JP6690508B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、モータを制御するモータ制御装置に関する。
特許文献1には、レゾルバによりモータの回転角度を検出するとともに、正弦波PWM制御方式、過変調PWM制御方式および矩形波制御方式の何れかを選択して、モータへ三相交流電流を供給する三相ブリッジ回路を制御するように構成されたモータ制御装置が記載されている。
特許第5409034号公報
矩形波制御方式では、モータ制御装置は、レゾルバにより検出された検出信号に基づいて算出された回転角度に基づいて、三相ブリッジ回路を構成する複数のスイッチング素子のオン/オフの切替タイミングを制御する。このため、レゾルバの検出信号にノイズが重畳すると、算出される回転角度に誤差が生じて、切替タイミングが変動してしまう。これにより、相電流の変動が増大し、モータにおいて異音およびトルク脈動が発生する恐れがあった。
このため、ノイズによる角度誤差が生じ得る領域では矩形波制御方式を用いることができず、正弦波PWM制御方式または過変調PWM制御方式を行うよう制御されていた。これにより、電力損失が増大してしまう恐れがあった。
本開示は、電力損失を抑制することを目的とする。
本開示の一態様は、複数のスイッチング素子(31,32,33,34,35,36)を有する三相ブリッジ回路を備えてモータ(2)に三相交流電流を供給するインバータ(5)を、少なくとも矩形波制御方式を用いて制御するモータ制御装置(1)である。
矩形波制御方式では、モータの回転角度を検出する角度検出部(6)から出力される回転検出信号に基づいて算出される検出角度が互いに異なるように予め設定された切替角度になる複数の切替タイミングが予め設定されている。矩形波制御方式では、更に、複数の切替タイミングのそれぞれについて、三相ブリッジ回路における複数のスイッチング素子のうち、オン状態にするスイッチング素子と、オフ状態にするスイッチング素子とが予め設定されている。
そして、本開示のモータ制御装置は、乱れ判断部(S250)と、第1設定部(S310)と、第2設定部(S210,S300)とを備える。
乱れ判断部は、回転検出信号にノイズが重畳していることを示す予め設定された乱れ判断条件が成立しているか否かを判断するように構成される。
第1設定部は、乱れ判断条件が成立していないと乱れ判断部が判断した場合には、モータ制御装置に、検出角度に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断させる第1判断モードに設定するように構成される。
第2設定部は、乱れ判断条件が成立していると乱れ判断部が判断した場合には、回転検出信号に基づいて算出された過去の検出角度に基づいて、少なくとも、次の切替タイミングになるまでの検出角度の変化を推定するように構成される。そして第2設定部は、この推定結果に基づいて、モータ制御装置に、切替タイミングが到来したか否かを判断させる第2判断モードに設定するように構成される。
このように構成された本開示のモータ制御装置は、回転検出信号にノイズが重畳していると判断した場合に、過去の検出角度に基づいて、検出角度の変化を推定することができる。すなわち、本開示のモータ制御装置は、回転検出信号にノイズが重畳している場合であっても、回転検出信号にノイズが重畳していない状態における検出角度の変化を推定することができる。これにより、本開示のモータ制御装置は、回転検出信号にノイズが重畳していない状態における検出角度の変化の推定結果に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断することができ、ノイズによる切替タイミングの変動を抑制することができる。このため、本開示のモータ制御装置は、正弦波PWM制御方式または過変調PWM制御方式に変更することなく継続して矩形波制御方式を用いてインバータを制御することが可能となり、電力損失を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
モータ制御装置1、モータ2およびインバータ5などの構成を示す図である。 矩形波制御方式を説明するタイミングチャートである。 時間間隔算出処理を示すフローチャートである。 切替設定処理を示すフローチャートである。 レゾルバ角の時間変化を示すグラフである。 レゾルバ角と推定角の動きと切替タイミングを示すタイミングチャートである。
以下に本開示の実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態のモータ制御装置1は、電気自動車に搭載され、図1に示すように、電気自動車の動力源となる走行用モータ2を制御する。
本実施形態の電気自動車は、公知の交流同期モータからなる走行用モータ2(以下、モータ2)と、直流電源であるバッテリ3と、昇圧回路4と、インバータ5と、レゾルバ6とを備える。モータ2の出力軸は、ディファレンシャルギヤを介して左右の駆動輪に連結されている。
昇圧回路4は、バッテリ3のバッテリ電圧VLを、バッテリ電圧VLよりも高い電圧値の駆動用電圧VHに昇圧する。
インバータ5は、6個のスイッチング素子を備えた周知の三相ブリッジ回路である。インバータ5は、昇圧回路4からの駆動用電圧VHを三相交流に変換し、U相、V相およびW相の三相交流電流によってモータ2を駆動する。
インバータ5は、U相アーム21と、V相アーム22と、W相アーム23とを備える。U相アーム21は、互いに直列に接続されたスイッチング素子31,32を備える。V相アーム22は、互いに直列に接続されたスイッチング素子33,34を備える。W相アーム23は、互いに直列に接続されたスイッチング素子35,36を備える。スイッチング素子31〜36は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタである。
スイッチング素子31,33,35のコレクタは、昇圧回路4からの駆動用電圧VHが印加され、スイッチング素子32,34,36のエミッタは接地されている。スイッチング素子31,32,33,34,35,36はそれぞれ、コレクタとエミッタとの間にダイオード41,42,43,44,45,46が接続されている。
U相アーム21のスイッチング素子31とスイッチング素子32との接続点における電圧が、U相電圧Vuとして、モータ2へ出力される。V相アーム22のスイッチング素子33とスイッチング素子34との接続点における電圧が、V相電圧Vvとして、モータ2へ出力される。W相アーム23のスイッチング素子35とスイッチング素子36との接続点における電圧が、W相電圧Vwとして、モータ2へ出力される。
インバータ5は、三相ブリッジ回路を駆動する駆動回路を備える。この駆動回路が、モータ制御装置1から入力されるパルス幅変調信号UU,UV,UWに基づいて、スイッチング素子31〜36をオン/オフさせることにより、昇圧回路4の直流を三相交流に変換する。
レゾルバ6は、モータ2の出力軸に取り付けられ、モータ2の回転角度を検出する。以下、モータ2の回転角度をモータ回転角度ともいう。レゾルバ6は、レゾルバステータと、レゾルバロータとを備えている。レゾルバロータは、レゾルバステータ内に回転自在に配置されるとともにモータ2の出力軸に固定されて、モータ2の出力軸とともに回転する。
そしてレゾルバ6は、レゾルバロータとレゾルバステータとの間のリラクタンスが、レゾルバロータの回転位置によって変化するように構成されている。これによりレゾルバ6は、そのリラクタンスの変化に応じて(すなわち、モータ回転角度に応じて)正弦波状に振幅が変わるとともに位相が電気角で互いに90°ずれた2つの回転検出信号Sa,Sbを出力する。
より詳しく説明すると、レゾルバ6のレゾルバステータには、一次コイルと、2つの二次コイルとが設けられている。そして、一次コイルに一定周波数の励磁信号f(t)が供給されることで、二次コイルのそれぞれから、励磁信号f(t)をsinθで振幅変調した波形を有する回転検出信号Sa(=f(t)・sinθ)と、励磁信号f(t)をcosθで振幅変調した波形を有する回転検出信号Sb(=f(t)・cosθ)とが出力される。
モータ制御装置1は、RD変換器11と、マイコン12と、パルス幅変調回路(以下、PWM回路)13とを備える。
RD変換器11は、レゾルバ6に励磁信号f(t)を供給する。またRD変換器11は、レゾルバ6から出力される回転検出信号Sa,Sbを入力して、その回転検出信号Sa,Sbから、モータ2の回転角度(詳しくはレゾルバ6の回転角度)を示すA相信号、B相信号およびZ相信号を出力する。以下、レゾルバ6の回転角度をレゾルバ角という。
RD変換器11は、デジタルトラッキング方式のRDCであり、その内部で、レゾルバ6からの回転検出信号Sa,Sbを、レゾルバ角を表すデジタルデータ(以下、実検出データ)に変換する。RDCは、Resolver Digital Converterの略である。
RD変換器11は、その内部にエンコーダ・エミュレータを備えており、上記の実検出データが、いわゆるインクリメンタルエンコーダが出力する信号と同等の形式のパルス信号であるA相信号、B相信号およびZ相信号に変換される。
A相信号およびB相信号はレゾルバ6が所定角度回転する毎に1つのパルスが発生するものであり、A相信号とB相信号は互いに位相が90度ずれている。Z相信号は、原点(すなわち、0度)を指定する信号であり、レゾルバ6が電気的に一回転する毎に1つのパルスが発生する。
マイコン12は、CPU、ROMおよびRAM等を備え、モータ制御装置1を制御する。マイコン12の各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROMが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPUが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、モータ制御装置1を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
PWM回路13は、マイコン12からの制御信号に従って、三相交流電流の各相に対応したパルス幅変調信号UU,UV,UWを生成し、パルス幅変調信号UU,UV,UWをインバータ5へ出力する。これにより、モータ制御装置1は、パルス幅変調信号UU,UV,UWのデューティ比に応じて三相ブリッジ回路の各スイッチング素子をスイッチング動作させてインバータ5を制御する。
モータ制御装置1は、モータ2の回転速度およびトルク等に応じて、正弦波PWM制御方式、過変調PWM制御方式および矩形波制御方式の何れかを選択して、モータ2を制御する。
正弦波PWM制御方式では、モータ制御装置1は、U相電圧Vu、V相電圧VvおよびW相電圧Vwそれぞれの電圧指令値を示す正弦波の電圧と、三角波または鋸波などからなる搬送波の電圧とを比較して、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23におけるスイッチング素子のスイッチング動作を制御する。
具体的には、モータ制御装置1は、U相電圧Vuの電圧指令値を示す正弦波(以下、U相正弦波)の電圧が搬送波の電圧以上である場合には、U相アーム21のスイッチング素子31とスイッチング素子32をそれぞれオン状態とオフ状態にするための制御信号を出力する。モータ制御装置1は、U相正弦波の電圧が搬送波の電圧未満である場合には、スイッチング素子31とスイッチング素子32をそれぞれオフ状態とオン状態にするための制御信号を出力する。
同様に、モータ制御装置1は、V相電圧Vvの電圧指令値を示す正弦波(以下、V相正弦波)の電圧が搬送波の電圧以上である場合には、V相アーム22のスイッチング素子33とスイッチング素子34をそれぞれオン状態とオフ状態にするための制御信号を出力する。モータ制御装置1は、V相正弦波の電圧が搬送波の電圧未満である場合には、スイッチング素子33とスイッチング素子34をそれぞれオフ状態とオン状態にするための制御信号を出力する。
さらに、モータ制御装置1は、W相電圧Vwの電圧指令値を示す正弦波(以下、W相正弦波)の電圧が搬送波の電圧以上である場合には、W相アーム23のスイッチング素子35とスイッチング素子36をそれぞれオン状態とオフ状態にするための制御信号を出力する。モータ制御装置1は、W相正弦波の電圧が搬送波の電圧未満である場合には、スイッチング素子35とスイッチング素子36をそれぞれオフ状態とオン状態にするための制御信号を出力する。
過変調PWM制御方式では、モータ制御装置1は、U相正弦波、V相正弦波およびW相正弦波の振幅を、正弦波PWM制御方式におけるU相正弦波、V相正弦波およびW相正弦波の振幅よりも大きくした状態で、正弦波PWM制御方式と同様にして、スイッチング素子のスイッチング動作を制御する。
矩形波制御方式では、モータ制御装置1は、図2に示すように、レゾルバ6が60°回転する毎に、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23の何れか1つにおける2つのスイッチング素子のオン/オフを切り替える。
具体的には、モータ制御装置1は、レゾルバ角が0°になると、U相アーム21において、スイッチング素子31をオン状態にするとともに、スイッチング素子32をオフ状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が60°になると、W相アーム23において、スイッチング素子35をオフ状態にするとともに、スイッチング素子36をオン状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が120°になると、V相アーム22において、スイッチング素子33をオン状態にするとともに、スイッチング素子34をオフ状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が180°になると、U相アーム21において、スイッチング素子31をオフ状態にするとともに、スイッチング素子32をオン状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が240°になると、W相アーム23において、スイッチング素子35をオン状態にするとともに、スイッチング素子36をオフ状態にする。
モータ制御装置1は、レゾルバ角が300°になると、V相アーム22において、スイッチング素子33をオフ状態にするとともに、スイッチング素子34をオン状態にする。
モータ制御装置1のマイコン12は、後述する回転角度モードに設定されている場合には、RD変換器11から入力されるA相信号、B相信号およびZ相信号に基づいてレゾルバ角を算出し、算出したレゾルバ角に基づいて、スイッチング素子のオン/オフを切り替える。
但し、モータ制御装置1のマイコン12は、後述する推定時間モードに設定されている場合には、スイッチング素子のオン/オフの切り替えを実行した時点から、後述する推定時間Testが経過したときに、次のスイッチング素子のオン/オフを切り替える。
このように構成されたモータ制御装置1において、マイコン12は、時間間隔算出処理と切替設定処理を実行する。時間間隔算出処理と切替設定処理は、矩形波制御方式が選択されている場合に繰り返し実行される処理である。
まず、時間間隔算出処理の手順を説明する。
時間間隔算出処理が実行されると、マイコン12は、図3に示すように、RD変換器11からZ相信号が入力したか否かを判断する。ここで、Z相信号が入力していない場合には、S90に移行する。
一方、Z相信号が入力した場合には、S20にて、Z相信号が今回入力した時刻から、Z相信号が前回入力した時刻を減算することにより、Z相信号時間間隔TNMを算出する。すなわち、Z相信号時間間隔TNMは、レゾルバ6が360°回転するのに要する時間である。
そしてS30にて、除外判定係数mを設定する。除外判定係数mは、S40の判定で用いられる係数である。最新の推定回転速度ωestと除外判定係数mとの対応関係を示す除外判定係数算出マップがマイコン12のROM内に予め記憶されており、マイコン12のCPUは、この除外判定係数算出マップを参照することにより、除外判定係数mを算出する。除外判定係数mは、推定回転速度ωestとの間で負の相関を有するように設定されている。本実施形態では、除外判定係数mは、推定回転速度ωestが大きくなるにつれて単調に減少するように設定されている。推定回転速度ωestは、後述するS60の処理で算出される。なお、推定回転速度ωestが算出されていない場合には、除外判定係数mを、予め設定された所定値に設定する。
そしてS40にて、下式(1)が成立しているか否かを判断する。
|TNM−Ave(TNM)| < m×Dev(TNM) ・・・(1)
上式(1)のTNMは、S20で算出された最新のZ相信号時間間隔である。上式(1)のAve(TNM)およびDev(TNM)はそれぞれ、時間間隔算出処理で現時点までに算出されたZ相信号時間間隔TNMの平均値および分散である。但し、平均Ave(TNM)および分散Dev(TNM)は、上式(1)の条件を満たしていないZ相信号時間間隔TNMを除外して算出される。
ここで、上式(1)が成立していない場合には、S90に移行する。一方、上式(1)が成立している場合には、S50にて、S20で算出されたZ相信号時間間隔TNMをマイコン12のRAMに記憶する。なお、マイコン12のRAMには、S20で算出された時刻が遅いものを優先して予め設定された上限記憶数MのZ相信号時間間隔TNMが記憶される。
次にS60にて、マイコン12のRAMに記憶されているM個のZ相信号時間間隔TNMの平均および分散を算出し、これらの値をそれぞれ、マイコン12のRAMに設けられている平均Ave(TNM)および分散Dev(TNM)に格納することにより、平均Ave(TNM)および分散Dev(TNM)を更新する。
またS60にて、下式(2)により、推定回転速度ωestを算出する。下式(2)のkは重み係数である。重み係数kは、自然数iとの間で負の相関を有するように予め設定されている。TNM(i)は、マイコン12のRAMに記憶されているM個のZ相信号時間間隔TNMのうち、i番目に新しいZ相信号時間間隔TNMを示す。
さらにS70にて、下式(3)により、推定回転加速度dωest/dtを算出し、S90に移行する。下式(3)のlは重み係数である。重み係数lは、自然数iとの間で負の相関を有するように予め設定されている。
そしてS90に移行すると、マイコン12に入力されたA相信号、B相信号およびZ相信号に基づいて、直近で発生した切替タイミングを起点としてレゾルバ6が60°回転したか否かを判断する。ここで、レゾルバ6が60°回転していない場合には、時間間隔算出処理を一旦終了する。なお、切替タイミングは、後述するように、矩形波制御方式においてレゾルバ角が0°、60°、120°、180°、240°、300°になるタイミングである。
一方、レゾルバ6が60°回転した場合には、S100にて、現時点の時刻から、直近で切替タイミングが発生した時刻を減算した減算値を、マイコン12のRAMに設けられている60度回転時間TΔθに格納し、時間間隔算出処理を一旦終了する。
次に、切替設定処理の手順を説明する。
切替設定処理が実行されると、マイコン12は、図4に示すように、まずS210にて、下式(4)により、推定時間Testを算出する。推定時間Testは、レゾルバ6がスイッチ切替角度Δθだけ回転するのに要する時間の推定値である。本実施形態では、スイッチ切替角度Δθは60°である。
次にS220にて、下式(5)が成立しているか否かを判断する。下式(5)のΔTjは、予め設定された乱れ判定時間である。
|TΔθ−Test| < ΔTj ・・・(5)
例えば図5は、A相信号、B相信号およびZ相信号に基づいて算出されたレゾルバ角が0°から60°だけ回転するのに実際に要した時間TΔθと、レゾルバ角が0°から60°だけ回転するのに要する推定時間Testとの差が、乱れ判定時間ΔTjより大きいことを示している。なお、図5において、実線L1は、A相信号、B相信号およびZ相信号に基づいて算出されたレゾルバ角の時間変化を示す。また、破線L2は、推定時間Testに基づいて推定されたレゾルバ角の時間変化を示す。
ここで、上式(5)が成立している場合には、図4に示すように、S230にて、マイコン12のRAMに設けられている乱れ判定カウンタをデクリメント(すなわち、1減算)し、S250に移行する。一方、上式(5)が成立していない場合には、S240にて、乱れ判定カウンタをインクリメントし、S250に移行する。
そしてS250に移行すると、乱れ判定カウンタの値が予め設定された乱れ判定値を超えているか否かを判断する。ここで、乱れ判定カウンタの値が乱れ判定値を超えている場合には、S260にて、マイコン12のRAMに設けられている乱れフラグをセットし、S290に移行する。
一方、乱れ判定カウンタの値が乱れ判定値以下である場合には、S270にて、乱れ判定カウンタの値が予め設定された復帰判定値未満であるか否かを判断する。ここで、乱れ判定カウンタの値が復帰判定値以上である場合には、S290に移行する。一方、乱れ判定カウンタの値が復帰判定値未満である場合には、S280にて、乱れフラグをクリアし、S290に移行する。
そしてS290に移行すると、乱れフラグがセットされているか否かを判断する。ここで、乱れフラグがセットされている場合には、S300にて、マイコン12を上記の推定時間モードに設定して、切替設定処理を一旦終了する。
一方、乱れフラグがセットされていない場合には、S310にて、マイコン12を上記の回転角度モードに設定して、切替設定処理を一旦終了する。
このように構成されたモータ制御装置1は、6個のスイッチング素子31,32,33,34,35,36を有する三相ブリッジ回路を備えてモータ2に三相交流電流を供給するインバータ5を、少なくとも矩形波制御方式を用いて制御する。
矩形波制御方式では、モータ回転角度を検出するレゾルバ6から出力される回転検出信号に基づいて算出されるレゾルバ角が0°、60°、120°、180°、240°、300°になる6つの切替タイミングが予め設定されている。矩形波制御方式では、更に、複数の切替タイミングのそれぞれについて、三相ブリッジ回路におけるスイッチング素子31〜36のうち、オン状態にするスイッチング素子と、オフ状態にするスイッチング素子とが予め設定されている。
モータ制御装置1は、回転検出信号にノイズが重畳していることを示す乱れ判断条件が成立しているか否かを判断する。本実施形態では、乱れ判断条件は、上式(5)が成立した回数(すなわち、乱れ判定カウンタの値)が乱れ判定値を超えていることである。
モータ制御装置1は、乱れ判断条件が成立していないと判断した場合には、モータ制御装置1に、回転検出信号に基づいて算出されたレゾルバ角に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断させる回転角度モードに設定する。
モータ制御装置1は、乱れ判断条件が成立していると判断した場合には、回転検出信号に基づいて算出された過去のレゾルバ角に基づいて、少なくとも、次の切替タイミングになるまでのレゾルバ角の変化を推定する。そしてモータ制御装置1は、この推定結果に基づいて、モータ制御装置1に、切替タイミングが到来したか否かを判断させる推定時間モードに設定する。
このようにモータ制御装置1は、回転検出信号にノイズが重畳していると判断した場合に、過去のレゾルバ角に基づいて、レゾルバ角の変化を推定することができる。すなわち、モータ制御装置1は、回転検出信号にノイズが重畳している場合であっても、回転検出信号にノイズが重畳していない状態におけるレゾルバ角の変化を推定することができる。これにより、モータ制御装置1は、回転検出信号にノイズが重畳していない状態におけるレゾルバ角の変化の推定結果に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断することができ、ノイズによる切替タイミングの変動を抑制することができる。このため、モータ制御装置1は、正弦波PWM制御方式または過変調PWM制御方式に変更することなく継続して矩形波制御方式を用いてインバータ5を制御することが可能となり、電力損失を抑制することができる。
またモータ制御装置1は、レゾルバ角の推定回転速度ωestを推定し、レゾルバ角の推定回転加速度dωest/dtを推定する。モータ制御装置1は、推定回転速度ωestと、推定回転加速度dωest/dtとを用いて、直近で終了した切替タイミングから次の切替タイミングまでの時間である推定時間Testを、次の切替タイミングになるまでのレゾルバ角の変化として推定する。
推定時間モードでは、直近で終了した切替タイミングから推定時間Testが経過したタイミングを次の切替タイミングとして、切替タイミングが到来したか否かを判断する。
このようにモータ制御装置1は、推定回転速度ωestと推定回転加速度dωest/dtとを用いて推定時間Testを算出することにより、切替タイミングが到来したか否かを判断する判断精度を向上させることができる。
またモータ制御装置1は、レゾルバ6が1回転するのに要するZ相信号時間間隔TNMを繰り返し計測する。モータ制御装置1は、計測された複数のZ相信号時間間隔TNMの平均Ave(TNM)と分散Dev(TNM)を算出する。モータ制御装置1は、最新のZ相信号時間間隔TNMと、算出された平均Ave(TNM)との差分が、予め設定された除外判定係数mと、算出された分散Dev(TNM)との乗算値以上であることを示す除外判断条件が成立しているか否かを判断する。
モータ制御装置1は、計測された複数のZ相信号時間間隔TNMの逆数の加重平均を推定回転速度ωestとする。モータ制御装置1は、複数のZ相信号時間間隔TNM(i)の逆数のそれぞれについて、対象となるZ相信号時間間隔TNM(i)が計測された時点よりも前に計測された直近のZ相信号時間間隔TNM(i−1)の逆数との差分を算出する。モータ制御装置1は、算出された複数の差分の加重平均を推定回転加速度dωest/dtとする。
モータ制御装置1は、除外判断条件が成立していると判断した場合に、判断の対象となった最新のZ相信号時間間隔TNMを除外して、平均Ave(TNM)と分散Dev(TNM)を算出する。
モータ制御装置1は、除外判断条件が成立していると判断した場合に、判断の対象となった最新のZ相信号時間間隔TNMを除外して、推定回転速度ωestを算出する。
モータ制御装置1は、除外判断条件が成立していると判断した場合に、判断の対象となった最新のZ相信号時間間隔TNMを除外して、推定回転加速度dωest/dtを算出する。
これによりモータ制御装置1は、平均より大きく外れるZ相信号時間間隔TNMを除外して、推定回転速度ωestと推定回転加速度dωest/dtを算出することができるため、推定時間Testの算出精度を向上させることができる。
また、除外判定係数mは、推定された最新の推定回転速度ωestとの間で負の相関を有するように設定されている。これにより、推定回転速度ωestが大きくなるほど、ノイズの影響を受けて算出されたZ相信号時間間隔TNMが除外され易くなる。このため、モータ制御装置1は、推定回転速度ωestが大きい場合でも、推定時間Testを精度良く算出することができる。
またモータ制御装置1は、直近で終了した切替タイミングから次の切替タイミングまでの時間TΔθを検出する。
モータ制御装置1は、時間TΔθと推定時間Testとの差が、予め設定された乱れ判定時間ΔTj以上である場合に、乱れ判定カウンタをインクリメントする。モータ制御装置1は、時間TΔθと推定時間Testとの差が、乱れ判定時間ΔTj未満である場合に、乱れ判定カウンタをデクリメントする。
モータ制御装置1は、乱れ判定カウンタの値が予め設定された乱れ判定値を超えている場合に、乱れフラグをセットする。
すなわち、モータ制御装置1は、ノイズが頻繁に回転検出信号に重畳するような状況において、推定時間モードに設定する。換言すると、単発的にノイズが回転検出信号に重畳するような状況では、推定時間モードに設定されない。これにより、モータ制御装置1は、推定時間モードに設定される状況が不必要に発生するのを抑制することができ、切替タイミングが到来したか否かを判断する判断精度の低下を抑制することができる。
またモータ制御装置1は、乱れ判断条件が成立した後において、乱れ判定カウンタの値が、乱れ判定値より小さくなるように予め設定された復帰判定値未満になった場合に、乱れフラグをクリアする。
これによりモータ制御装置1は、推定時間モードと回転角度モードとの間の遷移が短時間で頻繁に繰り返されるという事態の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、レゾルバ6は角度検出部に相当し、S250は乱れ判断部としての処理に相当し、S310は第1設定部としての処理に相当し、S210,S300は第2設定部としての処理に相当する。
また、レゾルバ角は検出角度に相当し、回転角度モードは第1判断モードに相当し、推定時間モードは第2判断モードに相当する。
また、S70は速度推定部としての処理に相当し、S80は加速度推定部としての処理に相当し、推定時間Testは第2設定部により推定された切替時間に相当する。
また、S20は時間計測部としての処理に相当し、S60は平均算出部としての処理に相当し、S40は除外判断部としての処理に相当し、Z相信号時間間隔TNMは回転時間に相当する。
また、S100は切替時間検出部としての処理に相当し、S240は加算部としての処理に相当し、S230は減算部としての処理に相当し、時間TΔθは切替時間検出部により検出された切替時間に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、次の切替タイミングになるまでのレゾルバ角の変化として推定時間Testを推定するものを示した。しかし、例えば図6に示すように、推定回転速度ωestと推定回転加速度dωest/dtを用いて、レゾルバ角を推定した推定角を算出し、この推定角に基づいて、切替タイミングが到来したか否かを判断させるようにしてもよい。
図6は、乱れフラグと、レゾルバ角と、推定角と、U,V,W相の切替タイミングを示すタイミングチャートである。
図6では、矢印L11,L12,L13,L14で示すように、レゾルバ角が0°〜180°であるときは、レゾルバ角に基づいて、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23の何れか1つにおけるスイッチング素子のオン/オフが切り替えられる。
そして、レゾルバ角が180°を超えた直後に、乱れフラグがセットされると、矢印L15,L16,L17,L18,L19,L20で示すように、推定角が240°,300°,0°,60°,120°,180°になるタイミングで、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23の何れか1つにおけるスイッチング素子のオン/オフが切り替えられる。
さらに、レゾルバ角が180°を超えた後に、乱れフラグがクリアされると、矢印L21,L22,L23で示すように、レゾルバ角が240°,300°,0°になるタイミングで、U相アーム21、V相アーム22およびW相アーム23の何れか1つにおけるスイッチング素子のオン/オフが切り替えられる。
[変形例2]
また上記実施形態では、回転検出信号にノイズが重畳していることを示す乱れ判断条件が成立した場合に推定時間モードに設定することにより、矩形波制御方式を継続するものを示した。しかし、時間TΔθと推定時間Testとの差が、予め設定された中止判定時間を超えた場合には、推定時間モードによる矩形波制御方式を中止し、昇圧回路4により駆動用電圧VHを上昇させて、過変調PWM制御方式または正弦波PWM制御方式に移行するようにしてもよい。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
上述したモータ制御装置1の他、当該モータ制御装置1を構成要素とするシステム、当該モータ制御装置1としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、モータ制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…モータ制御装置、2…モータ、5…インバータ、6…レゾルバ、31,32,33,34,35,36…スイッチング素子

Claims (5)

  1. 複数のスイッチング素子(31,32,33,34,35,36)を有する三相ブリッジ回路を備えてモータ(2)に三相交流電流を供給するインバータ(5)を、少なくとも矩形波制御方式を用いて制御するモータ制御装置(1)であって、
    前記矩形波制御方式では、前記モータの回転角度を検出する角度検出部(6)から出力される回転検出信号に基づいて算出される検出角度が互いに異なるように予め設定された切替角度になる複数の切替タイミングが予め設定され、更に、複数の前記切替タイミングのそれぞれについて、前記三相ブリッジ回路における複数の前記スイッチング素子のうち、オン状態にする前記スイッチング素子と、オフ状態にする前記スイッチング素子とが予め設定されており、
    前記回転検出信号にノイズが重畳していることを示す予め設定された乱れ判断条件が成立しているか否かを判断するように構成された乱れ判断部(S250)と、
    前記乱れ判断条件が成立していないと前記乱れ判断部が判断した場合には、前記モータ制御装置に、前記検出角度に基づいて、前記切替タイミングが到来したか否かを判断させる第1判断モードに設定するように構成された第1設定部(S310)と、
    前記乱れ判断条件が成立していると前記乱れ判断部が判断した場合には、前記回転検出信号に基づいて算出された過去の前記検出角度に基づいて、少なくとも、次の前記切替タイミングになるまでの前記検出角度の変化を推定し、この推定結果に基づいて、前記モータ制御装置に、前記切替タイミングが到来したか否かを判断させる第2判断モードに設定するように構成された第2設定部(S210,S300)と、
    前記検出角度の回転速度を推定するように構成された速度推定部(S70)と、
    前記検出角度の回転加速度を推定するように構成された加速度推定部(S80)とを備え、
    前記第2設定部は、前記速度推定部により推定された前記回転速度と、前記加速度推定部により推定された前記回転加速度とを用いて、直近で終了した前記切替タイミングから次の前記切替タイミングまでの時間である切替時間を、次の前記切替タイミングになるまでの前記検出角度の変化として推定するように構成され、
    前記第2判断モードでは、直近で終了した前記切替タイミングから前記切替時間が経過したタイミングを次の前記切替タイミングとして、前記切替タイミングが到来したか否かを判断するモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載の速度推定部であって、
    前記モータが1回転するのに要する回転時間を繰り返し計測するように構成された時間計測部(S20)と、
    前記時間計測部により計測された複数の前記回転時間の平均と分散を算出するように構成された平均算出部(S60)と、
    前記時間計測部により計測された最新の前記回転時間と、前記平均算出部により算出された前記平均との差分が、予め設定された除外判定係数と、前記平均算出部により算出された前記分散との乗算値以上であることを示す除外判断条件が成立しているか否かを判断するように構成された除外判断部(S40)とを備え、
    前記速度推定部は、前記時間計測部により計測された複数の前記回転時間の逆数の加重平均を前記回転速度とし、
    前記加速度推定部は、複数の前記回転時間の逆数のそれぞれについて、対象となる前記回転時間が計測された時点よりも前に計測された直近の前記回転時間の逆数との差分を算出し、算出された複数の前記差分の加重平均を前記回転加速度とし、
    前記平均算出部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記平均と前記分散を算出し、
    前記速度推定部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記回転速度を算出し、
    前記加速度推定部は、前記除外判断条件が成立していると前記除外判断部が判断した場合に、前記除外判断部による判断の対象となった最新の前記回転時間を除外して、前記回転加速度を算出するモータ制御装置。
  3. 請求項2に記載のモータ制御装置であって、
    前記除外判定係数は、前記速度推定部により推定された最新の前記回転速度との間で負の相関を有するように設定されているモータ制御装置。
  4. 請求項1請求項3の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
    前記切替時間を検出するように構成された切替時間検出部(S100)と、
    前記切替時間検出部により検出された前記切替時間と、前記第2設定部により推定された前記切替時間との差が、予め設定された乱れ判定時間以上である場合に、乱れ判定カウンタをインクリメントする加算部(S240)と、
    前記切替時間検出部により検出された前記切替時間と、前記第2設定部により推定された前記切替時間との差が、前記乱れ判定時間未満である場合に、前記乱れ判定カウンタをデクリメントする減算部(S230)とを備え、
    前記乱れ判断部は、前記乱れ判定カウンタの値が予め設定された乱れ判定値を超えている場合に、前記乱れ判断条件が成立していると判断するモータ制御装置。
  5. 請求項4に記載のモータ制御装置であって、
    前記乱れ判断部は、前記乱れ判断条件が成立した後において、前記乱れ判定カウンタの値が、前記乱れ判定値より小さくなるように予め設定された復帰判定値未満になった場合に、前記乱れ判断条件が成立していないと判断するモータ制御装置。
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