JP6689764B2 - 横形製袋充填機における不良品検出装置 - Google Patents
横形製袋充填機における不良品検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6689764B2 JP6689764B2 JP2017021627A JP2017021627A JP6689764B2 JP 6689764 B2 JP6689764 B2 JP 6689764B2 JP 2017021627 A JP2017021627 A JP 2017021627A JP 2017021627 A JP2017021627 A JP 2017021627A JP 6689764 B2 JP6689764 B2 JP 6689764B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- ray
- tubular film
- film
- ray generator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Description
帯状フィルム(12)を引き出して筒状に成形し、得られた筒状フィルム(12a)の内部に物品(16)を所定間隔毎に収容し、筒状フィルム(12a)の下方で合掌状に重合した重合部(12b)に縦シール部(26)を形成し、筒状フィルム(12a)と交差する方向に横シールするようにした横形製袋充填機において、
前記重合部(12b)が下方へ延出して搬送される区間において、筒状フィルム(12a)中に供給された物品(16)を載置して案内する案内部材(20)と、
フィルム搬送路を挟んだ一側の前記案内部材(20)より下方において出力部(48a)が斜め上向きとなるように傾斜して配設され、該案内部材(20)上を搬送される前記筒状フィルム(12a)と交差するようにX線ビームを斜め上方へ照射するX線発生器(48)と、
前記筒状フィルム(12a)に対する上部空間において、前記X線発生器(48)から照射したX線ビームが筒状フィルム(12a)を透過した値を検出可能に配設した第1検出器(50)と、
前記X線発生器(48)から照射したX線ビームが、遮られることなく前記第1検出器(50)へ至り、前記筒状フィルム(12a)の全幅に亘り透過した値を前記第1検出器(50)で検出可能に案内部材(20)に設けたX線通過部(21)と、
前記重合部(12b)を挟んで前記X線発生器(48)とは他側で、前記案内部材(20)の下方において重合部(12b)に近接して前記X線発生器(48)より斜め上方に配設され、該X線発生器(48)から照射したX線ビームが重合部(12b)を透過した値を検出可能な第2検出器(52)とを備え、
前記X線発生器(48)から斜め上方に照射されたX線ビームの照射域において、X線発生器(48)から第1検出器(50)まで至るX線ビームが、X線発生器(48)から見て手前となる第2検出器(52)で遮られることなく第1検出器(50)に到達し得るように、第1検出器(50)と第2検出器(51)とをフィルム搬送方向前後に変位して配置し、
前記第1検出器(50)による検出値により1包装長さに対する前記筒状フィルム(12a)内の物品(16)の位置ずれを検出し、前記第2検出器(52)による検出値により前記重合部(12b)における縦シール部(26)のシール不良を検出するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、案内部材の下部スペース内にX線発生器を設置できるので、包装部までの奥行きの拡大による包装機の大型化を抑制することができる。また、X線発生器および検出器が案内部材の上面から突出しないので、筒状フィルムのセット時や包装部の清掃、その他のメンテナンス時などにおいて作業性に悪影響を及ぼすことがない。
請求項2に係る発明によれば、いかなる時にも包装機の手前側、すなわち包装機の運転操作側において操作を行う運転操作者に向けて誤ってX線ビームが照射されることはない。
請求項3および4に係る発明によれば、縦シール部の不良についての検出を確かなものとすることができる。
請求項5に係る発明によれば、フィルムや物品の性状あるいは検出環境、その他の検出条件の変化に対応して検査装置の位置を適正に配置することができる。
前記第1検出器(50)は、前記防護カバー(40)の内側において、該防護カバー(40)の開閉と共にフィルム搬送路に接近・離間移動するように設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、防護カバーの開放に合わせて第1検出器をフィルム搬送路から上方へ大きく離間させることができ、メンテナンス時の作業性を損なうことがない。
また、X線の検出器を、2つに分けて異なる不良を検査できるので、2つの不良検査項目夫々で精度良い検出結果を得ることができ、検査を良好に行うことができる。
なお、フィルム搬送手段22で送られる筒状フィルム12aのフィルム搬送路を挟んで一側方が包装機の運転操作側として設定されており、この操作側を手前、これと反対側を奥と指称するものとする。
前記第1検出器50は、前記防護カバー40の天面部40aの内側に、検出部50aを下方に向けて配設されている。第1検出器50は、防護カバー40の開閉に伴いフィルム搬送路の上方を覆う検出位置と、そこから離間した退避位置とに移動する。すなわち、第1検出器50は、防護カバー40の開閉と共にフィルム搬送路に接近・離間移動する。第1検出器50は、検出位置において、前記X線発生器48からフィルム搬送路を横切るよう斜め上向きに筒状フィルム12aと交差する方向に所定の照射角度で広がるX線ビームを照射することで筒状フィルム12aを透過して検出部50aまで至ったX線の値を検出する。
前記第1検出器50と第2検出器52とはいずれも、CMOSやフォトダイオードなどが採用された公知の半導体型ラインセンサであって、X線発生器48から斜め上向きに照射されたX線ビームが筒状フィルム12aを透過して各検出器50,52まで至ったX線の透過量を検出することができる。具体的に、第1検出器50では、センサ基板に複数のX線検出素子が、筒状フィルム12aの幅方向に直線的に配列され、第2検出器52では、センサ基板に複数のX線検出素子が、重合部12bの筒状部25からの延出方向に直線的に配列される。なお、X線検査手段46の検出制御部47は、第1検出器50の筐体に収容されている。
なお、シール体32a,32aの動作を休止するのに変えて、包装機の全ての作動機構の動作を停止するようにしてもよい。また、不良判定された際に、警報ブザーや、警報ランプなどにより異状報知を行うようにしてもよい。
また、第2検出器52は、縦シール部26を形成した重合部12bが筒状部25の下面に沿って折り重ねられる途中で斜めに折り曲がった状態での該重合部12bを挟んでX線発生器48と反対側に配置したので、縦シール部26の各種シール不良を安定的に精度よく検出することができる。特に、第2検出器52は、検出対象とする重合部12bから離間することなく、近接配置したので、検出精度を落とすことなく良好な検出結果を得ることができ、微小な噛込み物品の存在などシール部の異状を精度良く検出することができる。更に、第2検出器52における検出部(ラインセンサ)52aを、重合部12bの下方への延出姿勢に沿うように傾斜が合うように傾斜配置したので、縦シール部26における前記シール不良を一層高精度で検出することができる。
更にまた、X線検出器を第1検出器50と第2検出器52とに分け、第1検出器50による検出値により1包装長さに対する筒状フィルム内の物品16の位置ずれを検出すると共に、第2検出器52による検出値により重合部12bにおける縦シール部26のシール不良を検出するようにしたので、2つの不良検査項目夫々で精度良い検出結果を得ることができ、検査を良好に行うことができる。
なお、前記X線発生器48、第1検出器50、第2検出器52の位置や配設姿勢を調節可能に構成すれば、フィルムや物品16の性状あるいは検出環境、その他の検出条件の変化に対応して各装置48,50,52の位置や姿勢を適正に配置することができ、多品種の包装に柔軟に対応し得ると共に不良を精度良く検出することができる。
本発明は、以上に例示した各実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得るものであって、例えば、以下のようにも変更実施可能である。
(1) X線発生器48から照射されるX線ビームが通過可能なX線通過部として、実施例では搬送ベッド20に貫通孔21を設けたが、所定の隙間をもってフィルム搬送方向前後に分割して配置された載置部によってX線通過部を構成してもよい。また、X線通過部は、貫通孔などの空所に限らず、X線ビームを透過可能な閉塞された部分で構成してもよい。
(2) 実施例では第1検出器50の検出部50aを、第2検出器52よりフィルム搬送方向上流側にずらして配置したが、第2検出器52の検出部52aを、第1検出器50の検出部50aよりフィルム搬送方向上流側にずらして配置してもよい。すなわち、2つの検出器50,52は、その検出部50a,52aのどちらがフィルム搬送方向上流側に配置されるものであってもよく、縦シール後の重合部12bの筒状部25から下方への延出が維持されている期間などに応じて、選択的に配置されればよい。
(3) 実施例ではX線発生器48を、出力部48aからX線ビームをフィルム搬送方向上流側(後側)へ向けて傾いて照射するよう配置したが、X線ビームをフィルム搬送方向下流側(前側)へ向けて傾いて照射するよう配置してもよく、その場合には第1検出器50および第2検出器52を、フィルム搬送方向下流側に傾いて照射されたX線ビームを検出可能なようにフィルム搬送方向前後に変位して配置すればよい。
(5) 第2検出器52の検出部52aを、縦シール部26を形成した重合部12bに近接して配置しているが、透過量を適正に検出可能な範囲で重合部12bから側方に所定距離離間した位置に検出部52aを配置するようにしてもよい。
(6) 筒状フィルム中に供給された物品16を載置して案内する案内部材として、物品16を載置して搬送する無端ベルトを用いることができ、重合部12bを下方に延出させる間隙Sや、X線ビームを通過させるX線通過部は、複数の無端ベルトを相互に離間して配置することで形成し得る。
(7) X線発生器48、第1検出器50、第2検出器52は、フィルムや物品16の性状あるいは検出環境、その他の検出条件に応じて照射状態や検出状態を変更し得るように、必要に応じて何れかが位置や配設姿勢を調節可能に構成されていればよい。
(8) X線検査手段46の検出制御部47は、包装機の包装制御部27と共有する構成を採用することができる。
20 搬送ベッド(案内部材),21 貫通孔(X線通過部),26 縦シール部
30 折曲部材,40 防護カバー,46 X線検査手段,48 X線発生器
50 第1検出器,52 第2検出器
Claims (6)
- 帯状フィルムを引き出して筒状に成形し、得られた筒状フィルムの内部に物品を所定間隔毎に収容し、筒状フィルムの下方で合掌状に重合した重合部に縦シール部を形成し、筒状フィルムと交差する方向に横シールするようにした横形製袋充填機において、
前記重合部が下方へ延出して搬送される区間において、筒状フィルム中に供給された物品を載置して案内する案内部材と、
フィルム搬送路を挟んだ一側の前記案内部材より下方において出力部が斜め上向きとなるように傾斜して配設され、該案内部材上を搬送される前記筒状フィルムと交差するようにX線ビームを斜め上方へ照射するX線発生器と、
前記筒状フィルムに対する上部空間において、前記X線発生器から照射したX線ビームが筒状フィルムを透過した値を検出可能に配設した第1検出器と、
前記X線発生器から照射したX線ビームが、遮られることなく前記第1検出器へ至り、前記筒状フィルムの全幅に亘り透過した値を前記第1検出器で検出可能に案内部材に設けたX線通過部と、
前記重合部を挟んで前記X線発生器とは他側で、前記案内部材の下方において重合部に近接して前記X線発生器より斜め上方に配設され、該X線発生器から照射したX線ビームが重合部を透過した値を検出可能な第2検出器とを備え、
前記X線発生器から斜め上方に照射されたX線ビームの照射域において、X線発生器から第1検出器まで至るX線ビームが、X線発生器から見て手前となる第2検出器で遮られることなく第1検出器に到達し得るように、第1検出器と第2検出器とをフィルム搬送方向前後に変位して配置し、
前記第1検出器による検出値により1包装長さに対する前記筒状フィルム内の物品の位置ずれを検出し、前記第2検出器による検出値により前記重合部における縦シール部のシール不良を検出するようにした
ことを特徴とする横形製袋充填機における不良品検出装置。 - 前記X線発生器は、前記筒状フィルムにおけるフィルム搬送路の手前側から奥側に向けてX線ビームを斜め上方へ照射可能に配置したことを特徴とする請求項1記載の横形製袋充填機における不良品検出装置。
- 前記案内部材の下面側に、縦シール後の重合部を筒状フィルムの底面に沿って折曲げ案内する折曲部材を設け、前記第2検出器は、前記重合部が下方へ垂下した姿勢から前記折曲部材により筒状フィルムの底面に向けて斜めに折り曲がった姿勢となって案内される区間で、重合部の一側に面して配設したことを特徴とする請求項1または2記載の横形製袋充填機における不良品検出装置。
- 前記第2検出器は、前記縦シール部に近接して配置したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の横形製袋充填機における不良品検出装置。
- 前記X線発生器、第1検出器、第2検出器のいずれかの位置または配設姿勢を調節することで、前記X線発生器から照射するX線ビームが筒状フィルムを横切るときの照射状態または各検出器の検出状態を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の横形製袋充填機における不良品検出装置。
- 前記X線発生器と第1検出器と第2検出器とを含むX線検査手段の配設位置周囲の上部空間を開閉可能に覆う防護カバーを備え、
前記第1検出器は、前記防護カバーの内側において、該防護カバーの開閉と共にフィルム搬送路に接近・離間移動するように設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の横形製袋充填機における不良品検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017021627A JP6689764B2 (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | 横形製袋充填機における不良品検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017021627A JP6689764B2 (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | 横形製袋充填機における不良品検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018127248A JP2018127248A (ja) | 2018-08-16 |
JP6689764B2 true JP6689764B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=63172031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017021627A Active JP6689764B2 (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | 横形製袋充填機における不良品検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6689764B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6174558B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2017-08-02 | 株式会社フジキカイ | 横形製袋充填機における不良品検出装置 |
-
2017
- 2017-02-08 JP JP2017021627A patent/JP6689764B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018127248A (ja) | 2018-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6174558B2 (ja) | 横形製袋充填機における不良品検出装置 | |
JP5351800B2 (ja) | 生産機械用の検査装置 | |
JP6847802B2 (ja) | 位置算出システム、製袋可能数算出システム、位置算出方法、製袋可能数算出方法および包装機 | |
AU2014322400B2 (en) | Bag making and packaging machine | |
JP5235459B2 (ja) | 縦型製袋包装システム及びそのタイミング制御方法 | |
JP2005335715A (ja) | 不良品検出装置およびこれを備えた製袋包装システム | |
JP6689764B2 (ja) | 横形製袋充填機における不良品検出装置 | |
JP6715012B2 (ja) | 縦型包装機械の噛み込み判定装置 | |
JP2017186056A (ja) | 反転装置 | |
AU2012201594B2 (en) | A bag seal inspection device | |
JP6634622B2 (ja) | シール部検査装置 | |
US11066196B2 (en) | Weighing and packaging apparatus | |
JP6915860B2 (ja) | 包装機における包装検査表示装置 | |
JP4438991B2 (ja) | X線検査装置 | |
JP2006321549A (ja) | 縦型製袋包装装置 | |
JP6453261B2 (ja) | 包装品処理装置 | |
JP2009280259A (ja) | 製袋包装機 | |
JP6709917B2 (ja) | ピロー包装機及びピロー包装機で形成されるセンターシール部の検査方法 | |
JP2016041614A (ja) | 製袋充填機における物品判別装置 | |
JP2019038588A (ja) | ピロー包装機 | |
JP6877040B2 (ja) | 製袋包装機 | |
JP4686080B2 (ja) | X線検査装置 | |
JP7062295B2 (ja) | 製袋充填機における包装不良検査装置 | |
JP6542170B2 (ja) | X線検査装置 | |
JP7312733B2 (ja) | 包装体の製造装置及び製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200408 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6689764 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |