JP6694134B2 - 光化学電極 - Google Patents

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Description

本発明は、人工光合成に使用可能な光化学電極に関する。
地球温暖化が認知されて以来、産業活動に伴って大気中に排出される二酸化炭素を如何に削減するかが重要な課題となっている。
大気中の二酸化炭素を減少させる方法として、人工光合成の技術が、近年、注目を集めている。人工光合成の技術では、太陽光のエネルギーによって水の酸化を行いつつ、水の酸化によって得られた電子とプロトンとを利用して二酸化炭素を還元する。二酸化炭素の還元により有機化合物が得られる。例えば、電解液の入った槽中で、アノードに置いた光励起材料に太陽光を照射することで水の酸化を行い、電子とプロトンとを発生させる。そして、発生した電子とプロトンとをカソードに置いた還元触媒に送り、二酸化炭素と反応させることで、ギ酸などの有機化合物を生成する。
人工光合成のアノードにおいては、通常、一段階励起型又は二段階励起型で水の酸化が行われる。
二段階励起型の反応の一例は、図1に示すように行われる。図1に示すように、二段階励起型材料を用いた水の酸化分解は、電子供与体及び電子受容体として働く再生可能な電子伝達剤の存在下で、酸素生成材料及び水素生成材料を光励起させることにより行われる。用いる酸素生成材料及び水素生成材料は、一段階励起型のように、バンド構造にH/Hの酸化還元電位とO/HOの酸化還元電位とを挟む必要が無く、どちらか一方の反応に十分なポテンシャルを有していればよい。そのため、二段階励起型の反応に用いる酸素生成材料及び水素生成材料には、バンドギャップを狭くし、太陽光エネルギーを有効利用できる可能性がある。その際、水素生成材料のバンドギャップの価電子帯上端が酸素生成材料のバンドギャップの伝導帯下端より貴である必要がある。
しかし、二段階励起型の反応に用いる酸素生成材料及び水素生成材料の間の抵抗は一般的に高いため、酸素生成材料で生成した電子を水素生成材料に到達する効率が低いという問題がある。
そこで、液固相法を用いて、酸素生成材料粒子と水素生成材料粒子とを隣接させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この提案の技術では、酸素生成材料粒子と水素生成材料粒子とを隣接させた所定の構造を得るための制御が難しく、かつ製造が容易ではないという問題がある。
特開2013−180245号公報
本発明は、酸素生成材料と水素生成材料との間の抵抗が低く、更に製造が容易な光化学電極を提供することを目的とする。
一つの態様では、光化学電極は、
価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にO/HOの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する酸素生成光励起材料から構成され、板状である第1の板状体と、
価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にH/Hの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する水素生成光励起材料から構成され、板状である第2の板状体と、
前記第1の板状体と前記第2の板状体とを電気的に接続する導電体と、
を有する。
一つの側面では、酸素生成材料と水素生成材料との間の抵抗が低く、更に製造が容易な光化学電極を提供できる。
図1は、二段階励起型の反応の説明図である。 図2は、一般的な光励起材料のバンド構造を示す図である。 図3は、開示の光化学電極の一例の上面模式図である。 図4は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。 図5は、図4のA−A断面の一例の模式図である。 図6は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。 図7は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。 図8は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。 図9は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。 図10は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。 図11は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。 図12は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。 図13は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。 図14は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。 図15は、実施例1の光化学電極の上面模式図である。 図16は、実施例1の光化学電極1−Aにおける図15のA−A断面の模式図である。 図17は、実施例1の光化学電極1−Bにおける図15のA−A断面の模式図である。 図18は、実施例2の光化学電極の断面模式図である。
(光化学電極)
開示の光化学電極は、第1の板状体と、第2の板状体と、導電体とを有し、更に必要に応じてその他の部材を有する。
<第1の板状体>
前記第1の板状体は、酸素生成光励起材料の板状体である。
前記第1の板状体の面の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多角形、円形、楕円形などが挙げられる。前記多角形としては、例えば、四角形などが挙げられる。前記四角形としては、例えば、長方形などが挙げられる。
前記第1の板状体の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第1の板状体の面部分の面積としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1mm〜100mmなどが挙げられる。
前記第1の板状体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0.01mm〜1.0mmなどが挙げられる。
前記第1の板状体は、前記第1の板状体の面部分に溝を有することが好ましい。そうすることにより、表面積が増加し、水の酸素への酸化の効率が向上する。
前記溝の形状、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記光化学電極が有する前記第1の板状体は、一つであってもよいし、複数であってもよい。
<<酸素生成光励起材料>>
前記酸素生成光励起材料においては、価電子帯の上端(VBM;Valence Band Maximum)と伝導帯の下端(CBM;Conduction Band Minimum)との間にO/HOの酸化還元電位がある。
前記酸素生成光励起材料は、特定の範囲の波長の光を吸収して電子が励起する材料である。
一般的に知られている光励起材料は、図2に示すようなバンド構造を有する。
ここで、−5.73eV(vs VAC)は、真空準位におけるO/HOの酸化還元電位を表す。
−4.5eV(vs VAC)は、真空準位におけるH/Hの酸化還元電位を表す。
前記酸素生成光励起材料としては、例えば、WO、SnO、Fe、TiO、BiVO、SrTiO、BaTiOなどが挙げられる。
前記酸素生成光励起材料のバンドギャップとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、可視光で光励起反応が行われる点から、1.8eV〜3.0eVが好ましく、1.8eV〜2.5eVがより好ましい。
バンドギャップは、例えば、分光光度計(V−650、日本分光株式会社製)を用いて計算できる。
はじめに、各波長λに対して反射率R(%)を測定し、拡散反射スペクトルを得る。測定時のスキャン速度は200nm/分とする。
次に、反射率測定から取得した拡散反射スペクトルに対してKubelka−Munkの式を用いて、クベルカムンク関数F(R)を算出する。反射率R(%)と、クベルカムンク関数F(R)との関係式は、次の式で表される。
F(R)=(1−R)/(2R)
バンドギャップを求める際、TaucやDavis,Mottらが提案した関係式があり、以下に示す。
(hνα)(1/n)=A(hν−Eg) ・・・式(1)
h:プランク定数
ν:振動数
α:吸光係数
Eg:バンドギャップ
A:比例定数
n:試料の遷移の種類により決定する値
直接許容遷移 n=1/2
間接許容遷移 n=2
吸光係数αをKubelka−Munc関数F(R)に置き換えると、上記式(1)は下記の通りとなる。
(hνF(R))(1/n)=A(hν−Eg)
なお、hν(eV)と波長λ(nm)との間には、hν=1239.7/λの関係がある。
以上の結果から、横軸をhνとし、縦軸を(hνF(R))(直接許容遷移)又は(hνF(R))(1/2)(間接許容遷移)とするグラフを作成し、そのグラフにおける変曲点に接線を引いた場合に、横軸と接線との交点が、バンドギャップとなる。
前記第1の板状体の作製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、物理蒸着法、化学蒸着法などが挙げられる。前記物理蒸着法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法などが挙げられる。
<第2の板状体>
前記第2の板状体は、水素生成光励起材料の板状体である。
前記第2の板状体の面の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多角形、円形、楕円形などが挙げられる。前記多角形としては、例えば、四角形などが挙げられる。前記四角形としては、例えば、長方形などが挙げられる。
前記第2の板状体の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記第2の板状体の面部分の面積としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1mm〜100mmなどが挙げられる。
前記第2の板状体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、0.01mm〜1.0mmなどが挙げられる。
前記第2の板状体は、前記第2の板状体の面部分に溝を有することが好ましい。そうすることにより、表面積が増加し、プロトン(H)の水素への還元の効率が向上する。
前記溝の形状、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記光化学電極が有する前記第2の板状体は、一つであってもよいし、複数であってもよい。
<<水素生成光励起材料>>
前記水素生成光励起材料においては、価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にH/Hの酸化還元電位がある。
前記水素生成光励起材料は、特定の範囲の波長の光を吸収して電子が励起する材料である。
なお、二段階励起を達成するために、前記水素生成光励起材料の価電子帯の上端は、前記酸素生成光励起材料の伝導帯の下端より貴である必要がある。
前記水素生成光励起材料としては、例えば、GaP、CdSe、CdS、CuAlOなどが挙げられる。
前記水素生成光励起材料のバンドギャップとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、可視光で光励起反応が行われる点から、1.8eV〜3.0eVが好ましく、1.8eV〜2.5eVがより好ましい。
前記第2の板状体の作製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、物理蒸着法、化学蒸着法などが挙げられる。前記物理蒸着法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法などが挙げられる。
<導電体>
前記導電体は、前記第1の板状体と前記第2の板状体とを電気的に接続する。
前記導電体の材質としては、導電性を有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、タンタル(Ta)、ビスマス(Bi)、鉛(Pb)、インジウム(In)、錫(Sn)、亜鉛(Zn)、チタン(Ti)、もしくはアルミニウム(Al)、またはこれらから選択された2以上の金属種からなる合金などが挙げられる。更には、カーボンナノチューブ、グラフェン等のナノカーボン系材料であってもよい。
前記導電体の材質としては、透明導電材料であることが好ましい。前記透明導電材料としては、例えば、スズドープ酸化インジウム(ITO)、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、酸化亜鉛、酸化インジウム(In)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)、酸化スズ、酸化亜鉛−酸化スズ系、酸化インジウム−酸化スズ系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物等が挙げられる。これらの中でも、導電性及び透光性が特に高い点で、フッ素ドープ酸化錫(FTO)が好ましい。
前記導電体の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、板状体、糸状体などが挙げられる。
前記導電体の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
ここで、図を用いて、開示の光化学電極の一例を説明する。
図3は、開示の光化学電極の一例の上面模式図である。
図3の光化学電極は、複数の第1の板状体1と、複数の第2の板状体2と、複数の導電体3とを有する。一つの第1の板状体1と、一つの第2の板状体2とは、一つの導電体3により電気的に接続されている。図3の光化学電極において、更に、複数の第1の板状体1同士は、第2の導電体4Aにより電気的に接続されている。更に、複数の第2の板状体2同士は、第3の導電体4Bにより電気的に接続されている。
第1の板状体1は、酸素生成光励起材料から構成される。
第2の板状体2は、水素生成光励起材料から構成される。
図3の光化学電極に光が照射されると、第1の板状体1の酸素生成光励起材料では、電子(e)と、正孔(h)とが生成する。正孔により、周囲の水が酸化され、酸素を生成する。その際、電子が生成する。水の酸化は以下の式(1)で表される。
O + 2h → 2H + 1/2O ・・・式(1)
生成した電子は、導電体3を介して、第2の板状体2に供給される。
第2の板状体2の水素生成光励起材料では、光が照射されたことにより、電子(e)と、正孔(h)とを生成する。生成した電子は、プロトン(H)をHに還元する。プロトンの還元は以下の式(2)で表される。一方、正孔は、導電体3を介して第2の板状体2に供給された電子と一緒になって消滅する(再結合)。
+ e → 1/2H ・・・式(2)
式(1)と式(2)とをまとめると、以下の式(3)のようになり、光化学電極全体では、式(3)の現象が観察される。すなわち、水が分解し、水素と酸素とを生じる。
O → H + 1/2O ・・・式(3)
ここで、通常は、酸素生成光励起材料と、水素生成光励起材料との間の抵抗は高い。しかし、開示の光化学電極では、酸素生成光励起材料と、水素生成光励起材料とを導電体を介して接続していることにより、酸素生成光励起材料と、水素生成光励起材料との間の抵抗を低くできる。また、酸素生成光励起材料と、水素生成光励起材料とは、それぞれ板状体により構成されている。板状体は、物理蒸着法、化学蒸着法などの方法で簡単に作製できる上に、導電体との接続も容易である。そのため、開示の光化学電極は、かかる構造を容易に造ることができ、その構造を得るための制御も簡単である。
なお、第2の導電体4A、及び第3の導電体4Bがあることにより、各部分で発生した光電流を一か所に集めることが可能となる。
図4は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。
図4の光化学電極では、基板5の一の面上に図3に示す構造が配されている。
図4の光化学電極では、基板5上に、第1の板状体1、第2の板状体2、導電体3、第2の導電体4A、及び第3の導電体4Bをそれぞれ独立に、物理蒸着法と、フォトリソグラフィー法とを組み合わせて、簡単に作製することができる。なお、導電体3、第2の導電体4A、及び第3の導電体4Bは、同じ材質の場合には、同時に作製することもできる。
図5は、図4のA−A断面の一例の模式図である。
図5の模式図では、基板5上に、第1の板状体1が基板5に接して配されている。この一例では、不図示であるが、導電体3、及び第2の板状体2も、基板5に接して配されている。
図6は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。
図6の模式図では、基板5上に、第1の板状体1が、導電体3を介して配されている。この一例では、不図示であるが、第2の板状体2も、導電体3を介して、基板5上に配されている。
図7は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。
図7の模式図では、基板5上に、第4の導電体6が形成されており、第4の導電体6上に、第1の板状体5が、第4の導電体6に接して配されている。この一例では、不図示であるが、導電体3、及び第2の板状体2も、第4の導電体6に接して配されている。
図8は、図4のA−A断面の他の一例の模式図である。
図8の模式図では、基板5上に、第1の板状体1が基板5に接して配されている。この一例では、不図示であるが、導電体3、及び第2の板状体2も、基板5に接して配されている。また、第1の板状体1の面には溝が形成されている。この一例では、不図示であるが、第2の板状体2の面にも溝が形成されている。第1の板状体1の面に溝が形成されていることにより、表面積が大きくなり、水の酸素への酸化の効率が向上する。第2の板状体2の面に溝が形成されていることにより、表面積が大きくなり、プロトンの水素への還元の効率が向上する。
図9は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。
図9の光化学電極では、第1の板状体1を構成する酸素生成光励起材料の光電流密度が、第2の板状体2を構成する水素生成光励起材料の光電流密度よりも小さい。
ここで、開示の光化学電極では、第1の板状体1における光電効果と、第2の板状体2における光電効果とのうち、光電流が少ないほうが、前記式(3)の反応を律速する。
そこで、図9の光化学電極では、第1の板状体1の面の面積を、第2の板状体2の面の面積よりも大きくしている。そうすることにより、前記式(3)の反応(すなわち水の分解、並びに酸素、及び水素の生成)を効率的に行うことができる。
図10は、開示の光化学電極の他の一例の上面模式図である。
図10の光化学電極では、第2の板状体2を構成する水素生成光励起材料の光電流密度が、第1の板状体1を構成する酸素生成光励起材料の光電流密度よりも小さい。
そこで、図10の光化学電極では、第2の板状体2の面の面積を、第1の板状体1の面の面積よりも大きくしている。そうすることにより、前記式(3)の反応(すなわち水の分解、並びに酸素、及び水素の生成)を効率的に行うことができる。
図11は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。
図11の光化学電極では、基板5上に、第1の板状体1と、板状の導電体3と、第2の板状体2とが、この順で積層されている。第1の板状体1と、第2の板状体2とは、導電体3を介して電気的に接続されている。
図12は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。
図12の光化学電極では、基板5上に、第4の導電体6が形成されており、第4の導電体6上に、第1の板状体1と、板状の導電体3と、第2の板状体2とが、この順で積層されている。複数の第2の板状体2は、第5の導電体4Cにより電気的に接続されている。
図11及び図12の光化学電極では、基板5は例えばガラス基板であり、図12の光化学電極では、第4の導電体6及び第5の導電体4Cは透明導電体である。そして、光は、上方、及び下方の両方から照射される。そうすることにより、第1の板状体1、及び第2の板状体2の両方に光が照射される。
図13は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。
図13の光化学電極では、基板5上に、第1の板状体1と、板状の導電体3と、第2の板状体2とが、この順で積層されている。
図13の光化学電極では、第1の板状体1を構成する酸素生成光励起材料の光電流密度が、第2の板状体2を構成する水素生成光励起材料の光電流密度よりも小さい。
そこで、図13の光化学電極では、第1の板状体1の面の面積を、第2の板状体2の面の面積よりも大きくしている。そうすることにより、前記式(3)の反応(すなわち水の分解、並びに酸素、及び水素の生成)を効率的に行うことができる。
図14は、開示の光化学電極の他の一例の断面模式図である。
図14の光化学電極では、基板5上に、第2の板状体2と、板状の導電体3と、第1の板状体1とが、この順で積層されている。
図14の光化学電極では、第2の板状体2を構成する水素生成光励起材料の光電流密度が、第1の板状体1を構成する酸素生成光励起材料の光電流密度よりも小さい。
そこで、図14の光化学電極では、第2の板状体2の面の面積を、第1の板状体1の面の面積よりも大きくしている。そうすることにより、前記式(3)の反応(すなわち水の分解、並びに酸素、及び水素の生成)を効率的に行うことができる。
<用途例>
前記光化学電極は、人工光合成を行う二酸化炭素還元装置のアノードに使用するアノード電極として有用である。
前記二酸化炭素還元装置は、アノード電極である前記光化学電極と、プロトン透過膜と、カソード電極とをこの順で有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
<光化学電極の作製>
以下の材料を用いて、図15に示す光化学電極を作製した。
・基板:第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5
・酸素生成光励起材料:WO
・水素生成光励起材料:GaP
・導電体3:金
・第2の導電体4A:金
・第3の導電体4B:金
まず、第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5のFTO膜上に、WOをスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、幅2mm、長さ10mm、厚み0.5mmの第1の板状体1を、図15に示すような配置で3つ作製した。
続いて、第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5のFTO膜上に、GaPをスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、幅2mm、長さ10mm、厚み0.5mmの第2の板状体2を、図15に示すような配置で3つ作製した。第1の板状体1と、第2の板状体との間隔は4mmとした。
続いて、第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5のFTO膜上に、金を真空蒸着法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、幅1mm、長さ4mm、厚み0.004mmの3つの導電体3と、幅1mm、厚み0.004mmの第2の導電体4Aと、幅1mm、厚み0.004mmの第3の導電体4Bとを、図15に示すような配置で3つ作製し、光化学電極1−Aを得た。光化学電極1−Aの断面模式図を図16に示す。
<溝の形成>
続いて、光化学電極1−Aの第1の板状体1、及び第2の板状体2の表面の長さ方向に、図17に示すような、幅0.6mmの溝を形成し、光化学電極1−Bを得た。
溝の形成方法は以下のとおりである。
溝を形成する箇所以外の箇所にマスク材料を配した後に、フッ化水素酸を用いたエッチングを行った。
<ガス発生の確認>
作製した光化学電極1−A及び1−Bをそれぞれ、20〜25℃、30〜70%RHの密閉環境下に置いた。そして、光化学電極の上面から、疑似太陽光AM−1.5(朝日分光製、ソーラーシミュレータ、HAL−320)を100mW/cmで照射して、H、Oの発生量を調べた。H、Oの発生は、ガスクロマトグラフィ(島津製作所製、Tracera)を用いて確認した。
その結果、以下のとおり、ガスの発生を確認した。
・光化学電極1−A:
:3.2μmol/m/h
:1.5μmol/m/h
・光化学電極1−B:
:3.6μmol/m/h
:1.8μmol/m/h
光化学電極1−A、及び1−Bともに、ガスの発生が確認でき、第1の板状体である酸素生成光励起材料と、第2の板状体である水素生成光励起材料とが、低抵抗で接続されていることが確認できた。
また、第1の板状体、及び第2の板状体に溝を形成したほうが、水の分解、酸素及び水素の生成の効率が向上した。
<電流測定>
作製した光化学電極1−A及び1−Bそれぞれについて、光照射によって発生する電流を測定した。
作製した光化学電極1−A及び1−Bをそれぞれ、1MのKNO水溶液に浸漬させた。そして、光化学電極の上面から、疑似太陽光AM−1.5(朝日分光製、ソーラーシミュレータ、HAL−320)を100mW/cmで照射して、発生する電流を測定した。
電流の測定は、ポテンショスタット(東陽テクニカ製、SI1280B)を用い、参照電極、作用電極、対極を設置して電流値を評価した。
その結果、以下のとおり、電流の発生を確認した。
・光化学電極1−A(1.23V):0.9×10−6
・光化学電極1−B(1.23V):2.6×10−6
(実施例2)
<光化学電極の作製>
以下の材料を用いて、図18に示す光化学電極を作製した。
・基板:第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5
・酸素生成光励起材料:WO
・水素生成光励起材料:GaP
・導電体3:金
・第5の導電体4C:透明導電材料
まず、第4の導電体6としてのFTO膜が形成されたガラス製の基板5のFTO膜上に、WOをスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、10mm×10mm、厚み0.005mmの第1の板状体1を、図18に示すような配置で4つ作製した。
続いて、金を真空蒸着法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、4mm×4mm、厚み0.004mmの導電体3を、4つの第1の板状体1上にそれぞれ作製した。
続いて、GaPをスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングすることで、4mm×4mm、厚み0.005mmの第2の板状体2を、4つの導電体3上にそれぞれ作製した。
続いて、隙間に透明樹脂を埋めて、2つの第2の板状体2間をまたぐように、透明導電材料をスパッタリング法により4μmにより形成し、第5の導電体4Cを作製した。
以上により、光化学電極を得た。
<ガスの発生の確認>
作製した光化学電極を、20〜25℃、30〜70%RHの密閉環境下に置いた。そして、光化学電極の上面及び下面から、疑似太陽光AM−1.5(朝日分光製、ソーラーシミュレータ、HAL−320)を100mW/cmで照射して、H、Oの発生量を調べた。H、Oの発生は、ガスクロマトグラフィ(島津製作所製、Tracera)を用いて確認した。
その結果、以下のとおり、ガスの発生を確認した。
・H:1.8μmol/m/h
・O:0.8μmol/m/h
<電流測定>
作製した光化学電極について、光照射によって発生する電流を測定した。
作製した光化学電極をそれぞれ、1MのKNO水溶液に浸漬させた。そして、光化学電極の上面及び下面から、疑似太陽光AM−1.5(朝日分光製、ソーラーシミュレータ、HAL−320)を100mW/cmで照射して、発生する電流を測定した。
電流の測定は、ポテンショスタット(東陽テクニカ製、SI1280B)を用い、参照電極、作用電極、対極を設置して電流値を評価した。
その結果、2.2×10−6A(1.23V)の電流の発生を確認した。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にO/HOの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する酸素生成光励起材料から構成され、板状である第1の板状体と、
価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にH/Hの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する水素生成光励起材料から構成され、板状である第2の板状体と、
前記第1の板状体と前記第2の板状体とを電気的に接続する導電体と、
を有することを特徴とする光化学電極。
(付記2)
前記第1の板状体と前記第2の板状体とが、同一面上に配されている付記1に記載の光化学電極。
(付記3)
前記第1の板状体が溝を有し、前記第2の板状体が溝を有する付記2に記載の光化学電極。
(付記4)
前記第1の板状体と前記第2の板状体とが、板状である前記導電体を介在して積層されている付記1に記載の光化学電極。
(付記5)
前記第1の板状体を構成する前記酸素生成光励起材料の光電流密度が、前記第2の板状体を構成する前記水素生成光励起材料の光電流密度よりも小さく、
前記第1の板状体の面の面積が、前記第2の板状体の面の面積よりも大きい、
付記1から4のいずれかに記載の光化学電極。
(付記6)
前記第2の板状体を構成する前記水素生成光励起材料の光電流密度が、前記第1の板状体を構成する前記酸素生成光励起材料の光電流密度よりも小さく、
前記第2の板状体の面の面積が、前記第1の板状体の面の面積よりも大きい、
付記1から4のいずれかに記載の光化学電極。
1 第1の板状体
2 第2の板状体
3 導電体
4A 第2の導電体
4B 第3の導電体
4C 第5の導電体
5 基板
6 第4の導電体

Claims (3)

  1. 価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にO/HOの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する酸素生成光励起材料から構成され、板状である複数の第1の板状体と、
    価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にH/Hの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する水素生成光励起材料から構成され、板状である複数の第2の板状体と、
    複数の導電体と、
    を有し、
    複数の前記第1の板状体の各々と複数の前記第2の板状体の各々とが、複数の前記導電体の何れかを介して相互に電気的に接続されており、
    複数の前記第1の板状体及び複数の前記第2の板状体の少なくとも一方が、第2の導電体により相互に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光化学電極。
  2. 価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にO /H Oの酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する酸素生成光励起材料から構成され、板状である第1の板状体と、
    価電子帯の上端と伝導帯の下端との間にH /H の酸化還元電位があり、かつ光を吸収して励起する水素生成光励起材料から構成され、板状である第2の板状体と、
    前記第1の板状体と前記第2の板状体とを電気的に接続する導電体と、
    を有し、
    前記第1の板状体と前記第2の板状体とが、同一面上に配されていることを特徴とする光化学電極。
  3. 複数の前記第1の板状体の各々複数の前記第2の板状体の各々とが、板状である複数の前記導電体の何れかを介在して積層され、かつ相互に電気的に接続されている請求項1に記載の光化学電極。
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