JP6700998B2 - 復帰安全確認時間制御装置及び復帰安全確認時間制御方法 - Google Patents

復帰安全確認時間制御装置及び復帰安全確認時間制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、ガスメータでガスを遮断した後に行われる復帰安全確認に掛かる時間を、ガス流量に応じて制御する装置及び方法に関するものである。
ガスメータには、遮断弁等のガスを遮断するための機構が備わっている。例えば、継続してガスを使用可能な時間をガス流量に応じて設定し、その時間が経過した場合には遮断弁が閉じてガスが遮断される。そして、ガスを遮断した後に、遮断弁が開いた通常の状態に復帰させる際には、ガス漏れが無いか否かを確認するために、任意の時間内でガス流量を観測する復帰安全確認が行われる。
復帰安全確認では、遮断時のガス流量をもとにして最小流量以上の流量が観測されるか否かを確認する必要があるため、流量が小さいときにガスが遮断された場合には、復帰安全確認に時間が掛かる。例えば、特許文献1には、流量区分を設けて、流量区分ごとに復帰安全確認時間を設定するガス遮断装置が記載されている。最小流量区分の復帰安全確認時間は、他の流量区分の復帰安全確認時間よりも長い。
特開2006−349346号公報
上記のように、特許文献1に記載されたガス遮断装置では、N個の流量区分それぞれに復帰安全確認時間を設定している。従って、遮断時のガス流量が違っていても、同じ流量区分に属するのであれば、同じ復帰安全確認時間が設定される。つまり、同じ流量区分に属する流量の中で流量が大きい場合には、必要以上に長い復帰安全確認時間が強制的に設定されるので、ガスを遮断してから復帰するまでに時間が掛かるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、流量区分ごとではなく流量ごとの時間値を用いて復帰安全確認の完了を決定する復帰安全確認時間制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る復帰安全確認時間制御装置は、ガスを遮断する遮断弁が閉じる際のガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する完了時間算出部と、復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する経過時間測定部と、復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較指示を出力する比較指示部と、比較指示部により比較指示が出力されると、完了時間算出部が算出した完了時間と経過時間測定部が測定した経過時間とを比較し、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に復帰安全確認の完了を決定する比較部とを備えることを特徴とするものである。完了時間算出部は、遮断弁が閉じる際のガス流量が第2設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出される一次関数を用いて、完了時間を算出する。
この発明によれば、比較部は、ガス流量ごとに算出される時間値である完了時間を経過時間と比較するので、流量区分ごとではなく流量ごとの時間値を用いて復帰安全確認の完了が決定される。
この発明の実施の形態1に係る復帰安全確認時間制御装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る復帰安全確認時間制御装置の処理を示すフローチャートである。 完了時間の算出に用いる関数例を示すグラフである。 遮断弁が閉じる際のガス流量と完了時間と復帰安全確認時間との関係を示す表である。 完了時間の算出に用いる他の関数例を示すグラフである。 遮断弁が閉じる際のガス流量と完了時間と復帰安全確認時間との関係を示す表である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る復帰安全確認時間制御装置の構成を示すブロック図である。復帰安全確認時間制御装置は、不図示のガスメータに組み込まれ、当該ガスメータと一体的に構成されている。
遮断判定部1は、ガスを遮断するか否かを判定する。例えば、ガスが継続して使用されている時間を測定し、その時間が設定時間以上となった場合、ガスを遮断すると判定する。また、例えば、ガス流量が異常なほど大きい場合、ガスを遮断すると判定する。遮断判定部1は、ガスを遮断すると判定すると、遮断実行指示を遮断弁2と完了時間算出部4とに出力する。
遮断弁2は、遮断判定部1が遮断実行指示を出力すると、閉弁してガスを遮断する。
流量センサ3は、ガス流量を計測するものであり、遮断判定部1、完了時間算出部4、復帰安全確認部6等に計測したガス流量を出力する。
完了時間算出部4は、遮断判定部1が遮断実行指示を出力すると、流量センサ3が出力するガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する。例えば、後述する一次関数を用いて完了時間を算出する。算出した完了時間は、比較部9に出力される。
復帰安全確認開始判定部5は、遮断弁2が閉じられた後に、復帰安全確認を開始するか否かを判定する。例えば、ガスのユーザが不図示の復帰ボタン等を押して、遮断弁2の開弁を指示した場合に、復帰安全確認を開始すると判定する。復帰安全確認開始判定部5は、復帰安全確認を開始すると判定すると、開始指示を復帰安全確認部6と経過時間測定部7と比較指示部8とに出力する。
復帰安全確認部6は、復帰安全確認開始判定部5が開始指示を出力すると、流量センサ3が出力するガス流量を用いて、ガスの漏えいが無いかなどを監視する復帰安全確認の実行を開始する。また、比較部9により復帰安全確認の完了が決定されて完了指示が出力されると、復帰安全確認を完了する。
経過時間測定部7は、復帰安全確認開始判定部5からの開始指示を受けて時間の測定を開始することで、復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する。測定した経過時間は、比較部9に出力される。
比較指示部8は、復帰安全確認開始判定部5からの開始指示を受けると、周期的に比較部9に比較指示を出力する。つまり、復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較部9に比較指示を出力する。比較指示部8は、経過時間測定部7の出力を利用する分周器としてもよい。
比較部9は、比較指示部8が比較指示を出力すると、完了時間算出部4が算出した完了時間と、経過時間測定部7が測定した経過時間とを、当該比較指示を受けたタイミングで比較する。そして、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に、比較部9は、復帰安全確認の完了を決定して、完了指示を復帰安全確認部6に出力する。
遮断判定部1、完了時間算出部4、復帰安全確認開始判定部5、復帰安全確認部6、経過時間測定部7、比較指示部8及び比較部9は、例えば、不図示のプロセッサがプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサを連携させて実現してもよい。
次に、上記のように構成された復帰安全確認時間制御装置の処理の一例について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
遮断判定部1がガスを遮断すると判定して、遮断実行指示を遮断弁2と完了時間算出部4とに出力すると、遮断弁2が閉じてガスが遮断される。また、完了時間算出部4は、遮断実行指示を受けると、流量センサ3が出力するガス流量を用いて、完了時間を算出する(ステップST1)。完了時間の算出には、遮断実行指示を受けたときに流量センサ3から出力されたガス流量を用いることができる。または、完了時間算出部4が、流量センサ3が出力するガス流量の履歴を不図示のメモリに記憶しておき、遮断実行指示を受けたときに当該履歴を読み出して、最も新しいガス流量を完了時間の算出に用いてもよい。このようにして、完了時間算出部4は、遮断弁2が閉じる際のガス流量を用いて、完了時間を算出する。
完了時間は、図3に示すようなマイナスの傾きを持つ一次関数を用いて算出される。
続いて、復帰安全確認開始判定部5が、復帰安全確認を開始するか否かを判定する(ステップST2)。例えば、ユーザにより不図示の復帰ボタン等が押されて遮断弁2の開弁が指示された場合に、復帰安全確認を開始すると判定する。
復帰安全確認開始判定部5が、復帰安全確認を開始しないと判定した場合(ステップST2:NO)、ステップST2の処理を繰り返す。
一方、復帰安全確認開始判定部5が、復帰安全確認を開始すると判定した場合(ステップST2:YES)、復帰安全確認開始判定部5により開始指示が出力され、復帰安全確認部6と経過時間測定部7と比較指示部8とが、各処理を開始する(ステップST3)。
つまり、復帰安全確認部6はガスの漏えいを監視し始め、経過時間測定部7は時間を測定し始め、比較指示部8は、設定された周期で比較指示を出力し始める。ここでは、比較指示部8が比較指示を出力する周期が12秒である場合を例に説明する。
続いて、比較部9は、比較指示部8により比較指示が出力されたかを判定する(ステップST4)。
比較指示が出力されていない場合(ステップST4;NO)、ステップST4の処理を繰り返す。
一方、比較指示が出力された場合(ステップST4;YES)、比較部9は、完了時間算出部4が算出した完了時間と、経過時間測定部7が測定した経過時間とを、当該比較指示を受けたタイミングで比較し、当該経過時間が当該完了時間以上であるかを判定する(ステップST5)。このときに完了時間と比較される経過時間は、比較指示部8が比較指示を出力した時点で経過時間測定部7により測定された経過時間である。比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒とした場合、比較部9による比較処理は、12秒に一回行われることになる。
経過時間が完了時間未満である場合(ステップST5;NO)、ステップST4の処理を再度行う。つまり、比較部9は、次の比較指示が出力されるのを待つ。
一方、経過時間が完了時間以上である場合(ステップST5;YES)、比較部9は、復帰安全確認の完了を決定して、完了指示を復帰安全確認部6に出力する(ステップST6)。
なお、復帰安全確認部6は、ステップST3で処理を開始してからガスの漏えいを検知した場合、遮断弁2に閉弁するよう指示を出力し、復帰安全確認を中断して再度ガスを遮断させる。
図4は、遮断弁2が閉じる際のガス流量Qごとに、完了時間Tjと復帰安全確認時間Tkとを示した表である。復帰安全確認時間Tkは、復帰安全確認が開始されてから比較部9によりその完了が決定されるまでの時間である。完了時間Tjの算出に用いる一次関数は、以下の式(1)に示すとおりであり、aはマイナスの値をとる。
Tj=a×Q+b ・・・(1)
図4に示す完了時間Tjは、aを−1.33、bを57としたときの値であり、便宜上小数点以下を切り捨てて記載している。完了時間Tjを算出する際に用いる一次関数の係数a,bの値次第で、完了時間Tjは図4に示すものと異なる値をとることになり、図4には完了時間Tjの一例を示している。
ここでは、比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒としているので、復帰安全確認時間Tkは12の整数倍の値となる。
そして、図4のように完了時間Tjが算出される場合、ガス流量Qが0以上6以下では、完了時間Tjは48秒より大きく60秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは60秒となる。つまり、比較指示部8が5回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが7以上15以下では完了時間Tjは36秒より大きく48秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは48秒となる。つまり、比較指示部8が4回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが16以上24以下では完了時間Tjは24秒より大きく36秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは36秒となる。つまり、比較指示部8が3回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが25以上33以下では完了時間Tjは12秒より大きく24秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは24秒となる。つまり、比較指示部8が2回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが34以上では完了時間Tjは12秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは12秒となる。つまり、比較指示部8が最初の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒としているので、復帰安全確認時間Tkは最短で12秒つまり当該周期と同じ値となる。
このように、ガス流量ごとに算出される時間値である完了時間を用いた比較部9での比較処理により、復帰安全確認の完了が決定される。ガス流量ごとに算出される時間値である完了時間を比較処理に用いることで、同じ流量区分に属するのであればガス流量が違っても同じ値となる時間値を比較処理に用いる場合に比べ、ガス流量の違いを反映して復帰安全確認の完了を決定することが可能になる。従って、遮断弁2が閉じる際のガス流量に対して必要以上に長い復帰安全確認時間が掛かってしまう可能性を低減することにつながる。
また、上記特許文献1のような従来のガス遮断装置では、N個の流量区分それぞれに復帰安全確認時間を設定して、電力供給が無くても情報が消去されない不揮発性メモリに記憶させておく必要があるが、不揮発性メモリからの読み出しには消費電力が掛かる。従って、電池で稼働するガスメータに適用した場合、その電池寿命が短くなるという不都合が生じていた。
それに対し、実施の形態1の復帰安全確認時間制御装置は、不揮発性メモリに予め記憶された復帰安全確認時間を当該不揮発性メモリから読み出す処理は必要としないことに加え、比較部9による比較処理が周期的例えば12秒周期で行われるようにして処理負荷を軽減することで、省電力化が可能となる。
比較指示部8が比較指示を出力する周期は、復帰安全確認時間の最短値となる。従って、ガス流量が第1設定値以上のときに復帰安全確認時間が最短となるように、周期を設定することが考えられる。つまり、図4に示す例であれば、ガス流量Qが33と34との間を境として、ガス流量Qが34以上のときに復帰安全確認時間Tkが最短値となり、ガス流量Qが34未満では当該最短値よりも長い復帰安全確認時間Tkとなるように、周期を設定する。ガス流量Qが34のときの完了時間Tjである11秒以上、ガス流量Qが33のときの完了時間Tjである13秒未満の値として、例えば上記のように周期は12秒に設定される。
また、完了時間算出部4が完了時間を算出する際に用いる一次関数は、ガス流量が第2設定値未満のときに復帰安全確認時間が最長となるような完了時間を算出するように、その係数を設定することが考えられる。つまり、図4に示す例であれば、ガス流量Qが6と7との間を境として、ガス流量Qが7未満のときに復帰安全確認時間Tkが最長値となり、ガス流量Qが7以上では当該最長値よりも短い復帰安全確認時間Tkとなるように、一次関数の係数を設定する。比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒、復帰安全確認時間の最長値を60秒とした場合、ガス流量Qが7未満では48秒より大きくかつ60秒以下の完了時間Tjが算出されるような一次関数を用いる。
なお、完了時間算出部4は、一次関数に代えて図5に示すような広義のシグモイド関数を用いて完了時間を算出してもよい。
図6は、完了時間の算出にシグモイド関数を用いた場合の、遮断弁2が閉じる際のガス流量Qと完了時間Tjと復帰安全確認時間Tkとの関係を示す表である。完了時間Tjの算出に用いるシグモイド関数の一例を、以下の式(2)に示す。ABS(Q−d)は、(Q−d)の絶対値をとることを意味している。
Tj=c×(Q−d)÷(e+ABS(Q−d))+f ・・・(2)
図6に示す完了時間Tjは、cを−30、dを21.3、eを0.3、fを20としたときの値であり、便宜上小数点以下を切り捨てて記載している。完了時間Tjを算出する際に用いるシグモイド関数の係数c,d,e,fの値次第で、完了時間Tjは図6に示すものと異なる値をとることになり、図6には完了時間Tjの一例を示している。
ここでも、比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒としている。
そして、図6のように完了時間Tjが算出される場合、ガス流量Qが0以上17以下では、完了時間Tjは48秒より大きく60秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは60秒となる。つまり、比較指示部8が5回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが18以上20以下では完了時間Tjは36秒より大きく48秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは48秒となる。つまり、比較指示部8が4回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが21では完了時間Tjが35秒で、これは24秒より大きく36秒以下の値であるので、復帰安全確認時間Tkは36秒となる。つまり、比較指示部8が3回目の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
同様に、ガス流量Qが22以上では完了時間Tjは12秒以下の値をとるので、復帰安全確認時間Tkは比較指示の周期と同じ12秒となる。つまり、比較指示部8が最初の比較指示を出力した際に、完了時間Tjと経過時間測定部7により測定された経過時間とを比較部9が比較して、復帰安全確認の完了が決定される。
このように、シグモイド関数を用いて、ガス流量ごとの時間値である完了時間を算出してもよい。
図6の例では、ガス流量Qの第1設定値を22として、当該第1設定値以上のときに復帰安全確認時間Tkが最短となるように、比較指示の周期が設定されていると考えることができる。つまり、ガス流量Qが21と22との間を境として、ガス流量Qが22以上のときに復帰安全確認時間Tkが最短値となり、ガス流量Qが22未満では当該最短値よりも長い復帰安全確認時間Tkとなるように、比較指示の周期が設定されている。ガス流量Qが22のときの完了時間Tjである−1秒以上、ガス流量Qが21のときの完了時間Tjである35秒未満の値として、例えば上記のように周期は12秒に設定されている。
また、完了時間算出部4が完了時間を算出する際に用いるシグモイド関数は、ガス流量が第3設定値未満のときに復帰安全確認時間が最長となるような完了時間を算出するように、その係数を設定することが考えられる。つまり、図6に示す例であれば、ガス流量Qが17と18との間を境として、ガス流量Qが18未満のときに復帰安全確認時間Tkが最長値となり、ガス流量Qが18以上では当該最長値よりも短い復帰安全確認時間Tkとなるように、シグモイド関数の係数を設定する。比較指示部8が比較指示を出力する周期を12秒、復帰安全確認時間の最長値を60秒とした場合、ガス流量Qが18未満では48秒より大きくかつ60秒以下の完了時間Tjが算出されるようなシグモイド関数を用いる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、比較部9は、ガス流量ごとに算出される時間値である完了時間を用いた比較処理により、復帰安全確認の完了を決定する。これにより、同じ流量区分に属するのであればガス流量が違っても同じ値となる時間値を比較処理に用いる場合に比べ、ガス流量の違いを反映して復帰安全確認の完了を決定することが可能になる。従って、遮断弁2が閉じる際のガス流量に対して必要以上に長い復帰安全確認時間が掛かってしまう可能性を低減することにつながる。
また、比較指示部8により比較指示が出力される周期は、復帰安全確認が開始されてから比較部9によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間を、遮断弁2が閉じる際のガス流量が第1設定値以上のときに最短とする値に設定されることとした。このように周期を設定することで、第1設定値以上のガス流量のときには最短の復帰安全確認時間となるようにすることができる。
また、完了時間算出部4は、遮断弁2が閉じる際のガス流量が第2設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから比較部9によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出される一次関数を用いて、完了時間を算出することとした。このようにすると、例えば比較指示の周期が変更されても、一次関数の係数を調節することで、復帰安全確認時間が最長となるガス流量を一定に保つことができる。
また、完了時間算出部4は、遮断弁2が閉じる際のガス流量が第3設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから比較部9によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出されるシグモイド関数を用いて、完了時間を算出することとした。このようにすると、例えば比較指示の周期が変更されても、シグモイド関数の係数を調節することで、復帰安全確認時間が最長となる流量を一定に保つことができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 遮断判定部
2 遮断弁
3 流量センサ
4 完了時間算出部
5 復帰安全確認開始判定部
6 復帰安全確認部
7 経過時間測定部
8 比較指示部
9 比較部

Claims (5)

  1. ガスを遮断する遮断弁が閉じる際のガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する完了時間算出部と、
    復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する経過時間測定部と、
    復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較指示を出力する比較指示部と、
    前記比較指示部により比較指示が出力されると、前記完了時間算出部が算出した完了時間と前記経過時間測定部が測定した経過時間とを比較し、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に復帰安全確認の完了を決定する比較部とを備え
    前記完了時間算出部は、前記遮断弁が閉じる際のガス流量が第2設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから前記比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出される一次関数を用いて、完了時間を算出することを特徴とする復帰安全確認時間制御装置。
  2. ガスを遮断する遮断弁が閉じる際のガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する完了時間算出部と、
    復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する経過時間測定部と、
    復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較指示を出力する比較指示部と、
    前記比較指示部により比較指示が出力されると、前記完了時間算出部が算出した完了時間と前記経過時間測定部が測定した経過時間とを比較し、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に復帰安全確認の完了を決定する比較部とを備え、
    前記完了時間算出部は、前記遮断弁が閉じる際のガス流量が第3設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから前記比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出されるシグモイド関数を用いて、完了時間を算出することを特徴とする復帰安全確認時間制御装置。
  3. 前記比較指示部により比較指示が出力される周期は、復帰安全確認が開始されてから前記比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間を、前記遮断弁が閉じる際のガス流量が第1設定値以上のときに最短とする値に設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の復帰安全確認時間制御装置。
  4. 完了時間算出部が、ガスを遮断する遮断弁が閉じる際のガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する完了時間算出ステップと、
    経過時間測定部が、復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する経過時間測定ステップと、
    比較指示部が、復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較指示を出力する比較指示ステップと、
    比較部が、前記比較指示ステップにより比較指示が出力されると、前記完了時間算出ステップで算出された完了時間と前記経過時間測定ステップで測定された経過時間とを比較し、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に復帰安全確認の完了を決定する比較ステップとを備え
    前記完了時間算出部は、前記遮断弁が閉じる際のガス流量が第2設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから前記比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出される一次関数を用いて、完了時間を算出することを特徴とする復帰安全確認時間制御方法。
  5. 完了時間算出部が、ガスを遮断する遮断弁が閉じる際のガス流量を用いて、ガス流量ごとの完了時間を算出する完了時間算出ステップと、
    経過時間測定部が、復帰安全確認が開始されてからの経過時間を測定する経過時間測定ステップと、
    比較指示部が、復帰安全確認が開始されてから、設定された周期で比較指示を出力する比較指示ステップと、
    比較部が、前記比較指示ステップにより比較指示が出力されると、前記完了時間算出ステップで算出された完了時間と前記経過時間測定ステップで測定された経過時間とを比較し、当該経過時間が当該完了時間以上の場合に復帰安全確認の完了を決定する比較ステップとを備え、
    前記完了時間算出部は、前記遮断弁が閉じる際のガス流量が第3設定値未満のときに、復帰安全確認が開始されてから前記比較部によりその完了が決定されるまでの復帰安全確認時間が最長となる完了時間が算出されるシグモイド関数を用いて、完了時間を算出することを特徴とする復帰安全確認時間制御方法。
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