)の作成に係るフローチャートである。なお、ステップS1103〜S1104およびステップS1106〜S1109については、第1実施形態(図6)のステップS602〜S603およびステップS606〜S609とそれぞれ同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
S1101では、周波数特性計測チャートに対してFh(u)による回復処理を施す。S1102では、画像形成部2を用いて、ステップS1101で作成した回復処理後のチャート画像を出力する。
S1103では、不図示の測定装置を用いて、周波数特性の取得に必要な情報を計測チャートから取得する。取得した情報に基づき、画像形成装置の周波数応答値P(u)を算出する。S1104では、S1103で取得した空間周波数特性P(u)に基づき、鮮鋭性回復フィルタの周波数特性R(u)=1/P(u)を算出する。
S1105では、S1104で算出した鮮鋭性回復フィルタの周波数特性をフーリエ逆変換してフィルタ係数を算出する。そして、算出したフィルタ係数を用いて、計測チャート画像に対して畳み込み演算を行うことによって、回復処理を行う。ここではフィルタサイズとして63×63を用いることとする。また、計測チャート画像の色空間をRGBからYCbCr(輝度、色差)に変換し、Y(輝度信号)に対して畳み込み演算を行うこととする。
S1106では、回復処理後の画像に、表現可能な範囲(ここでは、0〜255)を超えた画素値が含まれているか否かを判定する。すなわち、クリッピングが発生するか否かを判定する。クリッピングが発生すると判定された場合は、S1108に進み、発生しないと判定された場合はS1107に進む。
S1108では、フィルタの回復量を一定量αだけ低下させてR(u)を更新する。そして、S1105に戻り再度回復処理を行う。この一連の動作を、クリッピングが発生しなくなるまで繰り返し行う。
S1107では、uと画像形成装置の出力解像度u_maxとを比較する。u≧u_maxであればFl(u)にR(u)を設定し処理を終了する(S1110)。一方、u≧u_maxでない場合は、S1109でuを更新し、S1103に戻る。生成されたフィルタは、フィルタ係数保持部106に格納される。
以上説明したとおり第2実施形態によれば、出力ガンマ補正処理後には高周波成分の回復処理のみを行うようにする。これにより、各色の色材データに対する処理は、3×3のような小さなサイズのフィルタを用いた畳み込み演算で済む。さらに、63×63のような大きなサイズのフィルタを要する低周波回復処理は、出力ガンマ補正処理前の輝度信号に対してのみ行う。これにより、第1実施形態に比較して、回復処理に必要となるトータルの演算量を低減することが可能となる。
また、低周波成分用の鮮鋭性回復フィルタを、高周波成分用の鮮鋭性回復フィルタによる処理後のチャート画像を基準として作成する。これにより、高周波成分用の鮮鋭性回復フィルタに小さなサイズのフィルタを用いたことによって生じる所望の周波数特性との誤差を、大きなサイズの低周波成分用の鮮鋭性回復フィルタにより吸収させることが可能となる。なお、上述の説明では高周波成分用の鮮鋭性回復フィルタのサイズを3×3、低周波成分用の鮮鋭性回復フィルタのサイズを63×63としたが、もちろん、他のサイズのフィルタを用いてもよい。
また、上述の説明においては、低周波成分の回復処理において、色空間をRGBからYCbCrに変換し、Y(輝度信号)に対して畳み込み演算を行っているが、これに限定されない。例えば、色空間をCIE Labに変換し、L(明度)に対して畳み込み演算を行ってもよい。また、色空間の変換を行わずにRGBに対して畳み込み演算を行ってもよい。
さらに、高周波成分に対する回復処理は、全ての色材データに施す必要はなく、例えば視覚的に目立つ色(例えばK)などの一部の色材量データに対してのみ行ってもよい。また、必ずしも全ての色材に対して固有の高周波成分用の鮮鋭性回復フィルタを用意する必要はなく、同一のフィルタを割り当ててもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態では、色分解処理後に低周波成分に対する回復処理を行う構成について説明する。すなわち、第2実施形態とは、色分解処理と低周波成分に対する回復処理との順序が異なる。なお、第1及び第2実施形態と共通の部分については、説明を簡易化または省略する。
図12は、第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。上述のように、色分解処理部101が出力する色材データに対して低周波の回復処理を行う点が第2実施形態と異なる。
一般に、鮮鋭性低下の特性は色材ごとに異なる。しかしながら、第2実施形態のように輝度信号に対して低周波成分に対する回復処理を行う場合、色材ごとに調整を行うことができない。そこで、第3実施形態では、低周波の回復処理を色分解処理後の色材データに対して行う。これにより、低周波成分の鮮鋭性回復を色材ごとに調整可能となる。
さらに、色材ごとに、低周波成分の鮮鋭性回復と高周波成分の鮮鋭性回復の組合せを変えることもできる。例えば、視覚的に目立つK(黒)に対しては、低周波の回復処理と高周波の回復処理の両方を行う。一方、視覚的に目立たないY(黄)に対しては両方の鮮鋭性回復を行わない。そして、その他の色(M(マゼンタ)、C(シアン))に対しては高周波成分の回復処理のみ行う。このような構成とすることで、鮮鋭性回復の効果を維持しつつ演算量を削減することが可能となる。
さらに、低周波成分の回復処理は、参照画素を間引いて処理することにより演算量の削減が可能である。そのため、第3実施形態のように低周波成分と高周波成分とを分割して鮮鋭性回復を行うことで、演算量の増加を抑えることができる。
以上説明したとおり第3実施形態によれば、色分解処理後に低周波成分に対する回復処理を行う。これにより、低周波の鮮鋭性回復を色材ごとに調整することができ、鮮鋭性回復の効果を維持しつつ演算量を削減することが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 色分解処理部; 102 ガンマ補正処理部; 103 フィルタ係数保持部; 104 鮮鋭性回復処理部; 105 ハーフトーン処理部

Claims (12)

  1. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置であって、
    入力画像データを前記画像形成部が使用するN色の色材に対応するN個の色材量データに変換する変換手段と、
    前記N個の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
    前記ガンマ補正後のN個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像の鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う処理手段と、
    前記回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記回復処理に利用される鮮鋭性回復フィルタは、前記画像形成部によ形成される画像の周波数特性の逆特性を有し、前記回復処理においてクリッピングが発生しないように補償上限が制限されたフィルタである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置であって、
    入力画像データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理手段と、
    前記第1の回復処理後の入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換手段と、
    前記色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
    前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理手段と、
    前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記変換手段は、前記第1の回復処理後の入力画像データをN色の色材に対応するN個の色材量データに変換し、
    前記補正手段は、N個の色材量データに対して前記ガンマ補正を行い、
    前記第2の処理手段は、前記ガンマ補正後のN個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して前記第2の回復処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理装置であって、
    入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換手段と、
    前記色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理手段と、
    前記第1の回復処理後の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正手段と、
    前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理手段と、
    前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記変換手段は、前記入力画像データをN色の色材に対応するN個の色材量データに変換し、
    前記第1の処理手段は、N個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して前記第1の回復処理を行い、
    前記補正手段は、N個の色材量データに対して前記ガンマ補正を行い、
    前記第2の処理手段は、前記ガンマ補正後のN個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して前記第2の回復処理を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の回復処理に利用される第2の鮮鋭性回復フィルタは、前記画像形成部によ形成される画像の前記所定の周波数より高い高周波成分の周波数特性の逆特性を有し、前記第2の回復処理においてクリッピングが発生しないように補償上限が制限されたフィルタであり、
    前記第1の回復処理に利用される第1の鮮鋭性回復フィルタは、前記第2の鮮鋭性回復フィルタを用いて前記第2の回復処理を行った画像データに基づき前記画像形成部により形成され画像の周波数特性の逆特性を有し、前記第1の回復処理においてクリッピングが発生しないように補償上限が制限されたフィルタであり、
    前記第2の鮮鋭性回復フィルタのフィルタサイズは前記第1の鮮鋭性回復フィルタのフィルタサイズより小さい
    ことを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の周波数は、全ての周波数成分に対して前記画像形成部によ形成される画像の鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行った際に明るさが所定量低下する周波数である
    ことを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理方法であって、
    入力画像データを前記画像形成部が使用するN色の色材に対応するN個の色材量データに変換する変換工程と、
    前記N個の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正工程と、
    前記ガンマ補正後のN個の色材量データのうちN個未満の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像の鮮鋭性低下を補償するための回復処理を行う処理工程と、
    前記回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理方法であって、
    入力画像データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理工程と、
    前記第1の回復処理後の入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換工程と、
    前記色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正工程と、
    前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理工程と、
    前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  11. 入力画像データに基づいて、記録媒体上に画像を形成する画像形成部に提供するハーフトーン画像データを生成する画像処理方法であって、
    入力画像データを前記画像形成部が使用する色材に対応する色材量データに変換する変換工程と、
    前記色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における所定の周波数より低い低周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第1の回復処理を行う第1の処理工程と、
    前記第1の回復処理後の色材量データに対して、前記画像形成部における入出力濃度の非線形性を補償するためのガンマ補正を行う補正工程と、
    前記ガンマ補正後の色材量データに対して、前記画像形成部によ形成される画像における前記所定の周波数より高い高周波成分の鮮鋭性低下を補償するための第2の回復処理を行う第2の処理工程と、
    前記第2の回復処理後の色材量データに対してハーフトーン処理を行いハーフトーン画像データを生成するハーフトーン処理工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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