JP6701908B2 - 積層体 - Google Patents

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Description

本発明は、接触端子を有する基板が接着された積層体に関するものである。
従来、ICモジュールがカード基材の凹部に接着されたICカードがあった。
しかし、従来のICカードは、例えば長時間利用しているうちに、ICモジュールがカード基材から浮いてしまう場合があった。
特開2014−106676号公報
本発明の課題は、ICモジュールの浮きを抑制できる積層体を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、PVCシートを含む複数のシート層と、外部接触端子、基板(41)を有するICモジュール(40)と、ICモジュールを収容し、PVCシートが露出した露出部(51a)を有するモジュール収容部(51)とを備え、前記基板は、接着部(60)によって前記露出部に接着され、試験条件が60℃、90%RH、500時間の加速試験後に、前記基板及び前記接着部の間を剥離した状態において、前記基板の剥離面のスズの原子組成百分率が2.0atomic%以下であること、を特徴とする積層体である。
・第2の発明は、PVCシートを含む複数のシート層と、外部接触端子、基板(41)を有するICモジュール(40)と、ICモジュールを収容し、PVCシートが露出した露出部(51a)を有するモジュール収容部(51)とを備え、前記基板は、接着部(60)によって前記露出部に接着され、前記基板を形成するPVCシート材は、試験条件が60℃、90%RH、500時間の加速試験後に、シート表面のスズの原子組成百分率が2.0atomic%以下であること、を特徴とする積層体である。
本発明によれば、ICモジュールの浮きを抑制できる積層体を提供できる。
実施形態のカード1を示す図である。 実施形態のモジュール収容部50近傍を拡大した断面図である。 実施形態の検証実験の結果を説明する表である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態のカード1を示す図である。
図1(A)は、カード1を上面から見た図である。
図1(B)は、カード1の層構成を説明する断面図(図1(A)のB−B断面図)である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。図1に示すように、この座標系は、カード上面を観察した状態におけるカード1の長手方向が左右方向X(左側X1,右側X2)、短手方向が縦方向Y(下側Y1,上側Y2)、観察方向が厚さ方向Z(下側Z1,上側Z2)である。なお、各図面において、厚さ方向Z等の構成等は、明確に図示するために、適宜大きさを誇張する。
[カード1の構成]
カード1(積層体)は、外部装置との間で、非接触通信及び接触通信が可能なICカードである。
なお、説明は省略するが、カード1は、必要に応じて、磁気リーダで読み取り可能な磁気ストライプ等を備える。
カード1は、アンテナシート10、上層部20、下層部30、ICモジュール40、モジュール収容部50、接着部60を備える。アンテナシート10の上側Z2には、上層部20が積層され、また、アンテナシート10の下側Z1には、下層部30が積層されている。
アンテナシート10は、非接触通信用のICチップ43、アンテナ(図示せず)等が実装されている。ICチップ43は、外部機器との間で通信するための制御装置、記憶装置等を備える電気部品である。アンテナは、電磁誘導方式で通信するためのループコイルアンテナである。アンテナは、例えば、被覆付導線をコイル状に巻いたものである。
上層部20は、下側Z1から上側Z2に向けて上基材21、透明シート22、印刷層23が積層されている。
上基材21は、カード1のコア部材である。上基材21は、複数の層から形成されていてもよい。
透明シート22は、カード1の上面を保護するカバー層である。
印刷層23は、クレジットカードの会社名等の文字や、記号、模様等がオフセット印刷等によって設けられた層である。
下層部30は、上側Z2から下側Z1に向けて下基材31、透明シート32が積層されている。
下基材31は、上基材21と同様に、カード1のコア部材である。下基材31は、複数の層から形成されていてもよい。
透明シート32は、カード1の下面を保護するカバー層である。透明シート32の上面又は下面には、カード1の使用方法の説明等が印刷された印刷層(図示せず)を備える。
これら複数のシート層、つまり、アンテナシート10、上基材21、透明シート22、下基材31、透明シート32をカード上面から見た外形は、カード外形と同等である。また、これら複数のシート層は、それぞれPVC(ポリ塩化ビニル)シート材である。これらの層間は、熱プレスによって熱溶着される。詳細な説明は省略するが、各層間には、内部構造の隠蔽の目的、層間の熱溶着性の向上の目的等のために、シルク印刷層等を設けてもよい。
ICモジュール40は、外部機器と接触通信するための電気部品である。
ICモジュール40は、基板41、接触端子42(外部接触端子)、ICチップ43を備える。
基板41は、ICチップ43を実装するための電気基板である。基板41は、例えばガラスエポキシ基板等である。
接触端子42は、外部機器の端子と接触通信するための端子である。接触端子42は、基板41上面に設けられており、カード上面に露出している。接触端子42は、例えば、銅箔に金メッキがされたものである。
ICチップ43は、外部機器と通信するための制御装置、記憶装置等を備える電気部品である。ICチップ43は、基板41下面に実装されている。ICチップ43の周囲は、樹脂等の封止部材44によって封止されている。
モジュール収容部50は、ICモジュール40を収容する凹部である。モジュール収容部50は、各層間を溶着後に、カード上面から切削加工することにより形成される。
モジュール収容部50は、上穴部51、下穴部52を備えており、2段階の深さになっている。
上穴部51は、モジュール収容部50の上部分を形成する穴である。上穴部51は、カード上面から上基材21の途中まで切削することにより形成される。
下穴部52は、上穴部51の内側に設けられる。上側Z2から見た外形は、下穴部52が上穴部51よりも小さい。また、深さは、下穴部52が上穴部51よりも深い。
上記構成により、ICモジュール40の収容前の状態では、上穴部51の底部は、上側Z2に露出している。上基材21が露出した部分を、以下「露出部51a」ともいう。
接着部60は、ICモジュール40を、モジュール収容部50に接着するための部材(例えばポリエステル系の接着剤等)である。接着部60は、例えば、基材を有しない熱接着シート等である。
接着部60は、ICモジュール40の基板41下面と、露出部51aとの間に配置されることにより、これらの間を接着する。
これにより、ICモジュール40は、モジュール収容部50内に固着される。
(モジュール剥離)
図2は、実施形態のモジュール収容部50近傍を拡大した断面図である。
図2(A)は、ICモジュール40が収容部に収容された状態である。
図2(B)は、ICモジュール40が剥離した状態である。
図2(B)に示すように、ICモジュール40は、製造後に長時間が経過すると、カード1から剥離し、脱落してしまうことがあった。このモジュール剥離の原因を解明できたので、説明する。
PVCシート材である上基材21には、通常、熱安定剤としてスズ化合物が含まれている。スズ化合物の一部は、時間経過とともに、上基材21からにじみ出てくること(以下「ブリード」ともいう)がある。
図2の矢印Cで示すように、このため、上基材21の露出部51aからは、時間経過とともにスズ化合物がブリードする。そのため、接着部60は、多量のスズ化合物を含み、また、接着部60及び基板41の界面には、スズ化合物が介在することになる。このため、接着部60及び基板41間の接着力は、低下してしまうと考えられる。また、この接着力の低下が、モジュール剥離の原因であると考えられる。
[モジュール剥離の検証実験]
モジュール剥離の原因の検証実験について説明する。
(検証実験1)
図3は、実施形態の検証実験の結果を説明する表である。
図3(A)は、実施形態の検証実験1におけるサンプル表面の原子濃度を説明する表である。
検証実験1のサンプル♯01〜♯04は、上基材21のPVCシートとして、同一の種類のものを用いた。
検証実験1は、以下のように、加速試験にともなうサンプル表面の原子濃度の変化を検証した。原子濃度は、原子組成百分率(atomic%)で示す。実施形態では、単位の表記を適宜省略する。
(1)各サンプルを、後述する条件(温度、湿度が同じであり、試験時間が異なる)で加速試験した。
(2)各サンプルを、所定の曲率で屈曲させて、ICモジュール40のカード1からの浮きの有無を確認した。ICモジュール40の浮きがない場合には、剥離強度(つまり接着強度)が十分であると判定でき、一方、浮きがある場合には、剥離強度が不十分であると判定できる。
(3)ICモジュール40を、カード1から強制的に剥離後、界面の原子濃度を測定した。
上記(1)から(3)によって、経過時間の変化にともなう表面の変化を確認した。
カード1のサンプル、加速試験の条件は、以下の通りである。
サンプル♯01:「60℃ 90% 500h(時間)」の加速試験を行ったカードである。
サンプル♯02:「60℃ 90% 200h」の加速試験を行ったカードである。
サンプル♯03:加速試験前の状態のカードである。
サンプル♯04(参考):ICモジュール40を収容する前、かつ、加速試験前の状態のカードである。つまり、カードにモジュール収容部50を形成し、加速試験を行なわない状態のものである。
測定部分は、サンプル♯01〜♯03が、剥離界面(剥離面)である基板下面41aであり、サンプル♯04が上基材21の表面(露出部51a)である。
サンプルの原子濃度は、X線光電子分光分析法(XPS:X−ray Photoelectron Spectroscopy)で測定した。
測定条件(装置、設定等)は、以下の通りである。
・装置:ESCALAB220i−XL(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社製XPS装置)
・入射X線:monochromated ALKα線(単色化X線、hν=1486.6ev)
・X線出力:160W(10kV・16mA)
・レンズモード:Large Area XL(磁気レンズ)
・アパーチャ開度:F.O.V=open、A.A.=open
・測定領域:700μmφ
・光電子取込角度:90度(試料法線上にインプットレンズを配置)
・帯電中和:電子中和銃+4(V)・0.08(mA)、中和補助マスク使用
(検証実験1の結果)
図3(A)に示すように、スズ濃度は、時間経過とも増加する傾向があった。
すなわち、スズ濃度は、加速試験前のサンプル♯03が「基板下面41a:0.1」、200h経過後のサンプル♯02が「基板下面41a:1.2」、500h経過後のサンプル♯01が「基板下面41a:2.7」であった。
また、サンプル♯02,♯03は、ICモジュール40の浮きがなく、一方、サンプル♯01は、ICモジュール40の浮きがあった。
この検証実験1によって、時間経過とともに、上基材21からブリードするスズ化合物の量が増加し、また、剥離強度が低下することを確認できた。
また、ICモジュール40の浮きがなかったサンプルのうち最も高いスズ濃度は、サンプル♯02の「基板下面41a:1.2」であった。このため、「界面のスズ濃度が1.2以下であれば、剥離強度が十分であると判断でき、界面のスズ濃度が1.2よりも大きければ剥離強度が不十分である可能性があると判断できること」を確認できた。
さらに、検証実験1によって、カードを「60℃ 90% 500h」の加速試験を行った後に、基板下面41aのスズ濃度が「2.7以下、1.2以上の範囲」であれば、カードの実使用上は、ICモジュール40の浮きを抑制できると考えられる。例えば、上記スズ濃度が、例えば「2.0以下」であれば、「2.7」に比べて十分に小さいので、ICモジュール40の浮きを抑制できる効果を期待できる。
また、上記スズ濃度が「1.8以下」であれば、上記範囲の中間値以下であるので、上記屈曲試験を行っても、ICモジュール40の浮きを抑制できる可能性が大きい。
さらに、上記スズ濃度が「1.5以下」であれば、スズ原子組成百分率がさらに小さいく、また、スズ濃度「1.2」に十分に近いので、ICモジュール40の浮きを抑制できる可能性がさらに向上する。
(検証実験2)
図3(B)は、実施形態の検証実験2におけるサンプル表面の原子濃度(原子組成百分率)を説明する表である。
検証実験2では、上基材21のPVCシートの種類が異なる複数のカード1を、全て共通の条件で加速試験を行った。加速試験の条件は、上記サンプル♯01と同じ「60℃ 90% 500h」である。
そして、検証実験1と同様にICモジュール40の浮きの有無を確認し、また、検証実験1の測定条件と同様な条件で、界面の原子濃度を測定した。
サンプルのカード1の上基材21(PVCシート)は、以下の3種である。
サンプル♯01:検証実験1に同じ
サンプル♯12〜13:種別の異なる基材
測定箇所は、基板下面41aである。
(検証実験2の結果)
図3(B)に示すように、スズ濃度は、サンプル♯12が「0.1」、サンプル♯13が「0.3」、サンプル♯14が「0.2」であり、これらは、サンプル♯01の「2.7」に比べると低かった。
また、サンプル♯12〜♯14は、ICモジュール40の浮きがなかった。一方、前述したように、サンプル♯01は、ICモジュール40の浮きがあった。
この検証実験2によって、「上基材21の材質に応じて、スズ化合物のブリード量が異なること」、「上基材21としてブリード量が少ないPVCシートを選択することによりICモジュール40の浮きを抑制できること」を確認できた。また、検証実験2によって、検証実験1の「界面のスズ濃度が1.2以下であれば、十分な剥離強度を得られること」を、再確認できた。
(検証実験3)
図3(C)は、実施形態の検証実験3におけるサンプル表面の原子濃度(原子組成百分率)を説明する表である。
検証実験3では、検証実験2と同じ4種のサンプル♯1,12〜14のシート材(つまり、ICモジュール40を収容しない状態の上基材21)を、全て共通の条件で加速試験後に、スズ化合物のブリード量を確認した。
加速試験の条件は、検証実験2と同じ「60℃ 90% 500h」である。そして、検証実験1,2の測定条件と同様な条件で、シート材表面の原子濃度を測定した。
(検証実験3の結果)
図3(C)に示すように、スズ濃度は、サンプル♯12が「0.2」、サンプル♯13が「0.1」、サンプル♯14が「0.4」であり、これらは、サンプル♯01の「2.4」に比べると低かった。
この検証実験3によって、「上基材21として、上記加速試験後のスズ濃度が0.4以下のシート材を用いることにより、ICモジュール40の浮きを抑制できること」を確認できた。
また、検証実験3によって、シート材を「60℃ 90% 500h」の加速試験を行った後に、シート表面のスズ濃度が「2.4以下、0.4以上の範囲」であれば、カードの実使用上は、ICモジュール40の浮きを抑制できると考えられる。
例えば、上記スズ濃度が、例えば「2.0以下」であれば、「2.4」に比べて十分に小さいので、ICモジュール40の浮きを抑制できる効果を期待できる。
また、上記スズ濃度が「1.4以下」であれば、上記範囲の中間値以下であるので、上記屈曲試験を行っても、ICモジュール40の浮きを抑制できる可能性が大きい。
さらに、上記スズ濃度が「1.0以下」であれば、スズ原子組成百分率がさらに小さいく、また、「0.4」に十分に近いので、ICモジュール40の浮きを抑制できる可能性がさらに向上する。
以上説明したように、シート材の選択等によって、上基材21からのスズ化合物のブリード量をコントロールでき、また、使用時等においてICモジュール40の脱落を抑制でき、品質向上を期待できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、カードは、非接触通信、接触通信両用のものである例を示したが、これに限定されない。カードは、非接触通信機能を備えず、接触通信機能のみを備えていてもよい。この場合には、アンテナシートが不要であるので、上基材、下基材を一体にした基材を設けてもよい。
(2)実施形態において、ICモジュールの基板は、基材(上基材)に接着されている例を示したが、これに限定されない。ICモジュールの基板は、基材以外のPVCシートに接着されていてもよい。この場合でもスズ化合物のブリード量に基づいて、PVCシートの種類を選択することにより、ICモジュールの十分な接着力を得ることができる。
カード…1 12…ICチップ 21…上基材 40…ICモジュール 41…基板 42…接触端子 43…ICチップ 50…モジュール収容部 51…上穴部 51a…露出部 52…下穴部 60…接着部

Claims (2)

  1. PVCシートを含む複数のシート層と、
    外部接触端子、及び、基板を有するICモジュールと、
    ICモジュールを収容し、PVCシートが露出した露出部を有するモジュール収容部とを備え、
    前記基板は、接着部によって前記露出部に接着され、
    前記PVCシートは、前記PVCシートを単体で、試験条件が60℃、90%RH、500時間の加速試験後における前記PVCシート表面のスズの原子組成百分率が0.4atomic%以下であり、
    試験条件が60℃、90%RH、500時間の加速試験後に、前記基板及び前記接着部の間を剥離した状態において、前記基板の剥離面のスズの原子組成百分率が2.0atomic%以下であること、
    を特徴とする積層体。
  2. PVCシートを含む複数のシート層と、
    PVCシートが露出した露出部を有するモジュール収容部とを備え、
    前記PVCシートは、前記PVCシートを単体で、試験条件が60℃、90%RH、500時間の加速試験後における前記PVCシート表面のスズの原子組成百分率が0.4atomic%以下であること、
    を特徴とする積層体。
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