JP6695345B2 - 2つの部分からなる滑動レール用の滑動レール半部 - Google Patents

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Description

本発明は、巻き掛け伝動装置、特に自動車用巻き掛け伝動装置用の巻き掛け手段用に振動および波打ちを軽減するように構成した、2つの部分からなる滑動レール用の滑動レール半部および滑動レール(Gleitschiene)に関する。
従来技術では、少なくとも一部領域において増速比(または減速比)の無段階の変更が可能な巻き掛け伝動装置が公知である。このために2つの円錐シーブ対が設けられており、円錐シーブ対は、それぞれ2つの円錐シーブを有している。円錐シーブは、それぞれ、円錐シーブの円錐面が向かい合うように方向付けられており、円錐シーブの共通の回転軸線に沿って互いに相対的に最大離間位置と最小離間位置との間で移動することができる。大抵の場合、一方の円錐シーブは、軸方向で固定されており、他方の円錐シーブは、軸方向で移動可能である。これにより、1つの円錐シーブ対の円錐シーブ間に、可変のシーブV溝(Scheibenkeil)が形成される。1つの共通の巻き掛け手段、例えば伝達チェーンによって、両円錐シーブ対は、トルクを伝達するように互いに結合されている。巻き掛け手段は、或る円錐シーブ対の円錐シーブが互いに接近するように案内されるときは、この円錐シーブ対内で半径方向外方に移動し、円錐シーブ対が互いに離間するときは、この円錐シーブ対内で半径方向内方に移動する。この運動は、巻き掛け伝動装置内のそれぞれの円錐シーブ対において一般に真逆に実施されるので、巻き掛け手段の張力が(略)一定のままであり、円錐シーブ対間の間隔が固定されており、巻き掛け手段用の変向機構または張力付与機構を設けずに済む。
第1の円錐シーブ対に対して相対回動不能に伝動装置入力軸が固定され、巻き掛け手段によりトルクを伝達するように結合された第2の円錐シーブ対に対して相対回動不能に伝動装置出力軸が固定される。一方の円錐シーブ対の円錐シーブ相互の間隔が、他方の円錐シーブ対の選択された間隔との関係においてどの程度に選択されたかに応じて、変速比が調整可能である。
このような巻き掛け伝動装置は、例えば独国特許出願公開第10017005号明細書において公知である。幾つかの適用分野では、巻き掛け伝動装置が、固定の変速段を有する一般的な変速機と組み合わされて、より大きな変速比幅が、比較的少数の固定の変速段によって達成される。
巻き掛け手段が、特にチェーンの(大抵の場合)有限のピッチから生じる多角形の軌跡に基づいて、1つの円錐シーブ対の円錐シーブ間に形成されるシーブV溝を結合接線方向で後にしないがために、およびシーブV溝内への進入時とシーブV溝からの進出時のその他の動的な効果のために、ならびに変速比の変更の結果として、または回転ムラその他の振動の結果として、巻き掛け手段は、巻き掛け手段平面を中心に振動する。巻き掛け手段平面(または略して振動平面)は、円錐シーブ対の調整された有効円の最短の接線結合、つまり、巻き掛け手段の幅に相当する、円錐シーブ間に形成されたシーブV溝切頂部(Scheibenkeilstumpf)の間隔である。これにより、振動平面の位置は、変速比の変化に伴って変化する。振動平面は、一般に、巻き掛け手段のそれぞれの区間(スパン)、すなわち、張り側の区間(または緊張側の区間)または緩み側の区間の走行方向での中心平面と合致する。これらの振動を軽減すべく、従来技術では、滑動レールが使用され、滑動レールは、できる限り小さい遊びでもってできる限り長い延在寸法にわたって巻き掛け手段に当接し、巻き掛け手段の振動および波打ちを抑制する。このような滑動レールは、例えば上述の独国特許出願公開第10017005号明細書において公知である。
多くの使用にとって、滑動レールを2つの部分から構成し、2つの滑動レール半部が側方から、つまり、巻き掛け伝動装置の軸方向で巻き掛け手段に被さるように移動でき、続いて互いに結合できるようになっていると、有利である。このような滑動レールの一例は、例えば独国特許出願公開第102013211748号明細書において公知である。しかし、意想外なことに、このような2つの部分からなる滑動レールを組み立てる際に、不正確な結合が起こり得ることが判明した。
このことから出発して、本発明の課題は、従来技術において知られる欠点を少なくとも部分的に克服することである。本発明の特徴は、独立請求項に看取可能であり、独立請求項に対して有利な実施の形態は、従属請求項に記載される。特許請求の範囲の特徴は、技術的に有意義なあらゆる形態で組み合わせ可能であり、これには、本発明の補足的な構成を含む以下の明細書の説明および図面に示す特徴も追加することができる。
本発明は、2つの部分からなる滑動レール用の滑動レール半部であって、滑動レールは、巻き掛け伝動装置の巻き掛け手段用に振動および波打ちを軽減するように構成されており、滑動レール半部は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
第1のバヨネットフックと、
第1のバヨネット受けと、
滑動平面内の第1の滑動面と、
第1の接合面と、
滑動平面に対して垂直な高さ方向軸線と、
滑動平面内で第1の接合面に対して平行に延びる長手方向軸線と、
を備え、
第1の接合面は、同じ構造の第2の滑動レール半部の第2の接合面の当接用に構成されており、同じ構造の第2の滑動レール半部は、接合のために、第1の滑動レール半部に対して相対的に高さ方向軸線周りに180°回転されており、
第1のバヨネット受けは、同じ構造の第2の滑動レール半部の第2のバヨネットフックと結合すべく、かつ第1のバヨネットフックは、同じ構造の第2の滑動レール半部の第2のバヨネット受けと結合すべく、第1の接合面が、接合したい同じ構造の第2の滑動レール半部の、対応する第2の接合面と接触するように構成されている、滑動レール半部に関する。滑動レール半部は、とりわけ、第1のバヨネット受けのところに第1のピンが配置されており、第1のピンは、第1の滑動面と第2の滑動面とが滑動平面内に配置されていて、第1の接合面が少なくとも部分的に、対応する第2の接合面と接触し、かつ第2のバヨネットフックが第1のバヨネット受け内に収容されていないとき、接合したい第2の滑動レール半部の第2のバヨネットフックと協働して、長手方向軸線に沿った第1の滑動レール半部に対して相対的な第2の滑動レール半部の移動を阻止することを特徴とする。
前もって説明しておくと、第1および第2という呼び名は、それぞれの滑動レール半部、つまり第1および第2の滑動レール半部に対応付けてそれぞれ使用したにすぎない。つまり、例えば第2のバヨネットフックと呼んだからといって、必ずしも第1のバヨネットフックがあるとは限らない。
滑動レール半部について、明細書中、第1の滑動レール半部を上位に説明している。これは、より良好な理解のためだけである。第2の滑動レール半部は、少なくとも列挙する特徴およびその空間的な配置に関して、同じ構造となっているので、この記載をもって、まさに第2の滑動レール半部についても記載したものとし、特徴を一対一に対応させて特定するために、それぞれ、「第1」を「第2」に、反対に「第2」を「第1」にその割り当てを置換することができる。それゆえ、以下では、第1および第2という呼び名を、両滑動レール半部に等しく当てはまるところでは、一部において省略する。同じ構造の構成から必然的に、両滑動レール半部を結合するための、(第1または第2の)バヨネットフックと(第2または第1の)バヨネット受けとからなるそれぞれのペアの、有意義な対応する配置が生じる。好ましくは、両滑動レール半部は、単一の流し込み成形型(Gussform)を用いて、または同一のCNC加工、例えば切削加工を用いて製造可能である。しかし、これとは異なり、互いの方向付けにとって重要でない特徴および両滑動レール半部の結合にとって重要でない特徴に関する差異は、あってもよい。
一実施の形態では、滑動レールは、滑動レール半部に対して付加的に別の要素を有し、2つの主要素、すなわち、同じ構造の滑動レール半部だけに限らない。好ましくは、2つの部分からなる滑動レールは、同じ構造の両滑動レール半部のみから構成され、両滑動レール半部自体により十分に互いに、かつ好ましくは巻き掛け伝動装置に固定可能である。
巻き掛け手段の振動および波打ちを軽減すべく、滑動レールを巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で、滑動面は、できる限り小さい遊びでもって巻き掛け手段に当接する。このために、滑動レールまたは少なくとも滑動面は、摩擦の少ない素材、好ましくはプラスチックから製造されている。好ましくは、滑動レール半部は、射出成形部材(Spritzgussteil)である。この場合、滑動面は、加えて2つの滑動レール半部を互いに方向付けるために用いられる。好ましくは、下側および上側の滑動面が形成されており、下側および上側の滑動面は、巻き掛け手段に被さるように案内可能であり、そして滑動平面上の垂直な高さ方向軸線に関して巻き掛け手段に向かってかつ互いに方向付けられている。滑動レールとの関連で、ここで説明するように、滑動平面は選択的に、上側の滑動面が位置する平面または下側の滑動面が位置する平面と見なされる。補助的には、滑動平面を数学的な平面と見ずに、両滑動面間に垂直な広がりをもつものとして見れば十分であるが、この場合は、それぞれ、両滑動レール半部について同じ見方をしなければならない。一実施の形態では、滑動面は、それぞれ、互いに段付けした複数の部分に分割されている。滑動面の少なくとも一部、好ましくは滑動面全体が、それぞれ、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で円錐シーブ対の有効円間の接線方向の延在寸法を有する。一実施の形態では、例えば滑動面は、進入部分および/または進出部分を有し、進入部分および/または進出部分は、それぞれ、高さ方向軸線方向で巻き掛け手段から離間するように湾曲かつ/または傾斜している。
高さ方向軸線に沿って互いに方向付けられた滑動レール半部は、滑動平面内に位置し、長手方向軸線に対して横方向に方向付けられた結合方向に沿って、互いに接近するように案内される。しかし、バヨネットフックがそれぞれ対応するバヨネット受けに導入されていて初めて、両接合面は、完全に、つまり、接触するものとされたその面積全体にわたって、互いに接触することができる。接合面は、好ましくは、滑動平面に対して横方向であって、滑動面の延在方向に方向付けられた、つまり、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で巻き掛け手段の走行方向に対して平行に方向付けられた一平面内の、それぞれ1つの単一の連なった面である。別の実施の形態では、接合面は、複数の部分から、しかしそれぞれ対応するように形成されており、その結果、第1の滑動レール半部および第2の滑動レール半部の接合面のそれぞれ対応する部分は、両滑動レール半部が正しく互いに結合されたとき、互いに接触する。一実施の形態では、接合面は、それぞれ、互いに段付けした複数の部分に分割されている。
バヨネットフックは、ピン部分と受け部分とを有する。ピン部分は、受け部分に対して少なくとも一部細くされているとともに、バヨネット受けの深さを埋めることができるように構成された長さを有する。受け部分は、少なくとも1つのフランジを有し、フランジは、受け部分がバヨネット受けと当接し、そして両滑動レール半部を互いに堅固に結合するように構成されている。好ましい一実施の形態では、対応するバヨネット受けは、バヨネットフック入口を有し、バヨネットフック入口は、少なくとも、バヨネットフックの受け部分が導入可能な大きさとされている。バヨネットフック入口の側方には、係止レールが接続しており、係止レールは、少なくとも、バヨネットフックのピン部分が収容可能な大きさとされている。しかし同時に、係止レールは受け部分よりも小さいので、バヨネットフックは、係止レールの延在方向でしか移動することができない。その際、係止レールは、好ましくは、滑動平面に対して平行に延在するので、両滑動レール半部は、巻き掛け手段上に載置した状態で容易に互いに結合可能である。その際、係止レールは、ピン部分の長さに対応する深さを有するので、両滑動レール半部は、できる限り遊びなしに互いに結合されており、好ましくは、最終組み立て位置で互いに固定されている。
ピンが設けられなければ、不正確に組み立てられたとき、第1のバヨネットフックと、対応する第2のバヨネット受け(第1のペア)とが、正しく合体されている一方で、第2のバヨネットフックが、まだ、対応する第1のバヨネット受け(第2のペア)に導入されていないことがある(その逆もまた然りである)。そして閉鎖運動、つまり、長手方向軸線に沿った第2の滑動レール半部に対して相対的な第1の滑動レール半部の移動が実施されても、上掲の例では、第1のペアは、正しく結合されるが、第2のペアは、結合をなさない。さらに、多くの素材で、少なくとも1つの滑動レール半部または少なくとも正しく導入されていない(本例では第2の)バヨネットフックは、損傷してしまう。
上述の誤組み立てを回避すべく、ピンがバヨネット受け近傍に形成されている。このピンは、別のペアが互いに(正しく)係合していても、長手方向軸線に沿った完全な移動が不可能であるように、対応するバヨネットフックと協働する。不完全に移動させても、接合面は、完全には互いに重ならないので、組み立て工は、これを容易に認識することができる。好ましくは、移動は、正しく合体されたペアが、両滑動レール半部を結合する保持力を形成することがないように早期に阻止される。完全な移動の長さは、好ましくは、バヨネット受けの長さから、対応するバヨネットフックの長手方向軸線方向の寸法を差し引いた長さに相当する。
好ましい一実施の形態では、ピンは、対応するバヨネットフックの延在長さの少なくとも4分の1に相当する延在寸法を接合面から有する。これにより、ピンの乗り越えが確実に阻止される。代替的な実施の形態では、乗り越えは、滑動レール半部またはバヨネットフックの結果として生じる変形に至らしめ、この変形は、組み立て工に誤組み立てを知らせる。
好ましくは、誤組み立てを回避すべく、各バヨネット受けにこのようなピンが形成されている。好ましくは、1つの滑動レール半部は、それぞれ2つのバヨネットフックと2つのバヨネット受けとを備え、具体的には、滑動面毎に一対ずつ、好ましくは、接合面の長手方向で端部近傍に備えている。
本発明の代替的または補足的な実施の形態では、2つの部分からなる滑動レール用の滑動レール半部であって、滑動レールは、巻き掛け伝動装置の巻き掛け手段用に振動および波打ちを軽減する少なくとも1つの滑動面を有し、滑動レール半部は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
第1の接合面と、
第1の接合面に対して平行に延びる長手方向軸線と、
第1のバヨネット受けであって、長手方向軸線方向の係止レールと、係止レールに接続されるバヨネットフック入口とを、結合するために対応するように成形されたバヨネットフックのために有する、第1のバヨネット受けと、
を備える、滑動レール半部を提案する。滑動レール半部は、とりわけ、バヨネットフック入口から係止レールへの移行部のところに、少なくとも1つの第1のピンが配置されており、第1のピンは、接合面から垂直に所定の延在寸法を有し、好ましくは、この延在寸法は、滑動レールの滑動面に対して法線方向の高さ方向軸線に沿った係止レールの高さの少なくとも4分の1に数値的に相当することを特徴とする。
滑動レール半部は、2つの部分からなる滑動レールの構成部分であり、完全な滑動レールを形成すべく、第2の滑動レール半部が設けられている。その際、滑動レール半部は、必ずしも対称でなく、それゆえ、必ずしも滑動レールの数学的半分ではない。さらに、一実施の形態では、滑動レールは、滑動レール半部に対して付加的に別の要素を有する。好ましくは、2つの部分からなる滑動レールは、2つの滑動レール半部のみから構成され、両滑動レール半部自体により十分に互いに、かつ好ましくは巻き掛け伝動装置に固定可能である。この場合、滑動レールは、少なくとも1つの滑動面を有し、滑動面は、巻き掛け伝動装置の巻き掛け手段の振動および波打ちを軽減すべく、巻き掛け手段にできる限り遊びなしに当接するように構成されている。この場合、少なくとも1つの滑動面は、ここで説明した滑動レール半部および/または対応する滑動レール半部により形成される。
滑動レールまたは少なくとも滑動面は、巻き掛け手段へのできる限り摩擦の少ない当接のために、摩擦の少ない素材、好ましくはプラスチックから製造されている。好ましくは、滑動レール半部は、射出成形部材である。加えて滑動面は、好ましくは、2つの滑動レール半部を互いに方向付けるために用いられる。代替的な実施の形態では、一方の滑動レール半部だけが、少なくとも1つの滑動面を備え、対応する滑動レール半部は、滑動面なしに、他方の滑動レール半部に対して方向付け可能である。好ましくは、下側および上側の滑動面が形成されており、下側および上側の滑動面は、巻き掛け手段に被さるように案内可能であり、滑動平面上の垂直な高さ方向軸線に関して巻き掛け手段に向かって方向付けられている。ここで説明するように、滑動レールとの関連で、滑動平面は選択的に、上側の滑動面が位置する平面または下側の滑動面が位置する平面と見なされる。補助的には、滑動平面を数学的な平面と見ずに、両滑動面間に垂直な広がりをもつものとして見れば十分であるが、この場合は、それぞれ、両滑動レール半部について同じ見方をしなければならない。一実施の形態では、少なくとも1つの滑動面は、互いに段付けした複数の部分に分割されている。滑動面の少なくとも一部、好ましくは滑動面全体が、それぞれ、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で円錐シーブ対の有効円間の接線方向の延在寸法を有する。例えば滑動面は、一実施の形態において、進入部分および/または進出部分を有し、進入部分および/または進出部分は、それぞれ、高さ方向軸線方向で巻き掛け手段から離間するように湾曲かつ/または傾斜している。
互いに方向付けられた滑動レール半部は、好ましくは、滑動平面に対して平行に配置され、長手方向軸線に対して横方向に方向付けられた結合方向に沿って、互いに接近するように案内される。しかし、バヨネットフックが第1のバヨネット受けに導入されていて初めて、または複数のバヨネットフックと、対応するバヨネット受けとがあるとき、これらすべてがそれぞれ導入されていて初めて、両接合面は、完全に、つまり、接触するものとされたその面積全体にわたって、互いに接触することができる。接合面は、好ましくは、滑動平面に対して横方向であって、滑動面の延在方向に方向付けられた、つまり、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で巻き掛け手段の走行方向に対して平行に方向付けられた一平面内の、単一の連なった面である。別の実施の形態では、接合面は、複数の部分から形成されており、その結果、第1の滑動レール半部および対応する第2の滑動レール半部の接合面のそれぞれ対応する部分は、1つの滑動レールの両滑動レール半部が正しく互いに結合されたとき、互いに接触している。一実施の形態では、接合面は、互いに段付けした複数の部分に分割されている。
バヨネット受けは、バヨネットフック入口を有し、バヨネットフック入口は、少なくとも、対応するバヨネットフックが導入可能な大きさとされている。バヨネットフック入口の側方には、係止レールが接続しており、係止レールは、少なくとも、完全に導入されたバヨネットフックが収容可能な大きさとされている。しかし、同時に係止レールは、バヨネットフック入口よりも小さいので、その中に導入されたバヨネットフックは、係止レールの延在方向でしか移動することができない。加えて、対応するバヨネットフックは、好ましくはピン部分と受け部分とを有する。ピン部分は、受け部分に対して少なくとも一部細くされているとともに、バヨネット受けの係止部分の深さを埋めることができるように構成された長さを有する。受け部分は、少なくとも1つのフランジを有し、フランジは、受け部分がバヨネット受けと当接し、両滑動レール半部を互いに堅固に結合するように構成されている。その際、係止レールは、ピン部分の長さに対応する深さを有するので、両滑動レール半部は、できる限り遊びなしに互いに結合されており、好ましくは、最終組み立て位置で互いに固定されている。
ピンが設けられなければ、不正確に組み立てられたとき、少なくとも1つの別の結合ペアが正しく合体されている一方で、バヨネット受けが、まだ、対応するバヨネットフックを収容していないことがある。閉鎖運動、つまり、対応する滑動レール半部の互いに相対的な移動が実施されても、上述の別の結合ペアは、正しく結合されるが、上述のバヨネット受けと、対応するバヨネットフックとからなるペアは、結合をなさない。さらに、多くの素材で、少なくとも1つの滑動レール半部または少なくとも正しく導入されていないバヨネットフックは、損傷してしまう。
上述の誤組み立てを回避すべく、ピンがバヨネット受け近傍に形成されている。このピンは、別の結合ペアが互いに(正しく)係合していても、結合のための完全な移動が不可能であるように、対応するバヨネットフックと協働する。不完全に移動させても、接合面は、完全には互いに重ならないので、組み立て工は、これを容易に認識することができる。好ましくは、正しく合体された結合ペアが、両滑動レール半部を結合する保持力を形成することがないように、移動は早期に阻止される。完全な移動の長さは、好ましくは、バヨネット受けの長さから、対応するバヨネットフックの長手方向軸線方向の寸法を差し引いた長さに相当する。
加えて、ピンは、少なくとも係止部分の高さの半分および/または対応するバヨネットフックの延在長さの4分の1に相当する延在寸法を接合面から有する。これにより、ピンの乗り越えが確実に阻止される。代替的な実施の形態では、乗り越えは、滑動レール半部またはバヨネットフックの結果として生じる変形に至らしめ、この変形は、組み立て工に誤組み立てを知らせる。
好ましくは、誤組み立てを回避すべく、各バヨネット受けにこのようなピンが形成されている。好ましくは、1つの滑動レール半部は、それぞれ2つのバヨネットフックと2つのバヨネット受けとを備え、具体的には、滑動面毎に一対ずつ、好ましくは、接合面の長手方向で端部近傍に備えている。
好ましい一実施の形態では、ここで提案する滑動レール半部は、この滑動レール半部が、少なくとも方向付けおよび結合にとって重要な構成要素に関して同じ構造の滑動レール半部と結合可能であるように構成されている。
さらに、本発明は、巻き掛け伝動装置の巻き掛け手段用の振動および波打ちを軽減する滑動レールであって、滑動レールは、少なくとも1つの滑動面と、第1の滑動レール半部と、少なくとも1つの第2の滑動レール半部と、を備え、
第1の滑動レール半部は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
第1のバヨネット受けと、
第1の接合面と、
第1の接合面に対して平行に延びる長手方向軸線と、
を有し、
第2の滑動レール半部は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
第2のバヨネットフックと、
少なくとも1つの第1の接合面への当接用の第2の接合面と、
を有し、
第2のバヨネットフックは、第1のバヨネット受けと結合すべく、第1の接合面が、接合したい第2の滑動レール半部の第2の接合面と接触するように構成されている、滑動レールに関する。この場合、滑動レールは、とりわけ、第1のバヨネット受けのところに第1のピンが配置されており、第1のピンは、第1の接合面が少なくとも部分的に第2の接合面と、第1の滑動レール半部を第2の滑動レール半部に結合すべく接触し、かつ第2のバヨネットフックが第1のバヨネット受け内に収容されていないとき、接合したい第2の滑動レール半部の第2のバヨネットフックと協働して、長手方向軸線に沿った第1の滑動レール半部に対して相対的な第2の滑動レール半部の移動を阻止することを特徴とする。
2つの部分からなる滑動レールは、第1の滑動レール半部と第2の滑動レール半部とを備える。その際、滑動レール半部は、必ずしも対称でなく、それゆえ、必ずしも滑動レールの数学的半分でもない。さらに滑動レールは、一実施の形態において、滑動レール半部に対して付加的に別の要素を備える。好ましくは、2つの部分からなる滑動レールは、2つの滑動レール半部のみから構成され、両滑動レール半部自体により十分に互いに、かつ好ましくは巻き掛け伝動装置に固定可能である。
巻き掛け手段の振動および波打ちを軽減すべく、滑動レールを巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で、滑動レールの少なくとも1つの滑動面は、できる限り小さい遊びでもって巻き掛け手段に当接する。第1の滑動レール半部および/または第2の滑動レール半部は、少なくとも1つの滑動面を有する。このために、滑動レールまたは少なくとも滑動面は、摩擦の少ない素材、好ましくはプラスチックから製造されている。好ましくは、滑動レール半部は、射出成形部材である。好ましくは、下側および上側の滑動面が形成されており、下側および上側の滑動面は、巻き掛け手段に被さるように案内可能であり、そして滑動平面上の垂直な高さ方向軸線に関して巻き掛け手段に向かってかつ互いに方向付けられている。ここで説明するように、滑動レールとの関連で、滑動平面は選択的に、上側の滑動面が位置する平面または下側の滑動面が位置する平面と見なされる。補助的には、滑動平面を数学的な平面と見ずに、両滑動面間に垂直な広がりをもつものとして見れば十分であるが、この場合は、それぞれ、両滑動レール半部について同じ見方をしなければならない。一実施の形態では、滑動面は、それぞれ、互いに段付けした複数の部分に分割されている。滑動面の少なくとも一部、好ましくは滑動面全体が、それぞれ、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で円錐シーブ対の有効円間の接線方向の延在寸法を有する。例えば滑動面は、一実施の形態において、進入部分および/または進出部分を有し、進入部分および/または進出部分は、それぞれ、高さ方向軸線方向で巻き掛け手段から離間するように湾曲かつ/または傾斜している。好ましくは、両滑動レール半部は、それぞれ少なくとも1つの滑動面を有し、滑動面は、この場合、加えて、組み立て時に2つの滑動レール半部を互いに方向付けるために用いられる。
互いに方向付けられた滑動レール半部は、好ましくは、滑動平面に対して平行に配置され、長手方向軸線に対して横方向に方向付けられた結合方向に沿って、互いに接近するように案内される。しかし、第2のバヨネットフックが第1のバヨネット受けに導入されていて初めて、または複数のバヨネットフックと、対応するバヨネット受けとがあるとき、これらすべてがそれぞれ導入されていて初めて、両接合面は、完全に、つまり、接触するものとされたその面積全体にわたって、互いに接触することができる。接合面は、それぞれ、好ましくは、滑動平面に対して横方向であって、滑動面の延在方向に方向付けられた、つまり、巻き掛け伝動装置内に組み込んだ状態で巻き掛け手段の走行方向に対して平行に方向付けられた一平面内の、単一の連なった面である。別の実施の形態では、接合面は、複数の部分から形成されており、その結果、第1の滑動レール半部および対応する第2の滑動レール半部の接合面のそれぞれ対応する部分は、1つの滑動レールの両滑動レール半部が正しく互いに結合されたとき、互いに接触している。一実施の形態では、接合面は、互いに段付けした複数の部分に分割されている。
好ましい一実施の形態では、第1のバヨネット受けは、バヨネットフック入口を有し、バヨネットフック入口は、少なくとも、第2のバヨネットフックが導入可能な大きさとされている。バヨネットフック入口の側方には、係止レールが接続しており、係止レールは、少なくとも、完全に導入された第2のバヨネットフックが収容可能な大きさとされている。しかし、同時に係止レールは、バヨネットフック入口よりも小さいので、その中に導入された第2のバヨネットフックは、係止レールの延在方向でしか移動することができない。加えて第2のバヨネットフックは、好ましくはピン部分と受け部分とを有する。ピン部分は、受け部分に対して少なくとも一部細くされているとともに、バヨネット受けの係止部分の深さを埋めることができるように構成された長さを有する。受け部分は、少なくとも1つのフランジを有し、フランジは、受け部分がバヨネット受けと当接し、両滑動レール半部を互いに堅固に結合するように構成されている。その際、係止レールは、ピン部分の長さに対応する深さを有するので、両滑動レール半部は、できる限り遊びなしに互いに結合されており、好ましくは、最終組み立て位置で互いに固定されている。
ピンが設けられなければ、不正確に組み立てられたとき、少なくとも1つの別の結合ペアが正しく合体されている一方で、第1のバヨネット受けが、まだ第2のバヨネットフックを収容していないことがある。閉鎖運動、つまり、両滑動レール半部の互いに相対的な移動が実施されても、上述の別の結合ペアは、正しく結合されるが、第1のバヨネット受けと第2のバヨネットフックとからなるペアは、結合をなさない。さらに、多くの素材で、少なくとも1つの滑動レール半部または少なくとも正しく導入されていないバヨネットフックは、損傷してしまう。
上述の誤組み立てを回避すべく、ピンがバヨネット受け近傍に形成されている。このピンは、別の結合ペアが互いに(正しく)係合していても、結合のための完全な移動が不可能であるように、対応するバヨネットフックと協働する。不完全に移動させても、接合面は、完全には互いに重ならないので、組み立て工は、これを容易に認識することができる。好ましくは、正しく合体された結合ペアが、両滑動レール半部を結合する保持力を形成することがないように、移動は早期に阻止される。完全な移動の長さは、好ましくは、バヨネット受けの長さから、対応するバヨネットフックの長手方向軸線方向の寸法を差し引いた長さに相当する。
加えて、ピンは、第1または第2のバヨネットフックの延在長さの少なくとも4分の1に相当する延在寸法を接合面から有する。これにより、ピンの乗り越えが確実に阻止される。代替的な実施の形態では、乗り越えは、滑動レール半部またはバヨネットフックの結果として生じる変形に至らしめ、この変形は、組み立て工に誤組み立てを知らせる。
好ましくは、複数のバヨネット受けと、対応するバヨネットフックとが形成されており、好ましくは、誤組み立てを回避すべく、各バヨネット受けにこのようなピンが形成されている。好ましくは、1つの滑動レール半部は、それぞれ2つのバヨネットフックと2つのバヨネット受けとを有し、具体的には、滑動面毎に一対ずつ、好ましくは、接合面の長手方向で端部近傍に有している。
滑動レールの有利な一実施の形態では、第1の滑動レール半部および第2の滑動レール半部は、上述の第2の実施の形態にしたがって、かつ/または上述の第1の実施の形態にしたがって同じ構造に形成されている。
第2の実施の形態の変化形態では、結合の高いフレキシビリティが得られ、必ずしも、正しい組み立てのための巻き掛け手段および接合面における二重の方向付けを必要としない。好ましいのは、滑動レール半部の同じ構造の実施の形態である。それというのも、これにより、特に大量生産のために、かなりの製造コストが削減可能であるからである。
滑動レールの有利な一実施の形態では、第1の滑動レール半部は、上側の第1の接合面と下側の第1の接合面とを有し、かつ好ましくは、上側の第1の滑動面と下側の第1の滑動面とを有し、第2の滑動レール半部は、上側の第2の接合面と下側の第2の接合面とを有し、かつ好ましくは、上側の第2の滑動面と下側の第2の滑動面とを有し、第1の接合面は、それぞれ少なくとも1つの第1のバヨネット受けを有し、かつ好ましくは、それぞれ少なくとも1つの第1のバヨネットフックを有し、第2の接合面は、それぞれ少なくとも1つの第2のバヨネットフックを有し、かつ好ましくは、それぞれ少なくとも1つの第2のバヨネット受けを有し、少なくとも1つの第2のバヨネット受けは、それぞれ少なくとも1つの第1のバヨネットフックと、結合すべく対応するように形成されている。
本実施の形態では、巻き掛け伝動装置の巻き掛け手段内の振動および波打ちを軽減する特に良好な特性が、滑動面が上下から、つまり、巻き掛け手段の起こり得る振動および波打ちの振幅方向で、できる限り遊びなしに当接していることにより、達成される。滑動面毎にバヨネットフックとバヨネット受けとからなるそれぞれ少なくとも1つのペアを介して、滑動面の高い安定性が達成される。好ましくは、このためにそれぞれ1つのこのようなペアが、巻き掛け手段の走行方向で一端に配置されている。
滑動レールの有利な一実施の形態では、少なくとも第2の滑動レール半部は、流し込み成形構成部材(Gussbauteil)であり、第1の接合面と第2の接合面とが互いに完全に接触しているとき、第1の滑動レール半部の第1のピンは、第2の滑動レール半部の第2のピン収容部内に収容可能であり、第2のピン収容部は、少なくとも部分的に第2のバヨネットフック用の第2の離型開口により形成されている。
この有利な実施の形態では、バヨネットフックを形成する幾つかの流し込み成形型について、離型不能なアンダカットを回避するために、離型開口がバヨネットフックのところに設けられねばならないという流し込み成形部材の製造上の事情が利用される。この離型開口は、特に、現在使用されている滑動レール半部に設けられている。ピンを両滑動レール半部の結合時に沈めるために、このような離型開口は特に好適である。離型開口は、場合によっては、両滑動レール半部を結合すべく移動させる前に既にピンを受け入れることができるようにするには、側方に拡張されるだけでよい。この場合、ピンは、好ましくは、対応する離型開口の寸法に応じて形成されている。
滑動レールの有利な一実施の形態では、複数のピンが形成されており、ピンは、それぞれ、バヨネット受けのところに配置されている。
特に好ましくは、各バヨネット受けに上述のピンが配置されている。これにより、起こり得るあらゆる誤組み立ては、阻止されるか、または少なくとも困難となり、または誤組み立てについて組み立て工に注意喚起する。別の一変化形態では、経験的に誤組み立てが頻繁に起こるペアのところにのみ、このようなピンが配置されている。
本発明の別の態様では、パワートレーン用の巻き掛け伝動装置であって、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
第1の円錐シーブ対を有する少なくとも1つの伝動装置入力軸と、
第2の円錐シーブ対を有する少なくとも1つの伝動装置出力軸と、
第1の円錐シーブ対を第2の円錐シーブ対にトルクを伝達するように結合する少なくとも1つの巻き掛け手段と、
少なくとも1つの巻き掛け手段の振動および波打ちを軽減する上述の実施の形態による少なくとも1つの滑動レールと、
を備える、パワートレーン用の巻き掛け伝動装置を提案する。
ここで提案する巻き掛け伝動装置により、トルクは、増速または減速自在に伝達可能であり、このとき、伝達は、少なくとも一部領域において無段階に調整可能である。その際、変速は、2つの円錐シーブ対を介して上述したように調整される。その際、巻き掛け手段は、それぞれ互いに相対的に可動な円錐シーブ対間に配置され、トルクを一方の円錐シーブ対から他方の円錐シーブ対に伝達する。好ましくは、その際、巻き掛け手段は、一定の長さに維持される。この場合、少なくとも1つの滑動レールは、巻き掛け手段に対して平行に常に当接しているように方向付けられている。少なくとも1つの滑動レールの、巻き掛け伝動装置内での組み立ては、明らかに簡単化され、エラーも生じにくい。
本発明の別の態様では、パワートレーンであって、被動軸を有する駆動ユニットと、少なくとも1つの消費器と、上述の巻き掛け伝動装置と、を備え、被動軸は、トルクを伝達すべく、巻き掛け伝動装置により少なくとも1つの消費器に、可変の変速比で接続可能である、パワートレーンを提案する。
パワートレーンは、駆動ユニット、例えばエネルギ変換機械から提供され、駆動ユニットの被動軸を介して放出されるトルク、例えば内燃機関または電気モータのトルクを、必要に応じて、つまり、必要な回転数および必要なトルクを考慮しつつ、使用箇所のために伝達するように構成されている。使用箇所は、例えば自動車の少なくとも1つの駆動輪および/または電気エネルギを提供する発電機である。トルクを適当に、かつ/または変速機を用いて様々な変速比で伝達すべく、上述の巻き掛け伝動装置の利用は、大きな変速比幅が小さなスペースで達成可能であるために、特に有利である。反対に、この場合は駆動ユニットを形成することになる例えば駆動輪から入力される慣性エネルギを巻き掛け伝動装置により発電機へ、回生のために、つまり、制動エネルギを電気的に蓄えるために、取り込むことも、相応に構成されたトルク伝達トレーンによって実現可能である。さらに、好ましい一実施の形態では、複数の駆動ユニットが設けられており、駆動ユニットは、直列または並列に接続されて、または互いに連結解除されて運転可能であり、駆動ユニットのトルクは、上述の巻き掛け伝動装置によりそれぞれ必要に応じて使用に供することができる。その例として、電気モータと内燃機関とからなるハイブリッドドライブが挙げられるが、個々のシリンダ(シリンダ群)が作動切り換え可能となった多気筒エンジンも、その例に含まれる。巻き掛け伝動装置は、特に、使用される少なくとも1つの滑動レールが確実に、かつ正確にしか組み立てることができないことにより、上述の利点の確実かつ低コストの実現を可能にする。少なくとも1つの滑動レールの、不正確な組み立ての結果としての失陥は、これにより排除される。
本発明の別の態様では、上述のパワートレーンにより駆動可能な少なくとも1つの駆動輪を備える自動車を提案する。
大抵の自動車は、昨今、フロントドライブを備え、一部において駆動ユニット、例えば内燃機関または電気モータを運転手室前方に、主走行方向に沿って配置している。半径方向の取り付けスペースは、まさにこのような配置で特に小さく、それゆえ、小さな構造サイズの巻き掛け伝動装置を使用することが、特に有利である。取り付けスペースは同じまま、明らかに高められた出力が求められる自動二輪での巻き掛け伝動装置の使用も、同様である。同時にこのようなシステムの信頼性は、ユーザサイドでのメンテナンスの余地が少ないため、一定に維持されるか、またはそれどころか向上されねばならない。
この問題は、欧州の分類でいうクラインワーゲン(Kleinwagen:小型車)クラスの乗用自動車において先鋭化してしまう。クラインワーゲンクラスの乗用自動車で使用されるアッセンブリは、より大型の車両クラスの乗用自動車と比べてそれほど小型化されていない。それにもかかわらず、クラインワーゲンにおいて利用可能な取り付けスペースは、遙かに小さい。上述のパワートレーンは、取り付けスペース要求を満たすと同時に、正確に組み付けられる滑動レールに基づいて、巻き掛け手段の振動および波打ちを低摩耗に軽減することを可能にする巻き掛け伝動装置を備える。
乗用自動車は、例えば大きさ、価格、重量および出力に応じて車両クラスに分類される。この定義は、市場の要求に応じて絶えず変化する。米国の市場では、欧州の分類でいうクラインワーゲンおよびクラインストワーゲン(Kleinstwagen:最小型車)のクラスの車両は、サブコンパクトカー(Subcompact Car)のクラスに分類され、英国の市場では、スーパーミニ(Supermini)のクラスまたはシティカー(City Car)のクラスに相当する。クラインストワーゲンクラスの例は、フォルクスワーゲン・アップ!(Volkswagen up!)またはルノー・トゥインゴ(Renault Twingo)である。クラインワーゲンクラスの例は、アルファロメオ・ミト(Alfa Romeo Mito)、フォルクスワーゲン・ポロ(Volkswagen Polo)、フォード・フィエスタ(Ford Fiesta)またはルノー・クリオ(Renault Clio)である。
以下、上述の発明について、関連する技術的背景を前提に、有利な形態を示す添付図面を参照しながら、詳細に説明する。本発明は、純然たる概略図によって何ら限定されない。附言すると、図面は、正確な縮尺で示したものでなく、大きさの関係を規定するには不適である。
ピンなしの2つの滑動レール半部を備える滑動レールを示す図である。 滑動レールの不正確な組み立ての第1のバリエーションを示す図である。 滑動レールの不正確な組み立ての第2のバリエーションを示す図である。 滑動レールの不正確な組み立ての第3のバリエーションを示す図である。 本発明に係る滑動レール半部の立体図である。 本発明に係る滑動レール半部の側面図である。 ピンとバヨネットフックとを備える2つの滑動レール半部の一部を下から見た平面図である。 ピンとバヨネットフックとを備える2つの滑動レール半部の一部を下から見た立体図である。 ピンとバヨネットフックとを備える2つの滑動レール半部の一部の、正しく組み立てる前の状態の側面図である。 ピンとバヨネットフックとを備える2つの滑動レール半部の一部の、正しく組み立てた状態の側面図である。 滑動レール半部を巻き掛け手段の走行方向で見た図である。 滑動レールを備える巻き掛け伝動装置を示す図である。 自動車内のパワートレーンを示す図である。
本発明の選択した図面には、より良好な理解の一助としてのみ、2つの同一の滑動レール半部を使用した滑動レールの単一の実施の形態を示してある。
図1には、同じ構造の第1の滑動レール半部1と第2の滑動レール半部2とを使用した滑動レール3を示してある。これらの滑動レール半部1および2は、互いに対向するように高さ方向軸線23周りに180°互いに回転されて配置されており、1つの共通の平面、例えば滑動平面22(図1には図示せず、図5参照)内、図1では紙面内、で結合すべく、互いに方向付けられている。例えば第2の滑動レール半部2を結合運動56に沿って第1の滑動レール半部1に向かって送ると、両滑動レール半部1および2は、バヨネットフック6,7,8および9と、図1では隠れて見えない対応するバヨネット受け10,11,12および13(図5参照)とによって互いに堅固に結合することができる。
図2ないし図4には、滑動レール3の、図1に示したこのアッセンブリを組み立てる際に起こり得るエラーの3つの典型例を示してある。
図2には、1つの典型例を上から、すなわち、巻き掛け手段4により形成される環(図12参照)の外側から見た平面図で示してある。本典型例では、上側の両バヨネットフック、すなわち、第1の滑動レール半部1の上側の第1のバヨネットフック6および第2の滑動レール半部2の上側の第2のバヨネットフック8が、正しく結合されていない一方、下側のバヨネットフック、すなわち、下側の第1のバヨネットフック7および下側の第2のバヨネットフック9(ともに隠れて見えない)は、それ自体だけで見れば、正しく結合されている。この場合、上側の第1の接合面18と上側の第2の接合面20とは、互いにまったく接触していない。
図3には、1つの典型例を下から、すなわち、巻き掛け手段4により形成される環(図12参照)の内側から見た平面図で示してある。図3には、さらに、第1の滑動レール半部1の第1の軸受収容部54および第2の滑動レール半部2の第2の軸受収容部55が看取可能であり、第1の軸受収容部54および第2の軸受収容部55により、滑動レール3は、正しく組み立てられた状態にあれば、巻き掛け手段4(図12参照)の位置に合わせて、調整された変速比に応じて傾倒自在に軸支可能である。本典型例では、下側の両バヨネットフック、すなわち、第1の滑動レール半部1の下側の第1のバヨネットフック7および第2の滑動レール半部2の下側の第2のバヨネットフック9が、正しく結合されていない一方、上側のバヨネットフック、すなわち、上側の第1のバヨネットフック6および上側の第2のバヨネットフック8(ともに隠れて見えない)は、それ自体だけで見れば、正しく結合されている。このとき、下側の第1の接合面19と下側の第2の接合面21とは、互いにまったく接触していない。
図4には、1つの典型例を、図3に示したのと同様に下から見た平面図で示してある。図4には、さらに巻き掛け手段4が示されており、巻き掛け手段4は、両滑動レール半部1および2によって囲繞されている。本典型例では、第1の滑動レール半部1の下側の第1のバヨネットフック7が、かつ場合によっては第2の滑動レール半部2の上側の第2のバヨネットフック8も(図4では巻き掛け手段4によって隠れて見えない)、正しく結合されていない一方、他のバヨネットフック、例えば下側の第2のバヨネットフック9は、それ自体だけで見れば、正しく結合されている。このとき、少なくとも下側の第1の接合面19は、かつ場合によっては下側の第2の接合面21は、当接予定の面積全体にわたっては互いに接触していない。この典型例は、原則、逆さになることもあり得るが、逆さの典型例は、実現し難いことも判っている。
図5および図6には、完全に同一の構成とされた滑動レール3(図1参照)用の滑動レール半部1または2の本発明の一実施の形態を示してある。このような同じ構造の2つの滑動レール半部1および2を結合するには、滑動レール半部の一方を、図1に示したように、高さ方向軸線23周りに180°回転させる。高さ方向軸線23は、(仮想の)滑動平面22に対して法線方向、つまり垂直に方向付けられており、滑動平面22は、ここでは数学的に示されており、上側の第1の滑動面14または第2の滑動面16の平面内に位置している。これにより、長手方向軸線24も、この滑動平面22内に位置している。本実施の形態では、上側の第1の滑動面14または第2の滑動面16と、下側の第1の滑動面15または第2の滑動面17とが設けられている。相応して(少なくとも間接的に)、本実施の形態では90°のコーナを介して、上側の第1の接合面18または第2の接合面20は、上側の滑動面14または16に接続し、同様に下側の第1の接合面19または第2の接合面21は、下側の滑動面15または17に接続している。接合面18ないし21は、この同じ構造の実施の形態では、それぞれ1つのバヨネットフック6ないし9と、それぞれ1つのバヨネット受け10ないし13とを有する。例えば第1の滑動レール半部1の上側の第1のバヨネットフック6は、結合のために、180°回転された第2の滑動レール半部2の上側の第2のバヨネット受け12に導入可能である。結合のために、バヨネット受け10ないし13は、それぞれ1つのバヨネットフック入口31ないし34を有し、バヨネットフック入口31ないし34の寸法は、対応するバヨネットフック6ないし9を導入することができるように構成されている。バヨネットフック入口31ないし34から側方に、それぞれ1つの係止レール27ないし30が配置されている。減じられた寸法を有し、結果として本実施の形態ではL字形を生じさせる、これらの係止レール27ないし30の背後に回り込むように、バヨネットフック6ないし9の受け部分が案内可能である一方、バヨネットフック6ないし9のピン部分は、係止レール27ないし30の狭まった貫通部内に位置する。これにより、第1の滑動レール半部1と第2の滑動レール半部2とを、互いに堅固に結合可能である。バヨネットフック6ないし9は、本例では、それぞれ同じく1つの(L字形のバヨネット受け10ないし13に対応する)L字形を形成している。本実施の形態では、下側の第1のバヨネット受け11または第2のバヨネット受け13のところにのみ形成される第1のピン25または第2のピン26は、少なくとも、上側のバヨネットフック6および8の1つが、対応する上側のバヨネット受け12または10内に正しく位置決めされているときは、第2の滑動レール半部2に対して相対的な第1の滑動レール半部1の移動を阻止する。その際、ピン25または26は、下側の第1のバヨネットフック7の離型用の、軽微に拡張された第1の取り出し開口39内、または下側の第2のバヨネットフック9の離型用の、軽微に拡張された第2の取り出し開口40内に導入可能であり、第1の取り出し開口39または第2の取り出し開口40は、第1のピン収容部37または第2のピン収容部38を形成する。本実施の形態では、ピン25,26は、それぞれ、対応するバヨネット受け11または13の数値的な高さ36の約3分の2の数値的な延在寸法35を有する。
図7および図8には、それぞれ異なる見方で、図5および図6に示したような第1のピン25の機能形式を示してある。下側の第2のバヨネットフック9が、対応する下側の第1のバヨネット受け11内に正しく導入されていなければ、長手方向軸線24(図5参照)に沿った移動は、下側の第2のバヨネットフック9が第1のピン25に当接する結果として阻止される。これにより、不正確な組み立てが阻止される。
図9および図10には、下側の第2のバヨネットフック9の、対応する下側の第1のバヨネット受け11内への正しい組み付けと、第1のピン25の、第2の離型開口40により形成される第2のピン収容部38内での配置とが、第2の滑動レール半部2から見た側面図で示してある。
図9では、下側の第2のバヨネットフック9は、下側の第1のバヨネットフック入口32内に位置し、かつ下側の第1のバヨネット受け11のところに設けられた第1のピン25は、第2のピン収容部38を形成する第2の離型開口40の拡張部(図9で見て右方)内に位置している。第1の滑動レール半部1を第2の滑動レール半部2に堅固に結合すべく、相対的な結合運動56を実施することができる。
図10は、図9と同じものを示しているが、図9に示した相対的な結合運動56を実施した後の様子である。下側の第2のバヨネットフック9は、下側の第1の係止レール32内に移動されており、これにより部分的にバヨネット受け11の背後に配置されている。背後の配置は、図10では隠れて見えない外縁を破線により図示した。第1のピン25は、下側の第1のバヨネットフック9の背後に移動し、そこで第2の滑動レール半部2の第2の離型開口40または第2のピン収容部38内に嵌合している。
図11には、上述の長手方向を紙面に垂直に置いて、例えば図5および図6に示したような滑動レール半部1,2を示してある。ここでは、第1または第2のピン25,26が、下側の第1または第2のバヨネットフック7,9との比較の上で看取可能である。この場合、ピン25,26の延在寸法35は、対応するバヨネットフック7,9の延在長さ58の約3分の1に相当する。これにより、第2の滑動レール半部2との第1の滑動レール半部1の不正確な結合が、確実に阻止される。
図12には、例示的に巻き掛け伝動装置5の原理図を示してある。巻き掛け伝動装置5には、第1の円錐シーブ対42および第2の円錐シーブ対44が設けられており、第1の円錐シーブ対42および第2の円錐シーブ対44は、伝動装置入力軸41または伝動装置出力軸43に相対回動不能に結合されている。円錐シーブ対42,44の間隔を変更することで、伝動装置入力軸41と伝動装置出力軸43との間の変速比が変更される。このために巻き掛け手段4が設けられており、巻き掛け手段4は、本実施の形態ではチェーンとして構成されている。このとき、巻き掛け手段4の振動および波打ちは、密接した滑動レール3により制限される。このために滑動レール3は、上側の第1の滑動面14と、好ましくは上側の第2の滑動面16と、下側の第1の滑動面15と、好ましくは下側の第2の滑動面17とを有する。滑動レール3の向きを、伝動装置入力軸41と伝動装置出力軸43との間の変速比または第1の円錐シーブ対42および第2の円錐シーブ対44における巻き掛け半径に合わせるため、滑動レール3は、その軸受収容部54および55でもって滑動レール軸受57に傾倒自在に軸支されている。
図13には、本実施の形態では内燃機関である駆動ユニット46と、被動軸47と、巻き掛け伝動装置5と、トルクを伝達するように接続された左側の駆動輪48および右側の駆動輪49と、を備えるパワートレーン45を略示してある。本実施の形態では、パワートレーン45は、自動車50内に配置されており、駆動ユニット46は、エンジン軸線53が長手方向軸線52に対して横置きされて、運転手室51前方に配置されている。
ここで提案する滑動レール半部により、2つの部分からなる滑動レールの正確な組み立てが可能である。
1 第1の滑動レール半部
2 第2の滑動レール半部
3 2つの部分からなる滑動レール
4 巻き掛け手段
5 巻き掛け伝動装置
6 上側の第1のバヨネットフック
7 下側の第1のバヨネットフック
8 上側の第2のバヨネットフック
9 下側の第2のバヨネットフック
10 上側の第1のバヨネット受け
11 下側の第1のバヨネット受け
12 上側の第2のバヨネット受け
13 下側の第2のバヨネット受け
14 上側の第1の滑動面
15 下側の第1の滑動面
16 上側の第2の滑動面
17 下側の第2の滑動面
18 上側の第1の接合面
19 下側の第1の接合面
20 上側の第2の接合面
21 下側の第2の接合面
22 滑動平面
23 高さ方向軸線
24 長手方向軸線
25 第1のピン
26 第2のピン
27 上側の第1の係止レール
28 下側の第1の係止レール
29 上側の第2の係止レール
30 下側の第2の係止レール
31 上側の第1のバヨネットフック入口
32 下側の第1のバヨネットフック入口
33 上側の第2のバヨネットフック入口
34 下側の第2のバヨネットフック入口
35 延在寸法
36 高さ
37 第1のピン収容部
38 第2のピン収容部
39 第1の離型開口
40 第2の離型開口
41 伝動装置入力軸
42 第1の円錐シーブ対
43 伝動装置出力軸
44 第2の円錐シーブ対
45 パワートレーン
46 駆動ユニット
47 被動軸
48 左側の駆動輪
49 右側の駆動輪
50 自動車
51 運転手室
52 長手方向軸線
53 エンジン軸線
54 第1の軸受収容部
55 第2の軸受収容部
56 結合運動
57 滑動レール軸受
58 延在長さ

Claims (10)

  1. 2つの部分からなる滑動レール(3)用の第1の滑動レール半部(1)であって、
    前記滑動レール(3)は、巻き掛け伝動装置(5)の巻き掛け手段(4)用に振動および波打ちを軽減するように構成されており、
    前記第1の滑動レール半部(1)は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
    第1のバヨネットフック(6,7)と、
    第1のバヨネット受け(10,11)と、
    滑動平面(22)内の第1の滑動面(14,15)と、
    第1の接合面(18,19)と、
    前記滑動平面(22)に対して垂直な高さ方向軸線(23)と、
    前記滑動平面(22)内で前記第1の接合面(18,19)に対して平行に延びる長手方向軸線(24)と、
    を備え、
    前記第1の接合面(18,19)は、同じ構造の第2の滑動レール半部(2)の第2の接合面(20,21)の当接用に構成されており、前記同じ構造の第2の滑動レール半部(2)は、接合のために、前記第1の滑動レール半部(1)に対して前記高さ方向軸線(23)周りに180°回転されており、
    前記第1のバヨネット受け(10,11)は、同じ構造の第2の滑動レール半部(2)の第2のバヨネットフック(8,9)と結合すべく、かつ前記第1のバヨネットフック(6,7)は、同じ構造の第2の滑動レール半部(2)の第2のバヨネット受け(12,13)と結合すべく、前記第1の接合面(18,19)が、接合したい前記同じ構造の第2の滑動レール半部(2)の、対応する前記第2の接合面(20,21)と接触するように構成されている、
    第1の滑動レール半部(1)において、
    前記第1のバヨネット受け(10,11)のところに第1のピン(25)が配置されており、前記第1のピン(25)は、前記第1の滑動面(14,15)と前記第2の滑動レール半部(2)の第2の滑動面(16,17)とが前記滑動平面(22)内に配置されていて、前記第1の接合面(18,19)が少なくとも部分的に、対応する前記第2の接合面(20,21)と接触し、かつ前記第2のバヨネットフック(8,9)が前記第1のバヨネット受け(10,11)内に収容されていないとき、接合したい前記第2の滑動レール半部(2)の第2のバヨネットフック(8,9)と協働して、前記長手方向軸線(24)に沿った前記第1の滑動レール半部(1)に対する前記第2の滑動レール半部(2)の移動を阻止することを特徴とする、2つの部分からなる滑動レール(3)用の第1の滑動レール半部(1)。
  2. 2つの部分からなる滑動レール(3)用の第1の滑動レール半部(1)であって、
    前記滑動レール(3)は、巻き掛け伝動装置(5)の巻き掛け手段(4)用に振動および波打ちを軽減する少なくとも1つの滑動面(14,15,16,17)を有し、
    前記第1の滑動レール半部(1)は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
    第1の接合面(18,19)と、
    前記第1の接合面(18,19)に対して平行に延びる長手方向軸線(24)と、
    第1のバヨネット受け(10,11)であって、前記長手方向軸線(24)方向の係止レール(27,28)と、前記係止レール(27,28)に接続されるバヨネットフック入口(31,32)とを、結合するために対応するように成形されたバヨネットフック(8,9)のために有する、第1のバヨネット受け(10,11)と、
    を備える、
    第1の滑動レール半部(1)において、
    前記バヨネットフック入口(31,32)から前記係止レール(27,28)への移行部のところに、少なくとも1つの第1のピン(25)が配置されており、前記第1のピン(25)は、前記接合面(18,19)から垂直に所定の延在寸法(35)を有し、好ましくは、前記延在寸法(35)は、滑動面(14,15,16,17)に対して法線方向の高さ方向軸線(23)に沿った前記係止レール(27,28)の高さ(36)の少なくとも4分の1に数値的に相当することを特徴とする、2つの部分からなる滑動レール(3)用の第1の滑動レール半部(1)。
  3. 巻き掛け伝動装置(5)の巻き掛け手段(4)用の振動および波打ちを軽減する滑動レール(3)であって、
    前記滑動レール(3)は、少なくとも1つの滑動面(14,15,16,17)と、第1の滑動レール半部(1)と、少なくとも1つの第2の滑動レール半部(2)と、を備え、
    前記第1の滑動レール半部(1)は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
    第1のバヨネット受け(10,11)と、
    第1の接合面(18,19)と、
    前記第1の接合面(18,19)に対して平行に延びる長手方向軸線(24)と、
    を有し、
    前記第2の滑動レール半部(2)は、少なくとも以下の構成要素、すなわち、
    第2のバヨネットフック(8,9)と、
    前記少なくとも1つの第1の接合面(18,19)への当接用の第2の接合面(20,21)と、
    を有し、
    前記第2のバヨネットフック(8,9)は、前記第1のバヨネット受け(10,11)と結合すべく、前記第1の接合面(18,19)が、接合したい前記第2の滑動レール半部(2)の前記第2の接合面(20,21)と接触するように構成されている、
    滑動レール(3)において、
    前記第1のバヨネット受け(10,11)のところに第1のピン(25)が配置されており、前記第1のピン(25)は、前記第1の接合面(18,19)が少なくとも部分的に前記第2の接合面(20,21)と、前記第1の滑動レール半部(1)を前記第2の滑動レール半部(2)に結合すべく接触し、かつ前記第2のバヨネットフック(8,9)が前記第1のバヨネット受け(10,11)内に収容されていないとき、接合したい前記第2の滑動レール半部(2)の前記第2のバヨネットフック(8,9)と協働して、前記長手方向軸線(24)に沿った前記第1の滑動レール半部(1)に対する前記第2の滑動レール半部(2)の移動を阻止することを特徴とする滑動レール(3)。
  4. 請求項1または2にしたがって形成されている第1の滑動レール半部(1)と、同じ構造の第2の滑動レール半部(2)とを備える、滑動レール(3)。
  5. 前記第1の滑動レール半部(1)は、上側の第1の接合面(18)と下側の第1の接合面(19)とを有し、かつ好ましくは、上側の第1の滑動面(14)と下側の第1の滑動面(15)とを有し、
    前記第2の滑動レール半部(2)は、上側の第2の接合面(20)と下側の第2の接合面(21)とを有し、かつ好ましくは、上側の第2の滑動面(16)と下側の第2の滑動面(17)とを有し、
    前記第1の接合面(18,19)は、それぞれ少なくとも1つの第1のバヨネット受け(10,11)を有し、かつ好ましくは、それぞれ少なくとも1つの第1のバヨネットフック(6,7)を有し、
    前記第2の接合面(20,21)は、それぞれ少なくとも1つの第2のバヨネットフック(8,9)を有し、かつ好ましくは、それぞれ少なくとも1つの第2のバヨネット受け(12,13)を有し、
    前記少なくとも1つの第2のバヨネット受け(12,13)は、それぞれ前記少なくとも1つの第1のバヨネットフック(6,7)と、結合すべく対応するように形成されている、
    請求項3または4記載の滑動レール(3)。
  6. 少なくとも前記第2の滑動レール半部(2)は、流し込み成形構成部材であり、
    前記第1の接合面(18,19)と前記第2の接合面(20,21)とが互いに完全に接触しているとき、前記第1の滑動レール半部(1)の前記第1のピン(25)は、前記第2の滑動レール半部(2)の第2のピン収容部(38)内に収容可能であり、
    前記第2のピン収容部(38)は、少なくとも部分的に前記第2のバヨネットフック(8,9)用の第2の離型開口(40)により形成されている、
    請求項記載の滑動レール(3)。
  7. 複数のピン(25,26)が形成されており、前記ピン(25,26)は、それぞれ、バヨネット受け(10,11,12,13)のところに配置されている、請求項からまでのいずれか1項記載の滑動レール(3)。
  8. パワートレーン(45)用の巻き掛け伝動装置(5)であって、
    少なくとも以下の構成要素、すなわち、
    第1の円錐シーブ対(42)を有する少なくとも1つの伝動装置入力軸(41)と、
    第2の円錐シーブ対(44)を有する少なくとも1つの伝動装置出力軸(43)と、
    前記第1の円錐シーブ対(42)を前記第2の円錐シーブ対(44)にトルクを伝達するように結合する少なくとも1つの巻き掛け手段(4)と、
    前記少なくとも1つの巻き掛け手段(4)の振動および波打ちを軽減する請求項3から7までのいずれか1項記載の少なくとも1つの滑動レール(3)と、
    を備える、パワートレーン(45)用の巻き掛け伝動装置(5)。
  9. パワートレーン(45)であって、
    被動軸(47)を有する駆動ユニット(46)と、
    少なくとも1つの消費器(48,49)と、
    請求項記載の巻き掛け伝動装置(5)と、
    を備え、前記被動軸(47)は、トルクを伝達すべく、前記巻き掛け伝動装置(5)により前記少なくとも1つの消費器(48,49)に、可変の変速比で接続可能である、パワートレーン(45)。
  10. 請求項9記載のパワートレーン(45)により駆動可能な少なくとも1つの駆動輪(48,49)を備える自動車(50)。
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