JP6694021B2 - 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法 - Google Patents

発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6694021B2
JP6694021B2 JP2018151501A JP2018151501A JP6694021B2 JP 6694021 B2 JP6694021 B2 JP 6694021B2 JP 2018151501 A JP2018151501 A JP 2018151501A JP 2018151501 A JP2018151501 A JP 2018151501A JP 6694021 B2 JP6694021 B2 JP 6694021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
inner mold
breathable
foam molding
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018151501A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020026074A (ja
Inventor
ウェイカイ シュウ
ウェイカイ シュウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsui Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsui Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsui Manufacturing Co Ltd filed Critical Matsui Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2018151501A priority Critical patent/JP6694021B2/ja
Priority to TW107133586A priority patent/TWI716738B/zh
Priority to CN201811219603.5A priority patent/CN109605645B/zh
Publication of JP2020026074A publication Critical patent/JP2020026074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6694021B2 publication Critical patent/JP6694021B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/04Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities
    • B29C44/0415Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles consisting of at least two parts of chemically or physically different materials, e.g. having different densities by regulating the pressure of the material during or after filling of the mould, e.g. by local venting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/58Moulds

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

本発明は、発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法に関する。
射出成形はプラスチックの加工法の一つである。一般的なプラスチック成形の他に、発泡体の軽量、断熱性などの特徴を活かすべく、発泡性プラスチックを成形して多孔質プラスチックを得る発泡成形も用いられている。また、金属製品の加工法として、射出成形(プラスチック射出成形)と金属粉末冶金を組み合わせた製造技術である金属射出成形がある。
特許文献1には、金属射出成形の過程において、金型のキャビティ内に所定の圧力を有する逆圧ガスを供給してグリーン体にあてることにより、グリーン体の密度を高め、金属材料が推進されて射出される際に強靭になり、金属粉末を材料中でより均一にすることができる金属射出方法が開示されている。
特許第6316866号公報
発泡成形の一つである射出発泡成形において、金型に発泡剤を含んだプラスチック溶液を注入する場合、キャビティの形状により、密閉した金型でも注入時圧力が低下し、発泡が進みながらプラスチック溶液が注入される。このため、先に発泡した部分の気泡が大きくなり、成形品内の気泡を所要の大きさにすることができない。そこで、特許文献1のような逆圧ガスをキャビティ内に供給して注入時圧力の低下を抑制することが考えられる。しかし、注入されたプラスチック溶液によってキャビティの一部が閉塞され、十分な逆圧を維持することができず、成形品内の気泡を所要の大きさにすることができない。キャビティの形状が複雑になると一層気泡の大きさを制御することが困難になる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、所要の気泡を得ることができる発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法を提供することを目的とする。
本発明に係る発泡成形システムは、金型装置と、材料供給機と、対抗圧力供給装置とを備え、前記金型装置は、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型とを備え、前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、前記材料供給機は、発泡成分を含む樹脂を前記内側金型のキャビティ内に充填し、前記対抗圧力供給装置は、前記キャビティ内に樹脂を充填する場合、前記内側金型を通じて前記キャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給する。
本発明に係る金型は、発泡成形に用いる金型であって、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型とを備え、前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してある。
本発明に係る材料供給機は、発泡成形に用いる材料供給機であって、通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体が供給された状態で前記キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填し、前記キャビティ内を減圧し大気圧にした状態で成形品を取り出す。
本発明に係る発泡成形方法は、通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給し、前記内側金型を通じて前記キャビティ内に流体が供給された状態で発泡成分を含む樹脂を前記キャビティ内に充填する。
本発明によれば、所要の気泡を得ることができる。
本実施の形態の発泡成形システムの構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態の金型装置の正面側の要部構成の第1例を示す模式図である。 本実施の形態の金型装置の側面側の要部構成の第1例を示す模式図である。 本実施の形態の内側金型の構成の一例を示す外観斜視図である。 本実施の形態の発泡成形システムの動作の第1例を示すタイムチャートである。 比較例としての金型を用いた場合の気泡の発生・成長の様子の一例を示す模式図である。 本実施の形態の金型を用いた場合の気泡の発生・成長の様子の一例を示す模式図である。 本実施の形態の金型装置の正面側の要部構成の第2例を示す模式図である。 本実施の形態の発泡成形システムの動作の第2例を示すタイムチャートである。 本実施の形態の発泡成形システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の発泡成形システム100の構成の一例を示す模式図である。発泡成形システム100は、金型装置50、材料供給装置としての成形機30、対抗圧力供給装置60などを備える。また、発泡成形システム100は、さらに、高温用温度調節装置10、低温用温度調節装置20、超臨界装置40、及び制御装置70を備える。
金型装置50は、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型51、及び通気性のない金属製であって内側金型51を覆う外側金型52などを備える。通気性金属は、微小な気孔が無数にあいている金属材料(多孔質金属を含む)であり通気性を有する。なお、通気性金属は、金属材料に微小な気孔が予め設けられている場合だけでなく、微小な気孔を加工によって形成する場合も含む。気孔の平均径(例えば、数十μm)、気孔率は適宜設定することができる。内側金型51は、通気性金属に限定されるものではなく、通気性があるセラミックのような無機化合物を加熱処理し焼き固めた焼結体(成形体)でもよい。また、内側金型51が通気性金属である場合、通気性金属の表面に通気性セラミックをコーティングしてもよい。以下では、内側金型51が通気性金属であるとして説明する。内側金型51と外側金型52とは、はめ込み構造又は一体構造で構成することができる。内側金型51と外側金型52とを纏めて金型と称する。内側金型51は、例えば、金属3Dプリンタを用いて、金属粉末をレーザ光により焼結させて通気性のある多孔質の金型として製作することができる。内側金型51は、通気性金属素材を加工して製作してもよい。金型の詳細は後述する。
成形機30は、発泡成分(例えば、発泡剤)を含む樹脂を内側金型51のキャビティ501内に充填することができる。発泡成形には、溶解したガスから気泡を発生させる物理的方法と、分散させた発泡成分の熱分解や化学反応によって気泡を発生させる化学的方法がある。本実施の形態の発泡成形は、物理的方法及び化学的方法の両方を含むが、以下では、物理的方法(超臨界発泡)を例に挙げて説明する。
超臨界装置40は、臨界発泡ユニット41、タンク42、圧縮機(不図示)などを備える。タンク42には、発泡成形の発泡成分として用いられる窒素又は二酸化炭素のいずれか一方が収容されている。臨界発泡ユニット41は、窒素又は二酸化炭素を加圧して超臨界流体とするとともに、所要の流量で配管45を通じて成形機30の超臨界流体注入部46に送り出す。配管45には、電磁弁43、圧力センサ44が設けられている。なお、窒素の臨界圧力は、例えば、3.39MPaであり、臨界温度は126K(−147.0℃)である。また、二酸化炭素の臨界圧力は7.37MPaであり、臨界温度は304.2K(31.1℃)である。超臨界流体を発泡成分として用いることにより、樹脂に添加する場合に気体に比べて注入量を正確に計量することができる。また、超臨界状態となっているため、高圧となっており、大量の発泡成分を樹脂に溶解させることができる。
臨界発泡ユニット41から送り出された超臨界流体は、成形機30のバレル33内圧力に応じた圧力に調整され、所定の時間だけ成形機30に注入される。バレル33とスクリュー31は、超臨界流体を細かい液滴として溶融樹脂内に分散させ、その後の混合によって単一相溶解物を形成する。ノズルの先端に設けられたスプルブッシュ32は、セラミックスなどで構成され、ノズルの温度と金型の温度とを分離(断熱)することができる。
物理的方法(物理発泡)は、高圧下で樹脂に超臨界流体を溶解させ、圧力低下によって溶解度を低下させることによって多数の気泡が発生・成長する。気泡は、例えば、金型内の樹脂が冷却固化することで成長が止まる。超臨界流体は、液体と気体の両方の性質を併せ持った状態の物体(流体)をいう。これにより、微細(例えば、気泡径が数μm以下)な気泡を有する成形品を得ることができる。以下では、超臨界流体として気体を例に挙げて説明するが、超臨界流体は気体に限定されるものではなく、液体でもよい。
対抗圧力供給装置60は、ガスポンプ61、タンク62、ガスコンプレッサ(不図示)などを備える。タンク62は、空気、窒素ガス、炭酸ガス、及びアルゴンガスを含む不活性ガスのいずれか一つを収容する。なお、超臨界流体として液体を用いる場合には、水又はアルコールなどを用いればよい。不活性ガスを用いると成形品の酸化を防止することができる。対抗圧力供給装置60と金型(具体的には、内側金型51)との間には、配管64を接続してある。配管64には、切替弁63、圧力センサ65が設けられている。
対抗圧力供給装置60は、キャビティ501内に樹脂(単一相溶解物)が充填される場合に、配管64、内側金型51を通じてキャビティ501内に対抗圧力を有する気体(「カウンタープレッシャーガス」ともいう)を供給し、キャビティ501内に樹脂が充填された後に発泡を制御すべく減圧する。対抗圧力は、例えば、超臨界流体の臨界圧力付近の圧力(臨界圧力以上でも以下でもよい)であって、射出圧力よりも低い圧力とすることができる。対抗圧力供給装置60から供給される対抗圧力を有する気体は、通気性金属(例えば、多孔質)の内側金型51の無数の気孔を通じてキャビティ501内に面状に供給される。
これにより、注入された樹脂によってキャビティ501が複数の閉塞空間に分離されたとしても、それぞれの閉塞空間には、内側金型51の無数の気孔から気体が面状に供給されるので、それぞれの閉塞空間の圧力を対抗圧力に維持することができ、キャビティ内の圧力を適切な値に制御することができる。これにより、先に発泡した部分の気泡が大きくなることを抑制することができ、気泡の大きさを均一化することができる。なお、冷却によって樹脂が固化すると、気泡の成長は停止する。このように、キャビティ内の圧力を制御することにより、所要の大きさの気泡を有する成形品を得ることができる。
外側金型52の雄側と雌側それぞれには、分岐した送媒管13と、分岐した返媒管23とが接続されている。送媒管13は、さらに中途で分岐し、分岐した一方の送媒管13は、電磁弁11を介して高温用温度調節装置10に接続され、分岐した他方の送媒管13は、電磁弁21を介して低温用温度調節装置20に接続されている。また、返媒管23は、さらに中途で分岐し、分岐した一方の返媒管23は、電磁弁12を介して高温用温度調節装置10に接続され、分岐した他方の返媒管23は、電磁弁22を介して低温用温度調節装置20に接続されている。また、金型には、温度センサ53、圧力センサ54が設けられている。
制御装置70は、発泡成形システム100の動作を制御する装置であり、温度取得部71、圧力取得部72、弁開閉制御部73、成形機制御部74、対抗圧力制御部75、及び超臨界制御部76を備える。なお、制御装置70は、複数の分離した装置で構成してもよい。なお、図1において、二点鎖線で示すラインは、制御装置70との間の通信線(制御線)の一部を示す。
温度取得部71は、温度センサ53で検出した温度データを取得することができる。
圧力取得部72は、圧力センサ44、65、54で検出した圧力データを取得することができる。
弁開閉制御部73は、電磁弁11、12、21、22、43、切換弁(3方向切換弁)63の開閉を制御することができる。
成形機制御部74は、型締工程、射出工程、保圧・冷却工程、計量工程、型開工程、及び取出工程の各工程において、成形機30の動作を制御することができる。
対抗圧力制御部75は、対抗圧力制御装置としての機能を有し、対抗圧力供給装置60の動作を制御することができる。具体的には、対抗圧力制御部75は、溶融樹脂の充填前に所定の圧力をかけ、充填が完了する前後から保圧・冷却工程にかけて所要時点でキャビティ501内に供給した気体の圧力を下げる(減圧する)ことができる。また、対抗圧力制御部75は、溶融樹脂を充填した後の保圧・冷却工程での溶融樹脂が冷却固化される所要時点でキャビティ501内に供給した気体の圧力を下げる(減圧する)ことができる。対抗圧力をキャビティ501内に加えることで、均一な気泡や所要の大きさの気泡を得ることができる。
超臨界制御部76は、超臨界装置40の動作を制御することができる。
次に、本実施の形態の金型(内側金型51及び外側金型52)の詳細について説明する。
図2は本実施の形態の金型装置50の正面側の要部構成の第1例を示す模式図であり、図3は本実施の形態の金型装置50の側面側の要部構成の第1例を示す模式図である。なお、図3では、便宜上、符号55で示すガスケット、符号56で示す断熱部材は省略している。内側金型51は、雌側内側金型51a及び雄側内側金型51bを有し、金型を閉じた状態(型締状態)において、溶融樹脂が充填(注入)される空間であるキャビティ501が形成される。なお、雌側内側金型51aをキャビティとも称するが、本明細書では、キャビティ501を樹脂が充填(注入)される空間して説明する。また、図2では、キャビティ501の形状を便宜上、破線で示す矩形状で表しているが、実際には成形品の形状に応じて、製品部、ゲート、ランナー、スプールなどの溶融樹脂が流れ込む流路が複雑な形状をなしている。溶融樹脂の注入は、キャビティ501内の所要の位置とすることができ、注入方向は、図2の紙面に垂直な方向とすることができる。
前述のように、内側金型51は、通気性金属である。具体的には、内側金型51の全部又は一部を通気性金属とすることができる。例えば、内側金型51のキャビティ501の形状が複雑な場合には、注入された溶融樹脂によって閉塞空間が多くできる可能性があるので、内側金型51の全部を通気性金属とすることによって、すべての閉塞空間に対抗圧力を有する気体を面状に供給することができる。ここで、面状とは、通気ピンのように点状に通気する場合に限定されないという意味である。また、キャビティ501の形状が比較的単純である場合には、注入された溶融樹脂によって生じる閉塞空間が少ないと考えられるので、閉塞空間ができる箇所に対応させて、内側金型51の一部を通気性金属とすることができる。
外側金型52は、雌側外側金型52a及び雄側外側金型52bを有し、金型を閉じた状態(型締状態)において、内側金型51を完全に覆うように形成されている。外側金型52の内側金型51の周囲には、ガスケット55を設けている。また、外側金型52を覆うように断熱部材56が設けられている。
金型装置50は、対抗圧力供給装置60から供給される気体が供給される流体配管511を備える。流体配管511は、ノズルを介して配管64に接続されている。流体配管511は、外側金型52に形成され、かつ内側金型51に連通する。これにより、対抗圧力を有する気体は、配管64、流体配管511を通じて内側金型51に供給され、内側金型51の無数の気孔を通じてキャビティ501内に面状に供給される。
金型装置50は、高温用温度調節装置10からの加熱媒体及び低温用温度調節装置20からの冷却媒体が流入する媒体配管521を備える。また、金型装置50は、加熱媒体及び冷却媒体が流出する媒体配管521を備える。媒体配管521は、ノズルを介して送媒管13に接続されている。媒体配管521は、ノズルを介して返媒管23に接続されている。媒体配管521は、外側金型52に形成されている。通気性金属の内側金型51を覆う通気性のない金属製の外側金型52に媒体配管521を形成することにより、無数の気孔に加熱媒体及び冷却媒体が入り込むことを防止して、通気性金属の内側金型51を備える金型であっても、金型の温度調節を行うことができる。
図4は本実施の形態の内側金型51の構成の一例を示す外観斜視図である。図4では、内側金型51のうち、雌側内側金型51aの外観を示し、便宜上、3つの部分に分けて図示することにより、雌側内側金型51a内の流体配管511の位置を分かるようにしている。図4に示すように、流体配管511を、雌側内側金型51aのキャビティ501の周囲に配置することができる。なお、図示していないが、雄側内側金型51b内にも流体配管511をキャビティ501に対向するように配置することができる。
内側金型51のキャビティ501の周囲に流体配管511が配置されているので、対抗圧力を有する気体は、流体配管511を通じてキャビティ501の周囲まで供給され、そこからキャビティ501内までは内側金型51の無数の気孔を通じて面状に供給されるので、キャビティ501内に対抗圧力を有する気体を確実に供給することができる。なお、図4に示すような流体配管511は、必須の構成ではない。
次に、本実施の形態の発泡成形システム100の動作について説明する。
図5は本実施の形態の発泡成形システム100の動作の第1例を示すタイムチャートである。発泡成形システム100の動作を、型締工程、射出工程、保圧・冷却工程、計量工程、型開工程、及び取出工程の各工程に分けて説明する。
型締工程では、金型が閉められ、高温用温度調節装置10用弁(電磁弁11、12)が開き(オン)し、金型は設定温度まで加熱され、設定温度が維持される。金型の温度を制御するのに高温用温度調節装置10と低温用温度調節装置20を用いている。射出時に金型を高温にすることで、スキン層の発生を遅らせ、転写性を上げることと、発泡ができる状態を保つことができる。そして冷却に切り替えて、金型内の樹脂を固化して発泡を停止することができる。セラミックをコーティングすることで、射出時断熱性がある時間確保され、スキン層の発生を軽減し、転写性を上げることができ、金型温度を低温用金型温度調節装置201台で発泡成形が可能となる。このセラミックコーティングは、キャビティ501表面全体であっても部分的であってもよい。型締工程の開始時点から所定時間が経過した時点で対抗圧力供給装置60用切替弁(切替弁63)が対抗圧力供給装置60とキャビティ501とを接続し(オン)し、対抗圧力供給装置60が配管64に接続され、キャビティ501内に対抗圧力を有する気体を供給する。これにより、キャビティ501内は対抗圧力で維持される。なお、対抗圧力は、射出圧力よりも低く、臨界圧力付近の圧力(例えば、臨界圧力以上でもよく、臨界圧力以下でもよい)であればよい。また、対抗圧力は、均一な発泡状態に制御可能な圧力に設定してもよい。更には、切替弁63を開(オン)にしたときからキャビティ501と大気と接続する閉動作(オフ)にする間、対抗圧力を一定値にしてもよく、徐々に圧力を降下させてもよく、あるいは徐々に圧力を上昇させてもよい。また、対抗圧力の昇圧と降圧を繰り返す等変動させてもよい。
射出工程では、成形機30から溶融樹脂がキャビティ501に充填(注入)される。注入された溶融樹脂によってキャビティ501が複数の閉塞空間に分離されたとしても、それぞれの閉塞空間には、内側金型51の無数の気孔から対抗圧力を有する気体が面状に供給され、キャビティ501内のそれぞれの閉塞空間の圧力を対抗圧力に維持することができ、また、圧力を適切に制御することができる。これにより、先に発泡した部分の気泡が大きくなることを抑制することができ、気泡の大きさを均一化することができる。
保圧・冷却工程では、高温用温度調節装置10用弁(電磁弁11、12)が閉じ(オフ)し、低温用温度調節装置20用弁(電磁弁21、22)が開く(オン)する。保圧・冷却固定では、キャビティ501内の圧力を維持しつつ金型が冷却される。
また、保圧・冷却工程中の所要の時点での計量工程では、次の射出のための計量が行われる。具体的には、溶融樹脂及び超臨界流体の計量が行われる。また、超臨界流体が分散された溶融樹脂を撹拌して、単一相溶解物が形成される。
保圧・冷却工程の開始時点t1から所要時間経過した時点t2において、対抗圧力供給装置60用切替弁(電磁弁63)を減圧に切り替える(オフにする)。これにより、キャビティ501内の圧力は対抗圧力から大気圧に低下する(減圧される)。溶融樹脂が冷却固化することで気泡の成長が止まる。
型開工程では、金型を開き、ガスエジェクタを起動(オン)する。具体的には、対抗圧力制御部75は、対抗圧力供給装置60から所定圧力の気体が供給されるように制御する。なお、図5では、対抗圧力供給装置60の起動は図示していない。所定圧力は、金型内で固化した成形品を金型から離脱させる程度の圧力でよい。これにより、金型から成形品を取り出すためのエジェクタピンが不要となり、エジェクタピンによる成形品の変形やエジェクタピンによる跡(成形品の表面の白化)などを防止することができる。
取出工程では、成形品が金型から取り出されたことを確認し、その後、再度、型締工程以降の各工程が繰り返される。
次に、成形品の気泡の発生・成長について説明する。
図6は比較例としての金型を用いた場合の気泡の発生・成長の様子の一例を示す模式図である。比較例としての金型150は、通気性のない金属製である。図6の左図は、金型150を閉じた状態でキャビティ1501内に逆圧ガスが供給される(符号Bの矢印で示す方向から逆圧ガスが供給される。成形機から射出される溶融樹脂は、符号Aで示す矢印のように、成形機のノズルからスプールに向かって射出される。
図6の左から2番目の図において、溶融樹脂Sがキャビティ1501内に注入され、キャビティ1501は、溶融樹脂Sで二つの空間1502、1503(図6の例では、便宜上、溶融樹脂Sより上側の閉塞空間1503と下側の空間1502の二つの空間を図示している)が生じる。空間1502では、逆圧ガスが供給されるので、空間1502内の圧力は所要値に維持される。一方、閉塞空間1503では、逆圧ガスが供給されないので、圧力低下が生じる。
図6の左から3番目の図において、圧力低下した閉塞空間1503に向かう上部の溶融樹脂S2では、圧力低下によって多数の気泡が発生・成長する。発生した気泡は、流動の進行とともにサイズが拡大し、気泡の大きさが所要の大きさ以上となる。一方、下部の溶融樹脂S1では、逆圧が維持されているので、気泡は所要の大きさとなる。
図6の右図に示すように、比較例では、成形品は、気泡が所要の大きさである部分(符号S1で示す)と気泡の大きさが所要値より大きくなり、かつ不均一となった部分(符号S2で示す)とが混在したようになり、全体としては、圧力が制御された良い発泡状態の部分と圧力が制御されていない悪い発泡状態の部分が混在し、品質上好ましくない。本実施の形態は、このような問題を解決することができる。
図7は本実施の形態の金型を用いた場合の気泡の発生・成長の様子の一例を示す模式図である。図7の左図は、金型(外側金型52及び内側金型51)を閉じた状態でキャビティ501内に対抗圧力を有する気体が供給される(符号Bの矢印で示す方向から気体が供給される。内側金型51は、無数の気孔を有するので、キャビティ501を囲む内側金型51の表面からキャビティ501内に向かって対抗圧力の気体が面状に供給される(図中、便宜上、破線の矢印で示す)。成形機30から射出される溶融樹脂は、符号Aで示す矢印のように、成形機30のノズルからスプールに向かって射出される。
図7の左から2番目の図において、溶融樹脂Sがキャビティ501内に注入され、キャビティ501は、溶融樹脂Sで二つの空間(図7の例では、便宜上、溶融樹脂Sより上側の閉塞空間と下側の空間の二つの空間を図示している)が生じる。これら二つの空間では、内側金型51の無数の気孔から対抗圧力を有する気体が供給されるので、各空間内の圧力は、対抗圧力で維持される。
図7の左から3番目の図において、上側の閉塞空間及び下側の空間に向かう溶融樹脂S1では、対抗圧力が維持されているので、気泡は所要の大きさとなる。すなわち、圧力低下によって多数の気泡が発生・成長するとともに、発生した気泡が、流動の進行とともにサイズが拡大することはない。
図7の右図に示すように、本実施の形態では、注入された溶融樹脂によってキャビティ501が複数の閉塞空間に分離されたとしても、それぞれの閉塞空間には、内側金型51の無数の気孔から気体が供給されるので、それぞれの閉塞空間の圧力を対抗圧力に維持することができ、また、圧力を適切に制御することができる。これにより、先に発泡した部分の気泡が大きくなることを抑制することができ、気泡の大きさを均一化することができる。また、キャビティ内の発泡成分を含む樹脂を充填した場合に、減圧速度又は減圧値を制御することにより、所要の大きさの気泡を有する成形品を得ることができる。
図8は本実施の形態の金型装置50の正面側の要部構成の第2例を示す模式図である。図8の例は、内側金型51を複数(図8の例では、3個)のブロックに分けた構成である点で図2の例と相違する。図8に示すように、内側金型51は、通気性のない金属製の壁571、572で区分された通気性金属の複数の内側金型ブロック515、516、517を備える。通気性金属の複数の内側金型ブロック515、516、517は、例えば、金属3Dプリンタを用いて、金属粉末をレーザ光により焼結させて金型を製作する場合、金属粉の結合状態を制御して通気性のある多孔質の金型として製作することができる。また、複数の内側金型ブロック515、516、517が通気性金属である場合、通気性金属の表面に通気性セラミックをコーティングしてもよい。
複数の内側金型ブロック515、516、517それぞれには、流体配管511a、511b、511cが連通する。3台の対抗圧力供給装置60それぞれに接続された配管64a、64b、64cは、それぞれノズルを介して流体配管511a、511b、511cに接続されている。すなわち、複数の内側金型ブロック515、516、517それぞれには、3台の対抗圧力供給装置60それぞれから対抗圧力を有する気体が供給される。
これにより、例えば、複数の内側金型ブロック515、516、517毎にキャビティ501内に溶融樹脂が充填され、冷却固化される所要時点に合わせて減圧するタイミングを変えることができる。これにより、複数の内側金型ブロック515、516、517それぞれのキャビティ501内の成形品の気泡を所要の大きさにすることができる。すなわち、成形品の所要の箇所の気泡の状態を所要の状態にすることができる。
複数の内側金型ブロック515、516、517それぞれを覆う外側金型52のそれぞれの所要の箇所には、加熱媒体及び冷却媒体が流れる媒体配管521a、521b、521cを形成してある。媒体配管521aは、ノズルを介して送媒管13a及び返媒管23aと接続され、媒体配管521bは、ノズルを介して送媒管13b及び返媒管23bと接続され、媒体配管521cは、ノズルを介して送媒管13c及び返媒管23cと接続されている。また、送媒管13a及び返媒管23aに接続される第1の高温用温度調節装置10及び低温用温度調節装置20、送媒管13b及び返媒管23bに接続される第2の高温用温度調節装置10及び低温用温度調節装置20、送媒管13c及び返媒管23cに接続される第3の高温用温度調節装置10及び低温用温度調節装置20を備えることができる。
これにより、複数の内側金型ブロック515、516、517それぞれに対応させて金型の温度を調節することができ、例えば、キャビティの形状が複雑な場合であっても、金型全体として最適な温度に調節することができる。
図9は本実施の形態の発泡成形システム100の動作の第2例を示すタイムチャートである。図9に示す第2例は、図8の第2例の構成を用いるものである。図5に例示した第1例のタイムチャートとの相違は、高温用温度調節装置10及び低温用温度調節装置20をそれぞれ3台備える点、対抗圧力供給装置60を3台備える点、及び3台の対抗圧力供給装置60の停止時点(オフ時点、図9の例では、時点t21、t22、t23)を適宜設定することができる点である。
すなわち、対抗圧力制御部75は、3台の対抗圧力供給装置60それぞれから供給される気体の圧力を制御することができる。具体的には、対抗圧力制御部75は、保圧・冷却工程での複数の内側金型ブロック515、516、517毎の溶融樹脂が冷却固化される所要時点(図9の例では、時点t21、t22、t23)で減圧することができる。これにより、複数の内側金型ブロック515、516、517毎に所要の大きさの気泡を得ることができ、成形品の所要の箇所の気泡の状態を所要の状態にすることができる。
図10は本実施の形態の発泡成形システム100の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体を制御装置70として説明する。制御装置70は、金型を締めた状態で高温用温度調節装置10を起動する(S11)。制御装置70は、対抗圧力供給装置60を起動して、内側金型51のキャビティ501内に対抗圧力を有する気体を供給する(S12)。
制御装置70は、発泡成分を含む溶融樹脂を内側金型51のキャビティ501内に充填(注入)する(S13)。制御装置70は、保圧・冷却工程の開始時点で高温用温度調節装置10を停止し、低温用温度調節装置20を起動する(S14)。
制御装置70は、保圧・冷却工程の開始時点から溶融樹脂が冷却固化されるまでの所要時間経過した時点で対抗圧力供給装置60を停止する(S15)。
制御装置70は、保圧・冷却工程の所要の時点で計量工程を実施し(S16)、型開工程にてガスエジェクタを作動し(S17)、成形品を金型から取り出す(S18)。制御装置70は、処理を終了するか否かを判定し(S19)、処理を終了しない場合(S19でNO)、ステップS11以降の処理を繰り返し、処理を終了する場合(S19でYES)、処理を終了する。
本実施の形態の発泡成形システムは、金型装置と、材料供給機と、対抗圧力供給装置とを備え、前記金型装置は、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型とを備え、前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、前記材料供給機は、発泡成分を含む樹脂を前記内側金型のキャビティ内に充填し、前記対抗圧力供給装置は、前記キャビティ内に樹脂を充填する場合、前記内側金型を通じて前記キャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給する。
本実施の形態の発泡成形方法は、通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給し、前記内側金型を通じて前記キャビティ内に流体が供給された状態で発泡成分を含む樹脂を前記キャビティ内に充填する。
発泡成形システムは、金型装置と、材料供給機と、対抗圧力供給装置とを備える。材料供給機は、例えば、射出成形機とすることができる。
金型装置は、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって内側金型を覆う外側金型とを備える。通気性金属は、微小な気孔が無数にあいている金属材料(多孔質金属を含む)であり通気性を有する。なお、通気性金属は、金属材料に微小な気孔が予め設けられている場合だけでなく、微小な気孔を加工によって形成する場合も含む。気孔の平均径(例えば、数十μm)、気孔率は適宜設定することができる。内側金型51は、通気性金属に限定されるものではなく、通気性があるセラミックのような無機化合物を加熱処理し焼き固めた焼結体(成形体)でもよい。内側金型と外側金型とを纏めて金型と称する。内側金型は、例えば、金属3Dプリンタを用いて、金属粉末をレーザ光により焼結させて製作することができる。内側金型は、通気性金属素材を加工して製作してもよい。
材料供給機は、発泡成分を含む樹脂を内側金型のキャビティ内に充填する。発泡成形には、溶解したガスから気泡を発生させる物理的方法と、分散させた発泡成分の熱分解や化学反応によって気泡を発生させる化学的方法がある。物理的方法(物理発泡)は、高圧下で樹脂に液化ガスや超臨界流体を溶解させ、圧力低下あるいは加熱によって溶解度を低下させることによって気泡を発生させる。超臨界流体は、液体と気体の両方の性質を併せ持った状態の物体をいう。超臨界流体としては、例えば、窒素、二酸化炭素などを用いることができ、微細(例えば、気泡径が数μm以下)な気泡を得ることができる。
対抗圧力供給装置は、キャビティ内に樹脂が充填される場合に、内側金型を通じてキャビティ内に対抗圧力を有する気体を供給し、キャビティ内に樹脂が充填された後に発泡を制御すべく減圧する。対抗圧力は、例えば、超臨界流体の臨界圧力付近の圧力(臨界圧力以上でも以下でもよい)であって、射出圧力よりも低い圧力とすることができる。対抗圧力供給装置から供給される対抗圧力を有する気体は、通気性金属(例えば、多孔質)の内側金型の無数の気孔を通じてキャビティ内に面状に供給される。
これにより、注入された樹脂によってキャビティが複数の閉塞空間に分離されたとしても、それぞれの閉塞空間には、内側金型の無数の気孔から気体が面状に供給されるので、それぞれの閉塞空間の圧力を対抗圧力に維持することができ、また、圧力を適切に制御することができる。これにより、先に発泡した部分の気泡が大きくなることを抑制することができ、気泡の大きさを均一化することができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記内側金型は、全部又は一部が通気性金属又は通気性セラミックである。
内側金型は、全部又は一部が通気性金属又は通気性セラミックである。例えば、内側金型のキャビティの形状が複雑な場合には、注入された樹脂によって閉塞空間が多くできる可能性があるので、内側金型の全部を通気性金属又は通気性セラミックとすることができる。また、キャビティの形状が比較的単純である場合には、注入された樹脂によって生じる閉塞空間が少ないと考えられるので、閉塞空間ができる箇所に対応させて、内側金型の一部を通気性金属又は通気性セラミックとすることができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記内側金型は、前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。
内側金型の通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。セラミックをコーティングすることで、射出時断熱性がある時間確保され、スキン層の発生を軽減し、転写性を上げることができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記金型装置は、前記対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管を備え、前記流体配管は、前記外側金型に形成され、かつ前記内側金型に連通する。
金型装置は、対抗圧力供給装置から供給され流体が供給される流体配管を備え、流体配管は、外側金型に形成され、かつ内側金型に連通する。これにより、対抗圧力を有する流体は、流体配管を通じて内側金型に供給され、内側金型の無数の気孔を通じてキャビティ内に供給される。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記流体配管は、前記内側金型のキャビティの周囲に配置されている。
流体配管は、内側金型のキャビティの周囲に配置されている。内側金型のキャビティの周囲に流体配管が配置されているので、対抗圧力を有する流体は、流体配管を通じてキャビティの周囲まで供給され、そこからキャビティ内までは内側金型の無数の気孔を通じて供給されるので、キャビティ内に対抗圧力を有する流体を確実に供給することができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記金型装置は、加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を備え、前記媒体配管は、前記外側金型に形成されている。
金型装置は、加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を備え、媒体配管は、外側金型に形成されている。通気性金属又は通気性セラミックの内側金型を覆う通気性のない金属製の外側金型に媒体配管を形成することにより、無数の気孔に媒体が入り込むことを防止して、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型を備える金型であっても、金型の温度調節を行うことができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記内側金型は、通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備え、前記複数の内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、前記複数の内側金型ブロックそれぞれには、前記対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が連通する。
内側金型は、通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備える。通気性金属の複数の内側金型ブロックは、例えば、金属3Dプリンタを用いて、金属粉末をレーザ光により焼結させて金型を製作する場合、金属粉の結合状態を制御して製作することができる。
複数の内側金型ブロックそれぞれには、対抗圧力供給装置から供給される気体が供給される流体配管が連通する。これにより、例えば、複数の内側金型ブロック毎にキャビティ内に溶融樹脂が充填され、冷却固化される所要時点に合わせて減圧するタイミングを変えることができる。これにより、複数の内側金型ブロックそれぞれのキャビティ内の成形品の気泡を所要の大きさにすることができる。すなわち、成形品の所要の箇所の気泡の状態を所要の状態にすることができる。
本実施の形態の発泡成形システムは、前記複数の内側金型ブロックの前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。
複数の内側金型ブロックの通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。セラミックをコーティングすることで、射出時断熱性がある時間確保され、スキン層の発生を軽減し、転写性を上げることができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記複数の内側金型ブロックそれぞれを覆う外側金型それぞれには、加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を形成してある。
複数の内側金型ブロックそれぞれを覆う外側金型それぞれには、加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を形成してある。これにより、複数の内側金型ブロックそれぞれに対応させて金型の温度を調節することができ、例えば、キャビティの形状が複雑な場合であっても、金型全体として最適な温度に調節することができる。
本実施の形態の発泡成形システムは、前記対抗圧力供給装置から供給される流体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備え、前記対抗圧力制御装置は、保圧・冷却工程での所要時点で減圧する。
対抗圧力供給装置から供給される気体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備える。対抗圧力制御装置は、保圧・冷却工程での所要時点で減圧する。例えば、大気圧に減圧することができる。減圧により、気泡の成長が停止するので、所要時点で減圧することにより、所要の大きさの気泡を得ることができる。
本実施の形態の発泡成形システムは、前記対抗圧力供給装置から供給される流体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備え、前記対抗圧力制御装置は、保圧・冷却工程での前記複数の内側金型ブロック毎の所要時点で減圧する。
対抗圧力供給装置から供給される気体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備える。対抗圧力制御装置は、保圧・冷却工程での複数の内側金型ブロック毎の溶融樹脂が冷却固化される所要時点で減圧する。例えば、大気圧に減圧することができる。これにより、複数の内側金型ブロック毎に所要の大きさの気泡を得ることができ、成形品の所要の箇所の気泡の状態を所要の状態にすることができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記対抗圧力制御装置は、型開工程で前記対抗圧力供給装置から所定圧力の流体が供給されるように制御する。
対抗圧力制御装置は、型開工程で対抗圧力供給装置から所定圧力の気体が供給されるように制御する。所定圧力は、金型内で固化した成形品を金型から離脱させる程度の圧力でよい。これにより、金型から成形品を取り出すためのエジェクタピンが不要となり、エジェクタピンによる成形品の変形やエジェクタピンによる跡(成形品の表面の白化)などを防止することができる。
本実施の形態の発泡成形システムにおいて、前記対抗圧力供給装置は、空気、窒素ガス、炭酸ガス及びアルゴンガスを含む不活性ガス、又は水及びアルコールを含む液体の少なくとも一つの流体を供給する。
対抗圧力供給装置は、空気、窒素ガス、炭酸ガス、及びアルゴンガスを含む不活性ガス、又は水及びアルコールを含む液体の少なくとも一つの流体を供給することができる。不活性ガスを用いると成形品の酸化を防止することができる。
本実施の形態の金型は、発泡成形に用いる金型であって、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型とを備え、前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してある。
金型は、発泡成形に用いるものであり、通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、通気性のない金属製であって内側金型を覆う外側金型とを備える。通気性金属は、微小な気孔が無数にあいている金属材料(多孔質金属を含む)であり通気性を有する。なお、通気性金属は、金属材料に微小な気孔が予め設けられている場合だけでなく、微小な気孔を加工によって形成する場合も含む。気孔の平均径(例えば、数十μm)、気孔率は適宜設定することができる。内側金型51は、通気性金属に限定されるものではなく、通気性があるセラミックのような無機化合物を加熱処理し焼き固めた焼結体(成形体)でもよい。内側金型と外側金型とを纏めて金型と称する。内側金型は、例えば、金属3Dプリンタを用いて、金属粉末をレーザ光により焼結させて通気性のある多孔質の金型として製作することができる。内側金型は、通気性金属素材を加工して製作してもよい。これにより、キャビティ内は、キャビティの周囲の内側金型の無数の気孔を通じて連通することが可能となる。
本実施の形態の金型において、前記内側金型は、前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。
内側金型の通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある。セラミックをコーティングすることで、射出時断熱性がある時間確保され、スキン層の発生を軽減し、転写性を上げることができる。
本実施の形態の金型は、前記外側金型に対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が形成され、前記内側金型に前記流体配管が連通する。
外側金型に対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が形成され、内側金型に流体配管が連通する。これにより、対抗圧力を有する流体は、流体配管を通じて内側金型に供給され、内側金型の無数の気孔を通じてキャビティ内に供給される。
本実施の形態の金型において、前記内側金型は、通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備え、前記複数の内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、前記複数の内側金型ブロックそれぞれには、対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が連通する。
内側金型は、通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備え、複数の内側金型ブロックそれぞれには、対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が連通する。これにより、例えば、複数の内側金型ブロック毎にキャビティ内に溶融樹脂が充填され、冷却固化される所要時点に合わせて減圧するタイミングを変えることができる。これにより、複数の内側金型ブロックそれぞれのキャビティ内の成形品の気泡を所要の大きさにすることができる。すなわち、成形品の所要の箇所の気泡の状態を所要の状態にすることができる。
本実施の形態の材料供給機は、発泡成形に用いる材料供給機であって、通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体が供給された状態で前記キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填し、前記キャビティ内を減圧し大気圧にした状態で成形品を取り出す。
材料供給機は、通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体が供給された状態でキャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填し、キャビティ内を減圧し大気圧にした状態で成形品を取り出す。
注入された樹脂によってキャビティが複数の閉塞空間に分離されたとしても、それぞれの閉塞空間には、内側金型の無数の気孔から流体が供給されるので、それぞれの閉塞空間の圧力を対抗圧力に維持することができ、また、圧力を適切に制御することができる。これにより、先に発泡した部分の気泡が大きくなることを抑制することができ、気泡の大きさを均一化することができる。また、減圧するタイミングに応じて所要の大きさの気泡を得ることができる。
本実施の形態の発泡成形方法は、前記キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填した場合に、減圧速度又は減圧値の少なくとも一つを制御する。
キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填した場合に、減圧速度又は減圧値の少なくとも一つを制御することにより、所要の大きさの気泡を有する成形品を得ることができる。
上述のように、本実施の形態では、成形品の所要の部分の気泡のサイズを所要の大きさにすることができる。一般的に気泡のサイズが大きい部分では硬化した樹脂を柔らかくすることができ、気泡のサイズが小さい部分では樹脂を硬くすることができるので、成形品全体の中で硬さが所要通りに変化するような製品を得ることができる。
上述の実施の形態では、雌側内側金型と雄側内側金型の両方が通気性金属であったが、これに限定されない。例えば、雌側内側金型(「キャビティ」ともいう)又は雄側内側金型(「コア」ともいう)のいずれか一方だけを通気性金属とし、他方を通気性のない金属製とすることもできる。
なお、前述の実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせることができる。
10 高温用温度調節装置
11、12、21、22、43 電磁弁
13、13a、13b、13c 送媒管
23、23a、23b、23c 返媒管
20 低温用温度調節装置
30 成形機
40 超臨界装置
45、64、64a、64b、64c 配管
50 金型装置
51 内側金型
511、511a、511b、511c 流体配管
515、516、517 内側金型ブロック
521、521a、521b、521c 媒体配管
501 キャビティ
52 外側金型
60 対抗圧力供給装置
63 切換弁
70 制御装置
71 温度取得部
72 圧力取得部
73 弁開閉制御部
74 成形機制御部
75 対抗圧力制御部
76 超臨界制御部

Claims (20)

  1. 金型装置と、
    材料供給機と、
    対抗圧力供給装置と
    を備え、
    前記金型装置は、
    通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、
    通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型と
    を備え、
    前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、
    前記材料供給機は、
    発泡成分を含む樹脂を前記内側金型のキャビティ内に充填し、
    前記対抗圧力供給装置は、
    前記キャビティ内に樹脂を充填する場合、前記内側金型を通じて前記キャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給する発泡成形システム。
  2. 前記内側金型は、
    全部又は一部が通気性金属又は通気性セラミックである請求項1に記載の発泡成形システム。
  3. 前記内側金型は、
    前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある請求項1又は請求項2に記載の発泡成形システム。
  4. 前記金型装置は、
    前記対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管を備え、
    前記流体配管は、
    前記外側金型に形成され、かつ前記内側金型に連通する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  5. 前記流体配管は、
    前記内側金型のキャビティの周囲に配置されている請求項4に記載の発泡成形システム。
  6. 前記金型装置は、
    加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を備え、
    前記媒体配管は、
    前記外側金型に形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  7. 前記内側金型は、
    通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備え、
    前記複数の内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、
    前記複数の内側金型ブロックそれぞれには、
    前記対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が連通する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  8. 前記複数の内側金型ブロックの前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある請求項7に記載の発泡成形システム。
  9. 前記複数の内側金型ブロックそれぞれを覆う外側金型それぞれには、加熱及び/又は冷却媒体が流れる媒体配管を形成してある請求項7又は請求項8に記載の発泡成形システム。
  10. 前記対抗圧力供給装置から供給される流体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備え、
    前記対抗圧力制御装置は、
    保圧・冷却工程での所要時点で減圧する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  11. 前記対抗圧力供給装置から供給される流体の圧力を制御する対抗圧力制御装置を備え、
    前記対抗圧力制御装置は、
    保圧・冷却工程での前記複数の内側金型ブロック毎の所要時点で減圧する請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  12. 前記対抗圧力制御装置は、
    型開工程で前記対抗圧力供給装置から所定圧力の流体が供給されるように制御する請求項10又は請求項11に記載の発泡成形システム。
  13. 前記対抗圧力供給装置は、
    空気、窒素ガス、炭酸ガス及びアルゴンガスを含む不活性ガス、又は水及びアルコールを含む液体の少なくとも一つの流体を供給する請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の発泡成形システム。
  14. 発泡成形に用いる金型であって、
    通気性金属又は通気性セラミックの内側金型と、
    通気性のない金属製であって前記内側金型を覆う外側金型と
    を備え、
    前記内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、
    前記内側金型内に流体配管を配置してある金型。
  15. 前記内側金型は、
    前記通気性金属の表面を通気性セラミックでコーティングしてある請求項14に記載の金型。
  16. 前記外側金型に対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が形成され、
    前記内側金型に前記流体配管が連通する請求項14又は請求項15に記載の金型。
  17. 前記内側金型は、
    通気性のない金属製の壁で区分された通気性金属又は通気性セラミックの複数の内側金型ブロックを備え、
    前記複数の内側金型と前記外側金型とは、はめ込み構造又は一体構造で構成してあり、
    前記複数の内側金型ブロックそれぞれには、
    対抗圧力供給装置から供給される流体が供給される流体配管が連通する請求項14に記載の金型。
  18. 発泡成形に用いる材料供給機であって、
    通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックであって内部に流体配管を配置してある内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体が供給された状態で前記キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填し、
    前記キャビティ内を減圧し大気圧にした状態で成形品を取り出す材料供給機。
  19. 通気性のない金属製の外側金型で覆われた通気性金属又は通気性セラミックの内側金型のキャビティ内に対抗圧力を有する流体を供給し、
    前記内側金型を通じて前記キャビティ内に流体が供給された状態で発泡成分を含む樹脂を前記キャビティ内に充填する発泡成形方法。
  20. 前記キャビティ内に発泡成分を含む樹脂を充填した場合に、減圧速度又は減圧値の少なくとも一つを制御する請求項19に記載の発泡成形方法。
JP2018151501A 2018-08-10 2018-08-10 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法 Active JP6694021B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018151501A JP6694021B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法
TW107133586A TWI716738B (zh) 2018-08-10 2018-09-25 發泡成型系統、模具、材料供給機以及發泡成型方法
CN201811219603.5A CN109605645B (zh) 2018-08-10 2018-10-19 发泡成型系统、模具、材料供给机以及发泡成型方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018151501A JP6694021B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020026074A JP2020026074A (ja) 2020-02-20
JP6694021B2 true JP6694021B2 (ja) 2020-05-13

Family

ID=66002427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018151501A Active JP6694021B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6694021B2 (ja)
CN (1) CN109605645B (ja)
TW (1) TWI716738B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW202027942A (zh) * 2019-01-16 2020-08-01 中原大學 射出成型設備及射出成型方法
US20220219358A1 (en) * 2019-04-19 2022-07-14 Yasuhiro Suzuki Mold device for resin molded article, molding apparatus, molding system, and method for manufacturing molded article
TWI787543B (zh) * 2019-09-05 2022-12-21 歐特捷實業股份有限公司 成形裝置及成形方法
TWI782267B (zh) * 2020-04-01 2022-11-01 瑞皇精密工業股份有限公司 模具結構改良
TWI746092B (zh) * 2020-07-28 2021-11-11 萬 道樂 新型注塑模具
KR102223690B1 (ko) * 2020-08-10 2021-03-05 오병섭 발포 수지 성형용 사출 시스템 및 방법
JP7528630B2 (ja) 2020-08-21 2024-08-06 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材の製造方法
US11717996B2 (en) * 2020-09-25 2023-08-08 King Steel Machinery Co., Ltd. Molding method
US20240181691A1 (en) * 2022-12-06 2024-06-06 Otrajet Inc. Injection molding system and injection molding method

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3408846B2 (ja) * 1993-08-25 2003-05-19 鈴木総業株式会社 生分解性樹脂発泡体の製造装置
US6261489B1 (en) * 1996-06-28 2001-07-17 Kaneka Corporation Method of manufacturing skin-carrying internal-mold expansion molded body of synthetic resin and metal mold used for the same method
JP2002011797A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Sumitomo Chem Co Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂軽量成形体
JP2003320556A (ja) * 2002-05-01 2003-11-11 Asahi Kasei Corp 表面改質射出成形法
JP4215653B2 (ja) * 2004-01-14 2009-01-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 熱可塑性樹脂成形部材のワイヤーハーネスへの成形方法及び成形装置
US20100098929A1 (en) * 2005-07-11 2010-04-22 John Anthony Dispenza Impact resistant composite material
JP5231820B2 (ja) * 2008-01-22 2013-07-10 積水化学工業株式会社 発泡射出成形品の製造方法
JP5605807B2 (ja) * 2010-08-05 2014-10-15 積水テクノ成型株式会社 発泡樹脂成形体の成形装置
TWI508837B (zh) * 2010-08-26 2015-11-21 私立中原大學 Mold gas pressure and temperature control device
US20140014286A1 (en) * 2011-03-11 2014-01-16 Sintokogio, Ltd. Die-casting die
JP2014018965A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Tosoh Corp 金属部材−ポリフェニレンスルフィド発泡部材複合体及びその製造方法
US9963566B2 (en) * 2013-08-02 2018-05-08 Nike, Inc. Low density foamed articles and methods for making
FR3024675B1 (fr) * 2014-08-06 2017-03-31 Faurecia Automotive Ind Procede de fabrication d'une piece d'equipement automobile et piece associee
KR20180025952A (ko) * 2016-01-06 2018-03-09 야수히로 스즈키 금형장치, 사출성형시스템 및 성형품의 제조 방법
CN106626201B (zh) * 2016-09-28 2018-11-23 山东大学 单边空腔自由式发泡方法
CN106346685B (zh) * 2016-09-28 2018-08-24 山东大学 单边空腔自由式发泡模具
JP6899639B2 (ja) * 2016-09-30 2021-07-07 三井化学株式会社 金属/樹脂複合構造体および金属/樹脂複合構造体の製造方法
CN207344955U (zh) * 2017-10-31 2018-05-11 广州捷佛明新材料科技有限公司 发泡模具
CN108219322B (zh) * 2018-01-10 2023-04-28 河南工业大学 硬质pvc结构泡沫及其制备方法和成型模具
CN108372619B (zh) * 2018-02-10 2020-06-09 郑州大学 一种注射成型高密度微孔发泡材料的制备工艺

Also Published As

Publication number Publication date
CN109605645A (zh) 2019-04-12
TW202009124A (zh) 2020-03-01
JP2020026074A (ja) 2020-02-20
TWI716738B (zh) 2021-01-21
CN109605645B (zh) 2021-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6694021B2 (ja) 発泡成形システム、金型、材料供給機及び発泡成形方法
US9636852B2 (en) Injection molding method
US7083403B2 (en) Apparatus for supplying a resin material to an injection molding machine
JPH0410411B2 (ja)
WO2007023860A1 (ja) 熱可塑性樹脂の多層成形方法、及び多層成形装置
US20120326352A1 (en) Method for the injection moulding of plastic parts from thermoplastic material
CN107428047B (zh) 射出发泡成型机
KR20130017151A (ko) 다중 발포 사출공법을 이용한 자동차용 사이드 가니쉬 제조 장치 및 방법
JP2010110934A (ja) 中空品の成形装置及び成形方法
JP6296842B2 (ja) 発泡成形体の製造方法及び成形機
EP1259368A1 (en) Gas assisted moulding
JP2003231148A (ja) 熱可塑性樹脂発泡体の成形方法
CN110549536B (zh) 超临界发泡模具装置
JP2020108936A (ja) 金型制御装置、金型制御ユニット、金型及び金型制御方法
JP4162662B2 (ja) 射出含浸発泡成形方法
KR101860909B1 (ko) 사출 성형용 발포 성형장치 및 이를 이용한 발포 성형방법
JP3151769U (ja) 中空品の成形装置及び中空品
JPH0885128A (ja) 熱可塑性樹脂発泡成形体の製造方法及び装置
JP4229490B2 (ja) 発泡成形方法における充填方法
JP5370812B2 (ja) 成形用金型
KR20180046954A (ko) 발포사출 성형장치
US6187251B1 (en) Process for producing thermoplastic resin hollow molded article
JP2003191274A (ja) 熱可塑性樹脂の発泡成形方法及び発泡成形体
JP3893538B2 (ja) 樹脂発泡成形品の成形方法
JP2009018470A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6694021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250