JP6702443B2 - 送信機、通信システム、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
特許文献1と2のそれぞれには、関連する技術として、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF(Radio Frequency)信号の周波数帯域が互いに異なる送信機において、各送信系統の出力における信号の歪みを補正する技術が記載されている。
特許文献3には、関連する技術として、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)伝送技術を用いた送信機の各送信系統の出力における信号の歪みを補正し、かつ、送信機における回路規模を小さくする技術が記載されている。
そして、このような複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である高速データ通信が可能で、各送信系統の出力における信号の歪みを補正することができる送信機において、更に回路規模を小さくすることが求められている。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
本発明の第1の実施形態による送信機1の構成と処理とについて説明する。
なお、送信回路10a1、10a2、・・・、10anを総称して、送信回路10aと呼ぶ。
また、信号分岐部20a1、20a2、・・・、20anを総称して、信号分岐部20aと呼ぶ。
送信回路10a1は、歪補償演算部101a1と、歪補償係数記憶部102a1と、DAC(Digital to Analog Converter)103a1と、直交変調部104a1と、送信LO(Local)信号生成部105a1と、周波数変換部106a1と、送信増幅器107a1と、を備える。
送信回路10a2は、歪補償演算部101a2と、歪補償係数記憶部102a2と、DAC103a2と、直交変調部104a2と、送信LO信号生成部105a2と、周波数変換部106a2と、送信増幅器107a2と、を備える。
送信回路10anは、歪補償演算部101anと、歪補償係数記憶部102anと、DAC103anと、直交変調部104anと、送信LO信号生成部105anと、周波数変換部106anと、送信増幅器107anと、を備える。
また、歪補償係数記憶部102a1、102a2、・・・、102anを総称して、歪補償係数記憶部102aと呼ぶ。
また、DAC103a1、103a2、・・・、103anを総称して、DAC103aと呼ぶ。
また、直交変調部104a1、104a2、・・・、104anを総称して、直交変調部104aと呼ぶ。
また、送信LO信号生成部105a1、105a2、・・・、105anを総称して、送信LO信号生成部105aと呼ぶ。
また、周波数変換部106a1、106a2、・・・、106anを総称して、周波数変換部106aと呼ぶ。
また、送信増幅器107a1、107a2、・・・、107anを総称して、送信増幅器107aと呼ぶ。
具体的には、例えば、歪補償演算部101aが歪補償演算部101a2である場合、歪補償演算部101a2は、その歪補償演算部101a2を含む送信回路10a2が扱う送信信号SG2の電力に応じた歪補償係数を歪補償係数記憶部102a2から読み出す。歪補償演算部101a2は、送信信号SG2に対し、読み出した歪補償係数を用いて歪補償演算を行うことで、第2の送信系統における歪みを補償する。
具体的には、例えば、歪補償係数記憶部102aが歪補償係数記憶部102a2である場合、歪補償係数記憶部102a2は、その歪補償係数記憶部102a2を含む送信回路10a2が扱う送信信号SG2の電力に応じた歪補償係数を記憶する。
なお、この歪補償係数は、後述するように、歪補償係数算出部307によって更新される。
具体的には、例えば、DAC103aがDAC103a2である場合、DAC103a2は、歪補償演算部101a2によって歪補償演算された後の送信信号SG2aをD/A変換し、第2の送信系統における直交ベースバンド信号SG2bを生成する。
DAC103aのそれぞれは、生成した直交ベースバンド信号を次段の直交変調部104aに出力する。
具体的には、例えば、直交変調部104aが直交変調部104a2である場合、直交変調部104a2は、DAC103a2から受け取る直交ベースバンド信号SG2bを第2の送信系統における変調信号SG2cに変換する。
直交変調部104aのそれぞれは、変調信号を次段の周波数変換部106aに出力する。
送信LO信号生成部105aのそれぞれは、生成した送信LO信号を次段の周波数変換部106aに出力する。
具体的には、例えば、送信LO信号生成部105aが送信LO信号生成部105a2である場合、送信LO信号生成部105a2は、第2の送信系統における送信LO信号を生成する。送信LO信号生成部105a2は、生成した送信LO信号を周波数変換部106a2に出力する。
具体的には、周波数変換部106aが周波数変換部106a2である場合、周波数変換部106a2は、送信LO信号生成部105a2から受け取った送信LO信号を用いて、直交変調部104a2から受け取った第2の送信系統における変調信号SG2cを周波数変換し、RF信号RF2aを生成する。
周波数変換部106aのそれぞれは、生成したRF信号を次段の送信増幅器107aに出力する。
具体的には、送信増幅器107aが送信増幅器107a2である場合、送信増幅器107a2は、周波数変換部106a2から受け取るRF信号RF2aを増幅する。送信増幅器107a2は、増幅した後のRF信号RF2を受信機2へ送信する。
信号分岐部20aのそれぞれは、その信号分岐部20aを含む送信回路10aの送信増幅器107aが増幅した後のRF信号の一部を分岐し、参照用RF信号として帰還回路30に出力する。
具体的には、信号分岐部20aが信号分岐部20a2である場合、信号分岐部20a2は、送信回路10a2の送信増幅器107a2が増幅した後のRF信号RF2の一部を分岐し、参照用RF信号REF2として帰還回路30に出力する。
帰還回路30は、図1に示すように、周波数選択抽出部301と、合成部302と、帰還LO信号生成部303と、周波数変換部304と、直交復調部305と、ADC(Analog to Digital Converter)306と、歪補償係数算出部307と、を備える。
具体的には、周波数選択抽出部301は、図2に示すように、例えば、フィルタバンク3011を備える。フィルタバンク3011は、RFバンドパスフィルタ3011a1〜3011anのアレイによって構成される。RFバンドパスフィルタのそれぞれは、第1〜第nの送信系統と1対1で対応しており、該当する送信系統ごとにRF信号の異なる周波数帯域の信号のみを通過させるフィルタである。また、フィルタのそれぞれの通過帯域は、互いに重複する帯域がない。フィルタバンク3011は、参照用RF信号REF1〜REFnを通過させることによって、RFバンドパスフィルタのそれぞれの通過帯域に該当する周波数成分を選択的に抽出する。
より具体的には、送信回路10a1用のRFバンドパスフィルタ3011a1の通過帯域を周波数帯域Fa1とすると、RFバンドパスフィルタ3011a1は、図3の(a)の部分に示すように、周波数帯域Fa1内の周波数成分の信号RFp1を選択的に通過させる。また、送信回路10a2用のRFバンドパスフィルタ3011a2の通過帯域を周波数帯域Fa2とすると、RFバンドパスフィルタ3011a2は、図3の(b)の部分に示すように、周波数帯域Fa2内の周波数成分の信号RFp2を選択的に通過させる。同様に、送信回路10an用のRFバンドパスフィルタ3011anの通過帯域を周波数帯域Fanとすると、RFバンドパスフィルタ3011anは、図3の(c)の部分に示すように、周波数帯域Fan内の周波数成分の信号RFpnを選択的に通過させる。
これにより、周波数選択抽出部301は、参照用RF信号REF1〜REFnのうち、RFバンドパスフィルタのそれぞれの周波数帯域内の互いに異なる周波数成分の信号、すなわち、信号RFp1〜RFpnのそれぞれを選択的に抽出することができる。
周波数選択抽出部301は、抽出した互いに異なる周波数成分の信号のそれぞれを合成部302に出力する。
合成部302は、受け取った互いに異なる周波数成分の信号のそれぞれを多重化し、1つのRF信号RFsumを生成する。
具体的には、合成部302は、例えば、図3の(a)〜(c)の部分に示す周波数成分の信号のそれぞれを周波数選択抽出部301から受け取った場合、受け取った信号のそれぞれを周波数軸上で多重化し、図3の(d)の部分に示すようなRF信号RFsumを生成する。
合成部302は、生成したRF信号RFsum(合成信号)を周波数変換部304に出力する。
帰還LO信号生成部303は、生成した帰還LO信号を周波数変換部304に出力する。
周波数変換部304は、受け取った帰還LO信号を用いて受け取ったRF信号RFsumの周波数を変換して、変調信号を生成する。
周波数変換部304は、生成した変調信号を直交復調部305に出力する。
直交復調部305は、受け取った変調信号を直交ベースバンド信号に変換する。
直交復調部305は、直交ベースバンド信号をADC306に出力する。
ADC306は、受け取った直交ベースバンド信号をデジタル信号に変換する。
ADC306は、デジタル信号を歪補償係数算出部307に出力する。
歪補償係数算出部307は、受け取ったデジタル信号を周波数選択抽出部301において抽出された該当周波数成分ごと、すなわち、信号RFp1〜RFpnのそれぞれを、参照用RF信号REF1〜REFnに分類する。歪補償係数算出部307は、受け取った送信信号SG1〜SGnを該当する送信系統における参照信号として比較して、送信回路10aそれぞれの歪補償係数を算出する。
この際、Yuelin Ma,Yasushi Yamao,Yoshihiko Akaiwa,Koji Ishibashi,”Wideband Digital Predistortion Using Spectral Extrapolation of Band−Limited Feedback Signal,“IEEE Transactions ON Circuits and Systems I:Regular Papers,Volume:61, Issue:7, pp.2088−2097,July 2014.に代表されるDPD(Digital Pre−Distortion)アルゴリズムを用いると、周波数選択抽出部301において抽出された該当周波数成分の参照用RF信号REF1〜REFnをもとに送信信号全体を復元することができ、より精度の高い歪補償係数を算出することができる。
歪補償係数算出部307は、歪補償係数記憶部102aのそれぞれが記憶する歪補償係数を算出した歪補償係数に書き替える。
具体的には、例えば、歪補償係数記憶部102aが歪補償係数記憶部102a2である場合、歪補償係数記憶部102a2は、その歪補償係数記憶部102a2を含む送信回路10a2が扱う送信信号SG2の電力に応じた歪補償係数を記憶する。
本発明の第1の実施形態による送信機1は、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機である。送信機1は、同一の周波数帯域を有する信号を生成する複数の送信回路10aと、複数の送信回路10aのそれぞれから送信増幅器107aを介して出力された送信増幅信号の一部を、複数の送信回路10aのうち該当する送信増幅信号を出力した送信回路10aにフィードバックする複数の送信回路10aに共用の帰還回路30と、を備える。帰還回路30は、送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出する周波数選択抽出部301と、周波数選択抽出部301が抽出した異帯域信号を合成して合成信号を生成する合成部302と、合成部302が生成した合成信号を同一周波数の各送信系統で共通の帰還LO信号(ローカル信号)を用いてベースバンド周波数帯の信号に周波数変換する周波数変換部304と、異帯域信号に基づいて、複数の送信回路10aの出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出する歪補償係数算出部307と、を備える。
このように、共用の帰還回路30が周波数選択抽出部301と、合成部302と、を備えることにより、異なる帰還LO信号を用いることなくRF信号RF1〜RFnを周波数上で多重化することができる。
また、周波数変換部304がRF信号RF1〜RFnを周波数上で多重化したRF信号RF信号RFsumを一括してベースバンド周波数帯の信号に周波数変換することにより、各送信系統で共通の帰還LO信号生成部303が生成する帰還LO信号を用いることができる。
その結果、帰還LO信号生成部303を1つにすることができ、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、コスト、回路規模、および、消費電力を低減することができる。
周波数選択抽出部301が備える実際のRFバンドパスフィルタの周波数特性は、歪補償係数算出部307における歪補償係数の算出に反映させることが可能である。しかしながら、信号RFp1〜RFpnのそれぞれが互いに混信してしまうとその後分離が難しいため、図3の(d)の部分で示すように、信号RFp1〜RFpnどうしの周波数間隔、ガードバンドがみられるよう、信号RFp1〜RFpnどうしが充分にアイソレーションされるフィルタの通過帯域と遮断帯域を設計することが望ましい。なお、これらのガードバンドは、周波数選択抽出部301が備える特徴である。
より具体的には、例えば、周波数選択抽出部301が1450〜1550MHzの信号帯域を5分割(各20MHz幅)する処理を行う場合、周波数選択抽出部301が備えるRFバンドパスフィルタの周波数特性は、例えば、図4に示す特性となる。RFバンドパスフィルタの周波数特性が図4に示す特性である場合には、RFバンドパスフィルタを通過した信号どうしのアイソレーションを例えば各々50dB取るために、RFバンドパスフィルタの通過帯域幅を15MHzとすればよい。このとき、ガードバンドは、5MHzとなる。また、アイソレーションが50dBとなる帯域幅は16MHzとなる。なお、歪補償係数算出部307は、これに合わせてデジタルフィルタで15MHz帯域内の信号をさらに取り出して歪補償係数を算出する。
図5に示すように、周波数選択抽出部301が参照用RF信号REFiの周波数成分を周波数軸上で大きく均等にカバーするように複数抽出すれば、歪補償係数算出部307は、メモリ効果などによる周波数軸上での非対称性やゲインの周波数偏差を含めた歪みの補償を行うことができる。
なお、本発明の第1の実施形態では、DAC103aの後段に直交変調部104a(アナログ直交変調部)が設けられ、また、直交復調部305(アナログ直交復調部)の後段にADC306が設けられた例を示した。しかしながら、本発明の別の実施形態では、デジタル直交変調部の後段にDAC103aが設けられ、ADC306の後段にデジタル直交復調部が設けられてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態による送信機1について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態による送信機1の構成を示す図である。本発明の第1の実施形態による送信機1では、送信回路10aのそれぞれは、送信LO信号生成部105aを備えている。また、共用の帰還回路30は、帰還LO信号生成部303を備えている。それに対して、本発明の第2の実施形態による送信機1は、図6に示すように、送信回路10aのそれぞれと、共用の帰還回路30とで、1つの共通LO信号生成部308を備え、共通LO信号生成部308が周波数変換部106aのそれぞれと、周波数変換部304とへ同一のLO信号を供給する。
本発明の第2の実施形態による送信機1は、本発明の第1の実施形態による送信LO信号生成部105a及び帰還LO信号生成部303の代わりに共通LO信号生成部308を備える。共通LO信号生成部308が生成するLO信号は、送信回路10aのそれぞれが同一の構成である場合には、同一の周波数の信号である。
このようにすれば、本発明の第1の実施形態による送信機1に比べて、さらに送信LO信号生成部105aのそれぞれを削減することができる。
その結果、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、コスト、回路規模、および、消費電力を低減することができる。
なお、図6に示した共通LO信号生成部308は、送信LO信号生成部105aと帰還LO信号生成部303とを共用しLO信号生成部の数を減らす一例に過ぎない。送信LO信号生成部105aと帰還LO信号生成部303とを共用する数や、共用した場合の共通LO信号生成部308の配置は、配線のレイアウトなどの実装上の理由や、位相の同期や位相雑音などの他の理由により、本発明の実施形態を参考に適宜変更できるものである。
本発明の第3の実施形態による送信機1について説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態による送信機1の構成を示す図である。本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態による送信機1は、共用の帰還回路30の周波数選択抽出部301の後段に合成部302を備え、合成部302の後段に周波数変換部304を備えている。それに対して、本発明の第3の実施形態による送信機1は、図7に示すように、参照用RF信号REF1〜REFnのそれぞれをベースバンド周波数帯の信号BB(BB1〜BBn)に周波数変換する周波数変換部304を備える。周波数選択抽出部301は、ベースバンド周波数帯の信号BBのうち設定された通過帯域の周波数成分を通過させるBBバンドパスフィルタを備える。合成部302は、BBバンドパスフィルタの出力信号BBp1〜BBpnを合成しベースバンド周波数帯の信号BBsumを生成する。また、本発明の第3の実施形態による送信機1は、共通LO信号生成部308を備え、周波数変換部304は、共通LO信号生成部308から供給されるLO信号を用いて、各送信系統に該当する参照用RF信号ごとに独立して周波数変換を行う。
周波数変換部304は、周波数変換した後のベースバンド周波数帯の信号BBを周波数選択抽出部301に出力する。
周波数選択抽出部301は、周波数変換部304が周波数変換した後のベースバンド周波数帯の信号BBを受け取る。
周波数選択抽出部301は、受け取った周波数変換後のベースバンド周波数帯の信号BBをBBバンドパスフィルタを通過させ、BBバンドパスフィルタごとに異なる周波数成分のベースバンド周波数帯の信号BBp1〜BBpnを抽出する。
周波数選択抽出部301は、抽出したベースバンド周波数帯の信号BBp1〜BBpnを合成部302に出力する。
合成部302は、周波数選択抽出部301からベースバンド周波数帯の信号BBp1〜BBpnを受け取る。
合成部302は、受け取ったベースバンド周波数帯の信号BBp1〜BBpnを多重化し、1つのベースバンド周波数帯の信号BBsumを生成する。
本発明の第3の実施形態では参照用RF信号REF1〜REFnのそれぞれについて周波数変換するためのLO信号が必要であるが、参照用RF信号REF1〜REFnのそれぞれが伝播する経路は独立しているため、それぞれの経路においてLO信号を共通化することができ、LO信号生成部の数を削減できる。
その結果、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、コスト、回路規模、および、消費電力を低減することができる。
本発明の第1及び第2の実施形態では、RF信号の段階でフィルタリングしていたため、バンドパスフィルタの中心周波数が高くなり、信号どうしのアイソレーションを得るためには高周波で高Q値の導波管フィルタなど高価なフィルタが必要である。また、フィルタ特性は比帯域幅(=帯域幅/中心周波数)で規定されるため、中心周波数が高いほど狭帯域のフィルタを実現しにくくなり、周波数多重化できる信号の数が制限される。それに対して、本発明の第3の実施形態では、ベースバンド周波数帯へ周波数変換した後にフィルタリングするため、フィルタに要求される特性を軽減することができ、安価なバンドパスフィルタを用いて信号どうしのアイソレーションを得ることができる。また、周波数変換部304が低周波数の信号に変換し、周波数選択抽出部301がその信号を選択的に抽出するため、バンドパスフィルタの中心周波数を低くでき、本発明の第3の実施形態において周波数多重化できる信号の数は、本発明の第1及び第2の実施形態において周波数多重化できる信号の数よりも多くすることができる。
したがって、本発明の第3の実施形態による送信機1は、本発明の第1及び第2の実施形態による送信機1に比べて、よりコストを低減することができ、共用の帰還回路30における周波数の多重化の度合いを上げることができる。
本発明の第4の実施形態による送信機1について説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態による送信機1の構成を示す図である。
本発明の第1及び第2の実施形態では、周波数選択抽出部301は、RF信号を処理する。また、本発明の第3の実施形態では、周波数選択抽出部301は、ベースバンド信号を処理する。
それに対して、本発明の第4の実施形態では、送信機1は、図8に示すように、ベースバンド周波数変換部310を備える。また、本発明の第4の実施形態による送信機1は、参照用RF信号REF1〜REFnのそれぞれを中間周波数帯の信号IF(IF1〜IFn)に周波数変換する周波数変換部304を備える。周波数選択抽出部301は、中間周波数帯の信号IFのうち設定された通過帯域の周波数成分を通過させるIFバンドパスフィルタを備える。合成部302は、IFバンドパスフィルタの出力信号IFp1〜IFpnを合成し中間周波数帯の信号IFsumを生成する。ベースバンド周波数変換部310は、合成部302が生成したIF信号IFsumをベースバンド周波数の信号に変換する。
これにより、周波数選択抽出部301として、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタや誘電体などの市販のSMD(Surface Mount Device)フィルタを用いることができる。
なお、本発明の第1〜第4の実施形態による送信機1は、装置のアーキテクチャーやフィルタ性能などに応じて、RF信号の処理部、中間周波数帯の信号処理部、ベースバンド信号の処理部などの設置位置を選択することができる。
例えば、送信機1がダブルヘテロダイン方式の技術を用いる場合には、周波数選択抽出部301は、第1中間周波数帯、または、第2中間周波数帯などの信号を処理する。また、送信機1がダイレクトコンバージョン方式の技術を用いる場合、周波数選択抽出部301は、RF信号、または、ベースバンド信号を処理する。また、図8に示す送信機1では、周波数選択抽出部301は、周波数変換部304と合成部302の間に設けられ、中間周波数帯の信号を処理する。
このようにすれば、周波数選択抽出部301として、SAWフィルタや誘電体などの市販のSMDフィルタを用いることができる。
本発明の第5の実施形態による送信機1について説明する。
図9は、本発明の第5の実施形態による送信機1の構成を示す図である。
本発明の第5の実施形態による送信機1は、周波数選択抽出部301の前段に信号経路を切り替える経路切替部311を備えることが本発明の第1〜第4の実施形態による送信機1と異なる。また、本発明の第5の実施形態による送信機1が備える周波数選択抽出部301、合成部302、周波数変換部304のそれぞれは、図9に示すように、第1の実施形態による送信機1が備える周波数選択抽出部301、合成部302、周波数変換部304のそれぞれと同様のものである。
経路切替部311は、歪補償係数算出部307が歪補償係数を複数回反復演算するとき、周波数選択抽出部301において参照用RF信号REF1〜REFnから抽出される周波数成分を切り替えることができる。
歪補償係数算出部307は、歪補償係数の算出に複数回の反復演算を必要とする場合がある。その際、歪補償係数算出部307は、信号経路が切り替わることにより様々な周波数成分を抽出することができ、メモリ効果などによる周波数軸上での非対称性やゲインの周波数偏差を含めた歪みの補償を行うことができる。また、歪補償係数算出部307は、歪補償係数の算出における収束を早めることもできる。
本発明の第5の実施形態による送信機1は、経路切替部311を備える。
経路切替部311は、異帯域信号のそれぞれの周波数帯域に対応する経路を切り替える。
このようにすれば、経路切替部311は、周波数選択抽出部301において参照用RF信号REF1〜REFnから抽出される周波数成分を適宜切り替えることができる。
その結果、歪補償係数算出部307は、周波数を多重化した歪補償処理にさらに時分割的な処理を組み合わせることができ、送信機1のコスト、回路規模、および、消費電力をさらに低減することができる。
本発明の第6の実施形態による送信機1について説明する。
図10は、本発明の第6の実施形態による送信機1の構成を示す図である。
本発明の第6の実施の形態による送信機1は、中間周波数帯の信号処理部に経路切替部311を備えることが、本発明の第5の実施形態による送信機1と異なる。また、周波数選択抽出部301は、中間周波数帯の信号(IF1〜IFn)を通過させるIFバンドパスフィルタを備える。合成部302は、中間周波数帯の信号(IF1〜IFn)を合成し中間周波数帯の信号IFsumを生成する。ベースバンド周波数変換部310は、中間周波数帯の信号IFsumをベースバンド周波数の信号に変換する。本発明の第6の実施形態による経路切替部311は、周波数変換部304による周波数変換された後の参照用の中間周波数帯の信号から抽出される周波数成分を適宜切り替えることができる。
本発明の第6の実施形態による送信機1は、中間周波数帯の信号処理部に経路切替部311を備える。
経路切替部311は、異帯域信号のそれぞれの周波数帯域に対応する経路を切り替える。
このようにすれば、周波数変換部304による周波数変換された後の参照用の中間周波数帯の信号から抽出される周波数成分を適宜切り替えることができる。
その結果、歪補償係数算出部307は、周波数を多重化した歪補償処理にさらに時分割的な処理を組み合わせることができ、送信機1のコスト、回路規模、および、消費電力をさらに低減することができる。
本発明の第7の実施形態による送信機1について説明する。
図12は、本発明の第7の実施形態による送信機1の構成を示す図である。
本発明の第7の実施形態による送信機1は、本発明の第2の実施形態による送信機1において、DAC103aと直交変調部104aとを入れ替え、ADC306と直交復調部305とを入れ替えたものである。
この場合、送信機1は、ダイレクトコンバージョン方式やダイレクトIFサンプリング方式の技術を用いることができる。
これらの技術は、送信機1のアーキテクチャーにより、適宜選択される。
本発明の実施形態による最小構成の送信機1は、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機である。
送信機1は、図13に示すように、複数の送信回路10aと、複数の送信回路10aに共用の帰還回路30と、を備える。
複数の送信回路10aのそれぞれは、同一の周波数帯域を有する信号を生成する。
複数の送信回路10aに共用の帰還回路30は、複数の送信回路10aのそれぞれから送信増幅器107aを介して出力された送信増幅信号の一部を、複数の送信回路10aのうち送信増幅信号を出力した送信回路10aにフィードバックする。
前記帰還回路30は、周波数選択抽出部301と、合成部302と、周波数変換部304と、歪補償係数算出部307と、を備える。
周波数選択抽出部301は、送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出する。
合成部302は、周波数選択抽出部301が抽出した異帯域信号を合成して合成信号を生成する。
周波数変換部304は、合成部302が生成した合成信号を同一周波数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換する。
歪補償係数算出部307は、異帯域信号に基づいて、複数の送信回路10aの出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出する。
本発明の第8の実施形態による送受信機について説明する。
図14は、本発明の第8の実施形態による送受信機3の構成を示す図である。
本発明の第8の実施形態による送受信機3は、図14に示すように、1つの筐体5と、送信機1と、受信機2とを備える。
送信機1は、上記の本発明の実施形態による送信機1のうちの何れか1つの送信機である。
受信機2は、当該送信機1以外の通信機が送信した通信信号を受信する1つの受信機である。
1つの送信機と1つの受信機2は、送受信機3が備える1つの筐体5内に納めされている。
送受信機3は、この1つの筐体5内に納められた送信機1と受信機2とにより、自送受信機3以外の通信機と通信を行う。
本発明の実施形態による通信システム4は、例えば、図15に示すように、送信機1と、受信機2と、を備える。
送信機1は、上記本発明の第1〜第7の実施形態による送信機1及びその変形の何れかである。また、受信機2は、上記本実施形態による送信機1が送信する送信信号を受信する受信部を備える受信機である。
この場合、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、回路規模を低減することができる。
送受信機3は、上記本発明の第8の実施形態による送受信機3及びその変形の何れかである。また、送信機1は、送受信機3に通信信号を送信する通信機である。また、受信機2は、送受信機3が送信した送信増幅信号を受信する通信機である。
送信機1が送受信機3に通信信号を送信する場合には、複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、回路規模を低減することができる。
また、送受信機3が受信機2に送信増幅信号を送信する場合には、送受信機3が備える複数の送信系統を有し、各送信系統の出力におけるRF信号の周波数帯域が同一である送信機1において、回路規模を低減することができる。
2 受信機
3 送受信機
4 通信システム
5 筐体
10a、10a1、10a2、10an 送信回路
20a、20a1、20a2、20an 信号分岐部
30 帰還回路
101a、101a1、101a2、101an 歪補償演算部
102a、102a1、102a2、102an 歪補償係数記憶部
103a、103a1、103a2、103an DAC(Digital to Analog Converter)
104a、104a1、104a2、104an 直交変調部
105a、105a1、105a2、105an 送信LO信号生成部
106a、106a1、106a2、106an、304 周波数変換部
107a、107a1、107a2、107an 送信増幅器
301 周波数選択抽出部
302 合成部
303、309 帰還LO信号生成部
305 直交復調部
306 ADC(Analog to Digital Converter)
307 歪補償係数算出部
308 共通LO信号生成部
310 ベースバンド周波数変換部
311 経路切替部
Claims (10)
- 同一の周波数帯域内の信号を生成する複数の送信回路と、
前記複数の送信回路のそれぞれから送信増幅器を介して出力された送信増幅信号の一部を、前記複数の送信回路のうち前記送信増幅信号を出力した送信回路にフィードバックする前記複数の送信回路に共用の帰還回路と、
を備え、
前記帰還回路は、
前記送信増幅信号のそれぞれから互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出する周波数選択抽出部と、
前記周波数選択抽出部が抽出した前記異帯域信号のそれぞれを合成して合成信号を生成する合成部と、
前記合成部が生成した合成信号を同一周波数の複数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換する周波数変換部と、
前記異帯域信号のそれぞれの周波数帯域の信号に基づいて、前記複数の送信回路の出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出する歪補償係数算出部と、
を備える送信機。 - 前記異帯域信号のそれぞれの周波数帯域に対応する経路を切り替える経路切替部、
を備える請求項1に記載の送信機。 - 前記周波数選択抽出部は、ガードバンド、
を備える請求項1または請求項2に記載の送信機。 - 1つの筐体と、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の送信機と、
前記送信機以外の通信機が送信した送信増幅信号を受信する受信機と、
を備え、
前記1つの筐体内に前記送信機と前記受信機とが納められた送受信機。 - 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の送信機と、
前記送信機が送信した送信増幅信号を受信する受信機と、
を備える通信システム。 - 1つ以上の請求項4に記載の送受信機と、
前記送受信機が送信した送信増幅信号を受信すること、及び、前記送受信機に送信増幅信号を送信することの少なくとも一方を実行する通信機と、
を備える通信システム。 - 同一の周波数帯域内の信号を生成することと、
複数の送信回路のそれぞれから送信増幅器を介して出力された送信増幅信号の一部を、前記複数の送信回路のうち前記送信増幅信号を出力した送信回路にフィードバックすることと、
前記送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出することと、
抽出した前記異帯域信号を合成して合成信号を生成することと、
生成した合成信号を同一周波数の複数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換することと、
前記異帯域信号に基づいて、前記複数の送信回路の出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出することと、
を含む送信機の制御方法。 - 同一の周波数帯域内の信号を生成することと、
複数の送信回路のそれぞれから送信増幅器を介して出力された送信増幅信号の一部を、前記複数の送信回路のうち前記送信増幅信号を出力した送信回路にフィードバックすることと、
前記送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出することと、
抽出した前記異帯域信号を合成して合成信号を生成することと、
生成した合成信号を同一周波数の複数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換することと、
前記異帯域信号に基づいて、前記複数の送信回路の出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出することと、
前記送信増幅信号以外の通信信号を受信することと、
を含む送受信機の制御方法。 - 複数の送信系統を有する送信機のコンピュータに、
同一の周波数帯域内の信号を生成することと、
複数の送信回路のそれぞれから送信増幅器を介して出力された送信増幅信号の一部を、前記複数の送信回路のうち前記送信増幅信号を出力した送信回路にフィードバックすることと、
前記送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出することと、
抽出した前記異帯域信号を合成して合成信号を生成することと、
生成した合成信号を同一周波数の複数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換することと、
前記異帯域信号に基づいて、前記複数の送信回路の出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出することと、
を実行させるプログラム。 - 複数の送信系統を有する送受信機のコンピュータに、
同一の周波数帯域内の信号を生成することと、
複数の送信回路のそれぞれから送信増幅器を介して出力された送信増幅信号の一部を、前記複数の送信回路のうち前記送信増幅信号を出力した送信回路にフィードバックすることと、
前記送信増幅信号の互いに異なる周波数帯域の異帯域信号を抽出することと、
抽出した前記異帯域信号を合成して合成信号を生成することと、
生成した合成信号を同一周波数の複数の送信系統で共通のローカル信号を用いて周波数変換することと、
前記異帯域信号に基づいて、前記複数の送信回路の出力のそれぞれにおける信号の歪みを補償する際に用いる歪補償係数を算出することと、
前記送信増幅信号以外の通信信号を受信することと、
を実行させるプログラム。
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