JP6701074B2 - 乳幼児用哺乳乳首 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本発明は、2013年5月16日出願のオーストラリア仮特許出願第2013901742号を基礎とする優先権を主張するものであり、同出願の全内容は参照により本明細書に組み入れられる。
[技術分野]
本発明は、全体として飲み物収容器の分野に関し、特に、飲み手によって出口に加えられる吸い込み動作によって飲むための液体を出口から供給するための飲み物収容器に関する。特定の用途では、本発明は、乳幼児用哺乳瓶に関する。
飲み物収容器は、ユーザーの特定の需要に応じて、種々の異なる形状や形態で提供されている。一般的に、大半の飲み物収容器は、液体を飲むために内部に貯蔵する貯蔵部若しくはボトル部分と、貯蔵部またはボトル部分に取り付け可能である出口、又は貯蔵部またはボトル部分に形成される出口であって、それを通してユーザーに液体を流すことができる出口とを備える。出口部分を通して貯蔵部またはボトル部分から流れる液体の流れ方も様々に異なり得るものであり、液体を自由に流出可能とするように構成された出口部分もあれば、出口部分に吸引力が加えられたときにのみ出口部分からの液体の流出を許容するものもある。
出口に吸引力が加えられたとき液体が放出される一般的なタイプの収容器は、乳幼児用哺乳瓶である。乳幼児用哺乳瓶は、搾乳または乳幼児用フォーミュラ(infant formula)等の液体を含む円筒形の本体部分と、円筒形の本体部分の開口に取り付け可能であり可撓性の乳首部分とを含み、乳首部分は、乳幼児が乳首部分に吸引力を加えたときに液体(流体(流動体)、fluid)を乳幼児に放出するために乳幼児の口のなかに配置されるように構成される。この点で、大半の乳幼児用哺乳瓶は、自然の乳からの哺乳をそれに可能な限り近づけるように再現するという原理に基づいており、したがって、このプロセスをより自然に再現しようとして、種々の異なる形状およびスタイルの乳首が提案されてきた。
大半の従来型の乳幼児用哺乳瓶では、乳首部分は、殆どの場合2つの部分、可撓性の乳首とカラー(collar)から形成される。可撓性の乳首は、一般的にはシリコーン、TPE、または類似の材料のようなエラストマー材料から形成され、その中に形成された液体が流れることが可能な開口と、材料の外周に形成されたフランジとを有する。可撓性の乳首を円筒形の瓶に組み付けるため、可撓性の乳首は、一般的にはフランジが瓶のへりの上に位置付けられるように円筒形の瓶の開口の上に配置され、次にカラー部分が、可撓性の乳首の上に置かれてフランジがカラーと瓶のへりとの間に捕捉されるように円筒形の瓶の上にねじ込まれる。
そのような従来型の二部品構造は、クリーニングと殺菌の目的で分解することができるが、これには、ユーザーが余計な複数の部品の操作をすることを要する。更に、フランジの可撓性のエラストマー材料が2つの硬質の表面、即ち瓶のへりとカラー部分とに挟まれるという特徴を考えると、使用のためにデバイスを組み立てるとき、そのプロセスの中できつく締め過ぎることがよく起こるのが普通である。これにより、構造が気密状態になり、乳首部分から出て行く液体に取って代わる空気が瓶内に入らなくなって著しく液体の流れを減らしてしまうことになるので、乳首からの液体の流れに対して著しくマイナスの影響が生じ得る。
したがって、そこからの改善された液体の流れを促進する出口部分を有する収容器を提供する必要が存在する。また、乳幼児用哺乳瓶として用いられる場合には、乳幼児の口内により自然に受容され、かつ乳幼児によってなされる自然な吸い込み動作によりそこからの制御された液体を供給する収容器を提供する必要も存在する。
従来の提案または製品の参照および記載は、当技術分野における通常の知識の記述または認定として解釈されるべきものではなく、またそのように解釈されることを意図していない。特に、上記の従来技術の議論は、当業者に一般に知られた、またはよく知られた事項に関するものではなく、本発明の進歩性の理解を助けるものであって、本発明に関連する従来技術の提案の特定はその一部にすぎない。
(特になし)
1つまたは複数の態様による本発明は、特許請求の範囲の独立請求項に記載されたものである。本発明のいくつかの任意選択のおよび/または好ましい特徴は、特許請求の範囲の従属請求項に記載されている。
第1の態様によれば、本発明は、飲み物収容器であって、飲むための液体を収容する容器と、圧力の下で飲み手に前記液体が供給されるときに通過する出口と、前記容器の開口に取り付けられるカラー部分とを有する出口部材とを含み、前記カラー部分の下面は、前記容器の前記開口の上面に当接して、前記出口部材と前記容器との間で実質封止された状態で係合を形成するように構成され、前記カラー部分の前記下面か、または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかが、少なくとも1つのそこに形成された通気孔を有し、前記少なくとも1つの通気孔は、圧力が前記出口部材に加わったとき、前記少なくとも1つの通気孔の部材が前記容器内への制御された空気の侵入を許容することで前記出口からの液体の流れを促進し、前記圧力が取り除かれたとき、少なくとも1つの前記通気孔の部材が前記容器への空気の侵入を実質的に防止し、前記容器内を制御された真空圧力とするのを促進することを特徴とする飲み物収容器を提供する。
一実施形態では、前記出口を介した前記容器から液体の供給を促進すべく加えられる前記圧力が、負圧(陰圧)または真空圧力であり、その圧力は前記出口から加えられる吸引力によって促進され得る。別の実施形態では、前記出口を介した前記容器からの液体の供給を促進するために加えられる前記圧力が、正圧(陽圧)であり、その圧力は前記容器を絞ることによって促進され得る。
少なくとも1つの前記通気孔は、前記カラー部分の前記下面、又は前記容器の前記開口の上面に形成された、1または複数のチャネルの形態であってよい。前記チャネルは、前記カラー部分と、前記容器における前記開口とが当接している面を横切るようにして延びる。前記カラー部分と、前記容器の前記開口とが当接している両面は、硬質面同士(hard-to-hard)で係合を形成するように、可撓性を最小限しか有しない実質的に硬質の材料から形成され得る。一実施形態では、前記実質的に硬質の材料は、ポリプロピレン等の硬質プラスチック材料であり得る。
第2の態様によれば、本発明は、乳幼児用哺乳瓶のための分注ユニット(dispensing unit)であって、乳幼児の口内に少なくとも部分的に受容されるように構成された可撓性の乳首部分と、前記乳幼児用哺乳瓶に取り付け可能に構成されたカラー部分とを含む分注ユニットを提供する。前記可撓性の乳首部分および前記カラー部分の両方は、前記ユニットの内部表面が実質的に連続するように一体的に形成される。
第3の態様によれば、本発明は、乳幼児用哺乳瓶のための乳首部分であって、可撓性材料から形成された本体部を含む乳首部分を提供する。前記本体部は、前記乳幼児の硬口蓋の湾曲に実質的に一致する湾曲を有するように構成された上側表面と、哺乳中の前記乳幼児の舌を受容するべく構成された実質的に平坦な下側表面とを有する。
本発明の第3の態様に関して、オリフィスが、前記本体部の遠位端に配置されており、前記本体部が前記乳幼児の口に入れられているとき、前記オリフィスは液体を供給するべく、前記乳幼児の口の硬口蓋/軟口蓋の接触面近傍に位置付けられる。
第4の態様によれば、乳幼児用哺乳瓶のための乳首部分であって、実質的に可撓性の材料から形成された本体部を含み、前記本体部は、使用中に前記乳幼児の口内に受容されるべく構成され、上側凹面と、下側凹面と、液体を前記乳幼児に供給すべく前記本体部の遠位端に配置された出口とを含み、前記上側凹面の変曲点は、前記下側凹面の変曲点より前記出口に近い側にオフセットされることを特徴とする乳首部分が提供される。
本発明は、後述する非限定的な好ましい実施形態の記載からより良く理解されよう。
図1は、本発明のある実施形態による乳幼児用哺乳瓶の側面図である。 図2は、図1の乳幼児用哺乳瓶の出口部分を示す拡大図である。 図3は、使用中の図1の乳幼児用哺乳瓶を示す図である。 図4Aは、図1の乳幼児用哺乳瓶の出口部分の側面図である。 図4Bは、図1の乳幼児用哺乳瓶の出口部分の側面図である。 図5Aは、図2の出口部分の上側斜視図である。 図5Bは、乳幼児用哺乳瓶の出口部分の乳首部分の端部断面図である。 図6は、使用中の図5Aおよび図5Bの乳首部分を示す図である。 図7は、図2の出口部分の下側斜視図である。 図8Aは、図2の出口部分の底面図である。 図8Bは、溝が示された図8Aの出口部分の拡大側面図である。 図9Aは、出口部分が瓶部分に固定された図1の収容器の断面斜視図である。 図9Bは、図9Aの拡大図である。 図10Aは、出口部分が瓶部分に固定された、本発明による収容器の代替的実施形態の断面斜視図である。 図10Bは、図10Aの拡大図である。 図11Aは、出口部分が瓶部分に固定された、本発明による収容器の代替的実施形態の断面斜視図である。 図11Bは、図11Aの拡大図である。 図12Aは、出口部分が瓶部分に固定された、本発明による収容器の代替的実施形態の断面斜視図である。 図12Bは、図12Aの拡大図である。 図13Aは、出口部分が瓶部分に固定された、本発明による収容器の代替的実施形態の断面斜視図である。 図13Bは、図13Aの拡大図である。
以下、本発明の好ましい特徴について、特に添付の図面を参照しながら説明する。しかし、図面を参照して例示、記載された特徴は、本発明の範囲を限定するものと解すべきでないことを理解されたい。
以下、本発明を、その乳幼児用哺乳瓶の用途に関連付けて説明する。しかし、本発明は、液体を出すためにその出口部分に加えられる吸引力に依存する種々の飲み物収容器にも同様に適用可能であることは理解されよう。
図1を参照すると、本発明のある実施形態による収容器10が示されている。収容器10は乳幼児用哺乳瓶の形態であり、円筒形の瓶部分12と出口部分16を含む。円筒形の瓶部分12は、断面が円形であり、底部(base)13と、側壁14と、開口した上側部分15とを有し、該上側部分15に出口部分16が取り付けられる。瓶部分12は、透明でもよく、または美観のために着色されていてもよい硬質プラスチック材料から製造される。図示された実施形態では、上側部分15は、瓶部分12の本体部より幅が狭くなっている。しかし、瓶部分の他の形状や形態も想定されており、本発明の技術思想の範囲内であることは理解されよう。
出口部分16の一実施形態が図2においてより詳細に示されている。出口部分16は、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン(SEBS)等の熱可塑性エラストマー(TPE)から作られたものか、または可撓性のシリコーンゴム材料により作られ得る乳首部材17を含む一部品構造として形成される。出口部分16は、ポリプロピレン等の硬質プラスチック材料から作られるカラー部分18も含む。図示されるように、乳首部材17の下側部分は、カラー部材18の外側表面上に、2つの部材が一体化された部品となるよう、実質的に連続した内側表面を有するように形成される。出口19は、図に示すように、乳首部分17の上側端に形成され、後により詳細に記載するような状況において、その機能を果たす。
出口部分16は、カラー部材18上に形成された内部ねじ山20によって瓶12の上側部分15に取り付けられる。この構成では、図1に示すように、内部ねじ山20は瓶部分12の上側部分に形成された外側ねじ山と係合することで、収容器10の瓶部分12に出口部分16をしっかりと取り付けることを助ける。この実施形態において、瓶12の上側部分15が開放されているときには、瓶12内に存在する液体が、出口部分16の乳首部材17へ流入して、その内部空間を実質的に満たすことができる。結果として、図3に示すように乳幼児によって吸い込み動作が乳首部材17に加えられたときには、出口19によって乳幼児に供給することができる。
乳首部材17は、乳幼児が初めに乳首部材17を受け入れたとき、乳幼児の口内部の所定の位置を取るように構成される。この位置は、自然な授乳における乳房および乳首を前提とした位置と同様である。この点で、乳首部材17は、乳幼児の口の内部の所望の位置に自ら位置付けられて、収容器が使用される毎に一貫した再現可能な授乳経験を提供する。図3は、本発明による収容器10が瓶部分12から出口部分16を通して乳幼児の口内へ液体が流れるのを促進するべく構成される状況を示している。この点に関して、乳幼児が乳首部材17を口の中に入れるときには、乳幼児の上唇が、平らな形になり前に押し出されるので、前記上唇は前記乳首部材において対応する領域上に自然に置かれることになる。この動作により、図に示すように、乳首部材17は乳幼児の歯茎2を超えて、乳幼児の硬口蓋の後ろ側に向かって延び出した状態となる。この位置において、乳幼児は乳首部材17に吸引力を加えて、出口19から液体を吸い出すことができる。この自然な吸い込み動作の一部として、乳幼児の下顎は通常は下がり、乳幼児の舌が前に延びて、図に示すように乳首部材17の下側の上に自然に位置づけられる。これによって、この領域において乳首部材17に対する封止が与えられる。自然な吸い込み動作には、下顎を下に下げたときに、両唇と、舌と、頬の内側との間で封止状態が形成される必要があることは理解されよう。自然な授乳の状況では、乳房および乳首が乳幼児の口の形に自然に一致することができ、これは本発明が再現しようとしている自然な動作である。
使用中に、乳首部材17は、ごく僅かしか変形せず、その全体構成を維持する。したがって、乳幼児の口内で自ら位置付けられるように乳幼児の自然な授乳動作が活かされるよう、本発明の乳首部材17の側面形状は、図4Aおよび図4Bに示すように構成されている。
図4Aにおいて乳首部材17は、上側凹面21と下側凹面23とを備える。しかし、上側凹面21の変曲点(point of inflection、POI)22は、下側凹面23のPOI24から距離「X」だけオフセットされる。図に示すように、上側凹面21のPOI22は、下側凹面23のPOI24よりオリフィス19に近いところに配置されている。そのような配置により、乳首部材17が乳幼児によって咥えられたときに、乳首部材17の上側表面が乳幼児の歯茎2の下を円滑に通過でき、乳首部材の端部領域が乳幼児の口内に延び出し、図3に示すように自然な哺乳の場合と同様に乳幼児の硬口蓋に置かれることができるような形状とすることができる。
主として下側凹面のPOI24が上側凹面21のPOI22よりオリフィス19から離れた位置にあることによる下側凹面23のより平坦な形態により、乳幼児がその舌を容易に載せることができるような平坦な表面上に乳幼児の舌が当てられて、これも図3に示されているように下側凹面23に対して封止が形成されることが確実となる。これにより、より自然な態様で乳幼児が乳首部材17の周囲に吸い付き状態を形成することが可能になる。
乳首部材17の側面形状が、授乳のために乳幼児の口内により自然で容易に再現可能な位置を取ることを促進するように構成されているのみならず、乳首部材の端部形状も、乳幼児により良い授乳状態を提供するべく構成されている。これは図5Aおよび図5Bに示されている。
図5Aでは、出口部分16が、乳首部材17の端部を除いた状態で上側斜視図に示されている。乳首部材17の端部は、断面図として図5Bに示されている。容易に理解できるように、乳首部材17の下側表面25は、実質的に一定の湾曲を有する上側表面26と比べると、実質的に平坦に構成されている。図6に示すように、上側表面26の湾曲は、乳幼児の硬口蓋の湾曲に実質的に一致するように構成される。同様に、下側表面25の平坦な形態は、乳幼児の舌をそれに置くことができ、舌を平坦にして授乳中に乳幼児の頬により容易に接触することを可能にする表面を提供する。
図6を参照すると、乳首部材17の端部形状が、収容器10の哺乳動作を向上させるためにどのように構成されているかを見ることができる。この点で、吸い込み動作中に、乳幼児の頬は矢印「A」の方向に引き込まれ、乳幼児の舌の各側部に接触できるようになり、乳首部材17の周囲で封止および真空を生成させる。同時に、各吸い込み動作の間に、乳幼児の顎および舌は、下向き(矢印「B」の方向)に動くことができる。平坦な下側表面25を設けることによって、乳首部材17は、乳幼児の頬が舌に接触することを妨げず、それにより吸い込み動作中に封止と真空を確保し、より自然な乳房からの哺乳を再現するように乳首部材17の出口19から適量の液体が供給されることを確実にする。乳首部材17の上側表面26は、乳幼児の硬口蓋の湾曲に一致するように構成されているので、乳幼児は、望ましい形で、かつ乳首部材が乳幼児に咥えられるたびに一貫して再現可能な形で乳首部材17を封止されるように咥え込むことができる。
本発明は、乳首部材が乳幼児の口内に存在するときに、自然な乳房からの授乳の状況をより良く再現するように機能する乳首部材17を提供する。また、本発明は、乳首部材からの改善された液体の流れを確実にするシステムについても提供する。
大半の飲み物収容器は、不注意による収容器からの液体の漏れを避けるためにある程度の封止を必要とするが、収容器の使用時においては、液体が収容器の出口から流出できる状態にすることを確実にするために収容器内に十分に空気を通気させることが重要である。
乳幼児用哺乳瓶の場合には、一般的に乳幼児が使用中に液体を吸い出すために乳首部材に対してかなりの吸引を与え、吸い出された液体に取って代わるために空気が瓶内に流入して空の空間を確保しなければならないので、このことが特に当てはまる。したがって、乳幼児用哺乳瓶を提供するにあたっては、乳幼児の休憩時には自然な吸い付き動作を行うことを可能にし、および/または、乳幼児の授乳時には液体を吸い出すために瓶に吸引圧を与えることを可能するために、瓶内にある程度の真空が存在することが重要である。これにより、授乳状態は、自然な乳房からの授乳に可能な限り近づけることができる。
前に述べたように、乳首部材と別体のカラーとを用いた従来の乳幼児用哺乳瓶の共通の問題は、デバイスの部品を組み立てるときの瓶部分に乳首部材を固定する作業において、構造上、一般的に締められ過ぎることにある。概して言えば、乳首部材が取り外し可能なカラーとともに用いられている場合には、カラーと瓶部分の上側のへりとが、それらの間の可撓性の乳首のフランジ部分を固定する機能を果たし、各種構成部品のしっかりした係合を促進する。組立後に瓶はミルク製品の混合を促進するために振られることが多いので、実質的に気密封止を形成するように、カラーを瓶部分に対して必要以上にきつくねじ込んでしまい、カラーと瓶という2つの硬表面の間において、柔軟で可撓性を備えたフランジ部材が変形するといった当然の傾向が生ずる。この気密封止は、瓶から不注意により液体が漏れるのを防止するのには有用であり得るが、哺乳中に瓶に空気が入ることも妨げてしまい、そのため乳幼児に対する瓶からの望ましい液体の流れを妨げてしまうことにもなる。
本発明は、図2に関連付けて上述した一部品構造の出口部分16を提供することによってこの問題に対処している。図示するように硬質のカラー部材18よりも高い位置に可撓性の乳首17を設けることによって、出口部分16が瓶部分12の上側へり15に取り付けられた際、硬質のカラー部材18と瓶部分12の硬質の上側へりに挟まれる柔軟かつ可撓性を備えた材料は存在しないことになる。むしろ、カラー部材18と瓶部分12の両方ともを硬質のプラスチック材料から作製することで、両者が一体としてしっかりとねじ込まれることが可能となり、両要素間の封止が気密状態となってしまう恐れがなく、使用時において収容器の通気可能な状態を妨げる恐れがない。
図7に示すように、本発明によれば、組み立てられた時の収容器10の通気は、主として、出口部分16のカラー部材18の下面に形成された複数の溝(groove)30を設けることによって達成される。図に示す実施形態では、これらの溝30の各々が、カラー部材18の水平に延出した部分18aに形成され、溝がその表面を横断して延びる小チャネルを形成することによって、カラー部材18が瓶部分12にしっかりと締められて、瓶部分12の上側へりがカラー部材の水平に延出した部分18aに直接接触している場合であっても、隙間(gap)が形成される。これに関して、溝30は、瓶部分12の上側ふちの幅よりも大きい長さを有し、空気が瓶部分12の外部領域から瓶部分の内部領域に入る経路を提供する。
図8Aおよび図8Bを参照すると、溝30の構成がより詳細に示されている。図8Aに示すように、好ましい形態では、溝30は、角度φの弧に対応するようにカラー部材18の水平に延出した部分18aの一部に沿って延びている。角度φは45度の角度であり得るが、他の角度とすることも想定される。好ましい形態では、溝30の各々はカラー部材18の通気部分を形成すべく、図に示すように一定の間隔をおいて設けられるが、不規則な間隔で設けられることも想定される。
図8Bに示すように、溝30は、深さ「Y」と幅「Z」を有するように、カラー部材18の水平に延出した部分18aの表面において形成される。好ましい形態では、深さ「Y」は約0.03mm〜0.20mmの範囲、好ましくは約0.08mmであってよく、幅「Z」は、0.10mmから1.00mmの間で変えてよく、好ましくは約0.20mmである。更に、幅「Z」は、溝の長さ方向に沿って一端から他端に向けて拡がるように変化してよい。溝30の目的は、収容器の瓶部分内への空気の侵入を許容し、かつ瓶部分からの液体の漏れを防止することにあり、したがって溝の寸法はその目的を達成するために十分なものであることは理解されよう。溝は、収容器の使用時に上方にあるカラー部材の部分に設けられて、瓶部分に空気が自由に入ることを可能とし、かつ液上部圧の効果によりいかなる漏れについても発生する可能性を小さくすることが好ましい。
カラー部材18上に設けられる溝30の数は変更してもよく、好ましい形態では、4つの溝30が設けられる。乳首部材17に吸引力が加えられた際に、溝30が通気孔を形成する機能を果たすことがわかる。これに関して、溝の構成上、乳首部分17に加えられる吸引力がない場合には、瓶の内部で真空が維持されるが、これは溝30が、溝30における流体の表面張力が維持され、空気やミルクといった流体が溝を通過する可能性を小さくすることを確実にする構成を有していることによる。乳幼児によって吸引力が乳首部分17に加えられると、溝30の一つ又は複数において表面張力が壊されて、それによって、乳首部分17の出口19から流出した液体に取って代わって、空気が溝を通して瓶内に入ることが許容される。一旦吸引力が取り除かれると、溝における表面張力が、ある程度の真空力(vacuum force)が収容器内に依然として存在することを確実にするように維持される。これに関して、設けられた溝又は通気孔30の数には余剰性(redundancy)があり、大きな吸引力が乳首部分に加えられた場合には、2以上の溝30が「開いた」状態となり、空気を瓶内に流入させることができる。溝30の寸法を変えることによって、すなわち、溝30を深くしたり、あるいは幅を拡げたりすることで、瓶内に存在する真空量を変えることができる。
溝30の目的は、本発明の構成を採用した収容器の全てが、一貫した流れ特性を示すことを確実にするために、収容器に対してある程度の通気を提供することであることは理解されよう。これは、乳首部材17に形成された出口19のサイズによって決定される収容器の流量とは異なる。出口19のオリフィスサイズを変えることによって、異なる流量の液体を、乳幼児に供給することができる。したがって、ある一定のオリフィスサイズの場合、本発明の通気システムの溝30は、収容器の間での一貫した流れ特性を提供するものであり、乳首部材17に吸い込み力が加えられた際に壊される収容器内の固有の真空状態が常に存在することを確実にし、吸い込み力の結果として、液体が乳幼児に流れることを確実にする。
図9Aおよび図9Bを参照すると、収容器の通気が達成される態様を容易に理解できる。図9Aの断面図は、瓶12の開口した上側部分15の上側へりがカラー部材18の水平部分18aの表面に接触するように、出口部分16が瓶12の開口した上側部分15に係合する形を示す。
図9Bに示すこの構成の拡大図では、カラー部材18が瓶12の開口した上側部分15の上側へり上の所定位置にしっかりと螺合されているとき、空気は依然として乳首部材17内の内部空間に、溝30により決定される通り、矢印「G」によって示される経路に従って流入できる。前に述べたように、乳首部材17に吸引が加えられていない通常の状態では、瓶内の液体は真空内に封入され、したがって流体の表面張力は、空気が溝30を通過するのを防止するのに十分となっている。乳首部材17に吸引力が加えられると、乳首部材17内の液体は一般的には吸引の下で取り除かれ、それによって溝30の表面張力が壊れて、通気孔30を通して乳首部材17内に空気が引き込まれる。そのような構成により、収容器10に真空効果を発生させることなく、所望の形で液体が乳首部材17の出口から流出することができる。
カラー部分18の水平な表面18aの下側に形成された溝30よりも、むしろ、水平な表面18aの下側の表面仕上げ(surface finish)に変化を与えることによって通気を達成することができることは理解されよう。これは、エッチング、EDM、または他の表面粗面化技術によって形成してもよい。
図7〜図9bに示すような上述の実施形態の各々においては、瓶部分12とカラー部分18aの間の両面は比較的滑らかに接触し合い、破片(debris)が発生せず、このことで溝又は通気孔30が実質的に詰まることなく機能することは理解されよう。しかし、1つの選択として、予め準備された液体又は予め混合された液体が提供される場合には、瓶部分12は、出口部分16と別に提供され、購入したあとに一体に組み立てられてもよい。これに関して、瓶部分12の出口部分16を組み立てる前に剥がす必要がある、剥がすことが可能な不正開封防止シール(removable tamper proof seal)が、瓶部分12の開口に適用され得るようにすることも可能である。そのような実施例では、不正開封防止シールは、接着剤を用いて瓶部分の上側へりに適用することができ、不正開封防止シールが剥がされた後、瓶部分の上側へりの表面は、瓶部分12が出口部分16に係合状態にあるとき、通気孔または溝30をブロックできる程度の粗いものとしてもよい。この問題に対処するため、収容器10の通気が達成される形態の様々なものが、図10〜図13に示されている。
図10Aおよび図10Bに示す実施形態に関しては、通気を達成するのを助けるために、段部35が瓶の開口した上側部分15のへりに形成され、これがカラー部分18の水平表面18aの下面に形成された対応する段部34と協働する。この構成では、1または複数の溝30が上記の図に示されるように表面18aに形成され、瓶部分12の上側へり15の表面15aに不正開封防止シールが適用されている場合であっても、出口部分16が瓶12に取り付けられている際に、収容器が依然として通気されることになる。これに関して、不正開封防止シールが剥がされたときに残り得るもので、溝30を塞ぐ可能性がある、予期されるいかなる接着剤の残留物等にも対応すべく、表面15aとカラー部分18との間には隙間「W」が形成される。カラー18の表面18aに溝30が形成され、表面18aは不正開封防止シールが貼り付けられていた表面15aに直接接触しないので、この例でいえば、不正開封防止シールが剥がされた後に表面15a上に破片が残っている場合であっても収容器の通気が確保される。
図11Aおよび図11Bに示された実施形態は、図10Aおよび図10Bに示される構成の変形例を示したものである。この実施形態では、通気を達成するために、瓶の開口した上側部分15のへりに段部37が形成され、これがカラー部分18の水平な表面18aの下面に形成された対応する段部36と協働する。そのような構成では、不正開封防止シールを瓶12の開口した上側へり部分15の上側表面15aに貼り付けてもよく、それは図11Aに示すように瓶部分12に出口部分16を組み付ける前に剥がすことができる。上述のように、表面15aから不正開封防止シールを剥がした後は、残留破片が表面15a上に残留している恐れがあり、これが表面15aに接触することになるカラー部分18の表面に設けられた溝または通気孔を塞ぐ可能性がある。これに対処するため、溝は、瓶12の上側へり部分15の表面15aに接触しないカラー部分18の表面18aに設けられ、不正開封防止シールが剥がされたあとに残り得るいかなる残留破片にも対応するために、表面15aの上には隙間「W1」が形成される。
図12Aおよび図12Bに示す実施形態に関しては、上述の構成の更に別の変形形態が示されている。この実施形態では、不正開封防止シールが上側へり部分15の表面15aに貼り付けられてもよく、その不正開封防止シールが剥がされたとき、表面15aが残留破片を含む恐れがあり、この残留破片がその表面に接触し得るいずれかの溝または通気孔を塞ぐ可能性がある。これに対処するため、突起38がカラー18上に設けられ、この突起は図12Bに示すように瓶の開口した上側部分15に突入するように下向きに延びる。瓶の開口した上側部分15の内側表面は、突起38の外側表面に実質的に一致するような角度に曲げられ、溝または通気孔30が突起38の外側表面18a上に形成される。この構成では、溝または通気孔30は表面15aに接触することがなく、図示するように表面15aの上に隙間W2が形成される。
図13Aおよび図13Bに示す実施形態に関しては、上述の構成の更に別の変形形態が示されている。この実施形態では、通気を達成するために、カラー部分18の合わせ面と瓶の開口した上側部分15とがある角度に曲げられて、それらの間に通気経路を画定する。瓶部分12の開口した上側部分15の内側水平表面15aは、その上に貼り付けられた不正開封防止シールを有してもよく、該内側水平表面は、この不正開封防止シールが剥がされたとき、その上に形成された残留破片を有する可能性があり、この残留破片は、該内側水平表面に係合するカラー部分18の表面上に形成されるいずれかの溝または通気孔を塞ぐか、あるいは不利に妨げる恐れがある。これに対処するため、表面15aから離れたカラー部分18の表面18aに溝が設けられる。これにより、表面15aが破片を含む場合であっても、瓶部分の通気が依然として可能であることを確実にする。図に示すように、表面15aの上に隙間W3も形成される。
収容器の通気のための上述の実施形態の各々において、溝がカラー部分の下面に設けられ、この溝により、放出される液体によって満たされていた空間が液体に取って代わるべく、空気が収容器の内部領域に入り込むための通路が提供される。これは、溝の深さおよびサイズを制御することによって、液体の漏れを発生させることなく達成される。本発明の通気構造を組み込んだ収容器は、各収容器間でばらつきのない一定の流れ特性を提供し、使用されていないときには収容器内に自然な真空が存在し、使用時において収容器から液体を引き出すために収容器に吸引力が加えられているときには通気が可能であり、真空が壊されることとなり、液体の流れが可能となる。しかし、収容器の流量は、出口のオリフィスのサイズによって概ね決定される。上述の通気構造を有する収容器は、不注意による収容器からの液体の漏れを避けるために液体と空気の界面の間に十分な表面張力が存在することを確実にする溝のサイズおよび形状のために、上下を逆さまにしても漏れを起こさない。このことは、重力の効果では収容器内に存在する表面張力に打ち勝つには十分でないことによって、たとえ収容器が上下逆さまであっても達成される。したがって、収容器が通気され流体を放出するためには、収容器に圧力が加えられる必要がある。
上記発明について、乳幼児用哺乳瓶に関連付けて述べてきたが、液体の放出が圧力下で制御される態様である出口部分が採用された、スポーツドリンク用の瓶や他の収容器での使用にも、本発明と同一の原理が適用され得ることは理解されよう。
明細書および特許請求の範囲全体において、用語「含む、備える(comprise)」およびその派生語は、明示的に断りがない場合、または文脈上別の解釈を要しない場合には、他の要素の排除する意味ではなく、他の要素も含む意味をもつことを意図して用いられている。すなわち、用語「含む、備える」およびその派生語は、明示的に断りがない場合または文脈上別の解釈を要しない場合には、直接参照され列記された構成要素、ステップ、または特徴のみならず、具体的に列記されていない他の構成要素、ステップ、または特徴を含むものと解される。
明細書および特許請求の範囲において使用される、垂直、水平、上、下、上側、下側等の方向に関する用語は、相対的なものと解されるべきで、その構成要素、品物、物品、装置、デバイス、または器具が通常は特定の向きにあると考えられるという前提、典型的には乳幼児用哺乳瓶ではその最上部にあると考えられるという前提に基づいている。
本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本明細書に記載された本発明の方法に対して多くの改変および変更が可能であることは当業者には理解されよう。
2 歯茎
10 容器
12 瓶
13 瓶の底部
14 瓶の側壁
15 瓶の上側部分
15a 瓶の上側へりの表面
16 出口部分
17 乳首部材(乳首部分)
18 カラー部材(カラー部分)
18a カラー部材における水平に延出した部分
19 オリフィス
20 内部ねじ山
21 乳首部材の上側凹面
22 乳首部材の上側凹面における変曲点
23 乳首部材の下側凹面
24 乳首部材の下側凹面における変曲点
25 乳首部材の下側表面
26 乳首部材の上側表面
30 溝または通気孔
34 カラー部材の段部
35 瓶の段部
36 カラー部材の段部
37 瓶の段部
38 突起
A 吸い込み動作中に頬が引き込まれる方向
B 吸い込み動作中に顎および舌が動く方向
G 空気の流入経路
W 瓶とカラー部材との隙間
W1 瓶とカラー部材との隙間
W2 瓶とカラー部材との隙間
W3 瓶とカラー部材との隙間
X 乳首部材の上側凹面における変曲点からの距離
Y 溝の深さまたは通気孔の深さ
Z 溝幅または通気孔の幅
φ 溝の角度または通気孔の角度

Claims (12)

  1. 飲み物収容器であって、
    飲むための液体を収容する容器と、
    前記収容器のユーザによって与えられる圧力の下で前記液体が供給されるときに通過する出口と、前記容器の開口に取り付けられるカラー部分とを有する出口部材とを含むものであり、
    前記カラー部分の下面は、前記容器の前記開口の上面に当接して、前記出口部材と前記容器との間に実質的に封止係合を形成するように構成されるものであり、
    前記カラー部分の前記下面と、前記容器の前記開口の前記上面の両方は、硬質の、実質的に非変形性である材料で形成され、前記カラー部分の前記下面と、前記容器の前記開口の前記上面、前記カラー部分の前記下面と、前記容器の前記開口の前記上面とを当接させた際にそれらの間に発生する圧力の下で変形することなく当接することができ、前記カラー部分の前記下面か、または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかが、少なくとも1つのそこに形成された、前記の当接する両表面を横断して延びる通気孔を有するものであり、
    前記少なくとも1つの通気孔は、前記ユーザによって与えられる圧力が前記出口部材に加わったとき、前記少なくとも1つの通気孔の部材が前記容器内への制御された形での空気の侵入を許容して、前記出口からの液体の流れを促進し、前記ユーザによって与えられる圧力が取り除かれたとき、前記少なくとも1つの通気孔の部材が前記容器への空気の侵入を実質的に防止し、前記容器内を制御された真空圧力状態とするのを維持する、飲み物収容器。
  2. 前記容器からの前記出口を介した液体の供給を促進するために加えられる前記圧力が、吸引力であることを特徴とする請求項1に記載の飲み物収容器。
  3. 前記少なくとも1つの通気孔は、前記カラー部分の前記下面または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかに形成された1または複数のチャネルを含み、前記チャネルは、前記カラー部分と前記容器の前記開口とが当接する両表面を横断して延びるものである、請求項2に記載の飲み物収容器。
  4. 前記カラー部分と前記容器の前記開口とが当接する両表面は、硬質同士の係合を形成するよう、最小限の可撓性しか有しない実質的に硬質の材料から形成されるものである、請求項2に記載の飲み物収容器。
  5. 前記実質的に硬質の材料は、ポリプロピレン等の硬質プラスチック材料である、請求項に記載の飲み物収容器。
  6. 前記容器からの前記出口を介した液体の供給を促進するために加えられる前記圧力が、吸引力であることを特徴とする請求項1に記載の飲み物収容器。
  7. 前記少なくとも1つの通気孔は、前記カラー部分の前記下面または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかに形成された1または複数のチャネルを含み、前記チャネルは、前記カラー部分と前記容器の前記開口とが当接する両表面を横断して延びるものである、請求項6に記載の飲み物収容器。
  8. 前記少なくとも1つの通気孔は、前記カラー部分の前記下面または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかに形成された表面仕上げに変形部を含んでおり、前記表面仕上げの前記変形部は前記容器の前記カラー部分と前記開口とが当接する両表面を横断して延びる、請求項6に記載の飲み物収容器。
  9. 前記硬質の、実質的に非変形性である材料は硬質プラスチック材料であり、前記硬質のプラスチック材料はポリプロピレンを含むものである、請求項6から8のいずれか一項に記載の飲み物収容器。
  10. 前記少なくとも1つの通気孔は、前記カラー部分の前記下面または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかに形成された1または複数のチャネルを含み、前記チャネルは、前記カラー部分と前記容器の前記開口とが当接する両表面を横断して延びるものである、請求項1に記載の飲み物収容器。
  11. 前記少なくとも1つの通気孔は、前記カラー部分の前記下面または前記容器の前記開口の前記上面のいずれかに形成された表面仕上げに変形部を含んでおり、前記表面仕上げの前記変形部は前記容器の前記カラー部分と前記開口とが当接する両表面を横断して延びる、請求項1に記載の飲み物収容器。
  12. 前記硬質の、実質的に非変形性である材料は硬質プラスチック材料であり、前記硬質のプラスチック材料はポリプロピレンを含むものである、請求項10または11に記載の飲み物収容器。
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