JP6703262B2 - 弾球遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機の遊技盤に関する。
弾球遊技機の一つであるぱちんこ遊技機は、遊技球による遊技を行う遊技領域が設けられた遊技盤を保持する枠部材に、払出装置および各種制御基板が装着された裏機構盤が取り付けられて構成される。そして、発射機構により遊技領域の上側に打ち出した遊技球を落下させる過程で、遊技領域内に設けた各種の入賞装置に入賞させる遊技が行われる。遊技領域には、複数の釘とともに、各種の入賞装置の他、遊技性を高めるためにセンター飾り、画像表示装置等が設けられる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−72821号公報
しかしながら、このような弾球遊技機では、入賞装置に入賞するまでの遊技球の動きが単調になりがちであった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、遊技球の動きを多様にして遊技性をより高めた弾球遊技機の遊技盤を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機の遊技盤は、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた弾球遊技機の遊技盤であって、前記遊技領域の左下側に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する平面状の傾斜面を有し、遊技球が前記傾斜面に沿って落下移動可能なガイド部材と、前記遊技領域の左下側における前記傾斜面の右下方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数組の下側連釘と、前記遊技領域の左下側における前記複数組の下側連釘の上方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数組の上側連釘とを備え、前記上側連釘は、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数本の釘を有して構成され、遊技球が当該複数本の釘の上で落下移動するようにガイドし、前記複数組の前記上側連釘同士の間隔は、遊技球が通過可能な間隔であり、前記下側連釘は、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数本の釘を有して構成され、遊技球が当該複数本の釘の上で落下移動するようにガイドし、前記複数組の前記下側連釘同士の間隔は、遊技球が通過可能な間隔であり、水平に対する、前記傾斜面の傾斜角度は、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組における一番左の釘と前記複数組の前記下側連釘のうち左側から二番目の組における一番左の釘とを結んだ直線の傾斜角度よりも小さい角度に設定され、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組の釘の本数は、前記複数組の前記下側連釘の中で最も少なく、前記遊技領域の左下側における、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組よりも下方であって、前記複数組の前記上側連釘のうち最も左側の組における一番右の釘と、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組における一番右の釘とを通る直線上に、遊技球が入球可能な一般入賞口が設けられる遊技球が入球可能な一般入賞口が設けられる。
本発明によれば、遊技球の動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
ぱちんこ遊技機からガラス枠を取り外した状態を示す正面図である。 ガラス枠を前方から見た斜視図である。 ぱちんこ遊技機の背面図である。 第1実施形態に係る遊技盤の正面図である。 第1実施形態に係る遊技盤の分解斜視図である。 センター飾りの正面図である。 センター飾りの背面図である。 センター飾りを前方から見た分解斜視図である。 センター飾りを後方から見た分解斜視図である。 センター飾りにおけるワープ通路の近傍を示す断面図である。 (a)は第1飾り部材と第2飾り部材との連結部分を示す拡大図であり、(b)は第2飾り部材と第3飾り部材との連結部分を示す拡大図であり、(c)は第1飾り部材と第3飾り部材との連結部分を示す拡大図である。 第1入賞ユニットの斜視図である。 第1入賞ユニットを前方から見た分解斜視図である。 第1入賞ユニットを後方から見た分解斜視図である。 第1入賞ユニットの平断面図である。 (a)は第1入賞ユニットにおける左側一般入賞装置の側断面図であり、(b)は第1入賞ユニットにおける第1始動入賞装置の側断面図である。 (a)は第1入賞ユニットにおける第1排出通路の正断面図であり、(b)は第1入賞ユニットにおける第2排出通路の正断面図である。 (a)は第1入賞ユニットにおける第1出口通路の側断面図であり、(b)は第1入賞ユニットにおける第2出口通路の側断面図である。 第1実施形態に係る遊技盤における遊技領域の下部左側を示す正面拡大図である。 第1実施形態に係る遊技盤に設けられた釘の一例を示す平面図である。 第2実施形態に係る遊技盤の正面図である。 第2実施形態に係る遊技盤における遊技領域の下部左側を示す正面拡大図である。 第2実施形態に係る遊技盤における遊技領域の下部右側を示す正面拡大図である。 突出面構成部材の正面図である。 (a)は第2実施形態に係る遊技盤に設けられた釘の一例を示す平面図であり、(b)は第2実施形態に係る遊技盤に設けられた突出面構成部材を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。第1実施形態に係る遊技盤を備えた弾球遊技機としてぱちんこ遊技機PMを図1〜図3に示しており、まず、この図を参照してぱちんこ遊技機PMの全体構成について説明する。本実施形態において、図2の各矢印で示す方向をそれぞれ、上下方向、前後方向、左右方向として説明する。
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
始めに、ぱちんこ遊技機PMの前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1と、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2とを主体に構成される。前枠2は、外枠1および前枠2の左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより、外枠1の前側開口部に対して横開き開閉および着脱が可能に取り付けられる。また、前枠2は、右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して、常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面側には、図2に示すように、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3a,3bを利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられる。ガラス枠5は、上述の施錠装置4を利用して、常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。図1に示すように、前枠2の上側に設けられた収容枠2aに遊技盤100が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して、遊技盤100の前面に設けられた遊技領域PA1を視認可能に臨ませるようになっている。なお、図1において遊技領域PA1の詳細な記載を省略している。
図2に示すように、ガラス枠5の下部前面側には、遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6aおよび下球皿6b)が設けられる。ガラス枠5の上部前面側には、発光ダイオード(LED)やランプ等の電飾装置7や、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカ8が設けられる。
図1に示すように、前枠2の右下部には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル9が設けられる。前枠2の下部におけるガラス枠5の後側の領域(以降、遊技補助盤20と称する)には、上球皿6aに貯留された遊技球を1球ずつ送り出す整流器21、整流器21から送り出された遊技球を遊技領域PA1に向けて打ち出す発射機構22、発射機構22の作動を制御する発射制御基板23等が設けられる。
続いて、ぱちんこ遊技機PMの後面側の基本構造を説明する。図3に示すように、前枠2の後面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された裏機構盤30が取り付けられている。裏機構盤30の各部には、遊技施設側から供給される遊技球を貯留するタンク部材33、タンク部材33から供給される遊技球を流下させる樋部材34、樋部材34を流下する遊技球を払い出す賞球払出ユニット35、賞球払出ユニット35から払い出された遊技球を上球皿6aもしくは下球皿6bに流下させる裏側通路部材36等が設けられている。また、裏機構盤30には、遊技盤100の後側を全体的に覆う遊技盤カバー39が取り付けられる。
遊技盤100の後側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板(図示せず)や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果音等の演出全般の制御を行う副制御基板(図示せず)等が取り付けられている。これに対して、裏機構盤30の後側には、遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御基板42や、遊技施設側から受電して各種制御装置や電気・電子部品に電力を供給する電源基板43等が取り付けられている。これらの制御装置とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドル9を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル9が回動操作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が、整流器21によって1球ずつ発射機構22に送り出され、発射機構22により遊技領域PA1に打ち出されて、以降パチンコゲームが展開される。
[遊技盤の第1実施形態]
次に、第1実施形態に係る遊技盤100の概要構成について、図4〜図5を参照して説明する。第1実施形態に係る遊技盤100は、図4に示すように、板状のベース部材101と、ベース部材101の前面側に取り付けられた内レール部材106および外レール部材107とを有し、ベース部材101の前面に、左側の領域が内レール部材106に囲まれるとともに、上側および右側の領域が外レール部材107に囲まれた遊技領域PA1が
形成される。この遊技領域PA1には、複数の釘111や風車112とともに、遊技領域PA1の中央部近傍に配置されたセンター飾り200と、遊技領域PA1の下部左側に配置された3つの左側一般入賞装置113,113,…と、遊技領域PA1の下部中央に配置された第1始動入賞装置114と、遊技領域PA1の下部右側に配置された、第2始動入賞装置115、大入賞装置116、右側一般入賞装置117、および補助遊技始動ゲート118と、遊技領域PA1の下端に配置されたアウト口119等が設けられる。
ベース部材101は、図5に示すように、透明の樹脂材料を用いて板状に形成される。ベース部材101の略中央部にセンター飾り取付穴102が開口形成され、このセンター飾り取付穴102にセンター飾り200が取り付けられる。ベース部材101の下部左側から中央に亘り第1入賞装置取付穴103が開口形成され、ベース部材101の下部右側に第2入賞装置取付穴104が開口形成される。第1入賞装置取付穴103には、3つの左側一般入賞装置113,113,…および第1始動入賞装置114等がユニット化された第1入賞ユニット300が取り付けられる。第2入賞装置取付穴104には、第2始動入賞装置115、大入賞装置116、右側一般入賞装置117、および補助遊技始動ゲート118等がユニット化された第2入賞ユニット130が取り付けられる。
なお、ベース部材101における第1入賞装置取付穴103の下端部と繋がった部分に、アウト口119が形成される。また、ベース部材101の後面側に、画像表示装置121および上下の可動演出装置126,127等が取り付けられ、図4に示すように、センター飾り200の開口部分を通じて、画像表示装置121の画面および上下の可動演出装置126,127の前面側を前方から視認可能に構成されている。
図4に示すように、外レール部材107は、下側が開いた円弧状に形成されており、発射機構22から発射された遊技球を遊技領域PA1へ導くようになっている。内レール部材106は、右側が開いた円弧状に形成されており、ベース部材101の前面において外レール部材107に対し右方に所定間隔を空けるように配設される。これにより、内レール部材106と外レール部材107との間に、発射機構22が設けられる側から遊技領域PA1の上部へと繋がる発射通路109が形成されるようになっている。
[センター飾りの構成]
次に、センター飾り200について、図6〜図11を参照して説明する。センター飾り200は、図6〜図9に示すように、第1飾り部材201と、第2飾り部材211と、第3飾り部材221と、装飾カバー部材231と、第1ワープ通路部材241と、第2ワープ通路部材246と、ステージ部材251とを有して構成される。センター飾り200は、第1飾り部材201と、第2飾り部材211と、第3飾り部材221とを連結させることにより、内側が開口した円形枠状に形成される。
第1飾り部材201は、図8〜図9に示すように、樹脂材料を用いて円弧状に形成され、センター飾り200の左側部分および上側部分を構成する。第1飾り部材201の左下端部に、第3飾り部材221の左側第3結合部222と結合可能な左側第1結合部202が形成される。第1飾り部材201の右下端部に、第2飾り部材211の上側第2結合部212と結合可能な右側第1結合部203が形成される。
第2飾り部材211は、樹脂材料を用いて円弧状に形成され、センター飾り200の右側部分を構成する。第2飾り部材211の上端部に、第1飾り部材201の右側第1結合部203と結合可能な上側第2結合部212が形成される。第2飾り部材211の下端部に、第3飾り部材221の右側第3結合部223と結合可能な下側第2結合部213が形成される。
第3飾り部材221は、樹脂材料を用いて円弧状に形成され、センター飾り200の下側部分を構成する。第3飾り部材221の左上端部に、第1飾り部材201の左側第1結合部202と結合可能な左側第3結合部222が形成される。第3飾り部材221の右上端部に、第2飾り部材211の下側第2結合部213と結合可能な右側第3結合部223が形成される。
第3飾り部材221の中央部後面側に、左右方向に延びる平面状のステージ取付部224が形成される。ステージ取付部224には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いてステージ部材251の前部が取り付け固定される。また、ステージ取付部224の中央上部に、ステージ部材251の案内溝部253の形状に合わせて切欠き部228が形成される。第3飾り部材221の左上部前面側に、平面状の第1ワープ通路取付部225が形成される。第1ワープ通路取付部225には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて第1ワープ通路部材241が取り付け固定される。第3飾り部材221の左上部後面側に、水平に対し右下方に傾斜して延びるリブ状の第2ワープ通路取付部226が形成される。第2ワープ通路取付部226には、第1ワープ通路部材241と連結される第2ワープ通路部材246が取り付け支持される。また、第3飾り部材221の左上部後面側に、小枠状の第1センサ取付部227が形成される。第1センサ取付部227には、第1中央磁気センサ261が取り付け保持される。第1中央磁気センサ261は、第1ワープ通路部材241の近傍で生じた不正な磁気を検知可能に構成される。
装飾カバー部材231は、樹脂材料を用いて屈曲した板状に形成され、第3飾り部材221の後側を覆う後カバー部232と、第3飾り部材221の上方を覆う上カバー部234とを有して構成される。後カバー部232は、第3飾り部材221の外周形状に合わせた板状に形成され、ネジ等の結合部材(図示せず)を用いて第3飾り部材221の後側に重ねて結合される。上カバー部234は、後カバー部232の上端部から前方に延びる庇状に形成され、第3飾り部材221およびステージ部材251の上方を覆うようになっている。後カバー部232の下部に、小枠状の第2磁気センサ取付部233が形成される。第2磁気センサ取付部233には、第2中央磁気センサ262が取り付け保持される。第2中央磁気センサ262は、ステージ部材251の近傍で生じた不正な磁気を検知可能に構成される。
第1ワープ通路部材241は、樹脂材料を用いて右下方に延びる管状に形成され、第3飾り部材221の第1ワープ通路取付部225に取り付け固定される。第1ワープ通路部材241の内側には、遊技球が通過可能な第1ワープ通路242が形成される(図10を参照)。第1ワープ通路242の上流端部は、左斜め上方を向いて開口形成され、遊技領域PA1の左側を落下する遊技球が通過できるようになっている。第1ワープ通路242の下流端部は、後方に折れ曲がるように形成され、第2ワープ通路部材246の第2ワープ通路247と繋がるようになっている。
第2ワープ通路部材246は、樹脂材料を用いて右下方に延びる管状に形成され、装飾カバー部材231の後カバー部232と第3飾り部材221とに挟持された状態で、第3飾り部材221の第2ワープ通路取付部226に取り付け支持される。第2ワープ通路部材246の内側には、遊技球が通過可能な第2ワープ通路247が形成される。第2ワープ通路247の上流端部は、前方に折れ曲がるように形成され、第1ワープ通路242の下流端部と繋がるようになっている。第2ワープ通路247の下流端部は、ステージ部材251のステージ部252に向けて開口形成され、第1ワープ通路242および第2ワープ通路247を通過した遊技球がステージ部252の上に落下するようになっている。
ステージ部材251は、樹脂材料を用いて屈曲した板状に形成され、第3飾り部材221のステージ取付部224に取り付け固定される。ステージ部材251の上部には、第1
ワープ通路242および第2ワープ通路247を通過した遊技球を左右方向に転がり移動させてから前方に落下させることが可能なステージ部252が形成される。ステージ部252の中央部前側には、ステージ部252の中央部で停止した遊技球が第1始動入賞装置114の第1始動入賞口114aに向けて落下するように案内する案内溝部253が形成される。なお、ステージ部252の中央部は、ステージ部252の左右の中間部よりも山形状に高くなるように形成される。そのため、ステージ部252を左右方向に転がり移動した遊技球がステージ部252の中央部ではなく左右の中間部で停止した場合、当該遊技球は停止した左方もしくは右方の中間部より第1始動入賞装置114の左方もしくは右方に向けて落下するようになっている。このとき、ステージ部252の左方の中間部から落下した遊技球は、詳細は後述するが第4上側連釘164まで落下すると、第4上側連釘164の上を右下方に落下移動して第1始動入賞装置114の第1始動入賞口114aを通過し得るようになっている(図19を参照)。
前述したように、第1飾り部材201と、第2飾り部材211と、第3飾り部材221とが連結してセンター飾り200が形成される。第1飾り部材201の右側第1結合部203と第2飾り部材211の上側第2結合部212とが結合した状態で、第1飾り部材201と第2飾り部材211とが連結される。このとき、図11(a)に示すように、上側第2結合部212の前面側に重なって右側第1結合部203が結合されるようになっている。また、第2飾り部材211の下側第2結合部213と第3飾り部材221の右側第3結合部223とが結合した状態で、第2飾り部材211と第3飾り部材221とが連結される。このとき、図11(b)に示すように、右側第3結合部223の前面側に重なって下側第2結合部213が結合されるようになっている。また、第1飾り部材201の左側第1結合部202と第3飾り部材221の左側第3結合部222とが結合した状態で、第1飾り部材201と第3飾り部材221とが連結される。このとき、図11(c)に示すように、左側第3結合部222の前面側に重なって左側第1結合部202が結合されるようになっている。
第1飾り部材201と、第2飾り部材211と、第3飾り部材221とを連結させるには、まず、第3飾り部材221を作業台等(図示せず)の上に(前面を向けて)載置した状態で、第3飾り部材221の右側第3結合部223の前面側に第2飾り部材211の下側第2結合部213を重ねるように結合させて、第2飾り部材211と第3飾り部材221とを連結させる。そして、第2飾り部材211の上側第2結合部212の前面側に第1飾り部材201の右側第1結合部203を重ねるように結合させて、第1飾り部材201と第2飾り部材211とを連結させるとともに、第3飾り部材221の左側第3結合部222の前面側に第1飾り部材201の左側第1結合部202を重ねるように結合させて、第1飾り部材201と第3飾り部材221とを連結させる。このように、第3飾り部材221、第2飾り部材211、第1飾り部材201の順で連結させる場合のみ、第1飾り部材201と、第2飾り部材211と、第3飾り部材221とを正しい向きで連結させることができるため、製造等において、センター飾り200を容易で正確に組み立てることが可能になる。
一般的に、組み立ての際に後に組み付けられる部品ほど、加工誤差等の累積により位置精度が低下する傾向がある。ステージ部材251が取り付けられる第3飾り部材221は、第1始動入賞装置114への入球(入賞)に最も大きく関与する部品であり、位置精度の低下を防止するため、センター飾り200の組み立ての際に最初に組み付けられる。また、第2飾り部材211は、第2始動入賞装置115や大入賞装置116等の出玉に影響のある遊技部品の近くに配置されており、位置精度の低下を防止するため、センター飾り200の組み立ての際に二番目に(第1飾り部材201よりも先に)組み付けられる。
なお、第1飾り部材201の右側第1結合部203と第2飾り部材211の上側第2結
合部212とは、入れ子式に結合されるため、結合部分の周辺が薄肉となり破損しやすい。そのため、遊技領域PA1の右上部において、第1飾り部材201の右側第1結合部203と第2飾り部材211の上側第2結合部212との結合部分の近傍に、釘または風車等の遊技部材が設けられるようにしてもよい。このようにすれば、遊技領域PA1の右上部を落下する遊技球が、釘または風車等の遊技部材によって、第1飾り部材201の右側第1結合部203と第2飾り部材211の上側第2結合部212との結合部分に直接的に当接し難くなるため、センター飾り200が破損するのを防止することができる。
[第1入賞ユニットの構成]
次に、第1入賞ユニット300について、図12〜図18を参照して説明する。第1入賞ユニット300は、図12〜図14に示すように、3つの左側一般入賞装置113,113,…と、第1始動入賞装置114と、ガイド部材301と、ベースプレート311と、第1排出通路部材321と、第1通路カバー部材331と、第2排出通路部材341と、第2通路カバー部材351とを有して構成される。
3つの左側一般入賞装置113,113,…は、ベースプレート311に形成された3つの一般入賞装置取付部314,314,…に、左右方向に並ぶように取り付けられる。左側一般入賞装置113は、樹脂材料を用いて、上部および後部が開口して遊技球が入球可能な箱状に形成される。左側一般入賞装置113の上部に、遊技領域PA1の下部左側を落下する遊技球が通過可能な左側一般入賞口113aが形成される。
第1始動入賞装置114は、ベースプレート311に形成された始動入賞装置取付部316に、3つの左側一般入賞装置113,113,…の右方に並んで取り付けられる。第1始動入賞装置114は、透明もしくは半透明の樹脂材料を用いて、上部および後部が開口して遊技球が入球可能な箱状に形成される。第1始動入賞装置114の上部に、遊技領域PA1の下部中央を落下する遊技球が通過可能な第1始動入賞口114aが形成される。
ガイド部材301は、ベースプレート311に形成されたガイド部材取付部312に、3つの左側一般入賞装置113,113,…の左方に並んで取り付けられる。これにより、ガイド部材301は、遊技領域PA1の下部左側における風車112の下方に配置される。ガイド部材301は、透明もしくは半透明の樹脂材料を用いて、後部が開口した箱状に形成される。ガイド部材301の上部に、水平に対し右下方に傾斜した平面状の傾斜面302が形成される。
ベースプレート311は、図13〜図14に示すように、樹脂材料を用いて板状に形成される。ベースプレート311は、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、ベース部材101の第1入賞装置取付穴103を覆うように、ベース部材101の前面側に取り付け固定される。ベースプレート311の前面左側に、枠面状のガイド部材取付部312が形成される。ガイド部材取付部312には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いてガイド部材301が取り付け固定される。ベースプレート311の前面左側におけるガイド部材取付部312の内周側に、爪状のランプ保持部313が形成される。ランプ保持部313には、保留球の数を表示可能な表示ランプ366が取り付け保持される。表示ランプ366は、ガイド部材301に覆われるようになっている。
ベースプレート311の前面中間部に、3つの一般入賞装置取付部314が左右方向に並んで形成される。3つの一般入賞装置取付部314には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、3つの左側一般入賞装置113,113,…が取り付け固定される。ベースプレート311における一般入賞装置取付部314の上部に、U字形に切り欠かれた3つの一般入賞球通過口315,315,…が形成される。一般入賞球通過口315は、左側
一般入賞装置113の後部開口部と位置整合して形成され、左側一般入賞口113aを通って左側一般入賞装置113に入球した遊技球が後方の一般入賞球通過口315を通過して、第1排出通路部材321に形成された第1球排出通路322に落入するようになっている(図15および図16(a)を参照)。
ベースプレート311の前面右側に、枠面状の始動入賞装置取付部316が形成される。始動入賞装置取付部316には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、第1始動入賞装置114が取り付け固定される。ベースプレート311における始動入賞装置取付部316の上部に、U字形に切り欠かれた始動入賞球通過口317が形成される。始動入賞球通過口317は、第1始動入賞装置114の後部開口部と位置整合して形成され、第1始動入賞口114aを通って第1始動入賞装置114に入球した遊技球が後方の始動入賞球通過口317を通過して、第2排出通路部材341に形成された第2球排出通路342に落入するようになっている(図16(b)を参照)。
ベースプレート311における始動入賞装置取付部316の内周側に、リブ状のランプ取付部318が形成される。ランプ取付部318には、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、第1始動入賞装置114の発光装飾を行うための装飾ランプ基板361が取り付け固定される。装飾ランプ基板361は、第1始動入賞装置114に覆われるようになっている(図15を参照)。ベースプレート311の後面左側に、小枠状の第1磁気センサ取付部319が形成される。第1磁気センサ取付部319には、第1下部磁気センサ376が取り付け保持される。第1下部磁気センサ376は、ガイド部材301の近傍で生じた不正な磁気を検知可能に構成される。
第1排出通路部材321は、図13〜図14に示すように、樹脂材料を用いて右下方に延びる管状に形成され、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、ベースプレート311の後面中間部に取り付け固定される。第1排出通路部材321の内側に、遊技球が通過可能な第1球排出通路322が形成される。第1球排出通路322の上流端部は、3つに分岐して上方を向くように開口形成され、左側一般入賞装置113に入球して一般入賞球通過口315から落下する遊技球が通過するようになっている(図16(a)および図17(a)を参照)。第1球排出通路322の下流端部は、後方に折れ曲がるように形成され、第1通路カバー部材331の第1出口通路332と繋がるようになっている(図18(a)を参照)。
第1排出通路部材321の下面部右側に、小枠状の一般入賞センサ取付部323が形成される。一般入賞センサ取付部323には、左側一般入賞センサ113sの本体部(基端側)が取り付け保持される(図17(a)および図18(a)を参照)。第1排出通路部材321の下面部中央に、小枠状の第2磁気センサ取付部325が形成される。第2磁気センサ取付部325には、第2下部磁気センサ377が取り付け保持される(図16(a)および図17(a)を参照)。第2下部磁気センサ377は、左側一般入賞装置113の近傍で生じた不正な磁気を検知可能に構成される。第1排出通路部材321の後面部左側に、小枠状の電波センサ取付部324が形成される。電波センサ取付部324には、電波センサ371が取り付けられる。電波センサ371は、左側一般入賞装置113の近傍で生じた不正な電波を検知可能に構成される。
第1通路カバー部材331は、図13〜図14に示すように、樹脂材料を用いて板状に形成され、ネジ等の結合部材(図示せず)を用いて、第1排出通路部材321の後側に重ねて結合される。第1通路カバー部材331の左側に、第1排出通路部材321の電波センサ取付部324に取り付けられた電波センサ371を覆う電波センサカバー部334が形成される。なお、第1通路カバー部材331の右端部は、内側に第1出口通路332を有して上下方向に延びる管状に形成される。図18(a)に示すように、第1出口通路3
32の上流端部は、前方に折れ曲がるように形成され、第1球排出通路322の下流端部と繋がるようになっている。第1出口通路332の下流端部は、下方を向いて開口形成され、第1球排出通路322および第1出口通路332を通過した遊技球が遊技盤100の後方に排出されて落下するようになっている。第1通路カバー部材331における第1出口通路332の下流端部近傍に、溝状の一般入賞センサ保持部333が形成される。一般入賞センサ保持部333には、左側一般入賞センサ113sの検出部(先端側)が取り付け保持される。左側一般入賞センサ113sは、3つの左側一般入賞装置113,113,…のうちいずれか一つに入球(入賞)して第1出口通路332を通過する遊技球を検出可能に構成される。
第2排出通路部材341は、図13〜図14に示すように、樹脂材料を用いてL字形に延びる管状に形成され、ネジ等の固定部材(図示せず)を用いて、ベースプレート311の後面右側に取り付け固定される。第2排出通路部材341の内側に、遊技球が通過可能な第2球排出通路342が形成される。第2球排出通路342の上流端部は、上方を向いて開口形成され、第1始動入賞装置114に入球して始動入賞球通過口317から落下する遊技球が通過するようになっている(図16(b)および図17(b)を参照)。第2球排出通路342の下流端部は、後方に折れ曲がるように形成され、第2通路カバー部材351の第2出口通路352と繋がるようになっている(図18(b)を参照)。
第2排出通路部材341の上部に、小枠状の始動入賞センサ取付部343が形成される。始動入賞センサ取付部343には、第1始動入賞センサ114sが取り付け保持される(図16(b)および図17(b)を参照)。第1始動入賞センサ114sは、第1始動入賞装置114に入球(入賞)して第2球排出通路342を通過する遊技球を検出可能に構成される。第2排出通路部材341の上部左側に、第3磁気センサ取付部344が形成される。第3磁気センサ取付部344には、第3下部磁気センサ378が取り付け保持される(図17(b)を参照)。第3下部磁気センサ378は、第1始動入賞装置114の近傍で生じた不正な磁気を検知可能に構成される。
第2通路カバー部材351は、図13〜図14に示すように、樹脂材料を用いて板状に形成され、ネジ等の結合部材(図示せず)を用いて、第2排出通路部材341の後側に重ねて結合される。なお、第2通路カバー部材351の右端部は、内側に第2出口通路352を有して上下方向に延びる管状に形成される。図18(b)に示すように、第2出口通路352の上流端部は、前方に折れ曲がるように形成され、第2球排出通路342の下流端部と繋がるようになっている。第2出口通路352の下流端部は、下方を向いて開口形成され、第2球排出通路342および第2出口通路352を通過した遊技球が遊技盤100の後方に排出されて落下するようになっている。
以上のように構成される第1入賞ユニット300は、ベース部材101の第1入賞装置取付穴103に対して前方から取り付けられる。このとき、ベースプレート311の後面側に取り付けられた第1排出通路部材321、第1通路カバー部材331、第2排出通路部材341、および第2通路カバー部材351は、第1入賞装置取付穴103の内側に配置されるようになっている。これにより、ベース部材101の第1入賞装置取付穴103の形状を変更することなく、ベースプレート311、左側一般入賞装置113、第1始動入賞装置114等のデザインのみを変更することが可能になり、低コストで、多種多様なデザインの遊技盤を容易に設計することができる。また、第1排出通路部材321、第1通路カバー部材331、第2排出通路部材341、および第2通路カバー部材351が、第1入賞装置取付穴103の内側に配置されるため、ベース部材101の後面側で空いたスペースを、可動演出装置の設置スペースや配線スペース等として活用することが可能になる。
なお、遊技領域PA1の下部左側を落下する遊技球が、3つの左側一般入賞装置113,113,…のうちいずれか一つに入球(入賞)すると、左側一般入賞装置113の内部および一般入賞球通過口315を通過して、第1球排出通路322における3つに分岐した上流端部のうちいずれか一つに落入し、第1球排出通路322および第1出口通路332を通過して遊技盤100の後方に排出される。また、遊技領域PA1の下部中央を落下する遊技球が、第1始動入賞装置114に入球(入賞)すると、第1始動入賞装置114の内部および始動入賞球通過口317を通過して、第2球排出通路342の上流端部に落入し、第2球排出通路342および第2出口通路352を通過して遊技盤100の後方に排出される。このように、複数の左側一般入賞装置113,113,…に対して1つの第1球排出通路322(および第1出口通路332)が合流するように設けられることで、第1排出通路部材321(および第1通路カバー部材331)を小型化することができ、左側一般入賞装置のデザインの変更等(例えば、左側一般入賞装置の個数の変更等)を容易に行うことができる。
また、ベースプレートの前面中間部には、複数の左側一般入賞装置に限らず、少なくとも一つの左側一般入賞装置と、第2のアウト口とが設けられるようにしてもよい。このようにすれば、出玉率を容易に変更することが可能になる。なおこの場合、ベースプレートの後面側に、前述と同様の第1球排出通路(および第1出口通路)が設けられ、ベースプレートの前面側に、第2のアウト口を通過した遊技球をアウト口119に合流させるアウト球合流通路が設けられるようにしてもよい。
[ガイド部材の近傍の釘等の配置]
次に、遊技領域PA1の左側における釘111および風車112等の配置について、図19〜図20を参照して説明する。各釘111は、図20に示すように、ベース部材101の前面(遊技領域を構成する盤面)に対して概ね垂直な方向に立設され、ベース部材101の前面から板状の複層ガラス5aの後面近傍まで延びるように形成される。なお、「概ね垂直」とは、釘111がベース部材101の前面に対して垂直な場合に加え、釘111がベース部材101の前面に対して垂直よりも僅かに傾斜している場合を含むものとする。また、以降で述べる「連釘」とは、遊技領域PA1に直線的に並んで配置された少なくとも2本以上の釘111から構成されたものである。また、ベース部材101における遊技領域PA1の前面と、ベース部材101の前方に所定間隔(遊技球Bが通過可能な間隔)を置いて配置された複層ガラス5aの後面との間に、遊技領域PA1の前面において遊技球Bが落下可能な遊技空間S1が形成される。
釘111は、円柱状に形成された胴部111aと、胴部111aの一端に傘状に形成された頭部111bとを有して構成される。そして、遊技領域PA1を落下する遊技球Bが釘111に当接する場合、釘111の胴部111aに当接するようになっている。以降の各実施形態において、釘111同士の間隔は、各釘111の胴部111aの間隔D(例えば、各釘111の頭部111bに近接する胴部111aの外周面同士の間隔)を示すものとする。
風車112は、遊技領域PA1の左側(センター飾り200の左方)に回転自在に設けられ、遊技領域PA1の左側を落下する遊技球Bが風車112に当接すると、遊技球Bの落下する向きが変化し得るように構成される。前述したように、ガイド部材301は、遊技領域PA1の下部左側における風車112の下方に配置される。これにより、遊技領域PA1における風車112の左方を通って落下する遊技球B(図19の左側の破線矢印を参照)が、ガイド部材301の傾斜面302に沿って(右下方に)落下移動できるようになっている。
遊技領域PA1の下部左側におけるガイド部材301の傾斜面302の右下方に、第1
下側連釘151が配置される。第1下側連釘151は、水平に対し右下方に傾斜する方向(第1始動入賞装置114に向かう方向)に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第1下側連釘151は、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第1下側連釘151を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、ガイド部材301の傾斜面302の水平に対する傾斜角度は、第1下側連釘151が直線的に並ぶ方向(図19の二点鎖線に沿った方向)の傾斜角度よりも緩い角度に設定される。
なお、第1下側連釘151が直線的に並ぶ方向の傾斜角度は、図19の二点鎖線で示すように、第1下側連釘151の左上端部に位置する釘と、第1下側連釘151の左上端部から数えて2番目に位置する釘とを通る直線の水平に対する傾斜角度を示すものとする。また、第1下側連釘151が直線的に並ぶ方向の傾斜角度は、第1下側連釘151の左上端部に位置する釘と、第1下側連釘151の右下端部に位置する釘とを通る直線の水平に対する傾斜角度を示すものとしてもよい。
遊技領域PA1の下部左側における第1下側連釘151の右下方に、第2下側連釘152が配置される。第2下側連釘152は、第1下側連釘151と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第2下側連釘152は、遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第2下側連釘152を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1下側連釘151(右下端部に位置する釘)と、第2下側連釘152(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。
遊技領域PA1の下部左側における第2下側連釘152の右下方に、第3下側連釘153が配置される。第3下側連釘153は、第1下側連釘151と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第3下側連釘153は、遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第3下側連釘153を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第2下側連釘152(右下端部に位置する釘)と、第3下側連釘153(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。
遊技領域PA1の下部左側における第3下側連釘153の右下方に、第4下側連釘154が配置される。第4下側連釘154は、第1下側連釘151と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ4本の釘(111)から構成される。第4下側連釘154は、遊技球Bがこの4本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第4下側連釘154を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第3下側連釘153(右下端部に位置する釘)と、第4下側連釘154(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。
遊技領域PA1の下部左側における第1〜第4下側連釘151〜154の上方かつ風車112の下方に、第1〜第4上側連釘161〜164が配置される。第1上側連釘161は、遊技領域PA1の下部左側における風車112の右下方に配置される。第1上側連釘161は、水平に対し右下方に傾斜する方向(第1始動入賞装置114に向かう方向)に
直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第1上側連釘161は、遊技領域PA1における風車112の右方を通って落下する遊技球B(図19の右側の破線矢印を参照)がこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第1上側連釘161を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1上側連釘161は、第1下側連釘151の上方に略平行に設けられ、第1下側連釘151と第1上側連釘161との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
第2上側連釘162は、遊技領域PA1の下部左側における第1上側連釘161の右下方に配置される。第2上側連釘162は、第1上側連釘161と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第2上側連釘162は、遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第2上側連釘162を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1上側連釘161(右下端部に位置する釘)と、第2上側連釘162(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。また、第2上側連釘162は、第2下側連釘152の上方に略平行に設けられ、第2下側連釘152と第2上側連釘162との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
第3上側連釘163は、遊技領域PA1の下部左側における第2上側連釘162の右下方に配置される。第3上側連釘163は、第1上側連釘161と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第3上側連釘163は、遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第3上側連釘163を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第2上側連釘162(右下端部に位置する釘)と、第3上側連釘163(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。また、第3上側連釘163は、第3下側連釘153の上方に略平行に設けられ、第3下側連釘153と第3上側連釘163との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
第4上側連釘164は、遊技領域PA1の下部左側における第3上側連釘163の右下方に配置される。第4上側連釘164は、第1上側連釘161と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ7本の釘(111)から構成される。第4上側連釘164は、遊技球Bがこの7本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第4上側連釘164を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第3上側連釘163(右下端部に位置する釘)と、第4上側連釘164(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。また、第4上側連釘164は、第4下側連釘154の上方に略平行に設けられ、第4下側連釘154と第4上側連釘164との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
前述したように、遊技領域PA1における風車112の右方を通って落下する遊技球Bは、第1上側連釘161まで落下すると、第1上側連釘161にガイドされて右下方に落
下移動する。なお、第1上側連釘161の上を右下方に落下移動する遊技球Bは、第1〜第4上側連釘161〜164の間隙部を通って落下しない限り、さらに第2〜第4上側連釘162〜164の上を右下方に落下移動することが可能である。
一方、遊技領域PA1における風車112の左方を通って落下する遊技球Bは、ガイド部材301の傾斜面302まで落下し、当該傾斜面302に沿って右下方に落下移動することができる。そして、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bは、第1下側連釘151にガイドされて、少なくとも、第1下側連釘151と第1上側連釘161との間を通って落下移動することができるように構成される。これにより、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bは、第1〜第4下側連釘151〜154の間隙部を通って落下しない限り、第1〜第4下側連釘151〜154を構成するいずれかの釘と、第1〜第4上側連釘161〜164を構成するいずれかの釘とに当接して上下に弾むように、第1〜第4下側連釘151〜154と第1〜第4上側連釘161〜164との間を落下移動することが可能になる。そのため、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
なお、第1〜第4下側連釘151〜154の下方に3つの左側一般入賞装置113,113,…が配置される。第1〜第4下側連釘151〜154におけるいずれかの間隙部を通って落下する遊技球Bは、3つの左側一般入賞装置113,113,…うちいずれかの左側一般入賞口113aを通過し得るようになっている。また、第4下側連釘154から右下方に落下する遊技球Bは、第1始動入賞装置114の第1始動入賞口114aよりも下方に落下するため、第1始動入賞装置114に入球(入賞)するのが非常に困難である。但し、遊技領域PA1における第1始動入賞装置114の下方に隣接して、第2始動入賞装置もしくは大入賞装置等の開閉型入賞装置が設けられる場合には、第4下側連釘154から右下方に落下する遊技球Bが当該開閉型入賞装置に入球(入賞)し得るように構成されてもよい。
また、遊技球Bが通過し得る3つの間隙部を介して、第1〜第4上側連釘161〜164が設けられているが、これに限られるものではなく、遊技球が通過し得る1つの間隙部を介して、2つの上側連釘が設けられるようにしてもよく、遊技球が通過し得る間隙部を無くして、1つの長い上側連釘が設けられるようにしてもよい。また、第1〜第4上側連釘161〜164を構成する釘(111)の一部を、遊技領域PA1の前面に対して傾斜するジャンプ釘とし、第1〜第4上側連釘161〜164の上を落下移動する遊技球Bが当該ジャンプ釘に当接すると、センター飾り200のステージ部252に向けて弾んでステージ部252の上に乗ることができるように構成されてもよい。
[第1実施形態における特徴構成]
[ガイド部材の近傍の釘等の特徴構成]
本実施形態において、ガイド部材301の傾斜面302の傾斜角度は、第1下側連釘151が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定され、傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bが、遊技領域PA1における第1下側連釘151と第1上側連釘161との間を通って落下移動することができるように構成される。このように、ガイド部材301の傾斜面302の傾斜角度は、第1下側連釘151が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定されるため、遊技球Bが傾斜面302から深く落ち込む形で第1下側連釘151の上に落下する。そのため、ガイド部材301の傾斜面302から第1下側連釘151の上方に飛び出して落下する遊技球Bが第1下側連釘151の上で弾み易くなったり、傾斜面302と第1下側連釘151との傾斜角度の差により遊技球Bの落下移動速度が変化したりすることで、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性を
より高めることができる。
また、第1上側連釘161は、遊技領域PA1における第1下側連釘151の上方に略平行に設けられ、第1下側連釘151と第1上側連釘161との間隔は、遊技球Bの直径よりも大きく遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔に設定される。これにより、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bは、第1下側連釘151を構成するいずれかの釘111と、第1上側連釘161を構成するいずれかの釘111とに当接して上下に弾むように、第1下側連釘151と第1上側連釘161との間を落下移動することが可能になる。このようにして、ガイド部材301の傾斜面302から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[遊技盤の第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る遊技盤500の概要構成について、図21を参照して説明する。第2実施形態に係る遊技盤500は、ベース部材501と、内レール部材106および外レール部材107とを有し、ベース部材501の前面に、左側の領域が内レール部材106に囲まれるとともに、上側および右側の領域が外レール部材107に囲まれた遊技領域PA2が形成される。この遊技領域PA2には、複数の釘111や風車112とともに、遊技領域PA2の中央部近傍に配置されたセンター飾り520と、遊技領域PA2の下部左側に配置された2つの左側一般入賞装置513,513と、遊技領域PA2の下部中央に配置された第1始動入賞装置514と、遊技領域PA2の下部右側に配置された、第2始動入賞装置515、大入賞装置516、右側一般入賞装置517、および補助遊技始動ゲート518と、遊技領域PA2の下端に配置されたアウト口519等が設けられる。
ベース部材501は、第1実施形態のベース部材101と同様に形成される。第1実施形態と同様、ベース部材501に開口形成された各取付穴(図示せず)に、センター飾り520、左側一般入賞装置513、第1始動入賞装置514、第2始動入賞装置515、大入賞装置516、右側一般入賞装置517、および補助遊技始動ゲート518等が取り付けられる。ベース部材501の後面側に、リール型演出装置521が取り付けられ、センター飾り520の開口部分を通じて、リール型演出装置521の各リールを前方から視認可能に構成されている。
なお、内レール部材106および外レール部材107と、発射通路109については、第1実施形態と同様の構成であり、第1実施形態の場合と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。また、釘111および風車112については、第1実施形態と同様の形状であり、第1実施形態の場合と同じ符号を付して各部の説明を省略する。また、遊技領域PA2の下部左側には、第1実施形態のガイド部材301と同様に構成された傾斜面527を有するガイド部材526が設けられる。
[ガイド部材の近傍の釘等の配置]
次に、遊技領域PA2の左側における釘111および風車112等の配置について、図21および図22を参照して説明する。各釘111は、第1実施形態と同様に、ベース部材501の前面(遊技領域を構成する盤面)に対して概ね垂直な方向に立設され、ベース部材501の前面から板状の複層ガラス5aの後面近傍まで延びるように形成される。また、ベース部材501における遊技領域PA2の前面と、ベース部材501の前方に所定間隔(遊技球Bが通過可能な間隔)を置いて配置された複層ガラス5aの後面との間に、遊技領域PA2の前面において遊技球Bが落下可能な遊技空間S2が形成される(図25(a)を参照)。
風車112は、第1実施形態と同様に、遊技領域PA2の左側(センター飾り520の左方)に回転自在に設けられる。ガイド部材526は、遊技領域PA2の下部左側における風車112の下方に配置される。これにより、遊技領域PA2における風車112の左方を通って落下する遊技球Bが、ガイド部材526の傾斜面527に沿って(右下方に)落下移動できるようになっている。
遊技領域PA2の下部左側におけるガイド部材526の傾斜面527の右下方に、第1下側連釘551が配置される。第1下側連釘551は、水平に対し右下方に傾斜する方向(第1始動入賞装置514に向かう方向)に直線的に並ぶ3本の釘(111)から構成される。第1下側連釘551は、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bがこの3本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第1下側連釘551を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、ガイド部材526の傾斜面527の水平に対する傾斜角度は、第1下側連釘551が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定される。
遊技領域PA2の下部左側における第1下側連釘551の右下方に、第2下側連釘552が配置される。第2下側連釘552は、第1下側連釘551と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ5本の釘(111)から構成される。第2下側連釘552は、遊技球Bがこの5本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第2下側連釘552を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1下側連釘551(右下端部に位置する釘)と、第2下側連釘552(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。
遊技領域PA2の下部左側における第1〜第2下側連釘551〜552の上方かつ風車112の下方に、第1〜第3上側連釘561〜563が配置される。第1上側連釘561は、遊技領域PA2の下部左側における風車112の右下方に配置される。第1上側連釘561は、水平に対し右下方に傾斜する方向(第1始動入賞装置514に向かう方向)に直線的に並ぶ6本の釘(111)から構成される。第1上側連釘561は、遊技領域PA2における風車112の右方を通って落下する遊技球Bがこの6本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第1上側連釘561を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1上側連釘561は、第1下側連釘551の上方に略平行に設けられ、第1下側連釘551と第1上側連釘561との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
第2上側連釘562は、遊技領域PA2の下部左側における第1上側連釘561の右下方に配置される。第2上側連釘562は、第1上側連釘561と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ10本の釘(111)から構成される。第2上側連釘562は、遊技球Bがこの10本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第2上側連釘562を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第1上側連釘561(右下端部に位置する釘)と、第2上側連釘562(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。また、第2上側連釘562は、第2下側連釘552の上方に略平行に設けられ、第2下側連釘552と第2上側連釘562との上下方向の間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの
直径よりも大きくて、遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔)に設定される。
第3上側連釘563は、遊技領域PA2の下部左側における第2上側連釘562の右下方に配置される。第3上側連釘563は、第1上側連釘561と同じく右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ7本の釘(111)から構成される。第3上側連釘563は、遊技球Bがこの7本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。なお、第3上側連釘563を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、第2上側連釘562(右下端部に位置する釘)と、第3上側連釘563(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第2上側連釘562(右下端部に位置する釘)と、第3上側連釘563(左上端部に位置する釘)との間隔は12.00mmに設定される。なお、各実施形態において、遊技球Bの直径は11.00mmに設定される。
前述したように、遊技領域PA2における風車112の右方を通って落下する遊技球Bは、第1上側連釘561まで落下すると、第1上側連釘561にガイドされて右下方に落下移動する。なお、第1上側連釘561の上を右下方に落下移動する遊技球Bは、第1〜第3上側連釘561〜563の間隙部を通って落下しない限り、さらに第2〜第3上側連釘562〜563の上を右下方に落下移動することが可能である。
一方、遊技領域PA2における風車112の左方を通って落下する遊技球Bは、ガイド部材526の傾斜面527まで落下し、当該傾斜面527に沿って右下方に落下移動することができる。そして、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bは、第1下側連釘551にガイドされて、少なくとも、第1下側連釘551と第1上側連釘561との間を通って落下移動することができるように構成される。これにより、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bは、第1〜第2下側連釘551〜552の間隙部を通って落下しない限り、第1〜第2下側連釘551〜552を構成するいずれかの釘と、第1〜第2上側連釘561〜562を構成するいずれかの釘とに当接して上下に弾むように、第1〜第2下側連釘551〜552と第1〜第2上側連釘561〜562との間を落下移動することが可能になる。そのため、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
なお、第1〜第2下側連釘551〜552の下方に2つの左側一般入賞装置513,513が配置される。左側一般入賞装置513の上部には、遊技領域PA2の下部左側を落下する遊技球が通過可能な左側一般入賞口513aが形成される。第1下側連釘551と第2下側連釘552との間隙部を通って落下する遊技球Bは、2つのうち左方の左側一般入賞装置513に形成された左側一般入賞口513aを通過可能に構成される。一方、第2下側連釘552まで達して第2下側連釘552の右下方に落下する遊技球Bは、2つのうち右方の左側一般入賞装置513に形成された左側一般入賞口513aを通過可能に構成される。
[左側一般入賞装置の近傍の釘等の配置]
次に、遊技領域PA2における右方の左側一般入賞口513aの上方に配置される釘111について、図22を参照して説明する。遊技領域PA2における右方の左側一般入賞口513aの左側縁部の上方近傍に、第1の左遊技釘571が配置される。遊技領域PA2における右方の左側一般入賞口513aの右側縁部の上方近傍に、第1の左遊技釘571と同じ高さ位置で第2の左遊技釘572が配置される。遊技領域PA2における第1の左遊技釘571の左上方に、第3の左遊技釘573が配置される。遊技領域PA2におけ
る第1の左遊技釘571の右上方かつ第2の左遊技釘572の左上方に、第3の左遊技釘573と同じ高さ位置で第4の左遊技釘574が配置される。遊技領域PA2における第2の左遊技釘572の右上方に、第3の左遊技釘573と同じ高さ位置で第5の左遊技釘575が配置される。第1〜第5の左遊技釘571〜575はそれぞれ、1本の釘(111)から構成される。
遊技領域PA2における第3の左遊技釘573の左上方近傍に、前述の第2下側連釘552が配置される。さらに、遊技領域PA2における第3の左遊技釘573の上方(且つ、第2下側連釘552の上方)に、前述の第2上側連釘562が配置される。遊技領域PA2における第5の左遊技釘575の上方(且つ、第2上側連釘562の右下方)に、前述の第3上側連釘563が配置される。
そして、遊技領域PA2における第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bは、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通るように構成される。第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間のうちいずれかを通るように構成される。一方、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間のうちいずれかを通るように構成される。
また、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571、第2の左遊技釘572、第3の左遊技釘573、および第4の左遊技釘574のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えることにより、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間を通ることが可能となるように構成される。一方、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571、第2の左遊技釘572、第4の左遊技釘574、および第5の左遊技釘575のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えることにより、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間を通ることが可能となるように構成される。
なお、遊技領域PA2における第4の左遊技釘574の上方近傍に、第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bが直接的に第4の左遊技釘574に当接するのを防ぐ緩衝釘576が配置される。緩衝釘576は、1本の釘(111)から構成される。第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bが緩衝釘576に当接することで、遊技球Bが断続的に当接することにより第4の左遊技釘574が傾くように変位するのを防ぎ、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間隔を一定に保つことができる。
第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(遊技球Bの直径よりも大きい間隔)に設定される。具体例として、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔は11.50mmに設定される。第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔よりも大きい間隔)に設定される。具体例として、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は14.00mmに設定される。第1の左遊技釘571と第4の左遊技釘574との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔よりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第1の左遊技釘571と第4の左遊技釘574との間
隔は11.50mmに設定される。
第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔よりも大きい間隔)に設定される。具体例として、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間隔は14.00mmに設定される。第2の左遊技釘572と第4の左遊技釘574との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間隔よりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第2の左遊技釘572と第4の左遊技釘574との間隔は11.50mmに設定される。
第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔よりも大きくて、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間隔よりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔は14.40mmに設定される。第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さより小さい間隔)に設定される。具体例として、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間隔は15.26mmに設定される。
緩衝釘576と第2上側連釘562(右下端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(遊技球Bの直径よりも大きい間隔)に設定される。具体例として、緩衝釘576と第2上側連釘562(右下端部に位置する釘)との間隔は11.71mmに設定される。緩衝釘576と第3上側連釘563(左上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(遊技球Bの直径よりも大きい間隔)に設定される。具体例として、緩衝釘576と第3上側連釘563(左上端部に位置する釘)との間隔は15.47mmに設定される。
前述したように、遊技領域PA2における第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bは、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通る。このとき、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔は、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間隔よりも小さい間隔に設定されるため、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間と、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間で、遊技球Bの通り易さが異なっている。
遊技領域PA2における第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571、第2の左遊技釘572、第3の左遊技釘573、および第4の左遊技釘574のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えて、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間のうちいずれかを通る。このとき、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔および第1の左遊技釘571(第2の左遊技釘572)と第4の左遊技釘574との間隔よりも大きい間隔に設定されるため、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間と、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間と、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間で、遊技球Bの通り易さが異なっている。
一方、遊技領域PA2における第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571、第2の左遊技釘572、第4の左遊技釘574、および第5の左遊技釘575のうち少なくともいずれかに当接して落下する
向きを変えて、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間のうちいずれかを通る。このとき、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間隔は、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔および第2の左遊技釘572(第1の左遊技釘571)と第4の左遊技釘574との間隔よりも大きい間隔に設定されるため、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間と、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間と、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間で、遊技球Bの通り易さが異なっている。
そして、遊技領域PA2における第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間を通って落下する遊技球Bは、右方の左側一般入賞口513aを通過して左側一般入賞装置513に入球(入賞)する。一方、遊技領域PA2における第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間を通って落下する遊技球Bは、2つの左側一般入賞装置513,513の間を落下して、アウト口519に導かれる。また、遊技領域PA2における第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、右方の左側一般入賞装置513と第1始動入賞装置514との間を落下して、アウト口519に導かれる。このように、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間隔を変えて、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
なお、遊技領域PA2における第2下側連釘552の上を落下移動して、当該第2下側連釘552の右下方に落下する遊技球Bは、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間を通ってから、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間のうちいずれかを通る。これにより、第2下側連釘552の右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[右側一般入賞装置の近傍の釘等の配置]
前述したように、遊技領域PA2の下部右側に、第2始動入賞装置515、大入賞装置516、右側一般入賞装置517、および補助遊技始動ゲート518が配置される。左側一般入賞装置513と同様、右側一般入賞装置517の上部に、遊技領域PA2の下部右側を落下する遊技球が通過可能な右側一般入賞口517aが形成される(図23を参照)。また、遊技領域PA2における右側一般入賞装置517の左上方に第2始動入賞装置515が配置され、右側一般入賞装置517の左下方に大入賞装置516が配置される。第2始動入賞装置515は、第2始動入賞口515aを揺動開閉可能な羽根部材515w(図23を参照)を有する開閉型入賞装置である。また、遊技領域PA2における右側一般入賞装置517の上方かつ第2始動入賞装置515の右上方に、補助遊技始動ゲート518が配置される。
次に、遊技領域PA2における右側一般入賞口517aの上方に配置される釘111について、図23を参照して説明する。遊技領域PA2における右側一般入賞口517aの左側縁部の上方近傍に、第1の右遊技釘581が配置される。遊技領域PA2における右側一般入賞口517aの右側縁部の上方近傍に、第1の右遊技釘581と同じ高さ位置で第2の右遊技釘582が配置される。遊技領域PA2における第1の右遊技釘581の上方に、第3の右遊技釘583が配置される。遊技領域PA2における第2の右遊技釘582の上方に、第3の右遊技釘583と同じ高さ位置で第4の右遊技釘584が配置される。第1〜第4の右遊技釘581〜584はそれぞれ、1本の釘(111)から構成される。
遊技領域PA2における第4の右遊技釘584の上方に、補助遊技始動ゲート518に設けられたガイド部518gの下流端部に近接して上流釘591が配置される。上流釘591は、1本の釘(111)から構成される。
遊技領域PA2における第3の右遊技釘583の上方かつ上流釘591の左下方に、下流側連釘592が配置される。下流側連釘592は、水平に対し左下方に傾斜する方向(第2始動入賞装置515に向かう方向)に直線的に並ぶ4本の釘(111)から構成される。下流側連釘592は、遊技球Bがこの4本の釘(111)の上を落下移動するようにガイドする。下流側連釘592における右上端部に位置する釘は、第3の右遊技釘583の上方近傍に配置され、下流側連釘592(右上端部に位置する釘)と第3の右遊技釘583との間を遊技球Bが通れないようになっている。
なお、下流側連釘592を構成する釘同士の間隔は、遊技球Bが通らず、遊技球Bが乗ることもない所定の間隔(例えば、遊技球Bの半径以下の間隔)に設定される。また、上流釘591と下流側連釘592(右上端部に位置する釘)との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。具体例として、上流釘591と下流側連釘592(右上端部に位置する釘)との間隔は11.25mmに設定される。
また、遊技領域PA2における上流釘591と第4の右遊技釘584との間に、上流釘591と下流側連釘592との間を通って落下する遊技球Bが上流釘591と第4の右遊技釘584との間を通るのを規制する規制釘585が配設される。規制釘585は、1本の釘(111)から構成される。そして、遊技領域PA2における上流釘591と下流側連釘592との間を通って落下する遊技球Bは、上流釘591、下流側連釘592、第3の右遊技釘583、第4の右遊技釘584、および規制釘585のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えて第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間を通ってから、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間のうちいずれかを通るように構成される。
第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔は12.00mmに設定される。第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間隔は11.50mmに設定される。第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間隔は11.50mmに設定される。
第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間隔は11.50mmに設定される。第3の右遊技釘583と規制釘585との間隔は、遊技球Bが通過し得る所定の間隔(例えば、遊技球Bの直径よりも大きくて、遊技球Bの直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔)に設定される。具体例として、第3の右遊技釘583と規制釘585との間隔は11.75mmに設定される。
下流側連釘592の左下方には、第2始動入賞装置515における第2始動入賞口515aを開いた(開放位置に揺動変位する)状態の羽根部材515wが配置されるようになっている。第2始動入賞装置515の羽根部材515wよりも低い位置に、第1の右遊技釘581が配置され、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間を通って落下する遊技球Bが、第2始動入賞口515aを開いた状態の羽根部材515wの上を落下移動して第2始動入賞装置515に入球(入賞)しないようになっている。
前述したように、遊技領域PA2における上流釘591と下流側連釘592との間を通って落下する遊技球Bは、上流釘591、下流側連釘592、第3の右遊技釘583、第4の右遊技釘584、および規制釘585のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えて第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間を通ってから、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間のうちいずれかを通る。このとき、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間隔は、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔に設定されるため、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間と、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間で、遊技球Bの通り易さが異なっている。また、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間隔は、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔に設定されるため、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間と、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間で、遊技球Bの通り易さが異なっている。
そして、遊技領域PA2における第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間を通って落下する遊技球Bは、右側一般入賞口517aを通過して右側一般入賞装置517に入球(入賞)する。一方、遊技領域PA2における第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間を通って落下する遊技球Bは、右側一般入賞装置517と第2始動入賞装置515との間を落下して、大入賞装置516に入球(入賞)するか、もしくはアウト口519に導かれる。また、遊技領域PA2における第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間を通って落下する遊技球Bは、右側一般入賞装置517の右方を落下して、アウト口519に導かれる。このように、第1〜第4の右遊技釘581〜584の間隔を変えて、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第4の右遊技釘581〜584の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[第2実施形態における特徴構成]
[ガイド部材の近傍の釘等の特徴構成]
本実施形態において、ガイド部材526の傾斜面527の傾斜角度は、第1下側連釘551が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定され、傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bが、遊技領域PA2における第1下側連釘551と第1上側連釘561との間を通って落下移動することができるように構成される。このように、ガイド部材526の傾斜面527の傾斜角度は、第1下側連釘551が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定されるため、遊技球Bが傾斜面527から深く落ち込む形で第1下側連釘551の上に落下する。そのため、ガイド部材526の傾斜面527から第1下側連釘551の上方に飛び出して落下する遊技球Bが第1下側連釘551の上で弾み易くなったり、傾斜面527と第1下側連釘551との傾斜角度の差により遊技球Bの落下移動速度が変化したりすることで、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
また、第1上側連釘561は、遊技領域PA2における第1下側連釘551の上方に略平行に設けられ、第1下側連釘551と第1上側連釘561との間隔は、遊技球Bの直径よりも大きく遊技球Bの直径の2倍よりも小さい間隔に設定される。これにより、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bは、第1下側連釘551を構成するいずれかの釘111と、第1上側連釘561を構成するいずれかの釘111とに当接して上下に弾むように、第1下側連釘551と第1上側連釘561との間を落下移動することが可能になる。このようにして、ガイド部材526の傾斜面527から右下方に落下する遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[左側一般入賞装置の近傍の釘等の特徴構成]
本実施形態において、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球は、第1の左遊技釘571、第2の左遊技釘572、第3の左遊技釘573、第4の左遊技釘574、および第5の左遊技釘575のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えることにより、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間を通ることが可能となるように構成される。これにより、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
また、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔は、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間隔よりも大きい間隔に設定され、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間隔は、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間隔よりも大きくて、遊技球の直径に半径を加えた長さより小さい間隔に設定される。このように、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間隔を変えて、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[右側一般入賞装置の近傍の釘等の特徴構成]
本実施形態において、第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間を通って落下する遊技球は、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間のうちいずれかを通るように構成され、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間隔は、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔に設定され、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間隔は、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間隔よりも小さい間隔に設定される。このように、第1〜第4の右遊技釘581〜584の間隔を変えて、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第4の右遊技釘581〜584の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
また、遊技領域PA2における上流釘591と第4の右遊技釘584との間に、遊技球Bが上流釘591と第4の右遊技釘584との間を通るのを規制する規制釘585が配設される。これにより、上流釘591と下流側連釘592との間を通って落下する遊技球Bが全て第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間を通るため、遊技球Bが右側一般入賞装置517に入球(入賞)する期待感を過度に低下させることなく、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
また、上流釘591と下流側連釘592との間を通って落下する遊技球Bは、規制釘5
85に当接して落下する向きを変えて第3の右遊技釘583と第4の右遊技釘584との間を通ってから、第1の右遊技釘581と第2の右遊技釘582との間、第1の右遊技釘581と第3の右遊技釘583との間、第2の右遊技釘582と第4の右遊技釘584との間のうちいずれかを通ることが可能となるように構成される。これにより、第1〜第4の右遊技釘581〜584の間を通る遊技球Bの動きに、より多くの変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
[遊技盤の変形例]
なお、上述の各実施形態に係る遊技盤において、遊技盤の前面より突出した突出面が形成されるようにしてもよい。そこで、図24〜図25を追加参照して、第2実施形態に係る遊技盤500に適用した場合の変形例について説明する。図24に示すように、遊技領域PA2における右方の左側一般入賞装置513の上側周辺部で、第1〜第5の左遊技釘571〜575を除いた部分に、突出面602を有する突出面構成部材601を取り付けることが可能である。すなわち、遊技領域PA2における、第1〜第5の左遊技釘571〜575のガイドによって遊技球Bが右方の左側一般入賞装置513に入賞可能な入賞可能経路を含む部分の領域に、突出面構成部材601を取り付けることが可能である。
突出面構成部材601は、図24〜図25に示すように、樹脂材料を用いて平板状に形成され、ネジ等の固定部材を用いて、遊技領域PA2の前面より突出するように、ベース部材501の前面に重ねて取り付け固定される。突出面構成部材601の前面に、平面状の突出面602が形成される。また、突出面構成部材601の縁部全体に、突出面602から遊技領域PA2の前面に向けて緩やかに傾斜する傾斜面603が形成される。この傾斜面603に沿って、遊技球Bが遊技領域PA2の前面と突出面構成部材601の突出面602との間を滑らかに移動できるようになっている。
なお、突出面構成部材601の中央上部は、遊技領域PA2における第1〜第5の左遊技釘571〜575に囲まれた部分の領域に配置される。突出面構成部材601の中央上部の左上端部は、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間の領域まで延びて配置される。突出面構成部材601の中央上部の右上端部は、第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間の領域まで延びて配置される。突出面構成部材601の中央上部左側は、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間の領域を跨いで配置される。突出面構成部材601の中央上部右側は、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間の領域を跨いで配置される。
前述したように、ベース部材501における遊技領域PA2の前面と、複層ガラス5aの後面との間には、図25(a)に示すように、遊技領域PA2の前面において遊技球Bが落下可能な遊技空間S2が形成される。一方、突出面構成部材601の前面に形成された突出面602と、複層ガラス5aの後面との間には、図25(b)に示すように、突出面構成部材601の分だけ遊技空間S2よりも前後方向の幅が狭く、突出面構成部材601の突出面602において遊技球Bが落下可能な突出遊技空間S2aが形成される。なお、遊技領域PA2の前面から釘111の頭部111b(胴部111aとの境界部)までの長さは、例えば16.80mmに設定される。また、突出面構成部材601の厚さは、例えば5.00mmに設定される。
遊技領域PA2における第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bは、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通る。このとき、遊技領域PA2における第2上側連釘562と第3上側連釘563との間を通って落下する遊技球Bは、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間に到達するまで、遊技空間S2を通って落下することになる。
遊技領域PA2における第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間のうちいずれかを通る。一方、遊技領域PA2における第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、第1の左遊技釘571と第2の左遊技釘572との間、第2の左遊技釘572と第5の左遊技釘575との間、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間のうちいずれかを通る。このとき、第3の左遊技釘573と第4の左遊技釘574との間、もしくは第4の左遊技釘574と第5の左遊技釘575との間を通って落下する遊技球Bは、突出遊技空間S2aを通って落下することになる。
釘111がベース部材501(遊技領域PA2)の前面に対して垂直よりも僅かに傾斜している場合、釘111の傾斜角度が同じ場合であっても、遊技球Bが遊技空間S2を通って落下するときと、遊技球Bが突出遊技空間S2aを通って落下するときとで、遊技球Bに対する2本の釘111同士の間隔が変化する。突出面構成部材601の有無に拘わらず、釘111がベース部材501の前面から延びているからである。例えば、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573とが互いに広く(狭く)なる方向に傾斜している場合、遊技球Bが第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間(すなわち、突出遊技空間S2a)を通って落下するとき、遊技領域PA2の前面よりも第1の左遊技釘571および第3の左遊技釘573の先端側に近い突出面構成部材601の突出面602に沿って落下する。そのため、遊技球Bに対する第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は、突出面構成部材601が取り付けられていない(すなわち、遊技球Bが遊技空間S2を通って落下する)場合よりも広く(狭く)なる。
ここで、遊技球Bに対する第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔の具体例について述べる。まず前提として、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は、両方ともベース部材501(遊技領域PA2)の前面に対して垂直な場合に、12.00mmであるとする。また、ベース部材501(遊技領域PA2)の前面に対して垂直な方向(法線方向)に対し、真上に傾斜する方向を時計の文字盤に例えて12時方向と定義する。また、突出面構成部材601の厚さが5.00mmであるものとする。
そして、第1の左遊技釘571が11時方向に4.00度、第3の左遊技釘573が12時方向に5.00度だけ傾斜した場合、遊技領域PA2の前面近傍における(すなわち、突出面構成部材601が取り付けられていない場合における)第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔DA1(図25(a)を参照)は、12.22mmとなる。一方、突出面構成部材601の前面近傍における第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔DA2(図25(b)を参照)は、12.43mmとなる。これにより、第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573とが互いに広くなる方向に傾斜している場合、遊技球Bに対する第1の左遊技釘571と第3の左遊技釘573との間隔は、突出面構成部材601が取り付けられていない場合よりも広くなることがわかる。
このように、遊技領域PA2における右方の左側一般入賞装置513の上側周辺部で、第1〜第5の左遊技釘571〜575を除いた部分に、突出面構成部材601を取り付けるようにすれば、第1〜第5の左遊技釘571〜575をベース部材501(遊技領域PA2)の前面に対して垂直よりも僅かに傾斜するように設計するだけで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間隔を効果的に変えることができる。そのため、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
上述の変形例において、突出面構成部材601の前面に、平面状の突出面602が形成されているが、これに限られるものではない。例えば、図25(b)の二点鎖線で示すように、突出面構成部材601の突出面602に、凹面606もしくは凸面607が形成されてもよい。このようにすれば、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きにより複雑な変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
上述の変形例において、突出面構成部材601は、遊技領域PA2における右方の左側一般入賞装置513の上側周辺部に取り付けられているが、これに限られるものではなく、例えば、遊技領域PA2における右側一般入賞装置517の上側周辺部に取り付けられてもよい。また、突出面構成部材は、第2実施形態に係る遊技盤500に限らず、第1実施形態に係る遊技盤100の遊技領域PA1の前面に取り付けられてもよい。
上述の変形例において、突出面構成部材601がベース部材501の前面に取り付けられているが、これに限られるものではない。例えば、ベース部材501の遊技領域PA2の前面より突出する突出面部が、ベース部材501の前面側に一体的に形成されるようにしてもよい。
[変形例における特徴構成]
[突出面構成部材の特徴構成]
上述の変形例において、遊技領域PA2における第1〜第5の左遊技釘571〜575と重ならない位置に、遊技盤500(ベース部材501)の前面より突出する突出面構成部材601が設けられ、突出面構成部材601の前面(突出面602)と複層ガラス5aの後面とに挟まれた突出遊技空間S2a内を遊技球Bが落下可能に構成される。これにより、第1〜第5の左遊技釘571〜575を遊技盤500(遊技領域PA2)の前面に対して垂直よりも僅かに傾斜するように設計するだけで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間隔を効果的に変えることができる。そのため、各遊技釘間での遊技球Bの通り易さを異ならせることで、第1〜第5の左遊技釘571〜575の間を通る遊技球Bの動きに変化を持たせることが可能になり、遊技球Bの動きを多様にして遊技性をより高めることができる。
また、突出面構成部材601の縁部に、突出面構成部材601の前面(突出面602)から遊技盤500(遊技領域PA2)の前面に向けて傾斜する傾斜面603が形成される。これにより、傾斜面603に沿って、遊技球Bが遊技盤500(遊技領域PA2)の前面と突出面構成部材601の前面(突出面602)との間を滑らかに移動することができる。
上述の第2実施形態において、上流釘591は、1本の釘(111)から構成されているが、これに限られるものではない。例えば、上流釘は、水平に対し左下方に傾斜する方向(第2始動入賞装置515に向かう方向)に直線的に並ぶ複数本の釘(111)から構成されてもよい。
上述の第2実施形態において、遊技領域PA2における右方の左側一般入賞口513aの上方に、第1〜第5の左遊技釘571〜575等が配置されているが、これに限られるものではない。例えば、第1実施形態に係る遊技盤100において、遊技領域PA1における3つの左側一般入賞装置113,113,…うち右方の左側一般入賞口113aの上方に、当該第1〜第5の左遊技釘等が配置されてもよい。
上述の第2実施形態において、遊技領域PA2における右側一般入賞口517aの上方
に、第1〜第4の右遊技釘581〜584等が配置されているが、これに限られるものではない。例えば、第1実施形態に係る遊技盤100において、遊技領域PA1における右側一般入賞装置117に形成された右側一般入賞口(図示せず)の上方に、当該第1〜第4の右遊技釘等が配置されてもよい。
上述の各実施形態において、各連釘(第1〜第4下側連釘151〜154、第1〜第4上側連釘161〜164、第1〜第2下側連釘551〜552、第1〜第3上側連釘561〜563、下流側連釘592)は、例示した本数に限らず、複数本の釘(111)から構成されていればよい。
上述の各実施形態において、本発明が適用される弾球遊技機の一例として、ぱちんこ遊技機を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、アレンジボール、雀球遊技機などについても同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
なお、上述の各実施形態に基づいて、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた弾球遊技機の遊技盤であって、前記遊技領域の左側に回転自在に設けられた風車と、前記遊技領域における前記風車の下方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する平面状の傾斜面を有し、前記遊技領域における前記風車の左方を通って落下する遊技球が前記傾斜面に沿って落下移動可能なガイド部材と、前記遊技領域における前記傾斜面の右下方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ複数の釘を有して構成され、前記傾斜面から右下方に落下する遊技球が当該複数の釘の上を落下移動するようにガイドする下側連釘と、前記遊技領域における前記下側連釘の上方かつ前記風車の下方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ複数の釘を有して構成され、前記遊技領域における前記風車の右方を通って落下する遊技球が当該複数の釘の上を落下移動するようにガイドする上側連釘とを備え、前記傾斜面の傾斜角度は、前記下側連釘が直線的に並ぶ方向の傾斜角度よりも緩い角度に設定され、前記傾斜面から右下方に落下する遊技球が、前記遊技領域における前記下側連釘と前記上側連釘との間を通って落下移動することができるように構成されることを特徴とする弾球遊技機の遊技盤が得られる。
上述の遊技盤において、前記上側連釘は、前記遊技領域における前記下側連釘の上方に略平行に設けられ、前記下側連釘と前記上側連釘との間隔は、遊技球の直径よりも大きく遊技球の直径の2倍よりも小さい間隔に設定される。
また、上述の各実施形態に基づいて、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた弾球遊技機の遊技盤であって、前記遊技領域に設けられ、遊技球が通過可能な入賞口を有する入賞装置と、前記遊技領域における前記入賞口の左側縁部の上方に配設された第1の遊技釘と、前記遊技領域における前記入賞口の右側縁部の上方に配設された第2の遊技釘と、前記遊技領域における前記第1の遊技釘の上方に配設された第3の遊技釘と、前記遊技領域における前記第2の遊技釘の上方に配設された第4の遊技釘とを備え、前記遊技領域における前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間を遊技球が通ることが可能であり、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間を通って落下する遊技球は、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間、前記第1の遊技釘と前記第3の遊技釘との間、前記第2の遊技釘と前記第4の遊技釘との間のうちいずれかを通るように構成され、前記第1の遊技釘と前記第3の遊技釘との間隔は、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間隔よりも小さい間隔であり、前記第2の遊技釘と前記第4の遊技釘との間隔は、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間隔よりも小さい間隔であることを特徴とする弾球遊技機の遊技盤が得られる。
上述の遊技盤において、前記入賞装置が前記遊技領域の右側に設けられ、前記遊技領域における前記第4の遊技釘の上方に配設された上流釘と、前記遊技領域における前記第3
の遊技釘の上方かつ前記上流釘の左下方に配設され、水平に対し左下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ複数の釘を有して構成され、遊技球が当該複数の釘の上を落下移動するようにガイドする下流側連釘と、前記遊技領域における前記上流釘と前記第4の遊技釘との間に配設され、遊技球が前記上流釘と前記第4の遊技釘との間を通るのを規制する規制釘とを備え、前記遊技領域における前記上流釘と前記下流側連釘との間を遊技球が通ることが可能であり、前記上流釘と前記下流側連釘との間を通って落下する遊技球は、前記規制釘に当接して落下する向きを変えて前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間を通ってから、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間、前記第1の遊技釘と前記第3の遊技釘との間、前記第2の遊技釘と前記第4の遊技釘との間のうちいずれかを通ることが可能となるように構成される。
また、上述の各実施形態に基づいて、前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた弾球遊技機の遊技盤であって、前記遊技領域の左側に設けられた遊技球が通過可能な入賞口を有する入賞装置と、前記遊技領域における前記入賞口の左側縁部の上方に配設された第1の遊技釘と、前記遊技領域における前記入賞口の右側縁部の上方に配設された第2の遊技釘と、前記遊技領域における前記第1の遊技釘の左上方に配設された第3の遊技釘と、前記遊技領域における前記第1の遊技釘の右上方かつ前記第2の遊技釘の左上方に配設された第4の遊技釘と、前記遊技領域における前記第2の遊技釘の右上方に配設された第5の遊技釘と、前記遊技領域における前記第3の遊技釘の上方に配設され、水平に対し右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ複数の釘を有して構成され、遊技球が当該複数の釘の上を落下移動するようにガイドする上流側連釘と、前記遊技領域における前記第5の遊技釘の上方かつ前記上流側連釘の右下方に配設され、水平に対し右下方に傾斜する方向に直線的に並ぶ複数の釘を有して構成され、遊技球が当該複数の釘の上を落下移動するようにガイドする下流側連釘とを備え、前記遊技領域における前記上流側連釘と前記下流側連釘との間を遊技球が通ることが可能であり、前記上流側連釘と前記下流側連釘との間を通って落下する遊技球は、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間、もしくは前記第4の遊技釘と前記第5の遊技釘との間を通り、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間、もしくは前記第4の遊技釘と前記第5の遊技釘との間を通って落下する遊技球は、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間、前記第1の遊技釘と前記第3の遊技釘との間、前記第2の遊技釘と前記第5の遊技釘との間のうちいずれかを通るように構成され、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間、もしくは前記第4の遊技釘と前記第5の遊技釘との間を通って落下する遊技球は、前記第1の遊技釘、前記第2の遊技釘、前記第3の遊技釘、前記第4の遊技釘、および前記第5の遊技釘のうち少なくともいずれかに当接して落下する向きを変えることにより、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間を通ることが可能であり、前記上流側連釘と前記下流側連釘との間隔は、遊技球の直径よりも大きくて、遊技球の直径に半径を加えた長さよりも小さい間隔であり、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間隔は、遊技球の直径よりも大きい間隔であり、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間隔は、前記第1の遊技釘と前記第2の遊技釘との間隔よりも大きい間隔であり、前記第4の遊技釘と前記第5の遊技釘との間隔は、前記第3の遊技釘と前記第4の遊技釘との間隔よりも大きくて、遊技球の直径に半径を加えた長さより小さい間隔であることを特徴とする弾球遊技機の遊技盤が得られる。
また、上述の各実施形態に基づいて、前面側に遊技球を用いた遊技を行うための入賞装置および複数の遊技釘を設けた遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域が前方を向くように前記遊技盤を保持する枠部材と、前記枠部材に保持された前記遊技盤の前方を所定間隔を置いて覆って前記枠部材に取り付けられ、前方から前記遊技領域を視認可能な板状の視認部材とを備え、前記遊技盤の前記遊技領域の前面において前記視認部材の後面との間に形成される遊技空間内を、前記遊技釘の案内の下で遊技球を落下移動させて前記入賞装置へ入賞させる遊技を行うようになっており、前記遊技釘は、前記遊技盤の前面から前記遊技空間内に突出して前記視認部材の後面近傍まで延びて設けられ、前記遊技領域におけ
る前記遊技釘と重ならない位置に、前記遊技盤の前面より突出する突出面部が設けられており、前記突出面部の前面と前記視認部材の後面とに挟まれた突出遊技空間内を遊技球が落下可能に構成されたことを特徴とする弾球遊技機が得られる。
PM ぱちんこ遊技機(弾球遊技機)
PA1 遊技領域(第1実施形態)
PA2 遊技領域(第2実施形態)
1 外枠
2 前枠(枠部材)
5 ガラス枠(5a 複層ガラス(視認部材))
100 遊技盤(第1実施形態)
111 釘(111a 胴部、111b 頭部)
112 風車
113 左側一般入賞装置(113a 左側一般入賞口)
114 第1始動入賞装置(114a 第1始動入賞口)
115 第2始動入賞装置
116 大入賞装置
117 右側一般入賞装置
118 補助遊技始動ゲート
151 第1下側連釘
152 第2下側連釘
153 第3下側連釘
154 第4下側連釘
161 第1上側連釘
162 第2上側連釘
163 第3上側連釘
164 第4上側連釘
200 センター飾り
300 第1入賞ユニット
301 ガイド部材
302 傾斜面
500 遊技盤(第2実施形態)
513 左側一般入賞装置(513a 左側一般入賞口)
514 第1始動入賞装置
515 第2始動入賞装置(515a 第2始動入賞口、515w 羽根部材)
516 大入賞装置
517 右側一般入賞装置(517a 右側一般入賞口)
518 補助遊技始動ゲート
520 センター飾り
526 ガイド部材
527 傾斜面
551 第1下側連釘
552 第2下側連釘
561 第1上側連釘
562 第2上側連釘(上流側連釘)
563 第3上側連釘(下流側連釘)
571 第1の左遊技釘
572 第2の左遊技釘
573 第3の左遊技釘
574 第4の左遊技釘
575 第5の左遊技釘
576 緩衝釘
581 第1の右遊技釘
582 第2の右遊技釘
583 第3の右遊技釘
584 第4の右遊技釘
585 規制釘
591 上流釘
592 下流側連釘
601 突出面構成部材(突出面部)
602 突出面
603 傾斜面

Claims (1)

  1. 前面側に遊技球を用いた遊技を行う遊技領域が設けられた弾球遊技機の遊技盤であって、
    前記遊技領域の左下側に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する平面状の傾斜面を有し、遊技球が前記傾斜面に沿って落下移動可能なガイド部材と、
    前記遊技領域の左下側における前記傾斜面の右下方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数組の下側連釘と、
    前記遊技領域の左下側における前記複数組の下側連釘の上方に設けられ、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数組の上側連釘とを備え、
    前記上側連釘は、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数本の釘を有して構成され、遊技球が当該複数本の釘の上で落下移動するようにガイドし、
    前記複数組の前記上側連釘同士の間隔は、遊技球が通過可能な間隔であり、
    前記下側連釘は、水平に対し右下方に傾斜する方向に略直線に並ぶ複数本の釘を有して構成され、遊技球が当該複数本の釘の上で落下移動するようにガイドし、
    前記複数組の前記下側連釘同士の間隔は、遊技球が通過可能な間隔であり、
    水平に対する、前記傾斜面の傾斜角度は、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組における一番左の釘と前記複数組の前記下側連釘のうち左側から二番目の組における一番左の釘とを結んだ直線の傾斜角度よりも小さい角度に設定され、
    前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組の釘の本数は、前記複数組の前記下側連釘の中で最も少なく、
    前記遊技領域における、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組よりも下方であって、前記複数組の前記上側連釘のうち最も左側の組における一番右の釘と、前記複数組の前記下側連釘のうち最も左側の組における一番右の釘とを通る直線上に、遊技球が入球可能な一般入賞口が設けられることを特徴とする弾球遊技機の遊技盤。
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