JP6698713B2 - 中空体の塑性変形可能な中空体壁を特に部分的に厚肉化するための方法および装置ならびに中空体を製造するための製造方法および機械 - Google Patents

中空体の塑性変形可能な中空体壁を特に部分的に厚肉化するための方法および装置ならびに中空体を製造するための製造方法および機械 Download PDF

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Description

本発明は、中空体の塑性変形可能な中空体壁を特に部分的に厚肉化するための方法および装置に関し、この場合、中空体壁は、該中空体壁により画成される中空体の中空室の中空室軸線に沿って、軸方向に延在している。
本発明はさらに、前記方法を用いて中空体を製造するための製造方法ならびに前記装置を有する、中空体を製造するための機械に関する。
中空体の中空体壁を厚肉化する必要性は、例えば中空体壁が少なくとも1つの部分領域に高められた剛性を有さねばならない場合および/または中空体壁の特定の領域に特別な機能装置、例えば歯列またはねじ山が設けられる場合に生じる。このような中空体は、例えば車両技術においてドライブシャフトとして使用され、この場合はとりわけハーフシャフトとして使用されるような中空軸である。
現在一般に使用されているのは、1つの軸方向部分において軸素材の壁の厚さを減少させる一方で、軸素材の別の軸方向部分では元の壁厚さを保ち続けることで、中空軸に異なる壁厚さを有する複数の軸方向部分を形成する方法および装置である。詳細には、この場合は冷間変形加工法、例えばロータリースエージングを用いることができる。
本発明の課題は、中空体の塑性変形可能な中空体壁を特に部分的に厚肉化するため、および特に部分的に厚肉化された中空体壁を備える中空体を製造するための択一的な方法および装置を提供することにある。
この課題は本発明に基づき、独立特許請求項1および14記載の方法ならびに独立特許請求項16および19記載の装置により解決される。
本発明の場合は、中空体壁において意図的に材料が集積される。このためにはまだ厚肉化されていない中空体壁を有する当該の中空体が、外型の受容部内に配置される。外型の受容部は受容壁を有しており、受容壁は、受容部内に配置された中空体壁の外側に軸方向に延在している。受容壁の第1の部分長さは、中空体壁近傍で中空体壁に対して平行に延在しており、厚肉化されていない中空体壁に対する外側支持面を形成している。受容壁の第2の部分長さは、受容壁の第1の部分長さに比べると、受容部が拡径されて半径方向外側にずらされており、このずれに基づき形成される外型の変位スペースを画成している。厚肉化されていない中空体壁の内側には内部支持体が配置されており、これにより内部支持体は、中空体壁の内側で軸方向に延在していると共に特に中空体壁に対して平行に延在している支持体面でもって、中空体壁に対する内部支持面を形成している。この場合、内部支持体およびこれに設けられた内部支持面は、軸方向において外側支持面の高さと、外型の変位スペースの高さとに位置している。これにより生じる中空体もしくは中空体壁と、外型と、内部支持体との相互配置では、中空体が2つの押圧機構により各押圧位置においてそれぞれ軸方向に所定の押圧力でもって押圧され、この押圧中に各押圧機構は、軸方向の圧縮運動でもって互いに向かって動かされる。中空体における各押圧位置は、軸方向で互いに離間されており、外型の変位スペースは、各押圧位置間に配置されている。各押圧機構の圧縮運動の作用下で、各押圧位置間の中空体壁の材料は、外型の変位スペースの領域内で可塑化され、可塑化された中空体壁の材料は、中空体壁を厚肉化しつつ外型の変位スペース内へ流れ込む。同時に内部支持体は、好適には中空体壁により画成される中空室の横断面が、特に外型の変位スペースの高さにおいて実質的に不変であり続けるために働く。
本発明による方法は、特に冷間変形加工方法として構成されていてよい。変形加工されるのは、塑性変形可能な任意の材料から成る中空体、特に少なくとも塑性変形可能な金属から成る壁を有する中空体である。
内部支持体としては、例えばマンドレルが考慮され、押圧機構としてはポンチが考慮される。押圧機構の圧縮運動を生ぜしめるためのモータ駆動装置としては、特に制御可能な液圧式の駆動装置が設けられていてよい。しかしまた、別の制御可能な駆動装置構成形式も考えられる。
好適には、各押圧機構のモータ駆動装置は2つの駆動ユニットを有しており、これらはそれぞれ一方の押圧機構に対応配置されており、例えば数値制御装置を介して互いに調整されて制御される。押圧機構用の数値制御装置は、上位の装置制御装置もしくはツール制御装置または上位の機械制御装置に組み込まれていてよい。
変形加工されるべき中空体は、好適には軸方向に少なくとも一方の端部が開いている。外型の変位スペースが、厚肉化されるべき中空体壁に対して軸方向で占める位置に応じて、説明したように、中空体壁の複数の異なる軸方向部分が厚肉化され得る。軸方向に位置する一方または両方の端部における中空体壁の厚肉化も、各軸方向端部から離間した中空体壁の軸方向部分の厚肉化と同様に可能である。
各独立特許請求項に記載の方法および装置の特別な構成形式は、各従属特許請求項2〜13,15,17および18に記載されている。
特許請求項2によれば、本発明では各押圧機構の圧縮運動を生ぜしめるための様々な手段が、互いに補足的にまたは択一的に使用される。詳細には、各押圧機構のモータ駆動装置を相応に制御することにより、各押圧機構のうちの一方が、軸方向において静止状態の他方の押圧機構に向かって動かされること、かつ/または両押圧機構が同時に、かつ軸方向において逆向きに動かされること、かつ/または両押圧機構が同時に、かつ軸方向において同じ向きに、異なる速度で動かされることが想定されている。いずれにしろ、軸方向において存在する各押圧機構の間隔が減少し、中空体壁が押圧されると共に、各押圧位置間に配置された領域において可塑化される。中空体壁の可塑化された材料は、内部支持体により中空室内への変位を阻止され、その結果、中空体壁の外側に配置された外型の変位スペース内へ、中空体壁を厚肉化させつつ流れ込むことになる。
特許請求項3によれば、本発明の改良には、各押圧機構のモータ駆動装置を相応に制御することにより、各押圧機構の連続的な圧縮運動および/または断続的な圧縮運動を生ぜしめる手段が存在する。連続的な圧縮運動は、外型の変位スペース内への連続的な材料流れに結びついており、断続的な圧縮運動は、外型の変位スペース内への断続的な材料流れに結びついている。
圧縮運動もしくは各押圧機構のモータ駆動装置は、本発明では行程制御および/または力制御されていてよい(特許請求項4)。特に、行程制御と力制御との組合せが可能である。
圧縮運動を行程制御する場合には、変形加工されるべき中空体壁の材料を可塑化させるために各押圧機構が軸方向に互いに向かって動かされる行程長さが設けられてよい。圧縮運動を力制御するための基礎は、変形加工されるべき中空体壁に各押圧機構を介して導入される変形加工力の数値であってよい。変形加工力の数値が所定の限界値を上回ると、各押圧機構の圧縮運動は、各押圧機構のモータ駆動装置が相応に制御されることにより、終了され得る。変形加工力の所定の限界値の超過は、例えば外型の変位スペースが中空体壁の可塑化された材料で完全に満たされるとただちに生じ、その結果、各押圧機構により中空体壁に加えられた押圧作用に基づいて可塑化された壁材料が、変位スペース内へさらに流れ込むことはなくなる。変位スペースを拡大する手段がある場合には、変形加工力の限界値の到達時または到達直前に、変位スペースの拡大が導入されることで、可塑化された壁材料が変位スペース内へさらに流れ込むことができるようになるための前提条件が満たされてよい。
圧縮運動の行程制御において規定されるべき行程長さと、変形加工プロセスの力制御における変形加工力の限界値とは両方とも、特に経験に基づいて求められてよい。
基本的に、中空体を任意の位置で、中空体壁により画成された中空室の中空室軸線に沿って、互いに向き合った押圧力でもって押圧する可能性がある。本発明に基づき好適なのは、特許請求項5によれば、中空体、特に中空体壁の、変形加工装置に良好にアプローチ可能な各端部側の半径方向に延びる端面の少なくとも一方における、中空体の押圧である。
中空体壁を厚肉化するための本発明による装置の可能な限りコンパクトな構成形式のために、中空体は、内部支持体と一体的に形成された一方の押圧機構により、所定の押圧力でもって軸方向に押圧されることが想定されている(特許請求項6)。
各押圧機構のうちの一方が中空機構として形成されていて、軸方向に延在する機構中空室を備えていると、各押圧機構の圧縮運動時に内部支持体が、当該押圧機構の機構中空室内に進入することができる。機構中空室の横断面と、内部支持体の横断面とが互いに合わせられており、かつ中空機構と協働する押圧機構が内部支持体と一体的に形成されていると、両押圧機構は圧縮運動時に、機構中空室内に受容される内部支持体に基づき、軸方向で互いに相対的に案内し合う(特許請求項7)。
本発明の別の好適な構成では、中空体は軸方向で、中空体壁の外面に対して半径方向外側に張り出しておりかつ軸方向において外型の変位スペースを画成している一方の押圧機構により押圧される(特許請求項8)。この場合は特に、各押圧機構の圧縮運動の力制御が実現可能である。各押圧機構の圧縮運動に基づき、中空体壁の材料が所定の範囲で可塑化され、外型の変位スペースに供給されると、これに基づき外型の変位スペースは可塑化された壁材料で完全に満たされることになり、このようにして、各押圧機構による中空体壁の連続的な押圧は、圧力上昇もしくは各押圧機構により加えられる変形加工力の増大を生ぜしめ、この圧力上昇もしくは変形加工力の増大は、各押圧機構のモータ駆動装置の制御装置に、目下、中空体壁の厚肉化は終了していることを、信号化して送る。
一方の押圧機構が、軸方向において外型の変位スペースを画成している場合には、軸方向で実施される、当該押圧機構と外型との相対運動に基づいて、変位スペースの軸方向延在長さを変化させる、特に増大させることができる。
このために本発明の改良では、各押圧機構の圧縮運動に加えて、各押圧機構と外型との軸方向相対運動が軸方向に実施されることが想定されている(特許請求項9)。各押圧機構と外型との軸方向相対運動量を介して、中空体壁に形成される厚肉部の軸方向延在長さを決定することができる。好適には、各押圧機構と外型との軸方向相対運動も、制御式のモータ駆動装置によって実施される。
各押圧機構と外型との軸方向相対運動を生ぜしめるために、本発明では種々様々な手段が提供される。特許請求項10では、外型の軸方向運動が実施されると同時に、好適には各押圧機構の圧縮運動に重畳される。各押圧機構の圧縮運動と、外型の軸方向運動とが互いに重畳することに基づき、各押圧機構の圧縮運動により可塑化された中空体壁の材料は、各押圧機構と外型との軸方向相対運動に基づき連続的に拡大する外型の変位スペース内へ流れ込み、これにより中空体壁の厚肉部を、所望の軸方向長さにわたって連続的に形成することができるようになる。
本発明の好適な構成では、中空体壁の変形加工終了後に、厚肉化された中空体壁もしくは中空体と外型とが、厚肉化された中空体壁もしくは中空体と外型とにより軸方向に実施される相対運動によって、互いに分離される(特許請求項11)。
補足的または択一的に本発明では、厚肉化された中空体壁もしくは中空体は、外型を軸方向において分割することにより形成された各外型部分が半径方向に外型を開きながら互いに相対運動させられることにより、外型から取り出されることが想定されている(特許請求項13)。上述した手順は特に、変形加工される中空体の幾何学形状が、外型からの中空体の取出しを、軸方向運動のみでは許さない場合に選択される。
これは例えば、変形加工プロセスの枠内で、外型内の中空体壁に同時に、または順次、軸方向において互いにずらされた複数の厚肉部、特に中空体壁の両軸方向端部における厚肉部が設けられる場合が当てはまる(特許請求項12)。変形加工プロセスの終了後には、外型に設けられた受容壁の第1の部分長さの両軸方向端部に形成された各厚肉部は、これらの厚肉部と比べて横断面が減少した受容壁の第1の部分長さに対して、半径方向に張り出している。中空体壁用の受容部の第1の部分長さの横断面と比べた、中空体壁の各厚肉部の横断面の過剰寸法に基づき、中空体壁の各厚肉部は、中空体壁用の受容部の第1の部分長さを、両軸方向での運動方向のいずれにも通過することはできない。
上述したケースに関して、本発明による装置は、軸方向において分割された外型を有している。外型の分割により形成された各外型部分は、好適には制御可能なモータ駆動装置により、半径方向において互いに相対運動可能である(特許請求項17)。各外型部分の半径方向での相対運動により、外型を選択的に開閉することができる。
本発明による装置の別の好適な構成では、特許請求項18によれば、外型を半径方向に分割することで形成された第1の軸方向の外型部分は、軸方向で複数の外型部分に分割されており、これらの外型部分は、好適には制御可能なモータ駆動装置により、半径方向で互いに相対運動可能である。第1の軸方向の外型部分は、外型に設けられた中空体壁用の受容部の、横断面が減少された第1の部分長さを有している。第1の軸方向の外型部分に対して付加的に、外型を半径方向に分割することに基づき、第2の軸方向の外型部分が生じることになる。第2の軸方向の外型部分は一体的に形成されていて、外型の変位スペースを備えており、この場合、第2の軸方向の外型部分における変位スペースは、第1の軸方向の外型部分に向かって開口しており、変位スペースの壁は、第2の軸方向の外型部分から中空体壁の厚肉部が流出しながら、第2の軸方向の外型部分と、変位スペース内に形成された中空体壁の厚肉部とが互いに軸方向に相対運動可能であるように、軸方向に延在している。軸方向の両外型部分は、軸方向において互いに隣接している。軸方向の両外型部分の内部では、受容壁の第1の部分長さと変位スペースとが補い合って、中空体壁もしくは中空体用に設けられた受容部全体を形成している。第2の軸方向の外型部分は、その一体性に基づき分割接合面を有していない。この状態は、中空体壁の厚肉化に際して、分割接合面の欠如に基づき外型の変位スペース内に形成される中空体壁の厚肉部に不都合にも分割接合面が形成されることが一切無いという点において有利である。中空体壁を受容するように決められた外型の受容部のうち、第2の軸方向の外型部分には変位スペース、すなわち、外型の変位スペース内に形成される中空体壁の厚肉部に比べて横断面が減少されていない受容部の部分だけが設けられているので、変形加工された中空体を軸方向に移動させることにより、第2の軸方向の外型部分から取り出すことができるようになっている。
以下に、本発明を例示的な概略図に基づき、より詳しく説明する。
図1Aおよび図1Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第1の態様の推移を示す図である。 図2Aおよび図2Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第1の態様の推移を示す図である。 図3Aおよび図3Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第1の態様の推移を示す図である。 図4Aおよび図4Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第1の態様の推移を示す図である。 図5Aおよび図5Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第2の変化態様の推移を示す図である。 図6Aおよび図6Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第2の変化態様の推移を示す図である。 図7Aおよび図7Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第2の変化態様の推移を示す図である。 図8Aおよび図8Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第2の変化態様の推移を示す図である。 図9Aおよび図9Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第3の変化態様の推移を示す図である。 図10Aおよび図10Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第3の変化態様の推移を示す図である。 図11Aおよび図11Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第3の変化態様の推移を示す図である。 図12Aおよび図12Bは、中空軸の壁を部分的に厚肉化するための方法の第3の変化態様の推移を示す図である。
図1Aでは、変形加工機械1として形成された機械(略示)は、第1のツール取付け部2ならびに第2のツール取付け部3を有している。第1のツール取付け部2にはポンチ4が固定されており、第2のツール取付け部3は加工ユニット5を保持しており、加工ユニット5自体は、押圧部材6と、この押圧部材6と一体的に形成されていて、押圧部材6に比べて横断面を減少されたマンドレル7とから成っている。マンドレル7も押圧部材6と同様に、円形の横断面を有している。押圧部材6に比べて減少させられたマンドレル7の横断面に基づき、押圧部材6は環状のショルダ8を形成している。
ポンチ4と、加工ユニット5の押圧部材6とは、それぞれ押圧機構を形成しており、この場合、ポンチ4は中空機構として形成されていて、機構中空室としてポンチ中空室9を有している。ポンチ中空室9は、マンドレル7と同様に、円形横断面を有している。ポンチ中空室9の横断面の大きさは、マンドレル7の横断面の大きさを最小限に上回っている。
モータ駆動ユニット10により、ポンチ4は運動軸線11に沿って可動である。これに相応してモータ駆動ユニット12も、加工ユニット5を運動軸線11に沿って動かすために用いられる。モータ駆動ユニット10とモータ駆動ユニット12は両方とも、図示の例では従来の構成形式の液圧駆動装置である。モータ駆動ユニット10,12は一緒に、ポンチ4および加工ユニット5ひいては押圧部材6およびマンドレル7用の、1つのモータ駆動装置13を形成している。モータ駆動装置13もしくはモータ駆動ユニット10,12のプログラミング可能な数値制御装置14は、図1Aに略示されている。
ポンチ4と加工ユニット5とは、外型として設けられた補強部15と共に、変形加工ツール16を形成している。変形加工ツール16は、図1A〜図8Bのすべてに図示されているのに対し、変形加工機械1のその他の部分は、簡単のために図1Aのみに図示されている。
補強部15は、受容壁18を備えた受容部17を有している。受容壁18は、ポンチ4および加工ユニット5の運動軸線11に対して平行に延在していて、第1の部分長さ19ならびにこの第1の部分長さ19に、運動軸線11に沿って続く第2の部分長さ20を有しており、第2の部分長さ20は、受容部17の拡径に基づき、第1の部分長さ19に比べて半径方向外側にずらされている。受容壁18の第2の部分長さ20は、補強部15の変位スペース21を画成している。図1Aの「A」に関する詳細図は、図1Bに拡大されて示されている。
変形加工ツール16は、中空体の塑性変形可能な中空体壁を部分的に厚肉化するための装置、図示の例では中空軸23の、塑性変形可能な鋼から成る壁22を部分的に厚肉化するための装置として用いられる。壁22は、中空軸23の、横断面円形の中空室を画成している。運動軸線11は、中空室の中空室軸線と合致しており、その延在部でもって軸方向を規定している。
図1A〜図4Bには、変形加工機械1もしくは変形加工ツール16を用いて実現可能な、中空軸23の壁22を部分的に厚肉化する第1の方法の工程が具体的に示されている。この方法に対して変化させられた方法は、図5A〜図8Bならびに図9A〜図12Bに基づき説明する。この場合、異なる各方法段階は、それぞれ変形加工ツール16の全体図と、「A」の拡大詳細図とで示されている。全体図の番号にはAが追記されており、拡大詳細図の番号にはBが追記されている。
図1A〜図4Bに示す方法の態様および図5A〜図8Bに示す方法の変化態様の場合は、まず非変形状態にある中空軸23を、ポンチ4の側から軸方向で(運動軸線11に沿って)補強部15の受容部17内へ、この場合は受容部17の内部に既に配置された加工ユニット5のマンドレル7に被せるように押しずらす。ポンチ4は、この時点では補強部15に対して軸方向に引っ込められている。加工ユニット5は、補強部15に対して軸方向で、図1A、図5Aに示した位置を占めている。
中空軸23の壁22は、図示の例では円環状の横断面を有している。壁22の外径は、補強部15における受容部17の直径に相当しており、加工ユニット5の押圧部材6の直径と一致している。壁22の内径は、加工ユニット5のマンドレル7の直径に相当している。したがって、補強部15の受容部17内に挿入された中空軸23は、半径方向において遊び無しで、マンドレル7に被せ嵌められている。中空軸23の壁22は外面において、受容部17の受容壁18に密接している。中空軸23は、壁22の半径方向に延びる端面24でもって軸方向で、押圧部材6の、運動軸線11の周りを取り囲むショルダ8に載置されている。
これらの状態から出発して、ポンチ4の半径方向に延びる端面25が中空軸23の壁22の半径方向に延びる端面26に当接するまで、ポンチ4がモータ駆動装置13もしくはモータ駆動ユニット10により中空軸23に向かって軸方向に送られ、その結果、中空軸23は数値的に小さな力でもって、加工ユニット5の押圧部材6もしくはショルダ8とポンチ4との間で軸方向において緊締された状態になる。マンドレル7は、ポンチ4が動かされると、押圧部材6とは反対の側の端部でもって、ポンチ中空室9内へ軸方向に進入することになる。
モータ駆動装置13もしくはモータ駆動ユニット10により実施されるポンチ4の送り運動は、数値制御装置14により、行程と力の両方を制御することができる。行程に関して制御する場合、ポンチ4はその最初の位置から出発して、所定の行程長さにわたって軸方向に移動させられる。
力に関して制御する場合、ポンチ4が半径方向に延びる端面25でもって中空軸23の壁22の半径方向に延びる端面26にぶつかると生じる、ポンチ4の駆動系内での力の増大が、送り運動の終了を示す。
ポンチ4の前記送り運動は、図1A〜図4Bに示す方法の枠内および図5A〜図8Bに示す方法の枠内で、同様に実施される。ポンチ4の送り運動の終了時に生じている状態は、図1A、図1Bおよび図5A、図5Bに図示されている。引き続く方法プロセスは、互いに異なっている。
図1A〜図4Bに示す方法の枠内では、図1A、図1Bに示した状態から出発して、押圧部材6が軸方向で、軸方向において静止状態のポンチ4に向かって動かされることにより、ポンチ4と押圧部材6とによる圧縮運動が、軸方向に実施される。この圧縮運動に基づき、壁22の各押圧位置間、すなわち壁22の半径方向に延びる各端面24,26間の中空軸23の壁22の材料が可塑化され、壁22の可塑化された材料は、各押圧位置間もしくは壁22の半径方向に延びる各端面24,26間に配置された補強部15の変位スペース21内へ流れ込む。他の場所への材料流れは、壁22の内側でマンドレル7により阻止されるようになっており、マンドレル7は、中空軸23の壁22に対する内部支持体として機能しており、その軸平行な外周面でもって、壁22に対する支持体面もしくは内部支持面を形成すると共に、この面でもって中空軸23の壁22を半径方向で支持している。これに相応して、壁22の外面には受容壁18の第1の部分長さ19が作用する。受容壁18の第1の部分長さ19は、壁22に対して平行に延在する、壁22用の外側支持面を形成しており、これに相応して中空軸23の壁22を同様に半径方向で支持している。
圧縮運動、すなわち押圧部材6により、変形加工ツール16の静止状態のポンチ4に対して相対的に軸方向で実施される運動は、壁22の厚肉部27を形成しつつ可塑化された壁22の材料で補強部15の変位スペース21が満たされ、ひいては図2A、図2Bに示す方法段階に到達すると、ただちに終了する。
ポンチ4と押圧部材6との前記圧縮運動についても、行程制御と力制御の両方が考えられる。行程制御には、例えば経験に基づいて求められた押圧部材6の移動行程長さを、モータ駆動装置13の数値制御装置14に記憶させることが必要である。押圧部材6が軸方向で所定の行程長さにわたって動かされるとただちに、押圧部材6を動かすために使用されたモータ駆動ユニット12が停止させられる。
圧縮運動の力を制御する場合には、補強部15の変位スペース21が壁22の可塑化された材料で満たされた結果、中空軸23の軸方向でのさらなる送りが阻まれると生じるモータ駆動力の増大が、モータ駆動ユニット12に設けられた相応のセンサ装置により検出されるとただちに、押圧部材6用のモータ駆動ユニット12が遮断される。
図2A、図2Bに示す方法段階から出発して、ポンチ4はモータ駆動ユニット10により、中空軸23の壁22の半径方向に延びる端面26に対して軸方向で、次の変形加工過程において壁22の厚肉部27が軸方向に延長される予定の行程長さだけ、行程制御されて戻される。
ポンチ4が軸方向でその目標位置に到達すると、モータ駆動ユニット10は停止させられ、モータ駆動ユニット12により、上述した形式の圧縮運動が再び実施される。このとき、モータ駆動ユニット12により押圧部材6が再び行程制御または力制御されて、ポンチ4の先行戻し運動に基づき拡大された補強部15の変位スペース21が、中空軸23の壁22の可塑化された材料で再度完全に満たされ、ひいては図3A、図3Bに示す状態が生じるまで、軸方向で、この方向では静止状態のポンチ4に向かって送られる。
上述した形式で、中空軸23の壁22に形成された厚肉部27が軸方向において所望の長さを有するまで何度も行われる。全体として断続的に実施される圧縮運動の間、押圧部材6はマンドレル7を介して、ポンチ中空室9の内部で軸方向にガイドされている。図示の例では、補強部15の変位スペース21内で中空軸23の壁22に形成された厚肉部27は、外面において波形に、軸方向に延在している。ポンチ4と押圧部材6とにより実施される圧縮運動の複数の圧縮行程の度に、厚肉部27の軸方向の軸部分のうちの一部が形成される。厚肉部27の変形加工プロセスに続く後加工により、必要に応じて波形状を平らにすることができる。
図4A、図4Bに具体的に示す変形加工プロセスの終了時の状態から出発して、ポンチ4は軸方向で補強部15に対し急速に、変形加工プロセス開始前にポンチ4が占めていた出発位置へ戻される。同時に、またはポンチ4のこの動きに次いでモータ駆動ユニット12を作動させることにより、中空軸23が少なくとも部分的に補強部15の外側に配置され、これにより変形加工ツール16から取り出すためにアプローチ可能になるまで、加工ユニット5が、マンドレル7に被せ嵌められた中空軸23と共に軸方向に送られる。
変形加工された中空軸23の取出しは、機械的に行うこともできる。このためには図4Aに大幅に概略的に示したような緊締シェル28,29が用いられてよい。緊締シェル28,29は、数値制御式の相応の駆動装置により、変形加工された中空軸23の半径方向で、図4Aに示した二重矢印の方向に送られてよい。
変形加工された中空軸23が、モータ駆動ユニット12により軸方向で補強部15から十分に離間されて押し出されると、緊締シェル28,29が中空軸23を厚肉部27の後方で緊締するまで、緊締シェル28,29は中空軸23の半径方向において互いに向かって動かされる。そこでモータ駆動ユニット12が作動させられることにより、加工ユニット5が軸方向に戻されるので、マンドレル7は中空軸23の内部から引き出されることになる。マンドレル7が中空軸23の中空室から出ると、変形加工された中空軸23を、緊締シェル28,29により変形加工機械1から取り出すことができる。このために緊締シェル28,29は、軸方向に移動可能でありかつ/または旋回運動可能であってよい。緊締シェル28,29が互いに反対の方向に適宜に移動させられると、引き続き、上述した形式の別の変形加工プロセスを導入するために、まだ変形加工されていない中空軸が変形加工機械1もしくは変形加工ツール16に挿入されてよい状態となる。
図5A〜図8Bに示す方法の枠内では、図5A、図5Bに示す状態から出発してまず、押圧部材6がモータ駆動ユニット12により軸方向で、軸方向において静止状態のポンチ4に対して相対的に動かされることにより、圧縮運動が実施される。ただし、押圧部材6とポンチ4との相対運動に基づき、厚肉部27を形成しつつ可塑化された中空軸23の壁22の材料で補強部15の変位スペース21が満たされても、モータ駆動ユニット12が停止されると共にポンチ4が中空軸23の壁22の半径方向に延びる端面26に対して戻されることはない。
その代わりに、補強部15の変位スペース21が初めて壁22の可塑化された材料で満たされ、これに相応して図6A、図6Bに示す方法段階に到達するとただちに、既に進行中の押圧部材6の運動に加えてポンチ4の運動が、軸方向に追加的に導入される。ポンチ4のこの追加的な運動は、押圧部材6がその最初の位置から出発して所定の行程長さにわたって軸方向に動かされるとただちに行程制御されてトリガされるか、あるいは補強部15の変位スペース21が壁22の可塑化された材料で満たされ、その結果、モータ駆動ユニット12によりもたらされた変形加工力の増大が記録されるとただちに力制御されてトリガされる。
ポンチ4と押圧部材6との一緒の動きは、専ら押圧部材6だけが軸方向に動かされる第1の運動段階に、すぐに続く。
ポンチ4と押圧部材6とが一緒に軸方向に移動する圧縮運動の段階では、ポンチ4と押圧部材6とは同一方向に動くが、押圧部材6はポンチ4よりも高い速度で動く。この速度差に基づき、ポンチ4と押圧部材6とによって中空軸23の壁22に軸方向で圧縮力が加えられ、この圧縮力に基づき壁22の材料が可塑化されることになる。ポンチ4と押圧部材6とは一緒に軸方向に動かされ、この動きは軸方向において静止状態の補強部15に対して相対的に実施されるため、圧縮運動の進行中に、ポンチ4により画成された補強部15の変位スペース21は拡大することになる。変位スペース21の延在長さは軸方向に増大する。壁22の可塑化された材料は、変位スペース21内へ連続的に流れ込むことになる。このようにして、中空軸23の壁22の当該軸方向端部に、厚肉部27が所望の軸方向長さにわたって形成される。このとき、壁22はその内側ではマンドレル7により半径方向で支持されており、その外側では受容壁18の第1の部分長さ19により半径方向で支持されている。
連続的な圧縮運動として実施されるポンチ4と押圧部材6との相対運動ならびにこの圧縮運動と同時に実施される、ポンチ4および押圧部材6と、軸方向において静止状態の補強部15との間の相対運動は、変形加工プロセスの進行中に軸方向に長くなる補強部15の変位スペース21が永続的に、壁22の可塑化された材料で完全に満たされた状態になるように制御される。その結果、厚肉部27はその軸方向の全長にわたり、軸方向に平坦でありかつ変位スペース21の壁を正確に再現する軸平行な外面を備えて形成されることになる。
図7A、図7Bでは、中空体23の壁22に形成された厚肉部27は、図6A、図6Bに示した状態に比べて軸方向に延長されているが、厚肉部27の最終的な長さには、まだ到達していない。中空軸23の壁22の当該軸方向端部に形成された、最終的な軸方向長さを備える厚肉部27は、図8A、図8Bに示されている。
図8A、図8Bに示す方法段階に到達すると、ポンチ4の速度は、モータ駆動ユニット10を相応に制御することにより上げられ、これにより、ポンチ4の速度が押圧部材6の速度を上回ることになる。その結果、ポンチ4はその半径方向に延びる端面25でもって壁22の半径方向に延びる端面26から持ち上がり、軸方向において補強部15とは反対の側に位置する出発位置へ急速に移動する。同時に、変形加工された中空軸23は、軸方向での運動をそのまま継続している加工ユニット5により、補強部15から押しずらされる。補強部15の外側に配置された中空軸23は、上述した形式で緊締シェル28,29(図8A、図8Bには図示せず)により把持されて、変形加工ツール16もしくは変形加工機械1から取り出すことができるようになる。次いで、加工されるべき中空軸23を、緊締シェル28,29により変形加工ツール16に供給することができる。
図1A〜図4Bおよび図5A〜図8Bに示した方式とは異なり、ポンチ4と押圧部材6とにより実施される圧縮運動に、補強部15により軸方向でポンチ4および押圧部材6に対して相対的に実施される軸方向運動が重畳されてもよい。補強部15の軸方向運動が適宜に制御されると、補強部15における変位スペース21の延在長さが軸方向に増大し、ポンチ4と押圧部材6との圧縮運動に基づいて変位スペース21内で中空軸23の壁22に形成される肉厚部27を、軸方向に長くすることができる。
図9A〜図12Bに具体的に示す方法は、その基本的なプロセスでは図1A〜図4Bおよび図5A〜図8Bに示した方法と一致する。図9A〜図12Bでも、中空軸23の壁22は、運動軸線11に沿って軸方向に実施されるポンチ4と押圧部材6の圧縮運動により可塑化され、壁22の可塑化された材料が、厚肉部27を形成している。
図1A〜図4Bおよび図5A〜図8Bに示した方法とは異なり、図9A〜図12Bに示す方法の枠内では、厚肉部27が壁22もしくは中空体23の両方の軸方向端部に形成される。このために図9A〜図12Bでは、図1A〜図8Bに示した変形加工ツール16と基本的には違わないが、細かな構造においては相違する変形加工ツール30が用いられる。
図1A〜図8Bに示した変形加工ツール16とは異なり、変形加工ツール30は外型として、複数の部分から成る補強部31を有している。補強部31は、半径方向と軸方向の両方において分割されている。半径方向での分割に基づき、補強部31は、第1の補強ユニット32の形態の第1の軸方向外型部分ならびに第2の補強ユニット33の形態の第2の軸方向外型部分を有している。第1の補強ユニット32もやはり、2つの側方外型部分もしくは側方補強部分34,35を形成するように軸方向に分割されている。第1の補強ユニット32の2つの側方補強部分34,35間の分割接合面は、図9Aでは図平面に対して垂直に、運動軸線11に沿って延在している。第1の補強ユニット32を3つ以上、特に4つまたは6つの側方外型部分もしくは側方補強部分に分割することも考えられる。
補強部31の第2の補強ユニット33は、一体的に形成されている。
補強部31に設けられた、中空軸23の壁22用の受容部17のうち、第2の補強ユニット33には専ら、変位スペース21の壁が軸方向において軸平行に延在している部分だけ配置されている。第1の補強ユニット32は、受容壁18の第1の部分長さ19を有していると共に、受容壁18の第1の部分長さ19と、第2の補強ユニット33に設けられた変位スペース21の部分との間の移行領域をも有している。従来の構成形式の数値制御式のモータアクチュエータ(図示せず)により、第1の補強ユニット32の側方補強部分34,35は、補強部31を開閉するために、半径方向に互いに相対的に移動させるもしくは送ることができるようになっている。図9Aでは、側方補強部分34,35の相対運動が二重矢印により象徴的に示されている。
図9A、図9Bにより具体的に示す、変形加工ツール30を介して実施される変形加工方法の段階では、中空軸23の一方の軸方向端部に、既に厚肉部27が形成されている。当該変形加工プロセスの流れは、図1A〜図4Bおよび図5A〜図8Bにつき上述した方法のうちの1つに相当する。この場合、複数の部分から成る変形加工ツール30は、図1A〜図8Bに示した一体的な変形加工ツール16と同様に用いられる。
一方の厚肉部27が仕上がると、変形加工ツール30のポンチ4は、軸方向で補強部31から離れた位置に動かされる。次いで、一方の厚肉部27を備えた中空軸23が補強部31から取り出される。このためにはまず、加工ユニット5の相応の軸方向運動により、マンドレル7が中空軸23の内部から(図9Aでは下方へ)引き出される。このとき中空軸23は、半径方向で受容壁18の第1の部分長さ19に比べて張り出した厚肉部27でもって、第1の補強ユニット32の上側で支持されている。次いで、第1の補強ユニット32の側方補強部分34,35が半径方向に互いに離間運動させられ、これにより厚肉部27が、第2の補強ユニット33における変位スペース21から軸方向で引き出されると共に、厚肉部27を備えた中空軸23が軸方向移動により、第1の補強ユニット32を通過することが可能になる。次いで補強部31の外側で、中空軸23は180度だけ回動させられ、片側に形成された厚肉部27を先頭にして、加工ユニット5のマンドレル7に押し被せ嵌められる。次いで加工ユニット5が、マンドレル7に被せ嵌められて軸方向で押圧部材6に支持された中空軸23と共に、依然として開かれた第1の補強ユニット32内へ、軸方向に挿入される。次いで第1の補強ユニット32が、側方補強部分34,35の相応の半径方向相対運動により閉じられる。最後に、片側を変形加工された中空軸23は、変形加工ツール30のポンチ4の移動により、数値的に小さな力でもって、押圧部材6もしくは加工ユニット5のショルダ8とポンチ4との間に軸方向で緊締される。これにより、図9A、図9Bに示す状態が生じることになる。
これらの状態から出発して、図1A〜図4Bにつき上述しかつ図10A〜図12Bに具体的に示す方法により、中空軸23の第2の軸方向端部に、壁22の肉厚部27が形成される。択一的に、中空軸23の壁22の第2の厚肉部27を形成するためには、図5A〜図8Bに示した方法も適用可能であると考えられる。
第2の肉厚部27が仕上がると、中空軸23は補強部31から取り出され、最終的には変形加工ツール30もしくは変形加工機械1から導出される。両側が変形加工された壁22を備える中空軸23を取り出す際のプロセスは、最初に一方の軸方向端部が変形加工された中空軸23を取り出す際の、上で詳述したプロセスに相当する。
片側が変形加工された中空軸23と、両方の軸方向端部が変形加工された中空軸23とは両方とも、所定の製造方法の枠内で後加工されてよい。特に考えられるのは、中空軸23の壁22の1つまたは複数の肉厚部27に、例えばねじ山またはギヤ歯列等の特別な機能部分が形成されることである。

Claims (23)

  1. 中空体(23)の塑性変形可能な中空体壁(22)を厚肉化するための方法であって、前記中空体壁(22)は、該中空体壁(22)により画成される前記中空体(23)の中空室の中空室軸線に沿って軸方向に延在しており、
    厚肉化されていない前記中空体壁(22)を有する前記中空体(23)が、受容壁(18)を有する外型(15,31)の受容部(17)内に配置され、前記受容壁(18)は、前記中空体壁(22)の外側に軸方向に延在していて、軸方向に延在する第1の部分長さ(19)でもって、まだ厚肉化されていない前記中空体壁(22)用の、該中空体壁(22)に対して平行に延在する外側支持面を形成すると共に、軸方向に延在する第2の部分長さ(20)でもって、前記外型(15,31)の変位スペース(21)を画成しており、前記受容壁(18)の前記第2の部分長さ(20)は、前記変位スペース(21)の形成に基づき、前記受容壁(18)の前記第1の部分長さ(19)に比べると前記受容部(17)が拡径されて半径方向外側にずらされており、
    厚肉化されていない前記中空体壁(22)の内側には内部支持体(7)が配置され、これにより該内部支持体(7)は、前記中空体壁(22)の内側で軸方向に延在している支持体面でもって、前記中空体壁(22)に対する内部支持面を形成し、前記内部支持体(7)の前記内部支持面は、軸方向において前記外側支持面の高さと、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の高さの範囲にも配置されており、
    厚肉化されていない前記中空体壁(22)の、前記外型(15,31)の前記外側支持面における半径方向支持が有効になり、かつ前記中空体壁(22)の、前記内部支持体(7)の前記内部支持面における半径方向支持が有効になると、前記中空体(23)が、2つの押圧機構(4,6)により各押圧位置においてそれぞれ軸方向に所定の押圧力でもって押圧され、該押圧中に前記各押圧機構(4,6)は、連続的な軸方向の圧縮運動でもって互いに向かって動かされ、前記中空体(23)における前記各押圧位置は、軸方向で互いに離間されており、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)は、前記各押圧位置間に配置されており、
    前記押圧機構(4,6)の1つは、前記中空体壁(22)の外面に対して半径方向外側に張り出しており、軸方向において前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)を画成し、前記各押圧機構(4,6)の圧縮運動に基づき、前記各押圧位置間の前記中空体壁(22)の材料が、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の領域内で可塑化され、可塑化された前記中空体壁(22)の材料は、該中空体壁(22)を厚肉化しつつ前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)内へ流れ込み、
    前記各押圧機構(4,6)の連続的な圧縮運動に加えて、前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との軸方向相対運動が軸方向に実施され、
    前記各押圧機構(4,6)は、軸方向において静止状態の前記外型(15,31)に対する前記連続的な圧縮運動を同時に行い、または、前記外型(15,31)による軸方向の運動が、前記各押圧機構(4,6)の連続的な圧縮運動に重畳され、
    前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との前記軸方向相対運動に基づいて、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の軸方向延在長さを変化させる
    ことを特徴とする、方法。
  2. 前記各押圧機構(4,6)は、圧縮運動でもって互いに軸方向に動かされ、前記圧縮運動中に、
    前記各押圧機構(4,6)のうちの一方が、軸方向において静止状態の他方の前記押圧機構(4,6)に向かって動かされる、または
    両前記押圧機構(4,6)が同時に、かつ軸方向において逆向きに動かされる、または
    両前記押圧機構(4,6)が同時に、かつ軸方向において同じ向きに、異なる速度で動かされる、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記各押圧機構(4,6)の圧縮運動は、行程制御または力制御される、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記中空体(23)は、前記各押圧機構(4,6)のうちの少なくとも一方により、前記中空体(23)の一方の端部側の半径方向に延びる端面(24,26)における一方の押圧位置において、所定の押圧力でもって軸方向に押圧される、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記中空体(23)は、前記内部支持体(7)と一体的に形成された一方の前記押圧機構(6)により、所定の押圧力でもって軸方向に押圧される、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記中空体(23)は、中空機構として形成されていて軸方向に延在し、少なくとも前記内部支持体(7)に対して開いている、該内部支持体(7)を受容するように形成された機構中空室(9)を備える一方の前記押圧機構(4)により、所定の押圧力でもって軸方向に押圧される、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  7. 厚肉化された前記中空体壁(22)は、厚肉化された該中空体壁(22)と前記外型(15,31)とで軸方向に実施される相対運動によって、前記外型(15,31)から取り出される、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記中空体壁(22)が、軸方向において互いにずらされた複数の位置において、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法により厚肉化されることにより、前記中空体壁(22)に順次、軸方向において互いにずらされた複数の厚肉部(27)が設けられる、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  9. 厚肉化された前記中空体壁(22)、場合により軸方向において互いにずらされた複数の厚肉部(27)が設けられた前記中空体壁(22)は、前記外型(31)を軸方向に分割することで形成された各外型部分(34,35)が、前記外型(31)を半径方向に開きながら互いに相対運動させられることにより、前記外型(31)から取り出される、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記方法は、中空体(23)の塑性変形可能な中空体壁(22)を部分的に厚肉化するための方法である、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との前記軸方向相対運動に基づいて、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の軸方向延在長さを増大させる、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 中空室を画成し、該中空室の中空室軸線に沿って軸方向に延在する中空体壁(22)を備えた中空体(23)を製造するための製造方法において、
    前記中空体壁(22)は、請求項1から11までのいずれか1項記載の方法により、厚肉化され、これにより、軸方向に延在する所定の長さにわたって厚肉部(27)が設けられることを特徴とする、製造方法。
  13. 前記中空体壁(22)の前記厚肉部(27)には、少なくとも1つの機能部分、例えば歯列および/またはねじ山が設けられる、請求項12記載の製造方法。
  14. 前記製造方法は、中空軸として形成されたステアリングシャフトの形態の中空体(23)を製造するための製造方法である、請求項12または13記載の製造方法。
  15. 中空体(23)の塑性変形可能な中空体壁(22)を厚肉化するための装置であって、前記中空体壁(22)は、該中空体壁(22)により画成される前記中空体(23)の中空室の中空室軸線に沿って軸方向に延在しているものにおいて、
    当該装置は、前記中空体壁(22)用に設けられた受容部(17)を有する外型(15,31)を有しており、前記受容部(17)は、前記中空体壁(22)の外側に対応配置された受容壁(18)を有しており、該受容壁(18)は、軸方向に延在する第1の部分長さ(19)でもって、厚肉化されていない前記中空体壁(22)に対する外側の支持面を形成していると共に、軸方向に延在する第2の部分長さ(20)でもって、前記外型(15,31)の変位スペース(21)を画成しており、前記受容壁(18)の前記第2の部分長さ(20)は、前記変位スペース(21)の形成に基づき前記受容壁(18)の前記第1の部分長さ(19)に比べて前記受容部(17)が拡径されて半径方向外側にずらされており、
    当該装置は、前記中空体壁(22)の内側に対応配置された内部支持体(7)を有しており、該内部支持体(7)は、前記中空体壁(22)の内側に対応配置されかつ軸方向に延在する支持体面でもって、前記中空体壁(22)に対する内部支持面を形成しており、前記内部支持体(7)の前記内部支持面は、軸方向において前記外側の支持面の高さと、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の高さの範囲にも配置可能であり、
    当該装置は、2つの押圧機構(4,6)ならびにこれらの押圧機構(4,6)用の制御可能な1つのモータ駆動装置(13)を有しており、厚肉化されていない前記中空体壁(22)の、前記外型(15,16)の前記外側支持面における半径方向支持が有効になり、かつ前記中空体壁(22)の、前記内部支持体(7)の前記内部支持面における半径方向支持が有効になると、前記中空体(23)が、各前記押圧機構(4,6)により各押圧位置においてそれぞれ軸方向に所定の押圧力でもって押圧可能になり、該押圧中に前記各押圧機構(4,6)は、前記モータ駆動装置(13)により連続的な軸方向の圧縮運動でもって互いに向かって可動であり、前記中空体(23)における前記各押圧位置は、軸方向で互いに離間されており、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)は、前記各押圧位置間に配置されており、前記押圧機構(4,6)の1つは、前記中空体壁(22)の外面に対して半径方向外側に張り出しており、軸方向において前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)を画成し、前記各押圧機構(4,6)の圧縮運動に基づき、前記各押圧位置間の前記中空体壁(22)の材料が、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の領域内で可塑化可能であり、可塑化された前記中空体壁(22)の材料は、該中空体壁(22)を厚肉化しつつ前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)内へ流れ込み、
    前記各押圧機構(4,6)の連続的な圧縮運動に加えて、前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との軸方向相対運動を生成する、制御されたモータ駆動装置が提供され、
    前記制御されたモータ駆動装置は、前記各押圧機構(4,6)を同時に移動させて、軸方向において静止状態の前記外型(15,31)に対する前記連続的な圧縮運動を行い、または、前記制御されたモータ駆動装置は、前記外型(15,31)による軸方向の運動により、前記各押圧機構(4,6)の連続的な圧縮運動を重畳し、
    前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との前記軸方向相対運動に基づいて、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の軸方向延在長さを変化させる
    ことを特徴とする、装置。
  16. 前記外型(31)は、複数の外型部分(34,35)の形成に基づき軸方向に分割されており、各外型部分(34,35)は、半径方向に前記外型(31)を開きながら、互いに相対運動可能である、請求項15記載の装置。
  17. 前記外型部分(34,35)は、制御可能なモータ駆動装置を介して、半径方向に前記外型(31)を開きながら、互いに相対運動可能である、請求項16記載の装置。
  18. 前記外型(31)は、第1の軸方向の外型部分(32)および第2の軸方向の外型部分(33)の形成に基づき、半径方向に分割されており、厚肉化されていない前記中空体壁(22)に対する外側支持面を形成する前記受容壁(18)の第1の部分長さ(19)は、前記第1の軸方向の外型部分(32)に設けられており、かつ前記外型(31)の前記変位スペース(21)は、前記第2の軸方向の外型部分(33)に設けられており、前記第1の軸方向の外型部分(32)は、複数の外型部分(34,35)の形成に基づき軸方向に分割されており、前記第1の軸方向の外型部分(32)の各外型部分(34,35)は、半径方向に前記第1の軸方向の外型部分(32)を開きながら、互いに相対運動可能である、請求項15記載の装置。
  19. 前記第1の軸方向の外型部分(32)の前記外型部分(34,35)は、制御可能なモータ駆動装置を介して、半径方向に前記第1の軸方向の外型部分(32)を開きながら、互いに相対運動可能である、請求項18記載の装置。
  20. 前記装置は、中空体(23)の塑性変形可能な中空体壁(22)を部分的に厚肉化するように構成されている、請求項15から19までのいずれか1項記載の装置。
  21. 前記各押圧機構(4,6)と前記外型(15,31)との前記軸方向相対運動に基づいて、前記外型(15,31)の前記変位スペース(21)の軸方向延在長さを増大させる、請求項15から20までのいずれか1項記載の装置。
  22. 中空室を画成しかつ該中空室の中空室軸線に沿って軸方向に延在する中空体壁(22)を備えた中空体(23)を、請求項15から21までのいずれか1項記載の装置により製造するための機械。
  23. 前記機械は、中空軸として形成されたステアリングシャフトの形態の中空体(23)を製造するように構成された機械である、請求項22記載の機械。
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