JP6703254B2 - ミシン針クランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明はミシン針クランプ装置に係わり、特に本縫いミシン、縁かがりミシン、二重環縫いミシン、偏平縫いミシン等のミシン針を針留めに確実、容易に取付け、固定又は交換するためのミシン針クランプ装置に関する。
従来から、本縫いミシン、縁かがりミシン、二重環縫いミシン、偏平縫いミシン等において、縫製されるべき布を針板と押え棒によって押圧される押え金との間に挟持して1目ごとに送り歯機構で歩進して布にミシン針及びループ捕捉装置としての釜やルーパで縫目形成することは周知である。
ところで、ループ捕捉装置としての釜やルーパ及び送り歯機構は、駆動軸である下軸からそれぞれの駆動機構で駆動される。一方、ミシン針は、下軸プーリ、タイミングベルト、上軸プーリにより下軸から伝動される上軸で駆動される針棒に取付けられる針留めにネジで螺着されている(特許文献1−4参照)。
実開平05−085380 特開2004−121280 特開2007−151777 実登3181298
しかしながら、このようなミシン針取付け装置においては、一方ではミシン針柄を針留め内の垂直方向取付け位置に保持しながら、他方ではミシン針柄の周面に設けられた取付け平坦面を針留め内の取付け平坦面に接合保持してミシン針を針留めにネジで螺着しなければならない。この場合、針留め内の取付け平坦面に接合保持して1つ又は複数のミシン針をそれぞれの針留めにネジでドライバーによって堅固に螺着しなければならないという操作は、ミシンのオペレータにとって面倒な作業である。
本発明は、これらの難点を解決するためになされたもので、このようなミシン針を針留めにネジでドライバーによって堅固に螺着しなければならないという操作を不要とし、機構上、簡素化され、操作上、ワンタッチ操作でミシンのミシン針を針留めに確実、容易に取付け、固定するためのミシン針クランプ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明のミシン針クランプ装置は、ミシン針を針留めの収容凹部に取付けるミシン針クランプ装置であって、針留めは、ミシン針の針柄を収容する収容凹部と、ミシン針の針柄に係合するクランプ腕を有し、収容凹部に対して開閉自在で針留めに穿孔される長孔に遊嵌されるクランプレバー軸に固定される揺動自在のクランプレバーと、クランプレバーをミシン針の針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線の外方に弾発する針固定バネとを備え、クランプ腕は、ミシン針の針柄を収容凹部に係合して垂直方向取付け位置に突合せた状態でクランプレバーをクランプ方向に揺動すると針固定バネの弾力に抗してミシン針の針柄上を滑動し、ミシン針の針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線上の針固定バネの弾力が最大となる分岐点位置を通過して針固定バネの弾力によって安定クランプ状態を保持する力作用係止部を有する。
また、本発明のミシン針クランプ装置において、ミシン針の針柄、針留めのクランプレバー軸及びクランプレバーのクランプ腕は、クランプ状態においてクランプ腕の係合面の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線と距離がミシン針の針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線及び距離と合致する寸法付けとされる。
本発明のミシン針クランプ装置において、針留めのクランプレバーは収容凹部に対して開閉自在で針留めの取付用基台における上下に設けられた取付部に穿孔される長孔に枢着されるクランプレバー軸に固定され、クランプレバー軸は長孔に枢着されたとき枢動可能で垂直方向に移動不可能に止められ、長孔の長手方向は針留めの収容凹部に収容される前記ミシン針の針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線と同方向である。
本発明のミシン針クランプ装置において、ミシン針の針柄を収容する収容凹部には、ミシン針の針柄を磁気吸引する磁性体を組み込んでいる。
本発明のミシンの針交換装置によれば、機構上、簡素化され、操作上、少ない回数のワンタッチ操作で本縫いミシン、縁かがりミシン、二重環縫いミシン、偏平縫いミシン等のミシン針を針留めに確実、容易に取付け、固定又は交換することができる。
本発明によるミシン針クランプ装置を装着したミシンの手前から見た全体斜視図である。 本発明の第1の実施例によるミシン針を針留めにクランプしたミシン針クランプ装置の正面図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプしたミシン針クランプ装置の平面図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプしたミシン針クランプ装置の背面図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプしたミシン針クランプ装置の斜視図である。 (a)は本発明によるミシン針クランプ装置の分解斜視図、(b)は(a)の矢印A方向から見たミシン針クランプ装置の部分斜視図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプする前の状態におけるミシン針クランプ装置の平面説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ操作した直後の状態におけるミシン針クランプ装置の平面説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ操作をさらに継続した後の状態におけるミシン針クランプ装置の平面説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ完了した状態におけるミシン針クランプ装置の平面説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ操作した直後の状態におけるミシン針クランプ装置の動作説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ操作をさらに継続した後の状態におけるミシン針クランプ装置の動作説明図である。 本発明によるミシン針を針留めにクランプ完了した状態におけるミシン針クランプ装置の動作説明図である。 本発明の第2の実施例によるミシン針クランプ装置の説明図である。 本発明の第3の実施例によるミシン針クランプ装置の説明図である。 本発明によるミシン針クランプ装置の使用にあたり、ミシン針を針留めにクランプする前に、これらの状態位置を収容凹部内に一時保持するための説明図である。
以下、本発明のミシン針クランプ装置を2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシンに適用した好ましい実施の形態について図面を参照して詳述する。
図1に示すように、この2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシン40は、縫製されるべき布を針板42と押え棒によって押圧される押え金との間に挟持して1目ごとに送り機構で歩進して布にミシン針3及びループ捕捉装置としてのルーパ44で縫目形成するものである。
このループ捕捉装置としてのルーパ44及び送り機構は、駆動軸である下軸46からそれぞれの駆動機構で駆動される。一方、ミシン針3は、下軸プーリ48、タイミングベルト50、上軸プーリ52により、下軸46から回転比1:1で伝動される上軸54で針棒駆動機構56によって駆動される針棒58に取付けられる針留め5に固定される。上軸54及び針棒駆動機構56はミシンアームに装着される。針板42並びにループ捕捉装置としてのルーパ44及び送り機構はミシンベッドに装着される。
このような2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシン40によれば、縫製されるべき布を針板42と押え棒によって押圧される押え金との間に挟持して1目ごとに送り機構で歩進して布にミシン針3及びループ捕捉装置としてのルーパ44で縫目形成するものである。ただし、その縫目形成のための針板42及びループ捕捉装置としてのルーパ44の本数並びに具体的構造及び動作は公知又は周知であるので、その詳細は説明を省略する。
図2〜図6に示すように、本発明の特長は、ミシン針3を針留め5の収容凹部7に取付けるミシン針クランプ装置1に存在する。これを第1の実施例として以下、詳述する。針留め5は、針留め5を針棒58に嵌合してネジ9で取付ける固定用円筒部11及びそれから一体的に上下に延在する取付用基台13を有する。なお、針留め5は、この実施例のように別体で針棒58に取付けてもいいが、一体的に針棒58に形成して取付けてもよい。針留め5はその取付用基台13における中央取付部13cにミシン針3の針柄15を収容する上記の収容凹部7を備えている。針留め5の収容凹部7及び取付用基台13は針留め5の中央縦断面に関して1個ずつ左右対称に配置される。
2本のミシン針3は、針柄15の柄端面を針留め5内の異なる垂直方向取付け位置にそれぞれ突合せられるとともに、ミシン針3の針柄15の周面に設けられた取付け平坦面15aは、針留め5内の収容凹部7の取付け平坦面7aに接合される。
針留め5は、その収容凹部7に対して開閉自在で針留め5の取付用基台13における上下に設けられた取付部13aに穿孔される長孔13bに枢着されるクランプレバー軸17に固定されるクランプレバー19を備えている。クランプレバー軸17は長孔13bに枢着されたとき枢動可能で、垂直方向に移動不可能に止められる。長孔13bの長手方向は、針留め5の収容凹部7に収容されるミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L2と同方向である(図5(a))。
クランプレバー19はミシン針3の針柄15の周面に係合するクランプ腕21を有している。
また、針留め5は、クランプレバー19をミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線の外方に弾発する板状の針固定バネ23と、ミシン針3が装着されていないときクランプレバー19を突起60で固定し、遊動するのを防止する板状のバネ25とを備え、二枚の板バネは背中合せに重ね合わせて中央部をネジ27で取付用基台13の垂直方向取付部13cに固定されている。また、ミシン針の糸穴に縫糸を案内する糸案内29がネジ31でクランプレバー19に固定されている。
ミシン針クランプ装置1において、クランプ腕21は、ミシン針3の針柄15を収容凹部7に係合して垂直方向取付け位置7b(図2(a))に突合せた状態でクランプレバー19をクランプ方向a(図4(b)―図4(d)、図5(a)―図5(c))に揺動すると針固定バネ23の弾力に抗してミシン針3の針柄15上を滑動し、ミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L2上の針固定バネ23の弾力が最大となる分岐点位置tp(図5(b)―図5(c))を通過して針固定バネ23の弾力によって安定クランプ状態を保持する力作用係止部22を有する。
このように構成される本発明のミシン針クランプ装置1によれば、ミシン針3を針留め5にクランプする前の状態において、ミシン針3の針柄15、針留め5のクランプレバー軸17及びクランプレバー19のクランプ腕21は図4(a)に示す位置関係となっている。
本発明のミシン針クランプ装置1によれば、例えば左手でミシン針3の針柄15の柄端面を針留め5内の垂直方向取付け位置に突合せるとともに、ミシン針3の針柄15の周面に設けられた取付け平坦面15aを針留め5内の収容凹部7の取付け平坦面7aに接合し、右手でクランプレバー19をクランプ方向aにクランプ操作した直後の状態において、クランプレバー軸17は針固定バネ23によってミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線方向で長孔13bの外側孔面に弾発押圧している(図5(a))。この時点ではクランプレバー19のクランプ腕21の力作用係止部22は、ミシン針3の針柄15を乗り越えられない。図4(b)に示すように、クランプ腕21の先端21aとクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線距離L1aと、ミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線方向に針柄半径を加算した距離L2aは不一致であり、即ちL1a<L2aの関係にある。この状態で針柄15外径と曲率が一致するクランプ腕21の係合面21bの中心点C及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L1はミシン針の針柄の中心点N及びクランプレバー軸の中心点Pを結ぶ直線L2と角度が大きく偏位している。
本発明のミシン針クランプ装置1によれば、ミシン針3の針柄15の柄端面を針留め5内の垂直方向取付け位置に突合せるとともに、ミシン針3の針柄15の周面に設けられた取付け平坦面15aを針留め5内の収容凹部7の取付け平坦面7aに接合してクランプレバー19を矢印方向aにクランプ操作をさらに継続した後の状態において、クランプレバー19のクランプ腕21の先端21a、即ち力作用係止部22はミシン針3の針柄15を乗り越えるために針固定バネ23の弾発に抗して長孔13b内でミシン針3の針柄15の中心点Nの方向に移動する(図5(b))。図4(c)に示すように、この状態でミシン針3、針留め5及びクランプレバー19は、クランプ腕21の係合面21bの中心点C及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L1がミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸の中心点Pを結ぶ直線L2と角度が小さく偏位している。また、言い換えれば、この状態ではクランプ腕21の先端21aとクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線距離L1aと、ミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線方向に針柄半径を加算した距離L2aは一致であり、即ちL1a=L2aである。しかし、ミシン針3の針柄15、針留め5のクランプレバー軸17及びクランプレバー19のクランプ腕21は、クランプ腕21の係合面21bの中心点C及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ距離L1がミシン針の針柄の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ距離L2と不一致であり、即ちL1>L2である(図5(b))。
本発明のミシン針クランプ装置1によれば、ミシン針3の針柄15の柄端面を針留め5内の垂直方向取付け位置に突合せるとともに、ミシン針3の針柄15の周面に設けられた取付け平坦面15aを針留め5内の収容凹部7の取付け平坦面7aに接合してクランプレバー19を矢印方向aにクランプ操作を完了した状態、言い換えればクランプ状態において、クランプレバー19のクランプ腕21の先端21a、即ち力作用係止部22がミシン針3の針柄15上におけるミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L2上の針固定バネ23の弾力が最大となる分岐点位置tpを乗り越えれば、ミシン針3の針柄15の曲率とクランプレバー19のクランプ腕21の曲率が一致することによりクランプレバー軸17がミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線方向で長孔13bの外側孔面に向かって戻り、クランプ腕21の係合面21bの中心点Cとミシン針3の針柄15の中心点Nが一致する(図5(c))。その結果、針固定バネ23によってクランプレバー軸17を針柄15の中心点N−クランプレバー軸17の中心点P方向に弾発押圧する力Fが作用しミシン針3が安定して固定される。この位置関係で安定クランプ状態を保持する。図4(d)に示すように、この状態でミシン針3、針留め5及びクランプレバー19は、クランプ腕21の係合面21bの中心点C及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L1がミシン針3の針柄15の中心点N及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ直線L2と合致する寸法付けとされる構成になっている。また、言い換えれば、この状態ではミシン針3の針柄15、針留め5のクランプレバー軸17及びクランプレバー19のクランプ腕21は、クランプ腕21の係合面21bの中心点C及びクランプレバー軸17の中心点Pを結ぶ距離L1がミシン針の針柄の中心点N及びクランプレバー軸の中心点Pを結ぶ距離L2と一致する。即ちL1=L2となる(図5(c))。
上述した第1の実施例のミシン針クランプ装置において、ミシン針3の針柄15の円周面とクランプレバー19のクランプ腕21の湾曲面は一致するが、図6(a)に示す第2の実施例において、ミシン針3の針柄15の円周面はクランプレバー19のクランプ腕21の湾曲面より曲率半径が大きい。この場合、クランプ状態において、力作用係止部22は分岐点位置tpを乗り越えて安定クランプ状態を保持している。
また、図6(b)に示す第3の実施例において、ミシン針3の針柄15の円周面はクランプレバー19のクランプ腕21の湾曲面より曲率半径が小さい。この場合、クランプ状態において、力作用係止部22は分岐点位置tpを乗り越えて安定クランプ状態を保持している。
さらに、図7に示すように、本発明のミシン針クランプ装置において、ミシン針3の針柄15を収容する収容凹部7には、磁性針材料で形成されるミシン針3の針柄15を磁気吸引する磁性体33を組み込んでいる。この構成によれば、ミシン針3の針柄15の柄端面を針留め5内の垂直方向取付け位置に突合せるとともに、ミシン針3の針柄15の周面に設けられた取付け平坦面15aを針留め5内の収容凹部7の取付け平坦面7aに接合してミシン針3を針留め5に取付ける際に、そのクランプ前に、これらの状態位置を収容凹部7内にワンタッチで一時保持することができるので、取付け作業が容易である。
以上の説明から明らかなように本発明のミシン針クランプ装置によれば、細いミシン針を小さいスペースの針留めにネジでドライバーによって堅固に螺着しなければならないという操作を不要とし、機構上、簡素化され、操作上、少ない回数のワンタッチ操作で本縫いミシン、縁かがりミシン、二重環縫いミシン、偏平縫いミシン等のミシン針を針留めに確実、容易に取付け、固定又は交換することができる。
本発明におけるミシン針クランプ装置は、ミシン針を針留めに確実、容易に取付け、固定するので、本縫いミシン、縁かがりミシン、二重環縫いミシン、偏平縫いミシン等の各種ミシンに好適に適用可能である。
1・・・ミシン針クランプ装置
3・・・ミシン針
5・・・針留め
7・・・収容凹部
7a・・・取付け平坦面
9・・・ネジ
11・・・固定用円筒部
13・・・取付用基台
13a・・・取付部
13b・・・長孔
13c・・・垂直方向取付部
15・・・針柄
15a・・・取付け平坦面
17・・・クランプレバー軸
19・・・クランプレバー
21・・・クランプ腕
21a・・・クランプ腕の先端
21b・・・係合面
22・・・力作用係止部
23・・・針固定バネ
25・・・バネ
27・・・ネジ
29・・・糸案内
31・・・ネジ
33・・・磁性体
40・・・ミシン(縁かがりミシン)
42・・・針板
44・・・ループ捕捉装置としてのルーパ
46・・・下軸
48・・・下軸プーリ
50・・・タイミングベルト
52・・・上軸プーリ
54・・・上軸
56・・・針棒駆動機構
58・・・針棒
a・・・クランプ方向
L1・・・クランプ腕の係合面の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線距離
L1a・・・クランプ腕の先端とクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線距離
L2・・・針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線距離
L2a・・・針の針柄の中心点及びクランプレバー軸の中心点を結ぶ直線方向に針柄
半径を加算した距離
C・・・クランプ腕の係合面の中心点
N・・・針柄の中心点
P・・・クランプレバー軸の中心点
tp・・・分岐点位置

Claims (4)

  1. ミシン針を針留めの収容凹部に取付けるミシン針クランプ装置において、
    前記針留めは、ミシン針の針柄を収容する収容凹部と、前記ミシン針の針柄に係合するクランプ腕を有し、前記収容凹部に対して開閉自在で前記針留めに穿孔される長孔に遊嵌されるクランプレバー軸に固定される揺動自在のクランプレバーと、前記ミシン針の針柄の外接円の中心点を、前記ミシン針の針柄の中心点としたとき、前記クランプレバーを前記ミシン針の針柄の中心点及び前記クランプレバー軸の中心点を結ぶ直線の外方に弾発する針固定バネとを備え、
    前記クランプ腕は、前記ミシン針の針柄を前記収容凹部に係合して垂直方向取付け位置に突合せた状態で前記クランプレバーをクランプ方向に揺動すると前記針固定バネの弾力に抗して前記ミシン針の針柄上を滑動し、前記ミシン針の針柄の中心点及び前記クランプレバー軸の中心点を結ぶ直線上の前記針固定バネの弾力が最大となる分岐点位置を通過して前記針固定バネの弾力によって安定クランプ状態を保持する力作用係止部を有することを特徴とするミシン針クランプ装置。
  2. 前記クランプ腕における前記ミシン針の針柄に係合する係合面を構成する円弧状の湾曲面の内接円の中心点を、前記クランプ腕の係合面の中心点としたとき、
    前記ミシン針の針柄、前記針留めのクランプレバー軸及び前記クランプレバーのクランプ腕は、クランプ状態において前記クランプ腕の係合面の中心点及び前記クランプレバー軸の中心点を結ぶ直線と距離が前記ミシン針の針柄の中心点及び前記クランプレバー軸の中心点を結ぶ直線及び距離と合致する寸法付けとされることを特徴とする請求項1記載のミシン針クランプ装置。
  3. 前記針留めの前記クランプレバーは前記収容凹部に対して開閉自在で前記針留めの取付用基台における上下に設けられた取付部に穿孔される前記長孔に枢着される前記クランプレバー軸に固定され、前記クランプレバー軸は前記長孔に枢着されたとき枢動可能で垂直方向に移動不可能に止められ、前記長孔の長手方向は前記針留めの前記収容凹部に収容される前記ミシン針の針柄の中心点及び前記クランプレバー軸の中心点を結ぶ直線と同方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のミシン針クランプ装置。
  4. 前記ミシン針の針柄を収容する前記収容凹部には、前記ミシン針の針柄を磁気吸引する磁性体を組み込むことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のミシン針クランプ装置。
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