JP6702752B2 - 画像処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、画像処理装置の一例としての、仮想光源による照明効果を付加するリライティング処理を実行可能なデジタルカメラに、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明の実施において撮像機能は必須の構成ではなく、画像信号に対して追加的な仮想光源による照明効果を付加する種々の処理が実行可能な任意の機器に適用可能である。また、本明細書において、「リライティング処理」とは、撮像により得られた画像信号に対し、撮影環境には実際に存在しなかった仮想光源を追加的に定義し、該仮想光源による照明効果を付加する処理を言うものとして説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ100の機能構成を示すブロック図である。
次に、画像処理部105の構成について、図2のブロック図を用いて詳述する。なお、本実施形態のデジタルカメラ100において、撮像が行われた場合、画像処理部105には各画素がR成分、G成分及びB成分のいずれかの成分の信号レベルを示すベイヤー形式のデジタル画像信号が入力されるものとする。
次にリライティング処理部114の構成について、図3のブロック図を用いて詳述する。本実施形態のデジタルカメラ100では、リライティング処理部114は、リライティング処理を適用するものとして予め定められたモードが設定されている場合に、画像処理部105により生成された輝度・色差信号に対して処理を行うものとして説明する。あるいはリライティング処理部114は、記録媒体112から読み出されて画像メモリ106に展開された輝度・色差信号に対して処理を行うものであってもよい。
Ra=α×Wt×Rw×Rt
Ga=α×Wt ×Gt
Ba=α×Wt×Bw×Bt
Rout=Ra+Rg
Gout=Ga+Gg
Bout=Ba+Bg
により得られる。例えば逆光の関係となる位置に仮想光源が配置される場合、出力RGB信号は、図4(a)に示した画像信号に図8(a)に示した付加用RGB信号を加算し、図8(b)のように、被写体領域の境界付近における逆光特有の光の透過や反射表現が実現される。
このような構成をもつ本実施形態のデジタルカメラ100において、リライティング処理に先行して実行されるリライティング制御処理について、図9のフローチャートを用いて具体的な処理を説明する。本実施形態ではリライティング制御処理は、リライティング処理を実行する際のリライティング処理部114の各ブロックの動作パラメータを決定するために処理前に行われるものとして説明する。しかしながら、パラメータの設定タイミングはこれに限られるものでなく、本リライティング制御処理はリライティング処理と並行して実行されるものであってよい。該フローチャートに対応する処理は、システム制御部50が、例えば不揮発性メモリ121に記憶されている対応する処理プログラムを読み出し、システムメモリ122に展開して実行することにより実現することができる。本リライティング制御処理は、例えばリライティング処理を行う撮影モードが設定された状態で撮影指示がなされたことを検出した際に開始されるものとして説明する。
上述した実施形態では、主被写体である人物を強調するよう、輪郭周辺における透過光に係る輪郭距離重みWdを決定した。しかしながら、本発明の実施はこれに限られるものでなく、例えば照明効果の付加対象である被写体の種類、材質、反射特性を考慮して輪郭距離重みWdを決定するようにしてもよい。また、人物であっても髪の毛、肌、衣服等の部位や材質に応じて分離して認識し、輪郭距離重みWdの決定に係る処理を部位ごとに異ならせてもよい。このとき、例えば髪の毛であれば透過光が強調されるように図5(a)に示したフィルタを用いて輪郭距離重みWdを決定すればよい。一方で、その他の人体については透過光よりも反射光が強調されるよう、例えば図5(b)に示すようなフィルタを用い、より輪郭に近い画素において重みが高くなるようにしてもよい。
また実施形態1では簡単のため、被写体領域は平板であるものとして光源角度重みWaを決定するものとして説明したが、被写体立体的形状の推定に基づき決定した各画素の法線を考慮してもよい。例えば、被写体領域1201について推定した形状に基づく法線ベクトルが図12に示されるような分布を示す場合を考える。このとき、光源角度重み算出部312は仮想光源1202から被写体領域の各画素に向かう仮想光源ベクトル1203と該画素の法線ベクトルとの内積を考慮し、1−cosθを該画素に係る光源角度重みWaに乗算する。このようにすることで総合重みWtを、被写体の輪郭であって、リライティング対象の被写体に対して仮想光源ベクトル1203が垂直であるほど、反射光が強くなるよう構成することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (10)
- 撮像により得られた画像を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された画像に含まれる被写体について、撮像時に存在しなかった仮想光源による影響を演算する演算手段と、
前記演算手段による演算結果に基づき、前記被写体に前記仮想光源による影響を付加した画像を出力する出力手段とを有し、
前記演算手段は、
前記仮想光源を定義する位置を決定する決定手段と、
前記取得された画像に含まれる被写体領域を特定する特定手段と、
前記決定手段により逆光の関係となる位置に前記仮想光源を定義する位置が決定される場合に、
前記特定手段により特定された被写体領域の形状に基づいて、前記仮想光源による透過光の発生率を決定する第1の決定手段と、
前記仮想光源を定義する位置と前記被写体領域との位置に基づいて、前記仮想光源による反射光の発生率を決定する第2の決定手段と、
前記第1の決定手段により決定された前記透過光の発生率と前記第2の決定手段により決定された前記反射光の発生率とに基づいて、前記仮想光源による影響を演算する処理手段と、
を含むことを特徴とする画像処理装置。 - 前記透過光の発生率は、前記被写体領域の境界から離れるほど減衰するよう決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記透過光の発生率は、前記被写体領域に対応する被写体の種類、材質及び反射特性の少なくともいずれかを考慮して決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記反射光の発生率は、前記仮想光源を定義する位置から前記被写体領域までの光の入射角が直角に近いほど高くなるよう決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記反射光の発生率は、前記被写体領域の境界における仮想光源からの光束の入射角に応じて決定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記演算手段は、前記被写体領域に対応する被写体の立体的形状を推定する推定手段をさらに含み、
前記反射光の発生率は、前記被写体領域の画素について、前記仮想光源を定義する位置から該画素に向かうベクトルと、該画素について推定された立体的形状の法線ベクトルとに基づいて決定される
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記取得された画像を撮像した環境が逆光シーンであるか否かを判断する判断手段をさらに有し、
前記演算手段は、前記判断手段により前記撮像した環境が逆光シーンであると判断された場合に、前記第1の決定手段、前記第2の決定手段、及び前記処理手段に係る演算を実行する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 撮像により画像を生成する撮像手段と、
前記撮像手段により生成された画像を取得し、仮想光源による影響を付加した画像を出力する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置と、を有する
ことを特徴とする撮像装置。 - 撮像により得られた画像を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された画像に含まれる被写体について、撮像時に存在しなかった仮想光源による影響を演算する演算工程と、
前記演算工程における演算結果に基づき、前記被写体に前記仮想光源による影響を付加した画像を出力する出力工程とを有し、
前記演算工程は、
前記仮想光源を定義する位置を決定する決定工程と、
前記取得された画像に含まれる被写体領域を特定する特定工程と、
前記決定工程において逆光の関係となる位置に前記仮想光源を定義する位置が決定される場合に、
前記特定工程において特定された被写体領域の形状に基づいて、前記仮想光源による透過光の発生率を決定する第1の決定工程と、
前記仮想光源を定義する位置と前記被写体領域との位置に基づいて、前記仮想光源による反射光の発生率を決定する第2の決定工程と、
前記第1の決定工程において決定された前記透過光の発生率と前記第2の決定工程において決定された前記反射光の発生率とに基づいて、前記仮想光源による影響を演算する処理工程と、
を含むことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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