JP6690508B2 - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
乱れ判断部は、回転検出信号にノイズが重畳していることを示す予め設定された乱れ判断条件が成立しているか否かを判断するように構成される。
本実施形態のモータ制御装置1は、電気自動車に搭載され、図1に示すように、電気自動車の動力源となる走行用モータ2を制御する。
インバータ5は、6個のスイッチング素子を備えた周知の三相ブリッジ回路である。インバータ5は、昇圧回路4からの駆動用電圧VHを三相交流に変換し、U相、V相およびW相の三相交流電流によってモータ2を駆動する。
RD変換器11は、レゾルバ6に励磁信号f(t)を供給する。またRD変換器11は、レゾルバ6から出力される回転検出信号Sa,Sbを入力して、その回転検出信号Sa,Sbから、モータ2の回転角度(詳しくはレゾルバ6の回転角度)を示すA相信号、B相信号およびZ相信号を出力する。以下、レゾルバ6の回転角度をレゾルバ角という。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が120°になると、V相アーム22において、スイッチング素子33をオン状態にするとともに、スイッチング素子34をオフ状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が240°になると、W相アーム23において、スイッチング素子35をオン状態にするとともに、スイッチング素子36をオフ状態にする。
モータ制御装置1のマイコン12は、後述する回転角度モードに設定されている場合には、RD変換器11から入力されるA相信号、B相信号およびZ相信号に基づいてレゾルバ角を算出し、算出したレゾルバ角に基づいて、スイッチング素子のオン/オフを切り替える。
時間間隔算出処理が実行されると、マイコン12は、図3に示すように、RD変換器11からZ相信号が入力したか否かを判断する。ここで、Z相信号が入力していない場合には、S90に移行する。
|TNM−Ave(TNM)| < m×Dev(TNM) ・・・(1)
上式(1)のTNMは、S20で算出された最新のZ相信号時間間隔である。上式(1)のAve(TNM)およびDev(TNM)はそれぞれ、時間間隔算出処理で現時点までに算出されたZ相信号時間間隔TNMの平均値および分散である。但し、平均Ave(TNM)および分散Dev(TNM)は、上式(1)の条件を満たしていないZ相信号時間間隔TNMを除外して算出される。
切替設定処理が実行されると、マイコン12は、図4に示すように、まずS210にて、下式(4)により、推定時間Testを算出する。推定時間Testは、レゾルバ6がスイッチ切替角度Δθだけ回転するのに要する時間の推定値である。本実施形態では、スイッチ切替角度Δθは60°である。
|TΔθ−Test| < ΔTj ・・・(5)
例えば図5は、A相信号、B相信号およびZ相信号に基づいて算出されたレゾルバ角が0°から60°だけ回転するのに実際に要した時間TΔθと、レゾルバ角が0°から60°だけ回転するのに要する推定時間Testとの差が、乱れ判定時間ΔTjより大きいことを示している。なお、図5において、実線L1は、A相信号、B相信号およびZ相信号に基づいて算出されたレゾルバ角の時間変化を示す。また、破線L2は、推定時間Testに基づいて推定されたレゾルバ角の時間変化を示す。
このように構成されたモータ制御装置1は、6個のスイッチング素子31,32,33,34,35,36を有する三相ブリッジ回路を備えてモータ2に三相交流電流を供給するインバータ5を、少なくとも矩形波制御方式を用いて制御する。
このようにモータ制御装置1は、推定回転速度ωestと推定回転加速度dωest/dtとを用いて推定時間Testを算出することにより、切替タイミングが到来したか否かを判断する判断精度を向上させることができる。
モータ制御装置1は、除外判断条件が成立していると判断した場合に、判断の対象となった最新のZ相信号時間間隔TNMを除外して、推定回転加速度dωest/dtを算出する。
モータ制御装置1は、時間TΔθと推定時間Testとの差が、予め設定された乱れ判定時間ΔTj以上である場合に、乱れ判定カウンタをインクリメントする。モータ制御装置1は、時間TΔθと推定時間Testとの差が、乱れ判定時間ΔTj未満である場合に、乱れ判定カウンタをデクリメントする。
すなわち、モータ制御装置1は、ノイズが頻繁に回転検出信号に重畳するような状況において、推定時間モードに設定する。換言すると、単発的にノイズが回転検出信号に重畳するような状況では、推定時間モードに設定されない。これにより、モータ制御装置1は、推定時間モードに設定される状況が不必要に発生するのを抑制することができ、切替タイミングが到来したか否かを判断する判断精度の低下を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、レゾルバ6は角度検出部に相当し、S250は乱れ判断部としての処理に相当し、S310は第1設定部としての処理に相当し、S210,S300は第2設定部としての処理に相当する。
また、S70は速度推定部としての処理に相当し、S80は加速度推定部としての処理に相当し、推定時間Testは第2設定部により推定された切替時間に相当する。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、次の切替タイミングになるまでのレゾルバ角の変化として推定時間Testを推定するものを示した。しかし、例えば図6に示すように、推定回転速度ωestと推定回転加速度dωest/dtを用いて、レゾルバ角を推定した推定角を算出し、この推定角に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断させるようにしてもよい。
図6では、矢印L11,L12,L13,L14で示すように、レゾルバ角が0°〜180°であるときは、レゾルバ角に基づいて、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23の何れか1つにおけるスイッチング素子のオン/オフが切り替えられる。
また上記実施形態では、回転検出信号にノイズが重畳していることを示す乱れ判断条件が成立した場合に推定時間モードに設定することにより、矩形波制御方式を継続するものを示した。しかし、時間TΔθと推定時間Testとの差が、予め設定された中止判定時間を超えた場合には、推定時間モードによる矩形波制御方式を中止し、昇圧回路4により駆動用電圧VHを上昇させて、過変調PWM制御方式または正弦波PWM制御方式に移行するようにしてもよい。
Claims (5)
- 複数のスイッチング素子(31,32,33,34,35,36)を有する三相ブリッジ回路を備えてモータ(2)に三相交流電流を供給するインバータ(5)を、少なくとも矩形波制御方式を用いて制御するモータ制御装置(1)であって、
前記矩形波制御方式では、前記モータの回転角度を検出する角度検出部(6)から出力される回転検出信号に基づいて算出される検出角度が互いに異なるように予め設定された切替角度になる複数の切替タイミングが予め設定され、更に、複数の前記切替タイミングのそれぞれについて、前記三相ブリッジ回路における複数の前記スイッチング素子のうち、オン状態にする前記スイッチング素子と、オフ状態にする前記スイッチング素子とが予め設定されており、
前記回転検出信号にノイズが重畳していることを示す予め設定された乱れ判断条件が成立しているか否かを判断するように構成された乱れ判断部(S250)と、
前記乱れ判断条件が成立していないと前記乱れ判断部が判断した場合には、前記モータ制御装置に、前記検出角度に基づいて、前記切替タイミングが到来したか否かを判断させる第1判断モードに設定するように構成された第1設定部(S310)と、
前記乱れ判断条件が成立していると前記乱れ判断部が判断した場合には、前記回転検出信号に基づいて算出された過去の前記検出角度に基づいて、少なくとも、次の前記切替タイミングになるまでの前記検出角度の変化を推定し、この推定結果に基づいて、前記モータ制御装置に、前記切替タイミングが到来したか否かを判断させる第2判断モードに設定するように構成された第2設定部(S210,S300)と、
前記検出角度の回転速度を推定するように構成された速度推定部(S70)と、
前記検出角度の回転加速度を推定するように構成された加速度推定部(S80)とを備え、
前記第2設定部は、前記速度推定部により推定された前記回転速度と、前記加速度推定部により推定された前記回転加速度とを用いて、直近で終了した前記切替タイミングから次の前記切替タイミングまでの時間である切替時間を、次の前記切替タイミングになるまでの前記検出角度の変化として推定するように構成され、
前記第2判断モードでは、直近で終了した前記切替タイミングから前記切替時間が経過したタイミングを次の前記切替タイミングとして、前記切替タイミングが到来したか否かを判断するモータ制御装置。 - 請求項1に記載の速度推定部であって、
前記モータが1回転するのに要する回転時間を繰り返し計測するように構成された時間計測部(S20)と、
前記時間計測部により計測された複数の前記回転時間の平均と分散を算出するように構成された平均算出部(S60)と、
前記時間計測部により計測された最新の前記回転時間と、前記平均算出部により算出された前記平均との差分が、予め設定された除外判定係数と、前記平均算出部により算出された前記分散との乗算値以上であることを示す除外判断条件が成立しているか否かを判断するように構成された除外判断部(S40)とを備え、
前記速度推定部は、前記時間計測部により計測された複数の前記回転時間の逆数の加重平均を前記回転速度とし、
前記加速度推定部は、複数の前記回転時間の逆数のそれぞれについて、対象となる前記回転時間が計測された時点よりも前に計測された直近の前記回転時間の逆数との差分を算出し、算出された複数の前記差分の加重平均を前記回転加速度とし、
前記平均算出部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記平均と前記分散を算出し、
前記速度推定部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記回転速度を算出し、
前記加速度推定部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記回転加速度を算出するモータ制御装置。 - 請求項2に記載のモータ制御装置であって、
前記除外判定係数は、前記速度推定部により推定された最新の前記回転速度との間で負の相関を有するように設定されているモータ制御装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
前記切替時間を検出するように構成された切替時間検出部(S100)と、
前記切替時間検出部により検出された前記切替時間と、前記第2設定部により推定された前記切替時間との差が、予め設定された乱れ判定時間以上である場合に、乱れ判定カウンタをインクリメントする加算部(S240)と、
前記切替時間検出部により検出された前記切替時間と、前記第2設定部により推定された前記切替時間との差が、前記乱れ判定時間未満である場合に、前記乱れ判定カウンタをデクリメントする減算部(S230)とを備え、
前記乱れ判断部は、前記乱れ判定カウンタの値が予め設定された乱れ判定値を超えている場合に、前記乱れ判断条件が成立していると判断するモータ制御装置。 - 請求項4に記載のモータ制御装置であって、
前記乱れ判断部は、前記乱れ判断条件が成立した後において、前記乱れ判定カウンタの値が、前記乱れ判定値より小さくなるように予め設定された復帰判定値未満になった場合に、前記乱れ判断条件が成立していないと判断するモータ制御装置。
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