JP6692409B2 - 耐熱性マグネシウム合金 - Google Patents

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Description

この発明は、耐熱性に優れたマグネシウム合金に関する。
マグネシウムにアルミニウムなどの元素を添加したマグネシウム合金は、軽量で加工しやすく、様々な分野で利用されている。例えば、Al−Mn−Znを添加したAZ系合金や、Al−Mn−Siを添加したAS系合金が知られている。これらの合金に、CaやSn、あるいはRE(希土類元素:ミッシュメタル)を添加すると、高温特性が向上することが知られている。特に、ダイカスト用途としては、室温での強度に優れる汎用材AZ91や、耐クリープ性に優れるAE44などが用いられている。
例えば下記特許文献1には、Alを4.5〜10mass%(4.1〜9.5at.%)、Caを0.1〜3mass%(0.06〜1.9at.%)、RE(ミッシュメタル)を1〜3mass%(約0.18〜0.55at.%)添加し、かつ下記の関係式を満たす組成の合金が記載されている。なお、Al含有量を(a)mass%、Ca含有量を(b)mass%、RE含有量を(c)mass%とする。この合金は、CaおよびRE添加によりAl−Ca、Al−RE化合物を晶出させ、高温強度が向上している。
1.66+1.33b+0.37c≦a≦2.77+1.33b+0.74c
また、下記特許文献2には、Alを4〜10mass%(3.7〜9.5at.%)、Caを1〜3mass%(0.6〜1.9at.%)、Znを0.5〜4mass%(0.2〜1.6at.%)、REを3mass%(約0.56at.%)以下の範囲で含むMg合金が記載されている。このMg合金は、REの添加によって、耐クリープ特性が向上されている。
さらに、下記特許文献3には、Alを6〜12mass%(5.5〜13at.%)、Caを0.05〜4mass%(0.03〜2.9at.%)、REを0.5〜4mass%(約0.09〜0.83at.%)、Mnを0.05〜0.5mass%(0.02〜0.26at.%)、Snを0.1〜14mass%(0.02〜3.43at.%)の範囲で含むMg合金が記載されている。この合金は、Snの添加によって、CaおよびREの化合物形成を促進させることで、耐クリープ性を向上させている。
特開平09−291332号公報 特開2002−129272号公報 特開2005−68550号公報
しかしながら、特許文献3に記載の範囲の合金は高温特性には優れていても、通常時の伸びが不十分となる傾向にあった。
また、CaとREとAlを含む合金では、個々の元素の範囲だけで好ましい範囲を規定しようとすると、耐クリープ性を含めた高温特性が十分に発揮出来る場合と、効果が不十分になる場合とがあった。これは単純に個々の値の増減では調整しきれず、好適な性質を有する合金を得るには、さらなる条件を満たすことが必要であると考えられた。
また、Caを添加したマグネシウム合金は高温特性が向上するが、高温特性の物性値だけが高くても実際の用途に用いることはできず、用途に応じて他の様々な機械的特性も一定の水準以上であることが求められる。
そこでこの発明は、高温特性だけでなく、伸びを含めてできるだけ多くの機械的特性がバランスよく優れたマグネシウム合金を得ることを目的とする。
この発明は、Alを5.7at.%以上8.6at.%以下、Mnを0.05at.%以上0.27at.%以下、Caを0.6at.%以上1.7at.%以下、REを0.02at.%以上0.36at.%以下含有し、
0.1at.%以上0.3at.%以下のZnと、0.02at.%以上0.18at.%以下のSnとの、いずれかを含有し、
原子数における下記式(1)の不等式の条件を満たし、
残部がマグネシウムと不可避不純物とであるマグネシウム合金により上記の課題を解決したのである。
(Ca+RE)/Al>0.137 ……(1)
上記式(1)の条件を満たす場合には耐熱性が十分に確保できるが、この条件を満たさない場合には、個々の元素の成分比が上記の条件を満たしていたとしても、耐熱性を十分に確保できないことがわかった。これはCaとREとがどちらもAlと結合することで耐熱性のある化合物を形成することに加え、Alの存在比によっては耐熱性の無いMg17Al12相が形成されるため、各々化合物相の存在比や晶出形態によって耐熱性が大きく変化し、個々の元素だけの条件では好適ではない状況を取りうるためと考えられる。
また、一方で上記式(1)では高いことが求められるREは、伸びを低下させる傾向が強い。このため、この発明においてさらに好ましい機械的特性を得るには、REが0.15at.%以下であると好ましい。なお、REを構成する希土類元素群はいずれも他の元素と比べて原子量が著しく大きいため、合金成分を調整する際、化合物相の存在比を推測するには原子数の比の%(at.%)であらわすことで算出が容易になる。このため、この発明にかかる合金の適切な元素の含有比率は、wt.%ではなく、at.%で示す。
また、SnとZnの添加も耐熱性に間接的に寄与する。SnおよびZnは、REに比べ優先的に母相に固溶するため、これらを添加することで耐熱性に優れるAl−RE系化合物形成を促進することができる。一方でこのSnとZnの効果は、両方が含有されているとAl−Zn−Ca系などの別の化合物が形成されうるため、効果的な耐熱性向上を妨げる恐れがある。このため、含有するのはSnとZnとの一方であり、他方の元素は上記の範囲未満である必要があり、望ましくは検出限界未満である。
この発明により、高温および常温の機械的特性にも優れたマグネシウム合金を得ることができる。
実施例における(Ca+RE)/Alとクリープ伸びとのグラフ
以下、この発明について詳細に説明する。
この発明は、少なくともAl,Mn,Ca,REを含有し、Zn又はSnを含有し、高温特性に優れたマグネシウム合金である。
この発明にかかるマグネシウム合金は、Alの含有量が5.7at.%以上であることが必要であり、6.2at.%以上であると好ましい。Alが少なすぎると、耐力を始めとする強度が低下しすぎてしまう。6.2at.%以上になると、引張における機械的性能と耐熱性とのバランスがさらに良好になる。一方で、Alの含有量が8.6at.%以下であることが必要であり、7.5at.%以下であると好ましい。Alが多すぎると耐熱性や伸びが低下しすぎてしまう傾向にある。7.5at.%以下であると伸びを十分に確保しやすくなる。
この発明にかかるマグネシウム合金は、Mnの含有量が0.05at.%以上であることが必要である。MnはAl−Fe−Mn系化合物を形成することで溶湯中の不純物であるFeを除去し耐腐食性の低下を抑える効果があり、少なすぎるとFe由来の腐食しやすさが無視できなくなるからである。一方で、Mnの含有量は0.27at.%以下であることが必要であり、0.20at.%以下であると好ましい。多すぎると、上記のAl−Fe−Mn系化合物やMnとAlの金属間化合物、及びMn単体が多く析出することで脆くなり、靭性が低下しすぎる傾向にあるためである。0.20at.%以下であればこの強度の低下を十分に防ぎつつ、脱鉄効果を十分に確保できる。
この発明にかかるマグネシウム合金は、Caの含有量が0.6at.%以上であることが必要であり、0.9at.%以上であると好ましい。この合金において0.6at.%のCaは、概ね1質量%に相当し、これは類似のマグネシウム合金において難燃性が発現する下限にあたる。これより少なすぎると難燃性が不十分となってしまう。0.9at.%以上のCaを含有すると、十分な難燃性を確保できるとともに、耐熱性も十分に確保できる。一方、Caの含有量が1.7at.%以下であることが必要であり、1.5at.%以下であると好ましい。Caが多すぎると伸びが低下しやすくなってしまう。1.5at.%以下であると、伸びと耐熱性とのバランスを保ちやすく好ましい。
この発明にかかるマグネシウム合金は、希土類元素(RE)の含有量が、0.02at.%以上である必要がある。希土類元素としては特に限定されるものではなく、ミッシュメタルでよい。REはAlとの間にAl−RE系化合物を形成し、耐熱性を向上させることができる。REが0.02at.%未満であるとこの効果が十分に発揮されず、耐熱性が不十分になりやすい。一方、REの含有量が0.36at.%以下である必要があり、0.25at.%以下であると好ましく、0.15at.%以下であるとさらに好ましい。REが多すぎるとAl−RE系化合物あるいはAl−RE−Mn系化合物が粗大化してしまい、伸びの低下が無視できなくなってしまう。0.25at.%以下であると、Al−RE系化合物の量が耐熱性の向上効果を十分に保持しながら、REの使用量を削減して、伸びの低下も抑えやすくなり、0.15at.%以下であるとさらに伸びを確保しやすくなるので好ましい。
この発明にかかるマグネシウム合金は、上記の元素に加えて、SnとZnとのいずれかを含有することが必要である。
この発明にかかるマグネシウム合金がZnを含有する場合、Znの含有量は0.1at.%以上である必要があり、0.15at.%以上であると好ましい。Znは鋳造性及び延性に寄与し、0.15at.%以上であると十分にその効果を発揮する。一方で、0.3at.%以下である必要があり、0.25at.%以下であると好ましい。Znが多すぎると晶出物を生じて伸びが低下するだけでなく、熱間割れが生じるおそれがある。0.25at.%以下であれば、鋳造性と伸びとのバランスを十分に確保できる。
一方、この発明にかかるマグネシウム合金がSnを含有する場合、Snの含有量は0.02at.%以上である必要があり、0.04at.%以上であると好ましい。Snは鋳造性向上に寄与する。0.04at.%以上であると十分にこれらの効果を発揮する。一方で、0.18at.%以下である必要があり、0.15at.%以下であると好ましい。Snが多すぎると、Al−Ca系化合物の晶出を阻害し、かつ、粗大なMg−Ca−Sn化合物を形成させて伸びの低下が無視できなくなってしまうからである。0.15at.%以下であれば、耐熱性と伸びとのバランスを十分に確保できる。
なお、SnとZnとの両方を含有することは好ましくなく、効果を発揮させない方の元素は上記の範囲未満である必要があり、検出限界未満であると好ましい。これらの元素がいずれも上記の範囲で含有されていると、耐熱性の低下などの悪影響も相乗的に増加してしまうためである。
この発明にかかるマグネシウム合金は、上記の条件に加えて、さらに、Alの含有量(at.%)と、Caの含有量(at.%)と、REの含有量(at.%)とが、下記式(1)の不等式の条件を満たすことが必要である。CaとREはともに、Alとの間で化合物を形成することでクリープ伸びを抑制し、耐熱性を向上させる化合物を形成する。ただし、Alが多すぎると、耐熱性を低下させるMg17Al12を晶出させてしまう。このMg17Al12の晶出を抑えると共に、耐熱性を向上させるAl−Ca系化合物やAl−RE系化合物を効果的に晶出させるようにするため、下記式(1)の条件を満たすことが必要となる。境界値の前後で、クリープ伸びの値が大きく変動し、式の左辺の値が0.137を越えるとクリープ伸びが大きく抑制された値となる。
(Ca+RE)/Al>0.137 ……(1)
この発明にかかるマグネシウム合金は、上記の元素の他に、不可避不純物を含有してもよい。この不可避不純物とは、製造上の問題、あるいは原料上の問題のために、意図に反して含有することが避けられないものである。例えば、Si、Fe,Ni,Cu,などの元素が挙げられる。この発明にかかるマグネシウム合金の特性を阻害しない範囲の含有量であることが必要であり、一元素あたり0.1at.%未満であることが好ましく、少ないほど好ましく、検出限界未満であると特に好ましい。
ただし、その他の元素の中でも、上記のCaとMg以外の第2族元素、すなわち、Be、Sr、Ba、Raの含有量が出来るだけ少ないことが好ましい。具体的には、これらを合計しても0.05at.%未満であることが好ましく、個々の元素はいずれも検出限界未満であることが望ましい。これらの第2族元素は高価であり、コストアップ要因となるためである。
この発明にかかるマグネシウム合金は、上記のat.%の範囲となるように上記の元素を含む原料を用いて、一般的な方法で調製可能である。なお、上記の原子比及びat.%は、原料における比及び%ではなく、調製された合金や、それを鋳造などによって製造した製品における比及び%である。
この発明にかかるマグネシウム合金は耐熱性が高く、この発明にかかるマグネシウム合金を用いて製造した製品は、高温状況下での耐クリープ性がよいものとなる。また、伸びなどの点からも使いやすい合金となる。
この発明にかかるマグネシウム合金を実際に調製した例を示す。Mg以外の元素の含有成分が下記の表1のそれぞれに記載のat.%となるようにマグネシウム合金を調製し、重力鋳造により肉厚50mmの合金素材を作製した。なお、不可避不純物についてはいずれも0.01at.%未満であり、表中では省略している。また、CeとLaはREとして含まれるうち、これらの元素の含有量を抽出した値を示している。
Figure 0006692409
また、それぞれの合金について、JIS Z 2241(ISO6892−1)に定める引張試験方法に基づいて試験を行った。試験体は前述の合金素材に機械加工を施して作製し、試験器にはオートグラフ(株式会社島津製作所製:AG−Xplus−100kN)を用いて、0.2%耐力:Rp0.2を測定した。その結果を、0.2%耐力が90MPa以上であるものを「VG」(Very Good)、0.2%耐力が80MPa以上90MPa未満であるものを「G」(Good)、0.2%耐力が80MPa未満であるものを「B」(Bad)と評価した。また、同じくJIS Z 2241に定める引張試験方法に基づき、上記の試験機を用いて、伸び:Aを測定した。1.0%以上のものを「G」、1.0%未満のものを「B」と評価した。
また、実施例といくつかの比較例についてJIS Z 2271(ISO204)で定めるクリープ試験方法に基づいて試験を行った。試験体は前述の合金素材に機械加工を施して作製し、クリープ試験機には株式会社テークスグループ製、型番FC−13を用い、試験温度は175℃、与えた応力は50MPaで、100時間経過後のクリープ伸び:Af(%)を測定した。クリープ伸びが0.15%未満のものを「VG」、0.15%以上0.18%未満のものを「G」、0.18%以上のものを「B」と評価した。
このうち、比較例1,2はREを含有しないため耐熱性が不十分となった例である。これらはどちらもクリープ伸びに問題を生じている。比較例3は、REを含有せず、かつCaが過剰となった例である。REを含有しないことで伸びには有利な配分になっているにも拘わらず、Caが過剰であることでその有利になる分以上に伸びを悪化させている例である。比較例4、5はAlが不足することで、0.2%耐力が悪化した。比較例5については、比較例4にREとSnを加えた組成だが、0.2%耐力は改善しなかった。
比較例6、7は((Ca+RE)/Al)が限界値0.137を下回った例である。個々の成分比は実施例に類似する値であるが、この限界値未満になると、クリープ伸びが極端に悪化する挙動を示した。この特異な挙動を、図1のグラフで示す。クリープ伸びが0.24で、(Ca+RE)/Alの値が0.140の線に近いところにある二点が比較例6,7である。
比較例8は、伸びに問題を生じている例である。REを含まないため、伸びは良好になる傾向にあり、過剰であるSnは一部粗大なMg−Ca−Sn系化合物を形成する一方で、ネットワーク状のAl−Ca系化合物の体積率がやや下がり、それぞれの効果が相殺されるため、伸びには寄与する要素が小さい。それにも関わらず、Alが過剰であることで、伸びが大きく低下している。これに比べて比較例9ではAlが少なくなることで、伸びが良好になっている。ただし比較例9もREを含まないため、クリープ伸びの点で問題がある。
一方、Alが少なすぎる比較例10は、0.2%耐力に問題を生じることが示された。また、さらにCaを含有しない比較例11ではクリープ伸びの試験にあたって破断してしまった。比較例12は(Ca+RE)/Al)の条件は満たすものの、Caが不足しているとやはりクリープ伸びに問題を生じることが示した。また、比較例12と13はいずれもAlが不足しており、0.2%耐力についても問題を生じた。

Claims (2)

  1. 原子数の比において、Alを5.7at.%以上8.6at.%以下含有し、Caを0.6at.%以上1.7at.%以下含有し、Mnを0.05at.%以上0.27at.%以下含有し、希土類元素(RE)を0.02at.%以上0.15at.%以下含有し、0.1at.%以上0.3at.%以下のZnと、0.02at.%以上0.18at.%以下のSnとの、いずれかを含有し、
    原子数における含有量が下記式(1)の不等式の条件を満たし、残部がMgと不可避不純物である、マグネシウム合金。
    (Ca+RE)/Al>0.162 ……(1)
  2. Alを6.2at.%以上7.5at.%以下含有し、Caを0.9at.%以上1.5at.%以下含有し、Mnを0.05at.%以上0.20at.%以下含有し、REを0.06at.%以上0.15at.%以下含有し、
    0.15at.%以上0.25at.%以下のZnと、0.04at.%以上0.15at.%以下のSnとの、いずれかを含有する請求項1に記載のマグネシウム合金。
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