JP6688053B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP6688053B2
JP6688053B2 JP2015231655A JP2015231655A JP6688053B2 JP 6688053 B2 JP6688053 B2 JP 6688053B2 JP 2015231655 A JP2015231655 A JP 2015231655A JP 2015231655 A JP2015231655 A JP 2015231655A JP 6688053 B2 JP6688053 B2 JP 6688053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
carry
control device
machine tool
lot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015231655A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017094479A (ja
Inventor
博之 八田
博之 八田
林 孝洋
孝洋 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015231655A priority Critical patent/JP6688053B2/ja
Publication of JP2017094479A publication Critical patent/JP2017094479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6688053B2 publication Critical patent/JP6688053B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ロットが異なる複数のワークに加工を施す工作機械に関する。
特許文献1の生産管理システムは、複数種類のエンジンをロット単位で生産する生産ラインを、管理している。ロット切り替え時に、まず、生産管理システムは、生産ラインにおけるエンジンの搬送を中断する。次に、生産管理システムは、切り替え後のロットの初品と同じ種類のエンジンの写真を、モニタに表示する。並びに、生産管理システムは、切り替え後のロットの初品と同じ種類のエンジンのデータを、情報パネルに表示する。その後、生産管理システムは、生産ラインにおけるエンジンの搬送を再開する。同文献記載の生産管理システムによると、ロット切り替え時に、作業者が、モニタおよび情報パネルを介して、これから生産ラインに供給されるエンジンを確認することができる。このため、作業者が、当該エンジンに組み付ける部品を、準備することができる。
特開平6−238550号公報
しかしながら、同文献記載の生産管理システムによると、切り替え前のロットの終品を判別することができない。すなわち、生産管理システムが生産ラインにおけるエンジンの搬送を中断する際、生産ラインには未だ複数のエンジンが残っている場合がある。この場合、作業者は、残っている複数のエンジンの中から、終品を特定することが困難である。そこで、本発明は、切り替え前のロットの終品を自動的に判別可能な工作機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の工作機械は、ロットが異なる複数のワークに加工を施す加工部と、前記加工部の上流側に配置され、前記ワークを検出する検出部と、検出された前記ワークの前記ロットを判別し、前記検出部が今回検出したN(Nは2以上の整数)個目の前記ワークと、前記検出部が前回検出したN−1個目の前記ワークと、の前記ロットとが異なる場合、前記N−1個目のワークを、前記N−1個目のワークが属する前記ロットの終品であると判別する制御装置と、を備えることを特徴とする。
ここで、「終品」とは、任意のロットにおいて最後に工作機械に搬入されるワークをいう。また、後述する「初品」とは、任意のロットにおいて最初に工作機械に搬入されるワークをいう。本発明の工作機械の場合、制御装置は、任意のロットの「初品」に対して一つ前のワークを、一つ前のロットの「終品」と判別する。
「ロットが異なる」の概念には、複数のロット間において、(1)ワークの種類が異なる場合、(2)ワークの種類は同じものの加工部位が異なる場合、(3)ワークの加工部位は同じものの加工寸法が異なる場合、(4)ワークの供給元が異なる場合、(5)ワークの材質が異なる場合などが含まれる。
本発明の工作機械によると、切り替え前のロットの終品を自動的に判別することができる。
本発明の一実施形態の工作機械の透過斜視図である。 同工作機械のブロック図である。 品質チェック方法のフローチャートである。
<工作機械の構成>
まず、本実施形態の工作機械の構成について説明する。図1に、本実施形態の工作機械の透過斜視図を示す。図1に示すように、工作機械1は、機械本体2と、搬入部3と、搬出部4と、検出部5と、搬送装置6と、操作盤7と、制御装置(図略)と、を備えている。
[機械本体2、搬入部3、搬出部4、検出部5、搬送装置6]
機械本体2は、ベース20と、カバー21と、加工部22と、を備えている。図1に一点鎖線で示すように、カバー21は、ベース20の上側に配置されている。加工部22は、カバー21の内部に配置されている。加工部22は、主軸台220と、工具台221と、を備えている。主軸台220は、加工位置P2のワークWを把持する主軸チャック220aを備えている。工具台221は、加工位置P2のワークWに所定の加工を施す工具Tを備えている。
搬入部3は、機械本体2の左側(生産ラインの上流側)に配置されている。搬入部3には、複数のワークWが蓄積されている。搬入部3には、生産ラインの前工程の工作機械(図略)から、ワークWが搬入される。搬入部3には、搬入位置P1が設定されている。搬入位置P1は、後述する搬送装置6の搬送ロボット61が、ワークWを取り出す位置である。検出部5は、搬入部3に配置されている。検出部5は、搬入位置P1のワークWを検出する。すなわち、搬入位置P1は、検出部5の検出位置を兼ねている。検出部5は、具体的にはワークWの外径を測定する。
搬出部4は、機械本体2の右側(生産ラインの下流側)に配置されている。搬出部4は、シュート40と、ストッパ41と、を備えている。シュート40の後部(上流部)の真上には、待機位置P3が設定されている。シュート40の前部(下流部)には、搬出位置P4が設定されている。搬出位置P4のワークWは、生産ラインの後工程の工作機械(図略)に搬出される。ストッパ41は、シュート40の前端(下流端)に配置されている。ストッパ41は、作業者の手動により、図1に実線で示す開位置と、一点鎖線で示す閉位置と、に切り替え可能である。開位置においては、ワークWが後工程に搬出される。閉位置においては、ストッパ41により、ワークWが搬出位置P4で堰き止められる。
搬送装置6は、走行台60と、搬送ロボット61と、を備えている。走行台60は、搬入部3、機械本体2、搬出部4の上側を、左右方向に延在している。搬送ロボット61は、加工位置P2を経由して、搬入位置P1から待機位置P3まで、ワークWを搬送可能である。搬送ロボット61は、ロボット本体610と、第一アーム611と、第二アーム612と、一対の搬送チャック613と、を備えている。
図1に一点鎖線で示すように、ロボット本体610は、走行台60に対して、左右方向(搬送方向)に移動可能である。第一アーム611は、ロボット本体610に対して、下側に伸縮可能である。並びに、第一アーム611は、自身の軸周りに回転可能である。第二アーム612は、第一アーム611の下端に配置されている。第二アーム612は、自身の軸周りに回転可能である。一対の搬送チャック613は、第二アーム612の先端に配置されている。搬送チャック613は、ワークW把持用の爪Jを備えている。
[操作盤7]
図1に一点鎖線で示すように、操作盤7は、カバー21の前壁前面(作業者の作業エリア側の面)に配置されている。操作盤7は、搬出部4の左隣りに配置されている。このため、ストッパ41の切り替え(開位置と閉位置との切り替え)を行う際、作業者は、操作盤7を、略正面から視認可能である。
図2に、本実施形態の工作機械のブロック図を示す。図2に示すように、操作盤7は、運転ボタン70と、品質チェックボタン71と、品質チェック可ランプ72と、搬入系ランプ群73と、ロード系ランプ群74と、アンロード系ランプ群75と、加工系ランプ群76と、搬出系ランプ群77と、を備えている。
搬出系ランプ群77は、ワーク表示ランプ770と、四つ(生産ラインを流れるワークWの種類(♯1〜♯4)と同数)の識別ランプ771a〜771dと、を備えている。搬出位置P4にワークWが配置されている場合は、搬出系ランプ群77のワーク表示ランプ770が点灯する。並びに、搬出位置P4のワークWの種類(検出部5により検出済み)に対応する識別ランプ771a〜771dが点灯する。なお、搬出位置P4におけるワークWの有無は、ワークWの通過確認を兼ねる確認スイッチ(例えば光電センサ)により、検出される。
搬入系ランプ群73、ロード系ランプ群74、アンロード系ランプ群75、加工系ランプ群76各々の構成は、搬出系ランプ群77の構成と、同様である。
搬入位置P1にワークWが配置されている場合は、搬入系ランプ群73のワーク表示ランプ770が点灯する。並びに、搬入位置P1のワークWの種類(検出部5により検出済み)に対応する識別ランプ771a〜771dが点灯する。なお、搬入位置P1におけるワークWの有無は、確認スイッチ(例えば光電センサ)により、検出される。検出部5を、確認スイッチ兼用としてもよい。
搬入位置P1〜加工位置P2間において、搬送チャック613がワークWを把持している場合は、ロード系ランプ群74のワーク表示ランプ770が点灯する。並びに、搬送チャック613に把持されているワークWの種類(検出部5により検出済み)に対応する識別ランプ771a〜771dが点灯する。なお、搬送チャック613におけるワークWの有無は、爪Jを駆動する油圧の圧力センサにより、検出される。
加工位置P2〜待機位置P3間において、搬送チャック613がワークWを把持している場合は、アンロード系ランプ群75のワーク表示ランプ770が点灯する。並びに、搬送チャック613に把持されているワークWの種類(検出部5により検出済み)に対応する識別ランプ771a〜771dが点灯する。
加工位置P2にワークWが配置されている場合は、加工系ランプ群76のワーク表示ランプ770が点灯する。並びに、加工位置P2のワークWの種類(検出部5により検出済み)に対応する識別ランプ771a〜771dが点灯する。なお、加工位置P2においてワークWに加工が施されている間は、識別ランプ771a〜771dが点滅する。加工位置P2におけるワークWの有無は、主軸チャック220aの爪を駆動する油圧の圧力センサや、当該爪を開閉させるドローバーのストローク確認センサにより、検出される。
[制御装置8]
制御装置8は、演算部80と、記憶部81と、入出力インターフェイス82と、を備えている。記憶部81には、搬送装置6のワーク搬送プログラム、機械本体2のワーク加工プログラム、機械本体2のワーク清掃プログラムなどの各種プログラム、検出部5により検出される情報の照合用データ(例えば、各ロットのワークWの寸法など)が格納されている。入出力インターフェイス82は、主軸台220を駆動するためのアクチュエータ(モータなど)、工具台221を駆動するためのアクチュエータ、搬送装置6を駆動するためのアクチュエータ、検出部5に、電気的に接続されている。また、入出力インターフェイス82は、操作盤7の運転ボタン70、品質チェックボタン71、品質チェック可ランプ72、搬入系ランプ群73、ロード系ランプ群74、アンロード系ランプ群75、加工系ランプ群76、搬出系ランプ群77に、電気的に接続されている。
<ロット判別方法>
次に、本実施形態の工作機械において実行される品質チェック方法について説明する。品質チェック方法においては、ロット切り替え(工作機械1の加工対象となるワークWの種類の切り替え)に対応して、ワークWの品質チェックが実行される。具体的には、これまで加工されていたロットの終品、およびこれから加工されるロットの初品に対して、品質チェックが実行される。
図3に、品質チェック方法のフローチャートを示す。まず、検出部5が、搬入位置P1のワークWの外径を検出する。次に、制御装置8が、検出されたワークWの外径を基に、検出部5が今回検出したN(Nは2以上の整数)個目のワークWの種類と、検出部5が前回検出したN−1個目のワークWの種類と、の異同を判別する(図3のS(ステップ)1)。
判別の結果、N個目のワークWの種類と、N−1個目のワークWの種類と、が同一の場合(ロットが切り替わっていない場合)、工作機械1は、通常の動作(搬入位置P1から加工位置P2へのワークWの搬入など)を行う(図3のS2、S26)。その後、検出部5は、新たに搬入位置P1に配置されたワークWの外径を検出する(図3のS1)。
一方、判別の結果、N個目のワークWの種類と、N−1個目のワークWの種類と、が異なる場合(ロットが切り替わった場合)、制御装置8は、今回のN個目のワークWを、当該ワークWが属するロットの初品W(N)と判別する。並びに、制御装置8は、前回のN−1個目のワークWを、当該ワークWが属するロットの終品W(N−1)と判別する(図3のS2)。
この場合、制御装置8は、品質チェック可ランプ72を点滅させる(図3のS3)。この時点において、終品W(N−1)は、例えば加工位置P2に配置されている。終品W(N−1)に対して、終品W(N−1)の属するロットのワークW用のワーク加工プログラム、ワーク清掃プログラムを実行した後、制御装置8は、搬送装置6を駆動し、加工位置P2から待機位置P3まで、終品W(N−1)を搬送する。終品W(N−1)は、待機位置P3で待機する。一方、初品W(N)は、搬入位置P1で待機する(図3のS4)。
また、制御装置8は、初品W(N)以降(初品W(N)を含む)のワークWに用いる各種プログラム(搬送装置6のワーク搬送プログラム、機械本体2のワーク加工プログラム、機械本体2のワーク清掃プログラムなど)を、終品W(N−1)の属するロットのワークW用から、初品W(N)の属するロットのワークW用に、切り替える。
続いて、作業者が、品質チェック可ランプ72の点滅を確認し、ストッパ41を開位置から閉位置に切り替える(図3のS5)。それから、作業者が、品質チェックボタン71を押す(図3のS6)。作業者が品質チェックボタン71を押すと、制御装置8は、搬送装置6の搬送チャック613の爪Jを駆動する。爪Jは、終品W(N−1)を解放する(図3のS7)。終品W(N−1)は、シュート40を滑り降り、ストッパ41に当接し、停止する。すなわち、終品W(N−1)は、待機位置P3から搬出位置P4まで移動する(図3のS8)。終品W(N−1)が搬出位置P4に到達すると、制御装置8は、搬出系ランプ群77のワーク表示ランプ770を点灯させる。並びに、制御装置8は、終品W(N−1)の種類に対応する識別ランプ771aを点灯させる(図3のS9)。
それから、作業者が、搬出位置P4から終品W(N−1)を取り出し、終品W(N−1)に対して品質チェックを実行する(図3のS10)。ここで、品質チェックにおいては、ワークWの種類(つまりロット)に対応した、測定治具(図略)が用いられる。作業者は、識別ランプ771aを確認しながら、言い換えると終品W(N−1)の種類を確認しながら、測定治具を用意することができる。このため、作業者は、終品W(N−1)に対応した、適切な測定治具を選定することができる。終品W(N−1)の品質チェックが完了したら、作業者は、終品W(N−1)を、生産ラインの後工程の工作機械に搬出する(図3のS11)。その後、作業者が、ストッパ41を閉位置から開位置に切り替える(図3のS12)。そして、作業者が、運転ボタン70を押す(図3のS13)。作業者が運転ボタン70を押すと、工作機械1は、通常の動作を開始する。具体的には、制御装置8が、搬送装置6を駆動し、搬入位置P1から加工位置P2まで、搬入位置P1で待機していた初品W(N)を搬送する。続いて、制御装置8は、主軸台220のアクチュエータ、工具台221のアクチュエータを駆動し、工具Tを用いて、初品W(N)に所定の加工を施す(図3のS14)。また、制御装置8は、加工後の初品W(N)を清掃する。なお、これらの動作には、初品W(N)の属するロットのワークW用の各種プログラムが使用される。
それから、制御装置8は、搬送装置6を駆動し、加工位置P2から待機位置P3まで、初品W(N)を搬送する。初品W(N)は、待機位置P3で待機する。一方、初品W(N)と同じ種類の次のワークW(N+1)は、搬入位置P1で待機する(図3のS15)。
続いて、図3に示すように、終品W(N−1)に実行済みのステップS5〜S13と同様のステップS16〜S24を、初品W(N)に対して実行する。作業者が運転ボタン70を押すと(図3のS24)、品質チェック可ランプ72が消灯する(図3のS25)。その後、検出部5は、搬入位置P1で待機中のN+1個目のワークWの外径を検出する(図3のS1)。制御装置8は、ロットが切り替わるまで、図3のステップS1、S2、S26を繰り返し実行する。このようにして、品質チェック方法が実行される。
<作用効果>
次に、本実施形態の工作機械の作用効果について説明する。本実施形態の工作機械1によると、検出部5が、加工部22の上流側に配置されている。検出部5は、ワークWを検出する。制御装置8は、検出されたワークWのロットを判別する。すなわち、制御装置8は、検出部5が今回検出したN個目のワークWの種類と、検出部5が前回検出したN−1個目のワークWの種類と、の異同を判別する(図3のS1)。N個目のワークWの種類と、N−1個目のワークWの種類と、が異なる場合、制御装置8は、N個目のワークWを、当該ワークWが属するロットの初品W(N)であると判別する。また、制御装置8は、初品W(N)の一つ前に検出部5が検出したワークW、つまりN−1個目のワークWを、当該ワークWが属するロットの終品W(N−1)であると判別する(図3のS2)。このように、本実施形態の工作機械1によると、切り替え前のロットの終品W(N−1)を自動的に判別することができる。並びに、切り替え後のロットの初品W(N)を自動的に判別することができる。このため、作業者が目視により終品W(N−1)、初品W(N)を判別する場合と比較して、終品W(N−1)、初品W(N)の判別精度が高くなる。特に、多種類のワーク(多種類のロット)を連続的に加工する工作機械1の場合、有効である。
また、制御装置8は、終品W(N−1)を、待機位置P3で自動的に停止させる(図3のS4)。このため、搬入位置P1から待機位置P3の間に複数のワークW(例えば、ワークW(N−3)、ワークW(N−2)、ワークW(N−1))が存在する場合であっても、終品W(N−1)以外のワークW(例えば、ワークW(N−3)、ワークW(N−2))を搬出部4から自動的に搬出することができる。言い換えると、終品W(N−1)だけを、選択的に、待機位置P3で停止させることができる。したがって、終品W(N−1)と、終品W(N−1)の下流側に連なる同じロットの別のワークW(例えば、ワークW(N−3)、ワークW(N−2))と、を作業者が誤認しにくい。すなわち、作業者が認識しやすい。特に、カバー21の内部の状態を外部から確認しにくい工作機械1の場合、有効である。
同様に、制御装置8は、初品W(N)を、待機位置P3で自動的に停止させる(図3のS15)。このため、搬入位置P1から待機位置P3の間に複数のワークW(例えば、ワークW(N+2)、ワークW(N+1)、ワークW(N))が存在する場合であっても、初品W(N)と、初品W(N)の上流側に連なる同じロットの別のワークW(例えば、ワークW(N+1)、ワークW(N+2))と、を作業者が誤認しにくい。すなわち、作業者が認識しやすい。
また、制御装置8の記憶部81には、ワークWのロットごとに、所定のプログラム(搬送装置6のワーク搬送プログラム、機械本体2のワーク加工プログラム、機械本体2のワーク清掃プログラムなど)が格納されている。制御装置8は、N個目のワークWを初品W(N)であると判別した場合、初品W(N)が属するロットに対応するように、プログラムを切り替えることができる。このため、ロットが切り替わるタイミングで、自動的に、プログラムを切り替えることができる。したがって、例えば、作業者が手動でプログラムの切り替えを実行する場合と比較して、適切なタイミングで、確実に、プログラムの切り替えを実行することができる。
また、制御装置8が、N個目のワークWの種類と、N−1個目のワークWの種類と、が異なると判別した場合(図3のS2)、搬送装置6は、N個目のワークWおよびN−1個目のワークWの搬出部4への搬送を停止する。このため、初品W(N)および終品W(N−1)が自動的に搬出部4に搬送されるのを、言い換えると初品W(N)および終品W(N−1)が自動的に生産ラインの後工程の工作機械に払い出されるのを、防止することができる。したがって、初品W(N)、終品W(N−1)に対する品質チェック漏れを、抑制することができる。つまり、後工程の工作機械に適合しない、または後工程の工作機械が加工できない、あるいは後工程が搬送できない種類のワークWが搬送されることを、抑制することができる。
また、ワークWの種類が異なる場合(図3のS2)に搬送が一旦停止されるため、終品W(N−1)の品質チェックを行う際、複数のワークWのうち、どのワークW(例えば、搬入位置P1のワークW、加工位置P2のワークW、搬送中のワークWなど)が終品W(N−1)に相当するのか、作業者が特定しやすい。初品W(N)の品質チェックを行う場合も同様である。
また、制御装置8は、N個目のワークWの種類と、N−1個目のワークWの種類と、が異なる場合(図3のS2)、品質チェック可ランプ72を点滅させる(図3のS3)。このため、作業者は、品質チェック可ランプ72の点滅を確認してから、ストッパ41を開位置から閉位置に切り替えることができる(図3のS5、S16)。したがって、終品W(N−1)、初品W(N)の品質チェックのタイミングを、作業者が確認しやすい。
また、終品W(N−1)が搬出位置P4に到達すると、制御装置8は、搬出系ランプ群77のワーク表示ランプ770を点灯させる。並びに、制御装置8は、終品W(N−1)の種類(図2の♯1)に対応する識別ランプ771aを点灯させる(図3のS9)。このため、作業者は、識別ランプ771aを確認しながら、言い換えると終品W(N−1)の種類(図2の♯1)を確認しながら、測定治具を用意することができる。したがって、作業者は、終品W(N−1)に対応した、適切な測定治具を選定することができる。また、操作盤7は、搬出部4の隣りに配置されている。このため、作業者が識別ランプ771aを確認しやすい。
同様に、初品W(N)が搬出位置P4に到達すると、制御装置8は、搬出系ランプ群77のワーク表示ランプ770を点灯させる。並びに、制御装置8は、初品W(N)の種類(図2の♯2)に対応する識別ランプ771bを点灯させる(図3のS20)。このため、作業者は、識別ランプ771bを確認しながら、言い換えると初品W(N)の種類(図2の♯2)を確認しながら、測定治具を用意することができる。
また、操作盤7には、搬入系ランプ群73、ロード系ランプ群74、アンロード系ランプ群75、加工系ランプ群76、搬出系ランプ群77が配置されている。このため、工作機械1の上流側から下流側に亘る各位置(搬入位置P1、搬入位置P1〜加工位置P2間、加工位置P2、加工位置P2〜待機位置P3間、搬出位置P4)ごとに、ワークWの有無、ワークWの種類を、作業者が簡単に確認することができる。
また、単一の搬出部4は、生産ラインの後工程の工作機械へのワークWの搬出用と、品質チェック時のワークWの抜き出し用、とを兼ねている。このため、各々専用の搬出部4を工作機械1に配置する場合と比較して、搬出部4の配置スペースを小さくすることができる。延いては、工作機械1を小型化することができる。
また、ワークWを搬出する際、制御装置8は、待機位置P3において、爪Jを駆動する油圧の圧力センサにより、搬送チャック613がワークWを解放したことを検出することができる。並びに、制御装置8は、確認スイッチにより、搬出位置P4にワークWが到達したことを検出することができる。しかしながら、制御装置8は、待機位置P3から搬出位置P4までの間のワークWの状態を検出することはできない。この点、制御装置8は、待機位置P3から搬出位置P4までのワークWの移動に要する実際の移動時間を、タイマーにより計測している。また、記憶部81には、待機位置P3から搬出位置P4までのワークWの移動に要する標準時間が格納されている。制御装置8は、「実際の移動時間が標準時間以内か否か」をチェックしている。
<その他>
以上、本発明の工作機械の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
搬入部3の種類は特に限定しない。機械本体2にワークWを搬入できればよい。同様に、搬出部4の種類は特に限定しない。機械本体2から搬出されたワークWを受け継げればよい。例えば、ストッカ、ホッパ、シュート、コンベアなどであってもよい。
搬出部4のストッパ41の種類は特に限定しない。開位置と閉位置とに切り替え可能な梁、板などであってもよい。
ストッパ41の用途は特に限定しない。例えば、加工位置P2におけるワークWの着座姿勢が悪い場合を想定する。この場合、まず搬送チャック613が着座姿勢不良のワークWを加工位置P2から待機位置P3まで搬送し、次に作業者がストッパ41を開位置から閉位置に切り替え、続いて搬送チャック613が当該ワークWを解放しストッパ41によりワークWを搬出位置P4で堰き止め、最後に作業者が当該ワークWを搬出位置P4から取り出してもよい。このように、着座姿勢不良のワークW取り出し用として、ストッパ41を用いてもよい。
検出部5の配置場所は特に限定しない。加工部22に対して生産ラインの上流側であればよい。例えば、搬送装置6の搬送チャック613に、検出部5を配置してもよい。また、生産ラインの上流側に連なる前工程の工作機械に、検出部5を配置してもよい。また、単一の搬入位置(検出位置)P1に対して、複数の検出部5を配置してもよい。こうすると、取得できる情報量を増やすことができる。
検出部5の種類は特に限定しない。光センサ、画像センサ(CMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ)、マイクロメータ、識別ラベル用のリーダー、荷重センサなどであってもよい。検出部5は、制御装置8がロットの違いを判別するための情報を、ワークWから検出できればよい。当該情報には、例えば、ワークWの種類、加工部位、加工寸法、供給元、材質などが挙げられる。検出部5は、当該情報を、例えば、ワークWの寸法(外径、内径など)、形状、色、光沢、ワークWに付される識別ラベル(IDコード、二次元コードなど)、マーク(文字、図形、記号など)、刻印などから取得することができる。搬送装置6の種類は特に限定しない。コンベアなどであってもよい。搬送装置6の搬送チャック613は、単一でもよい。
制御装置8がロット切り替え時に自動的に切り替えるプログラムの種類は、特に限定しない。例えば、搬送装置6のワーク搬送プログラム、機械本体2のワーク加工プログラム、機械本体2のワーク清掃プログラムなどであってもよい。また、検出部5が取得した情報に応じて、プログラムの切り替えと同時に、当該プログラムを補正してもよい。例えば、検出部5が取得した加工前の初品W(N)の寸法に応じて、ワーク加工プログラムを補正してもよい。
工作機械1の種類は特に限定しない。例えば、横型旋盤、正面旋盤、立型旋盤、フライス盤、ボール盤、ミーリングセル、マシニングセンタ、ターニングセンタなどとして、本発明の工作機械を具現化してもよい。
図3に示す品質チェック方法の実行対象となるワークWは、初品W(N)および終品W(N−1)のうち、いずれか一方でもよい。また、終品W(N−1)の下流側に連なる同じロットの別の所定数のワークW(例えば、ワークW(N−3)、ワークW(N−2)など、制御装置8が初品W(N)、終品W(N−1)を判別した時点において(図3のS2)、未だ待機位置P3を通過していないワークW)に対して、品質チェック方法を繰り返し実行してもよい。同様に、初品W(N)の上流側に連なる同じロットの別の所定数のワークW(例えば、ワークW(N+1)、ワークW(N+2))に対して、品質チェック方法を繰り返し実行してもよい。また、初品W(N)、終品W(N−1)の待機位置P3は、搬出部4の真上でなくてもよい。
図3に示す品質チェック方法においては、S12でストッパ41を開状態に切り替え、S16でストッパ41を閉状態に切り替えたが、S12、S16は実行しなくてもよい。すなわち、S5でストッパ41を閉状態に切り替え、S23でストッパ41を開状態に切り替えてもよい。
ロット切り替え時に実行する作業は、図3に示す品質チェック方法に限定しない。例えば、爪Jや工具Tの交換作業であってもよい。本発明の工作機械によると、作業者がロット切り替えを認識しやすい。このため、ロット切り替え時に必要な作業を実行するタイミングを、作業者が認識しやすい。
1:工作機械、2:機械本体、20:ベース、21:カバー、22:加工部、220:主軸台、220a:主軸チャック、221:工具台、3:搬入部、4:搬出部、40:シュート、41:ストッパ、5:検出部、6:搬送装置、60:走行台、61:搬送ロボット、610:ロボット本体、611:第一アーム、612:第二アーム、613:搬送チャック、7:操作盤、70:運転ボタン、71:品質チェックボタン、72:品質チェック可ランプ、73:搬入系ランプ群、74:ロード系ランプ群、75:アンロード系ランプ群、76:加工系ランプ群、77:搬出系ランプ群、770:ワーク表示ランプ、771a〜771d:識別ランプ、8:制御装置、80:演算部、81:記憶部、82:入出力インターフェイス、J:爪、P1:搬入位置、P2:加工位置、P3:待機位置、P4:搬出位置、T:工具、W:ワーク、W(N):初品、W(N−1):終品

Claims (5)

  1. 数のワークに加工を施す加工部と、
    前記加工部の上流側に配置され、前記加工部にワークを搬入する搬入部と、
    前記加工部の下流側に配置され、前記加工部が加工したワークを搬出する搬出部と、
    ワークを前記搬入部から前記加工部へ搬入するとともに、前記加工部から前記搬出部へ搬出する搬送装置と、
    前記搬送装置が順次搬送する複数のワークを検出する検出部と、
    前記搬入部と前記搬出部の間に複数のワークがあり、前記検出部が検出したN(Nは2以上の整数)個目のワークと、前記検出部が検出したN−1個目のワークと、の種類が異なると判別した場合、前記N−1個目のワークを、前記N−1個目のワークが属するロットの終品であると判別する制御装置と、
    を備える工作機械。
  2. 前記制御装置は、前記N個目のワークを、前記N個目のワークが属するロットの初品であると判別する請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記検出部は、ワークの形状を検出する請求項1または請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記制御装置は、前記N−1個目のワークが属するロットと前記N個目のワークが属するロットの各々に応じたプログラムを有し、
    前記制御装置は、前記N個目のワークを前記初品であると判別した場合、前記N個目のワークが属するロットに対応するプログラムに切り替える請求項2に記載の工作機械。
  5. 前記搬送装置は、ワークを保持して搬送する搬送ロボットを有し、
    前記制御装置が、前記N個目のワークであると判別した場合、前記搬送ロボットは、前記N個目のワークおよび前記N−1個目のワークのうち、少なくとも一方の、前記搬出部への搬出を停止する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の工作機械。
JP2015231655A 2015-11-27 2015-11-27 工作機械 Active JP6688053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015231655A JP6688053B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015231655A JP6688053B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017094479A JP2017094479A (ja) 2017-06-01
JP6688053B2 true JP6688053B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=58803468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015231655A Active JP6688053B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6688053B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017094479A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN210756322U (zh) 一种利用数控机床对工件进行加工的自动化生产线
CN109285796A (zh) 旋转式分选机的自动化
KR101502639B1 (ko) 워크 공급 반출 장치 및 이 워크 공급 반출 장치를 갖춘 공작기계
JP2015099485A (ja) フレキシブル生産システム
JP5391862B2 (ja) フレキシブル生産システムおよびその制御方法
JP5380953B2 (ja) 生産ラインのワーク搬送方法及びその装置
JP6688053B2 (ja) 工作機械
WO2019171391A1 (en) Auto loading & unloading system and method for double spindle cnc machines
KR101450194B1 (ko) 컴퓨터 수치제어 선반의 소재 로딩 및 언로딩 장치
KR101516334B1 (ko) 복수대의 cnc선반에 자동으로 소재를 로딩 및 언로딩 시키는 장치
JP2020127996A (ja) 工作機械、異物検知方法、および、異物検知プログラム
CN109689307B (zh) 工件自动输送机
JPH04219805A (ja) 異種類ワークの連続加工方法
JP3855964B2 (ja) ワークの搬送方法および搬送装置
JPH082660A (ja) ワーク搬送装置
JPH11501726A (ja) 加工物の機械加工適性を決定する方法および装置
JPS6239166A (ja) 加工不良ワ−クの自動排出機能を備えた加工ライン
KR101418595B1 (ko) 가공물의 선별기능을 가지는 공작기계용 가공물 이송 장치및 방법
JPH08174304A (ja) 多軸旋盤システム及びワーク搬送方法
JP2003136371A (ja) 工作機械
KR102058454B1 (ko) 지능형 로더 언로더를 구비한 공작기계시스템
JPS62203681A (ja) ハンドリングロボツトの運転方法
Purcărea et al. AUTOMATIC STORAGE, TRANSPORT AND HANDLING IN FLEXIBLE MANUFACTURING SYSTEMS
JP2005169586A (ja) 工具交換方法および工具交換装置
Zacharski et al. Robotised and reconfigurable system to support the production process in the machining industry

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6688053

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250