JP6699382B2 - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

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Description

本発明は、温水洗浄便座装置に関する。
温水洗浄便座装置の一形態として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の温水洗浄便座装置には、特許文献1の図2に示すように、便器800のボウル801内の臭気を含む空気を吸引して脱臭する脱臭装置110が設けられている。脱臭装置110は、ボウル801の内部と外部とを連通する脱臭風路111a,111b、ボウル801内の空気を吸引する吸引ファン113、粉塵等が吸引ファン113へ吸引されることを抑制するフィルタ115、脱臭風路111a,111bに吸引された空気の臭気成分を除去する脱臭触媒117を備えている。
また、特許文献1の温水洗浄便座装置は、フィルタ115に向けて水を噴射する水供給部120が設けられている。水供給部120から噴出された水によって、フィルタ115に付着した粉塵が除去されるため、フィルタ15の目詰まり等による空気の吸引量の低下が抑制される。よって、フィルタ115のメンテナンスを不要とするとともに、脱臭装置110の脱臭性能の低下が抑制される。
特開2011−6970号公報
上述した特許文献1の脱臭装置110の脱臭触媒117は、空気に含まれる臭気の除去を、臭気を吸着することにより行う。しかしながら、脱臭触媒117の臭気の吸着量には限界がある。よって、脱臭性能を維持するためには、脱臭触媒117の臭気の吸着量が限界量となる前に、脱臭触媒117を交換する必要がある。すなわち、温水洗浄便座装置の使用が例えば所定時間経過した場合、メンテナンスを行う必要がある。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、温水洗浄便座装置の脱臭機能部において、メンテナンスフリーを実現するとともに、脱臭性能を比較的長期間維持することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る温水洗浄便座装置は、便鉢部を有する腰掛式便器に取り付けられるとともに、給水源から供給された水によって人体の局部を洗浄する洗浄機能部および便鉢部内の気体に含まれる臭気を除去する脱臭機能部を収納する本体部を備えている温水洗浄便座装置であって、脱臭機能部は、便鉢部内に向けて開口する第一開口部と本体部の外部に向けて開口する第二開口部とを接続し、気体が流通可能な気体流路を有する脱臭ケーシングと、気体流路に配置され、第一開口部から気体流路に気体を吸入し、かつ、気体流路に吸入した気体を第二開口部から排出するファン装置と、給水源から水が供給されるとともに、気体流路における第一開口部とファン装置との間にて、ファン装置によって気体流路に吸入された気体に水を噴出する水噴出装置と、脱臭ケーシングに設けられ、水噴出装置によって噴出された水を第一開口部に導出する水導出部と、を備えている。
これによれば、便鉢部内の気体がファン装置によって第一開口部から気体流路に吸入され、気体中の臭気および浮遊物(粉塵)が水噴出装置によって噴出された水に付着する。臭気および浮遊物が付着した水は、水導出部および第一開口部を介して便鉢部に排出される。すなわち、給水源から供給されて水噴出装置によって噴出される水のみにより、臭気および浮遊物が気体中から除去されて便鉢部に排出される。よって、脱臭機能部は、例えばフィルタ等のメンテナンスを要する部材を不要とし、かつ、脱臭性能の低下が抑制される。したがって、温水洗浄便座装置の脱臭機能部において、メンテナンスフリーを実現するとともに、脱臭性能を比較的長期間維持することができる。
本発明の第一実施形態に係る温水洗浄便座装置を示す側面図である。 図1に示す温水洗浄便座装置の平面図である。 図2に示す温水洗浄便座装置の模式図である。 図2に示すIV−IV線に沿った本体部の断面図であり、主として脱臭機能部を示している。 図4に示すV−V線に沿った本体部の断面図であり、主として脱臭機能部を示している。 図3に示す脱臭機能部の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第二実施形態に係る温水洗浄便座装置の本体部の断面図であり、主として脱臭機能部を示している。 図7に示す脱臭機能部の動作を示すタイムチャートである。 本発明の第一実施形態の一の変形例に係る温水洗浄便座装置を示す模式図である。 本発明の第一実施形態の他の変形例に係る温水洗浄便座装置を示す模式図である。
<第一実施形態>
以下、本発明による温水洗浄便座装置の第一実施形態について説明する。本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の上方および下方とし、同じく左側および右側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の前方および後方とし、同じく紙面手前側および紙面奥側を、それぞれ温水洗浄便座装置1の左方および右方として説明する。
温水洗浄便座装置1は、図1に示すように、腰掛式便器2の便座設置面2aに取り付けられている。腰掛式便器2は、家屋のトイレルーム(図示なし)に設置されている。腰掛式便器2は、便鉢部2bを有している。
温水洗浄便座装置1は、本体部10、便座20、便座20を覆う便蓋30を備えている。本体部10は、図2乃至図4に示すように、本体ケーシング10a、洗浄機能部40、脱臭機能部50、着座センサ60、および、温水洗浄便座装置1を統括制御する制御装置70を備えている。
本体ケーシング10aは、例えば熱可塑性樹脂材料によって中空の箱状に形成されている。本体ケーシング10aは、底面の前側の一部を、便鉢部2b内に対向させるように、腰掛式便器2に取り付けられている(図1及び図4参照)。
本体ケーシング10aは、便座20および便蓋30を回動可能に保持する。本体ケーシング10a(本体部10)は、洗浄機能部40、脱臭機能部50、着座センサ60および制御装置70を収納する。本第一実施形態においては、図2に示すように、洗浄機能部40のノズル装置45が本体ケーシング10a内の左右方向における中央部に、脱臭機能部50が本体ケーシング10a内の左側にそれぞれ配置されている。
本体ケーシング10aは、図4に示すように、第一ケーシング10bおよび第二ケーシング10cを備えている。第一ケーシング10bは、本体ケーシング10aの底部を形成する。第一ケーシング10bは、底壁に本体ケーシング10a内と便鉢部2b内とを連通するように、便鉢部2b内に向けて開口する第一連通口10b1が形成されている。
第二ケーシング10cは、本体部10の上方を覆うとともに、底部を開放する箱状に形成されている。第二ケーシング10cは、左側壁に本体ケーシング10a内と外部とを連通するように開口する第二連通口10c1が形成されている(図5参照)。
洗浄機能部40は、水道配管3から供給された水によって人体の局部の洗浄を行うものである。洗浄機能部40は、水道配管3からの水(上水)を洗浄水として人体の局部に向けて噴出する。洗浄機能部40は、図3に示すように、給水装置41、流量検出装置42、熱交換装置43、ポンプ44およびノズル装置45を備えている。
また、洗浄機能部40は、洗浄水が流れる4つの接続水路L1〜L4を備えている。各接続水路L1〜L4は、管状のホースである。第一の接続水路L1は、給水装置41と流量検出装置42とを接続する。第二の接続水路L2は、流量検出装置42と熱交換装置43とを接続する。第三の接続水路L3は、熱交換装置43とポンプ44とを接続する。第四の接続水路L4は、ポンプ44とノズル装置45とを接続する。
洗浄水は、給水装置41、第一の接続水路L1、流量検出装置42、第二の接続水路L2、熱交換装置43、第三の接続水路L3、ポンプ44、第四の接続水路L4およびノズル装置45の順に流れる。
給水装置41は、水道配管3からの洗浄水を洗浄機能部40に導入するものである。給水装置41は、水道配管3に取り付けられた分岐水栓3aに、洗浄水が流れる給水ホースHを介して接続されている。分岐水栓3aは、水道配管3を流れる上水を洗浄水として給水ホースHに導出する。給水装置41は、給水ホースHからの洗浄水を第一の接続水路L1に導出する。
給水装置41は、開状態である場合に洗浄水の流れを許容し、閉状態である場合に洗浄水の流れを規制する電磁弁である。また、給水装置41は、通電されている場合に開状態となり、非通電である場合に閉状態となるノーマルクローズ型の電磁弁である。
流量検出装置42は、洗浄水の流量(単位時間あたりの流量)を検出するものである。流量検出装置42は、第一温度センサ42aおよび流量センサ42bが設けられている。
第一温度センサ42aは、流量検出装置42を流れる洗浄水の温度(特に第一温度センサ42aの設置場所の温度)を検出するものである。第一温度センサ42aによって検出された洗浄水の温度は、検出信号として制御装置70に送信される。
流量センサ42bは、洗浄水の流量(特に流量センサ42bの設置場所の流量(単位時間あたりの流量))を検出するものである。流量センサ42bは、例えば羽根車式の流量センサである。流量センサ42bによって検出された洗浄水の流量は、検出信号として制御装置70に送信される。
熱交換装置43は、洗浄水の温度を所定温度に加熱するものである。所定温度は、人体の局部を洗浄する洗浄水の温度(例えば39℃)である。熱交換装置43は、加熱ヒータ43aおよび第二温度センサ43bが設けられている。
加熱ヒータ43aは、制御装置70からの制御信号にしたがって、洗浄水を加熱するものである。加熱ヒータ43aは、洗浄水が熱交換装置43を流れるときに、洗浄水に直接接触して、水道配管3からの洗浄水の温度を所定温度に加熱する。すなわち、本実施形態における熱交換装置43の洗浄水の加熱方式は、瞬間式である。加熱ヒータ43aは、例えば、セラミックヒータである。
第二温度センサ43bは、洗浄水の温度(特に第二温度センサ43bの設置場所の温度)を検出するものである。第二温度センサ43bは、加熱ヒータ43aによって加熱された洗浄水の温度を検出する。第二温度センサ43bによって検出された洗浄水の温度は、検出信号として制御装置70に送信される。人体の局部が洗浄される場合、第二温度センサ43bの検出信号が所定温度となるように、加熱ヒータ43aが制御される。
ポンプ44は、制御装置70からの制御信号にしたがって、第四の接続水路L4に導出する洗浄水の流量を調整するものである。ポンプ44を構成するポンプモータ(図示なし)の回転数が、流量センサ42bの検出信号に基づいた制御装置70からの制御信号によって調整されることにより、洗浄水の流量が調整される。
ノズル装置45は、第四の接続水路L4からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出するものである。ノズル装置45は、流路切替弁45a、第五の接続水路L5、第六の接続水路L6、排水路D、おしり洗浄ノズル45bおよびビデ洗浄ノズル45cを備えている。
各接続水路L5,L6および排水路Dは、洗浄水が流れる流路であり、例えばシリコンゴムによって形成された屈曲性を有する管状のホースである。第五の接続水路L5は、流路切替弁45aとおしり洗浄ノズル45bとを接続する。第六の接続水路L6は、流路切替弁45aとビデ洗浄ノズル45cとを接続する。排水路Dは、流路切替弁45aから便鉢部2bに洗浄水を排出する。
流路切替弁45aは、制御装置70からの制御信号にしたがって、第四の接続水路L4からの洗浄水を、第五の接続水路L5、第六の接続水路L6および排水路Dのうちの一つに選択的に切り替えて導出するものである。流路切替弁45aは、例えば四方弁である。
おしり洗浄ノズル45bは、おしり洗浄を行うものである。おしり洗浄ノズル45bは、第五の接続水路L5からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出する。
ビデ洗浄ノズル45cは、ビデ洗浄を行うものである。ビデ洗浄ノズル45cは、第六の接続水路L6からの洗浄水を人体の局部に向けて噴出する。
また、第一の接続水路L1には、分岐部L1aが設けられている。分岐部L1aには、洗浄水が流れる分水路Bの一端が接続されている。分岐部L1aは、第一の接続水路L1を流れる洗浄水を分水路Bに導出する分岐栓である。分水路Bは、洗浄水が流れる管状のホースである。分水路Bの他端は、脱臭機能部50に接続されている。
脱臭機能部50は、便鉢部2b内の気体に含まれる臭気を除去するものである。臭気は、主としてアンモニア、メチルメルカプタンおよび硫化水素である。臭気は、使用者の排泄物等から生じる。この臭気は水溶性である。脱臭機能部50は、図4に示すように、脱臭ケーシング51、ファン装置52および水噴出装置53を備えている。
脱臭ケーシング51は、例えば熱可塑性樹脂によって中空の箱状に形成されている。脱臭ケーシング51は、第一開口部51a、第二開口部51b(図5参照)、第三開口部51c、気体流路51d、貯水部51eおよび水導出部51fを有している。
第一開口部51aは、第一連通口10b1を介して便鉢部2b内に向けて開口する開口部である。第一開口部51aは、第一連通口10b1に接続されている。第二開口部51bは、図5に示すように、第二連通口10c1を介して本体部10(本体ケーシング10a)の外部に向けて開口する開口部である。第二開口部51bは、第二連通口10c1に接続されている。第三開口部51cは、貯水部51eの上方の側壁51gに形成され、上下方向に貫通するように形成されている。第三開口部51cは、後述する連通水路50aを構成する。
気体流路51dは、第一開口部51aと第二開口部51bとを接続し、気体が流通可能な流路である。気体は、便鉢部2b内の気体である。気体流路51dは、図4に示すように、気体導入部51d1、脱臭部51d2、方向変更部51d3および気体導出部51d4を有している。気体は、ファン装置52が駆動することにより、気体流路51dを、図4の太実線の矢印にて示すように、気体導入部51d1、脱臭部51d2、方向変更部51d3および気体導出部51d4の順に流れる。
気体導入部51d1は、第一開口部51aからの便鉢部2b内の気体を脱臭部51d2に導入させる部位である。気体導入部51d1の前方の一端部に、第一開口部51aが形成されている。気体導入部51d1は、気体が前方から後方に向かうにしたがって下方から上方に向かうように流れるように形成されている。
脱臭部51d2は、気体に含まれる臭気を除去する部位である(詳細は後述する)。脱臭部51d2は、気体が前方から後方に向かって流れるように形成されている。脱臭部51d2は、貯水部51eの上方に配置されている。
方向変更部51d3は、気体の流れる方向を変更する部位である。方向変更部51d3は、具体的には、前方から後方に向かう気体の流れを、下方から上方に向かうように変更した後、さらに後方から前方に向かうように変更する。方向変更部51d3は、貯水部51eの上方に配置されている。
気体導出部51d4は、方向変更部51d3からの気体を本体部10の外部に導出する部位である。気体導出部51d4の左側の一端部は、第二開口部51bに接続されている(図5参照)。気体導出部51d4は、脱臭部51d2の上方に側壁51gを挟んで配置されている。
貯水部51eは、水道配管3からの水を貯留する部位である。貯水部51eは、上方を開放する箱状に形成され、脱臭ケーシング51の底部かつ脱臭部51d2の下方に配置されている。貯水部51eの接続口51e1が、分水路Bの他端に接続されている。貯水部51eは、水道配管3から分水路Bを介して水が供給される。貯水部51eは、水噴出装置53を構成する(後述する)。
水導出部51fは、水噴出装置53によって噴出された水を第一開口部51aに導出する流路である。水導出部51fは、本第一実施形態においては、水噴出装置53によって噴出された水を、貯水部51eを経由して第一開口部51aに導出する(詳細は後述する)。
水導出部51fは、気体流路51dの気体導入部51d1を形成する脱臭ケーシング51の底壁によって形成されている。水導出部51fの後端部が貯水部51eの上端部と接続している。また、水導出部51fは、後方から前方に向かうにしたがって上方から下方に傾くように形成されている。よって、水道配管3からの水が貯水部51eに供給された場合、貯水部51eに貯留された水は、貯水部51eから溢れて水導出部51fを通って第一開口部51aひいては便鉢部2b内に導出される(図4の細一点破線の矢印を参照)。
ファン装置52は、気体流路51dに配置され、第一開口部51aから気体流路51dに気体を吸入し、かつ、気体流路51dに吸入した気体を第二開口部51bから排出するものである。ファン装置52は、気体導出部51d4に配置されている。すなわち、ファン装置52は、貯水部51eの上方に位置するように配置されている。ファン装置52は、シロッコファンである。ファン装置52は、筒状ファン52a、ファンケーシング52bおよびファンモータ52cを備えている。
筒状ファン52aは、軸線方向が前後方向に沿うとともに、一端側(後端側)に気体を吸入する吸入口52a1を有する筒状に形成されている。筒状ファン52aは、側方に複数の羽根52a2を有する(図5参照)。筒状ファン52aは、回転駆動することにより、気体を吸入口52a1から軸線方向に沿って内側に吸入し、かつ、内側に吸入した気体を隣接する羽根52a2の間から径方向外側(ファンケーシング52bの側壁52b4)に向けて送出する(図4および図5に示す細実線の矢印を参照)。
ファンケーシング52bは、筒状ファン52aを回転可能に収納するものである。ファンケーシング52bは、軸線方向を筒状ファン52aの軸線方向と並行にされた筒状に形成されている。ファンケーシング52bは、気体を吸入する吸入口52b1および気体を排出する排出部52b2(図5参照)が形成されている。吸入口52b1は、筒状ファン52aの吸入口52a1に対向する位置に開口するように設けられている。排出部52b2は、側壁52b4に設けられかつファンケーシング52bの側方(左方)に向けて気体を排出する排出口52b3を有するダクトである(図5参照)。
ファン装置52は、吸入口52b1が後方に向けて開口するように、かつ、排出口52b3が第二開口部51bと接続するように、脱臭ケーシング51に取り付けられている。また、ファンケーシング52bは、図5に示すように、後述する連通水路50aを構成する第一貫通穴52b5が形成されている。第一貫通穴52b5は、排出部52b2に形成されかつファンケーシング52b内と第三開口部51cとを連通する穴である。
ファンモータ52cは、筒状ファン52aを回転駆動させるモータである。ファンモータ52cは、図4に示すように、ファンケーシング52bの外側に配置されている。ファンモータ52cの出力軸52c1は、ファンケーシング52bの第二貫通穴52b6を貫通するとともに、筒状ファン52aに一体回転するように固定されている。出力軸52c1は、ファンケーシング52bに対して相対回転可能かつ液密に第二貫通穴52b6に支持されている。ファンモータ52cは、制御装置70からの制御信号によって回転駆動する。
水噴出装置53は、水道配管3から水が供給されるとともに、気体流路51dにおける第一開口部51aとファン装置52との間にて、ファン装置52によって気体流路51dに吸入された気体に水を噴出するものである。水噴出装置53は、具体的には、脱臭部51d2に水を霧状に噴出する(細破線の矢印を参照)。水噴出装置53は、振動子53aおよび上述した貯水部51eを備えている。
振動子53aは、制御装置70から高周波の交流電圧が加えられることにより振動する超音波振動子である。振動子53aは、圧電セラミック(図示なし)が一対の電極(図示なし)によって挟持されて形成されたものである。振動子53aは、貯水部51eの底部に配置されている。貯水部51eがおよそ満水である場合、振動子53aが振動することにより、貯水部51eの水が水面Sから霧状に噴出する。貯水部51eの底面から水面Sまでの高さは、所定高さに設定されている。所定高さは、振動子53aの振動によって水が霧状に噴出する高さである。
また、脱臭機能部50は、連通水路50aをさらに備えている。連通水路50aは、ファンケーシング52bの内側と水導出部51fを連通する流路である。連通水路50aは、第一貫通穴52b5、第三開口部51c、脱臭部51d2および貯水部51eによって構成されている。連通水路50aは、ファンケーシング52b内に吸入された水を水導出部51fに導出する(後述する)。
着座センサ60は、便座20に着座した使用者を検知するセンサである。着座センサ60は、対象物との距離を検出する赤外線方式の距離センサである。着座センサ60は、本体ケーシング10aの内側の上部に配置されている。
使用者が便座20に着座した場合、使用者と着座センサ60との距離が比較的短くなる。これにより、着座センサ60の検出結果が所定距離以下であるとき、着座センサ60は、オン信号を制御装置70に出力する。一方、使用者が便座20に着座していないことにより、着座センサ60の検出結果が所定距離より長いとき、着座センサ60は、オフ信号を制御装置70に出力する。所定距離は、実験等により実測されて予め導出されている。
また、温水洗浄便座装置1は、水道配管3と水噴出装置53との間に設けられ、水に除菌性を付与する除菌性付与部80をさらに備えている。除菌性付与部80は、具体的には、分水路Bに配置されている。除菌性付与部80は、除菌ケーシング81および除菌剤82を備えている。
除菌ケーシング81は、内側に水が流れる中空の箱状に形成されている。除菌ケーシング81は、分岐部L1a(水道配管3)からの水を貯水部51eに導出する。除菌ケーシング81は、除菌剤82を収容する。
除菌剤82は、複数の除菌ガラスの集合体である。除菌ガラスは、銀酸化物を含むリン酸系ガラスである。リン酸系ガラスは、水に対して溶解性を有する。リン酸系ガラスが水に溶解するとき、銀酸化物は、殺菌効果を発揮する銀イオンを水中に溶出する。銀酸化物は、例えば酸化銀である。
次に、上述した温水洗浄便座装置1の脱臭機能部50による便鉢部2b内の気体の臭気を除去する脱臭動作について、図6のタイムチャートを用いて説明する。温水洗浄便座装置1が待機状態(使用者が着座していない状態)である場合、着座センサ60からオフ信号が出力されている。また、この場合、制御装置70は、水噴出装置53(振動子53a)、ファン装置52(ファンモータ52c)および給水装置41をオフ(非通電)とする。またこの場合、制御装置70は、加熱ヒータ43aをオフとするとともに、流路切替弁45aを第四の接続水路L4と排水路Dとを接続するように制御する。
温水洗浄便座装置1が待機状態である場合において、使用者が着座することにより着座センサ60の出力がオフ信号からオン信号に切り替った時、脱臭動作が開始される(時刻t1)。はじめに、制御装置70は、給水装置41を第一所定時間Tm1だけオンする。これにより、水道配管3からの水が分水路Bを介して貯水部51eに供給され、貯水部51eがおよそ満水となる。第一所定時間Tm1は、貯水部51eがおよそ満水となる時間に設定されている。また、水道配管3からの水は、除菌性付与部80を通るため、水に銀イオンが供給される。
第一所定時間Tm1が経過した時、制御装置70は、水噴出装置53をオンする(時刻t2)。これにより、振動子53aに電圧が加えられるため、貯水部51eの水が脱臭部51d2に霧状に噴出される。さらに、第二所定時間Tm2が経過した時(時刻t3)、制御装置70は、ファン装置52をオンする。これにより、ファンモータ52cが筒状ファン52aを回転駆動して、便鉢部2b内の気体が第一連通口10b1および第一開口部51aを介して気体流路51dに吸入される。第二所定時間Tm2は、少なくとも脱臭部51d2が霧状の水で満たされる時間である。
気体流路51dに吸入された気体は、気体導入部51d1を通って脱臭部51d2を流れる。このとき、水噴出装置53は、ファン装置52によって気体流路51dに吸入された気体に水を霧状に噴出する。これにより、気体に含まれる水溶性の臭気が霧状の水に付着するため、気体に含まれる臭気が除去される。また、気体に含まれる埃等の浮遊物(粉塵)が水に付着することにより除去される。さらに、水には銀イオンが含まれているため、浮遊物に含まれる細菌やカビ等が殺菌される。霧状の水の一部は、自重にて落ちることにより貯水部51eに回収される。一方、貯水部51eに落ちなかった霧状の水は、方向変更部51d3に流れる。
また、臭気等が除去された気体は、脱臭部51d2を通過して方向変更部51d3を流れる。方向変更部51d3において気体および霧状の水の流れる方向が変更されるため、気体と霧状の水とがさらに混ざり合う。これにより、気体に含まれる臭気および浮遊物が霧状の水によってさらに除去される。このとき、霧状の水の一部は、貯水部51eに落ちて回収される。一方、貯水部51eに落ちなかった霧状の水および臭気が除去された気体は、気体導出部51d4に流れる。
霧状の水および臭気が除去された気体は、気体導出部51d4を流れて、ファン装置52に吸入口52b1から吸入される。吸入口52b1から吸入された気体は、図5に示すように、ファンケーシング52b内を通って排出口52b3、第二開口部51bおよび第二連通口10c1を介して本体部10の外部に排出される(細実線の矢印を参照)。
一方、吸入口52b1からファンケーシング52b内に吸入された霧状の水は、細一点破線にて示すように、筒状ファン52aの隣接する羽根52a2の間から径方向外側に流出してファンケーシング52bの側壁52b4の内面に付着する。そして、このファンケーシング52b内の水は、ファンケーシング52b内を流れる気体に押されて側壁52b4の内面を伝って排出部52b2に流れる。さらに、このファンケーシング52b内の水は、第一貫通穴52b5および第三開口部51cから脱臭部51d2に導出されて貯水部51eに回収される。すなわち、このファンケーシング52b内の水は、連通水路50aを流れる。
そして、使用者が便座20から離れたたことにより、着座センサ60の出力がオン信号からオフ信号に切り替った時(時刻t4)から第三所定時間Tm3(例えば1分間)経過した時(時刻t5)、制御装置70は、水噴出装置53およびファン装置52をオフする。さらに、この時(時刻t5)、制御装置70は、給水装置41を第一所定時間Tm1だけオンする。これにより、貯水部51e(連通水路50a)の水が貯水部51eから溢れて水導出部51fを通って第一開口部51aに導出されて第一連通口10b1を介して便鉢部2b内に排出される。このように、連通水路50aは、ファンケーシング52b内に吸入された水を水導出部51fに導出する。
この時点(時刻t5)における貯水部51eの水は、水噴出装置53によって噴出された後に落下して回収された水、および、ファンケーシング52b内に吸入された後に回収された水を含んでいる。よって、貯水部51eの水は、気体から除去された臭気および浮遊物を含んでいる。したがって、気体から除去された臭気および浮遊物は、水とともに水導出部51fを通って便鉢部2b内に排出される。
そして、制御装置70は、第一所定時間Tm1経過した時点に給水装置41がオフする(時刻t6)。これにより、温水洗浄便座装置1が待機状態に戻る。このように、水導出部51fは、水噴出装置53によって噴出された水を第一開口部51aに導出する。また、ファン装置52は、水噴出装置53によって噴出された水をファンケーシング52b内に吸入する。さらに、第一貫通穴52b5、第三開口部51c、脱臭部51d2および貯水部51eによって構成される連通水路50aは、ファンケーシング52bの内側と水導出部51fとを連通させてファンケーシング52b内に吸入された水を水導出部51fに導出する。
本実施形態によれば、温水洗浄便座装置1は、便鉢部2bを有する腰掛式便器2に取り付けられるとともに、水道配管3から供給された水によって人体の局部を洗浄する洗浄機能部40および便鉢部2b内の気体に含まれる臭気を除去する脱臭機能部50を収納する本体部10を備えている。脱臭機能部50は、便鉢部2b内に向けて開口する第一開口部51aと本体部10の外部に向けて開口する第二開口部51bとを接続し、気体が流通可能な気体流路51dを有する脱臭ケーシング51と、気体流路51dに配置され、第一開口部51aから気体流路51dに気体を吸入し、かつ、気体流路51dに吸入した気体を第二開口部51bから排出するファン装置52と、水道配管3から水が供給されるとともに、気体流路51dにおける第一開口部51aとファン装置52との間にて、ファン装置52によって気体流路51dに吸入された気体に水を噴出する水噴出装置53と、脱臭ケーシング51に設けられ、水噴出装置53によって噴出された水を第一開口部51aに導出する水導出部51fと、を備えている。
これによれば、便鉢部2b内の気体がファン装置52によって第一開口部51aから気体流路51dに吸入され、気体中の臭気および浮遊物が水噴出装置53によって噴出された水に付着する。臭気および浮遊物が付着した水は、水導出部51fおよび第一開口部51aを介して便鉢部2bに排出される。すなわち、水道配管3から供給されて水噴出装置53によって噴出される水のみにより、臭気および浮遊物が気体中から除去されて便鉢部2bに排出される。よって、脱臭機能部50は、例えばフィルタ等のメンテナンスを要する部材を不要とし、かつ、脱臭性能の低下が抑制される。したがって、温水洗浄便座装置1の脱臭機能部50において、メンテナンスフリーを実現するとともに、脱臭性能を比較的長期間維持することができる。
また、気体流路51dは、気体の流れる方向を変更する方向変更部51d3が設けられている。
これによれば、気体流路51dに方向変更部51d3が設けられていない場合に比べて、気体と水噴出装置53によって噴出された水とがより混ざり合う。よって、気体に含まれる臭気および浮遊物が水噴出装置53によって噴出された水に比較的容易に付着する。したがって、脱臭機能部50は、臭気および浮遊物をより確実に気体から除去することができる。
また、ファン装置52は、複数の羽根52a2を側方に有する筒状に設けられるとともに、回転駆動することにより、気体を軸線方向に沿って内側に吸入し、かつ、内側に吸入した気体を径方向外側に向けて送出する筒状ファン52aと、筒状ファン52aを回転可能に収納するファンケーシング52bと、を備えたシロッコファンである。
これによれば、臭気および浮遊物の付着した水がファン装置52のファンケーシング52b内に吸入された場合、その水が、筒状ファン52aの径方向外側に向けて送出されてファンケーシング52bの側壁52b4の内面に付着する。よって、臭気および浮遊物の付着した水が外部に排出されることを抑制することができる。したがって、臭気および浮遊物がトイレルーム内に排出されることや、トイレルーム内が加湿されることを抑制することができる。
また、ファン装置52は、水噴出装置53によって噴出された水をファンケーシング52b内に吸入する。脱臭機能部50は、ファンケーシング52bの内側と水導出部51fとを連通させてファンケーシング52b内に吸入された水を水導出部51fに導出する連通水路50aをさらに備えている。
これによれば、ファンケーシング52b内に吸入された水がファンケーシング52bの側壁52b4の内面に付着した後、ファンケーシング52b内から連通水路50aを介して水導出部51f、第一開口部51aひいては便鉢部2bに導出される。よって、臭気および浮遊物の付着した水がファンケーシング52b内に吸入された場合においても、その水に付着した臭気および浮遊物を、その水とともに便鉢部2bに確実に排出することができる。
また、温水洗浄便座装置1は、水道配管3と水噴出装置53との間に設けられ、水に除菌性を付与する除菌性付与部80をさらに備えている。
これによれば、水噴出装置53から除菌性を有する水を噴出することができるため、脱臭ケーシング51内に吸入された気体に含まれる細菌やカビ等の微生物の量を低減させることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明による温水洗浄便座装置1の第二実施形態について、主として上述した第一実施形態と異なる部分について説明する。本第二実施形態においては、上述した第一実施形態の脱臭機能部50に代えて、図7に示す脱臭機能部150を備えている。
本第二実施形態の脱臭ケーシング151は、上述した第一実施形態の脱臭ケーシング51と比べて、貯水部51eおよび気体流路51dの方向変更部51d3を備えていない点において異なっている。脱臭ケーシング151の気体流路151dは、気体導入部151d1、脱臭部151d2および気体導出部151d4によって構成されている。気体流路151dは、前方から後方に向かうにしたがって下方から上方に向かうように形成されている。また、脱臭ケーシング151の水導出部151fは、気体流路151dを構成する脱臭ケーシング151の底壁によって形成されている。
また、本第二実施形態のファン装置152は、吸入口152b1が前方に向けて開口するように配置されている。また、第一貫通穴152b5は、水導出部151fに向けて前方に開口する。本第二実施形態において連通水路150aは、第一貫通穴152b5のみによって構成される。
本第二実施形態の水噴出装置153は、分水路Bからの水を脱臭部151d2に霧状に噴出するノズルである。水噴出装置153は、給水装置41がオンされることにより、水道配管3から分水路Bを介して供給される水を噴出する。
次に、本第二実施形態の脱臭集機能部の脱臭動作について、主として上述した第一実施形態と異なる部分を、図8のタイムチャートを用いて説明する。
着座センサ60の出力がオフ信号からオン信号に切り替った時(時刻t11)、制御装置70は、給水装置41をオン(通電)して脱臭動作を開始する。これにより、水噴出装置153が水道配管3からの水を脱臭部151d2に向けて霧状に噴出する。
給水装置41がオンされてから第二所定時間Tm2が経過した時(時刻t12)、制御装置70は、ファン装置152をオンする。これにより、便鉢部2b内の気体が気体流路151dに導入される。そして、脱臭部151d2にて気体に含まれる臭気および浮遊物が、霧状の水に付着することにより除去される。
気体に含まれる臭気および浮遊物が付着した水は、底壁(水導出部151f)に落下してまたはファンケーシング152b内から第一貫通穴152b5から導出されて、水導出部151fを通って第一開口部151aおよび第一連通口10b1を介して便鉢部2b内に排出される。そして、着座センサ60の出力がオン信号からオフ信号に切り替った時(時刻t13)から第三所定時間Tm3経過した時(時刻t14)、制御装置70は、給水装置41およびファン装置152をオフして脱臭動作を終了する。
<変形例>
なお、上述した実施形態において、温水洗浄便座装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した各実施形態における分岐部L1aは、第一の接続水路L1に配置されているが、これに代えて、分岐部L1aを第二,第三,第四の接続水路L2,L3,L4または排水路Dに配置するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、分岐部L1aは、第一の接続水路L1に設けられているが、これに代えて、図9に示すように、給水ホースHに分岐部L11aを接続しても良い。この場合、分岐部L11aと給水装置41とは、第七の接続水路27によって接続される。また、分水路B1には、分水路電磁弁B1aが設けられる。分水路電磁弁B1aは、ノーマルクローズ型の電磁弁である。分水路電磁弁B1aがオン(通電)された場合、水道配管3からの水が分岐部L11aを介して脱臭機能部50に供給される。
また、上述した実施形態において、熱交換装置43の加熱方式は、瞬間式であるが、これに代えて、加熱方式を貯湯式にしても良い。加熱方式が貯湯式である場合、熱交換装置343は、図10に示すように、洗浄水を貯留するタンク部343cを備えている。タンク部343cは、中空の箱状に形成され、内部に洗浄水を貯留する。加熱方式が貯湯式である場合、加熱ヒータ343aは、タンク部343cに貯留された洗浄水を加熱する。この場合、加熱ヒータ343aは、例えばシーズヒータである。
さらにこの場合、第一の接続水路L1における分岐部L1aと熱交換装置343との間に逆止弁346を設けるようにしても良い。逆止弁346は、分岐部L1aから熱交換装置343への洗浄水の流れを許容するが、逆方向の流れを規制するものである。すなわち、逆止弁346は、タンク部343cに貯留された洗浄水の脱臭機能部50への流出を規制する。
また、上述した各実施形態において、除菌性付与部80は、除菌ケーシング81および銀イオンの溶出によって除菌性を水に付与する除菌剤82にて構成されているが、これに代えて、除菌性付与部80を、除菌ケーシング81および除菌ケーシング81内に設けられた銀製の一対の電極(図示なし)にて構成するようにしても良い。この場合、一対の電極が水中にありかつ一対の電極に電圧が加えられたとき、陽極から銀イオンが水中に供給される。
また、上述した各実施形態において、ファン装置52,152は、シロッコファンであるが、これに代えて、ファン装置52,152を軸流ファンにしても良い。
また、上述した各実施形態において、水噴出装置53,153は、霧状に水を噴出しているが、これに代えて、粒径が比較的大きい水滴状に水を噴出するようにしても良い。さらに、水噴出装置53,153は、霧状や水滴状のような断続的ではなく、連続的に水を噴出するようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、脱臭ケーシング51やファンケーシング52bの形状、および、脱臭動作における給水装置41やファン装置52の動作タイミングを変更しても良い。
1…温水洗浄便座装置、2…腰掛式便器、2b…便鉢部、3…水道配管(給水源)、10…本体部、20…便座、30…便蓋、40…洗浄機能部、50…脱臭機能部、50a…連通水路、51…脱臭ケーシング、51a…第一開口部、51b…第二開口部、51c…第三開口部(連通水路)、51d…気体流路、51d1…気体導入部、51d2…脱臭部(連通水路)、51d3…方向変更部、51d4…気体導出部、51e…貯水部(連通水路)、51f…水導出部、51g…側壁、52…ファン装置、52a…筒状ファン、52a1…吸入口、52a2…羽根、52b…ファンケーシング、52b1…吸入口、52b2…排出部、52b3…排出口、52b4…側壁、52b5…第一貫通穴(連通水路)、53…水噴出装置、60…着座センサ、70…制御装置、80…除菌性付与部。

Claims (5)

  1. 便鉢部を有する腰掛式便器に取り付けられるとともに、給水源から供給された水によって人体の局部を洗浄する洗浄機能部および前記便鉢部内の気体に含まれる臭気を除去する脱臭機能部を収納する本体部を備えている温水洗浄便座装置であって、
    前記脱臭機能部は、
    前記便鉢部内に向けて開口する第一開口部と前記本体部の外部に向けて開口する第二開口部とを接続し、前記気体が流通可能な気体流路を有する脱臭ケーシングと、
    前記気体流路に配置され、前記第一開口部から前記気体流路に前記気体を吸入し、かつ、前記気体流路に吸入した前記気体を前記第二開口部から排出するファン装置と、
    前記給水源から前記水が供給されるとともに、前記気体流路における前記第一開口部と前記ファン装置との間にて、前記ファン装置によって前記気体流路に吸入された前記気体に前記水を噴出する水噴出装置と、
    前記脱臭ケーシングに設けられ、前記水噴出装置によって噴出された前記水を前記第一開口部に導出する水導出部と、を備えている温水洗浄便座装置。
  2. 前記気体流路は、前記気体の流れる方向を変更する方向変更部が設けられている請求項1に記載の温水洗浄便座装置。
  3. 前記ファン装置は、
    複数の羽根を側方に有する筒状に設けられるとともに、回転駆動することにより、前記気体を軸線方向に沿って内側に吸入し、かつ、内側に吸入した前記気体を径方向外側に向けて送出する筒状ファンと、
    前記筒状ファンを回転可能に収納するファンケーシングと、を備えたシロッコファンである請求項1または請求項2に記載の温水洗浄便座装置。
  4. 前記ファン装置は、前記水噴出装置によって噴出された前記水を前記ファンケーシング内に吸入し、
    前記脱臭機能部は、前記ファンケーシングの内側と前記水導出部とを連通させて前記ファンケーシング内に吸入された前記水を前記水導出部に導出する連通水路をさらに備えている請求項3に記載の温水洗浄便座装置。
  5. 前記給水源と前記水噴出装置との間に設けられ、前記水に除菌性を付与する除菌性付与部をさらに備えている請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の温水洗浄便座装置。
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