JP6696204B2 - 液回収器およびそれを備える炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、液回収器に関する。また、本発明は、その液回収器を備える炊飯器に関する。
過去に「“おねば”を除去するための器や装置を炊飯器の蓋体に設けること」が提案されている(例えば、特開2001−245783号公報や特開2001−327400号公報等参照)。
特開2001−245783号公報 特開2001−327400号公報
ところで、近年、粘りが少なく柔らかいご飯を好む消費者が増えつつある。このようなご飯を炊き上げるためには、炊飯中に生じる“おねば”の大部分を除去すればよい。しかし、上述の通り、従前のおねば除去器やおねば除去装置は蓋体に固定的に組み込まれているため、少ない合数のお米を炊き上げる場合、“おねば”がおねば除去器やおねば除去装置に到達しにくくなり、その結果、“おねば”の除去が著しく難しくなる。
本発明の課題は、炊飯器において少ない合数のお米を炊き上げる場合であっても“おねば”を十分に除去することができるようにすることである。
本発明の第1局面に係る液回収器は、内鍋を有する炊飯器の前記内鍋に収容可能な液回収器であって、例えば、炊飯器においてお米から生じる“おねば”等の粘性液を回収するのに適する。この液回収器は、容器および高さ位置調節構造体を備える。高さ位置調節構造体は、容器の高さ位置を調節可能である。容器の底壁には、第1開孔と、第1開孔を囲む第2開孔とが形成される。この容器には、第1開孔の縁からその容器の上側に向かって延びる第1円筒壁部(“おねば”の回収通路を形成する部位)と、第2開孔の縁からその容器の上側に向かって延びる第2円筒壁部(回収された“おねば”の超過分を炊飯器の内鍋に戻す通路を形成する部位)とが形成される。第2円筒壁部の上端位置は、第1円筒壁部の上端位置よりも低い位置に設定されている。容器が内鍋に収容されている状態において、第1円筒壁部の上端位置は、内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される。また、この容器は、高さ位置調節構造体と別体とされてもよいし、一体とされてもよい。また、容器は、高さ位置調節構造体に対して着脱可能とされてもよいし、着脱不可能とされてもよい。
この液回収器では、高さ位置調節構造体によって炊飯器の内鍋に対する容器の高さ位置を調節することができ、容器が内鍋に収容されている状態において、第1円筒壁部の上端位置は、内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される。このため、高さ位置調節構造体により容器を炊飯器の内鍋の底面近くに設置させれば、少ない合数のお米を炊き上げる場合であっても“おねば”を十分に除去することができる。一方、容器を内鍋の口近くに設置させれば、多くの合数のお米を炊き上げながら“おねば”を十分に除去することができる。さらに、内鍋に投入されたお米や水の量を加味しながら容器の高さ位置を調節することによって、回収する“おねば”の量を調整することもできる。また、この液回収器では、“おねば”の回収量に上限が設定されており、その上限を超えた余剰の“おねば”は第2円筒壁部および第2開孔を通って内鍋に戻される。このため、炊飯量や、容器の高さ位置等を適切に設定することによって、ご飯の粘りと“おねば”特有の旨みのバランスを取ることができる。
本発明の第2局面に係る液回収器は第1局面に係る液回収器であって、高さ位置調節構造体は、複数段の容器支持部を有する。なお、この複数段の容器支持部は、高さ方向に沿って並ぶように配設されている。
この液回収器では、容器支持部が多段構造となっている。すなわち、この液回収器の使用者は、お米の合数や回収すべき“おねば”の量等に合った段の容器支持部を選択することができる。
本発明の第3局面に係る液回収器は第1局面に係る液回収器であって、高さ位置調節構造体は、第1構造体および第2構造体を有する。第1構造体は、容器を支持するための部である第1容器支持部を有する。第2構造体は、容器を支持するための第2容器支持部を有する。そして、この第2構造体は、第1構造体に対して高さ方向に移動可能である。なお、第2構造体が第1構造体の下側に配設されることが好ましい。また、第1容器支持部および第2容器支持部は、それぞれ単段構成であってもいし、多段構成であってもよい。
上述の通り、この液回収器には、第1構造体に対して高さ方向に移動可能である第2構造体が設けられる。このため、第2構造体を下側に移動させれば容器を内鍋の底面近くに位置させることができ、第2構造体を上側に移動させれば容器を内鍋の口近くに位置させることができると共に内鍋の底側の空間に第1構造体を存在させることなくその空間を広く空けることができる。したがって、炊飯器で比較的多くの合数のお米を炊き上げる場合に液回収器(特に第1構造体)がお米に接触することを防ぐことができる。したがって、この液回収器は、使用者に対してお米が衛生的に保たれている印象を持たせることができる。
本発明の第4局面に係る炊飯器は、内鍋および容器を備える。容器は、内鍋に収容可能である。また、この容器は、高さ位置を調節可能である。容器の底壁には、第1開孔と、第1開孔を囲む第2開孔とが形成される。この容器には、第1開孔の縁からその容器の上側に向かって延びる第1円筒壁部(“おねば”の回収通路を形成する部位)と、第2開孔の縁からその容器の上側に向かって延びる第2円筒壁部(回収された“おねば”の超過分を炊飯器の内鍋に戻す通路を形成する部位)とが形成される。第2円筒壁部の上端位置は、第1円筒壁部の上端位置よりも低い位置に設定されている。容器が内鍋に収容されている状態において、第1円筒壁部の上端位置は、内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される。なお、容器は、内鍋に部分的に収容されてもよいし、全体的に収容されてもよい。また、内鍋は、その底から一定高さ以上の空間に容器を収容可能である(一定高さ未満の空間は、お米や水等を収容する空間として利用される。)。
この炊飯器では、内鍋に対する容器の高さ位置を調節することができ、容器が内鍋に収容されている状態において、第1円筒壁部の上端位置は、内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される。このため、この炊飯器では、容器を内鍋の底面近くに位置させれば、少ない合数のお米を炊き上げる場合であっても“おねば”を十分に除去することができる。一方、容器を内鍋の口近くに位置させれば、多くの合数のお米を炊き上げながら“おねば”を十分に除去することができる。さらに、この炊飯器では、内鍋に投入されたお米や水の量を加味しながら容器の高さ位置を調節することによって、回収する“おねば”の量を調整することもできる。また、この炊飯器では、“おねば”の回収量に上限が設定されており、その上限を超えた余剰の“おねば”は第2円筒壁部および第2開孔を通って内鍋に戻される。このため、炊飯量や、容器の高さ位置等を適切に設定することによって、ご飯の粘りと“おねば”特有の旨みのバランスを取ることができる。
本発明の第5局面に係る炊飯器は、内鍋および液回収器を備える。液回収器は、第1局面から第3局面のいずれか1つの局面に係る液回収器であって、内鍋に収容可能である。なお、液回収器は、内鍋に部分的に収容されてもよいし、全体的に収容されてもよい。また、内鍋は、その底から一定高さ以上の空間に液回収器を収容可能である(一定高さ未満の空間は、お米や水等を収容する空間として利用される。)。
この炊飯器では、高さ位置調節構造体によって内鍋に対する容器の高さ位置を調節することができ、容器が内鍋に収容されている状態において、第1円筒壁部の上端位置は、内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される。このため、この炊飯器では、高さ位置調節構造体によって容器を内鍋の底面近くに位置させれば、少ない合数のお米を炊き上げる場合であっても“おねば”を十分に除去することができる。一方、高さ位置調節構造体によって容器を内鍋の口近くに位置させれば、多くの合数のお米を炊き上げながら“おねば”を十分に除去することができる。さらに、この炊飯器では、内鍋に投入されたお米や水の量を加味しながら容器の高さ位置を調節することによって、回収する“おねば”の量を調整することもできる。
本発明の第6局面に係る炊飯器は第5局面に係る炊飯器であって、内鍋は突起部を有する。この突起部は、側壁の内側に向かって突起している。なお、この突起部は、液回収器を安定的に支持するため、少なくとも3つ存在することが好ましい。そして、液回収器は、内鍋に収容される際、突起部によって支持される。なお、液回収器は、他の部材(例えば、高さ位置調節構造体)を介して間接的に支持されてもよいし、突起部によって直接的に支持されてもよい。
上述の通り、この炊飯器では、液回収器が内鍋に収容される際、突起部によって支持される。このため、この炊飯器では、液回収器を内鍋のフランジ部で支持する場合に比べて、液回収器の厚みを増すことなく内鍋の深い位置まで液回収器を収容することができる。
本発明の実施の形態に係るおねば回収器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回収容器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回収容器の本体容器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る回収容器の本体容器の平面図である。 図4のI−I断面図である。 図4のII−II断面図である。 本発明の実施の形態に係る回収容器の平面図である。 図7のIII−III断面図である。なお、本図面では、取っ手が下方に落ちている状態が示されている。 図7のIV−IV断面図である。なお、本図面では、取っ手が下方に落ちている状態が示されている。 図9に示される回収容器において取っ手が引き上げられた状態を示す縦断面図である(切断面は、図7に示されるIV−IV面である。)。 本発明の実施の形態に係る高さ位置調節部材の斜視図である。なお、本図面では、延長部材が上位置に位置している状態が示されている。 本発明の実施の形態に係る高さ位置調節部材の斜視図である。なお、本図面では、延長部材が下位置に位置している状態が示されている。 本発明の実施の形態に係る高さ位置調節部材の本体部材の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る高さ位置調節部材の本体部材の平面図である。 図14のV−V断面図である。 本発明の実施の形態に係る電気炊飯器の平面図である。 図16のVI−VI断面図であって、おねば回収器が高さ位置調節部材の本体部材の最高段に載置されている状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電気炊飯器に収容される内鍋の斜視図である。 図16のVI−VI断面図であって、おねば回収器が高さ位置調節部材の延長部材に載置されている状態を示す図である。
本発明の実施の形態に係るおねば回収器100は、図1に示されるように回収容器110および高さ位置調節部材150から構成されている。なお、このおねば回収器100は、炊飯器に装着し得る器材であって、その名称の通り、炊飯器においてお米から生じる“おねば”を回収するための器材である。なお、本発明の実施の形態に係るおねば回収器100では、高さ位置調節部材150から回収容器110を取り外すことができる。高さ位置調節部材150から取り外された回収容器110は図2に示されており、回収容器110が取り外された高さ位置調節部材150は図11に示されている。以下、これらの構成要素それぞれについて詳述した後、このおねば回収器100の使用方法およびおねば回収の仕組みについて説明する。
<おねば回収器の構成要素>
(1)回収容器
回収容器110は、図2に示されるように、容器本体120および取っ手130から構成されている。以下、これらの構成要素それぞれについて詳述した後、この回収容器110の状態変化について説明する。
(1−1)容器本体
容器本体120は、図3から図6に示されるように、主に、器部121、フランジ部122、中央大径円筒壁部123、周辺小径円筒壁部124および固定リブ125から形成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
器部121は、従前のおねば回収器やおねば回収装置よりも大きなおねば回収量を有する器体であって、図3に示されるように、主に、底壁部121aおよび側壁部121bから形成されている。底壁部121aは、図4に示されるように略円環板形状を呈している。すなわち、この底壁部121aには、略中央部分に円形の開孔(以下「中央開孔」という。)Pcが形成されている。また、この底壁部121aの外周部分には、図4に示されるように、円周方向に沿って等間隔に3つの円形の開孔(以下「周辺開孔」という。)Ppが形成されている。すなわち、これらの周辺開孔Ppは、平面視において中央開孔Pcを囲むように形成されている。なお、この周辺開孔Ppは、図9に示されるように、円錐台形状に加工されている。側壁部121bは、図4から図6に示されているように略円筒形状を呈しており、底壁部121aの外周縁から上方に向かって延びている。なお、後に詳述するが、この器部121には、炊飯時においてお米から生じる“おねば”が回収される。
フランジ部122は、図3から図5に示されるように、互いに対向する一対の部分円環形状部位として形成されており、器部121の側壁部121bの上端から水平方向に沿って外方に向かって広がっている。
中央大径円筒壁部123は、図4に示されるように、平面視において器部121の中央部分に配設されている。また、この中央大径円筒壁部123は、図5および図6に示されるように、器部121の底壁部121aの中央開孔Pcの縁から上方に向かって延びている。なお、図5および図6に示されるように、中央大径円筒壁部123の上端位置は、器部121の側壁部121bの上端位置よりも低い位置に設定されている。
周辺小径円筒壁部124は、図4に示されるように、平面視において底壁部121aの外周部分に、円周方向に沿って等間隔に3つ配設されている。すなわち、これらの周辺小径円筒壁部124は、平面視において中央大径円筒壁部123を囲むように配設されている。また、この周辺小径円筒壁部124は、図6に示されるように、器部121の底壁部121aの周辺開孔Ppの縁から上方に向かって延びている。なお、図6に示されるように、周辺小径円筒壁部124の上端位置は、中央大径円筒壁部123の上端位置よりも低い位置に設定されている。このため、回収された“おねば”の液レベルが周辺小径円筒壁部124の上端を超えると、超過分の“おねば”は周辺小径円筒壁部124の内部通路および周辺開孔Ppを通って炊飯器の内鍋(後述)に戻される。すなわち、周辺小径円筒壁部124の上端は、“おねば”の最大回収量を規定している。さらに、それぞれの周辺小径円筒壁部124には、図4および図6に示されるように、内周面から軸に向かって延びる案内リブ124aが形成されている。この案内リブ124aは、後述する取っ手130の脚部133の上下方向に沿った出没動作を案内する。
固定リブ125は、図3および図5に示されるように、器部121の側壁部121bの外周面から外方に向かって延びる縦長の突起である。なお、この固定リブ125は、図5に示されるように、器部121の軸を挟んで対向するように一対配設されている。これらの固定リブ125は、図3および図5に示されるように、平面視において各フランジ部122の略中央位置であって、各フランジ部122の直下に形成されている。
(1−2)取っ手
取っ手130は、図2、図7から図9に示されるように、主に、円環部131、放射梁部132、脚部133、出没長調整リブ134および栓部135から形成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
円環部131は、円環形状を呈しており、把持部として機能する。なお、この円環部131の内径は、図7に示されるように、中央大径円筒壁部123の外径よりも大きくなるように設計されている。
放射梁部132は、図7に示されるように、円環部131の外周面から水平方向に沿って放射状に延びている。なお、隣接する放射梁部132が延びる方向は、図7に示されるように互いに約120°の角度をなしている。
脚部133は、図2、図8および図9に示されるように、各放射梁部132の先端から下方に向かって延びている。なお、この脚部133は、図9に示されるように周辺小径円筒壁部124の内部通路および器部121の底壁部121aの周辺開孔Ppに挿通されている。
出没長調整リブ134は、器部121の底壁部121aから脚部133が下方に向かって突出する長さを規定するリブであって(図9参照)、図8および図9に示されるように、放射梁部132から下側に向かって延びると共に脚部133から円環部131の軸に向かって延びている。また、この出没長調整リブ134は、円環部131を容器本体120に接触させない役割も果たしている。
栓部135は、シリコーンゴム製の略切頭円錐台形部材であって、図8および図9に示されるように、脚部133の下端に取り付けられている。なお、この栓部135は、図8および図9に示されるように、器部121の底壁部121aの裏側に位置する。そして、この栓部135は、取っ手130が容器本体120から抜け落ちることを防止する役目を担っている。また、この栓部135は、周辺開孔Ppと同様の形状および寸法を有しており、取っ手130が引き上げられたとき、周辺開孔Ppを形成する面と当接して密閉構造(シール構造)を形成する。
(1−3)回収容器の状態変化
回収容器110は、図9および図10に示される2つの状態、すなわち、取っ手130が引き上げられて栓部135により周辺開孔Ppが閉塞される状態(以下「周辺開孔閉塞状態」という。)と、取っ手130が下方に落ちて周辺開孔Ppが開放される状態(以下「周辺開孔開放状態」という。)とを取り得る。なお、本発明の実施の形態において、周辺開孔閉塞状態は、使用者が取っ手130の円環部131を把持して回収容器110を持ち上げたときになる状態であり、周辺開孔開放状態は、回収容器110を炊飯器(後述)の内鍋に載置した際になる状態である。また、周辺開孔開放状態では、栓部135は、“おねば”返し(すなわち、周辺開孔Pp付近に上がってくる“おねば”を周辺開孔Ppに侵入させず、器部121から周辺小径円筒壁部124の内部通路および周辺開孔Ppを通って内鍋に戻される“おねば”の流れを良好に保つ部材)として機能する。
(2)高さ位置調節部材
高さ位置調節部材150は、図11に示されるように、本体部材160および延長部材170から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述した後、この高さ位置調節部材150の状態変化について説明する。
(2−1)本体部材
本体部材160は、図13および図15に示されるように、円筒枠体161、フランジ部162、回収容器支持多段リブ163および突起部164から形成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
円筒枠体161は、図14および図15に示されるように、略円筒形状の枠体であって、その内部に回収容器110を収容することができる。
フランジ部162は、図13および図15に示されるように、略円環状の部位であって、円筒枠体161の上端部の外周面から水平方向に沿って外方に向かって広がっている。
回収容器支持多段リブ163は、図13および図15に示されるように、最上段リブ163a、第2段リブ163b、第3段リブ163cおよび最下段リブ163dの4つのリブから構成されている。なお、最上段リブ163a、第2段リブ163b、第3段リブ163cおよび最下段リブ163dは、上下方向に沿って等間隔に配設されている。ところで、円筒枠体161と回収容器支持多段リブ163とにより形成される中央開孔OP(図11参照)は、平面視において容器本体120のフランジ部122とほぼ同形状(円において中心を挟んで対向する円弧の一部が直線とされている形状)とされている。このため、平面視において、回収容器110のフランジ部122の形状と本体部材160の中央開孔OPの形状とを一致させた状態にすると、回収容器110をその中央開孔OPに挿入することができる。また、これらの回収容器支持多段リブ163の幅方向中央には、図13に示されるように、窪みIdが形成されており、回収容器110のフランジ部122が所望の段のリブの上位置にまで挿入された後に回収容器110を90°回転させると、容器本体120の固定リブ125がその窪みIdに嵌合して、回収容器110が高さ位置調節部材150に設置される。
突起部164は、図15に示されるように、一対存在しており、円筒枠体161の軸を挟んで対向するように形成されている。
(2−2)延長部材
延長部材170は、図11に示されるように、主に、円筒壁部171および回収容器支持単段リブ172から形成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
円筒壁部171は、図11に示されるように、主に、本体部171aおよび把持部171bから形成されている。本体部171aには、図11に示されるように、略J字形状の案内開孔Pgが形成されている。なお、この案内開孔Pgは、一対存在しており、本体部171aの軸を挟んで対向するように形成されている。そして、この案内開孔Pgには、図11に示されるように、本体部材160の突起部164が嵌め込まれる。把持部171bは、図11に示されるように、本体部171aの外周面から突起する縦長の突起として形成されている。なお、この把持部171bは、一対存在しており、平面視において一対の案内開孔Pgを結ぶ仮想線と直交する仮想線上に位置し、本体部171aの軸を挟んで対向するように形成されている。
回収容器支持単段リブ172は、本体部171aの下端部の内周面から水平方向に沿って内方に向かって広がっている。
(2−3)高さ位置調節部材の状態変化
図11に示される高さ位置調節部材150では、延長部材170の案内開孔Pgの左側の低位上端部Elに本体部材160の突起部164が位置している状態となっている。このとき、高さ位置調節部材150は、高さ方向に縮んだ状態、すなわち、延長部材170の円筒壁部171が本体部材160のフランジ部162に近接した状態となっている。
そして、この状態から延長部材170を押し上げた後(すなわち、延長部材170の円筒壁部171をさらに本体部材160のフランジ部162に近接させた後)、平面視において延長部材170を反時計回りに回転させることによって案内開孔Pgの右側端Emに突起部164が位置するようにしてから延長部材170を引き下げると、図12に示されるように、延長部材170の案内開孔Pgの高位上端部Etに本体部材160の突起部164が位置する状態となる。このとき、高さ位置調節部材150が高さ方向に伸びた状態、すなわち、延長部材170の円筒壁部171が本体部材160のフランジ部162から離間した状態となっている。また、この高さ位置調節部材150を図12の状態から図11の状態に戻すには、先と逆の操作を行えばよい。すなわち、延長部材170を押し上げた後(すなわち、円筒壁部171を本体部材160のフランジ部162に近接させた後)、平面視において延長部材170を時計回りに回転させることによって案内開孔Pgの左側端Ehに突起部164が位置するようにしてから延長部材170を引き下げればよい。
<おねば回収器100の使用方法およびおねば回収の仕組み>
(1)回収容器の高さ位置調整
先ず、炊飯量やおねばの回収量等を考慮して高さ位置調節部材150の最上段リブ163a、第2段リブ163b、第3段リブ163c、最下段リブ163dおよび回収容器支持単段リブ172のいずれの段のリブ上に回収容器110を載置するか、延長部材170を下位置および上位置のいずれの位置に設定するかを決定する。そして、必要であれば延長部材170の高さ位置を変更してから、高さ位置調節部材150の所望の段のリブに回収容器110を載置する。この際、先ず、平面視において、回収容器110のフランジ部122の形状と本体部材160の中央開孔OPの形状とを一致させた状態とする。次に、その状態を維持しながら回収容器110を中央開孔OPに挿入する。次いで、回収容器110のフランジ部122を所望の段のリブの上位置に位置させてから回収容器110を90°回転させる。そのとき、回収容器110の固定リブ125が回収容器支持多段リブ163の窪みIdに嵌合して、回収容器110が高さ位置調節部材150の所望の段に設置される。
なお、回収容器110を最も高い位置に載置するためには、回収容器110のフランジ部122の形状と本体部材160の中央開孔OPの形状とが一致しない状態(すなわち、平面視において回収容器110のフランジ部122が最上段リブ163aと重なる状態)として、そのまま回収容器110を高さ位置調節部材150に載置すればよい。
また、回収容器110を最も低い位置に載置するためには、高さ位置調節部材150を図12に示される状態すなわち高さ方向に伸びた状態としてから、上述の操作を行って回収容器110を延長部材170の回収容器支持単段リブ172上に載置させればよい。
(2)おねば回収器の炊飯器への設置
本発明の実施の形態では、炊飯器200(図16等参照)の内鍋208(図18参照)にお米や水等が投入された後、上述のようにして完成させたおねば回収器100が内鍋208の上部空間に挿入される。なお、本発明の実施の形態に係る炊飯器200の内鍋208には、図18に示されるように、内側に突起する突起部208aが形成されている。このため、おねば回収器100に内鍋208に押し込んでいくと、おねば回収器100が突起部208aの位置で留まってそこで設置される。参考までに、回収容器110を最も高い位置に載置したおねば回収器100を炊飯器200の内鍋208に設置した際の炊飯器200の断面図(切断面は図6のV−V面である)を図17に示し、回収容器110を最も低い位置に載置したおねば回収器100を炊飯器200の内鍋208に設置した際の炊飯器200の断面図(切断面は図6のV−V面である)を図19に示した。
なお、図17および図19に示した炊飯器200は、電磁誘導加熱式の電気炊飯器であって、主に、本体201、蓋体202、パッキン203、クランプボタン204、蒸気排出ユニット205、内鍋208、ワークコイル209、操作パネル210、電源基板(図示せず)および制御基板(図示せず)等から構成されている。
(3)炊飯中のおねばの流れ
炊飯中にお米から生じる“おねば”は、内鍋208中を立ち上って、容器本体120の中央開孔Pcおよび中央大径円筒壁部123を通り、回収容器110の器部121に溜められる。そして、器部121に溜められている“おねば”が周辺小径円筒壁部124の上端を超えると、その超過分の“おねば”は周辺小径円筒壁部124の内部通路および周辺開孔Ppを通って内鍋208に戻される。すなわち、このおねば回収器100は、全ての“おねば”を回収するのではなく、一定量の“おねば”を回収するように設計されている。
(4)回収容器の高さ位置調節部材からの抜き出し
回収容器110を本体部材160から抜き出すには、「(1)回収容器の高さ位置調整」で述べた操作と逆の操作を行なえばよい。すなわち、取っ手130の円環部131を掴んで回収容器110を反対方向に回転させて回収容器110のフランジ部122の形状と本体部材160の中央開孔OPの形状とを一致させてから、回収容器110を上方に引き出せばよい。
<おねば回収器の特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係るおねば回収器100は、従前のおねば回収器やおねば回収装置よりも大きなおねば回収容量を有する。このため、このおねば回収器100は、従前のおねば回収器やおねば回収装置よりも多量のおねばを回収することができる。なお、従前のおねば回収器やおねば回収装置の最大おねば回収量は10ccから20cc程度であったが、本発明の実施の形態に係るおねば回収器100の最大おねば回収量は約100ccである。
(2)
本発明の実施の形態に係るおねば回収器100では、上述の通り、“おねば”の回収量に上限が設定されており、その上限を超えた余剰の“おねば”は内鍋208に戻される。このため、炊飯量や、回収容器110の高さ位置等を適切に設定することによって、ご飯の粘りとおねば特有の旨みのバランスを取ることができる。
(3)
本発明の実施の形態に係るおねば回収器100では、高さ位置調節部材150を用いて回収容器110の高さ位置を調節することができる。このため、このおねば回収器100を利用すれば、炊飯器200において少ない合数のお米を炊き上げる場合であっても“おねば”を十分に除去することができるだけでなく、“おねばの”回収量を調整することもでき、延いては炊き上がったご飯の食感や飲み込みやすさを調整することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係るおねば回収器100では、高さ位置調節部材150の本体部材160では、回収容器支持多段リブ163のみならず、延長部材170の上下スライド移動によっても回収容器110の高さ位置を調節することができたが、いずれかの一方の構造のみが採用されてもよい。すなわち、高さ位置調節部材が本体部材160のみで構成されてもよいし、高さ位置調節部材150から回収容器支持多段リブ163が省略されてもよい。
(B)
先の実施の形態に係るおねば回収器100において高さ位置調節部材150の本体部材160では、回収容器支持多段リブ163によって回収容器110の高さが調節されたが、本体部材160における高さ調節方法はこれに限定されない。例えば、回収容器110の外周に雄ネジ部を形成すると共に、高さ位置調節部材150の本体部材160の内周に雌ネジ部を形成してそれらを螺合し、高さ位置調節部材150の本体部材160に対して回収容器110を回転させることによって回収容器110の高さ位置を調節するようにしてもよい。
(C)
先の実施の形態に係るおねば回収器100は全てが内鍋208の上部空間に収容されたが、炊飯器200の内鍋208の上側の空間に余裕がある場合は、回収容器支持多段リブ163が内鍋208のフランジ部208bの上側に位置すると共に、延長部材170が内鍋208のフランジ部208bの下側に位置するように、おねば回収器100を内鍋208の上に設置してもかまわない。かかる場合、内鍋208の突起部208aを上側に移動させればよい。
(D)
先の実施の形態に係るおねば回収器100は内鍋208の突起部208aによって内鍋208の上部空間に設置されたが、おねば回収器100の設置方法はこの方法に限られない。例えば、おねば回収器100の高さ位置調節部材150のフランジ部162を拡張して、内鍋208のフランジ部208b(図18参照)に載置させることによって設置してもよいし、炊飯器200の蓋体202におねば回収器100を設置するための機構等を設けてもよい。
(E)
先の実施の形態に係るおねば回収器100では延長部材170には回収容器支持単段リブ172が設けられたが、延長部材170に回収容器支持多段リブが設けられてもよい。
(F)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、内鍋208の内周面に回収容器支持多段リブ163を形成してもよい。かかる場合、高さ位置調節部材150は不要となる。
(G)
先の実施の形態に係るおねば回収器100は電気式の炊飯器に装着されたが、このおねば回収器100は釜戸式炊飯器(内部に加熱手段を有さないもの)やガス炊飯器等の他の種類の炊飯器にも装着可能である。
100 おねば回収器(液回収器)
110 回収容器(容器)
123 中央大径円筒壁部(第1円筒壁部)
124 周辺小径円筒壁部(第2円筒壁部)
150 高さ位置調節部材(高さ位置調節構造体)
160 本体部材(第1構造体)
163 回収容器支持多段リブ(容器支持リブ,第1容器支持リブ)
170 延長部材(第2構造体)
172 回収容器支持単段リブ(第2容器支持リブ)
200 電気炊飯器(炊飯器)
208 内鍋
208a 突起部
Pc 中央開孔(第1開孔)
Pp 周辺開孔(第2開孔)

Claims (6)

  1. 内鍋を有する炊飯器の前記内鍋に収容可能な液回収器であって、
    容器と、
    前記容器の高さ位置を調節可能である高さ位置調節構造体と
    を備え、
    前記容器の底壁には、第1開孔と、前記第1開孔を囲む第2開孔とが形成され、
    前記容器には、前記第1開孔の縁から上方に向かって延びる第1円筒壁部と、前記第2開孔の縁から上方に向かって延びる第2円筒壁部とが形成され、
    第2円筒壁部の上端位置は、第1円筒壁部の上端位置よりも低い位置に設定され、
    前記容器が前記内鍋に収容されている状態において、前記第1円筒壁部の上端位置は、前記内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される
    液回収器。
  2. 前記高さ位置調節構造体は、複数段の容器支持部を有する
    請求項1に記載の液回収器。
  3. 前記高さ位置調節構造体は、第1容器支持部を有する第1構造体と、第2容器支持部を有すると共に前記第1構造体に対して高さ方向に移動可能である第2構造体とを有する請求項1に記載の液回収器。
  4. 内鍋と、
    前記内鍋に収容可能であって高さ位置を調節可能である容器と
    を備え、
    前記容器の底壁には、第1開孔と、前記第1開孔を囲む第2開孔とが形成され、
    前記容器には、前記第1開孔の縁から上方に向かって延びる第1円筒壁部と、前記第2開孔の縁から上方に向かって延びる第2円筒壁部とが形成され、
    第2円筒壁部の上端位置は、第1円筒壁部の上端位置よりも低い位置に設定され、
    前記容器が前記内鍋に収容されている状態において、前記第1円筒壁部の上端位置は、前記内鍋の上端位置よりも低い位置に設定される
    炊飯器。
  5. 内鍋と、
    求項1から3のいずれかに記載の液回収器と
    を備える、炊飯器。
  6. 前記内鍋は、側壁の内側に向かって突起する突起部を有し、
    前記液回収器は、前記内鍋に収容される際、前記突起部によって支持される
    請求項5に記載の炊飯器。
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