JP6696610B2 - 転がり軸受用かご型保持器 - Google Patents

転がり軸受用かご型保持器 Download PDF

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Description

本発明は転がり軸受用かご型保持器に関する。
転がり軸受では、多くの品種において保持器が用いられる。保持器の主な役割は、回転中の各転動体を軸受に対して等配に公転させ、軸受の剛性及び回転精度を高い状態で維持することである。
保持器は一般的に、転動体、内輪、及び外輪の間に、一定の隙間を介して配置される。保持器の半径方向の動き量が、内輪又は外輪で規制される場合は、内輪案内保持器又は外輪案内保持器として分類され、転動体で規制される場合は転動体案内保持器として分類される。
転動体の等配を維持するため、軸受回転中、保持器と転動体との間には接触が発生する。特に、転動体案内保持器の場合は、通常、保持器の動きは転動体に依存するため、保持器と転動体の接触によって発生する摩擦は大きくなる。
転動体と保持器ポケット間で発生する摩擦は、発熱や摩耗、保持器の回転不良(暴れ)を引き起こす。発熱や摩耗は軸受の劣化(寿命低下)を引き起こし、保持器の回転不良(暴れ)は回転精度不良や異常音を発生させるため、転がり軸受において、この様な摩擦の低減は解決すべき課題の一つとなっている。
特許文献1には、柱部の円周方向側面が、外径側凹曲面部と内径側凹曲面とを連続させてなる、ゴシックアーチ状の複合曲面からなる保持器が開示されている。これにより、ポケット内でのころの変位に拘らず、各ころの転動面と各柱部の円周方向側面の径方向端縁部とが当接(エッジ当たり)しない事を図っている。
特開2007−278406号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保持器では、柱部の円周方向側面が2つの凹円弧同士を連続させてなるため、転動体が公転した際に、当該転動体と円周方向側面との接触が二面当たりとなってしまい、摩擦が大きくなってしまう問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、転動体とポケット部との間で発生する摩擦を低減可能な転がり軸受用かご型保持器を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 周方向に所定間隔で配置された複数の柱部と、
隣り合う前記柱部の間に形成され、それぞれ転動体を転動自在に保持するポケット部と、
前記複数の柱部の軸方向両端部とそれぞれ接続する一対の円環部と、
を備える転がり軸受用かご型保持器であって、
前記ポケット部は、隣り合う前記柱部のうち、一方の前記柱部の第1円周方向側面と、他方の前記柱部の第2円周方向側面と、前記円環部の軸方向側面と、を有し、
前記第1円周方向側面は、球面の一部を成す第1部分球面と、筒状体の一部を成す第1部分筒状部とから構成され、
前記第2円周方向側面は、球面の一部を成す第2部分球面と、筒状体の一部を成す第2部分筒状部とから構成され、
前記円環部の軸方向側面は平面形状であり、
前記第1部分球面の第1中心及び前記第2部分球面の第2中心を含み、且つ、軸方向に垂直な断面において、
前記第1円周方向側面は、前記第1部分球面の断面である、前記第1中心を有する第1円弧と、前記第1円弧と接続して直線状に延びる、前記第1部分筒状部の断面である第1ストレート部と、からなり、
前記第2円周方向側面は、前記第2部分球面の断面である、前記第2中心を有する第2円弧と、前記第2円弧と接続して直線状に延びる、前記第2部分筒状部の断面である第2ストレート部と、からなり、
前記第1円弧の半径及び第2円弧の半径は、前記転動体の半径より大きく、
前記第1中心及び第2中心は、軸方向位置及び径方向位置が同一であって、円周方向位置が不同であり、
前記第1中心は、前記第1円周方向側面と前記第2円周方向側面との円周方向の中間部分と前記転がり軸受用かご型保持器の中心とを通って延びる中間線Mよりも前記第2円周方向側面の側に位置し、前記第2中心は、前記中間線Mよりも前記第1円周方向側面の側に位置し、
前記第1ストレート部及び第2ストレート部は、前記中間線Mと略平行に、又は、径方向外側に向かうに従って前記中間線Mから離間するように延び、
前記第1中心及び第2中心の径方向位置は、前記転がり軸受用かご型保持器が前記転動体に対して径方向に相対移動していない状態での前記転動体のピッチ円直径と一致し、
前記第1円弧と前記第1ストレート部との接続位置、及び、前記第2円弧と前記第2ストレート部との接続位置は、それぞれ、前記第1円周方向側面、及び、第2円周方向側面の径方向中間位置であって、前記ピッチ円直径と一致している、
転がり軸受用かご型保持器。
(2) 前記第1円弧及び第2円弧は、半径が同一である、(1)に記載の転がり軸受用かご型保持器。
(3) 前記第1円弧及び第2円弧は、半径が不同である、(1)に記載の転がり軸受用かご型保持器。
本発明の転がり軸受用かご型保持器によれば、ポケット部を形成する第1及び第2円周方向側面は、それぞれ、第1及び第2中心を有する第1及び第2円弧からなり、第1及び第2中心は、軸方向位置が同一であり、円周方向位置が不同である。したがって、転動体と保持器が半径方向に相対移動した場合には、保持器と転動体との接触が面当たりとなるので、転動体と柱部の円周方向側面の径方向端縁部とがエッジ当たりすることを回避できる。
また、第1及び第2円周方向側面がそれぞれ単一の円弧である第1及び第2円弧からなるので、転動体と保持器とが円周方向に相対移動した場合には、転動体と保持器とを一点で接触させることができる。
このように、接触面積が減少するので、転動体と保持器との間で発生する摺動摩擦を低減することが可能である。したがって、本発明の転がり軸受用かご型保持器は、転動体と保持器との接触摩擦が大きい転動体案内形式の保持器に好適である。
本発明の第1実施形態に係る転がり軸受用保持器の斜視図である。 図1の転がり軸受用保持器を軸方向から見た断面図である。 図1の転がり軸受用保持器を半径方向から見た断面図である。 保持器と玉とが半径方向に相対移動した状態を示す断面図である。 玉が半径方向内側に移動した状態を示す断面図である。 玉が半径方向外側に移動した状態を示す断面図である。 (a)は第1実施形態の、(b)〜(d)は変形例の、第1及び第2中心並びに第1及び第2半径を示す図である。 第2実施形態に係る転がり軸受用保持器を軸方向から見た断面図である。 第3実施形態に係る転がり軸受用保持器を軸方向から見た断面図である。 変形例に係る転がり軸受用保持器を軸方向から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る転がり軸受用保持器について、図面を用いて説明する。
ここで、図1〜図9に示す各実施形態は、本発明の前提となる参考例であって、本発明に係る転がり軸受用かご型保持器は図10に示される。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の転がり軸受用保持器1(以下、単に保持器と呼ぶ。)は、円周方向に所定間隔で配置された複数の柱部10と、隣り合う柱部10の間に形成され、それぞれ転動体としての玉3(図2及び図3参照)を転動自在に保持するポケット部20と、複数の柱部10の軸方向一端部と接続する円環部30と、を備える玉案内形式の冠型保持器である。
図2及び図3に示すように、ポケット部20は、隣り合う柱部10のうち、一方の柱部10の第1円周方向側面11aと、他方の柱部10の第2円周方向側面11bと、円環部30の軸方向側面31と、から構成される。
第1及び第2円周方向側面11a、11bは、それぞれ、第1及び第2中心Oa、Ob並びに第1及び第2半径Ra、Rbを有する第1及び第2円弧12a、12bからなる球面形状である。すなわち、第1及び第2円周方向側面11a、11bはいわゆるゴシックアーチ形状に形成される。
第1及び第2中心Oa、Obは、互いに軸方向位置(図2における紙面垂直方向位置。図3における左右方向位置。)が同一であり、円周方向位置(図2における時計回り方向位置。図3における上下方向位置。)が不同であり、半径方向位置(図2における上下方向位置。図3における紙面垂直方向位置。)が同一である。第1及び第2半径Ra、Rbは、互いに等しく(Ra=Rb)、且つ玉3の半径よりも大きく設定される。
第1及び第2中心Oa、Obの位置を適正値にずらし、第1及び第2半径Ra、Rbを適正値にすることにより、軸受回転中、図4に示すように保持器1と玉3とが半径方向に相対移動した場合であっても、保持器1と玉3との接触を面当たりとすることが可能となる。仮に、第1及び第2中心Oa、Oが同一位置にあり、第1及び第2円周方向側面11a、11bが単一中心の円弧であった場合、いかなる寸法関係においても、保持器1と玉3との接触がエッジ当たりとなってしまう。すなわち、ポケット部20の半径方向端縁部(エッジ部)と玉3とが接触し、接触部の摩擦増大による不良や異常を引き起こす大きな要因となってしまう。本実施形態の保持器1は、この様なエッジ当たりを回避できるため、接触部の摩擦を低減することが可能である。
上述の適正値とは、以下に示す条件を満たす数値である。図5には、保持器1が半径方向外側に移動し、当該保持器1の第1円周方向側面11aと玉3とがeで接触し、第2円周方向側面11bと玉3とがfで接触している状態が示されている。また、第1円周方向側面11aの半径方向内側縁部がaで示され、半径方向外側縁部がbで示され、第2円周方向側面11bの半径方向内側縁部がcで示され、半径方向外側縁部がdで示されている。図5において、Y軸方向は、第1及び第2円周方向側面11a、11bの周方向中間部を径方向に延びる中間線Mと同一方向であり、X軸方向は、Y軸方向及び軸受回転軸方向と垂直の方向である。また、Y軸は、軸受中心O及び保持器1の中心Oを通る軸であり、X軸は、保持器1の中心Oを通る軸である。このとき、Oa、Ob、a〜fの座標はそれぞれ、(XOa、YOa)、(XOb、YOb)、(X、Y)、(X、Y)、(X、Y)、(X、Y)、(X、Y)、(X、Y)で、玉3の直径はWで、第1及び第2中心Oa、Obの中間線M(Y軸)からのX軸方向ずれ量はLa、Lbで、玉3のピッチ円直径はPCDで示されている。
このとき、接触点eは、(La−Ra)<X<X、且つY<Y<Yを満たす。また、X及びYは以下のように表される。
Figure 0006696610

Figure 0006696610
また、同様に、接触点fは、X<X<(Rb−Lb)、且つY<Y<Yを満たす。また、X及びYは以下のように表される。
Figure 0006696610

Figure 0006696610
図6には、保持器1が半径方向内側に移動し、当該保持器1の第1円周方向側面11aと玉3とがgで接触し、第2円周方向側面11bと玉3とがhで接触している状態が示されている。ここで、g及びhの座標はそれぞれ、(X、Y)、(X、Y)である。
このとき、接触点gは、(La−Ra)<X<X、且つY<Y<Yを満たす。また、X及びYは以下のように表される。
Figure 0006696610

Figure 0006696610
また、同様に、接触点hは、X<X<(Rb−Lb)、且つY<Y<Yを満たす。また、X及びYは以下のように表される。
Figure 0006696610

Figure 0006696610
このように、接触点e〜hにおいて、保持器1の第1及び第2円周方向側面11a、11bと玉3との接触条件が全て満たされるように設定される。
また、玉3の公転によって、当該玉3と保持器1とが円周方向に接触した場合であっても、第1及び第2円周方向側面11a、11bは、それぞれ玉3の公転方向(円周方向)において単一の第1及び第2円弧12a、12bからなるので、通常の保持器と同様に、玉3と保持器1とを一点で接触させることができる。
なお、軸受回転軸方向の自由度のためには、本実施形態のように、第1及び第2中心Oa、Obの半径方向位置は同一であることが好ましく、第1及び第2円弧12a、12bの第1及び第2半径Ra、Rbは同一であることが好ましい(図7(a)参照)。しかしながら、保持器暴れ抑制等の目的により、意図的に保持器1に拘束を与えるために、第1及び第2中心Oa、Obの半径方向位置、並びに、第1及び第2半径Ra、Rbのうち、一方又は両方を異なる値としてもよい。例えば、図7(b)に示すように、第1及び第2中心Oa、Obの半径方向位置が不同であり、第1及び第2半径Ra、Rbが同一であってもよい。また、図7(c)に示すように、第1及び第2中心Oa、Obの半径方向位置が同一であり、第1及び第2半径Ra、Rbが不同であってもよい。また、図7(d)に示すように、第1及び第2中心Oa、Obの半径方向位置、並びに第1及び第2半径Ra、Rbが共に不同であってもよい。
また、保持器1の半径方向動き量は、第1及び第2中心Oa、Obの座標、第1及び第2円弧12a、12bの第1及び第2半径Ra、Rb、玉3の直径W、及び玉3のピッチ円直径PCDの関係から決定される。これらの値は、軸受の用途により変更可能な数値であるが、いずれの値に設定したとしても、上述したエッジ当たりが回避可能な値となっていれば、同様の効果が発揮可能である。
また、図1及び図3に戻り、ポケット部20を構成する円環部30の軸方向側面31は、平面形状とされている。したがって、保持器1と玉3とが軸方向に相対移動した場合であっても、玉3は軸方向側面31と一点で接触するので、軸方向動き量規制時の摩擦も低減できる。また、軸方向側面31の位置はある程度自由に設計可能であるため、保持器1の動き量もある程度自由に設定可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る転がり軸受用保持器1について、図8を用いて説明する。本実施形態の保持器1において、第1及び第2円周方向側面11a、11bは、第1及び第2中心Oa、Obを有する第1及び第2円弧12a、12bと、第1及び第2円弧12a、12bの径方向外側端部と接続して平面形状である第1及び第2ストレート部13a、13bと、からなる。なお、第1及び第2円周方向側面11a、11bのうち、径方向内側の略半分が第1及び第2円弧12a、12bとされ、径方向外側の略半分が第1及び第2ストレート部13a、13bとされる。また、本実施形態の第1及び第2ストレート部13a、13bは中間線Mと略平行となるように形成される。なお、第1及び第2ストレート部13a、13bは、径方向外側に向かうにしたがって、中間線Mから円周方向に離間するような形状としても構わない。
このように構成することで、保持器1の半径方向の動き量の規制が、第1及び第2円弧12a、12bによるもののみとなるため、玉3と保持器1の接触位置のランダム性が減少し、保持器1の動きを安定させることが可能となる。また、運転時の遠心力により保持器1が膨張する際、玉3公転方向(円周方向)のポケット部20の隙間増大に合わせて、保持器1の径も大きくなるため、相対的に保持器1の半径方向動き量の増大を抑制し、又は減少させることが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る転がり軸受用保持器1について、図9を用いて説明する。本実施形態の保持器1において、第1及び第2円周方向側面11a、11bは、第1及び第2中心Oa、Obを有する第1及び第2円弧12a、12bと、第1及び第2円弧12a、12bの径方向内側端部と接続して平面形状である第1及び第2ストレート部13a、13bと、からなる。なお、第1及び第2円周方向側面11a、11bのうち、径方向外側の略半分が第1及び第2円弧12a、12bとされ、径方向内側の略半分が第1及び第2ストレート部13a、13bとされる。また、本実施形態の第1及び第2ストレート部13a、13bは中間線Mと略平行となるように形成される。なお、第1及び第2ストレート部13a、13bは、径方向内側に向かうにしたがって、中間線Mから円周方向に離間するような形状としても構わない。
このように構成することで、保持器1の半径方向の動き量の規制が、第1及び第2円弧12a、12bによるもののみとなるため、玉3と保持器1の接触位置のランダム性が減少し、保持器1の動きを安定させることが可能となる。また、本実施形態では、遠心力の増大により、保持器1の動き量を大きくできるので、保持器1の膨張による第1及び第2円弧12a、12bと玉3との干渉の発生を回避できるとともに、保持器1の半径方向動き量の初期値を極限まで小さく設定することが可能となる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
例えば、上述の実施形態においては、本発明を、円環部30を1つのみ有する所謂冠型保持器1に適用した構成を示したが、一対の円環部を有する所謂かご形状保持器にも適用可能である。図10には、複数の柱部10の軸方向両端部とそれぞれ接続する第1及び第2円環部30a、30bを備える、かご形状保持器(転がり軸受用かご型保持器)1が示されている。この保持器1においては、ポケット部20を構成する第1及び第2円環部30a、30bの軸方向側面31a、31bが、平面形状であるので、保持器1の軸方向動き量を精度良く設定することが可能となる。
1 転がり軸受用保持器(転がり軸受用かご型保持器)
3 玉(転動体)
10 柱部
11a 第1円周方向側面
11b 第2円周方向側面
12a 第1円弧
12b 第2円弧
13a 第1ストレート部
13b 第2ストレート部
20 ポケット部
30 円環部
30a 第1円環部
30b 第2円環部
31、31a、31b 軸方向側面
La X軸方向ずれ量
M 中間線
Oa 第1中心
Ob 第2中心
PCD ピッチ円直径
Ra 第1半径
Rb 第2半径
W 玉の直径

Claims (3)

  1. 周方向に所定間隔で配置された複数の柱部と、
    隣り合う前記柱部の間に形成され、それぞれ転動体を転動自在に保持するポケット部と、
    前記複数の柱部の軸方向両端部とそれぞれ接続する一対の円環部と、
    を備える転がり軸受用かご型保持器であって、
    前記ポケット部は、隣り合う前記柱部のうち、一方の前記柱部の第1円周方向側面と、他方の前記柱部の第2円周方向側面と、前記円環部の軸方向側面と、を有し、
    前記第1円周方向側面は、球面の一部を成す第1部分球面と、筒状体の一部を成す第1部分筒状部とから構成され、
    前記第2円周方向側面は、球面の一部を成す第2部分球面と、筒状体の一部を成す第2部分筒状部とから構成され、
    前記円環部の軸方向側面は平面形状であり、
    前記第1部分球面の第1中心及び前記第2部分球面の第2中心を含み、且つ、軸方向に垂直な断面において、
    前記第1円周方向側面は、前記第1部分球面の断面である、前記第1中心を有する第1円弧と、前記第1円弧と接続して直線状に延びる、前記第1部分筒状部の断面である第1ストレート部と、からなり、
    前記第2円周方向側面は、前記第2部分球面の断面である、前記第2中心を有する第2円弧と、前記第2円弧と接続して直線状に延びる、前記第2部分筒状部の断面である第2ストレート部と、からなり、
    前記第1円弧の半径及び第2円弧の半径は、前記転動体の半径より大きく、
    前記第1中心及び第2中心は、軸方向位置及び径方向位置が同一であって、円周方向位置が不同であり、
    前記第1中心は、前記第1円周方向側面と前記第2円周方向側面との円周方向の中間部分と前記転がり軸受用かご型保持器の中心とを通って延びる中間線Mよりも前記第2円周方向側面の側に位置し、前記第2中心は、前記中間線Mよりも前記第1円周方向側面の側に位置し、
    前記第1ストレート部及び第2ストレート部は、前記中間線Mと略平行に、又は、径方向外側に向かうに従って前記中間線Mから離間するように延び、
    前記第1中心及び第2中心の径方向位置は、前記転がり軸受用かご型保持器が前記転動体に対して径方向に相対移動していない状態での前記転動体のピッチ円直径と一致し、
    前記第1円弧と前記第1ストレート部との接続位置、及び、前記第2円弧と前記第2ストレート部との接続位置は、それぞれ、前記第1円周方向側面、及び、第2円周方向側面の径方向中間位置であって、前記ピッチ円直径と一致している、
    転がり軸受用かご型保持器。
  2. 前記第1円弧及び第2円弧は、半径が同一である、請求項1に記載の転がり軸受用かご型保持器。
  3. 前記第1円弧及び第2円弧は、半径が不同である、請求項1に記載の転がり軸受用かご型保持器。
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