JP6692030B2 - 棚板 - Google Patents
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Description
しかしながら、そのような陳列棚においては、仕切板の位置調節のために係合孔が多数必要となるが、同じ形状の係合孔が多数並んでいることから、前後方向に離れて配置される多数の係合孔に対して、適切な前後の係合孔を選んで仕切板を係合することが難しく、前後で掛け違いが生じることがあった。
また、本発明の他の実施形態は 棚板の前方及び後方に配置される前被係合板部及び後被係合板部と、商品の載置部を仕 切る仕切板を備え、前被係合板部及び後被係合板部は、前後方向に長い長係合孔と、長係合孔よりも前後方向の寸法が短い短係合孔とを、左右方向に交互に並べてあるとともに、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔同士及び短係合孔同士が前後方向に一直線状になるように並べて備えてあり、仕切板は、その前後端部に、前被係合板部及び後被係合板部の短係合孔の一方に係合したときに他方の短係合孔に係合可能であると共に、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔の一方に係合したときに他方の長係合孔にも係合可能な係合部を有し、係合部を長係合孔に係合したときには、仕切板が前後方向に移動自在であり、係合部を短係合孔に係合したときには、仕切板が前後方向に移動不能であることを特徴とする。
なお、本実施形態の説明においては、ショウケースの商品を取り出す方を「(手)前」、反対を「後」といい、ショウケースに向かって右側を「右」という。
(全体の構成)
図1に示すように、本発明の実施形態に係る棚板を備えるショウケースAは、フレーム1と、フレーム1内に上下方向に複数配置された棚板2、2・・とからなり、棚板2は、フレーム1に対して、後方を高く、手前に行くに従って徐々に低くなるように配置されている。
棚板2の上面には、左右方向に複数の仕切板3が配置されており、仕切板3により仕切られた各領域に同一種類の缶飲料等の商品が前後方向に陳列され、手前の商品を取り出すことにより、重力により後方の商品が自然と手前に移動するように構成されている。
図2に示すように、棚板2は、上面に商品を載置して陳列する載置部21と、載置部21の左右両側端に固定される側板22,22と、載置部21の前方に取り外し自在に配置される前被係合板部23と、載置部21の後方に取り外し自在に配置される後被係合板部24とにより構成されている。
棚板2の基板の上面で、ローラ載置板211よりも前方位置には、前被係合板部23が取り外し自在に配置されており、ローラ載置板211よりも後方位置には、後被係合板部24が取り外し自在に配置されている。前被係合板部23及び後被係合板部24は、ともに上面に被係合部が形成されており、後述する仕切板3の前後の係合部32,32を、前被係合板部23及び後被係合板部24の左右位置が揃った被係合部同士に係合することにより、前後方向にまっすぐな陳列領域を形成することができる。
上記のように、缶飲料等の商品を陳列するショウケースにおいては、仕切板3の前後の係合部32,32を、棚板2の載置部21の前方に配置された前被係合板部23及び後方に配置された後被係合板部24の被係合部に係合することによって棚板2に固定しているが、本発明の実施形態に係る棚板においては、仕切板3を固定するための前被係合板部23及び後被係合板部24の被係合部を、それぞれ長短2種類の係合孔を左右方向に交互に配置することにより形成している。
以下、本発明の実施形態に係る棚板に採用されている前被係合板部23及び後被係合板部24に構成について、図3乃至5を参考にして詳細に説明する。
なお、前被係合板部23と後被係合板部24とは、概ね同一の構成をなしているので、以下においては、主に後被係合板部24を用いて説明する。
なお、各係合孔242a,242bは、基板241を貫通するように形成されていても、貫通しないように凹部として形成されていてもよい。
そして、前被係合板部23における長係合孔232a及び短係合孔232bの配置位置と後被係合板部24の長係合孔242a及び短係合孔242bの配置位置とを、それぞれ左右方向で一致させているとともに、前被係合板部23の短係合孔232bと後被係合板部24の短係合孔242bの前後方向の離間距離は、仕切板3の前後の係合部32,32の離間距離と略一致している。
したがって、図4(a)に示すように、仕切板3の係合部32が(後)被係合板部24の短係合孔242bに係合された場合には、係合部32は短係合孔242bの前後方向に移動することなく、図4(b)に示すように、仕切板3の係合部32が(後)被係合板部24の長係合孔242aに係合された場合には、係合部32は長係合孔242aに対して前後方向に移動させることができる。
仕切板が係合している係合孔を適切に判断することができ、隣接する被係合部に対して前後で掛け違いすることなく仕切板を取り付けることができる。
また、前後の被係合板部の長係合孔によって仕切板3を取り付けた後でも、仕切板は前後に移動させることができるので、仕切板の前後位置は適宜調節することができ、短係合孔により取り付けられている仕切板3の前後位置と合わせることで、棚板の全ての仕切板を揃えて取り付けることができ、体裁がよい。
また、本実施形態においては、仕切板の係合部の前後方向長さを短係合孔の前後方向の長さと略同じく、もしくはやや小さく設定しているが、短係合孔の前後方向の長さは必ずしも係合部の前後方向の長さと同じでなくてもよく、長係合孔と短係合孔とで仕切板の前後方向の動き幅に差異が生じれば、短係合孔の前後方向長さが仕切板の係合部の前後方向長さよりも長くてもよい。
さらに、本実施形態においては、長係合孔242aと短係合孔242bはその前後方向の中心位置が略中心線s上に並ぶように左右方向に交互に配置されているが、両者の中心位置は、必ずしも一致させる必要はない。
2 :棚板
21 :載置部
211 :ローラ載置板
211a :ローラ
22 :側板
23 :前被係合板部
232a :長係合孔
232b :短係合孔
24 :後被係合板部
241 :基板
242 :係合孔列
242a :長係合孔
242b :短係合孔
3 :仕切板
31 :仕切部
32 :係合部
Claims (2)
- 棚板の前方及び後方に配置される前被係合板部及び後被係合板部と、商品の載置部を仕 切る仕切板を備え、
前被係合板部及び後被係合板部は、前後方向に一直線状に長い長係合孔と、長係合孔よりも前後方向の寸法が短く、一直線状に長い短係合孔とを、その前後方向中心位置が一直線状となるように、左右方向に交互に並べてあるとともに、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔同士及び短係合孔同士が前後方向に一直線状になるように並べて備えており、
仕切板は、その前後端部に、前被係合板部及び後被係合板部の短係合孔の一方に係合したときに他方の短係合孔に係合可能であると共に、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔の一方に係合したときに他方の長係合孔にも係合可能な係合部を備えることを特徴とする棚板。 - 棚板の前方及び後方に配置される前被係合板部及び後被係合板部と、商品の載置部を仕 切る仕切板を備え、
前被係合板部及び後被係合板部は、前後方向に長い長係合孔と、長係合孔よりも前後方向の寸法が短い短係合孔とを、左右方向に交互に並べてあるとともに、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔同士及び短係合孔同士が前後方向に一直線状になるように並べて備えてあり、
仕切板は、その前後端部に、前被係合板部及び後被係合板部の短係合孔の一方に係合したときに他方の短係合孔に係合可能であると共に、前被係合板部及び後被係合板部の長係合孔の一方に係合したときに他方の長係合孔にも係合可能な係合部を有し、係合部を長係合孔に係合したときには、仕切板が前後方向に移動自在であり、係合部を短係合孔に係合したときには、仕切板が前後方向に移動不能であることを特徴とする棚板。
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