JP6694917B2 - ロボットハンド、及びロボット - Google Patents

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本発明は、ロボットハンド、及びロボットに関する。
特許文献1には、ワークの内周面を把持するための、膨張可能なチューブを備えるつかみ装置が開示されている。
特許文献2には、ワークを吸着パッドで吸着上昇させ、ワークの下にフォークつめを挿入し、吸着パッドを下降させることにより、ワークを保持するハンド装置が記載されている。
特開2008−161980号公報 特開平06−320464号公報
特許文献1に記載のつかみ装置は、例えば製品である長尺のシートやフィルムが筒状の芯材に巻かれたワーク(筒状部を有するワーク)を、その芯材の内側でチューブを膨張させることで把持することができる。そして、当該つかみ装置を備えるロボットは、把持したワークを箱などのケースへ挿入したり(インケース作業)ケースから取り出したり(アンケース作業)することができる。
しかしながら、特許文献1のつかみ装置は、筒状部分を有するワークを把持する専用のものであり、箱状のワークを外側から把持することはできない。箱状のワークを外側から把持するためには、ロボットのつかみ装置を別のハンド装置に交換するか、別のロボットを用意する必要があり、作業効率や設備コストにおいて問題がある。
特許文献2に記載のハンド装置は、箱状のワークを外側から把持することができる。また、理論的には、筒状のワークを外側から把持することができるかもしれない。
しかしながら、特許文献2のハンド装置を筒状のワークの把持に用いた場合、吸着パッドとフォークつめで、製品であるシートやフィルムに直接接触することになる。これは、製品の破損や汚損につながる。また、当該ハンド装置の吸着パッドとフォークつめは、曲面であるワークの外側の把持には適していないため、ワークの落下を招く。
本発明の目的は、箱状のワークを把持することができ、さらに、破損や汚損させずに筒状のワークを把持することができるロボットハンドを提供することにある。
上記の課題を解決する本発明の一態様は、ロボットハンドであって、ロボットアームの先端部に固定されるベースと、前記ベースに固定された棒状の第1の爪と、前記ベースに設けられた駆動部と、前記駆動部に固定され前記第1の爪に略平行に配置された棒状の第2の爪と、を備え、前記第2の爪は、前記第1の爪に対して近付く又は離れる方向に前記駆動部により移動可能であり、前記第1の爪及び前記第2の爪はそれぞれ、前記第1の爪と前記第2の爪を近付く方向に移動させることで第1のワークをその外側から把持する対向する内側面と、前記第1の爪と前記第2の爪を離れる方向に移動させることで第2のワークをその内側から把持する外側面と、を有する。
前記第1の爪及び前記第2の爪の外側面は、曲面に形成され、前記第1の爪及び前記第2の爪の内側面は、平面に形成されてもよい。
前記第1の爪及び前記第2の爪の外側面の曲率半径は、前記第2のワークの中空部の内周面の曲率半径と同じ又はそれよりも小さくてもよい。
前記第1の爪の先端部は、前記第2の爪の先端部よりも突出していてもよい。
前記ロボットハンドは、前記ベースに設けられ前記第1の爪の先端よりも後方に配置された、前記第2のワークを押圧するための板部材を備えてもよい。
前記ロボットハンドは、前記ロボットアームの先端部に固定され、前記ベースをスライド移動可能に保持する駆動部を備えてもよい。
前記第1の爪は、前記ベースに対して着脱交換可能であり、前記第2の爪は、前記駆動部に対して着脱交換可能であってもよい。
前記ロボットハンドは、前記第1の爪及び前記第2の爪の外側面又は前記第1の爪及び前記第2の爪の内側面の少なくとも一方に設けられた滑り止めを備えてもよい。
上位の課題を解決する本発明の他の態様は、ロボットアームと前記ロボットアームに装着されたロボットハンドを備えるロボットであって、前記ロボットハンドは、前記ロボットアームの先端部に固定されるベースと、前記ベースに固定された棒状の第1の爪と、前記ベースに設けられた駆動部と、前記駆動部に固定され前記第1の爪に略平行に配置された棒状の第2の爪と、を備え、前記第2の爪は、前記第1の爪に対して近付く又は離れる方向に前記駆動部により移動可能であり、前記第1の爪及び前記第2の爪はそれぞれ、前記第1の爪と前記第2の爪を近付く方向に移動させることで第1のワークをその外側から把持する対向する内側面と、前記第1の爪と前記第2の爪を離れる方向に移動させることで第2のワークをその内側から把持する外側面と、を有する。
本発明によれば、箱状のワークを把持することができ、さらに、破損や汚損させずに筒状のワークを把持することができる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、第1実施形態に係るロボットハンド及びそれを装着したロボットの構成例を示す図である。 図2は、閉じた状態のロボットハンドの構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。 図3は、開いた状態のロボットハンドの構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。 図4は、箱状のワークを把持するロボットハンドの例を示す図であり、(A)は把持する直前の状態を示し、(B)は把持した状態を示す。 図5は、筒状のワークを把持するロボットハンドの例を示す図であり、(A)は把持する直前の状態を示し、(B)は把持した状態を示す。 図6は、ロボットが箱状のワークを把持する一連の動作例を説明する図である。 図7は、ロボットが筒状のワークを把持して箱状のワークに箱詰めする一連の動作例を説明する図である。 図8は、コンベヤに置くワークの姿勢を説明する図であり、(A)はワークを立てて置いた場合を示し、(B)はワークを寝かせて置いた場合を示す。 図9は、ロボットハンドの変形例を示す図であり、(A)は筒状のワークを把持する直前の状態を示し、(B)は当該ワークを把持した状態を示す。 図10は、ロボットハンドの他の変形例を示す図であり、(A)は筒状のワークを把持する直前の状態を示し、(B)は当該ワークを把持した状態を示す。 図11は、爪部の変形例を示す図であり、(A)は滑り止めを外側に設けた場合、(B)は滑り止めを内側に設けた場合を示す。 図12は、ロボットアームの直線運動を説明する図である。 図13は、第2実施形態に係る開いた状態のロボットハンドの構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。 図14は、ロボットハンドの直線動作を示す図である。 実施形態に係るロボットハンドを備えるロボットを配置した箱詰めシステムの構成例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るロボットハンド2及びそれを装着したロボット1の構成例を示す図である。以下の説明では、ロボット1の前後方向をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸とする。また、XY面は水平であり、YZ面は垂直であるものとする。
ロボット1の構成は、特に限定されない。図1の例では、ロボット1は、アーム型ロボットであり、設置ベース11、ボディ12、ロボットアーム13、及びアーム先端部14を備える。
設置ベース11は、床に固定される。ボディ12は、設置ベース11の上に設けられ、Z軸回りに回転することができる。ロボットアーム13は、その基部がボディ12に固定され、そのアーム先端部14がボディ12の上方に配置されている。ロボットアーム13は、複数のリンクを複数のジョイントで接続して構成されており、各ジョイントを連動させることにより、アーム先端部14の姿勢を保ったまま位置をX軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。ロボットアーム13は、ボディ12の回転動作に伴って、アーム先端部14をZ軸回りに旋回させることもできる。
アーム先端部14は、後に詳述するロボットハンド2を着脱自在に保持する。アーム先端部14に設けられている駆動部141は、その軸P1回りに回転動作することができる。駆動部141に保持されているロボットハンド2は、軸P1回りの回転動作に伴って旋回することができる。通常は、軸P1が垂直になるように制御されるが、傾くように制御されてもよい。
ボディ12内には、ロボットアーム13を動作させる駆動部(図示せず)、ボディ12を動作させる駆動部(図示せず)などの機構が内蔵されている。駆動部141を含む各駆動部は、ロボット1の外に設置された制御装置(図示せず)と接続され、各駆動部の動作(回転方向や回転速度など)は、制御装置により制御される。制御装置は、ボディ12内に設置されてもよい。
図2は、閉じた状態のロボットハンド2の構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。図3は、開いた状態のロボットハンド2の構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。
ロボットハンド2は、ベース21、第1の爪22、第2の爪23、及び駆動部24を備える。
ベース21は、アーム先端部14の駆動部141に対して固定されており、軸P1回りの回転動作に伴って旋回することができる。図2及び図3の例では、ベース21は、複数の板材を組み合わせたフレーム構造であり、その下部は上部よりも前方に延出している。ベース21の前面211は、側面から見た場合に、上部から下部に掛けて曲面に形成されている。
ベース21の下部の先端であって第1の爪22の先端よりも後方には、平面状の板部材212が設けられている。この板部材212の前面は、第1の爪22及び第2の爪23の長手方向に対して略垂直に配置されており、後述するようにワークW1に当接して押圧することができる。
第1の爪22は、前後方向に長い棒状に形成されており、その基部の上面がベース21の下面213に対して固定されている。第1の爪22の上面221(本発明の外側面に相当する)は、前方から見た場合に、上方に凸な曲面に形成されている。第1の爪22の下面222(本発明の内側面に相当する)は、平面に形成されている。第1の爪22の先端は、側面から見た場合に、徐々に外径が小さく尖るように形成されている。
駆動部24は、ベース21の下部の、第1の爪22の後ろに設けられている。駆動部24は、その軸P2方向に沿って上下動作することができる。本実施形態では、軸P2は、軸P1と平行である。駆動部24の動作は、制御装置によって制御される。駆動部24は、例えばエアシリンダや電動シリンダにより実現できる。
第2の爪23は、前後方向に長い棒状に形成されており、その基部の上面が駆動部24の下面に対して固定されている。第2の爪23の上面232(本発明の内側面に相当する)は、平面に形成されており、第1の爪22の下面222と略平行に対向している。第2の爪23の下面231(本発明の外側面に相当する)は、前方から見た場合に、下方に凸な曲面に形成されている。第2の爪23の先端は、側面から見た場合に、徐々に外径が小さく尖るように形成されている。
駆動部24が上下方向に動作することにより、第2の爪23の上面232を第1の爪22の下面222に対して近付けたり(閉じる)第1の爪22の下面222から離したり(開く)することができる。これにより、第1の爪22と第2の爪23でワークを把持したり解放したりすることができる。
なお、本実施形態では、第1の爪22の先端は、第2の爪23の先端よりも前方に突出して配置されている。すなわち、下方から見た場合に、第1の爪22の下面222の一部は、第2の爪23と重なっていない。この構造は、後述するように箱状のワークW1のフラップW12を押さえるのに役立つ。
また、本実施形態では、第1の爪22の外径寸法は、第2の爪23の外径寸法よりも大きい(太い)。これは、後述するように筒状のワークW2を持ち上げるときの荷重に対する剛性を考慮したものである。
図4は、箱状のワークW1を把持するロボットハンド2の例を示す図であり、(A)は把持する直前の状態を示し、(B)は把持した状態を示す。ワークW1は、例えば、空の段ボール箱のようなケースである。図4では、ワークW1は、上下方向に長い直方体であり、上面が開放された状態で横に寝かされている。ワークW1の開口の周囲には、複数のフラップW12が接続されている。
図4(A)に示すように、ロボットハンド2が開いた状態では、第1の爪22と第2の爪23の間には空隙が形成される。従って、この空隙にワークW1の側壁W11が位置するように、第2の爪23をワークW1の開口からワークW1内に挿入することができる。また、図4(B)に示すように、駆動部24により第2の爪23を第1の爪22に近付けることで、ワークW1の側壁W11を第1の爪22の下面222と第2の爪23の上面232とで挟んで把持することができる。
ワークW1の側壁W11は平らな板であり、かつ、第1の爪22の下面222及び第2の爪23の上面232も平面であるため、より広い接触面積でしっかりワークW1を把持することができる。
図5は、筒状のワークW2を把持するロボットハンド2の例を示す図であり、(A)は把持する直前の状態を示し、(B)は把持した状態を示す。ワークW2は、例えば長尺のシートやフィルムなどの製品W21が円筒状の芯材W22に巻かれたものである。図5では、筒状のワークW2は、上下方向に長く(径方向よりも軸方向に長い)、横に寝かされている。
図5(A)に示すように、ロボットハンド2が閉じた状態では、第1の爪22と第2の爪23の合計の外径寸法は、ワークW2の芯材W22の内径寸法よりも小さい。従って、第1の爪22及び第2の爪23をワークW2の芯材W22の開口から内側に挿入することができる。また、図5(B)に示すように、駆動部24により第2の爪23を第1の爪22から離すことで、ワークW2の内周壁を第1の爪22の上面221と第2の爪23の下面231とで押圧して把持することができる。
ワークW2の芯材W22の内周面は曲面であり、かつ、第1の爪22の上面221及び第2の爪23の下面231も曲面であるため、より広い接触面積でしっかりワークW2を把持することができる。
なお、上面221及び下面231の曲率半径は、作業対象であるワークW2の内周面の曲率半径と同程度又はそれ以下であることが好ましい。内径寸法の異なる複数種類のワークW2を作業対象とする場合、上面221及び下面231の曲率半径は、最小のワークW2の曲率半径と同程度又はそれ以下であることが好ましい。最小のワークW2に適合するロボットハンド2を用意しておけば、作業対象が変わっても、第1の爪22及び第2の爪23、又はロボットハンド2の交換作業を省略することができる。
図6は、ロボット1が箱状のワークW1を把持する一連の動作例を説明する図である。図7は、ロボット1が筒状のワークW2を把持して箱状のワークW1に箱詰め(インケース)する一連の動作例を説明する図である。ロボットハンド2の動作を(1)から(9)の工程に分けて説明する。ロボット1の図示は省略している。
(1)最初に、ロボットハンド2は、爪を開いた状態で、ワークW1から離れて配置されている。また、ワークW1は、テーブルやコンベヤなどの作業領域上に横に置かれている。ワークW1の開口の周囲には、4枚のフラップW12が接続されている。4枚のフラップW12は、ワークW2を挿入する際に妨げとならないように、外側に開くように癖が付けられている。
(2)次に、ロボットハンド2は、第1の爪22の下面222のうち第2の爪23の先端よりも前側の部分で、上側のフラップW12を下方に押さえつけるように、下面222の高さが側壁W11の高さに来るまで(もちろん遊びがあってもよい)、下方に移動する。これにより、(3)の動作で、第1の爪22の先端が上側のフラップW12の内側面に衝突しないようにすることができる。
(3)次に、ロボットハンド2は、第2の爪23がワークW1の開口からワークW1内に挿入されるように、所定距離だけ前方に移動する。ここで、第1の爪22及び第2の爪23それぞれの外径寸法は、ワークW1の内径寸法よりも小さい。
(4)次に、ロボットハンド2は、第2の爪23を上方に移動し、第1の爪22の下面222及び第2の爪23の上面232により、上側のフラップW12及び側壁W11を把持する。
その後、ロボットハンド2は、ワークW1を把持したまま、例えば他の作業領域の上方に移動し、ワークW1を作業領域上に置き、爪を開くことによりフラップW12及び側壁W11に対する把持を解除し、第2の爪23をワークW1から引き抜く。
(5)ワークW2は、テーブルやコンベヤなどの作業領域上に横に置かれている。ロボットハンド2は、爪を閉じた状態で、第1の爪22及び第2の爪23の先端部が芯材W22の開口の正面に位置するように移動する。ここで、閉じた状態の第1の爪22及び第2の爪23の合計の外径寸法は、芯材W22の筒部の内径寸法よりも小さい。
(6)次に、ロボットハンド2は、第1の爪22及び第2の爪23が芯材W22の開口から芯材W22内に挿入されるように、所定距離だけ前方に移動する。
(7)次に、ロボットハンド2は、第2の爪23を下方に移動し、第1の爪22の上面221及び第2の爪23の下面231により芯材W22の内周壁を外方向へ押圧し、これによりワークW2を把持する。ここで、ロボットハンド2は、第1の爪22及び第2の爪23の合計の外径寸法が少なくとも芯材W22の内径寸法よりも大きく、爪を開くことができる。
その後、ロボットハンド2は、ワークW2を把持したまま、ワークW1が置かれている作業領域の近くまで移動する。そして、ロボットハンド2は、ワークW2の端部がワークW1の開口の正面に位置するように移動する。ワークW1は、例えば作業領域に対して固定されたストッパー部材などによって、少なくともワークW2を挿入する方向への動きが制限されている。
(8)次に、ロボットハンド2は、ワークW1の方向に移動することにより、ワークW2のワークW1への挿入(インケース)を開始する。
本実施形態では、ワークW1の内径寸法は、ワークW2の外径寸法よりも大きいのが望ましい。このようにすれば、ワークW2をワークW1の内周面から離間させて、摩擦を生じさせずに挿入することができる。それでも、ワークW1の内周面とワークW2の外周面の接触によって、ワークW2の挿入方向と反対方向に一定以上の反力が発生した場合、ワークW2が第1の爪22及び第2の爪23に対して滑って、当該反対方向にずれる。この場合は、ベース21の下部の板部材212に芯材W22の端面が当たることで、ワークW2のずれが制限され、挿入を継続することができる。
(9)ロボットハンド2は、ワークW2をワークW1の底部まで挿入すると、移動を停止する。停止するタイミングは、例えば、所定値以上の反力を検出したか否かで判定することができる。この反力は、板部材212に芯材W22の端面が当たることで発生する。なお、ワークW1の大きさによっては、ワークW2の挿入中に上側のフラップW12がベース21の前面211に当たる場合がある。しかし、前面211は下から上に掛けて曲面に形成されているため、フラップW12はこの前面211に沿って滑って開き、引っ掛かりが防止される。
その後、ロボットハンド2は、爪を閉じることによりワークW2に対する把持を解除し、第1の爪22及び第2の爪23をワークW2から引き抜く。そして、工程(1)に戻る。
なお、ロボットハンド2は、ワークW2を把持してワークW1から取り出す(アンケース)作業など、その他の作業も実行できることは言うまでもないので、説明を省略する。
図8は、コンベヤに置くワークWの姿勢を説明する図であり、(A)はワークWを立てて置いた場合を示し、(B)はワークWを寝かせて置いた場合を示す。図の例では、コンベヤC1とコンベヤC2が並べて設置されており、コンベヤC1とコンベヤC2の間には、隙間(図中の上向きの矢印)が存在する。図中の左側が上流であり、右側が下流である。
ワークW2が箱詰めされたワークW1は、縦長であるため、縦に立てて置いた場合は不安定である。一方、横に寝かせておいた場合は安定する。従って、図8(A)の場合は、ワークW1は、コンベヤ間の隙間において転倒する可能性が高い。図8(B)の場合は、ワークW1は、コンベヤ間の隙間において転倒することはない。
本実施形態では、ワークW1及びワークW2のいずれも横に寝かせて扱っている。これにより、コンベヤやテーブルなどの作業領域上でのワークの転倒による破損や汚損を防止している。
図9は、ロボットハンド2の変形例を示す図であり、(A)は筒状のワークW2を把持する直前の状態を示し、(B)は当該ワークW2を把持した状態を示す。
図9に示すワークW2の芯材W22の内径寸法は、図5と比べて大きい。このようなワークW2を扱う場合、図5と比べてより大きい(太い)外径寸法を有する第1の爪22及び第2の爪23を備えるロボットハンド2を用いることができる。第1の爪22及び第2の爪23は、ロボットハンド2に対して着脱交換可能であってもよい。これにより、芯材W22の太さに応じて適切に接触面積を広く保つことができる。また、細い爪を使って駆動部24のストローク(爪を開いたときの外径寸法)が不足し把持力が不足する場合に、太い爪を使うことで把持力を確保することができる。
図10は、ロボットハンド2の他の変形例を示す図であり、(A)は筒状のワークW2を把持する直前の状態を示し、(B)は当該ワークW2を把持した状態を示す。
図10に示すワークW2の長さは、図5に比べて長い。このようなワークW2を扱う場合、図5と比べてより長い第1の爪22及び第2の爪23を備えるロボットハンド2を用いることができる。第1の爪22及び第2の爪23は、ロボットハンド2に対して着脱交換可能であってもよい。これにより、芯材W22の長さに応じて適切に接触面積を広く保つことができ、ワークW2の自重による芯材W22の変形や損傷を防止することができる。
図11は、爪部の変形例を示す図であり、(A)は滑り止め25を外側に設けた場合、(B)は滑り止め26を内側に設けた場合を示す。
図11(A)に示すように、第1の爪22の上面221と第2の爪23の下面231のそれぞれに、それらの曲面形状に沿った曲面状の滑り止め25を設けてもよい。図11(B)に示すように、第1の爪22の下面222と第2の爪23の上面232のそれぞれに、それらの平面形状に沿った平面状の滑り止め26を設けてもよい。もちろん、各爪に滑り止め25,26の両方を設けてもよい。滑り止め25,26の素材は、例えば、表面に溝、穴、凹凸などのパターンが形成された樹脂シートや金属板などである。
芯材W22の内面の性状によっては摩擦係数が低く滑り易いことがあり、例えばロボット1の旋回動作による遠心力でワークW2の位置ずれや落下を招くおそれがある。そこで図11(A)に示すように滑り止め25を設けることで、摩擦係数を高く保ち滑りにくくすることが可能となる。また、ワークW1の壁面が滑り易い場合には、図11(B)に示すように滑り止め26を設けることで、摩擦係数を高く保ち滑りにくくすることが可能となる。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。本実施形態に係るロボットハンド2よれば、箱状のワークを把持することができ、さらに、破損や汚損せずに筒状のワークを把持することができる。また、同一のロボットハンド2で、筒状のワークのインケース作業及びアンケース作業を実行できる。また、同一のロボットハンド2で、異なる把持方法(ワークを外側から把持する又は内側から把持する)を実現することにより、ロボットハンド2を簡易な構造で軽量かつ小型に作製することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るロボットハンド3について説明する。以下、第2実施形態の構成要素のうち第1実施形態の構成要素と共通するものについては同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
図12は、ロボットアームの直線運動を説明する図である。一般的な産業ロボットのロボットアームは、複数のリンクを複数のジョイントで接続して構成されている。各ジョイントの協調した回転運動により各リンクの姿勢が変化し、これによりロボットアームの先端部Eを任意の位置に移動させることができる。
図12の例では、ロボットアームは、ジョイントJ1〜J3、ジョイントJ1とJ2を接続するリンクL1、ジョイントJ2とJ3を接続するリンクL2、及びジョイントJ3に接続された先端部Eから構成されている。ジョイントJ1〜J3の協調した回転運動により、ジョイントJ3及び先端部Eは直線運動することができる(図中の太い矢印)。
ここで、各リンクの運動は、各ジョイントの回転運動を基にしている。そのため、ロボットアームの先端部の直線運動は、微視的に見れば円弧運動の連続により成り立っており、各円弧の矢高ほど進行方向と直交する方向にも運動している。この円弧運動の連続によって見掛け上の直線運動を生成することを「直線補完」と呼ぶことができる。
図12の例では、ジョイントJ3及び先端部Eの直線運動は、連続する円弧aにより構成されており、微視的には各円弧aの矢高dほど進行方向と交差する方向にも運動している。
ところで、実際には、矢高dの運動は、ワークWに対して影響を与える可能性がある。例えば、ワークW1の内径寸法に対してワークW2の外径寸法が僅かに小さいだけの場合を考える。この場合、ワークW2をワークW1に挿入した際に、矢高dの運動によって、ワークW2の外周面がワークW1の内周面に衝突を繰り返し、ワークW2又はワークW1が破損あるいは汚損することがある。
第2実施形態に係るロボットハンド3は、上述のような問題の少なくとも一部を解決するための構造を備える。
図13は、第2実施形態に係る開いた状態のロボットハンド3の構成例を示す図であり、(A)は側面を示し、(B)は正面を示す。
ロボットハンド3は、第1実施形態に係るロボットハンド2と異なり、さらに駆動部31を備える。駆動部31は、駆動部141に対して固定されており、軸P1回りの回転動作によって旋回することができる。ベース21の上部は、駆動部31に対してスライド動作可能に保持されており、駆動部31によって軸P1と直交する方向に直線動作することができる。駆動部31は、例えばリニアガイドであり、制御装置によって制御される。
図14は、ロボットハンド3の直線動作を示す図である。駆動部31の駆動により、ロボットハンド3は、例えば水平方向に直線動作することができる。例えば、図7の(8)、(9)の工程で、ロボットハンド3を右方向に直線移動させることができる。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。本実施形態に係るロボットハンド3によれば、直線補完による進行方向と交差する方向の動作を排除して、爪部を文字通り直線運動させることができる。これにより、インケース作業やアンケース作業時のワークWの破損や汚損を防止することができる。
[箱詰めシステムの例]
最後に、上述したロボットハンド2又はロボットハンド3を備えるロボット1を配置した箱詰め(インケース)システム500の構成例について説明する。図15は、当該箱詰めシステム500の構成例を示す図である。
ワークW1は、製函機510において一面が開放された状態に組み立てられ、コンベヤ520で搬送される。一方、ワークW2は、コンベヤ530で搬送される。ロボット1は、制御装置5の制御の下、ロボットハンド2(又はロボットハンド3)を使って、コンベヤ520上のワークW1を把持し、コンベヤ540上に置く。また、ロボット1は、ロボットハンド2(又はロボットハンド3)を使って、コンベヤ530上のワークW2を把持し、コンベヤ540上に置かれたワークW1の中に挿入する。ワークW2が挿入されたワークW1は、コンベヤ540で搬送され、封函装置550において開放面が封函される。
本実施形態に係るロボットハンド2(又はロボットハンド3)を用いることで、1台のロボット1でインケース作業を行うことができる。これにより、箱詰めシステム500の作業効率の向上と設備コストの低減を実現することができる。もちろん、1台のロボット1でアンケース作業を行うこともできる。
本発明は、上記の各実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であり、それらの態様を含むものである。ある実施形態の一部の構成要素を、他の実施形態に加えたり、他の実施形態の一部の構成要素と置換したりしてもよい。ある実施形態の構成要素のうち、一部の構成要素を省略することもできる。
ある変形例では、第2の爪23の先端の位置は、第1の爪22の先端の位置と一致していてもよいし、第1の爪22の先端の位置よりも突出していてもよい。これらの構成においても、ロボット1の動作を調整することによりインケース作業及びアンケース作業を実行することができる。
他の変形例では、ロボットハンド2は、第2の爪23をベース21に固定し、第1の爪22を駆動部24に固定し、第1の爪22を軸P1に沿って動作させてもよい。また、さらに他の変形例では、第1の爪22と第2の爪23の両方が駆動部24によって連動して動作するようにしてもよい。
さらに他の変形例では、第1の爪22と第2の爪23は、実施形態のように上下方向の位置関係で配置されるに限られず、横方向や斜め方向の位置関係に配置されてもよい。
なお、ロボット1やロボットハンド2等の各装置の各構成要素の配置、寸法、形状等の構成は、本発明の目的を達成できれば、上記に説明あるいは図示した例に限られない。また例えば、「水平」、「垂直」、「直交」、「平面」などの構成要素の関係や形状を表す言葉は、本発明の目的及び効果を達成できるのであれば、言葉どおりの厳密な意味に限られず、その意味と実質的に同一な場合も含むことができる。
本発明は、ロボットハンド、当該ロボットハンドを備えるロボットアーム、当該ロボットアームを備えるロボット、当該ロボットを含むロボットシステム、当該ロボットを制御する制御装置、当該ロボットの制御方法、当該制御装置のコンピュータ読み取り可能なプログラム、などの様々な態様で提供することができる。
また、本発明は、箱状や筒状のワークだけでなく、中空部及びそこに連通する開口を有する様々なワークの把持に適用できる。
1…ロボット、2…ロボットハンド、3…ロボットハンド、5…制御装置、11…設置ベース、12…ボディ、13…ロボットアーム、14…アーム先端部、21…ベース、22…第1の爪、23…第2の爪、24…駆動部、25…滑り止め、26…滑り止め、31…駆動部、141…駆動部、211…前面、212…板部材、213…下面、221…上面、222…下面、231…下面、232…上面、500…箱詰めシステム、510…製函機、520…コンベヤ、530…コンベヤ、540…コンベヤ、550…封函装置、W…ワーク、W1…ワーク、W2…ワーク、W11…側壁、W12…フラップ、W21…製品、W22…芯材

Claims (8)

  1. ロボットアームの先端部に固定されるベースと、
    前記ベースに固定された棒状の第1の爪と、
    前記ベースに設けられた駆動部と、
    前記駆動部に固定され前記第1の爪に略平行に配置された棒状の第2の爪と、
    前記ベースに設けられ前記第1の爪の先端よりも後方に配置された、第2のワークを押圧するための板部材と、を備え、
    前記第2の爪は、前記第1の爪に対して近付く又は離れる方向に前記駆動部により移動可能であり、
    前記第1の爪及び前記第2の爪はそれぞれ、前記第1の爪と前記第2の爪を近付く方向に移動させることで第1のワークをその外側から把持する対向する内側面と、前記第1の爪と前記第2の爪を離れる方向に移動させることで前記第2のワークをその内側から把持する外側面と、を有する
    ロボットハンド。
  2. 請求項1に記載のロボットハンドであって、
    記第1の爪及び前記第2の爪の前記外側面は、曲面に形成されており、
    前記第1の爪及び前記第2の爪の前記内側面は、平面に形成されている
    ロボットハンド。
  3. 請求項1に記載のロボットハンドであって、
    前記第1の爪及び前記第2の爪の外側面の曲率半径は、前記第2のワークの中空部の内周面の曲率半径と同じ又はそれよりも小さい
    ロボットハンド。
  4. 請求項1に記載のロボットハンドであって、
    記第1の爪の先端部は、前記第2の爪の先端部よりも先にワークに接するように前記第2の爪の先端部よりも突出している
    ロボットハンド。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のロボットハンドであって、
    前記ロボットアームの先端部に固定され、前記ベースをスライド移動可能に保持する駆動部
    を備えるロボットハンド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のロボットハンドであって、
    前記第1の爪は、前記ベースに対して着脱交換可能であり、
    前記第2の爪は、前記駆動部に対して着脱交換可能である
    ロボットハンド。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のロボットハンドであって、
    前記第1の爪及び前記第2の爪の外側面又は前記第1の爪及び前記第2の爪の内側面の少なくとも一方に設けられた滑り止め
    を備えるロボットハンド。
  8. ロボットアームと前記ロボットアームに装着されたロボットハンドを備えるロボットであって、
    前記ロボットハンドは、
    前記ロボットアームの先端部に固定されるベースと、
    前記ベースに固定された棒状の第1の爪と、
    前記ベースに設けられた駆動部と、
    前記駆動部に固定され前記第1の爪に略平行に配置された棒状の第2の爪と、
    前記ベースに設けられ前記第1の爪の先端よりも後方に配置された、第2のワークを押圧するための板部材と、を備え、
    前記第2の爪は、前記第1の爪に対して近付く又は離れる方向に前記駆動部により移動可能であり、
    前記第1の爪及び前記第2の爪はそれぞれ、前記第1の爪と前記第2の爪を近付く方向に移動させることで第1のワークをその外側から把持する対向する内側面と、前記第1の爪と前記第2の爪を離れる方向に移動させることで前記第2のワークをその内側から把持する外側面と、を有する
    ロボット。
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