JP6693434B2 - 画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラム - Google Patents

画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムに関し、特に、インライン測色器を用いて印刷物の画像の良/不良を判断する場合における用紙搬送制御を行う画像形成システム、当該画像形成システムにおける用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムに関する。
画像形成装置では、画像データに基づいて感光体上にトナー画像を形成し、該トナー画像を用紙に転写した後、定着ローラや加圧ベルトなどに用紙を通紙し、加熱、押圧などによって用紙上のトナー画像の定着を行う。その際、経時的に定着ローラや加圧ベルトなどの定着部材がトナーで汚れたり、用紙のジャムによって定着部材にトナーが付着したりする場合があり、この状態で新たに用紙が通紙されると、定着部材のトナーが用紙に付着して汚れとなる。また、表裏印刷において画像形成位置にずれが生じたり、経時的に画像濃度が変化したりすることもある。
これらの汚れや位置ずれ、画像濃度の変化などは、程度によっては画像の異常として印刷品質を低下させることから、近年の画像形成装置には、通常の印刷時に、印刷後の用紙をインライン測色器で測色し、測色結果が不良の用紙(ヤレ紙)を判定する検査モード(不良検知モードと呼ぶ。)が設けられており、測色結果が不良の用紙を測色結果が良の用紙とは別の排出トレイに出力する制御が行われる。
このような検査モードに関連する技術として、例えば、下記特許文献1には、原稿画像データに基づいて用紙に印刷結果画像を画像形成して印刷物として排紙する画像形成装置の制御装置であって、前記印刷物から印刷結果画像を読み取って得られた印刷結果画像データを取得する画像データ取得手段と、画像データからディフェクトを検出するために用いられる互いに異なる少なくとも2つの基準に基づいて画像データの品質を決定する手段であって、前記画像データ取得手段で取得された印刷結果画像データに基づいて前記印刷物を少なくとも3つの品質クラスに分別する品質決定手段と、を含み、前記品質決定手段において決定された前記印刷物の品質クラスに基づいて処理を行う制御装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、用紙を収納して前記用紙を給紙する給紙トレイと、給紙された用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像が形成された用紙における不良状態を検出する不良検出部と、前記用紙を排紙する複数の排紙先と、前記給紙、前記搬送、前記画像形成および前記排紙先の切り替えを制御し、前記不良検出部の検出結果を取得する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出結果に基づいて前記用紙が不良かを判定し、不良と判定された場合、不良と判定されたページ以降を含むページを再印刷して、不良判定直前の排紙先とは別の排紙先に排紙する制御を行う画像形成装置が開示されている。
また、下記特許文献3には、色材によって記録紙に複数のパッチ画像を形成する像形成手段と、前記複数のパッチ画像を加熱して前記記録紙に定着させる定着手段と、前記記録紙の搬送方向において前記定着手段よりも下流で前記記録紙に定着した画像を測色して分光反射率を出力する測色手段と、前記測色手段から出力された前記分光反射率から濃度値を演算する第1の演算手段と、前記測色手段から出力された前記分光反射率から色度値を演算する第2の演算手段と、前記第2の演算手段により色度値を演算する場合は、前記第1の演算手段により濃度値を演算する場合よりも、前記記録紙が前記定着手段を通過してから前記測色手段により測色されるまでの時間が長くなるように制御する制御手段と、を有する画像形成装置が開示されている。
特開2005−205746号公報 特開2014−144627号公報 特開2013−088474号公報
上述したインライン測色器を用いた不良検知モードにおいて、インライン測色器による画像の読み取りは速いが、読み取り結果を解析して画像の良/不良を判断するには時間がかかる。その結果、印刷部による印刷やインライン測色器による画像の読み取りは高速で処理が進んでも、排出トレイでの画像の良/不良の分別が間に合わない状況が生ずる。この問題に対して、読み取り結果を解析して画像の良/不良を判断する速度に合わせて、印刷部による印刷やインライン測色器による画像の読み取りの速度を落とす方法が考えられるが、この方法では、印刷処理や画像の読み取り処理が遅延してしまう。
また、印刷装置、検査装置、後処理装置からなる画像形成システムでは、上述した不良検知モード以外に、測色モード等の異なる読み取り速度で実施されるものもあり、また、印刷装置の印刷速度や後処理の種類も様々であるため、不良検知モードの画像の良/不良を判断する速度に合わせて、印刷速度や読み取り速度を制御すると、画像形成システム全体の制御が複雑になってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、インライン測色器を用いて印刷物の画像の良/不良を判断する場合であっても、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に良/不良ページを分別して出力することができる画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面は、画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有する画像形成システムであって、
前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有し、
前記制御装置は、前記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出し、前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更することを特徴とする。
本発明の一側面は、画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける用紙搬送制御方法であって、
前記制御装置は、
記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出する第1処理と、
前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出する第2処理と、
前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する第3処理と、を実行する、
ことを特徴とする。
本発明の一側面は、画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける前記制御装置で動作する用紙搬送制御プログラムであって、
前記制御装置に、
記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出する第1処理、
前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出する第2処理、及び
前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する第3処理、を実行させる、
ことを特徴とする。
本発明の画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムによれば、インライン測色器を用いて印刷物の画像の良/不良を判断する場合であっても、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に良/不良ページを分別して出力することができる。
その理由は、印刷装置と検査装置と後処理装置とを制御する制御装置は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードの際、検査装置に設けられた測色器による読取完了から後処理装置の搬送経路に設けられた分別部に記録媒体が到達するまでの第1の時間又は第1の距離と、測色器による読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間又は第2の時間に記録媒体が搬送される第2の距離とを比較し、比較結果に応じて検査装置から出力された記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する制御を行うからである。
本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の動作(出力部選択処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の動作(不良ページ検出時の処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置における反転機構の搬送経路を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置における後処理機構の搬送経路を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る後処理部(反転機構)の情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係る後処理部(後処理機構)の情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係る印刷ジョブ情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係るインライン測色器情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係る画像形成装置の本体情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係る後処理部の搬送経路情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第1の実施例に係るジャム頻度参照用の用紙テーブルの一例である。 本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の動作(出力部選択処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係る印刷ジョブ情報の一例を示すテーブルである。 本発明の第3の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施例に係る画像形成装置の動作(出力部選択処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施例に係る画像形成装置の動作(出力部選択処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第4の実施例に係る画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。 本発明の第5の実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。
背景技術で示したように、インライン測色器を用いた不良検知モードにおいて、インライン測色器による画像の読み取り結果を解析して画像の良/不良を判断するには時間がかかるため、排出トレイでの画像の良/不良の分別が間に合わない状況が生ずる。この問題に対して、画像の良/不良を判断する速度に合わせて印刷や画像の読み取りの速度を落とすと、印刷処理や画像の読み取り処理が遅延してしまう。また、印刷装置、検査装置、後処理装置からなる画像形成システムでは、不良検知モード以外に測色モード等もあり、また、印刷装置の印刷速度や後処理の種類も様々であるため、画像の良/不良を判断する速度に合わせて読み取り速度や印刷速度を制御するとシステム全体の制御が複雑になる。
ここで、後処理装置には様々な後処理を実施するための搬送経路を備えていることから、本発明の一実施の形態では、画像形成装置は、インライン測色器による不良検知モードにおいて、インライン測色器による画像の読取完了から後処理装置の分別部(排出部への振り分けを行う分岐点)に用紙が到達するまでの搬送時間(第1の時間)又は搬送距離(第1の距離)と、インライン測色器による画像の読取完了から画像の良/不良を判断するまでの判断時間(第2の時間)又はその判断時間に用紙が搬送される搬送距離(第2の距離)と、を比較し、第1の時間が第2の時間よりも長く、又は、第1の距離が第2の距離よりも長くなるように、後処理装置の搬送経路を変更したり、後処理装置の分別部を変更したり、後処理装置での用紙の搬送速度を変更したりする。
このような制御を行うことにより、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に画像の良/不良の分別を行って、良ページと不良ページとを異なる排出部に排出したり、良ページと不良ページとをシフト出力したりすることができる。また、良ページと不良ページとを異なる排出部に排出することにより、良ページのみを蓄積することができるため、画像の不良を検知して印刷処理を中断した場合であっても、自動的に印刷処理を再開することができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係る画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムについて、図1乃至図14を参照して説明する。図1は、本実施例の画像形成装置の構成を示す模式図であり、図2は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図である。また、図3乃至図5は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図であり、図6及び図7は、後処理部の機構の構成を示す模式図、図8乃至図14は、本実施例の用紙搬送制御に使用する各種情報の一例である。
本実施例の画像形成システム(画像形成装置10とする。)は、印刷データに基づいて用紙(記録媒体)に画像を形成するMFP(Multi-Functional Peripherals)などであり、図1及び図2(a)に示すように、制御部20とADF(Auto Document Feeder)30と画像読取部40と表示操作部50と給紙部61〜65と画像形成部70と検査部80と後処理部90などで構成される。
制御部20は、各構成部を制御する部分であり、CPU(Central Processing Unit)21とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ22とHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶部23とI/F部24とがバスを介して接続されてなる。
CPU21は各部の制御並びに画像処理などを行う。メモリ22は、画像読取部40やI/F部24から読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分であり、記憶された画像データはCPU21によって処理され、画像形成部70に転送される。一般的にこのメモリ22で保持される画像データは、ラスタライズされたCMYK各色のビットマップデータからなる。記憶部23は、CPU21が各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報を格納し、CPU21により必要に応じて読み出され、メモリ22上で実行処理される。I/F部24は、LAN(Local Area Network)ケーブル等を介してネットワークに接続され、図示しないクライアント端末やプリンタコントローラ等との接続を確立し、印刷ジョブや各種ステータスなどのデータの送受信を実行する。
上記制御部20は、図2(b)に示すように、RIP(Raster Image Processor)部20a、良否判断部20b、判定部20c、搬送制御部20dなどとしても機能する。
RIP部20aは、PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データなどの印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる各ページをラスタライズして画像データを生成し、必要に応じて画像処理(色調整、濃度調整、サイズ調整などの処理)やスクリーニングを行う。
良否判断部20bは、検査部80から印刷物の画像を測色した結果を取得し、画像の良/不良を判断する。例えば、定着部材のトナーが用紙に付着することによる汚れの有無、表裏印刷における画像形成位置のずれの有無、経時的な画像濃度の変化の有無などを判断する。
判定部20cは、印刷ジョブ情報を解析してインライン測色の指定を取得し、インライン測色の指定が不良検知モードの場合は、検査部80のインライン測色器81による読取完了から良否判断部20bが画像の良/不良を判断するまでの時間(以下、良否判断時間と呼ぶ。)を算出すると共に、良否判断時間に用紙(記録媒体)が搬送される搬送距離(以下、良否判断時間の搬送距離と呼ぶ。)を算出する。また、判定部20cは、検査部80のインライン測色器81による読取完了(インライン測色器81の出口)から、選択された出力部に用紙を出力するための搬送経路上の分岐点(以下、分別部と呼ぶ。)に用紙が到達するまでの搬送距離を算出する。そして、インライン測色器の出口から分別部に用紙が到達するまでの搬送距離と良否判断時間の搬送距離とを比較し、インライン測色器の出口から分別部までの用紙の搬送距離が、良否判断時間の搬送距離以下の場合は、後処理部90の機構の搬送経路を検索する。そして、インライン測色器の出口から分別部までの用紙の搬送距離に後処理部90の所定の機構の搬送距離を加算した搬送距離と良否判断時間の搬送距離とを比較し、加算した搬送距離が、良否判断時間の搬送距離以下の場合は、更に出力部を選択する。
搬送制御部20dは、選択された後処理部90の機構の搬送経路を通って選択された出力部に用紙を出力できるように、用紙の搬送を制御する。その際、良否判断部20bによる画像の良/不良の判断で良と判断されたページ(以下、良ページと呼ぶ。)は選択された出力部に出力し、不良と判断されたページ(以下、不良ページと呼ぶ。)は良ページとは異なる出力部に出力する。なお、分別部までの用紙の搬送距離を長くするために後処理部90の機構の搬送経路を使用する場合、用紙がその搬送経路を通過する際に、後処理部90の後処理機能(パンチ、ステープル、折り、断裁、製本、糊による貼り付け)が実行されないように(すなわち、用紙の搬送のみが行われるように)、後処理部90を制御する。
なお、上記RIP部20a、良否判断部20b、判定部20c、搬送制御部20dはハードウェアとして構成してもよいし、制御部20をRIP部20a、良否判断部20b、判定部20c、搬送制御部20d(特に、良否判断部20b、判定部20c、搬送制御部20d)として機能させる用紙搬送制御プログラムとして構成し、当該用紙搬送制御プログラムをCPU21に実行させるようにしてもよい。
ADF30は、単数若しくは複数枚の原稿用紙を自動で画像読取部40へ搬送する。本実施例では、ADF30は必須でない。
画像読取部40は、原稿台上に載置された原稿から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。本実施例では、画像読取部40も必須でない。
表示操作部50は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、表示と操作を並行して処理できる構成となっている。なお、この操作機能はタッチパネル上に限らず、操作機能を提供できればどこにあってもよい。
給紙部61〜65は、用紙を格納する部分であり、格納された用紙を画像形成部70へ送り出す部分を含む。なお、図1では5つの給紙部61〜65を例示しているが、給紙部の数は任意である。また、各々の給紙部には同じ属性の用紙を入れてもよいし、異なる属性の用紙を入れてもよい。また、各々の給紙部から画像形成部70までの搬送距離は、給紙部毎に異なる。
画像形成部70は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成に必要な構成要素で構成される。つまり、感光体ドラム71、転写ローラ72、定着器、両面機構73、反転機構74、各種搬送ベルト、不揮発性メモリ75等などから成る。そして、画像読取部40から読み込んだ画像データ、あるいはI/F部24を介して受け取った印刷ジョブに基づき、給紙部61〜65から搬送した印刷用紙に画像を形成(必要に応じて両面機構73を用いて印刷用紙の両面に画像を形成)し、必要に応じて反転機構74を用いて用紙の表裏を反転して、検査部80を介して後処理部90に送り出す。また、不揮発性メモリ75は、画像形成装置10の本体情報などを保持し、画像形成装置10の起動時に制御部20によって読み取られる。
検査部80は、画像形成部70から搬送される用紙に形成された画像を読み取って検査を行う。この検査部80は、インライン測色器81と不揮発性メモリ82とを備える。インライン測色器81は、スキャナと分光測色器の2種類からなる。スキャナは、例えば、RGBの3種類のセンサが主走査方向に配列されたラインセンサなどで構成され、用紙に形成された画像をRGBの各センサが測定して得たRGB値を出力する。分光測色器は、例えば、スペクトル方式の測色器であり、用紙に形成された画像を測色器が測定して得た測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。なお、印刷ジョブではインライン測色に関して、「OFF」又は「不良検知モード」又は「測色モード」を指定することができる。「不良検知モード」は画像の良/不良の判断を行う際の動作モード(印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成不良を判断可能にする動作モード)であり、スキャナのみで読み取る。この「不良検知モード」は印刷ジョブの全てのページを読み取るため、画像形成装置10の印刷速度と同等の読み取り速度性能があるのが一般的である。また、「測色モード」はキャリブレーションやカラープロファイル作成などを行う際の動作モードであり、高精度の読み取りが必要なため、分光測色器を用いて読み取りを行う。キャリブレーションやカラープロファイル作成などは管理者によって行われる特別な処理であるため、読み取り速度は遅くても問題なく、そのための印刷チャートがどこの出力部に排出されても問題ないため、本実施では「OFF」の場合と同様に特別な処理はしない。また、不揮発性メモリ82は、インライン測色器81の情報などを保持し、画像形成装置10の起動時に制御部20によって読み取られる。
後処理部90は、画像形成部70から搬送される用紙又は検査部80で検査が行われた用紙に対して、制御部20からの指示により、必要に応じてパンチ、ステープル、折り、断裁、製本、糊による貼り付けなどのユーザが希望するフィニッシング処理を加えて出力する。この後処理部90は、出力部91〜94、反転機構95、後処理機構96〜97、不揮発性メモリ98などを備える。出力部91〜94は、印刷物を排出して積載する。本実施例では複数の出力部(ここでは4つの出力部91〜94)を使用し、搬送経路(後処理部90を横断する主搬送経路)上に設けられた分別部により、どの出力部に排出するかの振り分けが行われる。反転機構95は、用紙の表面と裏面を反転するための機構である。本実施例では用紙の搬送経路(上記の主搬送経路から分岐する後処理用搬送経路)の一つとして使用する。後処理機構96〜97は、ステープルや折り、断裁などを行う機構である。本実施例では用紙の搬送経路(上記の主搬送経路から分岐する後処理用搬送経路)の一つとして使用する。不揮発メモリ98は、それぞれの機構に設けられ、搬送速度(線速)や搬送距離、屈折回数、ジャム頻度の情報などを保持し、画像形成装置10の起動時に制御部20によって読み取られる。
なお、図1及び図2は、本実施例の画像形成装置10の一例であり、本実施例の用紙搬送制御が実行可能な限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。例えば、本実施例では、画像形成装置10内に制御部20と画像形成部70と検査部80と後処理部90とを含む構成とするが、各部を独立した装置(制御装置と印刷装置と検査装置と後処理装置)とし、これらが接続された画像形成システムとしたり、制御装置がいずれかの装置(好ましくは印刷装置)に含まれる画像形成システムとしたりしてもよい。また、本実施例では、画像形成装置10がクライアント端末から印刷ジョブを受信する構成とするが、画像形成装置10をプリンタコントローラに接続し、プリンタコントローラが印刷ジョブを受信してラスタライズし、ラスタライズ後の画像データを画像形成装置10に送信する構成としてもよい。
次に、図1を参照して、通常の印刷モード及び不良検知モードにおける用紙搬送経路について説明する。なお、図1では、用紙の搬送経路を見やすくするために、画像形成装置10に設けられた用紙の搬送経路と、印刷ジョブで指定された出力部に排出する際の搬送経路と、本実施例の用紙搬送制御を行う場合の搬送経路と、をずらして記載している。
白抜き矢印を付した細い実線は、画像形成装置10に設けられた用紙の搬送経路を示している。給紙部61〜65に格納された用紙は、画像形成部70に給紙され、感光体ドラム71及び転写ローラ72、両面機構73、反転機構74などにより画像が転写されて検査部80に搬送される。検査部80では、インライン測色器81を用いて用紙に形成された画像を測色し、測色結果を制御部20に転送する。測色済みの用紙は(地点A参照)、後処理部90に搬送され、必要に応じて反転機構95(地点B、C参照)や後処理機構96(地点F、G、H参照)、後処理機構97(地点K参照)で後処理が行われ、出力部91(地点D、E参照)、出力部92(地点I、J参照)、出力部93(地点L、M参照)、出力部94(地点N参照)に出力される。
また、黒塗りの矢印を付した細い実線は、印刷ジョブが指定する出力部に搬送するための一般的な経路を示している。例えば、印刷ジョブで出力先として出力部91が指定されている場合は、インライン測色器81で測色済みの用紙は、搬送地点A、D、Eを通過して出力部91に排出される。
また、黒塗りの矢印を付した太い実線及び破線は、本実施例の用紙搬送制御を行った場合の用紙の搬送経路を示している。検査部80の測色結果に基づいて制御部20(良否判断部20b)が良と判断した用紙は、反転機構95で反転された後(地点A、B、C参照)、出力部91(地点D、E参照)に出力される。一方、制御部20(良否判断部20b)が不良と判断した用紙は、反転機構95で用紙を反転された後(地点A、B、C参照)、出力部94(地点D、I、L、N参照)に出力される。
すなわち、図1では、印刷ジョブで指定された出力部から出力する際の用紙の搬送距離が、制御部20(良否判断部20b)が良/不良を判断する時間に搬送される搬送距離以下の場合、良/不良に応じて出力部の切り替えができないため、後処理部90の反転機構95を用いて用紙の搬送距離を長くし、制御部20(搬送制御部20d)が、良ページを印刷ジョブで指定された出力部91に出力し、不良ページを出力部91とは異なる出力部(ここでは、出力部94)に出力できるようにする。なお、反転機構95を用いて用紙を反転させる場合において、用紙の表裏やフェイスアップ/フェイスダウンの設定を変えない場合は、画像形成部70の反転機構74を用いて用紙を反転させてから、反転機構95を用いて更に用紙を反転させるようにしてもよい。
以下、画像形成装置10の動作について説明する。CPU21は、上述した用紙搬送制御プログラムをメモリ22に展開して実行することにより、図3(a)、(b)、図4、図5のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、図3は、作図の都合上、分図したものであり、一連の処理を示している。
図3(a)に示すように、画像形成装置10の電源がONになって起動したら(S101のYes)、制御部20(判定部20c)は、後処理オプション(後処理部90の反転機構及び後処理機構)と通信し、各後処理オプションの不揮発メモリ98に保持された情報をメモリ22上に読み出し(S102)、読み出した各情報から後処理オプション全体のテーブルを作成する。図6は反転機構95の搬送経路を示す模式図、図7は後処理機構96の搬送経路を示す模式図である。また、図8は反転機構95の情報の一例、図9は後処理機構96の情報の一例であり、搬送速度(可変の場合はその範囲の速度)、各々の地点から地点までの搬送距離、搬送の際の屈折回数、ジャム頻度などから成る。また、図14は、ジャム頻度参照用の用紙テーブルの一例である。図13は、図8、9、13等を用いて作成した後処理オプション全体のテーブルの一例である。なお、図13では、やや簡易的なテーブルとしているが粒度は問わない。
次に、画像形成装置10は、プリンターモードにおいて、I/F部24を介してネットワーク上のクライアント端末やプリンタコントローラから印刷ジョブを受信(コピーモードの場合は画像読取部40から画像データを受信)すると(S103のYes)、制御部20(判定部20c)は、印刷ジョブ情報(コピーモードの場合は表示操作部50で設定した情報)をメモリ22上で解析する(S104)。図10は、印刷ジョブ情報の一例であり、ジョブID、ジョブ種類、ユーザ名、ジョブ名、ページ数、部数、インライン測色の動作モード、後処理情報(丁合いやステープル、折り)などから成る。上記インライン測色の指定には、上述したように「OFF」、「不良検知モード」、「測色モード」などがある。
次に、制御部20(判定部20c)は、印刷ジョブ情報の「インライン測色」の指定を確認し(S105)、「インライン測色」の指定が「OFF」又は「測色モード」の場合は、公知の手法を用いて通常の印刷処理を行う。一方、「インライン測色」の指定が「不良検知モード」の場合は、制御部20(判定部20c)は、図11のインライン測色器情報を参照して、印刷ジョブ情報で指定される不良検知モードでの良否判断時間を算出する(S106)。本実施例においては、印刷ジョブ情報の「インライン測色」で不良検知モードの「位置異常検出」が指定されているため、図11の「不良検知モード」の「位置異常検出」欄から、良否判断時間として「2.0sec」を取得する。なお、本実施例では、良否判断時間をインライン測色器に固定の時間としているが、画像の種類や複雑性(これらを総称して画像の特性と呼ぶ。)によって良否判断時間が変化する場合もあり、その場合は、予め判断にかかる時間を予想することができる。この良否判断時間の予測方法としては、例えば、画像の構成や色が複雑になるとRIP時間が長くなると共に、エッジの検出に時間がかかることから、公知の手法を用いて各ページのRIP時間を予測して、RIP時間に比例した良否判断時間を設定することができる。
次に、制御部20(判定部20c)は、上記の良否判断時間の間に用紙が搬送される距離を算出する(S107)。この搬送距離は、上記の良否判断時間に線速を乗算した値になる。本実施例では、図12に示す画像形成装置の本体情報から本体の印刷速度(線速)は500mm/secであり、図11に示すインライン測色器情報から読取速度(線速)も500mm/secであるため、インライン測色器81の後段の後処理部90にも500mm/secの速度で用紙が搬送される。本実施例の場合、良否判断時間が2.0secであるので、2.0(sec)×500(mm/sec)=1000(mm)が良否判断時間の間に用紙が搬送される搬送距離となる。
次に、制御部20(判定部20c)は、出力部を選択する(S108)。図4はこのステップの詳細を示しており、良ページの出力部を印刷ジョブ情報で指定された出力部(本実施例では、図10の印刷ジョブ情報で指定された出力部91)にセットし(S201)、不良ページの出力部を印刷ジョブ情報で指定された出力部以外の出力部(本実施例では出力部94)にセットする(S202)。
次に、図3(b)に示すように、制御部20(判定部20c)は、図13の後処理部の搬送経路情報を参照して、インライン測色器81の出口から、上記ステップで選択された出力部に出力するための分別部までの搬送距離を算出する(S109)。ここでは、印刷ジョブで指定された出力部は出力部91であり、出力部91への分別部は地点Dであるため、地点Aから地点Dまでをストレートで通紙した場合の距離である500mm(A〜B間の250mm+B〜D間の250mm)を取得する。
次に、制御部20(判定部20c)は、S108で算出した分別部までの搬送距離がS107で算出した良否判断時間の搬送距離よりも長いかを判断する(S110)。分別部までの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長い場合(S110のYes)、用紙が分別部に到着するまでに良否判断を終了させることができるため、画像形成部70は画像形成を実施し、検査部80は形成された画像を測色し、制御部20(良否判断部20b)は画像の良否を判断し(S118)、制御部20(搬送制御部20d)は、良ページは印刷ジョブ情報で指定された出力部に排出し、不良ページは良ページとは異なる出力部に排出して(S120)、一連の処理を終了する。
一方、分別部までの搬送距離が良否判断時間の搬送距離以下の場合(S110のNo)、制御部20(判定部20c)は、出力部の分別部までに存在する機構(反転機構や後処理機構)の搬送経路を検索し、分別部までの搬送距離に検索した機構の搬送経路の搬送距離を加算し(S111)、加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長いかを判断する(S112)。本実施例の場合、選択された出力部の分別部までの搬送距離は500mmであり、良否判断時間の搬送距離は1000mmであるため、S110はNoとなり、出力部の分別部までの搬送距離が1000mmを超えるように搬送経路を変更する。その際、まず、出力部を変更しないで搬送経路を長くすることができないか探索する。この場合、地点Aから地点Dまでの間に、地点Bから地点Cに向かう反転機構95の搬送経路がある。この搬送経路の搬送距離は片道500mmであるので、地点Bから地点Cを通って地点Dに到達するように搬送経路を変更すれば、分別部の地点Dまでの搬送距離は1500mmとなり、良否判断時間の搬送距離である1000mmを超えることができる。
分別部までの搬送距離に機構の搬送経路の搬送距離を加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長い場合(S112のYes)、用紙が機構の搬送経路を通って分別部に到着するまでに良否判断を終了させることができるため、画像形成部70は画像形成を実施し、検査部80は形成された画像を測色し、制御部20(良否判断部20b)は画像の良否を判断し、制御部20(搬送制御部20d)は、良否判断後の用紙を、足した機構に搬送し(S119)、良ページは印刷ジョブ情報で指定された出力部に排出し、不良ページは良ページとは異なる出力部に排出して(S120)、一連の処理を終了する。
一方、加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離以下の場合は(S112のNo)、制御部20(判定部20c)は、出力部を選択する(S113)。ここでは、印刷ジョブ情報で指定された出力部よりも後段の出力部を選択する。そして、制御部20(判定部20c)は、選択された出力部の分別部までの搬送距離に機構の搬送経路の搬送距離を加算し(S114)、後段の出力部の分別部までの搬送距離に機構の搬送距離を加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長いかを判断する(S115)。加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長い場合は(S115のYes)、画像形成部70は画像形成を実施し、検査部80は形成された画像を測色し、制御部20(良否判断部20b)は画像の良否を判断し、制御部20(搬送制御部20d)は、上記の出力部に変更し、更に足した機構に搬送し(S116)、良ページはS113で選択された出力部に排出し、不良ページは良ページとは異なる出力部に排出して(S117)、一連の処理を終了する。
一方、加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離以下の場合は(S115のNo)、制御部20は、従来の測色印刷処理と同様に、不良ページを検出したら印刷を停止させる(S121)。図5は、このステップの詳細を示しており、不良ページを検知しなければ(S301のNo)、良ページを印刷ジョブで指定された出力部に排出し(S306)、不良ページを検知したら(S301のYes)、不良ページ番号を変数P(1)に入力し(S302)、不良ページ以降で既に画像形成済みページのページ番号を変数P(2、3、…、N)に入力する(S303)。そして、変数P(1、2、3、…、N)を良ページとは異なる不良ページ出力部に排出し(S304)、変数P(1、2、3、…、N)及び以降のページを順次画像形成し(S305)、S301に戻って同様の処理を繰り返す。
本実施例の場合は、S112でYesとなり、画像形成、測色、良否判断を行いながら、全ページを地点A→地点B→地点C→地点B→地点Dという搬送経路で搬送し(S119)、図1に示すように、良ページを出力部91に搬送し、不良ページを後段の出力部94に搬送することで良ページと不良ページとを異なる出力部に排出する(S120)。なお、図1では、不良ページを出力部94に排出しているが、出力部93や出力部92に排出してもよい。
このように、インライン測色器81による読取完了から、印刷ジョブで指定された出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が、良否判断時間の搬送距離以下の場合、分別部までに存在する後処理機構を探し、出力部の分別部までの搬送距離に後処理機構の搬送経路を加算した搬送距離が、良否判断時間の搬送距離よりも長い場合は、測色済みの用紙を後処理機構の搬送経路を経由して分別部に搬送することにより、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に画像の良/不良の分別を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施例に係る画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムについて、図15乃至図17を参照して説明する。図15は、本実施例の画像形成装置の構成を示す模式図であり、図16は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。また、図17は、本実施例の用紙搬送制御に使用する印刷ジョブ情報の一例である。
前記した第1の実施例では、印刷ジョブ情報の「インライン測色」の指定が「不良検知モード」の「位置異常検出」の場合について説明したが、本実施例では、「不良検知モード」の「階調異常検出」の場合について説明する。その場合、画像形成装置10の構成は第1の実施例の図2と同様である。
まず、図15を参照して、通常の印刷モード及び不良検知モードにおける用紙搬送経路について説明する。第1の実施例と同様に、白抜き矢印を付した細い実線は、用紙の搬送経路を示している。また、黒塗りの矢印を付した細い実線は、印刷ジョブが指定する出力部に搬送するための一般的な経路を示しており、例えば、印刷ジョブで出力先として出力部91が指定されている場合は、インライン測色器81で測色済みの用紙は、地点A、D、Eを通過して出力部91に排出される。
また、黒塗りの矢印を付した太い実線及び破線は、本実施例の用紙搬送制御を行った場合の用紙の搬送経路を示している。検査部80の測色結果に基づいて制御部20(良否判断部20b)が良と判定した用紙は、後処理機構96で迂回された後(地点F、G、H参照)、出力部92(地点I、J参照)に出力される。一方、制御部20(良否判断部20b)が不良と判定した用紙は、後処理機構96で迂回された後(地点F、G、H参照)、出力部94(地点I、L、N参照)に出力される。
すなわち、図15では、印刷ジョブで指定された出力部から出力する際の用紙の搬送距離が、制御部20(良否判断部20b)が良/不良を判断する時間に搬送される搬送距離以下の場合、良/不良に応じて出力部の切り替えができないため、出力先を印刷ジョブで指定された出力部91よりも後段の出力部92に変更すると共に、後処理部90の後処理機構96を用いて用紙の搬送距離を長くし、制御部20(搬送制御部20d)が、良ページを出力部92に出力し、不良ページを出力部94に出力できるようにする。
以下、画像形成装置10の動作について説明する。CPU21は、上述した用紙搬送制御プログラムをメモリ22に展開して実行することにより、図3(a)、(b)、図16のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。なお、本実施例では、第1の実施例との相違点のみ説明する。
S105で、印刷ジョブの「インライン測色」の指定が「不良検知モード」の場合は、制御部20(判定部20c)は、図11のインライン測色器情報を参照して、印刷ジョブ情報で指定される不良検知モードでの良否の判断時間を取得するが(S106)、本実施例では、図17に示すように、印刷ジョブ情報の不良検知モードの「階調異常検出」が指定されているため、図11の「不良検知モード」の「階調異常検出」欄から、判断時間として「5.0sec」を取得する。なお、本実施例でも、良否判断時間をインライン測色器に固定の時間としているが、画像の種類や複雑性(画像の特性)によって判断時間が変化する場合もあり、その場合は、予め判断にかかる時間を予想することができる。この良否判断時間の予測方法としては、例えば、画像の構成や色が複雑になるとRIP時間が長くなると共に、階調異常の検出に時間がかかることから、公知の手法を用いて各ページのRIP時間を予測して、RIP時間に比例した良否判断時間を設定することができる。
次に、S107で、制御部20(判定部20c)は、上記の良否判断時間の間に用紙が搬送される搬送距離を算出するが、本実施例では、良否判断時間が5.0secであるので、5.0(sec)×500(mm/sec)=2500(mm)が良否判断時間の間に用紙が搬送される搬送距離となる。
また、分別部までの搬送距離が良否判断時間の搬送距離以下の場合(S110のNo)、制御部20(判定部20c)は、出力部の分別部までに存在する機構(反転機構や後処理機構)の搬送経路を検索し、分別部までの搬送距離に検索した機構の搬送経路の搬送距離を加算し(S111)、加算した搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長いかを判断するが(S112)、本実施例の場合、選択された出力部の分別部までの搬送距離は、図13より500mm(A〜B間の250mm+B〜D間の250mm)であり、良否判断時間における搬送距離は2500mmであるため、S110はNoとなり、出力部の分別部までの搬送距離が2500mmを超えるように搬送経路を変更する。その際、まず、出力部を変更しないように、搬送経路を長くすることができないか探索する。この場合、地点Aから地点Dまでの間に、地点Bから地点Cに向かう反転機構95の搬送経路があるが、反転機構95の搬送経路は第1の実施例で示したように往復で1000mmであり、出力部を印刷ジョブで指定された出力部91で固定した場合、その途中にある搬送経路である地点Cを経由しても1500mmであり、良否判断時間の搬送距離の2500mmに足りない。
そこで、本実施例では、S113の出力部選択において、出力先を印刷ジョブで指定された出力部91よりも後段の出力部に変更する。具体的には、図16に示すように、良ページの出力部を印刷ジョブで指定された出力部からより近い出力部にセットし(S401)、不良ページの出力部を良ページ以外の出力部にセットする(S402)。すなわち、良ページの出力部として出力部92を選択し、不良ページの出力部として出力部93又は出力部94(本実施例では出力部94)を選択する。
次に、S114で、選択された出力部の分別部までの機構の搬送経路を加算するが、本実施例の場合、地点Aから地点Iまでの間に、地点Bから地点Cに向かう反転機構95の搬送経路と地点Fから地点Gを経由して地点Hに至る後処理機構96の搬送経路とがある。ここで、反転機構95の搬送経路を利用しても搬送距離は1600mm(A〜B間の250mm+B〜C間の往復の1000mm+B〜D間の250mm+D〜F間の100mm+F〜H間の100mm+H〜I間の400mm)であり、良否判断時間の搬送距離の2500mmに足りないため、後処理機構96の搬送経路を考える。後処理機構96の搬送経路の搬送距離は、図13より2000mm(F〜H(G経由))であるので、地点Aから地点F、G、Hを通って地点Iに到達するように搬送経路を変更すれば、分別部の地点Iまでの搬送距離は3000mm(A〜B間の250mm+B〜D間の250mm+D〜F間の100mm+F〜H(G経由)の2000mm+H〜I間の400mm)となり、良否判断時間の搬送距離の2500mmを超えることができる。また、反転機構95の搬送経路と後処理機構96の搬送経路の双方を利用する場合は、搬送距離は4000mm(A〜B間の250mm+B〜C間の往復の1000mm+B〜D間の250mm+D〜F間の100mm+F〜H(G経由)の2000mm+H〜I間の400mm)となり、良否判断時間の搬送距離の2500mmを超えることができるが、長い距離を無駄に搬送する必要はないため、本実施例では後処理機構96の搬送経路のみを利用する。
本実施例の場合は、S112でNo、S115でYesとなり、画像形成、測色、良否判断を行いながら、全ページを地点A→地点B→地点D→地点F→地点G→地点H→地点Iという搬送経路で搬送し(S116)、図15に示すように、良ページを出力部92に搬送し、不良ページを後段の出力部94に搬送することで良ページと不良ページとを異なる出力部に排出する(S117)。なお、図15では、不良ページを出力部94に排出しているが、出力部93に排出してもよい。
このように、インライン測色器81による読取完了から、印刷ジョブで指定された出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が、良否判断時間の搬送距離以下の場合、分別部までに存在する後処理機構を探し、出力部の分別部までの搬送距離に後処理機構の搬送経路を加算しても、良否判断時間の搬送距離以下の場合は、後段の出力部に変更することにより、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に画像の良/不良の分別を行うことができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る画像形成システム、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムについて、図18乃至図20を参照して説明する。図18は、本実施例の画像形成装置の構成を示す模式図であり、図19乃至図20は、本実施例の画像形成装置の動作(出力部選択処理)を示すフローチャート図である。
前記した第1の実施例では、反転機構や後処理機構の搬送経路を利用して、インライン測色器81による読取完了から出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長くなるようにしたが、反転機構の搬送経路や後処理機構の搬送経路は用紙を屈折させるため、印刷用紙に負担がかかる場合があり、また、用紙を屈折させるとジャム発生頻度が高くなったりする恐れがある。そこで、本実施例では、反転機構の搬送経路や後処理機構の搬送経路を利用せずに分別部の位置を変更し、特に良ページにおいて、印刷用紙に負担がかからないように、屈折回数が少ない経路を選択したり、ジャム発生頻度が低い経路を選択したりする。
その場合、画像形成装置10の構成は第1の実施例の図2と同様であるが、判定部20cは、各搬送経路での屈折回数を算出し、図13の後処理部の搬送経路情報に屈折回数を追加したり、図14のジャム頻度参照用の用紙テーブル及び後処理部90の各機構のジャム頻度を参照して用紙種類毎のジャム頻度を算出し、図13の後処理部の搬送経路情報にジャム頻度を追加したりする。そして、出力部を選択する際に、インライン測色器81による読取完了から出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長くなるように分別部の位置を変更しつつ、図13の後処理部の搬送経路情報を参照して、良ページの出力部として、最も屈折回数が少ない(屈折回数が相対的に少ない)出力部や最もジャム頻度が低い(ジャム頻度が相対的に低い)出力部を選択する。また、不良ページの出力部として、次に屈折回数が少ない出力部や次にジャム頻度が低い出力部を選択する。
上記制御について、図18を参照して説明する。第1の実施例と同様に、白抜き矢印を付した細い実線は、用紙の搬送経路を示している。また、黒塗りの矢印を付した細い実線は、印刷ジョブが指定する出力部に搬送するための一般的な経路を示しており、例えば、印刷ジョブで出力先として出力部91が指定されている場合は、インライン測色器81で測色済みの用紙は、地点A、D、Eを通過して出力部91に排出される。
また、黒塗りの矢印を付した太い実線及び破線は、本実施例の用紙搬送制御を行った場合の用紙の搬送経路を示している。検査部80の測色結果に基づいて制御部20(良否判断部20b)が良と判定した用紙は、分別部までの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長くなるように搬送経路を延ばし、地点A、B、D、F、H、I、L、Nを経由して出力部94に出力される。一方、制御部20(良否判断部20b)が不良と判定した用紙は、地点A、B、D、F、H、I、L、Mを経由して出力部93に出力される。
すなわち、図18では、印刷ジョブで指定された出力部から出力する際の用紙搬送距離が、制御部20(良否判断部20b)が良/不良を判断する時間に搬送される搬送距離以下の場合、良/不良に応じて出力部の切り替えができないため、印刷ジョブで指定された出力部よりも遠い出力部に排出するようにして用紙の搬送距離を長くし、かつ、良ページを用紙に負担がかからないように出力部94に出力し、不良ページを良ページとは異なる出力部に出力できるようにする。
以下、画像形成装置10の動作について説明する。本実施例では、図3(a)のS108や図3(b)のS113で、出力部を選択する処理について説明する。具体的には、分別部までの搬送距離を良否判断時間の搬送距離よりも長くすることができる出力部群の中から出力部を選択する際に、図19に示すように、印刷ジョブ情報で指定された用紙に対して、図13の屈折回数を参照して、良ページの出力部を上記出力部群の内の最も屈折回数が少ない(又は屈折回数が相対的に少ない)出力部にセットし(S501)、不良ページの出力部を上記出力部群の内の次に屈折回数が少ない出力部にセットする(S502)。又は、図20に示すように、印刷ジョブ情報で指定された用紙に対して、図13のジャム頻度を参照して、良ページの出力部を上記出力部群の内の最もジャム頻度が低い(又はジャム頻度が相対的に低い)出力部にセットし(S601)、不良ページの出力部を上記出力部群の内の次にジャム頻度が低い出力部にセットする(S602)。
このように、インライン測色器81による読取完了から出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長くなるように分別部の位置を変更しつつ、屈折回数やジャム頻度を参照して、特に良ページにおいて、印刷用紙に負担がかからないように、屈折回数が少ない搬送経路を選択したり、ジャム発生頻度が低い搬送経路を選択したりすることにより、用紙が屈折したりジャムが発生したりするリスクを低減することができる。なお、上記ジャム頻度は、本実施例では後処理部90の各後処理機構に設けた不揮発メモリ98から取得しているが、画像形成装置10の本体が実際のジャム履歴から算出してテーブルを作成してもよい。
次に、本発明の第4の実施例に係る画像形成装置、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムについて、図21を参照して説明する。図21は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。
前記した第1乃至第3の実施例では、インライン測色器81による読取完了から出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離が良否判断時間の搬送距離よりも長くなるように搬送経路を変更したが、本実施例では、良否判断に必要な時間を確保するために搬送速度を低下させる。
その場合、画像形成装置10の構成は第1の実施例の図1及び図2と同様であるが、判定部20cは、検査部80のインライン測色器81による読取完了から良否判断部20bが画像の良/不良を判断するまでの良否判断時間を算出する。また、判定部20cは、検査部80のインライン測色器81による読取完了(インライン測色器81の出口)から、選択された出力部に用紙を出力するための搬送経路上の分別部に用紙が到達するまでの搬送距離を算出し、その搬送距離を搬送速度で除算して用紙の搬送時間を算出する。そして、用紙の搬送時間と良否判断時間とを比較し、用紙の搬送時間が良否判断時間よりも長くなるように、インライン測色器の出口から分別部までの用紙の搬送速度を算出する。また、搬送制御部20dは、インライン測色器の出口から分別部までの用紙の搬送速度を、判定部20cが算出した搬送速度に低下させて用紙を搬送し、良ページは選択された出力部に出力し、不良ページは良ページとは異なる出力部に出力する。
以下、画像形成装置10の動作について説明する。CPU21は、上述した用紙搬送制御プログラムをメモリ22に展開して実行することにより、図21のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、画像形成装置10は、プリンターモードにおいて、I/F部24を介してネットワーク上のクライアント端末やプリンタコントローラから印刷ジョブを受信(コピーモードの場合は画像読取部40から画像データを受信)すると(S701のYes)、制御部20(判定部20c)は、印刷ジョブ情報(コピーモードの場合は表示操作部50で設定した情報)をメモリ22上で解析する(S702)。
次に、制御部20(判定部20c)は、印刷ジョブ情報の「インライン測色」の指定を確認し(S703)、「インライン測色」の指定が「OFF」又は「測色モード」の場合は、公知の手法を用いて通常の印刷処理を行う。一方、「インライン測色」の指定が「不良検知モード」の場合は、制御部20(判定部20c)は、図11のインライン測色器情報を参照して、印刷ジョブ情報で指定される不良検知モードでの良否判断時間を算出し(S704)、図13の後処理部の搬送経路情報を参照して、インライン測色器81の出口から、印刷ジョブ情報で指定された出力部に排出するための分別部までの搬送距離を算出し、その搬送距離を後処理部の搬送速度(線速)で除算して搬送時間を取得する(S705)。
次に、制御部20(判定部20c)は、出力部の分別部までの搬送時間が良否判断時間よりも大きいかを判断する(S706)。出力部の分別部までの搬送時間が良否判断時間よりも長い場合(S706のYes)、S708にスキップし、出力部の分別部までの搬送時間が良否判断時間以下の場合(S706のNo)、制御部20(判定部20c)は、出力部の分別部までの搬送時間が良否判断時間よりも長くなるように、出力部の分別部までの搬送速度を算出する(S707)。その後、画像形成部70は画像形成を実施し、検査部80は形成された画像を測色し、制御部20(良否判断部20b)は画像の良否を判断し(S708)、制御部20(搬送制御部20d)は、用紙の搬送速度をS707で算出した搬送速度に低下させて良否判断後の用紙を搬送し(S709)、良ページは印刷ジョブ情報で指定された出力部に排出し、不良ページは良ページとは異なる出力部に排出して(S710)、一連の処理を終了する。
搬送速度の算出方法について具体的に説明すると、第1の実施例と同じ条件で説明すると、用紙を出力部91に排出するため、地点Aから地点Dまでの搬送距離500mmの搬送にかかる時間は、図12の本体情報の印刷速度及び図11のインライン測色器情報の不良検知モードの読取速度が500mm/secであるため、500(mm)/500(mm/sec)=1.0secになる。一方、良否判断に必要な時間は、図11のインライン測色器情報の不良検知モードの良否判断時間が2.0secであるため、良否判断が間に合わないことが判る。そのため、地点Aから地点Dまでの距離500mmの間を2.0secかかって搬送するように搬送速度を500(mm/sec)×1(sec)/2(sec)=250(mm/sec)未満に減速する。
このように、インライン測色器81による読取完了から、印刷ジョブで指定された出力部の分別部に用紙が到達するまでの搬送時間が良否判断時間以下の場合、用紙の搬送速度を低下させることにより、適切に画像の良/不良の分別を行うことができる。なお、用紙の搬送速度は一律に低下させてもよいし、搬送経路のいずれかの区間で用紙の搬送速度を低下させたり、搬送経路のいずれかの地点で用紙の搬送を一時停止させたりしてもよい。
次に、本発明の第5の実施例に係る画像形成装置、用紙搬送制御方法及び用紙搬送制御プログラムについて、図22を参照して説明する。図22は、本実施例の画像形成装置の構成を示す模式図である。
前記した第1乃至第4の実施例では、良ページと不良ページとを別々の出力部に排出したが、出力部にシフト(オフセット)機能を備える場合は、良ページと不良ページとを同じ出力部に排出することができる。その場合、画像形成装置10の構成は第1の実施例の図2と同様であるが、搬送制御部20dは、良ページを出力部に第1の形態で出力し、不良ページは同じ出力部に第2の形態で出力する。
図22の画像形成装置10の模式図を参照して説明する。ここでは、出力部94がシフト(オフセット)機能を有する。この場合、第1乃至第4の実施例では出力部の前段にある分別部で、出力部を切り替えていたが、本実施例では、出力部は同一で、良ページと不良ページとをシフトすることで分別する。図22の太線の実線は良ページの搬送経路を示しており、太線の破線は不良ページの搬送経路を示している。
なお、本実施例の画像形成装置10の動作は、第1乃至第4の実施例で示したフローチャート図において、「分別部」が、「出力部でシフト実行する部分」になり、良ページと不良ページの出力部は同一の出力部として、シフト実行することで分別する。
このように、出力部にシフト機能を備える場合、良ページと不良ページをシフト機能を備える同一の出力部に出力することによっても、印刷処理や画像の読み取り処理を遅延させることなく、適切に画像の良/不良の分別を行うことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
本発明は、インライン測色器を用いて印刷物の画像の良/不良を判断する場合における用紙搬送制御を行う画像形成システム、当該画像形成システムにおける用紙搬送制御方法、用紙搬送制御プログラム及び当該用紙搬送制御プログラムを記録した記録媒体に利用可能である。
10 画像形成装置
20 制御部
20a RIP部
20b 良否判断部
20c 判定部
20d 搬送制御部
21 CPU
22 メモリ
23 記憶部
24 I/F部
30 ADF
40 画像読取部
50 表示操作部
61〜65 給紙部
70 画像形成部
71 感光体ドラム
72 転写ローラ
73 両面機構
74 反転機構
75 不揮発性メモリ
80 検査部
81 インライン測色器
82 不揮発性メモリ
90 後処理部
91〜94 出力部
95 反転機構
95a〜95d 搬送地点
96〜97 後処理機構
96a〜96g 搬送地点
98 不揮発性メモリ

Claims (25)

  1. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有し、
    前記制御装置は、前記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出し、前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出し、前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有し、
    前記制御装置は、前記不良検知モードにおいて、前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を制御することで、前記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離を、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでに要する第2の時間から算出した前記記録媒体が搬送される第2の距離よりも長くする、又は、前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を、前記第2の時間よりも長くする、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記制御装置は、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記搬送経路から分岐する後処理用搬送経路の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる後処理用搬送経路を特定し、前記特定した後処理用搬送経路を経由して、前記記録媒体を前記分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記後処理装置は、複数の前記分別部を備え、
    前記制御装置は、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記複数の分別部の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる分別部を特定し、前記記録媒体を前記特定した分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御装置は、前記記録媒体に形成される画像の特性に応じて、前記第2の時間を変更する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御装置は、前記記録媒体の特性に応じて、少なくとも前記画像形成が良と判断された記録媒体を排出する排出部を選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御装置は、前記画像形成が良と判断された記録媒体が、前記画像形成が不良と判断された記録媒体よりも、当該記録媒体が屈折して搬送される回数が少ない搬送経路を利用するように、前記排出部を選択する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御装置は、前記画像形成が良と判断された記録媒体が、前記画像形成が不良と判断された記録媒体よりも、ジャム頻度が少ない搬送経路を利用するように、前記排出部を
    選択する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御装置は、前記第1の排出部及び前記第2の排出部を、シフト機能を備える同一の排出トレイ内に設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像形成システム。
  10. 前記検査装置は、前記不良検知モードの際の前記測色器の読取速度を、前記印刷装置の印刷速度を維持可能な速度に設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の画像形成システム。
  11. 前記測色器は、前記印刷装置でチャート画像が形成された記録媒体に対して分光測色を行う測色モードで動作可能であり、
    前記検査装置は、前記不良検知モードの際の前記測色器の読取速度を、前記測色モードの際の前記測色器の読取速度よりも速い速度に設定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の画像形成システム。
  12. 前記制御装置は前記印刷装置内に設けられ、前記検査装置及び前記後処理装置の動作状態を管理する、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一に記載の画像形成システム。
  13. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける用紙搬送制御方法であって、
    前記制御装置は、
    記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出する第1処理と、
    前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出する第2処理と、
    前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する第3処理と、を実行する、
    ことを特徴とする用紙搬送制御方法。
  14. 前記第3処理では、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記搬送経路から分岐する後処理用搬送経路の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる後処理用搬送経路を特定し、前記特定した後処理用搬送経路を経由して、前記記録媒体を前記分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の用紙搬送制御方法。
  15. 前記後処理装置は、複数の前記分別部を備え、
    前記第3処理では、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記複数の分別部の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる分別部を特定し、前記記録媒体を前記特定した分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の用紙搬送制御方法。
  16. 前記第2処理では、前記記録媒体に形成される画像の特性に応じて、前記第2の時間を変更する、
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一に記載の用紙搬送制御方法。
  17. 前記第3処理では、前記記録媒体の特性に応じて、少なくとも前記画像形成が良と判断された記録媒体を排出する排出部を選択する、
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載の用紙搬送制御方法。
  18. 前記第3処理では、前記画像形成が良と判断された記録媒体が、前記画像形成が不良と判断された記録媒体よりも、当該記録媒体が屈折して搬送される回数が少ない搬送経路を利用するように、前記排出部を選択する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の用紙搬送制御方法。
  19. 前記第3処理では、前記画像形成が良と判断された記録媒体が、前記画像形成が不良と判断された記録媒体よりも、ジャム頻度が少ない搬送経路を利用するように、前記排出部を選択する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の用紙搬送制御方法。
  20. 前記第3処理では、前記第1の排出部及び前記第2の排出部を、シフト機能を備える同一の排出トレイ内に設定する、
    ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載の用紙搬送制御方法。
  21. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける用紙搬送制御方法であって、
    前記制御装置は、
    前記不良検知モードにおいて、前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を制御することで、前記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離を、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでに要する第2の時間から算出した前記記録媒体が搬送される第2の距離よりも長くする、又は、前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を、前記第2の時間よりも長くする、
    ことを特徴とする用紙搬送制御方法。
  22. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける前記制御装置で動作する用紙搬送制御プログラムであって、
    前記制御装置に、
    記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離又は前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を算出する第1処理、
    前記不良検知モードにおける、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでの第2の時間を取得し、又は前記第2の時間から前記記録媒体が搬送される第2の距離を算出する第2処理、及び
    前記第1の時間と前記第2の時間とを比較、又は、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較し、比較結果に応じて前記検査装置から出力された前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を変更する第3処理、を実行させる、
    ことを特徴とする用紙搬送制御プログラム。
  23. 前記第3処理では、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記搬送経路から分岐する後処理用搬送経路の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる後処理用搬送経路を特定し、前記特定した後処理用搬送経路を経由して、前記記録媒体を前記分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項22に記載の用紙搬送制御プログラム。
  24. 前記後処理装置は、複数の前記分別部を備え、
    前記第3処理では、前記第1の時間が前記第2の時間以下、又は、前記第1の距離が前記第2の距離以下の場合は、前記複数の分別部の中から、前記第1の時間を前記第2の時間よりも長く、又は、前記第1の距離を前記第2の距離よりも長くすることができる分別部を特定し、前記記録媒体を前記特定した分別部に搬送する、
    ことを特徴とする請求項22又は23に記載の用紙搬送制御プログラム。
  25. 画像データに基づき記録媒体に画像を形成する印刷装置と、前記印刷装置で画像が形成された前記記録媒体を検査する検査装置と、前記検査装置から出力された前記記録媒体を搬送する搬送経路を有する後処理装置と、制御装置と、を有し、
    前記検査装置は、前記記録媒体に形成された画像を読取可能な測色器を備え、前記測色器は、印刷ジョブを処理する際に各ページの画像を読み取って画像形成の良/不良を判断可能にする不良検知モードで動作可能であり、
    前記後処理装置は、前記検査装置から出力された前記記録媒体を排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記搬送経路上に設けられ、前記記録媒体を前記第1の排出部又は前記第2の排出部に振り分ける分別部と、を有する画像形成システムにおける前記制御装置で動作する用紙搬送制御プログラムであって、
    前記制御装置に、
    前記不良検知モードにおいて、前記記録媒体の搬送経路又は搬送速度を制御することで、前記測色器の出口から前記後処理装置の分別部までの第1の距離を、前記記録媒体への前記測色器の読取完了から画像形成の良/不良を判断するまでに要する第2の時間から算出した前記記録媒体が搬送される第2の距離よりも長くさせる、又は、前記記録媒体が前記第1の距離を搬送される第1の時間を、前記第2の時間よりも長くする処理、を実行させる、
    ことを特徴とする用紙搬送制御プログラム。
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