JP6698605B2 - 金属屋根材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、金属板を素材とする表基材を備えた金属屋根材を製造するための金属屋根材の製造方法に関する。
例えば家屋等の建物の屋根を構成する屋根材として、例えば下記の特許文献1等に示されているような窯業系屋根材を挙げることができる。このような窯業系屋根材は、例えば比較的重い等の課題を有している。このため、本発明者らは、下記の特許文献2に示されているような金属屋根材、すなわち金属製の表基材と、表基材の裏側に配置された裏基材と、表基材と裏基材との間に充填された発泡樹脂からなる芯材とを備えた金属屋根材の実用化を試みている。また、下記の特許文献3に示すように、例えば雨水の流れを容易とするため及び意匠性を向上するため等の目的のために、凹凸からなるエンボス柄を表基材の表面に付すことも検討されている。
特開2011−226231号公報 特許第5864015号公報 特開2015−71927号公報
窯業系屋根材の表面には、0.35mm程度の深さの凹凸からなる柄が付されている。凹凸が深くかつ凹凸の稜線のシャープであるほど、柄が鮮明になり意匠性が良好となる。窯業系屋根材の柄と同程度に鮮明なエンボス柄を金属屋根材の表基材にプレス加工機を用いて付す場合、20MPa程度の高い面圧が必要となり、大型プレス加工機の使用が避けられない。大型プレス加工機の使用は製造コストを増大させる要因になる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、大型プレス加工機の使用を回避しつつ、鮮明なエンボス柄が付された金属屋根材を製造できる金属屋根材の製造方法を提供することである。
本発明に係る金属屋根材の製造方法は、金属板を素材とし箱形に形成された本体部を有する表基材と、本体部の開口を塞ぐように表基材の裏側に配置された裏基材と、本体部と裏基材との間に充填された芯材とを備えた金属屋根材を製造するための金属屋根材の製造方法であって、金属板に成形加工を施して本体部と本体部の周囲に形成された平板状の周縁部とを有する中間体を得る工程と、中間体を得た後に、プレス加工機を用いて中間体の本体部の天板にエンボス柄を付す工程を含み、エンボス柄には、小柄領域と、小柄領域よりも凹凸の変化頻度が低い大柄領域とが含まれている。
本発明の金属屋根材の製造方法によれば、エンボス柄に、小柄領域と、小柄領域よりも凹凸の変化頻度が低い大柄領域とが含まれているので、エンボス柄の全面を小柄とする場合と比較して、鮮明なエンボス柄を付すために必要とされる面圧を小さくすることができる。これにより、大型プレス加工機の使用を回避しつつ、鮮明なエンボス柄が付された金属屋根材を製造できる。
本発明の実施の形態による方法で製造される金属屋根材1を示す平面図である。 図1の金属屋根材1を示す底面図である。 図1の線III−IIIに沿う金属屋根材1の断面図である。 図1の天板に設けられるエンボス柄の例を示す説明図である。 図1の金属屋根材1を製造するための金属屋根材1の製造方法を示すフローチャートである。 図5の表基材素体の製造工程を示すフローチャートである。 図6のブランキング工程で得られる第1中間体を示す平面図である。 図6の成形工程で得られる第2中間体を示す平面図である。 図6の柄付与工程で得られる表基材素体を示す平面図である。 図6の柄付与工程で用いられるプレス加工機を示す説明図である。 図5の裏基材・芯材の形成工程を示す説明図である。 図5の後加工工程で周縁部の不要部分がトリミングされた表基材素体を示す平面図である。 図5の後加工工程において周縁部が折り返される様子を示す説明図である。 図5の表面仕上げ工程を示す説明図である。 図4のエンボス柄のサイズと必要面圧との関係を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態による方法で製造される金属屋根材1を示す平面図であり、図2は図1の金属屋根材1を示す底面図であり、図3は図1の線III−IIIに沿う金属屋根材1の断面図である。但し、図1では後述のエンボス柄6(図4参照)の図示を省略している。
図1〜図3に示す金属屋根材1は、長手方向1L(幅方向)及び短手方向1S(奥行方向)を有する平面視矩形の部材であり、家屋等の建物の屋根下地の上に他の金属屋根材とともに配置されるものである。金属屋根材1は、例えばビス又は釘等の緊結部材が打ち込まれることで屋根下地に緊結される。金属屋根材1は、長手方向1L(幅方向)が屋根の軒と平行な方向に延在され、短手方向1S(奥行方向)が屋根の軒棟方向に延在されるように適合されている。
図3に特に表れているように、金属屋根材1は、表基材2、裏基材3及び芯材4を有している。
表基材2は、金属板を素材とするものであり、金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際に屋根の外面に表れる部材である。表基材2の素材である金属板としては、溶融Zn系めっき鋼板、溶融Alめっき鋼板、溶融Zn系めっきステンレス鋼板、溶融Alめっきステンレス鋼板、ステンレス鋼板、Al板、Ti板、塗装溶融Zn系めっき鋼板、塗装溶融Alめっき鋼板、塗装溶融Zn系めっきステンレス鋼板、塗装溶融Alめっきステンレス鋼板、塗装ステンレス鋼板、塗装Al板又は塗装Ti板を用いることができる。
表基材2は、天板50及び周壁51を有する箱形の本体部5を有している。この本体部5は、後述のように絞り加工又は張り出し加工を含む成形加工を平板状の第1中間体11(図7参照)に施すことで形成される。周壁51は表基材2の周方向に連続する壁面とされている。
裏基材3は、本体部5の開口を塞ぐように表基材2の裏側に配置された部材である。裏基材3としては、アルミ箔、アルミ蒸着紙、水酸化アルミ紙、炭酸カルシウム紙、樹脂フィルム又はガラス繊維紙等の軽量な素材を用いることができる。これらの軽量な素材を裏基材3に用いることで、金属屋根材1の重量が増大することを回避することができる。
芯材4は、例えば発泡樹脂等により構成されるものであり、表基材2の本体部5と裏基材3との間に充填されている。芯材4の素材としては、特に制限が無く、ウレタンフォーム、フェノールフォーム、イソシアヌレートフォーム等を用いることができる。ただし、屋根材においては不燃認定材料を使用することが必須となる。不燃材料認定試験は、ISO5660−1コーンカロリーメーター試験法に準拠した発熱性試験が実施される。芯材4となる発泡樹脂が発熱量の多いウレタンフォームなどの場合は、本体部5の厚みを薄くしたり、発泡樹脂に無機発泡粒子を含有させたりすることができる。
図1に戻り、本体部5の天板50には、金属屋根材1の長手方向1Lに互いに離間して配置された複数の打込表示部500が設けられている。打込表示部500は、金属屋根材1に緊結部材を打ち込む位置を表すための構成である。本実施の形態の打込表示部500は、平面視円形の凹部により構成されている。しかしながら、打込表示部500は、例えば凸部、開口又は印刷若しくは刻設された記号等、緊結部材の打込み位置を作業者が視覚的又は触覚的に認識できる他の態様を採ることもできる。
本体部5の周壁51には、第1側面510、第2側面511、棟側端面512及び軒側端面513が設けられている。
第1及び第2側面510,511は、金属屋根材1の長手方向1Lの両側にそれぞれ設けられている。第2側面511は、金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際に第1側面510よりも棟側に位置されるように適合されている。第2側面511は、第1側面510よりも金属屋根材1の長手方向1Lの外方に突出した位置に配置されている。
第1側面510には、第1側面510の下端から長手方向1Lの外方に向けて延びる金属板が裏基材3を抱え込むように表基材2の裏側に折り返されることで形成された側面フランジ20が設けられている。本体部5と一体に側面フランジ20が設けられていることで、長手方向1Lに沿う直線に沿って金属屋根材1を表側又は裏側に反らせようとする外力に対する金属屋根材1の耐久力(耐風圧性能)が向上されている。第1側面510からの側面フランジ20の突出幅は、第1側面510からの第2側面511の突出幅以下とされている。
第2側面511には、フランジが設けられていない。これは、箱形の本体部5を形成した後に第2側面511から延出する金属板を切断して除去しているためである。
棟側端面512は、短手方向1Sに沿う一端に位置されており、金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際に棟側に位置するように適合されている。棟側端面512には、直線部512aと一対の斜部512bとが設けられている。直線部512aは、長手方向1Lに沿って直線状に延在されている。斜部512bは、直線部512aと第2側面511とを接続するように直線部512aの両側に配置されている。また、斜部512bは、第2側面511に近づくにつれて軒側(短手方向1Sに沿う他端側)に向かうように直線部512aに対して傾斜して延在されている。
図1及び図2に特に表れているように、棟側端面512の直線部512aには、棟側端面512の下端から短手方向1Sに沿う外方に向けて延びる金属板が裏基材3を抱え込むように表基材2の裏側に折り返されることで形成された棟側フランジ21が設けられている。
棟側端面512の斜部512bには、フランジが設けられていない。これは、上述の第2側面511と同様に、箱形の本体部5を形成した後に斜部512bから延出する金属板を切断して除去しているためである。しかしながら、棟側フランジ21と同様のフランジを斜部512bに設けてもよい。
軒側端面513は、短手方向1Sに沿う他端に位置されており、金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際に軒側に位置するように適合されている。本実施の形態の金属屋根材1では、軒側端面513は長手方向1Lに沿って延在された直線部のみによって構成されている。しかしながら、軒側端面513は他の形状とされてもよい。
軒側端面513には、軒側端面513の下端から短手方向1Sに沿う外方に向けて延びる金属板が裏基材3を抱え込むように表基材2の裏側に折り返されることで形成された軒側フランジ22が設けられている。
棟側フランジ21及び軒側フランジ22は、長手方向1Lに沿って延在されており、長手方向1Lに交わる方向に沿う金属屋根材1の反りを防止する。
次に、図4は、図1の天板50に設けられるエンボス柄6の例を示す説明図である。図1では図示を省略しているが、図1の天板50には図4に示すような凹凸からなるエンボス柄6が形成される。図4に示すエンボス柄6は、雨水等の水分の短手方向1Sに沿う流れを阻害しないように短手方向1Sに延在された線状の凸部60(図4の暗部)及び凹部61(図4の明部)を含む流れ模様とされている。
エンボス柄6には、短手方向1Sの一端側(棟側)に配置された大柄領域6aと、短手方向1Sの他端側(軒側)に配置された小柄領域6bとが含まれている。大柄領域6aでは、小柄領域6bよりも凹凸の変化頻度が低くされている。凹凸の変化頻度は、長手方向1Lに延在する直線上に位置する凸部60及び凹部61の個数に相当する。金属屋根材1が屋根下地の上に配置された際、大柄領域6aの上には棟側に配置された他の金属屋根材1が重ねられ、小柄領域6bのみが屋根の外面に表れることが想定されている。
次に、図5は、図1の金属屋根材1を製造するための金属屋根材1の製造方法を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施の形態の金属屋根材1の製造方法は、表基材素体の製造工程(ステップS1)、裏基材・芯材の形成工程(ステップS2)、後加工工程(ステップS3)及び表面仕上げ工程(ステップS4)が含まれている。以下、図5の各工程について詳しく説明する。
まず、図6〜図11を用いて図5の表基材素体の製造工程(ステップS1)について説明する。
図6は、図5の表基材素体の製造工程(ステップS1)を示すフローチャートである。
図7は、図6のブランキング工程(ステップS11)で得られる第1中間体11を示す平面図である。
図8は、図6の成形工程(ステップS12)で得られる第2中間体12を示す平面図である。
図9は図6の柄付与工程で得られる表基材素体13を示す平面図であり、図10は図6の柄付与工程(ステップS13)で用いられるプレス加工機14を示す説明図である。
図6に示すように、図5の表基材素体の製造工程(ステップS1)には、ブランキング工程(ステップS11)、成形工程(ステップS12)及び柄付与工程(ステップS13)が含まれている。
図6のブランキング工程(ステップS11)では、金属帯から図7に示す第1中間体11が得られる。第1中間体11は、平板状のものであり、例えばプレス機を用いて金属帯から打ち抜く等の工程により得ることができる。
図6の成形工程(ステップS12)では、ブランキング工程で得られた第1中間体11に成形加工を施して図8に示す第2中間体12を得る。絞り加工又は張り出し加工を含む成形加工を第1中間体11に施して、箱形の本体部5を形成する。本体部5の形成と同時に天板50に打込表示部500を形成することができる。打込表示部500は本体部5の形成の前又は後に形成されてもよい。
図6の柄付与工程(ステップS13)では、成形工程で得られた第2中間体12にプレス加工を施して図9に示す表基材素体13を得る。表基材素体13の本体部5の天板50にはエンボス柄6が付されている。本体部5の周囲には、平板状の周縁部13aが残されている。この柄付与工程では、図10に示すプレス加工機14が用いられる。プレス加工機14には、下型140及び上型141が含まれている。下型140及び上型141には、エンボス柄6に対応する凹凸が形成されている。第2中間体12が下型140及び上型141に挟まれることで、その第2中間体12の本体部5の天板50にエンボス柄6が付される。エンボス柄6に対応する凹凸は下型140及び上型141のいずれか一方のみに設けられていてもよい。
次に、図11を用いて、図5の裏基材・芯材の形成工程(ステップS2)について説明する。図11は、図5の裏基材・芯材の形成工程を示す説明図である。裏基材・芯材の形成工程では、図11(a)に示すように表基材素体13の本体部5の内部に発泡樹脂16を注入する。その次に、図11(b)に示すように、本体部5の開口を塞ぐように表基材素体13の裏側に裏基材3を配置した状態で、裏基材3に圧力をかけながら発泡樹脂15を発泡させる。そして本体部5の内部で発泡樹脂15が発泡されることで、図11(c)に示すように本体部5の内部に芯材4が形成される。
なお、ここでは本体部5の開口を裏基材3で塞いだ状態で発泡樹脂15を発泡するように説明しているが、他の部材により本体部5の開口を塞いだ状態で発泡樹脂15を発泡させた後に、すなわち芯材4を形成した後に、本体部5の開口を塞ぐように裏基材3を配置してもよい。
次に、図12及び図13を用いて図5の後加工工程(ステップS3)について説明する。図12は図5の後加工工程で周縁部13aの不要部分がトリミングされた表基材素体13を示す平面図であり、図13は図5の後加工工程において周縁部13aが折り返される様子を示す説明図である。後加工工程では、図12に示すように表基材素体13の周縁部13aの不要部分をトリミングした後に、図13に示すように裏基材3を抱え込むように表基材素体13の周縁部13aを裏側に折り返し、図1に示す側面フランジ20、棟側フランジ21及び軒側フランジ22を形成する。周縁部13aの折り返しは、複数回に分けて行うことができる。各フランジ20〜22が形成されることで、表基材素体13が表基材2とされる。
次に、図14を用いて図5の表面仕上げ工程(ステップS4)について説明する。図14は、図5の表面仕上げ工程を示す説明図である。表面仕上げ工程では、本体部5の外表面に、塗膜のような装飾層17を形成する。装飾層17は、例えばアプリケータロール17aによって本体部5の外表面に一様に又は模様を付すように形成することができる。この表面仕上げ工程は、装飾層17が不要な場合には省略することができる。
次に、図15は、図4のエンボス柄6のサイズと必要面圧との関係を示すグラフである。図5の横軸は、エンボス柄6のサイズの倍率を示している。所定のエンボス柄6を基準サイズ(1倍)とし、エンボス柄6のサイズが基準サイズの2倍とされたものを2倍サイズ、及びエンボス柄6のサイズが基準サイズの3倍とされたものを3倍サイズとして扱っている。エンボス柄6のサイズが大きくなるほど、凹凸の変化頻度は低くなる。図15の縦軸は、エンボス柄6を付す際のプレス加工機14の面圧を示している。
図15には各サイズのエンボス柄6を鮮明に付すことができたプレス加工機14の面圧がプロットされている。図15に示す例のように、エンボス柄6のサイズが大きくなるほど、すなわち凹凸の変化頻度が低くなるほど、鮮明なエンボス柄6を付すために必要とされる面圧が小さくなることが分かる。本実施の形態の金属屋根材1の製造方法のように、エンボス柄6に、小柄領域6bと、小柄領域よりも凹凸の変化頻度が低い大柄領域6aとを含ませることで、エンボス柄6の全面を小柄とする場合と比較して、鮮明なエンボス柄6を付すために必要とされる面圧を小さくすることができる。これにより、大型プレス加工機の使用を回避しつつ、鮮明なエンボス柄6が付された金属屋根材1を製造できる。
このような金属屋根材1の製造方法では、エンボス柄6に、小柄領域6bと、小柄領域6bよりも凹凸の変化頻度が低い大柄領域6aとが含まれているので、エンボス柄6の全面を小柄とする場合と比較して、鮮明なエンボス柄6を付すために必要とされる面圧を小さくすることができる。これにより、大型プレス加工機の使用を回避しつつ、鮮明なエンボス柄6が付された金属屋根材1を製造できる。
また、エンボス柄6は、短手方向1S(奥行方向)に延在する線状の凸部及び凹部を含む流れ模様であるので、雨水等の水分の短手方向1Sに沿う流れを阻害することを回避しつつ、金属屋根材1の意匠性を確保できる。
さらに、大柄領域6aは、小柄領域6bよりも棟側に位置するように配置されているので、大柄領域6aの上には棟側に配置された他の金属屋根材1が重ねられ、小柄領域6bのみが屋根の外面に表れるようにすることができる。これにより、他の金属屋根材1の裏側において雨水等の水分の流れを良好としつつ、屋根の外面に表れる部分を高意匠とすることができる。
1 金属屋根材
2 表基材
3 裏基材
4 芯材
5 本体部
6 エンボス柄
6a 大柄領域
6b 小柄領域
14 プレス加工機

Claims (3)

  1. 金属板を素材とし箱形に形成された本体部を有する表基材と、前記本体部の開口を塞ぐように前記表基材の裏側に配置された裏基材と、前記本体部と前記裏基材との間に充填された芯材とを備えた金属屋根材を製造するための金属屋根材の製造方法であって、
    金属板に成形加工を施して前記本体部と前記本体部の周囲に形成された平板状の周縁部とを有する中間体を得る工程と、
    前記中間体を得た後に、プレス加工機を用いて前記中間体の前記本体部の天板にエンボス柄を付す工程を含み、
    前記エンボス柄には、小柄領域と、前記小柄領域よりも凹凸の変化頻度が低い大柄領域とが含まれている、
    金属屋根材の製造方法。
  2. 前記金属屋根材は奥行方向が屋根の軒棟方向に延在するように適合されており、
    前記エンボス柄は、前記奥行方向に延在する線状の凸部及び凹部を含む流れ模様である
    請求項1記載の金属屋根材の製造方法。
  3. 前記金属屋根材は奥行方向が屋根の軒棟方向に延在するように適合されており、
    前記大柄領域は、前記小柄領域よりも棟側に位置するように配置されている、
    請求項1又は請求項2に記載の金属屋根材の製造方法。
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