JP6696447B2 - 回転電機のロータ - Google Patents

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Description

本明細書は、ロータコアと、当該ロータコアに挿通されたロータシャフトと、を備えた回転電機のロータを開示する。
回転電機のロータの回転は、ロータシャフトを介して外部に伝達される。したがって、ロータの回転を、滑りなく、正確に伝達できるように、ロータコアは、ロータシャフトに、強固に固定される必要がある。こうしたロータコアのロータシャフトへの固定には、従来、焼き嵌めによる軸嵌め合いの力が利用されていた。すなわち、ロータコアの内径を、ロータシャフトの外径より締め代分、小径に設計しておく。そして、当該ロータコアを、加熱することで、その内径を膨張させたうえで、ロータシャフトに嵌め込む。その後、ロータコアを冷却すると、ロータコアの内径が収縮して、ロータシャフトを径方向に締め付ける。従来は、この締め付けの力(嵌め合いの力)で、ロータコアをロータシャフトに固着させていた。
ここで、十分な固定力を得るためには、締め代を大きく取る必要がある。しかし、締め代を大きくした場合、十分な固定力が得られる一方で、ロータコアがシャフトから過大な反力を受けることになり、当該ロータコアの座屈を招くおそれがある。
特許文献1には、ロータコアをロータシャフトに焼き嵌め固定する技術が開示されている。特許文献1では、ロータシャフトのロータコアと接触する部分のうち、軸方向中央の強度を、軸方向一端の強度よりも高くしている。かかる構成とすることで、軸方向端部においてロータコアが受ける反力と、軸方向中央においてロータコアが受ける反力の差を小さくでき、結果として、ロータコアの変形の発生が抑制される。
特開2014−036471号公報
しかし、特許文献1では、ロータシャフトの中央部のみを焼き入れ処理することで、当該中央部の強度を高くしている。こうした焼き入れの有無のみで、ロータシャフトの部分的な強度差を大きくすることは難しく、特許文献1の技術では、座屈を十分に抑制することは難しかった。また、特許文献1の技術では、ロータコアの組み付けに先だって、ロータシャフトを部分的に焼き入れる必要があり、製造工程が煩雑であった。
そこで、そこで、本明細書では、座屈を防止しつつ適切に保持されるように、ロータコアをロータシャフトに簡易に組み付けることができる回転電機のロータを開示する。
本明細書で開示するロータは、軸方向に貫通する軸孔が形成された略環状のロータコアと、前記ロータコアの前記軸孔に挿通され、前記ロータコアより軸方向長さが大きいロータシャフトと、を備え、前記軸孔の内周面には、径方向内側に突出するとともに、軸方向に延びるキー突起が1以上設けられており、前記ロータシャフトの外周面には、前記キー突起が嵌るキー溝であって、軸方向長さが前記ロータシャフトの軸方向長さより短い、非貫通のキー溝が1以上設けられており、前記ロータシャフトのうち、前記キー溝を挟んで軸方向一端側の外径よりも、軸方向他端側の外径のほうが、小さく、前記キー溝部分の外径は、当該キー溝の軸方向一端から軸方向他端にかけて一定であり、前記キー溝の深さは、軸方向他端側の深さが、軸方向一端側の深さより小さい、ことを特徴とする。
キー突起を非貫通のキー溝に嵌めることで、回転方向および軸方向の固定力が得られるため、軸嵌め合いの締め代を小さくでき、ロータコアの座屈を低減できる。また、キー溝を挟んで、軸方向一端側の外径よりも、他端側の外径のほうを小さくすることで、加熱膨張したロータコアに、ロータシャフトを一端側から挿入する作業が容易となる。結果として、座屈を防止しつつ適切に保持されるように、ロータコアをロータシャフトに簡易に組み付けることができる。
無負荷状態における前記ロータコアの軸方向長さは、前記キー溝の軸方向長さよりも大きくしてもよい。
かかる構成とすることで、ロータコアをロータシャフトに組み付けた際に、キー突起の軸方向へのガタツキが防止される。
また、前記キー溝の深さは、前記キー溝部分の外径が軸方向において一定となるように、前記軸方向一端側から前記軸方向他端側に近づくにつれて浅くなっていてもよい。
かかる構成とすることで、キー溝部分の外径が一定となるため、キー嵌合力を、軸方向で一定にすることができる。
また、前記ロータシャフトのうち、前記キー溝よりも軸方向他端側の外径は、加熱前のロータのキー突起部分の内径に、焼き嵌めのための加熱で生じる前記ロータの内径膨張量を加算した値以下であってもよい。
かかる構成とすることで、加熱時におけるロータのキー突起部分の内径が、軸方向他端側の外径よりも大きくなるため、ロータシャフトをロータコアに、容易に挿入できる。
本明細書で開示するロータによれば、座屈を防止しつつ適切に保持されるように、ロータコアをロータシャフトに簡易に組み付けることができる。
ロータの横断面図である。 図1のA−A断面図である。 ロータ10の分解断面図である。 締め代と固定力との関係を示すグラフである。 ロータコアの軸方向長さと軸方向圧縮力との関係を示すグラフである。 加熱した際のロータコアの膨張方向を示す図である。 従来のロータの横断面図である。 従来のロータの縦断面図である。
以下、図面を参照してロータ10の構成について説明する。図1は、ロータ10の横断面図である。また、図2は、図1のA−A断面図である。さらに、図3は、ロータ10の分解断面図である。なお、図3では、ロータシャフト14の寸法的特徴を誇張した図となっており、図1、図2とは、寸法比が異なっている。
ロータ10は、永久磁石式回転電機に用いられるもので、回転中心Oを中心として回転するロータコア12と、当該ロータコア12に固着されたロータシャフト14と、を備えている。ロータコア12は、電磁鋼板(例えばケイ素鋼板)を積層した積層鋼板、または、絶縁被膜で覆われた磁性体の粉末を成形した圧粉磁心からなる。このロータコア12の中心には、ロータシャフト14が挿入される軸孔16が形成されている。また、ロータコア12には、周方向に間隔を開けて、軸方向に貫通する磁石孔20が複数形成されている。
各磁石孔20には、ロータ10の磁極を構成する永久磁石18が挿入され、固着されている。永久磁石18は、外側に開いた略V字状に配された二つの永久磁石18で一つの磁極を構成する。図1の例では、16個の永久磁石18で、四つの磁極(四つのS磁極とN磁極)が構成されている。
なお、磁石孔20の長手方向長さは、永久磁石18の長手方向長さより大きく、永久磁石18の長手方向端部と、ロータコア12との間には、若干の空隙21が形成されている。通常、この空隙21には、ロータコア12を樹脂モールドするための樹脂が充填されている。
軸孔16の内周面からは、径方向内側に突出するキー突起22が複数設けられている。キー突起22は、ロータコア12をロータシャフト14に固着するために、後述するキー溝24に嵌め込まれる。キー突起22は、断面略矩形であり、ロータコア12の一端から他端まで軸方向に直線状に延びている。このキー突起22の個数やサイズ、位置は、要求される固着力に応じて、適宜、変更されてよい。図示例では、キー突起22は、90度ずつ間隔を開けて、4つ設けられている。
ロータシャフト14は、ロータコア12の内側に固着される軸部材である。このロータシャフト14は、クロムや炭素等を含んだ鋼材から成り、中空の円筒形(パイプ状)に形成されている。なお、ロータシャフト14の軸方向長さは、ロータコア12の軸方向長さよりも大きく、ロータシャフト14の両端は、ロータコア12の軸方向両端面から外側に突出している。
ロータシャフト14の外周面のうちキー突起22に対応する位置には、当該キー突起22が嵌め込まれるキー溝24が形成されている。図示例では、キー突起22が四つ設けられているため、キー溝24も四つ設けられている。このキー溝24は、その軸方向長さが、ロータシャフト14の軸方向長さよりも短い非貫通のキー溝である。
このようにキー溝24を非貫通形状とする理由について、従来技術と比較して説明する。図7は、従来のロータ10の分解図である。従来のロータ10では、ロータコア12をロータシャフト14に焼き嵌めした際の軸嵌め合いの力で、ロータコア12をロータシャフト14に固定していた。すなわち、従来のロータ10において、ロータコア12の内径(軸孔16の径)は、非加熱状態において、ロータシャフト14の外径よりも締め代α分だけ、小さく設計されていた。ロータコア12を、ロータシャフト14に組み付ける際には、まず、ロータコア12を加熱し、その内径を拡張させる。この状態で、ロータコア12の軸孔16にロータシャフト14を挿入する。そして、ロータシャフト14の挿入後、ロータコア12を冷却することで、ロータコア12の内径が収縮し、ロータコア12が、ロータシャフト14を径方向に締め付ける。従来のロータ10では、この径方向の締め付け力により、ロータコア12をロータシャフト14に固定していた。
このロータコア12の固定力は、締め代が大きいほど、大きくなる。図4は、締め代と固定力との関係を示すグラフで、横軸が締め代を、縦軸がロータコア12の固定力を示している。図4に示す通り、締め代が大きいほど、ロータコア12の固定力も増加する。
ここで、締め代が増加し、ロータコア12の固定力が増加した場合、その分、ロータコア12がロータシャフト14から受ける反力も増加する。そして、この反力が、ロータコア12の座屈限界を超えた場合、ロータコア12は、図8に示すように、座屈して変形する。従来のロータ10では、図4に示すように、所望の固定力Fαを得るための締め代αが、ロータコア12の座屈が生じる締め代βを越えてしまうことが多かった。
そこで、本明細書で開示するロータ10では、締め代を座屈が生じない値γにするとともに、不足する固定力をキー係合による固定力で補っている。すなわち、本明細書で開示するロータ10では、図4に示すように、締め代を、座屈が生じる締め代βよりも小さい締め代γとしている。また、締め代γで得られる固定力Fγと、所望の固定力Fαとの差分は、キー係合による固定力Fkで補っている。
すなわち、ロータコア12のキー突起22をロータシャフト14のキー溝24に嵌合させた場合、キー突起22の周方向端面とキー溝24の周方向の端面が係合し合うことで、周方向の固定力が得られる。さらに、既述した通り、本明細書において、キー溝24は、軸方向に非貫通の溝となっている。この場合、キー溝24の軸方向端面とキー突起22の軸方向端面とが係合し合うことになり、軸方向の固定力も得られる。つまり、キー突起22およびキー溝24を設け、さらに、キー溝24を非貫通形状とすることで、周方向および軸方向の固定力を得ることができ、締め代を小さくできる。結果として、ロータコア12の座屈を防ぎつつ、ロータコア12をロータシャフト14に強固に固定できる。
ただし、キー溝24を非貫通形状とした場合、当然ながら、ロータシャフト14の軸方向端部には、キー溝24(径方向内側への凹み)がないため、キー突起22(径方向内側への突起)を有する軸孔16にロータシャフト14を挿し込むのが困難になる。そこで、本明細書で開示するロータ10では、ロータコア12の軸孔16へのロータシャフト14の挿し込みを容易にするために、ロータシャフト14のうち、キー溝24を挟んで、軸方向一端側の外径D1よりも、軸方向他端側の外径D2のほうを小さくしている。これについて、図3を参照して説明する。
図3に示す通り、ロータシャフト14のうち、キー溝24を挟んで軸方向一端側の外径をD1、軸方向他端側の外径をD2、キー溝24の軸方向一端側の深さをd1、軸方向他端側の深さをd2とする。また、回転中心Oからキー溝24までの距離の2倍(以下「キー溝24部分の外径」という)をD3、回転中心Oからキー突起22までの距離(以下「キー突起22部分の内径」という)をD4とする。
本明細書で開示するロータ10では、ロータシャフト14の他端側外径D2を、軸方向一端側外径D1よりも小さくしている。一方で、キー溝24部分の外径D3は、キー溝24の軸方向一端から軸方向他端にかけて、一定となっている。その結果、キー溝24の深さは、軸方向他端側の深さd2が、軸方向一端側の深さd1よりも小さくなっている。
こうした外径D2、溝深さd2の値は、ロータコア12のキー突起22部分の内径の熱膨張量tによって定まる。すなわち、ロータコア12の加熱前の段階において、キー突起22部分の内径D4は、式1の通りとなる。なお、ηは、キー突起22とキー溝24との径方向の嵌め合い公差である。
D4=D3+2×η 式1
このキー突起22部分の内径D4は、焼き嵌めするためにロータコア12を加熱すると、内径膨張量tだけ大きい値D5となる。式2は、膨張後の内径D5を表している。また、内径膨張量tは、式3で表される。なお、式3におけるKは、ロータコア12の線膨張係数を、Tcは、ロータコア12の加熱温度を、Tsは、ロータシャフト14の温度を示している。
D5=D4+t=D3+2×η+t 式2
t=D4×K×(Tc−Ts) 式3
ロータコア12を、ロータシャフト14に挿し込むためには、ロータシャフト14の他端側外径D2が、加熱した際の内径D5以下でなければならない。すなわち、D2≦D5でなければならない。ここで、他端側の外径D2は、キー溝24部分の外径D3に、他端側のキー溝深さd2の2倍を加算した値、すなわち、D2=D3+2×d2である。したがって、D2≦D5は、式4のように表すことができ、他端側のキー溝深さd2は、式5のようになる。
D3+2×d2<D3+2×η+t 式4
d2<(2×η+t)/2 式5
また、キー溝24部分の外径D3は、一端側の外径D1から一端側のキー溝深さd1の2倍を減算した値、すなわち、D3=D1−2×d1である。したがって、他端側の外径D2は、式6で表される。
D2=D3+2×d2
D2=D1−2(d1−d2) 式6
なお、軸方向一端側のキー溝24の深さd1は、キー溝24とキー突起22の必要嵌合力で決まる。また、キー溝24・キー突起22の本数は、キー溝24・キー突起22、1本当たりの固定力と、ロータ10全体で必要とされる固定力との関係によって定まる。
いずれにしても、キー溝24の軸方向他端側の深さd2を式5に示す通り、ロータコア12の熱膨張量tに応じて設定し、さらに、ロータシャフト14の軸方向他端側の外径D2を、式6に示すように、軸方向一端側の外径D1よりも小さくすればよい。かかる構成とすることで、ロータシャフト14を、加熱したロータコア12の軸孔16に容易に挿し込むことができ、ロータコア12の焼き嵌め工程を、簡易化できる。
なお、ロータシャフト14のうち、周方向位置が、キー溝24とずれた箇所では、当該箇所における外径Ds(図1参照)が、軸方向一端側から他端側にかけて、D1からD2に徐々に変化するテーパ形状となっている。軸孔16の内径をDc(図1参照)とした場合、軸嵌め合いの締め代は、最大でD1−Dc、最小でD2−Dcとなる。本明細書で開示するロータ10では、この軸嵌め合いの締め代の最大値D1−Dcを、座屈発生させる締め代β以下にしている。
なお、本明細書で開示するロータ10では、ロータコア12の軸方向のガタツキを防止するために、組み付け前(無荷重時)のロータコア12の軸方向長さLcを、キー溝24の軸方向長さLsよりも大きくしている(Lc>Ls)。そして、組み付けの際には、ロータコア12に、軸方向圧縮の力を付与して、軸方向長さLcを小さくして、キー突起22をキー溝24に嵌め込んでいる。
図5は、ロータコア12に付与される軸方向圧縮力と、ロータコア12の軸方向長さLcとの関係を示す値である。図5に示すように、ロータコア12の軸方向長さLcは、無荷重時には、キー溝24の軸方向長さLsよりも大きいが、軸方向圧縮の力の増加に伴い、徐々に減少する。そして、軸方向圧縮の力が、所定の値Fa以上となれば、ロータコア12の軸方向長さLcは、キー溝24の軸方向長さLs以下となることが分かる。
また、キー突起22の周方向位置は、特に、限定されないが、周方向範囲が磁石孔20と重複しない位置に設けることが望ましい。これは、当該位置において、軸孔16の拡張が生じやすいためである。これについて図6を参照して説明する。
すなわち、既述した通り、また、図6に示す通り、磁石孔20は、永久磁石18よりも、長めに形成されており、永久磁石18の長手方向端部とロータコア12との間には、空隙21が形成されている。この空隙21には、永久磁石18を樹脂モールドするための樹脂が充填される。焼き嵌めのために、ロータコア12を加熱した場合、ロータコア12は、その全周において、径方向外側に広がろうとする。また、同時に、空隙に充填された樹脂も、熱張により外側に広がろうとする。結果として、磁石孔20周辺では、径方向外側に広がる力と、径方向内側に広がる力が同時にかかり、周方向範囲が磁石孔20と重複する範囲では、軸孔16の拡張量が小さくなる。これは、別の見方をすれば、周方向範囲が、磁石孔20と重複しない範囲は、重複する範囲に比べて、軸孔16の熱膨張量が大きくなる。かかる熱膨張量が大きい範囲にキー突起22を設けることで、加熱した際の当該キー突起22部分の内径D5を大きくしやすく、ひいては、ロータコア12のロータシャフト14への挿入を簡易化できる。
以上の説明から明らかな通り、本明細書で開示するロータ10では、ロータコア12にキー突起22を、ロータシャフト14に非貫通のキー溝24を設けている。かかる構成とすることで、軸嵌め合いの締め代を、ロータコア12の座屈が発生する締め代βより小さくしても、十分な固定力が得られる。また、本明細書で開示するロータ10では、ロータシャフト14のうち、キー溝24よりも他端側の外径D2を、キー溝24よりも一端側の外径D1よりも小さくしている。そのため、焼き嵌めに際して、ロータコア12へのロータシャフトの挿入作業が容易になる。
なお、これまで説明した構成は、一例であり、ロータシャフト14に、非貫通のキー溝24を設け、当該キー溝24より他端側の外径D2を、一端側の外径D1より小さくするのであれば、その他の構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、キー突起22、キー溝24の個数や形状は、適宜変更されてもよく、例えば、キー突起22、キー溝24を断面略台形としてもよい。
10 ロータ、12 ロータコア、14 ロータシャフト、16 軸孔、18 永久磁石、20 磁石孔、21 空隙、22 キー突起、24 キー溝。

Claims (1)

  1. 軸方向に貫通する軸孔が形成された略環状のロータコアと、
    前記ロータコアの前記軸孔に挿通され、前記ロータコアより軸方向長さが大きいロータシャフトと、
    を備え、
    前記軸孔の内周面には、径方向内側に突出するとともに、軸方向に延びるキー突起が1以上設けられており、
    前記ロータシャフトの外周面には、前記キー突起が嵌るキー溝であって、軸方向長さが前記ロータシャフトの軸方向長さより短い、非貫通のキー溝が1以上設けられており、
    前記ロータシャフトのうち、前記キー溝を挟んで軸方向一端側の外径よりも、軸方向他端側の外径のほうが、小さく、
    前記キー溝部分の外径は、当該キー溝の軸方向一端から軸方向他端にかけて一定であり、
    前記キー溝の深さは、軸方向他端側の深さが、軸方向一端側の深さより小さい、
    ことを特徴とする回転電機のロータ。
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