JP6702495B1 - ダンボール材およびこれを用いたダンボール箱 - Google Patents
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Abstract
Description
・フィード工程:蛇腹折りのダンボール材を繰り出す工程
・ カット工程 :フィード工程で繰り出された平面状のダンボール材を切り出す工程
・フォールド工程:カット工程で切り出されたダンボール材から箱を組み立てる工程
本件のダンボール材は、前記ダンボールを構成する原紙の一つであるライナどうしを継ぎ合わせて連続させる継手部と、前記継手部に対して、継ぎ合わされた前記ライナの一方の端縁が前記第二方向に沿って前記第二方向の一側へフラップ状に延出した余剰フラップ部と、を有し、前記ライナの坪量が115[g/m 2 ]以下であり300[g/m 2 ]以上であって、前記余剰フラップ部は、前記第二方向の寸法が20[mm]以上であり60[mm]以下であって、ISO2493:2010に準拠して測定されたこわさが410[mN]以上であり1500[mN]以下である。
本実施形態のダンボール材は、連続するダンボールにおいて矩形状のシートが折り畳まれた蛇腹折りの製函用資材である。このダンボール材には、中芯に対して両側にライナが設けられた両面ダンボールが用いられる。
・方向 I :水平面に載置されたダンボール材における方向
・方向II:ダンボール材を製造する途中の半製品における方向
そのほか、特に断らない限り、本実施形態の「数値X〜数値Y」なる表現は、数値X以上であって数値Y以下の範囲を意味する。
下記の一実施形態では、ダンボール材の構成を項目[1]で述べ、ダンボール材に用いられる性状に関するパラメータを項目[2]で述べる。そして、項目[1]および[2]の構成による作用および効果を項目[3]で述べる。
[1.構成]
本項目[1]では、ダンボール材の基本的な構成を小項目[1−1]で述べ、ダンボール材の継ぎ合わせに関する構成を小項目[1−2]で詳述する。
本項目[1−1]では、ダンボール材が折り畳まれた構造(以下「折畳構造」と称する)を説明する。
<折畳構造>
図1に示すように、ダンボール材1は、直方体状をなす製函用資材である。
ダンボール材1では、連続する矩形状のシート2(図1では一部のみに符合を付す)が折目F(図1では一部のみに符合を付す)で折り返され、折り返されたシート2が高さ方向に積み重ねられている。
このように折り畳まれたダンボール材1には、縦方向および高さ方向の双方に沿う一対の側面に、複数の折目Fが縦方向に沿って直線状に延在する。
・第一シート21:第二シート22の一側に連続するシート2
・第二シート22:第一シート21と第三シート23との双方に連続するシート2
・第三シート23:第二シート22の他側に連続するシート2
第一折目F1は、第一シート21に対して横方向の一方(図1では右方)へ向けて第二シート22が折り返される折目Fであり、ダンボール材1における横方向の他方(図1では左方)に配置される。第二折目F2は、第二シート22に対して横方向の他方(図1では左方)へ向けて第三シート23が折り返される折目Fであり、ダンボール材1における横方向の一方(図1では右方)に配置される。
第一シート21および第二シート22からなるシート対20では、第一端縁E1と第二端縁E2とが高さ方向に隣り合って配置される。
なお、ダンボール材1は、汚損や荷崩れを防ぐために、包装用のフィルムで被包(包装)されることが好ましい。
本実施形態のダンボール材1には、ダンボール材1の連続する寸法を確保するために、ダンボール材1のシート2を構成する複数の原紙どうしを継ぎ合わせて連続させる継手部4が設けられている。継手部4によって、ダンボールの連続する方向(横方向に対応する方向,MD方向に対応する流れ方向)にシート2を構成する各種の原紙どうしが継ぎ合わせられている。このダンボール材1には、継手部4に対してフラップ状に延出した余剰フラップ部6が付設されている。
図2,図3に示すように、継手部4は、ダンボール材1のシート2が複数の原紙から構成された構造を前提とし、ダンボール材1の連続する方向に原紙の少なくとも一部どうしを継ぎ合わせている。
原紙には、表ライナ9a(ライナ原紙)および裏ライナ9b(ライナ原紙)ならびに中芯9c(中芯原紙)が含まれ、ライナ9a,9bの間には中芯9cが介装されている。中芯9cは、縦方向から視て波形に形成されており、波形の山部が表ライナ9aに接着され、波形の谷部が裏ライナ9bに接着されている。中芯9cと接着されたライナ9a,9bは、折目Fの箇所を除いて平面状に設けられている。
・表ライナ継手部:表ライナ9aどうしを継ぎ合わせる継手部4
・裏ライナ継手部:裏ライナ9bどうしを継ぎ合わせる継手部4
・ 中芯継手部 :中芯9cどうしを継ぎ合わせる継手部4
本実施形態では、継手部4が表ライナ継手部として構成されている場合を例に挙げて説明をする。以下、表ライナ継手部を単に「継手部4」と称する。
このような表ライナ9aどうしの継ぎ合わせは、コルゲータによりダンボール材1が製造される過程(すなわちダンボールの製造途中)において実施される。具体的には、コルゲータにおいて表ライナ9aの紙切れが起きた際に、紙切れが起きた旧表ライナ91の上面に新表ライナ92の下面を継ぎ合わせる。
余剰フラップ部6は、新表ライナ92の端縁がテープ部材4Tよりも横方向の一側へフラップ状に延出した部位である。
この余剰フラップ部6は、継手部4で原紙を継ぎ合わせるための余裕分(いわゆる「マージン」)に対応する部位であり、継手部4による継ぎ合わせに付随して形成される部位といえる。詳細に言えば、上述のように旧表ライナ91の上面に新表ライナ92の下面が継ぎ合わされる際に、新表ライナ92の先端がテープ部材4Tの領域(新表ライナ92が旧表ライナ91に貼り合わされた領域)よりもMD方向の一側へ延出した余裕分に対応する部位が余剰フラップ部6である。この余剰フラップ部6は、表ライナ9aの上面に延出した状態となる。
余剰フラップ部6の延出している方向は、製函システムにおいてMD方向(流れ方向下流側)に対応する方向である。具体的に言えば、製函システムにおいてシート2が搬送される方向に向けて余剰フラップ部6が延出する状態でダンボール材1が繰り出される。
余剰フラップ部6の長さは、横方向の一側で縦方向に延在する一辺と横方向の他側で縦方向に延在する一辺とが横方向に離間する寸法である。余剰フラップ部6の長さは、図4(a),(b)に示すように計測される。具体的には、横方向の他側の一辺〔図4(a),(b)で破線で示す〕で余剰フラップ部6を新表ライナ92から切り取る。つぎに、切り取った余剰フラップ部6に対応する原紙片で、縦方向の一端での寸法Xと縦方向の中央部での寸法Yと縦方向の他端での寸法Zとをそれぞれ測定する。そして、三点で測定した寸法X,Y,Zの平均値を下記の式1で計測する。
余剰フラップの長さ=(X+Y+Z)/3 ・・・式1
図4(b)に示す旧表ライナ91に対して新表ライナ92が斜めに貼り付けられた場合も、三点の寸法X,Y,Zの平均値が余剰フラップ部6の長さとなる。
以下、ダンボール材1のパラメータを説明する。
まず、ダンボール材1のサイズや段数などの基本的なパラメータを述べる。その後に、ダンボール材1の余剰フラップ部6に関するパラメータを詳述する。
ダンボール材1のサイズは、下記の寸法L1〜L3から定まる。
・ 縦寸法L1 :縦方向の寸法(第一寸法)
・ 横寸法L2 :横方向の寸法(第二寸法)
・高さ寸法L3:高さ方向の寸法(第三寸法)
上記の寸法L1〜L3は、小さいほど製造される箱のサイズや形状の制約が大きくなるおそれがあり、大きいほど運搬や納入といった作業性が低下するおそれがある。これらの観点より、寸法L1〜L3は、下記の表2に示す範囲であることが好ましい。
たとえば、ダンボール材1の段数としては、たとえば10〜1000[段]のさまざまな段数が挙げられる。詳細を後述する折り畳みに関するパラメータが測定される対象のダンボール材については、所定の段数(たとえば100[段])未満の測定対象については、全段のそれぞれにおいてパラメータを測定するのが好ましい。一方、所定の段数(たとえば100[段])以上の測定対象については、部分的(たとえばパートに分けた部分や設定された領域)にパラメータが測定してもよい。
上記の坪量に、縦寸法L1および横寸法L2とシート2の段数N+1とを乗算すれば、ダンボール材1の重量が算出される。
本実施形態のダンボール材1は、下記の観点Pに立脚して、余剰フラップ部6の性状に関する所定の構成を備えている。
・観点P:製函システムにおけるダンボール材の搬送性を向上させること
上記の観点Pは、下記の課題Pを解決するための観点である。
・課題P:製函システムにおけるダンボール材の搬送性に改善の余地があること
製函システムには、例えば、図6に示すように、ダンボール材1の搬送経路上にガイドロール7が設けられている。ガイドロール7は、TD方向(高さ方向に対応)の上側から表ライナ9aの表面に周面部が接触するように配置されており、ダンボール材1の搬送を案内(ガイド)する部材である。このガイドロール7に余剰フラップ部6が干渉すると、テープ部材4Tや余剰フラップ部6が剥離したり破損したりするおそれがある。
これらのように、ダンボール材1を製函システムに通した際には、様々な要因が上記の課題Pを招くおそれがある。
・構成1:余剰フラップ部6の横方向の長さ6Lが所定の長さ以下であること
・構成2:余剰フラップ部6のこわさが所定値以下であること
構成2の「こわさ」とは、曲げ(たわみ)に対する抵抗性(いわゆる紙の「腰」)に対応するパラメータである。こわさの値が大きいほど、折り曲げのために大きな外力が必要となる。
また、余剰フラップ部6のこわさが大きいほど折り曲げのために大きな外力が必要となり余剰フラップ部6が製函システムに通された際に干渉が生じやすくなり、テープ部材4Tの剥離をはじめとしてテープ部材4Tや余剰フラップ部6の破損が発生しやすくなる。そのため、こわさが所定のこわさ上限値よりも大きいことも、課題Pを招く要因と推察される。
また、構成2の「こわさ」は上限値が1500[mN]であり、1400[mN]であることが好ましく、1300[mN]であってもよい。
余剰フラップ部6の長さ6Lの下限値は20[mm]であることが好ましく、25[mm]であることがより好ましく、30[mm]であってもよい。
「こわさ」の下限値は410[mN]であることが好ましく、420[mN]であることがより好ましく、430[mN]であってもよい。
本実施形態のダンボール材1は、上述の構成を備えることにより、製函システムにおけるダンボール材の搬送性を向上することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。ただし、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
まず、下記の表3,表4に示す実施例1〜8および比較例9〜16において、パラメータの測定対象となるダンボール材(以下「測定ダンボール材」と称する)の構成を説明する。
実施例1〜8および比較例9〜16の測定ダンボール材には、以下に示す中芯原紙を用いた。
・中芯の坪量:120[g/m2]〔S120:王子マテリア株式会社製〕
一方、実施例1〜8および比較例9〜16のライナには、上記の表3,表4に示すように、以下に示す五種の坪量のうち何れか一つの坪量を採用した。
・ライナの坪量:120[g/m2]〔OFLC120:王子マテリア株式会社製〕
・ライナの坪量:170[g/m2]〔OFK170:王子マテリア株式会社製〕
・ライナの坪量:280[g/m2]〔OFK280:王子マテリア株式会社製〕
・ライナの坪量:100[g/m2]〔軽量中芯100:王子マテリア株式会社製〕
・ライナの坪量:320[g/m2]〔OFK320:王子マテリア株式会社製〕
また、ライナと中芯とを貼合するダンボール用接着剤には、通常用いられるステインホール方式の澱粉糊を使用した。
・ A フルート:実施例1〜6,比較例9〜13
・ ABフルート:実施例7,8,比較例14〜16
>Aフルート
・ 段高 :4.5[mm]
・段山数:34[山/30cm]
>ABフルート
――Aフルート――
・ 段高 :4.5[mm]
・段山数:34[山/30cm]
――Bフルート――
・ 段高 :2.5[mm]
・段山数:50[山/30cm]
なお、「段山数」とは、シートにおいて30[cm]あたりの山(段)の数に対応し、段目の波長で30[cm]を除算した数値に対応する。
・ サ イ ズ :縦寸法1300[mm],
横寸法1100[mm],
高さ寸法1800[mm]
継手部では、下記のテープ部材を用いてライナどうしを継ぎ合わせた。
テープ部材:名称「クラフト粘着テープ」,品番「KS−NO.111−BK50P
」,幅40[mm],菊水テープ株式会社製
・手順1:余剰フラップ部を横方向の他側の一辺でライナから切り取る。
・手順2:手順1で切り取った余剰フラップ部に対応する原紙片で、縦方向の一端で
の寸法Xと縦方向の中央部での寸法Yと縦方向の他端での寸法Zとのそれ
ぞれを、SUS定規(品番:ST−600KD、新潟精機株式会社製)を
用いて測定する〔上述の図4(a),(b)参照〕。三点の寸法X,Y,
Zは小数点第1位を四捨五入する。
・手順3:三点で測定した寸法X,Y,Zの平均値を計測し、計測した平均値を余剰
フラップ部の長さとする。
・手順A:実施例1〜8および比較例9〜16の測定ダンボール材のそれぞれをイオ
ン交換水に1分間含浸し、イオン交換水から取り出す。
・手順B:余剰フラップ部に使用されているライナを、ライナが破れないように手で
剥がすことで中芯から分離する。
・手順C:手順Bで得られたライナをろ紙で挟んで、ライナの水を軽くとる。そして
、所定の矩形型枠にライナを嵌めて、横方向および縦方向に軽く張力をか
けた状態で風を当てて自然乾燥させる。
・手順D:手順Cを繰り返し、重量の変化率が1.0[%]以下となった段階で手順
Cを終える。
・手順E:手順Dで得られたライナを温度23[℃],湿度50[%]の環境下に2
4時間以上放置して、調温調湿する。
・手順F:手順Eで得られたライナを横方向38[mm]かつ縦方向70[mm]に
切り取る。
・手順G:手順Fで得られたライナの横方向が縦方向に対して垂直に屈曲するように
、屈曲力[mN]を下記の準拠規格,測定機器,曲げ角度・曲げ長さの測
定条件で測定する。屈曲力[mN]は測定ダンボール材のライナ両面を測
定して平均値を計測する。
>準拠規格:ISO 2493:2010
>測定機器:ISOこわさ試験機(Lorentzen&Wettre社製)
>曲げ角度(測定条件):15[°]
>曲げ長さ(測定条件):10mm
上記のようにして余剰フラップ部の長さとこわさのそれぞれが測定された実施例1〜8および比較例9〜16について、つぎに説明する搬送性試験により搬送性を評価した。
ここで「搬送性」は、自動包装機において測定ダンボール材を搬送したときの評価基準である。
・手順1:実施例1〜8および比較例9〜16の測定ダンボール材のそれぞれを五つ
用意する。
・手順2:下記の自動包装機を下記の製造条件にセットして、自動包装機に測定ダン
ボール材を通す。
>自動包装機:名称「Carton Wrap XL」,CMC社製
>製造条件:長さ:250[mm],幅:400[mm],高さ:150[mm]
の箱を1時間当たり800箱作成する搬送速度に設定する。
・手順3:実施例1〜8および比較例9〜16の測定ダンボール材それぞれについて
手順2を五[回]実施して、搬送性を評価する。
・◎:五[回]とも問題無く搬送される。
・○:一[回]だけ搬送が止まる。
・△:二[回]〜四[回]搬送が止まる。
・×:五[回]とも搬送が止まる。
最も評価の高い「◎」およびその次に評価の高い「○」は、良好な評価とした。一方、最も評価の低い「×」およびその次に評価の低い「△」は、不良な評価とした。
これらの比較例11〜13,15,16からは、余剰フラップ部の長さが60[mm]よりも大きいと、測定ダンボール材の搬送時に余剰フラップ部がガイドロール等に干渉し、テープ部材や余剰フラップ部の剥離や破損を招いたものと推測される。そのため、搬送性が不良となるものと推測される。さらに、比較例11と比較例13を比べると、比較例11では、比較例13よりも余剰フラップ部の長さが比較的短く、こわさがやや小さいため、比較例13よりも搬送性の評価が良好だったものと推測される。
これらの比較例10,14からは、こわさが1500[mN]よりも大きいと余剰フラップ部6を折り曲げるために必要な外力が大きくなるため、テープ部材や余剰フラップ部の破損を招き、搬送性が不良となるものと推測される。
更に言えば、実施例7に鑑みた実施例1からは、こわさが410[mN]以上であることによりライナの強度が確保されるので、搬送性の向上と測定ダンボール材の強度の確保とを両立できると言える。また、余剰フラップ部の長さが20[mm]以上であることにより継手部の識別性が確保される。
上述の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
たとえば、ダンボール材が製函システム用の資材である場合には、意図的に形成された切れ込みやミシン目などの追加加工が折目に施されていないことが好ましく、ダンボール材におけるライナの表層に設けられる罫線を起点(たとえば罫線を内側)に180[°]折り返される箇所が折目であることが好ましい。一方、ダンボール材が製函システム用以外の資材である場合には、切れ込みやミシン目などの加工が折目に施されていてもよい。
余剰フラップ部の延出している方向(横方向の一側)は、ダンボール材1を製函する製函システムにおける流れ方向下流側に対応する方向に少なくとも一致していればよく、ダンボール材1の製造工程における流れ方向との一致は必須ではない。
本発明はフラップ部の特性が重要であり、言い換えれば、表ライナ原紙の特性が重要となる。つまり、今回使用しているAフルート、ABフルート以外のシングルフルート、マルチフルートの表ライナ原紙の特性が本発明に合致していれば、同様の結果となる。
10 段目(波目)
2 シート
20 シート対
21 第一シート
22 第二シート
23 第三シート
4 継手部
4T テープ部材
40T 両面テープ
6 余剰フラップ部
6L 余剰フラップ部の長さ(第二方向の寸法)
7 ガイドロール
9a 表ライナ(ライナ)
9b 裏ライナ(ライナ)
9c 中芯
F 折目
L1 縦寸法(第一寸法)
L2 横寸法(第二寸法)
L3 高さ寸法(第三寸法)
Claims (4)
- 連続するダンボールにおいて矩形状のシートが第一方向に沿って直線状に延在する折目のそれぞれにおいて前記折目の沿う平面で前記第一方向に直交する第二方向へ折り返され、前記第一方向および前記第二方向の双方に直交する第三方向に沿って前記シートが積み重ねられた蛇腹折りのダンボール材であって、
前記ダンボールを構成する原紙の一つであるライナどうしを継ぎ合わせて連続させる継手部と、
前記継手部に対して、継ぎ合わされた前記ライナの一方の端縁が前記第二方向に沿って前記第二方向の一側へフラップ状に延出した余剰フラップ部と、を有し、
前記ライナの坪量が115[g/m 2 ]以上であり300[g/m 2 ]以下であって、
前記余剰フラップ部は、
前記第二方向の寸法が20[mm]以上であり60[mm]以下であって、
ISO2493:2010に準拠して測定されたこわさが410[mN]以上であり1500[mN]以下である
ことを特徴とするダンボール材。 - 前記継手部は、前記ライナどうしを貼り付けるテープ部材を有する
ことを特徴とする請求項1に記載のダンボール材。 - 前記余剰フラップ部は、自動包装機の流れ方向下流側へ延出した
ことを特徴とする請求項1または2に記載のダンボール材。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のダンボール材を用いた
ことを特徴とするダンボール箱。
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